JP7241390B2 - 縦置き型sf二重殻タンク - Google Patents

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Description

この発明は、液体を貯蔵するタンクに関するもので、筒形の胴とその両端を閉鎖している鏡板とを備えた筒形タンクであって、SF二重殻と呼ばれる鋼殻と強化樹脂殻とを備えた縦置き型の二重殻タンクに関するものである。
液体を貯蔵する筒形タンクは、灯油やガソリンなどの燃料油や上水を貯蔵するのに用いられており、通常は建物を建てた敷地の地下に埋設されている。筒形タンクは、通常横置き、すなわち胴の軸線を水平方向にして設置される。従来、地中に埋設される液体タンクも横置きとされていたが、都市における建築敷地の狭小化とそれに伴う建物の高層化とにより、建物の敷地内に必要な容量の筒形タンクを横置きで設置できなくなってきており、同一容量のタンクをより狭い面積で設置することが可能な縦置きへの要望が高まっている。
筒形タンクを縦置きに設置する構造として、鋼製の殻を備えたタンクにスカート状の支持台を溶接して、当該支持台をアンカーボルトなどでコンクリート製の基板に固定する構造が知られている。この支持台は、タンクに接合した短円筒部の下辺に鍔を設けた構造で、短円筒部の上部内側を縦置きにしたタンクの鋼製の胴の下端部分に溶接接合してタンクと一体化されている。支持台を備えたタンクは、コンクリート製の基板に立設したアンカーボルトを支持台の鍔に設けたボルト穴に挿通してナットで締結することにより、縦置きに設置される。
地下に埋設されたタンクは、埋設された時点から液漏れ、すなわちタンク内の液体が漏れ出ること及び地下水がタンク内に漏れ入ることを検出するのが困難になる。タンクは、厳重な液漏れ検査をして埋設されるが、埋設後の腐食や地震に伴う地盤の変形による亀裂の発生などによって液漏れが生ずるおそれがあるので、液漏れが生じたときにそれを検出できるようにしなければならない。
埋設後のタンクの液漏れを検出する手段として、タンクをいわゆるSF二重殻構造として液検出器を設置した検出管を設ける構造が推奨されている。この構造は、タンクの殻を鋼殻(S殻)と、強化樹脂製の樹脂殻(F殻)との二重殻構造とするもので、鋼殻と樹脂殻とは密着しておらず、鋼殻の上に樹脂フィルムを巻いてその上に強化樹脂を吹き付けるなどにより、鋼殻と樹脂殻との間に面的に連通する数十μm~数百μmの隙間(以下及び特許請求の範囲で「殻間隙」と言う。)が存在している。そして、タンク内に下端が殻間隙の下部に開口する検出管を設け、この検出管に液検出器を設けることにより、鋼殻を通ってのタンク内液の漏れ及び樹脂殻を通っての地下水の漏れをいずれも検出可能にした構造である。
上記殻間隙は、完全に密閉された隙間でなければならない。すなわち、殻間隙の周縁部では、鋼殻と樹脂殻が密着していなければならず、埋設後にその密着部分が剥がれたり、外界と連通する隙間が生じるようなものであってはならない。液体タンクでは、タンク上部に気相部(液が入らない部分、すなわち液面より上の部分)を設けることが必須とされており、鋼殻1と樹脂殻2の密着部5は、この気相部の部分に設けられる。すなわち、SF二重殻タンクにおける樹脂殻は、タンク上部において鋼殻と密着し、液相部においては鋼殻との間に殻間隙が存在する状態で鋼殻を覆っている構造となっている。
SF二重殻構造の筒形タンクを縦置きに設置する場合、支持台を溶接する胴の下部表面が樹脂殻となるため、支持台をタンクに溶接することができず、従来のような構造の支持台でタンクを支持することができない。また、胴下部の鋼殻に支持台を溶接すると、殻間隙が胴の殻間隙と底部の殻間隙とに2分されてしまうので、胴部での漏れを検出できなくなると共に、タンクの一部にSF二重殻構造とならない部分(鋼殻と樹脂殻との間に間隙を設けることができない部分)が残り、当該部分での漏れが検出できないという問題が生ずる。
SF二重殻構造の筒形タンクを縦置きで支持する構造として、特許文献2には、従来と同様な支持台であってその上辺複数箇所に切欠を設けた支持台の上辺をタンクの鋼殻に溶接し、切欠部分をSF二重殻としてタンクの胴部の間隙をタンクの底部の間隙に連通させる構造が提案されている。
一方、鋼殻の上に樹脂殻を形成する方法として、本願出願人は、特許文献1において、鋼殻の上に微粒子を混入した錆止め塗料を塗布し、その後従来手段で樹脂殻を形成することにより、殻間隙に結露が生ずることによるモアレ模様の発生や殻の超音波検査に対する弊害を防止する技術を提案している。
特開2006‐1607号公報 特許6443948号公報
この発明は、SF二重殻タンクの鋼殻に当該タンクを縦置きで支持する支持台を溶接した構造において、タンク底部で胴部の漏れも検出可能で、かつ、タンクの一部にSF二重殻構造とならない部分(鋼殻と樹脂殻との間に間隙を設けることができない部分)が生じない構造の液体タンクを提供することを課題としている。
この発明の縦置き型SF二重殻タンクは、タンクの殻がタンクの内側に位置する鋼殻1(1a、1b)と外側に位置する樹脂殻2(2a、2b)との二重殻構造で、当該鋼殻と樹脂殻との間に殻間隙3(3a、3b)を形成して当該殻間隙の底部に連通する検出管16に設けた液検出器で鋼殻からのタンク内液体の漏れ及び樹脂殻からの地下水の漏れを検知可能にした縦置き型のタンクである。
この発明のSF二重殻タンクには、タンクを縦置きで支持するための短円筒部7を備えた支持台6が設けられている。支持台6の短円筒部7は、鋼殻の胴部1aの設置状態で下方となる側に嵌合した状態で鋼殻に溶接されている。タンクの殻間隙3は、支持台の短円筒部7の鋼殻1aの下部への接合部において胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとに分断されており、分断された胴部殻間隙3aの下端と底部殻間隙3bとは、連通流路16、17、21、23、27、31を介して連通されている。
この連通流路は、先端を胴部殻間隙3aに開口した枝管17を検出管16に連結する構造や、上端を胴部殻間隙3aに開口した連結管21の下端を底部殻間隙3bに開口させて、鋼殻1の内側に設けることができる。
また、胴部殻間隙3aの下端部の鋼殻に設けた胴部貫通穴25と、底部殻間隙3bの周縁部の鋼殻に設けた底部貫通穴26とを設け、胴部の鋼殻1aの下端から底部周縁に内側樹脂殻を胴部や底部の樹脂殻と同様な方法で設けることにより、胴部貫通穴25と底部貫通穴26とを連通する内側殻間隙23を形成することにより、間隙状の連通流路を鋼殻1の内側に設けることもできる。
更に、鋼殻と支持台の短円筒部7を鋼殻1aに溶接する際に、その上下の溶接部に溶接されない領域34、35を間欠的に設けることにより、上部の溶接されない領域34で胴部殻間隙3aを鋼殻1aと短円筒部7との間の隙間(以下、「嵌合間隙」と言う。)31に連通し、下部の溶接されない領域35で嵌合間隙31を底部殻間隙3bに連通することにより、胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通する連通流路を鋼殻1と短円筒部7との間に形成することができる。
更にまた、支持台の短円筒部7の底部殻間隙3bの周縁が位置する高さの位置に貫通穴27を設け、下端が貫通穴27に達する胴部殻間隙3aを設けることにより、胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通する連通流路を支持台の短円筒部7に設けることができる。
この発明により、SF二重殻タンクを縦置きにするために支持台を取り付けると、鋼殻と樹脂殻との間に形成される殻間隙が上下に2分されて、下端をタンク底部に開口した検出管ではタンク胴部の漏洩を検知できなくなるという問題を簡単な構造で解決することができ、タンクの設置構造として実績のある短円筒部を備えた支持台でタンクの鋼殻を支持する縦置き構造を採用することができるという効果がある。
すなわちこの発明によれば、樹脂殻の形状が複雑な形状にならないので、樹脂殻及び殻間隙の形成作業が容易で、殻間隙周囲の鋼殻と樹脂殻との密着部の形状も単純な形状で密着幅も充分に確保できるから、当該密着部に隙間や剥離が生ずることを可及的に防止することができる。従って、安定した確実な漏洩検出が可能な縦置き型のSF二重殻タンクを容易に製作できるという効果がある。
この発明の第1実施例を示す断面側面図 第1実施例における鋼殻と支持台との溶接部分の拡大断面側面図 第2実施例の要部を示す拡大断面側面図 第3実施例の要部を示す拡大断面側面図 第4実施例の要部を示す拡大断面側面図 第5実施例の要部を示す拡大断面側面図 図6の実施例における鋼殻と支持台の短円筒部との溶接状態を模式的に示す上面図 図6の実施例における鋼殻と支持台の短円筒部との溶接状態を模式的に示す下面図 特許文献1の方法で形成した殻間隙の詳細断面図 第2~第5実施例における検出管の配置を示す断面側面図
図1及び図2は、この発明の第1実施例を示した図である。第1実施例のタンク10は、円筒形の胴11の両端に浅い碗状の鏡板12、13を設けたタンクで、鋼殻1の胴の下部に従来構造と同様な支持台6が溶接されている。支持台6は、タンク10に溶着された短円筒部7の下辺に鍔8を設けた構造で、コンクリート製の基板9に立設したアンカーボルトを鍔8のボルト穴に挿通してナット止めされる。上下の鏡板12、13は、通常の浅い椀形形状である。
タンク10は、SF二重殻構造で、鋼殻1(1a、1b)の外側に樹脂殻2(2a、2b)が設けられ、鋼殻1と樹脂殻2との間に殻間隙3(3a、3b)が存在しているが、鋼殻1に支持台6を溶接してから樹脂殻を形成している。そのため、樹脂殻は胴部樹脂殻2aと底部樹脂殻2bとに2分して形成されており、鋼殻1と樹脂殻2との間に形成される殻間隙も、胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとに2分されている。なお、殻間隙3は、図では誇張して描かれており、実際には前述したように、数十μm~数百μmの間隙である。
胴部樹脂殻2aは、タンクの最大液面Lより上の気相部Aと、支持台の短円筒部7の外面側において、鋼殻1及び短円筒部7に十分な幅で密着している。底部樹脂殻2bは、その周縁が支持台の短円筒部7の内面側に十分な幅で密着している。この密着部5の鋼殻1及び短円筒部7の内外面は、単純な形状の滑らかな面となっているので、鋼殻及び支持台の短円筒部と樹脂殻の信頼性の高い密着状態を容易に実現することができる。
タンクの上部鏡板13には、配管用と点検用との2個のマンホール14、15が設けられている。図示してない液検出器を収容した検出管16は、下端が鋼殻底面に溶接されて底部殻間隙3bの最下部に開口しており、上端は上部鏡板13を貫通して引き出されている。液検出器の検出信号線は、検出管16の上端から引き出されて、図示しない液漏れ検出器に接続されている。タンク10は、支持台6を地中のタンク収納部の底面に設けたコンクリート製の基板9にアンカーボルトなどで固定することにより、縦置きで設置される。
図1、2に示す第1実施例では、一端が検出管16に連通し、他端が胴部殻間隙3aの下端に連通する枝管17を設けて、胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通している。胴部の鋼殻1aの腐食や亀裂により生じたタンク内液の漏れや、胴部樹脂殻2aの劣化や亀裂により生じた地下水の漏れは、胴部殻間隙3aに流入し、枝管17を通って検出管16に流入することにより、検出管の下端部分に設置された液検出器で検出される。一方、底部の鋼殻1bの腐食や亀裂により生じたタンク内液の漏れや、底部樹脂殻2bの劣化や亀裂により生じた地下水の漏れは、底部殻間隙3bに流入して検出管16に流入し、検出管の下端部分に設置された液検出器で検出される。
図1、2に示す第1実施例は、枝管17と検出管16で胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通した例である。図3~8は、検出管16を介さないで胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通した実施例であり、これらの実施例では、図10に示すような下端が底部殻間隙3bに開口する枝管のない従来構造の検出管16がタンク中央に設けられている。
図3に示す第2実施例は、上端が胴部殻間隙3aの下端に連通し、下端が底部殻間隙3bの周縁部に連通する短い連結管21により、胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通した例である。
連結管21が接続されている胴下部及び底部周縁の鋼殻には貫通穴22が設けられている。第1実施例の枝管17の鋼殻との接続部と同様に、胴下部の貫通穴22は、鋼殻1aと支持台の短円筒部7とをともに貫通して設けられており、連結管21の上端は、当該貫通穴に挿入された状態で短円筒部7に溶接されている。短円筒部7の上縁は、鋼殻1aに溶接されている。胴部樹脂殻2aは、鋼殻1aの胴部から短円筒部7の貫通穴22を覆う位置まで樹脂フィルム44を巻き付け、その下方の短円筒部の下地処理をしたあと、強化樹脂を吹き付けることによって形成することにより、胴部殻間隙3aの下端と連結管21とを連通させている。連結管21の下端は、底面の鋼殻1bの任意の位置に設けた貫通穴に溶接して底部殻間隙3bに連通させればよい。
図4に示す第3実施は、鋼殻の胴部1aと底部1bとの境界部分のタンク内側に鋼殻1との間に間隙(内側殻間隙)23を形成する内側樹脂殻24を設けることによって、胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通した構造である。
この構造では、鋼殻の胴部下端部と底部周縁部の同一円周上に複数の胴部貫通穴25と底部貫通穴26とを設け、これらの貫通穴を塞ぐように鋼殻1aの内面に樹脂フィルム44を添設し、その上下の鋼殻内面を下地処理して、その上から強化樹脂を吹き付けることによって内側樹脂殻24を形成している。第1、2実施例とは異なり、鋼殻の胴下部の貫通穴25は、短円筒部7の上縁より上に設けても良い。
この構造では、胴部殻間隙3aに漏れ出したタンク内液及び地下水は、胴部の貫通穴25、鋼殻と内部樹脂殻との間に形成された内側殻間隙23及び底部鋼殻の周縁に設けた貫通穴26を通って底部殻間隙3bへと流れ、検出管16の下端から検出管内に流入して、検出管内に設けた図示しない液検出器によって検出される。
図5に示す第4実施例は、短円筒部7に設けた貫通穴27によって胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通した例を示したものである。この構造では、鋼殻に貫通穴を設けていない。胴部殻間隙3aは、鋼殻の胴部から短円筒部7の上部に亘って形成されており、この胴部殻間隙3aの下端と底部殻間隙3bとが連通するように、短円筒部7に貫通穴27が設けている。胴部殻間隙3aに漏出したタンク内液や地下水は、胴部殻間隙3aの下部、すなわち短円筒部7の上部外側の間隙から短円筒部の貫通穴27を通って底部殻間隙3bに流入し、底部殻間隙3bの最下部から検出管16に流入する。
図6~8に示す第5実施例は、鋼殻1とこれに溶接されている支持台の短円筒部7との間の嵌合間隙31によって胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bとを連通した例を示したものである。鋼殻の胴部の下部と支持台の短円筒部7とは、隅肉溶接により一体化されているが、上下の溶接部32、33の間には隙間(嵌合隙間)31が存在している。この第5実施例では、図7、8に示すように、鋼殻1aと支持台の短円筒部7との溶接部32、33の一部に溶接しない領域34、35を設けることにより、短円筒部の上縁を鋼殻に溶接している上縁溶接部32に溶接しない領域34を設けて胴部殻間隙3aと嵌合間隙31とを連通し、鋼殻の底部と支持台の短円筒部との溶接部33にも溶接しない領域35を設けて嵌合間隙31と胴部殻間隙3aとを連通することにより、短円筒部の上縁まで形成した胴部殻間隙3aと底部殻間隙3bの周縁とを連通している。胴部殻間隙3aに漏出したタンク内液や地下水は、胴部殻間隙3aの下端から短円筒部上縁の溶接されていない領域34から嵌合間隙31を通り、底部鋼殻の周縁の溶接されていない領域35を通って底部殻間隙3bに流入し、底部殻間隙3bの最下部から検出管16に流入する。
必要があれば、第3実施例の内側殻間隙23や胴部殻間隙3a及び底部殻間隙3bを、特許文献1に記載された方法により形成することができる。
すなわち、鋼殻1や支持台の短円筒部7と樹脂殻2、24とを密着させる密着部5では、鋼殻表面をサンドブラストなどの下地処理を行ってプライマー塗装を行い、その上に吹き付けて硬化させた樹脂殻を鋼殻に密着させる。樹脂殻2と鋼殻1との間に殻間隙3を設ける箇所では、鋼殻1の表面に微粒子41を混合した錆止め塗料を塗布し、図9に示すように、硬化した塗膜42の表面から微粒子41の一部を突出させた塗料層を形成し、更に樹脂フィルム44を巻き付けた後、強化樹脂を吹き付けて樹脂殻2、24を被覆形成する。
このようにして製造されたタンク10は、従来の鋼殻一重タンクと同様に、支持台6の鍔8に設けたボルト穴に設置基板9に立設したアンカーボルトを挿通してナットで締結する等の方法により、縦置きで設置することができる。
1(1a、1b) 鋼殻
2(2a、2b) 樹脂殻
3(3a、3b) 殻間隙
6 支持台
7 短円筒部
16 検出管
17 枝管
21 連結管
23 内側殻間隙
25 胴部貫通穴
26 底部貫通穴
27 貫通穴
31 嵌合間隙
34、35 溶接されない領域

Claims (3)

  1. タンクの内側に位置する鋼殻と外側に位置する樹脂殻との間に殻間隙を備えたSF二重殻タンクであって、
    前記鋼殻の胴部の軸方向一側に短円筒部を嵌合した状態で溶接して当該タンクを縦置きで支持する支持台と、
    前記殻間隙の底部に連通する検出管に設けた液検出器で鋼殻及び樹脂殻からの液漏れを検知可能にした縦置き型SF二重殻タンクにおいて
    記短円筒部と鋼殻との嵌合部において分断された胴部殻間隙と底部殻間隙からなる前記殻間隙を備え、
    当該胴部殻間隙の下端と底部殻間隙とを連通する連通流路が、下端を底部殻間隙に開口した前記検出管から分岐して先端を胴部殻間隙に開口した枝管で形成されていることを特徴とする、縦置き型SF二重殻タンク。
  2. 前記連通流路が、前記枝管に替えて、鋼殻の内側に配置されて上端を胴部殻間隙に開口し下端を底部殻間隙に開口した連結管で形成されている、請求項1記載のSF二重殻タンク。
  3. 前記連通流路が、前記枝管に替えて、胴部殻間隙の下端部の鋼殻に設けた胴部貫通穴と、底部殻間隙の周縁部の鋼殻に設けた底部貫通穴と、鋼殻の胴部下端から底部周縁に内側樹脂殻を設けることにより前記胴部貫通穴と底部貫通穴と連通する内側殻間隙で形成されている、請求項1記載のSF二重殻タンク。
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