JP7243423B2 - 板状部材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、波長変換部材等の板状部材の製造方法に関する。
近年、蛍光ランプや白熱灯に変わる次世代の光源として、LEDやLDを用いた発光デバイス等に対する注目が高まってきている。そのような次世代光源の一例として、青色光を出射するLEDと、LEDからの光の一部を吸収して黄色光に変換する波長変換部材とを組み合わせた発光デバイスが開示されている。この発光デバイスは、LEDから出射され、波長変換部材を透過した青色光と、波長変換部材から出射された黄色光との合成光である白色光を発する。
波長変換部材の製造方法としては、波長変換部材の母材を個片化することにより、一度に複数の波長変換部材を得る方法が採用されることがある。下記の特許文献1には、このような波長変換部材の製造方法の一例として、波長変換部材の母材に格子状のパターンの分割溝を形成し、分割溝に沿って割断し個片化することにより、複数の波長変換部材を得る方法が記載されている。この個片化は、波長変換部材の母材を、格子状のパターンにおける一方の方向(例えばX方向)に延びる分割溝に沿って割断した後、他方の方向(例えばY方向)に延びる分割溝に沿って割断することにより行われる。
特開2018-097060号公報
このような波長変換部材等の板状部材の母材における個片化に際しては、分割溝を起点として、板状部材の母材の厚み方向に延びるクラックが生じ、それによって、板状部材の母材が割断される。しかしながら、分割溝を起点として、上記厚み方向からずれた方向に延びるクラックが生じることがある。そのため、個片化された板状部材においてバリなどの形状不良が生じる場合がある。
本発明は、板状部材の形状不良を抑制することができ、歩留りを向上させることができる、板状部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の板状部材の製造方法は、板状部材の母材を割断することにより複数の板状部材を製造する方法であって、対向し合う第1の主面及び第2の主面を有する板状部材の母材を用意する工程と、板状部材の母材の第1の主面に分割溝を形成する分割溝形成工程と、第2の主面側から、分割溝と略平行に延びる押圧部を押圧することにより、分割溝に沿って板状部材の母材を割断する割断工程とを備え、平面視において、分割溝と押圧部の位置が異なることを特徴とする。
割断工程において、略平行に並ぶ複数の分割溝に沿って順に板状部材の母材を割断していくときに、押圧部が、割断に供する分割溝に対して、該分割溝に隣接する既に割断に供した分割溝側とは反対側に離れて位置していることが好ましい。
平面視において、割断に供する分割溝と押圧部との距離をL1とし、該分割溝と、該分割溝に隣接する分割溝との距離をL2としたときに、L1とL2との比率((L1/L2)×100(%))が、1.0%以上、9.0%以下である。
分割溝が、互いに交差する第1の分割溝及び第2の分割溝を有し、割断工程が、板状部材の母材を第1の分割溝に沿って割断する第1の割断工程と、第1の割断工程後に、板状部材の母材を第2の分割溝に沿って割断する第2の割断工程とを有し、少なくとも第2の割断工程において、押圧部を第2の主面側から押圧することにより、第2の分割溝に沿って板状部材の母材を割断することが好ましい。この場合、第1の分割溝と第2の分割溝とが直交することがより好ましい。
割断工程において、板状部材の母材の第1の主面に平行に、かつ直線状に延びる押圧部材によって、第2の主面側から板状部材の母材の押圧部を押圧することにより、分割溝に沿って板状部材の母材を割断することが好ましい。この場合、割断工程において、スリットを有する支持体によって板状部材の母材を第1の主面側から支持した状態で、押圧部材によって第2の主面側から板状部材の母材を押圧し、支持体及び押圧部材によって板状部材の母材を挟圧することにより、分割溝に沿って板状部材の母材を割断することがより好ましい。この場合、平面視において、スリットの中央と、押圧部の位置が一致した状態で割断することがさらに好ましい。
割断工程の前に、板状部材の母材の第2の主面に支持フィルムを貼り付ける工程がさらに備えられていることが好ましい。
板状部材が、無機マトリクス中に蛍光体粒子が分散された波長変換部材であってもよい。
本発明によれば、板状部材の形状不良を抑制することができ、歩留りを向上させることができる、板状部材の製造方法を提供することができる。
本発明に係る板状部材の製造方法により製造される板状部材の一例を示す模式的正面断面図である。 本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法に用いられる板状部材の母材を示す模式的平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法を説明するための模式的正面断面図である。 本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法に用いられる、第1の分割溝及び第2の分割溝が形成された板状部材の母材を示す模式的平面図である。 本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法に用いられる支持フィルムの模式的拡大正面断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法における第1の割断工程を説明するための模式的正面断面図である。 (a)~(d)は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法における第2の割断工程を説明するための模式的正面断面図である。 本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法における第2の割断工程を説明するための模式的平面図である。 板状部材の形状不良の例を示す模式的平面図である。 第2の分割溝と押圧部との距離L1を異ならせた場合の、下面飛び出し長Dの分布を示す図である。 第2の比較例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。 第1の変形例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。 第3の比較例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。 第2の変形例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
[板状部材]
図1は、本発明に係る板状部材の製造方法により製造される板状部材の一例を示す模式的正面断面図である。図1に示す板状部材は、対向し合う第1の主面1a及び第2の主面1bを有する矩形板状の波長変換部材1である。なお、波長変換部材1の形状は矩形板状には限定されない。
波長変換部材1は、蛍光体粒子2が無機マトリクス3中に分散されてなる。蛍光体粒子2は励起光Aの入射により蛍光を出射する。従って、励起光Aが波長変換部材1に入射すると、波長変換部材1から励起光A及び蛍光の合成光Bが出射される。
蛍光体粒子2は、励起光Aの入射により蛍光を出射するものであれば、特に限定されるものではない。蛍光体粒子2の具体例としては、例えば、酸化物蛍光体、窒化物蛍光体、酸窒化物蛍光体、塩化物蛍光体、酸塩化物蛍光体、硫化物蛍光体、酸硫化物蛍光体、ハロゲン化物蛍光体、カルコゲン化物蛍光体、アルミン酸塩蛍光体、ハロリン酸塩化物蛍光体及びガーネット系化合物蛍光体から選ばれた1種以上等が挙げられる。励起光Aとして青色光を用いる場合、例えば、緑色光、黄色光または赤色光を蛍光として出射する蛍光体を用いることができる。
蛍光体粒子2の平均粒子径は、1μm~50μmであることが好ましく、5μm~30μmであることがより好ましい。蛍光体粒子2の平均粒子径が小さすぎると、発光強度が低下する場合がある。一方、蛍光体粒子2の平均粒子径が大きすぎると、発光色が不均一になる場合がある。
波長変換部材1における蛍光体粒子2の含有量は、1体積%以上であることが好ましく、1.5体積%以上であることがより好ましく、2体積%以上であることがさらに好ましい。波長変換部材1における蛍光体粒子2の含有量は、70体積%以下であることが好ましく、50体積%以下であることがより好ましく、30体積%以下であることがさらに好ましい。蛍光体粒子2の含有量が少なすぎると、所望の発光色を得るために波長変換部材1を厚くする必要があり、その結果、得られる波長変換部材1の内部散乱が増加することで、光取り出し効率が低下する場合がある。一方、蛍光体粒子2の含有量が多すぎると、所望の発光色を得るために波長変換部材1を薄くする必要があるため、波長変換部材1の機械的強度が低下する場合がある。
無機マトリクス3に用いられる無機材料は、蛍光体粒子2の分散媒として用いることができるものであれば特に限定されないが、例えばガラスを用いることができる。無機マトリクス3に用いられるガラスとしては、例えば、ホウ珪酸塩系ガラス、リン酸塩系ガラス、スズリン酸塩系ガラス、ビスマス酸塩系ガラス等を用いることができる。ホウ珪酸塩系ガラスとしては、質量%で、SiO 30%~85%、Al 0%~30%、B 0%~50%、LiO+NaO+KO 0%~10%、及びMgO+CaO+SrO+BaO 0%~50%を含有するものが挙げられる。スズリン酸塩系ガラスとしては、モル%で、SnO 30%~90%、P 1%~70%を含有するものが挙げられる。
図1を参照して、本発明に係る板状部材の製造方法により製造される板状部材の一例として、波長変換部材を示したが、板状部材は波長変換部材には限定されない。本発明に係る製造方法により製造される板状部材としては、波長変換部材以外に、例えば、ガラス板やセラミック板などの無機材料により構成される脆性材料基板、あるいは板状の半導体素子等を挙げることができる。
[板状部材の製造方法]
(分割溝形成工程)
以下において、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法の一例を説明する。なお、本実施形態における板状部材は、上述した板状の波長変換部材である。
図2は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法に用いられる板状部材の母材を示す模式的平面図である。図3(a)及び図3(b)は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法を説明するための模式的正面断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法に用いられる、第1の分割溝及び第2の分割溝が形成された板状部材の母材を示す模式的平面図である。図5は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法に用いられる支持フィルムの模式的拡大正面断面図である。
まず、図2及び図3(a)に示す、矩形板状の波長変換部材の母材11を用意する。波長変換部材の母材11は、対向し合う第1の主面11a及び第2の主面11bを有する。波長変換部材の母材11は、蛍光体粒子が無機マトリクス中に分散されてなる。波長変換部材の母材11は、上述の波長変換部材1と同じ材料により構成することができる。なお、板状部材の母材は、波長変換部材の母材11以外に、例えば、ガラス板やセラミック板などの無機材料により構成される脆性材料基板、あるいは板状の半導体素子等であってもよい。
次に、図3(b)及び図4に示すように、波長変換部材の母材11の第1の主面11aに分割溝を形成する。具体的には、互いに平行に延びる複数の第1の分割溝12aを形成する。さらに、互いに平行に延びる複数の第2の分割溝13aを形成する。本実施形態においては、第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aが直交している。なお、第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aは必ずしも直交していなくともよく、互いに交差していればよい。複数の第1の分割溝12aは互いに略平行であることが望ましい。複数の第2の分割溝13aは互いに略平行であることが望ましい。
ここで、波長変換部材の母材11の第1の主面11aに平行に延びており、かつ互いに直交する方向をx方向及びy方向とする。x方向及びy方向に直交する方向をz方向とする。本実施形態において、複数の第1の分割溝12aはy方向に延びており、x方向に並んでいる。一方で、複数の第2の分割溝13aはx方向に延びており、y方向に並んでいる。なお、第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aのうち一方のみが設けられていてもよい。
本実施形態においては、第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aのパターンが格子状に形成されている。より具体的には、第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aは、それぞれ1.0mmのピッチで形成されている。なお、各分割溝のピッチは上記に限定されない。さらに、分割溝のパターンは格子状には限定されず、最終的に製造される板状部材の形状に対応したパターンを適宜選択することができる。
第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aの深さは、特に限定されないが、それぞれ波長変換部材の母材11の厚みの0.1%~10%の範囲内であることが好ましく、0.5%~5%の範囲内であることがより好ましい。分割溝の深さが浅すぎると、分割溝による割断が困難になる場合がある。分割溝の深さが深すぎると、分割溝を形成する際の荷重が大きくなりすぎ、意図しない方向にクラックが伸展してしまい、第1の主面11aと垂直な方向に割断できなくなる場合がある。
第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aの幅は、それぞれ、0.001mm以上であることが好ましく、0.002mm以上であることがより好ましい。一方で、第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aの幅は、それぞれ、0.010mm以下であることが好ましく、0.005mm以下であることがより好ましい。幅が大きすぎると、割断された際に欠損部となる場合がある。幅が小さすぎると、分割溝による割断が困難になる場合がある。
第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aは、スクライブにより形成することが好ましい。第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aを形成する具体的な方法としては、無機マトリクスの材質に応じて適宜選択することができ、無機マトリクスがガラスである場合、ダイヤモンド粒子等を用いたスクライバー等で形成することが好ましい。また、無機マトリクスの材質に応じて、レーザー光の照射により第1の分割溝12a及び第2の分割溝13aを形成してもよい。
次に、図3(b)に示すように、波長変換部材の母材11の第2の主面11b側に支持フィルム14を貼り付ける。図5に示すように、支持フィルム14は、支持層14aと、支持層14a上に設けられている、粘着層14bとを備える。
本実施形態において、支持層14aはポリオレフィンフィルムからなる。もっとも、支持層14aの材料は上記に限定されず、支持層14aは適宜の樹脂フィルムにより構成することができる。また、本実施形態において、粘着層14bは、紫外線硬化樹脂からなる。紫外線硬化樹脂としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等を用いることができる。もっとも、粘着層14bの材料は上記に限定されず、他の樹脂等で構成されていてもよい。本実施形態では、波長変換部材の母材11の第2の主面11bに支持フィルム14の粘着層14bを貼り付けることにより、波長変換部材の母材11に支持フィルム14を貼り付けることができる。なお、支持フィルム14は必ずしも設けられなくともよい。
(割断工程)
図6(a)及び図6(b)は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法における第1の割断工程を説明するための模式的正面断面図である。図7(a)~図7(d)は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法における第2の割断工程を説明するための模式的正面断面図である。図8は、本発明の一実施形態に係る板状部材の製造方法における第2の割断工程を説明するための模式的平面図である。
割断工程は、図6(a)及び図6(b)に示す第1の割断工程と、図7(a)~図7(d)及び図8に示す第2の割断工程とを有する。本実施形態の割断工程においては、押圧部材18及び支持体19を用いる。押圧部材18は、波長変換部材の母材11の第1の主面11aに平行に、かつ直線状に延びるブレード18aを有する。一方で、支持体19はスリット19aを有する。本実施形態では、スリット19aの幅は1.5mmである。上記のように、本実施形態では各分割溝のピッチは1.0mmであり、分割溝のピッチよりもスリット19aの幅は広い。なお、スリット19aの幅は上記に限定されない。
まず、第1の割断工程を行う。図6(a)に示すように、支持体19を、波長変換部材の母材11の第1の主面11aに接するように配置する。このとき、第1の主面11a側から見たときに、スリット19a内に、割断に供する第1の分割溝12aが位置するように支持体19を配置する。一方で、割断に供する第1の分割溝12aと対向する位置(即ち、平面視において、割断に供する第1の分割溝12aと重なる位置)に、押圧部材18を配置する。このとき、押圧部材18のブレード18a及び支持体19のスリット19aは、それぞれy方向に直線状に延びている。本明細書において、平面視とは、割断工程においては、波長変換部材の母材11の第1の主面11a側または第2の主面11b側から見ることをいう。
次に、上記のように支持体19を配置した状態で、押圧部材18のブレード18aによって支持フィルム14側から波長変換部材の母材11の押圧部を押圧する。なお、本明細書において押圧部とは、波長変換部材の母材11の割断に際し、波長変換部材の母材11が押圧される部分である。このように、支持体19及び押圧部材18によって波長変換部材の母材11を挟圧することにより、図6(b)に示すように、第1の分割溝12aを起点としてクラックを波長変換部材の母材11の厚み方向に伸展させる。これにより、波長変換部材の母材11を第1の分割溝12aに沿って割断する。このとき、割断に供した第1の分割溝12aの部分において割断面12bが形成される。なお、本実施形態では、平面視において、スリット19aの中央と押圧部の位置が一致した状態で割断を行う。これにより、安定して波長変換部材の母材11を割断することができる。ここで、割断後の波長変換部材の母材11の個片は、支持フィルム14に貼り付いた状態を維持している。
次に、押圧部材18及び支持体19をx方向に移動させ、隣接する第1の分割溝12aに沿って波長変換部材の母材11を割断する。なお、押圧部材18及び支持体19の代わりに、波長変換部材の母材11をx方向に移動させてもよい。これを繰り返すことにより、x方向に並んでおり、かつ略平行に並ぶ複数の第1の分割溝12aに沿って順に波長変換部材の母材11を割断していく。これにより、全ての第1の分割溝12aに沿って波長変換部材の母材11を割断する。
次に、第2の割断工程を行う。図7(a)に示すように、第2の割断工程においては、押圧部材18のブレード18a及び支持体19のスリット19aを、それぞれx方向に直線状に延びるように配置する。本実施形態の第2の分割工程においても、波長変換部材の母材11を支持フィルム14側(第2の主面11b側)から、第2の分割溝13aと略平行(好ましくは平行)に伸びる押圧部13cを押圧することにより、波長変換部材の母材11を割断する。具体的には、まず、複数の第2の分割溝13aの中で最も外側に位置する分割溝のうちの一方に沿って波長変換部材の母材11を割断する。引き続いて、y方向に並んでおり、かつ略平行に並ぶ複数の第2の分割溝13aに沿って順に波長変換部材の母材11を割断していく。
第2の割断工程では、平面視において、第2の分割溝13aと、各第2の分割溝13aに対応する押圧部13cの位置が異なる。図4、図7(a)~図7(d)及び図8においては、押圧部13cを一点鎖線により示す。
図7(a)に示すように、最も外側の第2の分割溝13aに対応する押圧部13cに、押圧部材18を配置する。一方で、支持体19のスリット19a内に、押圧部13c及び割断に供する第2の分割溝13aが位置するように、支持体19を配置する。次に、上記のように支持体19を配置した状態で、押圧部材18のブレード18aによって支持フィルム14側(第2の主面11b側)から波長変換部材の母材11の押圧部13cを押圧する。支持体19及び押圧部材18によって波長変換部材の母材11を挟圧することにより、図7(b)に示すように、第2の分割溝13aを起点としてクラックを波長変換部材の母材11の厚み方向に伸展させる。これにより、波長変換部材の母材11を最も外側の第2の分割溝13aに沿って割断する。このとき、割断に供した第2の分割溝13aの部分において割断面13bが形成される。ここで、割断後の波長変換部材の母材11の個片は支持フィルム14に貼り付いた状態を維持している。なお、本実施形態では、平面視において、支持体19のスリット19aの中央と、押圧部13cの位置が一致した状態で割断を行う。
本実施形態のように、最も外側の第2の分割溝13aに対応する押圧部13cは、該第2の分割溝13aと、該第2の分割溝13aに隣接する第2の分割溝13aとの間に位置することが好ましい。これにより、個片化される幅狭の波長変換部材の母材11の支持体19に対する接触面積を大きくすることができ、安定して波長変換部材の母材11を割断することができる。
次に、形成された割断面13bに隣接する第2の分割溝13aに沿って波長変換部材の母材11を割断する。本実施形態では、割断面13bを形成した後において、押圧部13cは、割断に供する第2の分割溝13aに対して、該第2の分割溝13aに隣接する既に割断に供した第2の分割溝13a側とは反対側に離れて位置する。
図7(c)に示すように、押圧部13cと対向する位置に、押圧部材18を配置する。一方で、支持体19のスリット19aと、押圧部13c及び割断に供する第2の分割溝13aとが重なるように、支持体19を配置する。次に、上記のように支持体19を配置した状態で、押圧部材18のブレード18aによって支持フィルム14側(第2の主面11b側)から波長変換部材の母材11の押圧部13cを押圧する。支持体19及び押圧部材18によって波長変換部材の母材11を挟圧することにより、図7(d)に示すように、第2の分割溝13aを起点としてクラックを波長変換部材の母材11の厚み方向に伸展させる。これにより、波長変換部材の母材11を第2の分割溝13aに沿って割断する。これを繰り返し、それぞれの押圧部13cを支持フィルム14側から押圧することにより、y方向に並んでおり、かつ略平行に並んだ全ての第2の分割溝13aに沿って波長変換部材の母材11を割断する。それによって、波長変換部材の母材11が、複数の波長変換部材1に個片化される。
ここで、図4に示すように、平面視において、第2の分割溝13aと、該第2の分割溝13aに対応する押圧部13cとの距離をL1とする。一方で、平面視において、割断に供する第2の分割溝13aと、該第2の分割溝13aに隣接する第2の分割溝13aとの間の距離をL2とする。本実施形態では、L1=50±10μmの範囲内であり、L2=1.0mmである。さらに、距離L1と距離L2との比率((L1/L2)×100(%))は、4.0%以上、6.0%以下である。なお、距離L1、距離L2及び比率((L1/L2)×100(%))は上記に限定されない。
次に、支持フィルム14にUV光を照射することにより、支持フィルム14の粘着層14bを硬化させる。その後、支持フィルム14から、個片化された波長変換部材1を剥離する。以上により、複数の波長変換部材1を得る。
上記に示した製造方法の例のように、少なくとも第2の割断工程で、平面視において、第2の分割溝13aと、該第2の分割溝13aと略平行に延びる押圧部13cの位置が異なっていることが好ましい。もっとも、第1の割断工程においても、第1の分割溝12aと、第1の分割溝12aに略平行に延びる押圧部の、平面視における位置が異なっていてもよい。
本実施形態の製造方法の特徴は、分割溝と略平行に伸びる押圧部を押圧することにより、波長変換部材の母材11を分割溝に沿って割断するに際し、平面視において、分割溝と押圧部の位置が異なることにある。それによって、板状部材としての波長変換部材1の形状不良を抑制することができ、歩留りを向上させることができる。これは以下の理由によると考えられる。
図7(c)に示すように、第2の割断工程においては、波長変換部材の母材11は、割断に供する第2の分割溝13aよりも割断面13bに近い幅狭の部分(該第2の分割溝13aと割断面13bとの間に位置する個片化される部分)と、該第2の分割溝13aよりも割断面13bから遠い幅広の部分(既に個片化された部分と個片化される上記幅狭の部分を除いた部分)とが、それぞれ左右の支持体19により支持される。割断面13bに近い幅狭の部分は、支持体19との接触面積が小さいため、割断面13bから遠い幅広の部分と比較して不安定であり、割断時に動き易い。そのため、平面視において、割断に供する第2の分割溝13aと押圧部13cが重なった状態で割断すると、波長変換部材1の形状不良が発生しやすくなる。
これに対して、本実施形態では、押圧部13cが、割断に供する第2の分割溝13aに対して、該第2の分割溝13aに隣接する既に割断に供した第2の分割溝13a側とは反対側に離れて位置する。さらに、本実施形態では、平面視において、支持体19のスリット19aの中央と、押圧部13cの位置が一致した状態で割断を行う。それによって、波長変換部材の母材11における第2の分割溝13aよりも割断面13bに近い幅狭の部分と、支持体19との接触面積を大きくすることができ、該部分をより一層確実に支持することができる。よって、より一層安定して割断することができ、波長変換部材1の形状不良をより一層抑制することができる。
平面視において、第2の分割溝13aと、該第2の分割溝13aに対応する押圧部13cとの距離L1は、10μm以上であることが好ましい。この場合には、より確実に形状不良が生じることを抑制することができる。距離L1は、30μm以上であることがより好ましく、40μm以上であることがさらに好ましい。それによって、より確実に、かつ形状不良が生じることをより一層抑制することができる。ただし、距離L1が大きすぎると、かえって形状不良が発生しやすくなる傾向がある。よって、距離L1は90μm以下であることが好ましく、70μm以下であることがより好ましく、60μm以下であることがさらに好ましい。
距離L1と距離L2との比率((L1/L2)×100(%))は、1.0%以上、9.0%以下であることが好ましい。この場合には、より確実に形状不良が生じることを抑制することができる。比率((L1/L2)×100(%))は、3.0%以上、7.0%以下であることがより好ましく、4.0%以上、6.0%以下であることがさらに好ましい。それによって、より確実に、かつ形状不良が生じることをより一層抑制することができる。
支持体19のスリット19aの幅をWとしたとき、幅Wと距離L2との比率W/L2は、1.1以上、1.6以下であることが好ましく、1.25以上、1.6以下であることがより好ましく、1.4以上、1.6以下であることがさらに好ましい。W/L2が小さすぎると、波長変換部材の母材11の割断に大きな応力が必要となり、その結果クラックが真っ直ぐに伸展せず、波長変換部材の母材11の割れや欠けが発生しやすくなる。一方、W/L2が大きすぎると、割断時における波長変換部材の母材11の個片の変位(特にz方向の変位)が大きくなりすぎ、クラックが真っ直ぐに伸展せず、波長変換部材の母材11の割れや欠けが発生しやすくなる。
ここで、本実施形態と第1の比較例とを比較することにより、形状不良抑制の効果をより詳細に説明する。なお、第1の比較例の製造方法は、第1の割断工程及び第2の割断工程の双方において、分割溝とそれに対応する押圧部の平面視での位置が同じである点において本実施形態と異なる。
波長変換部材の母材として、ホウ珪酸系ガラスマトリクス(軟化点850℃)中にYAG蛍光体粉末が分散した蛍光体ガラス母板(50mm×50mm×0.2mm、蛍光体濃度8.3体積%)を準備した。この波長変換部材の母材を用いて、本実施形態の製造方法及び第1の比較例の製造方法により、一辺1.0mmの略正方形の波長変換部材をそれぞれ2000個作製した。ここで、図9に形状不良の例を示す。
図9は、波長変換部材の形状不良の例を示す模式的平面図である。なお、図9は、複数の波長変換部材1を支持フィルム14に貼り付けたまま、支持フィルム14をx方向及びy方向に引き伸ばし、各波長変換部材1の間に隙間を空けた状態を示す。図9に示すように、波長変換部材1の第1の主面1a側から見たときの下面である、第2の主面1bの外周縁が第1の主面1aの外周縁よりも外側に突出する部分をバリCとする。平面視において、バリCの部分における第1の主面1aの外周縁と第2の主面1bの外周縁との距離のうち最も長いものを、下面飛び出し長Dとする。
図10は、第2の分割溝とそれに対応する押圧部との距離L1を異ならせた場合の、下面飛び出し長Dの分布を示す図である。なお、L1=0μmの場合の結果が第1の比較例の結果である。L1が0μm以外の結果が上記の実施形態の結果である。
図10に示すように、第1の比較例の製造方法により波長変換部材を作製した場合には、作製した全ての波長変換部材のうちD<15μmの範囲内である波長変換部材の割合は、65%未満である。これに対して、本実施形態において距離L1を異ならせたいずれの場合においても、作製した全ての波長変換部材のうちD<15μmの範囲内である波長変換部材の割合が65%よりも高くなっていることがわかる。さらに、D<25μmの範囲内において、本実施形態の製造方法により波長変換部材を作製した場合のいずれにおいても、第1の比較例よりも積算率が高いことがわかる。このように、本実施形態においては、形状不良を抑制することができる。
ここで、本実施形態の製造方法及び第1の比較例の製造方法による形状不良の抑制の効果に対する評価を、下記の表1にまとめて示す。なお、下面飛び出し長Dが短い波長変換部材が全体に占める割合が高いほど評価が高い。◎は最も評価が高く、○は次に評価が高く、×は最も評価が低い。
Figure 0007243423000001
図10及び表1に示すように、第1の比較例においては形状不良を十分に抑制できていないことに対し、本実施形態においては、形状不良を効果的に抑制できていることがわかる。特に、押圧部と第2の分割溝との距離L1が40μm、50μmまたは60μmの場合において、形状不良をより一層抑制できることがわかる。
上記に示した実施形態においては、第1の分割溝及び第2の分割溝は、1.0mmピッチで形成している。
(変形例)
第1の変形例では、第1の分割溝を2.0mmピッチで形成し、第2の分割溝を1.0mmピッチで形成する。第2の変形例では、第1の分割溝を3.0mmピッチで形成し、第2の分割溝を1.0mmピッチで形成する。上記の点以外においては、本変形例に係る板状部材の製造方法は、図2等に示した実施形態と同様の構成を有する。
以下、第1の変形例と第2の比較例とを比較する。一方で、第2の変形例と第3の比較例とを比較する。なお、第2の比較例及び第3の比較例の製造方法は、第1の割断工程及び第2の割断工程の双方において、分割溝とそれに対応する押圧部の平面視での位置が同じである点で、第1の変形例及び第2の変形例と異なる。
第1の変形例の製造方法及び第2の比較例の製造方法により、1.0mm×2.0mmの略矩形の波長変換部材をそれぞれ2000個作製した。第2の変形例の製造方法及び第3の比較例の製造方法により、1.0mm×3.0mmの略矩形の波長変換部材をそれぞれ2000個作製した。なお、第1の変形例及び第2の変形例の製造方法において、割断に供する第2の分割溝と該第2の分割溝に隣接する第2の分割溝との距離L1をいずれも50μmとした。一方で、第2の比較例及び第3の比較例における距離L1は0μmである。
図11は、第2の比較例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。図12は、第1の変形例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。図11及び図12において、棒グラフは、各範囲の下面飛び出し長Dである波長変換部材の度数分布を示し、左側の軸に対応する。折れ線グラフは、各範囲の下面飛び出し長Dである波長変換部材の積算率を示し、右側の軸に対応する。
図11及び図12を比較してわかるように、図2等により示した実施形態の第1の変形例においては、製造した全ての波長変換部材のうちD<15μmの範囲内である波長変換部材の割合が第2の比較例よりも高いことがわかる。さらに、D<25μmの範囲内において、第1の変形例の製造方法により波長変換部材を作製した場合の積算率が、第2の比較例よりも高いことがわかる。このように、第1の変形例においても、第1の実施形態と同様に、形状不良を抑制することができ、歩留りを向上させることができる。
図13は、第3の比較例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。図14は、第2の変形例の製造方法により製造された波長変換部材の下面飛び出し長Dの分布を示す図である。図13及び図14において、棒グラフは、各範囲の下面飛び出し長Dである波長変換部材の度数分布を示し、左側の軸に対応する。折れ線グラフは、各範囲の下面飛び出し長Dである波長変換部材の積算率を示し、右側の軸に対応する。
図13及び図14を比較してわかるように、図2等に示した実施形態の第2の変形例においては、製造した全ての波長変換部材のうちD<15μmの範囲内である波長変換部材の割合が第3の比較例よりも高いことがわかる。さらに、D<25μmの範囲内において、第2の変形例の製造方法により波長変換部材を作製した場合の積算率が、第3の比較例よりも高いことがわかる。このように、第2の変形例においても、第1の実施形態と同様に、形状不良を抑制することができ、歩留りを向上させることができる。
1…波長変換部材
1a…第1の主面
1b…第2の主面
2…蛍光体粒子
3…無機マトリクス
11…波長変換部材の母材
11a…第1の主面
11b…第2の主面
12a…第1の分割溝
12b…割断面
13a…第2の分割溝
13b…割断面
13c…押圧部
14…支持フィルム
14a…支持層
14b…粘着層
18…押圧部材
18a…ブレード
19…支持体
19a…スリット

Claims (9)

  1. 板状部材の母材を割断することにより複数の板状部材を製造する方法であって、
    対向し合う第1の主面及び第2の主面を有する板状部材の母材を用意する工程と、
    前記板状部材の母材の前記第1の主面に分割溝を形成する分割溝形成工程と、
    前記第2の主面側から、前記分割溝と略平行に延びる押圧部を押圧することにより、前記分割溝に沿って前記板状部材の母材を割断する割断工程と、
    を備え、
    平面視において、前記分割溝と前記押圧部の位置が異なり、
    前記割断工程において、略平行に並ぶ複数の前記分割溝に沿って順に前記板状部材の母材を割断していくときに、前記押圧部が、割断に供する分割溝に対して、該分割溝に隣接する既に割断に供した分割溝側とは反対側に離れて位置している、板状部材の製造方法。
  2. 平面視において、割断に供する分割溝と前記押圧部との距離をL1とし、該分割溝と、該分割溝に隣接する分割溝との距離をL2としたときに、L1とL2との比率((L1/L2)×100(%))が、1.0%以上、9.0%以下である、請求項に記載の板状部材の製造方法。
  3. 前記分割溝が、互いに交差する第1の分割溝及び第2の分割溝を有し、
    前記割断工程が、前記板状部材の母材を前記第1の分割溝に沿って割断する第1の割断工程と、前記第1の割断工程後に、前記板状部材の母材を前記第2の分割溝に沿って割断する第2の割断工程とを有し、
    少なくとも前記第2の割断工程において、前記押圧部を前記第2の主面側から押圧することにより、前記第2の分割溝に沿って前記板状部材の母材を割断する、請求項1または2に記載の板状部材の製造方法。
  4. 前記第1の分割溝と前記第2の分割溝とが直交する、請求項記載の板状部材の製造方法。
  5. 前記割断工程において、前記板状部材の母材の前記第1の主面に平行に、かつ直線状に延びる押圧部材によって、前記第2の主面側から前記板状部材の母材の前記押圧部を押圧することにより、前記分割溝に沿って前記板状部材の母材を割断する、請求項1~のいずれか一項に記載の板状部材の製造方法。
  6. 前記割断工程において、スリットを有する支持体によって前記板状部材の母材を前記第1の主面側から支持した状態で、前記押圧部材によって前記第2の主面側から前記板状部材の母材を押圧し、前記支持体及び前記押圧部材によって前記板状部材の母材を挟圧することにより、前記分割溝に沿って前記板状部材の母材を割断する、請求項に記載の板状部材の製造方法。
  7. 平面視において、前記スリットの中央と、前記押圧部の位置が一致した状態で割断する、請求項に記載の板状部材の製造方法。
  8. 前記割断工程の前に、前記板状部材の母材の前記第2の主面に支持フィルムを貼り付ける工程をさらに備える、請求項1~のいずれか一項に記載の板状部材の製造方法。
  9. 前記板状部材が、無機マトリクス中に蛍光体粒子が分散された波長変換部材である、請求項1~のいずれか一項に記載の板状部材の製造方法。
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