JP7243466B2 - 測定装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

測定装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7243466B2
JP7243466B2 JP2019104489A JP2019104489A JP7243466B2 JP 7243466 B2 JP7243466 B2 JP 7243466B2 JP 2019104489 A JP2019104489 A JP 2019104489A JP 2019104489 A JP2019104489 A JP 2019104489A JP 7243466 B2 JP7243466 B2 JP 7243466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
variation
image forming
amount
density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019104489A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020197477A (ja
Inventor
徹 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2019104489A priority Critical patent/JP7243466B2/ja
Publication of JP2020197477A publication Critical patent/JP2020197477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7243466B2 publication Critical patent/JP7243466B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、測定装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、画像形成装置において、ジョブの実行中に用紙の画像形成領域内に形成された出力画像(実画像)をリアルタイムで測定することにより色補正を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の有色トナーに加えて、透明トナーを扱うことのできる画像形成装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、透明トナーを扱うことのできる画像形成装置では、高級感や画像の保護のために有色トナーからなる有色層の上部に、透明トナー等からなる透明コート層を形成することも行われている。
特開2017-194595号公報 特開2013-88509号公報
ところで、有色層の上部を透明コート層で覆うと画像表面の凹凸が減少し乱反射光が減少するため、画像の色が変化する。透明コート層が形成されたコート層付きの出力画像に対して濃度検知を行って画像形成条件にフィードバックを行うと、その後の透明コート層付きの出力画像に対して濃度変動を抑えることができるので好ましい。しかし、従来は、透明コート層付きの出力画像の濃度変動における、透明コート層の付着量の変動による影響と有色層の付着量の変動による影響を分離することができなかった。そのため、透明コート層による濃度変動を全て有色層の付着量の変更により補正することとなり、有色色材の消費量が極端に多くなり、場合によっては付着量過剰による転写不良や定着不良等の画質の低下やクリーニング不良による機械の損傷を招くことがあった。
本発明の課題は、有色層の上に透明コート層が形成された画像において濃度変動が発生した場合の透明コート層の影響と有色層の影響を分離して取得できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の測定装置は、
有色層の上に透明なコート層が形成された画像から濃度及び色座標を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された濃度及び色座標に基づいて、前記画像における基準からの濃度変動に対する前記コート層の影響及び前記有色層の影響を算出する算出手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記算出手段は、前記画像における基準からの濃度変動に対する前記コート層の影響として、前記画像における前記基準からの前記コート層の変動量を算出し、前記画像における基準からの濃度変動に対する前記有色層の影響として、前記画像における前記基準からの前記有色層の変動量を算出する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記算出手段は、前記測定手段により測定された前記画像における濃度及び色座標と前記測定手段により測定された基準画像における濃度及び色座標とに基づいて、前記コート層の変動量及び前記有色層の変動量を算出する。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、
前記算出手段は、前記測定手段により測定された前記画像における前記基準からの濃度変動が前記有色層の変動のみによるものと仮定した場合の色座標を推定し、前記測定手段により測定された前記画像の色座標と前記推定された色座標とに基づいて、前記コート層の変動量を算出する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、
前記算出手段は、前記有色層の色ごとに異なる算出式を用いて、前記測定手段により測定された前記画像における前記基準からの濃度変動が前記有色層の変動のみによるものと仮定した場合の色座標を推定する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、
前記算出手段は、前記有色層の色ごとに予め定められた係数と、前記測定手段により測定された前記画像と前記基準の濃度の差分と、前記基準の色座標とを用いて、前記測定手段により測定された前記画像における前記基準からの濃度変動が前記有色層の変動のみによるものと仮定した場合の色座標を推定する。
請求項7に記載の発明は、請求項2~6のいずれか一項に記載の発明において、
前記算出手段は、前記測定手段による測定結果から前記画像において前記有色層が単色で構成された画像領域の濃度及び色座標を複数色について取得し、取得した複数色の濃度及び色座標に基づいて複数の前記コート層の変動量を算出し、算出した複数の前記コート層の変動量のそれぞれに前記有色層の色ごとの重みを付けて平均化する。
請求項8に記載の発明は、請求項2~7のいずれか一項に記載の発明において、
前記有色層は、複数の基本色のうち一又は複数の色により構成され、
前記算出手段は、前記測定手段による測定結果から前記有色層が前記基本色の単色からなる画像領域の濃度及び色座標を前記複数の基本色のそれぞれについて取得し、取得した前記複数の基本色のそれぞれの濃度及び色座標に基づいて、前記画像における前記基準からの前記コート層の変動量及び前記複数の基本色のそれぞれの変動量を算出する。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、
前記算出手段は、算出した前記コート層の変動量と、前記画像における前記複数の基本色のそれぞれの前記基準からの濃度変動とに基づいて、前記複数の基本色のそれぞれの変動量を算出する。
請求項10に記載の発明の画像形成装置は、
有色層の上に透明なコート層が形成された画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、
請求項2~9のいずれか一項に記載の測定装置と、
を備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、
前記基準は、前記画像形成手段におけるジョブの開始時に形成された一の画像又はジョブの開始時に形成された複数の画像の平均である。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の発明において、
前記測定手段による測定対象の画像は、入力されたジョブに基づいて前記画像形成手段において記録媒体上に形成されて出力された出力画像である。
請求項13に記載の発明は、請求項10~12のいずれか一項に記載の発明において、
前記画像形成手段は、前記記録媒体上の画像領域の全面に前記透明なコート層を形成する。
請求項14に記載の発明は、請求項10~13のいずれか一項に記載の発明において、
前記算出手段により算出された前記コート層の変動量に基づいて、前記画像形成手段における前記コート層の画像形成条件を調整し、前記算出手段により算出された前記有色層の変動量に基づいて、前記画像形成手段における前記有色層の画像形成条件を調整する制御手段を備える。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、
前記制御手段は、前記コート層の変動量に基づいて、前記画像形成手段において前記コート層を形成する際の色材の量の制御目標値を変更し、変更した前記制御目標値に基づいて前記コート層の画像形成条件を調整する。
請求項16に記載の発明は、請求項14又は15に記載の発明において、
前記制御手段は、前記有色層の変動量に基づいて、前記画像形成手段において前記有色層を形成する際の色材の量の制御目標値を変更し、変更した前記制御目標値に基づいて前記有色層の画像形成条件を調整する。
請求項17に記載の発明は、請求項14~16のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御手段は、同一の前記画像から算出された前記コート層の変動量と前記有色層の変動量に基づいて、同一の記録媒体への画像形成時における前記コート層の画像形成条件及び前記有色層の画像形成条件を調整する。
請求項18に記載の発明のプログラムは、
コンピューターを、
有色層の上に透明なコート層が形成された画像から濃度及び色座標を測定する測定手段により測定された濃度及び色座標に基づいて、前記画像における基準からの濃度変動に対する前記コート層の影響及び前記有色層の影響を算出する算出手段、
として機能させる。
本発明によれば、有色層の上に透明コート層が形成された画像において濃度変動が発生した場合の透明コート層の影響と有色層の影響を分離して取得することが可能となる。
本発明の実施形態における画像形成装置の概略構成例を示す図である。 図1の画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 濃度値と色座標の相関を示す図である。 本発明の概略を説明するための図である。 図2の制御部により実行される画像形成制御処理を示すフローチャートである。 微小領域におけるコート層の変動量の算出手法を説明するための図である。
以下、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
(画像形成装置100の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置100の主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置100は、本体部1と、測定装置2とを備えている。
本体部1は、CPU101(Central Processing Unit)、RAM102(Random Access Memory)及びROM103(Read Only Memory)を有する制御部10、記憶部11、操作部12、表示部13、通信部14、画像処理部16、画像形成部17、定着部18及び搬送部19等を備える。制御部10は、バス21を介して記憶部11、操作部12、表示部13、通信部14、画像処理部16、画像形成部17、定着部18、搬送部19及び測定装置2と接続されている。
CPU101は、ROM103又は記憶部11に記憶されているプログラムを読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM102は、CPU101に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
ROM103は、CPU101により実行される各種プログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM103に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられても良い。
これらのCPU101、RAM102及びROM103を備える制御部10は、上述の各種プログラムに従って画像形成装置100の各部を統括制御する。例えば、制御部10は、ジョブが入力されると、後述する画像形成制御処理(図5参照)を実行する。
記憶部11は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成される。記憶部11には、通信部14を介して外部のPC(Personal Computer)等から入力されたジョブ(ジョブの設定情報や画像データ)等が記憶される。なお、これらの画像データ等はRAM102に記憶されても良い。
操作部12は、ユーザーによって設定される種々の情報を制御部10のCPU101に出力する。操作部12としては、例えば、ディスプレイ上に表示される情報に従い、入力操作を行うことが可能なタッチパネルを用いることができる。
表示部13は、LCD(Liquid crystal display)等の表示装置を備え、画像形成装置100の状態や、タッチパネルへの入力操作の内容を示す操作画面等を表示する。
通信部14は、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信制御カードで構成され、LAN、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えば、PC)との間で各種データの送受信を行う。
画像処理部16は、例えばラスタライズ処理部、色変換部、階調補正部、ハーフトーン処理部を備え、記憶部11に記憶されたジョブの画像データ(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の4つの有色成分の画像データ)に各種画像処理を施して記憶部11に記憶させる。また、画像処理部16は、ジョブの画像データに基づいて、CL(透明)用の画像データを生成し、記憶部11に記憶させる。
画像形成部17は、記憶部11に記憶されたジョブの画像データに基づき、用紙Pに画像を形成する。画像形成部17は、Y、M、C、Kの4つの基本色の有色成分、及びCL(透明)に各々対応する5組の画像形成ユニット(露光部171、感光体172及び現像部173)を備えている。また、画像形成部17は、中間転写体174及び2次転写ローラー175を備えている。
露光部171は、発光素子としてのLD(Laser Diode)を備えている。露光部171は、画像データに基づいてLDを駆動し、帯電する感光体172上にレーザー光を照射、露光して感光体172上に静電潜像を形成する。現像部173は、露光された感光体172上に帯電する現像ローラーにより所定の色(CL、Y、M、Y、Kのいずれか)のトナー(色材)を供給して、感光体172上に形成された静電潜像を現像する。
CL、Y、M、C、Kに対応する5つの感光体172上に各々CL、Y、M、C及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体172から中間転写体174上に順次重ねられて転写される。これにより、中間転写体174上にCLの透明コート層(以下、コート層)と、Y、M、C、及びKの有色トナー層(以下、有色層)が重畳されたカラー画像が形成される。中間転写体174は、複数の転写体搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各転写体搬送ローラーの回転に従って回転する。
中間転写体174の近傍には、IDC(Image Density Control)センサー176が設けられている。IDCセンサー176は、例えば、ジョブの開始時及び紙間等に中間転写体174上に形成される各色のパッチを読み取り、各パッチのトナー付着量(g/m)に応じた電圧値を制御部10に出力する。例えば、IDCセンサー176は、LED(Light Emitting Diode)、レンズ、受光素子等を備える。IDCセンサー176は、例えば、中間転写体174上の各パッチにLEDから光を照射し、その反射光をレンズを介して受光素子により受光する。そして、受光素子は反射光に応じた電圧値を制御部10に出力する。
2次転写ローラー175は、中間転写体174上のカラー画像を、給紙トレイ22から給紙された用紙P上に転写する。詳しくは、用紙P及び中間転写体174を挟持する2次転写ローラー175に所定の転写電圧が印加されることにより、中間転写体174上においてカラー画像を形成しているトナーが用紙P側に引き寄せられて用紙Pに転写される。これにより、有色層の上に透明なコート層が形成された画像が用紙Pに形成される。
定着部18は、トナー画像が転写された用紙Pを加熱及び加圧してトナーを用紙Pに定着させる定着処理を行う。
搬送部19は、用紙Pを挟持した状態で回転することで用紙Pを搬送する用紙搬送ローラーを複数備え、給紙トレイ22から用紙Pを給紙して所定の搬送経路で搬送する。搬送部19は、定着部18により定着処理が行われた用紙Pの表裏を反転させて2次転写ローラー175へ搬送する反転機構191を備えている。画像形成装置100では、用紙Pの両面に画像を形成する場合に反転機構191による用紙Pの表裏の反転が行われて両面に画像が形成された後に用紙Pが測定装置2に搬送される。用紙Pの片面にのみ画像を形成する場合には、反転機構191による用紙Pの表裏の反転が行われることなく片面に画像が形成された用紙Pが測定装置2に搬送される。
測定装置2は、リニアイメージセンサー(例えばCCDラインセンサー等)20、光学系、光源等を備えて構成され、入力されたジョブに基づいて用紙Pに形成された画像(出力画像)を読み取って、少なくとも出力画像の濃度値と所定の色空間(本実施形態では、Lab色空間とする)上の座標情報(色座標)の2種類の測定結果を取得して制御部10に出力する。
(濃度値と色座標の相関について)
有色層の上にコート層が形成された複数の出力画像において、同一色を表す領域の濃度が変動した場合、濃度の変動によって色座標が変動するが、コート層のトナー付着量が一定で、有色層のトナー付着量の変動により濃度が変動した場合、色座標は濃度に対して一意に決定することができる。つまり、コート層のトナー付着量を一定とし、有色層のトナー付着量を変化させた場合、色座標の移動は1つの曲線上にのる一次元的な動きをとる。逆に、有色層のトナー付着量を一定とし、コート層のトナー付着量を変化させた場合も同様に、色座標の移動は1つの曲線上にのる一次元的な動きをとる。
図3は、上述の濃度値と色座標の関係を簡易的に示す図である。
図3の曲線31~33は、それぞれコート層のトナー付着量が一定で有色層のトナー付着量が変動したときの濃度値と色座標の相関を示している。曲線31~曲線33は、コート層のトナー付着量が異なる。曲線31はコート層のトナー付着量が大である場合の相関を示し、曲線32はコート層のトナー付着量が中である場合の相関を示し、曲線33はコート層のトナー付着量が小である場合の相関を示す。
図3の曲線41~44は、それぞれ有色層のトナー付着量が一定でコート層のトナー付着量が変動したときの濃度値と色座標の相関を示している。曲線41~曲線43は、有色層のトナー付着量が異なる。曲線41は有色層のトナー付着量が大である場合の相関を示し、曲線42は有色層のトナー付着量が中である場合の相関を示し、曲線43は有色層のトナー付着量が小である場合の相関を示す。
なお、図3においては、色座標の代表としてのLと濃度との関係を示しているが、a、bと濃度との関係についても同様である。図3に示す濃度値と色座標の関係は、Y、M、C、Kの有色層の基本色(トナー色)ごとに求めることができる。
すなわち、複数の出力画像間において同一色を表す領域の濃度変動があった場合に、図3に示す関係を利用して、有色層のトナー付着量の変動による影響とコート層のトナー付着量の変動による影響を分離して取得することが可能である。
例えば、図4に示すように、測定装置2による測定値が、濃度値と色座標の相関を示す曲線32と曲線42の交点である基準点Aから測定点Bに変動し、その変動が小さい場合、曲線32を直線近似した直線と、測定点Bを通り、有色層のトナー付着量が変動した場合の濃度値と色座標の相関を示す曲線31を近似した直線(符号31で示す)は、平行とみなすことができる。同様に、曲線42を直線近似した直線と、測定点Bを通り、コート層のトナー付着量が変動した場合の濃度値と色座標の相関を示す曲線41を近似した直線(符号41で示す)は、平行とみなすことができる。よって、基準点Aから測定点Bへの変動は、曲線32を直線近似した直線と、この直線に平行で測定点Bを通る直線31と、曲線42を直線近似した直線と、この直線に平行で測定点Bを通る直線31と、からなる平行四辺形の2辺の大きさをもつベクトルa1(有色層のトナー付着量の変動による影響)とベクトルa2(コート層の付着量の変動による影響)に分解することができる。
そこで、本実施形態の画像形成装置100では、図5に示す画像形成制御処理を実行することにより、上述の濃度値と色座標の関係を利用して、出力画像の濃度を安定させる制御を行う。なお、図3、4に示すような濃度値と色座標の関係を表す式は、L、a、bごとに、またY、M、C、Kの色ごとに、予め記憶部11に記憶されている。
(画像形成装置100の動作)
以下、図5を参照して、画像形成装置100により実行される画像形成制御処理について説明する。画像形成制御処理は、制御部10と記憶部11に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部10は、ジョブに基づいて、画像形成部17により用紙に画像形成を行う(ステップS1)。
通信部14を介してジョブが入力されると、制御部10は、画像処理部16により入力されたジョブの画像データ(入力画像データ)に画像処理を施すとともに、ジョブの画像データに基づいて、CL(透明)用の画像データを生成し、記憶部11に記憶させる。そして、1枚目の画像データから順次読み出して、画像データに基づき画像形成部17により用紙P上に画像形成を行わせ、有色層の上に透明なコート層が形成された出力画像を生成する。なお、コート層は用紙Pの画像領域の全面に形成される。
ここで、ジョブの画像データに基づいて各色(CL、Y、M、C、K)の画像形成ユニットにより中間転写体174にトナー像を形成する前に、制御部10は、各色の画像形成ユニットにより中間転写体174上にパッチを形成させてIDCセンサー176により読み取らせ、得られたトナー付着量が予め設定された制御目標値となるように画像形成条件(例えば、現像電位、現像部173におけるトナーとキャリアの割合、現像スリーブ回転数等のプロセスパラメーター等)を決定する。そして、決定した画像形成条件で画像形成部17に画像形成を行わせる。画像形成された用紙Pは定着部18に搬送されて画像の定着が行われる。
次いで、制御部10は、用紙Pに形成された出力画像を測定装置2に読み取らせ、濃度と色座標を測定する(ステップS2)。
次いで、制御部10は、読み取られた出力画像がジョブの1枚目の画像であるか否かを判断する(ステップS3)。
読み取られた出力画像が1枚目の画像であると判断した場合(ステップS3;YES)、制御部10は、測定装置2により取得された測定結果からY、M、C、K各色を有色層とする単色の画像領域の濃度と色座標を取得し、Y、M、C、K各色の基準値とする(ステップS4)。
ここで、制御部10は、例えば、読み取られた1枚目の出力画像に対応する入力画像データに基づいて、有色層がY、M、C、Kの単色となる位置(画像領域)を特定し、測定結果からその位置の濃度と色座標を取得して基準値とする。濃度の基準値をD、色座標の基準値を(L、a、b)とする。
次いで、制御部10は、ジョブの最終画像まで終了したか否かを判断する(ステップS10)。ジョブの最終画像まで終了していないと判断した場合(ステップS10;NO)、制御部10は、ステップS1に戻る。
ステップS3において、読み取られた出力画像が1枚目の画像ではないと判断した場合(ステップS3;NO)、制御部10は、測定装置2により取得された出力画像の測定結果からY、M、C、K各色を有色層とする単色の画像領域の濃度と色座標の測定値を取得する(ステップS5)。
制御部10は、例えば、読み取られた出力画像に対応する入力画像データに基づいて、有色層がY、M、C、Kの単色となる位置であって、1枚目の画像においてその色の基準値を求めた領域と階調値が同じ位置を特定し、測定結果からその位置の濃度と色座標を取得する。取得した濃度をD(nは何枚目の画像かを表す)、色座標を(L、a、b)とする。
次いで、制御部10は、取得した濃度と色座標に基づいて、基準からのコート層の変動量(コート層のトナー付着量の変動量)ΔMCLを算出する(ステップS6)。
ここで、コート層の変動量ΔMCLの算出方法について、図4で説明した、濃度と色座標の関係を示す曲線が直線的に近似できる微小領域で考える。実際には、色座標はL、a、bの3つの要素を持つが、ここでは簡略化のため、色座標をLとして説明する。
この微小領域において、図6に示すように、有色層のトナー付着量が測定点Bと同じでコート層のトナー付着量が基準点Aと同じときの仮想の点Cを置く。また、基準からの濃度変動が有色層のトナー付着量の変動だけによるものと仮定したときの濃度(D)と色座標(L´)を表す点をB´とする。△BB´Cに着目すると、角B´、角Bは、それぞれコート層のトナー付着量が変動したときの濃度と色座標の関係を表す直線41、有色層のトナー付着量が変動したときの濃度と色座標の関係を表す直線32により規定されている。よって、コート層の変動量ΔMCL(BC間距離。ベクトルa2の大きさ。)は、BB´の長さである(L-L´)がわかれば、(L-L´)の関数により求めることができる。
すなわち、コート層の変動量ΔMCLは、測定した色座標(L、a、b)と、推定した色座標(L´、a´、b´)との差の関数から算出することができる。
そこで、ステップS6においては、まず、基準からの濃度変動が有色層のトナー付着量の変動のみによるもの(コート層のトナー付着量は変動しない)と仮定したときの色座標(L´、a´、b´)を推定する。(L´、a´、b´)は、上述の点B´の色座標であり、微小領域では以下の式により求めることができる。
L´=L+α×(D-D
a´=a+α×(D-D
b´=b+α×(D-D
α:Y、M、C、Kそれぞれの単色ごとに予め定められた、トナー付着量変動による濃度差をL座標の移動量に換算する係数
α:Y、M、C、Kそれぞれの単色ごとに予め定められた、トナー付着量変動による濃度差をa座標の移動量に換算する係数
α:Y、M、C、Kそれぞれの単色ごとに予め定められた、トナー付着量変動による濃度差をb座標の移動量に換算する係数
α、α、αは、実験的に求められた値であり、予め記憶部11に記憶されている。
次いで、測定した色座標(L、a、b)と、推定した色座標(L´、a´、b´)との差の関数から、コート層の変動量ΔMCLを算出する。
コート層の変動量ΔMCLは、Y、M、C、Kのどの色についても共通ではあるが、色座標の測定誤差もあるため、複数の色で算出した場合は必ずしも一致するとは限らない。一致しない場合は、コート層の変動量ΔMCLが大きい色の算出結果を優先し、加重平均をとってもよい。例えば、推定したコート層の付着量の影響がK、C、M、Yの順で大きかった場合は、
ΔMCL=0.5×Kから算出したΔMCL +0.2×Cから算出したΔMCL
+ 0.2×Mから算出したΔMCL+ 0.1×Yから算出したΔMCL
のように、優先順に大きい重みを割り当てる。なお、上記の重みは一例であり、これに限定されない。
次いで、制御部10は、ステップS6で求めたコート層の変動量ΔMCLに基づいて、コート層のトナー付着量の制御目標値を変更する(ステップS7)。
例えば、IDCセンサー176に基づくコート層のトナー付着量の制御目標値をΔMCLだけ変更する。
次いで、制御部10は、ステップS6で算出されたコート層の変動量ΔMCLとY、M、C、K各色の基準からの濃度変動量(D-D)に基づいて、有色層の変動量、すなわち、Y、M、C、K各色の変動量(Y、M、C、K各色のトナー付着量の変動量)ΔM、ΔM、ΔM、ΔMを算出する(ステップS8)。
例えば、ΔMは、以下の式により求めることができる。
ΔM=β×(D-D+γ×ΔMCL
ΔM、ΔM、ΔMについても同様の式により求めることができる。
ここで、
β、β、β、β:Y、M、C、Kそれぞれの単色ごとに予め定められた、濃度変動量をトナー付着量の変動量に換算する係数
γ、γ、γ、γ:Y、M、C、Kそれぞれの単色ごとに予め定められた、コート層の変動量を濃度変動量に換算する係数
β、β、β、β、γ、γ、γ、γは、実験的に求められた値であり、予め記憶部11に記憶されている。
次いで、制御部10は、Y、M、C、K各色の変動量ΔM、ΔM、ΔM、ΔMに基づいて、各色のトナー付着量の制御目標値を変更する(ステップS9)。
例えば、Y、M、C、K各色のIDCセンサー176に基づくトナー付着量の制御目標値を、ΔM、ΔM、ΔM、ΔMだけ変更する。
ここで、ΔMCLの量は全色共通のため、制御部10は、ΔMCLを変更した場合はΔM、ΔM、ΔM、ΔMについても算出し直し、同一の用紙Pに形成される画像に同時に変更が適用されるように制御する。
次いで、制御部10は、ジョブの最終画像まで終了したか否かを判断する(ステップS10)。ジョブの最終画像まで終了していないと判断した場合(ステップS10;NO)、制御部10は、ステップS1に戻る。
ここで、ステップS5~S9の処理によって、濃度変動があった場合、コート層の変動量ΔMCLを求めてコート層のトナー付着量の制御目標値を変更するとともに、有色層の各色の変動量ΔM、ΔM、ΔM、ΔMを求めて各色のトナー付着量の制御目標値を変更しているので、次のステップS1においては、それぞれ変更された制御目標値に基づいて画像形成条件が調整され、調整した画像形成条件で次の画像形成を行うので、次に形成される画像においてコート層及び有色層の各色のトナー付着量が適切な濃度となるように制御される。
ステップS10において、ジョブの最終画像まで終了したと判断した場合(ステップS10;YES)、制御部10は、画像形成制御処理を終了する。
なお、上記説明においては、例を簡単にするため、α、β、γの係数を1次式としたが、より正確に制御するには、より高次な関数を利用するだけではなく、(L,a,b)の座標位置により関数を変更する、コート層の種類ごとに関数を変更する等が必要な場合もある。また、測定したデータ(濃度値、色座標)はバラつきがあるため、複数枚の画像を読み取り、平均化したDや(L,a,b)を用いることとしてもよい。
以上説明したように、画像形成装置100によれば、制御部10は、測定装置2により有色層の上に透明なコート層が形成された出力画像から濃度及び色座標を測定させ、測定された濃度及び色座標に基づいて、出力画像における基準からの濃度変動に対するコート層の影響及び有色層の影響を算出する。例えば、コート層の変動量及び有色層の変動量を算出する。
したがって、有色層の上に透明コート層が形成された出力画像において濃度変動が生じた場合に、透明コート層の影響と有色層の影響を分離して取得することが可能となるので、コート層と有色層それぞれの影響に基づいてそれぞれの画像形成条件を調整することが可能となる。その結果、従来のように、有色トナーの消費量が極端に多くなることを抑制することができ、不要なトナー消費量の増加や不要な画質の劣化を招くことなく、適切な濃度を維持することが可能となる。
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る好適な測定装置及び画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、コート層が透明トナーにより構成されることとして説明したが、これに限定されず、コート層は、有色層の上部をフィルムでラップしたものとしたものとしてもよい。この場合、ラップ材の厚み(単位面積あたりの重量)は素材で決まっているため、測定した濃度及び色座標に基づいて、コート層のトナー付着量の変動量を求めてトナー付着量の制御目標値を変更するのではなく、濃度変動に影響を与えるコート層の他のパラメーターを算出してラップ材の紙への塗布条件(温度、圧力)を画像形成条件として変更する。
また、上記実施形態においては、画像形成装置は、用紙に画像を形成することとして説明したが、シール、布、フィルム材等、他の記録媒体に形成することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明を電子写真方式の画像形成装置に適用した場合を例にとり説明したが、インクジェットプリンター等、他の印刷方式の画像形成装置に適用してもよい。すなわち、上記実施形態では、有色層を構成する色材がトナーである場合を例にとり説明したが、インク等、他の色材であってもよい。
また、上記実施形態においては、本発明に係る測定装置(制御部10及び測定装置2により構成される)を画像形成装置100内に備える構成としたが、測定装置は画像形成装置とは別体であってもよい。この場合、測定装置内にCPU、ROM、RAM等により構成される制御部を備える構成とし、測定結果に基づく濃度変動に対するコート層の影響の算出及び有色層の影響の算出を測定装置内部で行い、算出結果を画像形成装置に送信する構成としてもよい。
また、上記実施形態において、測定装置は、ジョブに基づく出力画像の濃度及び色座標を測定してコート層の影響と有色層の影響を算出することとしたが、これに限定されず、濃度測定用のパッチ画像の濃度及び色座標を測定してコート層の影響と有色層の影響を算出することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、色座標をLab色空間の座標として説明したが、これに限定されず、他の色空間の座標としてもよい。
また、上記実施形態においては、ジョブの1枚目の出力画像を基準画像として、その濃度及び色座標を濃度の基準値D、色座標の基準値(L、a、b)とすることとして説明したが、ジョブの開始時の複数枚の出力画像から測定した濃度、色座標をそれぞれ平均してD、(L、a、b)としてもよい。
また、上記実施形態では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体として半導体メモリーやHDDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
その他、画像形成装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 画像形成装置
1 本体部
10 制御部
11 記憶部
12 操作部
13 表示部
14 通信部
16 画像処理部
17 画像形成部
18 定着部
19 搬送部
2 測定装置
21 バス

Claims (18)

  1. 有色層の上に透明なコート層が形成された画像から濃度及び色座標を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された濃度及び色座標に基づいて、前記画像における基準からの濃度変動に対する前記コート層の影響及び前記有色層の影響を算出する算出手段と、
    を備える測定装置。
  2. 前記算出手段は、前記画像における前記基準からの濃度変動に対する前記コート層の影響として、前記画像における前記基準からの前記コート層の変動量を算出し、前記画像における基準からの濃度変動に対する前記有色層の影響として、前記画像における前記基準からの前記有色層の変動量を算出する請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記算出手段は、前記測定手段により測定された前記画像における濃度及び色座標と前記測定手段により測定された基準画像における濃度及び色座標とに基づいて、前記コート層の変動量及び前記有色層の変動量を算出する請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記算出手段は、前記測定手段により測定された前記画像における前記基準からの濃度変動が前記有色層の変動のみによるものと仮定した場合の色座標を推定し、前記測定手段により測定された前記画像の色座標と前記推定された色座標とに基づいて、前記コート層の変動量を算出する請求項2又は3に記載の測定装置。
  5. 前記算出手段は、前記有色層の色ごとに異なる算出式を用いて、前記測定手段により測定された前記画像における前記基準からの濃度変動が前記有色層の変動のみによるものと仮定した場合の色座標を推定する請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記算出手段は、前記有色層の色ごとに予め定められた係数と、前記測定手段により測定された前記画像と前記基準の濃度の差分と、前記基準の色座標とを用いて、前記測定手段により測定された前記画像における前記基準からの濃度変動が前記有色層の変動のみによるものと仮定した場合の色座標を推定する請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記算出手段は、前記測定手段による測定結果から前記画像において前記有色層が単色で構成された画像領域の濃度及び色座標を複数色について取得し、取得した複数色の濃度及び色座標に基づいて複数の前記コート層の変動量を算出し、算出した複数の前記コート層の変動量のそれぞれに前記有色層の色ごとの重みを付けて平均化する請求項2~6のいずれか一項に記載の測定装置。
  8. 前記有色層は、複数の基本色のうち一又は複数の色により構成され、
    前記算出手段は、前記測定手段による測定結果から前記有色層が前記基本色の単色からなる画像領域の濃度及び色座標を前記複数の基本色のそれぞれについて取得し、取得した前記複数の基本色のそれぞれの濃度及び色座標に基づいて、前記画像における前記基準からの前記コート層の変動量及び前記複数の基本色のそれぞれの変動量を算出する請求項2~7のいずれか一項に記載の測定装置。
  9. 前記算出手段は、算出した前記コート層の変動量と、前記画像における前記複数の基本色のそれぞれの前記基準からの濃度変動とに基づいて、前記複数の基本色のそれぞれの変動量を算出する請求項8に記載の測定装置。
  10. 有色層の上に透明なコート層が形成された画像を記録媒体上に形成する画像形成手段と、
    請求項2~9のいずれか一項に記載の測定装置と、
    を備える画像形成装置。
  11. 前記基準は、前記画像形成手段におけるジョブの開始時に形成された一の画像又はジョブの開始時に形成された複数の画像の平均である請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記測定手段による測定対象の画像は、入力されたジョブに基づいて前記画像形成手段において記録媒体上に形成されて出力された出力画像である請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成手段は、前記記録媒体上の画像領域の全面に前記透明なコート層を形成する請求項10~12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記算出手段により算出された前記コート層の変動量に基づいて、前記画像形成手段における前記コート層の画像形成条件を調整し、前記算出手段により算出された前記有色層の変動量に基づいて、前記画像形成手段における前記有色層の画像形成条件を調整する制御手段を備える請求項10~13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御手段は、前記コート層の変動量に基づいて、前記画像形成手段において前記コート層を形成する際の色材の量の制御目標値を変更し、変更した前記制御目標値に基づいて前記コート層の画像形成条件を調整する請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記有色層の変動量に基づいて、前記画像形成手段において前記有色層を形成する際の色材の量の制御目標値を変更し、変更した前記制御目標値に基づいて前記有色層の画像形成条件を調整する請求項14又は15に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御手段は、同一の前記画像から算出された前記コート層の変動量と前記有色層の変動量に基づいて、同一の記録媒体への画像形成時における前記コート層の画像形成条件及び前記有色層の画像形成条件を調整する請求項14~16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. コンピューターを、
    有色層の上に透明なコート層が形成された画像から濃度及び色座標を測定する測定手段により測定された濃度及び色座標に基づいて、前記画像における基準からの濃度変動に対する前記コート層の影響及び前記有色層の影響を算出する算出手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2019104489A 2019-06-04 2019-06-04 測定装置、画像形成装置及びプログラム Active JP7243466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019104489A JP7243466B2 (ja) 2019-06-04 2019-06-04 測定装置、画像形成装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019104489A JP7243466B2 (ja) 2019-06-04 2019-06-04 測定装置、画像形成装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020197477A JP2020197477A (ja) 2020-12-10
JP7243466B2 true JP7243466B2 (ja) 2023-03-22

Family

ID=73648029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019104489A Active JP7243466B2 (ja) 2019-06-04 2019-06-04 測定装置、画像形成装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7243466B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046302A (ja) 2000-08-01 2002-02-12 Dainippon Printing Co Ltd 特色中間調出力装置
JP2012048059A (ja) 2010-08-27 2012-03-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2012242541A (ja) 2011-05-18 2012-12-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像安定化制御システムおよび画像形成装置
JP2013080128A (ja) 2011-10-04 2013-05-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2013246396A (ja) 2012-05-29 2013-12-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2016086271A (ja) 2014-10-24 2016-05-19 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び印刷検品システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046302A (ja) 2000-08-01 2002-02-12 Dainippon Printing Co Ltd 特色中間調出力装置
JP2012048059A (ja) 2010-08-27 2012-03-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2012242541A (ja) 2011-05-18 2012-12-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像安定化制御システムおよび画像形成装置
JP2013080128A (ja) 2011-10-04 2013-05-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2013246396A (ja) 2012-05-29 2013-12-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2016086271A (ja) 2014-10-24 2016-05-19 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び印刷検品システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020197477A (ja) 2020-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9977361B2 (en) Image forming apparatus and image forming system
JP5654975B2 (ja) 画像印刷システムをデジタル制御して印刷画像の所望の色濃度を達成する方法およびシステム
CN109814346B (zh) 图像形成装置和图像形成方法
US20160117575A1 (en) Image forming apparatus and printing inspection system
JP7034617B2 (ja) 画像形成装置
JP7243466B2 (ja) 測定装置、画像形成装置及びプログラム
JP5495821B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
US8903258B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling transfer current in the image forming apparatus
JP5617364B2 (ja) 画像形成装置
JP6274562B2 (ja) 画像形成装置
JP6536904B2 (ja) 画像形成装置
JP6537023B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP6424672B2 (ja) 濃度補正装置、画像記録装置、及びプログラム
JP6528998B2 (ja) 画像形成装置
JP6414531B2 (ja) 画像形成装置
JP7276004B2 (ja) 画像形成装置
JP2013195799A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP7159646B2 (ja) 画像形成装置
JP2010060807A (ja) 画像形成装置の制御装置
JP6539868B2 (ja) 画像形成装置
JP2014215333A (ja) 画像形成装置
JP7146380B2 (ja) 画像形成装置
JP5999493B2 (ja) 画像形成装置
US9835989B2 (en) Image forming apparatus
JP7087614B2 (ja) 画像形成装置、色見本版及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7243466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150