JP7243565B2 - フレキシブルディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示画面の形状を可変させられるフレキシブルディスプレイ装置に関するものである。
従来、特許文献1に、平面から曲面へ可動させられるディスプレイ装置が提案されている。このディスプレイ装置には、ディスプレイパネルの後方面を支持するバックカバーと、湾曲された曲率を有するようにベンディングされてバックカバーの後方面に支持されて装着されるベンディング部材とが備えられている。さらに、ディスプレイ装置は、バックカバーの後方面に曲率変更部材を備え、曲率変更部材によってベンディング部材を回転させることでディスプレイパネルとバックカバーの曲率を変更させられるようになっている。
特開2017-120419号公報
しかしながら、特許文献1に示されるディスプレイ装置は、湾曲されたベンディング部材の曲率によって決められる特定の曲率以外にはディスプレイ装置の表示画面の形状を可変させることができず、バリエーションに乏しい。
本発明は上記点に鑑みて、表示画面の形状をより多くのバリエーションで変更することが可能なフレキシブルディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明におけるフレキシブルディスプレイ装置では、画像表示が行われる表面を有し、変形可能とされたディスプレイ部(10)と、ディスプレイ部の裏面に配置され、ディスプレイの形状を変化させる形状可変機構(30)と、を備えている。
そして、形状可変機構は、ディスプレイ部の裏面に配置され、棒状に伸びる複数本のシャフト(31)が平行に並べられて構成され、ディスプレイ部変化させる面形状の骨組みを構成する面構成部と、複数のシャフトの少なくとも一部となる複数のシャフトの先端部それぞれに備えられている複数のギア(32)と、を有し、複数のギアの1つを回転させることにより、該回転させられたギアが備えられたシャフトに隣り合うシャフトに備えられたギアが連動して回転させられると共に、該隣り合うシャフトが移動させられ、面構成部が構成する面形状を変化させることでディスプレイ部の表面の面形状を変化させ、複数のギアのうちの全部または一部となる複数が、個別に駆動させられ、複数のシャフトのうちの一部がシャフトの軸に対する径方向に移動させられる。
このように、ディスプレイ部およびケースの裏面側に形状可変機構を備えている。そして、形状可変機構をシャフトやギアを含んだ構成とし、ギアを回転駆動することで、複数のシャフトによって構成されるすだれ状の面構成部によって平面や曲面が構成されるようにしている。このため、形状可変機構の面構成部に追従してケースおよびディスプレイ部の表面形状を可変させることで、表示画面の形状をより多くのバリエーションで変更することが可能なフレキシブルディスプレイ装置とすることが可能となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかるフレキシブルディスプレイ装置の正面図である。 図1に示すフレキシブルディスプレイ装置を背面側から見た斜視図である。 ギアを駆動する際の基本的な動作を示した図である。 ディスプレイ部の面形状を様々に変化させる場合の一例について、シャフトの軸方向から見た側面形状として示した断面図である。 ディスプレイ部の面形状とギアの動作とを対応付けて説明した図である。 第2実施形態にかかるフレキシブルディスプレイ装置を背面側から見た斜視図である。 図6に示すフレキシブルディスプレイ装置の動作の様子を示した拡大図である。 図6に示すフレキシブルディスプレイ装置の動作の様子を側方から見た図である。 第3実施形態にかかるフレキシブルディスプレイ装置を背面側から見た斜視図である。 ディスプレイ部の面形状とギアの動作とを対応付けて説明した図である。 第3実施形態の変形例で説明するフレキシブルディスプレイ装置のディスプレイ部の面形状とギアの動作とを対応付けて説明した図である。 第3実施形態の変形例で説明するフレキシブルディスプレイ装置のディスプレイ部の面形状とギアの動作とを対応付けて説明した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。まず、図1および図2を参照して、本実施形態にかかるフレキシブルディスプレイ装置の構成について説明する。
図1に示すフレキシブルディスプレイ装置は、例えば車両におけるセンターパネルや運転席前方のメータ表示パネルなどに適用され、ディスプレイ部10とケース20および形状可変機構30を有した構成とされている。
ディスプレイ部10は、例えばEL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成されたサブアッシーであり、ここでは長方形状とされている。ディスプレイ部10は、形状可変機構30の動作に基づいて様々な形状に変形可能とされるが、初期位置の際には平面状態とされ、概ね、図1の紙面左右方向が車両の左右方向、図1の上下方向が車両の上下方向と対応するようにして配置される。以下、図1に示されたディスプレイ部10のうち紙面左右方向に相当する方向をX方向、紙面上下方向に対応する方向をY方向として説明を行う。Y方向については、ディスプレイ部10が変形するため、直線状にならない場合もある。このため、Y方向とはディスプレイ部10のうちX方向に対して垂直な方向であって、ディスプレイ部10の表示面に沿う方向のことを意味しているものとする。
なお、ディスプレイ部10への通電を行う電気配線については図示していないが、ディスプレイ部10の後方、下方もしくは側方に備えられている。そして、この電気配線を通じてディスプレイ部10への通電が行われることで、ディスプレイ部10による画像表示が可能となっている。また、ディスプレイ部10の初期位置の形状については任意であり、初期位置が平面状態でなくても良い。同様に、ディスプレイ部10の初期位置での配置状態についても任意であり、ディスプレイ部10のY方向が車両の上下方向に完全に一致するのではなく、車両の上下方向に対して傾斜した状態であっても良い。
ケース20は、ディスプレイ部10の裏面側を覆いつつ、ディスプレイ部10を収容する。ケース20は、ディスプレイ部10と対応する寸法の長方形状の凹部21が備えられた四角平板で構成され、凹部21内に収容されたディスプレイ部10と共に形状可変機構30の動作に基づいて様々な形状に変形可能とされている。例えば、ケース20は変形可能な伸縮性を有する金属材料や樹脂などで構成されており、凹部21内にディスプレイ部10が接着などで貼り付けられている。このため、形状可変機構30によってケース20が変形させられると、それに伴って、ケース20に貼り付けられたディスプレイ部10も変形させられるようになっている。
形状可変機構30は、ディスプレイ部10およびケース20の形状を可変とするための機構であり、図2に示すように、ケース20の裏面、つまりケース20に対してディスプレイ部10と反対側に配置されている。本実施形態の形状可変機構30は、複数本のシャフト31、ギア32および接合シート33を有した構成とされている。
複数のシャフト31は、1つずつ隣り合うように並べられて配置された円柱状部材であり、隣り合うもの同士がギア32を介して平行に並べられることで、ディスプレイ部10の表面形状を形作る面構成部を構成する。つまり、複数のシャフト31がすだれ状に配置されることで、ディスプレイ部10の表面形状を形作るための面の骨組みを構成する。
より詳しくは、複数のシャフト31は、ケース20の裏面に配置されている。シャフト31の長さはケース20のX方向寸法以上とされている。また、Y方向において並ぶ複数のシャフト31のY方向寸法、つまりY方向に並べられたシャフト31のうち最も下方側の位置しているものから最も上方側に位置しているものまでの距離がケース20のY方向寸法以下とされている。そして、複数のシャフト31は、接合シート33を介してケース20の裏面に接合されている。
このような構成とされることで、すだれ状に配置される複数のシャフト31が平面もしくは曲面の骨組みを形成すると、接合シート33がその形状に追従した形状になることでケース20が変形させられる。具体的には、複数のシャフト31が平面状に配置されると、それに追従して接合シート33およびケース20が平面状となり、複数のシャフト31が曲面状に配置されると、それに追従してケース20も曲面状となる。このため、ケース20に貼り付けられたディスプレイ部10も複数のシャフト31が構成する平面もしくは曲面に対応した形状に変形させられるようになっている。
また、本実施形態の場合、複数のシャフト31のうちの最も下方位置にあるものについては回転自在とされているが、径方向への移動は規制されていて固定端とされている。これに対して、複数のシャフト31のうち最も上方位置にあるものについては回転自在とされているのに加えて、径方向への移動も可能となっており、自由端とされている。
ギア32は、複数のシャフト31のそれぞれと一体化されており、少なくとも各シャフト31の同じ側の一方の端部に備えられている。ギア32の中心軸は各シャフト31の中心軸と同軸とされており、ギア32が回転させられると、ギア32と同軸的に各シャフト31も回転させられるようになっている。本実施形態の場合、ギア32が各シャフト31の両端に備えられている。
本実施形態では、個々のギア32は、それぞれギア32と対応した数備えられた図示しないモータに連結されており、それぞれの中心軸周りに個別に回動させられたり、回転停止状態とされたりできるようになっている。そして、各ギア32は、各ギア32の歯同士が噛み合わせられており、隣り合うギア32同士の回動に連動した動作を行うようになっている。
接合シート33は、各シャフト31をケース20の裏面に接合するためのシートである。本実施形態の場合、接合シート33は、隣り合うシャフト31同士およびギア32同士の連結の機能も有している。
接合シート33のうちケース20側の一面は平坦面とされており、ケース20に接着などによって貼り付けられている。また、接合シート33には、ケース20側の一面とその反対側の一面の間に、断面円形状の複数の通し穴33aが形成されており、各通し穴33a内に各シャフト31が挿通されている。各通し穴33aの径はシャフト31の径と一致させられている。このため、通し穴33aの内壁面がシャフト31に当接させられているが、シャフト31が通し穴33a内で回転可能とされ、シャフト31が移動させられるとそれに追従して接合シート33も変形させられるようになっている。これにより、複数のシャフト31が形成する面に追従して接合シート33に貼り付けられたケース20およびケース20に貼り付けられたディスプレイ部10も変形し、所望の平面や曲面が構成されるようになっている。
なお、ここではすべてのシャフト31およびギア32が接合シート33によって連結され、すべてのギア32がモータによって駆動される場合を示しているが、これらはディスプレイ部10として要求される形状に応じて適宜変更される。例えば、複数のギア32のうちの1つもしくは一部の複数のギア32のみがモータによって駆動される構造とされていても良い。
続いて、上記のように構成されたフレキシブルディスプレイ装置の具体的な作動例について説明する。
まず、ギア32を駆動する際の基本的な動作について、図3を用いて説明する。ここでは、3つのギア32を例に挙げて説明するが、3つのギア32について、下から順に下ギア32a、中ギア32b、上ギア32cと呼ぶことにする。
中ギア32bおよび上ギア32cを回転停止状態にしつつ、下ギア32aを右回転させた場合、中ギア32bは矢印A1のように下ギア32aの周りを公転させられ、上ギア32cも矢印A2のように下ギア32aの周りを公転させられる。上ギア32cについては、中ギア32bと共に下ギア32aの周りを公転させられるため、回転半径が大きくなる。
また、上ギア32cを回転停止状態にしつつ中ギア32bを回転させると、上ギア32cは矢印A3のように中ギア32bの周りを公転させられる。
さらに、上ギア32cを回転停止状態にしつつ、下ギア32aを右回転させたのちに、中ギア32bも右回転させると、上ギア32cは矢印A4のように、矢印A3よりも内向きの軌跡を描く。
なお、ここでは動きを矢印で図示していないが、各ギア32を左回転させた場合や、右回転と左回転とを組み合わせた場合、さらに回転停止状態も組み合わせた場合などで、各ギア32が様々な軌跡を描く。このため、この様々な軌跡を組み合わせることで、シャフト31が様々な面の骨組みを構成でき、それに基づいてディスプレイ部10の表示面を様々な形状に変化させることができる。
以下、本実施形態のフレキシブルディスプレイ装置が形作る形状について、一例を挙げて説明すると共に、その形状にする際の動作について説明する。
例えば、フレキシブルディスプレイ装置は、図4の状態A~状態Eに示す5つの形状に変化可能である。勿論、ここで示した各状態は一例を示したに過ぎず、ディスプレイ部10の表示面の形状を他の状態にすることも可能である。
図4の状態Aは、フレキシブルディスプレイ装置が初期位置とされている場合を示しており、ディスプレイ部10のY方向が車両の上下方向に対応した状態となっている。
図4の状態Bは、ディスプレイ部10のY方向が車両の上下方向に対して傾斜するようにフレキシブルディスプレイ装置が作動させられている。
図4の状態Cは、ディスプレイ部10のY方向が車両の上下方向に対して傾斜させられると共にディスプレイ部10の表面の中央側が凸に湾曲させられるようにフレキシブルディスプレイ装置が作動させられる。つまり、ディスプレイ部10を単純なR形状に変化させるようにフレキシブルディスプレイ装置が作動させられている。
図4の状態Dは、ディスプレイ部10のうちの下方側を車両の上下方向に向け、上方側を車両の上下方向に対して傾斜させつつディスプレイ部10の表面側が凸に湾曲させられるようにフレキシブルディスプレイ装置が作動させられている。
図4の状態Eは、ディスプレイ部10のうちの上下方向中央近辺を挟んで下方側と上方側とが逆方向に湾曲させられるようにフレキシブルディスプレイ装置が作動させられている。換言すると、ディスプレイ部10のうちの下方側についてはディスプレイ部10の表面側が凸に湾曲させられるように、上方側についてはディスプレイ部10の表面側が凹に湾曲させられ、全体で見るとS字形状となるようにしている。
図5は、それぞれ図4の状態A~状態Eと対応するギア32の動きを模式的に示している。なお、図5では、ギア32の数を3つの円で示しているが、各ギア32の動きをイメージしやすいようにするためであり、勿論、各図の左側に示したように、3つよりも多くても良い。また、ここでの説明でも、3つのギア32を下から順に下ギア32a、中ギア32b、上ギア32cと呼ぶ。
図4の状態Aの初期位置においては、図5の状態Aに示すように、モータによるギア32の駆動を行わず、各ギア32を回転停止状態とする。これにより、各シャフト31は初期位置の状態を保持し、ディスプレイ部10はY方向が車両の上下方向に向いた状態となる。
続いて、図4の状態Aの初期位置から図4の状態Bに変化させる場合、図5の状態Bに示すように複数のギア32のうち最も下方に位置する下ギア32aを右回転させると共に、それよりも上方に位置する各ギア32については回転停止状態とする。このようにすると、下ギア32a以外のギア32については回転停止状態とされていることから、それらのギア32は、全体が一体となって下ギア32aの回転軸を中心として回転させられる。したがって、図4の状態Bに示すように、各シャフト31が直線状態を保ったまま下ギア32aを中心として回転させられるため、ディスプレイ部10のY方向は直線状となり、ディスプレイ部10の表示面が車両の上下方向に対して傾斜した状態となる。
次に、図4の状態Aの初期位置から図4の状態Cに変化させる場合、例えば、図5の状態Cに示す動作1として、中ギア32bについては右回転させ、それに隣り合う両ギア32については回転停止状態とする。このようにすると、固定端側の下ギア32aは動かないまま中ギア32bが右側に移動し、その上側に位置する回転停止状態とされている上ギア32cについても、中ギア32bの回転に追従して右側に移動させられる。これにより、Y方向が車両の上下方向に対して傾斜した状態となる。
その後、動作2として、中ギア32bおよび下ギア32aについては回転停止状態とし、上ギア32cを右回転させる。これにより、上ギア32cがさらに右側に移動させられる。したがって、図4の状態Cに示すように、ディスプレイ部10の表面の中央側が凸となる状態となる。
なお、図5の状態Cでは、ギア32を3つ示して動作を説明したが、それ以上の数のギア32やシャフト31が備えられている場合についても同様の動作となる。ギア32やシャフト31の数が増える場合、例えば複数のギア32を下から順番に右回転させたのち回転停止状態にするという動作を繰り返すようにすれば良い。このようにすれば、ディスプレイ部10の表面全面において、湾曲させることが可能となる。そして、湾曲させる際の曲率については、回転させるギア32の回転量を調整することで適宜調整することも可能となる。また、各ギア32の回転量を均一にすれば曲げられた部分の曲率半径が一定になるが、回転量を均一にする必要はなく、作りたい面形状に合わせて、例えば徐々に変化させるようにすれば、曲率半径も徐々に変化するようにできる。
続いて、図4の状態Aの初期位置から図4の状態Dに変化させる場合、例えば図5の状態Dに示すように部分的に曲げる部分と直線状とする部分との境界位置に位置する上ギア32cを右回転させる。また、上ギア32cよりも下方や上方のギア32を回転停止状態とする。このようにすると、右回転されたギア32よりも上方のギア32は共に右側に移動し、それよりも下方に位置するギア32は止まったままの状態となる。その後は、先ほど右回転させた上ギア32cの1つ上のギア32を右回転させ、それ以外のギア32を回転停止状態とする。このような動作を繰り返し行うと、部分的に曲げる部分の各ギア32が下から順番に右側にずれていく。これにより、ディスプレイ部10におけるY方向の上方位置が凸に湾曲させられ、それよりも下方位置ではY方向が車両の上下方向に向けられた状態となる。
なお、図5の状態Dでは、ギア32を3つ示して動作を説明したが、ギア32の数に限らず、部分的に曲げたい位置のギア32から順番に、曲げたい側のギア32を同方向に回転させていくという動作を行えば良い。この場合の湾曲させる部分の曲率については、各ギア32の回転量によって決まる。また、各ギア32の回転量を均一にすれば曲げられた部分の曲率半径が一定になるが、回転量を均一にする必要はなく、作りたい面形状に合わせて、例えば徐々に変化させるようにすれば、曲率半径も徐々に変化するようにできる。
また、図5の状態Dでは、ディスプレイ部10の上方位置を凸に湾曲させたが、凹に湾曲させる場合には、ギア32の回転方向を逆にし、左回転させればよい。
さらに、図4の状態Aの初期位置から図4の状態Eに変化させる場合、例えば図4の状態Eのうちの下方位置と上方位置とで異なる動作を行う。下方位置については、図5の状態Cと同じ動作を行うことで、ディスプレイ部10の表面が凸となる状態となる。また、この際には、上方位置については回転停止状態としている。このような下方位置の動作を動作1とすると、動作1が完了したときには、図5の状態Eに示すように、上方位置の部分のギア32が車両の上下方向に傾斜した状態となる。
次に、この状態で、図5の状態Eに示す動作2を行う。具体的には、図5の状態E中に示した中ギア32bが上方位置と下方位置との境界に位置するギア32であるとすると、中ギア32bよりも下方のギア32を回転停止状態としつつ、その上に位置する上ギア32cを左回転させる。そして、上ギア32cよりも上方に位置するギア32を下から順番に左回転させていく。これにより、上方位置では、ディスプレイ部10の表面が凹となる状態となる。したがって、ディスプレイ部10の表面が上方位置では凹、下方位置では凸となって、全体でみるとS字形状になる。
以上説明したように、本実施形態のフレキシブルディスプレイ装置では、ディスプレイ部10と一体となって可変可能なケース20の裏面側に形状可変機構30を備えるようにしている。そして、形状可変機構30をシャフト31やギア32および接合シート33などによって構成し、ギア32を回転駆動することで、複数のシャフト31によって構成されるすだれ状の面構成部によって平面や曲面が構成されるようにしている。このため、形状可変機構30の面構成部に追従してケース20およびディスプレイ部10の表面形状を可変させることで、表示画面の形状をより多くのバリエーションで変更することが可能なフレキシブルディスプレイ装置とすることが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して形状可変機構30の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、複数のギア32のうち任意の1つが図示しないモータに連結されていて1つのギア32がモータに駆動されることで複数のギア32の全体が駆動される構成とする。
具体的には、図6に示すように、本実施形態では、シャフト31の端部に配置されるギア32を二列に並べた構成としている。各ギア32は、長円形状の2つの円弧部分を歯車としたものであり、2つの円弧部分のそれぞれの中心を回転軸としてシャフト31に連結されている。以下、ギア32のうちシャフト31の内側に位置するものを内側ギア321、シャフト31の先端側となる外側に位置するものを外側ギア322という。
各内側ギア321は、それぞれの2つの円弧部分の中心に隣り合う2つのシャフト31が連結された構成とされ、隣り合う内側ギア321は、互いの一方の円弧の歯車同士が噛み合わされている。内側ギア321のうち最も下方に位置するものは固定ギア321aとされ、フレキシブルディスプレイ装置が取り付けられる対象物等に固定されている。
各外側ギア322も、それぞれの2つの円弧部分の中心に隣り合う2つのシャフト31が連結された構成とされ、隣り合う外側ギア322は、互いの一方の円弧の歯車同士が噛み合わされている。各外側ギア322は、固定ギア321aを除く各内側ギア321と同寸法とされている。そして、各外側ギア322は、連結される2つのシャフト31が各内側ギア321の連結される2つのシャフト31に対して1つずつずらされている。このため、各外側ギア322は、隣り合う2つの内側ギア321を跨ぐように配置された状態となっている。
このような構成とされたフレキシブルディスプレイ装置について説明する。なお、以下の説明において、内側ギア321のうち最も下方に位置する固定ギア321aと同じシャフト31に連結された外側ギア322を第1ギア322aという。そして、固定ギア321aに噛み合わされ、第1ギア322aの隣に配置された内側ギア321を第2ギア321bといい、第2ギア321bに噛み合わされた外側ギア322を第3ギア322bという。また、シャフト31についても下から順に第1シャフト31a、第2シャフト31b、第3シャフト31cなどと呼ぶ。
このような構成では、第1ギア322aのうちの下方側の歯車がモータに駆動されることで動作させられる。
まず、モータによって第1ギア322aが駆動される前の状態では、各ギア32は動作させられない。このため、図7の状態A、図8の状態Aに示すように、内側ギア321と外側ギア322とは共に直線状に並んだ状態となり、各ギア32に連結されたシャフト31も直線状に並ぶ。これにより、ディスプレイ部10のY方向が車両の上下方向に完全に一致した状態になる。
次に、図7の状態Aに矢印で示したように、モータによって第1ギア322aが下方側の第1シャフト31aを中心軸として右回転させられると、第1ギア322aの上方側の第2シャフト31bも同様に右回転させられる。すると、第2シャフト31bの動作に伴って第2ギア321bの下方側の歯車も同様の動作、つまり第2ギア321bの下方側の第2シャフト31bを中心軸として右回転させられる。そして、第2ギア321bの下方側の歯車が固定ギア321aと噛み合っているため、第2ギア321bの上方側の歯車もさらに第2シャフト31bを中心として右回転させられる。
さらに、第2ギア321bの上方側の歯車が第2シャフト31bを中心として右回転させられると、第2シャフト31bで連結された第3ギア322bも同様に右回転させられる。そして、第3ギア322bの下方側の歯車が第1ギア322aの上方側の歯車と噛み合っているため、第3ギア322bの上方側の歯車もさらに第3シャフト31cを中心として右回転させられる。
このような動作が繰り返され、図7の状態B、図8の状態Bに示されるように、上方に行くほど各ギア32がより右側に移動するようになり、全体的に湾曲した状態となる。これにより、ディスプレイ部10を表面側が凸になる表面形状とすることができる。このように、複数のギア32のうち任意の1つが図示しないモータに連結されるようにし、1つのギア32がモータに駆動される形態としても、各ギア32を連動させることで複数のシャフト31によって構成されるすだれ状の面構成部によって平面や曲面が構成されるようにできる。
なお、モータによるギア32の回転方向を左回転とすれば、ディスプレイ部10の表面側が凹になる表面形状とすることもできる。また、モータによるギア32の回転量を調整すれば、ディスプレイ部10の表面部の曲率半径を制御することもできる。
(第2実施形態の変形例)
上記第2実施形態では、すべてのギア32を連動させる構成としている。これに対して、すべてのギア32を連動させるのではなく、要求されるディスプレイ部10の表面形状に応じて連動させる部位を区切った構成とすることもできる。例えば最も上方位置のギア32がモータに連結され、そのギア32の駆動に伴って上方位置の複数個のギア32のみが連動して回動させられ、それよりも下方位置のギア32については連動させられない形態とする。
このような構成で、例えばディスプレイ部10の表面形状を図4の状態Dに示すようなディスプレイ部10の上方位置のみを凸に湾曲させられるようにフレキシブルディスプレイ装置を作動させる場合、連動が区切られた位置より上方のギア32を右回転させる。このようにすることで、上方位置のギア32のみが連動させられ、それよりも下方位置のギア32については回転停止状態が維持される。これにより、図7の状態の形態を実現することができる。
また、上記第2実施形態において、例えばY方向に並べられる複数のギア32のうちの中間位置において、連動が逆方向となるようにする形態とすることもできる。例えば、複数のギア32のうちのY方向の上方位置に位置するものと下方位置に位置するものとの境界位置に、連結用のギアを配置することで、上方位置に位置するものと下方位置に位置するものとが逆回転させられる構成にできる。
このような構成とすると、例えばディスプレイ部10の表面形状を図4の状態Eに示すようにディスプレイ部10表面が上方位置では凹、下方位置では凸となって、全体でみるとS字形状になる形態を実現できる。すなわち、複数のギア32のうちの例えば最も下方に位置するギア32を右回転させると、複数のギア32のうち下方位置に位置するものは右回転させられて紙面右側に移動させられる。そして、複数のギア32のうち上方位置に位置するものは左回転させられて紙面左側に移動させられる。これにより、図4の状態Eの形態を実現することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1、第2実施形態に対してギア32の連結構造を変更したものであり、その他については第1、第2実施形態と同様であるため、第1、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
上記第1、第2実施形態では、複数のギア32を直接噛み合わせるようにしたが、本実施形態では、図9に示すように、連結部34を介して噛み合わせている。また、シャフト31の両端それぞれにローラ部31dを備え、各ギア32がローラ部31dの先端側から突き出すようにしている。
複数のシャフト31それぞれに備えられた各ローラ部31dは、円柱状部材で構成されている。隣り合うシャフト31に取り付けられたローラ部31dの側面同士が当接させられている。各ローラ部31dはシャフト31のよりも大径とされている。
複数のギア32は、各ローラ部31dの中心に配置され、シャフト31を中心として各ローラ部31dと一体的に回動させられる。連結部34は、隣り合うギア32間を連結するように備えられ、本実施形態では、連結ベルトによって構成されている。連結部34の内面はギア32の歯と噛み合う凹凸面とされており、連結部34によって連結されている一方のギア32が回転させられると、それに伴って他方のギア32も回転させられる。また、隣り合うローラ部31dの側面同士が当接させられている。このため、一方のギア32が回転させられると共に連結部34の連結によって他方のギア32が回転させられると、一方のギア32が備えられたローラ部31dの周りを他方のギア32が備えられたローラ部31dが公転させられる。
このように、連結部34を介して隣り合うギア32同士を連結する構成とすることができる。このような構成としても、第2実施形態と同様に、複数のギア32のうち任意の1つが図示しないモータに連結され、1つのギア32がモータに駆動されることで複数のギア32の全体を駆動することが可能となる。具体的には、例えば図10に示したように、すべてのギア32を連結部34によって連結することで、図中に示すように、ディスプレイ部10の表面を平面状態から全面を凸の形状に湾曲させることができる。
(第3実施形態の変形例)
上記第3実施形態では、すべてのギア32を連動させる構成としている。これに対して、すべてのギア32を連動させるのではなく、要求されるディスプレイ部10の表面形状に応じて連動させる部位を区切った構成とすることもできる。例えば最も上方位置のギア32がモータに連結され、そのギア32の駆動に伴って上方位置の複数個のギア32のみが連動して回動させられ、それよりも下方位置のギア32については連動させられない形態とする。
このような構成では、図11に示すように、例えばディスプレイ部10の表面形状を平面状態からディスプレイ部10の上方位置のみを凸に湾曲させることができる。具体的には、連動が区切られた位置より上方のギア32を右回転させる。このようにすることで、上方位置のギア32のみが連結部34の連結に基づいて連動させられ、それよりも下方位置のギア32については回転停止状態が維持される。これにより、図7の状態の形態を実現することができる。
また、上記第3実施形態において、例えばY方向に並べられる複数のギア32のうちの中間位置において、連動が逆方向となるようにする形態とすることもできる。図12に示すように、例えば、複数のギア32のうちのY方向の上方位置に位置するものと下方位置に位置するものとの境界位置において、連結部34を構成する連結ベルトを交差させて各ギア32を連結させると、各ギア32を逆回転させられる。
このような構成とすると、例えばディスプレイ部10の表面形状を図4の状態Eに示すようにディスプレイ部10表面が上方位置では凹、下方位置では凸となって、全体でみるとS字形状になる形態を実現できる。すなわち、複数のギア32のうちの例えば最も下方に位置するギア32を右回転させると、複数のギア32のうち下方位置に位置するものは右回転させられて紙面右側に移動させられる。そして、複数のギア32のうち上方位置に位置するものは左回転させられて紙面左側に移動させられる。これにより、図4の状態Eの形態を実現することができる。
(他の実施形態)
本開示は、上記した実施形態に準拠して記述されたが、当該実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
例えば、複数のシャフト31やギア32の数や径寸法などについては任意であり、ディスプレイ部10の寸法や実現したい面形状に応じて適宜選択すればよい。また、モータによって駆動されるギア32の数についても任意であり、第1実施形態のようにすべてのギア32が駆動される形態や、第2、第3実施形態のように1つのギア32のみが駆動される形態に限らない。例えば、複数のギア32のうちの一部を複数のモータによって駆動するような形態とされていても良い。
また、上記各実施形態で説明したディスプレイ部10の表面形状については、あくまで一例を示したに過ぎず、他の形状とすることも可能である。特に、第1実施形態のように、各ギア32を個別に駆動する形態においては、ディスプレイ部10の表面形状としてより多くの形状を実現することができる。
また、上記各実施形態では、ディスプレイ部10とケース20とを別体として説明したが、これらが一体的な構造とされていても良い。
また、上記各実施形態では、複数のシャフト31のそれぞれにギア32を備えるようにしたが、ディスプレイ部10の一部を変形させない構成とする場合には、その部分と対応する位置のシャフト31にはギア32を備えなくても良い。
さらに、上記各実施形態では、ディスプレイ部10の裏面側にケース20を配置する構成を例に挙げたが、ケース20については必ずしも必要ではない。つまり、ディスプレイ部10とその裏面側に備えられる形状可変機構30を有していれば、ディスプレイ部10の形状を可変とすることができる。
また、上記実施形態では、接合シート33を備えることで、ディスプレイ部10およびケース20を形状可変機構30で保持するようにしたが、ディスプレイ部10の裏面側において形状可変機構30が保持できる構成であれば、他の構成でも構わない。
10 ディスプレイ部
20 ケース
30 形状可変機構
31 シャフト
31d ローラ部
32 ギア
33 接合シート
34 連結部

Claims (8)

  1. 画像表示が行われる表面を有し、変形可能とされたディスプレイ部(10)と、
    前記ディスプレイ部の裏面に配置され、前記ディスプレイ部の形状を変化させる形状可変機構(30)と、を備え、
    前記形状可変機構は、
    前記ディスプレイ部の裏面に配置され、棒状に伸びる複数本のシャフト(31)が平行に並べられて構成され、前記ディスプレイ部を変化させる面形状の骨組みを構成する面構成部と、
    前記複数のシャフトの少なくとも一部となる複数のシャフトの先端部それぞれに備えられている複数のギア(32)と、を有し、
    前記複数のギアの1つを回転させることにより、該回転させられたギアが備えられた前記シャフトに隣り合う前記シャフトに備えられたギアが連動して回転させられると共に、該隣り合う前記シャフトが移動させられ、前記面構成部が構成する面形状を変化させることで前記ディスプレイ部の表面の面形状を変化させ
    前記複数のギアのうちの全部または一部となる複数が、個別に駆動させられ、前記複数のシャフトのうちの一部が前記シャフトの軸に対する径方向に移動させられる、フレキシブルディスプレイ装置。
  2. 前記複数のギア同士の歯が直接噛み合わされている、請求項に記載のフレキシブルディスプレイ装置。
  3. 画像表示が行われる表面を有し、変形可能とされたディスプレイ部(10)と、
    前記ディスプレイ部の裏面に配置され、前記ディスプレイ部の形状を変化させる形状可変機構(30)と、を備え、
    前記形状可変機構は、
    前記ディスプレイ部の裏面に配置され、棒状に伸びる複数本のシャフト(31)が平行に並べられて構成され、前記ディスプレイ部を変化させる面形状の骨組みを構成する面構成部と、
    前記複数のシャフトの少なくとも一部となる複数のシャフトの先端部それぞれに備えられている複数のギア(32)と、を有し、
    前記複数のギアの1つを回転させることにより、該回転させられたギアが備えられた前記シャフトに隣り合う前記シャフトに備えられたギアが連動して回転させられると共に、該隣り合う前記シャフトが移動させられ、前記面構成部が構成する面形状を変化させることで前記ディスプレイ部の表面の面形状を変化させ、
    前記複数のギアのうちの一部のみが駆動され、該一部のギアが駆動されることで該一部のギアと異なるギアが連動して駆動されるフレキシブルディスプレイ装置。
  4. 前記複数のギアは、長円形状の2つの円弧部分が歯車とされたものであって、前記複数のシャフトそれぞれの先端側に配置される外側ギア(322)と、該外側ギアの内側に配置される内側ギア(321)とが二列に並べられた構成とされており、
    前記外側ギアのうちの1つを第1ギア(322a)、前記内側ギアのうち前記第1ギアと隣り合う1つを第2ギア(321b)、前記外側ギアのうち前記第1ギアの歯と噛み合わされる隣の外側ギアを第3ギア(322b)として、
    前記第1ギアのうち前記第3ギアと噛み合わされる側の円弧部分の中心と前記第2ギアにおける一方の円弧部分の中心とが前記複数のシャフトのうちの1つに共に連結されており、前記第2ギアにおける他方の円弧部分の中心と前記第3ギアのうち前記第1ギアと噛み合わされる側の円弧部分の中心とが前記複数のシャフトのうちの他の1つに共に連結されている、請求項に記載のフレキシブルディスプレイ装置。
  5. 前記複数のシャフトそれぞれの両先端部には、該複数のシャフトよりも大径の円柱状部材で構成され、隣り合って配置されるもの同士の側面が当接させられるローラ部(31d)が備えられ、
    前記ローラ部の先端部から突き出して前記ギアが配置されており、
    さらに、隣り合う前記ギア同士が連結ベルトにて構成された連結部(34)によって連結されている、請求項に記載のフレキシブルディスプレイ装置。
  6. 前記ディスプレイ部における前記表面と反対側の一面となる裏面を覆うように配置され、前記ディスプレイ部と一体となって変形可能とされたケース(20)を有し、
    前記形状可変機構は、前記ケースに対して前記ディスプレイ部と反対側に配置され、前記ケースと共に前記ディスプレイ部の形状を変化させる、請求項1ないし5のいずれか1つに記載のフレキシブルディスプレイ装置。
  7. 画像表示が行われる表面を有し、変形可能とされたディスプレイ部(10)と、
    前記ディスプレイ部の裏面に配置され、前記ディスプレイ部の形状を変化させる形状可変機構(30)と、を備え、
    前記形状可変機構は、
    前記ディスプレイ部の裏面に配置され、棒状に伸びる複数本のシャフト(31)が平行に並べられて構成され、前記ディスプレイ部を変化させる面形状の骨組みを構成する面構成部と、
    前記複数のシャフトの少なくとも一部となる複数のシャフトの先端部それぞれに備えられている複数のギア(32)と、を有し、
    前記複数のギアの1つを回転させることにより、該回転させられたギアが備えられた前記シャフトに隣り合う前記シャフトに備えられたギアが連動して回転させられると共に、該隣り合う前記シャフトが移動させられ、前記面構成部が構成する面形状を変化させることで前記ディスプレイ部の表面の面形状を変化させ、
    前記ディスプレイ部における前記表面と反対側の一面となる裏面を覆うように配置され、前記ディスプレイ部と一体となって変形可能とされたケース(20)を有し、
    前記形状可変機構は、前記ケースに対して前記ディスプレイ部と反対側に配置され、前記ケースと共に前記ディスプレイ部の形状を変化させる、フレキシブルディスプレイ装置。
  8. 前記複数のシャフトと前記ケースの裏面側とを接合する一面を有する接合シート(33)を有し、
    前記面構成部が構成する面形状の変化に伴って、前記接合シートの一面の面形状が変化し、前記ディスプレイ部の表面の面形状を変化させる、請求項6または7に記載のフレキシブルディスプレイ装置。
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