JP7240911B2 - モータ、及び、モータの状態判定装置 - Google Patents

モータ、及び、モータの状態判定装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータ、及び、モータの状態判定装置に関する。
モータは、その故障の一因として、ロータに取り付けられる回転軸を支持する軸受の故障などの異常が挙げられる。
なお、モータにおける軸受の故障予兆の有無を適切に診断するために、電動機(モータ)の軸部材の一端側に設置される第1軸受の温度を検出する第1温度センサと、軸部材の他端側に設置される第2軸受の温度を検出する第2温度センサと、第1軸受の温度と第2軸受の温度との差に基づいて第1軸受及び第2軸受の故障予兆の有無を診断する軸受故障予兆診断手段と、を備えるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2015-231295号公報
モータにおいて、軸受に異常が発生した場合には、ロータの回転に支障が生じるため、軸受を交換する必要がある。特に、サーバの内部を冷却するための冷却ファン用のモータ(以下「ファンモータ」という)は、ファンモータが故障することでサーバの使用にも支障が出るため、高い信頼性が要求されている。ファンモータにおける軸受の高い信頼性とは、具体的には、軸受に異常が発生するまでの期間、つまり軸受の寿命が長いこと、あるいは、軸受の寿命を予測し得ることが挙げられる。
しかしながら、特許文献1の技術では、軸受の寿命を予測して信頼性を向上し得るものの、2つの軸受それぞれに温度センサを備える必要があるため、温度センサの取り付け場所を確保する必要があるなど、モータの構成が複雑になっていた。
本発明は、上述の課題を一例とするものであり、簡易な構成でモータにおける軸受の信頼性を向上することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータは、回転軸を有するロータと、前記ロータの周方向に対向して配置されているステータと、前記回転軸を回転可能に支持し、前記回転軸とともに回転可能な第1軸受、及び、前記第1軸受とともに回転可能な第2軸受を有する一対の軸受部と、前記軸受部の動作を検出する軸受動作検出部と、を備え、前記第1軸受は、前記回転軸とともに回転可能な第1内輪と、前記第1内輪の外周側に設けられている第1外輪と、前記第1内輪と前記第1外輪との間に配置されている第1転動体とを有し、前記第2軸受は、前記第1外輪とともに回転可能な第2内輪と、前記第2内輪の外周側に設けられている第2外輪と、前記第2内輪と前記第2外輪との間に配置されている第2転動体とを有し、前記軸受動作検出部は、前記第1外輪の回転動作に応じた軸受動作情報を出力する。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記軸受動作検出部は、前記第1外輪とともに回転可能な軸受動作検出マグネットと、前記軸受動作検出マグネットの回転動作に応じて前記軸受動作情報を出力する軸受動作検出センサと、を有する。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記軸受部の外周側に設けられている第1基板を備え、前記軸受動作検出センサは、前記第1基板に搭載されている。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記第2軸受は、前記回転軸の軸線方向において前記第1軸受とは離れた位置に設けられていて、前記一対の軸受部は、前記第1外輪と前記第2内輪とを回転可能に結合するカップリング部をそれぞれ備える。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記軸受動作検出部は、前記カップリング部の外周側に設けられている。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記回転軸の軸線方向において、前記第1基板とともに前記ステータを挟んだ状態で配置されている第2基板と、前記第2基板に搭載されている、前記ロータの回転動作に応じたロータ動作情報を出力するロータ動作検出部を備える。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータの状態判定装置は、モータの軸受部の状態を判定する状態判定装置であり、前記モータは、ロータの回転軸とともに回転可能な第1内輪、前記第1内輪の外周側に設けられている第1外輪、及び、前記第1内輪と前記第1外輪との間に配置されている第1転動体を有し、回転軸を回転可能に支持している第1軸受と、前記第1外輪とともに回転可能な第2内輪、前記第2内輪の外周側に設けられている第2外輪、及び、前記第2内輪と前記第2外輪との間に配置されている第2転動体を有する第2軸受と、前記第1外輪の回転動作に応じた軸受動作情報を出力する軸受動作検出部と、を備え、前記状態判定装置は、前記軸受動作検出部が出力した前記軸受動作情報に基づいて前記第1軸受の回転運動の状態を判定する状態判定部を備える。
本発明の一態様に係るモータの状態判定装置において、前記状態判定部は、前記軸受動作情報に基づいて、前記第1軸受が劣化しているか否かを判定する。
本発明の一態様に係るモータの状態判定装置において、前記モータは、前記ロータの回転動作に応じたロータ動作情報を出力するロータ動作検出部を備え、前記状態判定部は、前記軸受動作情報及び前記ロータ動作情報に基づいて前記第1軸受の回転運動の状態を判定する。
本発明の一態様に係るモータの状態判定装置において、前記軸受動作情報は、前記第1外輪の回転数に応じた情報であり、前記ロータ動作情報は、前記ロータの回転数に応じた情報である。
本発明の一態様に係るモータの状態判定装置において、前記状態判定部は、前記第1外輪の回転数に応じた情報と、前記ロータの回転数に応じた情報とに基づいて、前記第1軸受が故障しているか否かを判定する。
本発明によれば、モータにおける軸受の信頼性を向上することができる。
本発明に係る実施の形態のモータを備えるファン装置の構成を概略的に示す正面図である。 図1に示すファン装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1に示すモータの構成を概略的に示す正面図である。 図3に示すモータの構成を概略的に示す断面図である。 図1に示すファン装置が備える回転軸及び軸受部の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るモータの駆動制御装置の機能ブロック図である。 図1に示すファン装置が備えるモータにおける、軸受部の動作、及び、軸受動作検出部の動作の推移を示すためのフローチャートである。 図6に示すモータの駆動制御装置による軸受部の状態検出処理の例を示すためのフローチャートである。 図1に示すファン装置が備えるモータにおける、(a)第1ホール信号に基づくロータ動作情報としてのFG信号、(b)第1軸受が正常に動作している状態における第2ホール信号に基づく軸受動作情報としての軸受回転数信号、(c)第1軸受が劣化した状態における第2ホール信号に基づく軸受動作情報としての軸受回転数信号、及び、(d)第1軸受が固着(故障)した状態における第2ホール信号に基づく軸受動作情報としての軸受回転数信号の模式図である。
以下、本発明の実施の形態に係るモータ及びモータの状態判定装置について図面を参照しながら説明する。
<モータの実施の形態>
図1は、本発明に係る実施の形態のモータ10を備えるファン装置1の構成を概略的に示す正面図である。図2は、ファン装置1の構成を概略的に示す断面図である。図3は、モータ10の構成を概略的に示す正面図である。図4は、モータ10の構成を概略的に示す断面図である。図5は、ファン装置1が備える回転軸23及び軸受部22A,22Bの構成を概略的に示す断面図である。
以下の説明では、便宜上、軸線x方向において矢印a方向を上側aとし、矢印b方向を下側bとする。また、軸線xに垂直な径方向において、軸線xから遠ざかる方向(図1の矢印c方向)を外周側cとし、軸線xに向かう方向(図1の矢印d方向)を内周側dとする。以下の説明では、便宜上、図1に示す方向をモータの側面とする。また、以下の説明では、便宜上、モータを上側aから下側bに向かって見る方向を正面、下側bから上側aに向かって見る方向を底面とする。
図1乃至図5に示すように、本実施の形態に係るモータ10は、ファン装置1に備えられていて、回転軸23を有するロータと、ロータの周方向に対向して配置されているステータ24と、回転軸23を回転可能に支持し、回転軸23とともに回転可能な第1軸受221、及び、第1軸受221とともに回転可能な第2軸受222を有する一対の軸受部22A,22Bと、軸受部22A,22Bの動作を検出する軸受動作検出部37と、を備え、第1軸受221は、回転軸23とともに回転可能な第1内輪2211と、第1内輪2211の外周側cに設けられている第1外輪2212と、第1内輪2211と第1外輪2212との間に配置されている第1転動体2213とを有し、第2軸受222は、第1外輪2212とともに回転可能な第2内輪2221と、第2内輪2221の外周側に設けられている第2外輪2222と、第2内輪2221と第2外輪2222との間に配置されている第2転動体2223とを有し、軸受動作検出部37は、第1外輪2212の回転動作に応じた軸受動作情報を出力する。以下、モータ10を備えるファン装置1の構成及び動作を具体的に説明する。
[ファン装置の構成]
図1に示すように、ファン装置1は、ハブ25に複数の羽根28を備えるインペラ30と、インペラ30の外周を覆いファン装置1の外形形状を定めるケーシング40とを備える。インペラ30は、ハブ25がケーシング40の内部において軸線xを中心とする中央部に配置されている。図2に示すように、ファン装置1は、インペラ30のハブ25の内部にモータ10が配置されている。
図2に示すように、モータ10は、例えば、回転軸23、回転軸23に接続されているロータヨーク26、及びインペラ30がロータを構成するアウターロータ型のブラシレスDC(Direct Current)モータである。モータ10は、回転軸23、軸受ハウジング21、一対の軸受部22A,22B、ステータ24、ロータヨーク26、マグネット27、第1基板291、第2基板292、ロータ動作検出センサ(ロータ動作検出部の一例)36、及び、軸受動作検出部37を備える。
図2、図4、及び図5に示すように、回転軸23は、軸線x方向を長手方向として配置されている棒状部材である。軸受ハウジング21は、ケーシング40の中央部に支持される中空の筒状体である。軸受ハウジング21は、一対の軸受部22A,22Bを介して回転軸23を回転可能に支持している。軸受ハウジング21は、円筒状のハウジング本体211の軸線x方向の一端に軸受部22Aを支持する軸受支持部212と、ハウジング本体211の軸線x方向の他端に軸受部22Bを支持する軸受支持部213とを備える。軸受支持部212,213は、それぞれ、ハウジング本体211の内周面に形成されている。
一対の軸受部22A,22Bは、具体的には、上述のように軸受ハウジング21の軸線x方向の一端に設けられている軸受支持部212に支持される軸受部22Aと、軸受ハウジング21の軸線x方向の他端に設けられている軸受支持部213に支持される軸受部22Bとである。一対の軸受部22A,22Bは、それぞれ、第1軸受221、第2軸受222、及びカップリング部223を備える。図5に示すように、一対の軸受部22A,22Bそれぞれにおいて、第2軸受222は、回転軸23の軸線x方向において第1軸受221とは離れた位置に設けられている。
図5に示すように、第1軸受221は、第1内輪2211、第1外輪2212、及び第1転動体2213を備える。第1内輪2211は、回転軸23の外周面23aに装着可能な内周面を有する環状の部材である。第1内輪2211は、回転軸23の外周面23aに装着されることにより、回転軸23とともに回転可能である。第1外輪2212は、第1内輪2211の外周側cに設けられている。第1外輪2212は、第1内輪2211と同軸で第1内輪2211よりも大径の環状の部材である。第1転動体2213は、第1内輪2211と第1外輪2212との間に複数配置されている球状の部材である。第1軸受221は、第1内輪2211、第1外輪2212、及び第1転動体2213の間に潤滑剤が封入されている。
第2軸受222は、第2内輪2221、第2外輪2222、及び第2転動体2223を備える。第2内輪2221は、カップリング部223に装着可能な内周面を有する環状の部材である。第2内輪2221は、カップリング部223に装着されることにより、カップリング部223を介して第1外輪2212とともに回転可能である。第2外輪2222は、第2内輪2221の外周側cに設けられている。第2外輪2222は、第2内輪2221と同軸で第2内輪2221よりも大径の環状の部材である。第2転動体2223は、第2内輪2221と第2外輪2222との間に複数配置されている球状の部材である。第2軸受222は、第2内輪2221、第2外輪2222、及び第2転動体2223の間に潤滑剤が封入されている。
第1軸受221と第2軸受222は、それぞれに用いられる構成要素の機械的摩擦係数や潤滑剤の粘度の相違などにより、互いの動粘度が相違してもよい。本実施の形態において、第1軸受221は、例えば、第2軸受222の動粘度よりも低い動粘度である。なお、第1軸受221の動粘度は、第2軸受222の動粘度と同じ、あるいは第2軸受222の動粘度よりも高い動粘度であってもよい。
カップリング部223は、第1軸受収容部2231、第2軸受収容部2232、及び段差部2233を備える。カップリング部223は、それぞれ径方向の寸法が異なる筒状の部分である第1軸受収容部2231及び第2軸受収容部2232と、第1軸受収容部2231及び第2軸受収容部2232を繋ぐ段差部2233とにより、第1外輪2212と第2内輪2221とを回転可能に結合している。
第1軸受収容部2231は、第1軸受221の第1外輪2212を収容可能な内周面を有する。具体的には、第1軸受収容部2231は、第1外輪2212と協働して回転可能な形状及び寸法に形成されている。
第2軸受収容部2232は、回転軸23の外周面23aに対して所定の空隙を有する形状及び寸法の内周面を有する。また、第2軸受収容部2232は、第2軸受222の第2内輪2221を収容可能な外周面を有する。第2軸受収容部2232は、第2内輪2221と協働して回転可能な形状及び寸法に形成されている。
ステータ24は、ケーシング40の例えば、下側bに固定されている。ステータ24は、例えば、複数の電磁鋼板を積層して形成されたステータコア241と、ステータコア241上に巻回されたコイル242と、ステータコア241に設けられたインシュレータ243と、を備えている。
ロータヨーク26は、例えば、インペラ30のハブ25の内周部に設けられている。ロータヨーク26は、マグネット27を収容するために、例えば、概略筒状に形成されている。ロータヨーク26は、ハブ25と別体で形成しても一体で形成してもよい。マグネット27は、ロータヨーク26の内周面に取り付けられている。マグネット27は、内周側dに設けられているステータ24との間に所定の間隙を有するように設けられている。
第1基板291は、図2及び図4に示すように、軸受部22A,22Bの少なくとも一方、例えば、ステータ24の軸線x方向の一端にあたる上側aの軸受部22Aの外周側cに設けられている。第1基板291は、図3に示すように、軸受部22Aの外周側cの一部分に略円弧形状に形成されている板状の基板である。第1基板291の上側aには、軸受動作検出部37の軸受動作検出センサ372が搭載されている。
第2基板292は、図2及び図4に示すように、軸受部22A,22Bの少なくとも他方、例えば、ステータ24の軸線x方向の他端にあたる下側bの軸受部22Bの外周側cに設けられている。すなわち、第2基板292は、ロータの回転軸23の軸線xと平行な方向において、第1基板291とともにステータ24を挟んだ状態で配置されている。第2基板292は、図3に示すように、軸受部22Bの外周側cに外形が略円板形状に形成されている基板である。第2基板292の上側aには、ロータ動作検出部としてのロータ動作検出センサ36が搭載されている。
ロータ動作検出センサ36は、上述のように第2基板292の上側aに搭載されている。ロータ動作検出センサ36は、ロータを構成しているインペラ30のハブ25の内周面に設けられているマグネット27の磁界範囲、例えば、マグネット27の内周側dに配置されている。ロータ動作検出センサ36は、ロータに取り付けられているマグネット27が回転するのに伴い、このマグネット27の回転動作に応じた位置信号であるロータ動作情報としての第1ホール信号(ロータ動作情報の一例)を出力する。ロータ動作情報とは、具体的には、例えば、ロータの回転数あるいは回転速度の情報などのロータの回転数に応じた情報であり、具体的には、上述の第1ホール信号または第1ホール信号から算出したロータの回転数の情報(ロータ回転数信号)である。なお、ロータ動作検出センサ36の数は、本実施の形態に限定されない。
軸受動作検出部37は、軸受動作検出マグネット371と軸受動作検出センサ372とにより構成されている。軸受動作検出マグネット371は、第1外輪2212の外周側c、例えば、第1外輪2212の外周側cを覆い第1外輪2212とともに回転可能なカップリング部223の第1軸受収容部2231の外周側cに設けられている。軸受動作検出マグネット371は、このように配置されていることで、第1外輪2212とともに回転可能である。軸受動作検出センサ372は、軸受動作検出マグネット371の磁界範囲、具体的には、軸受動作検出マグネット371の外周側cに位置する第1基板291の上側aに搭載されている。軸受動作検出センサ372は、第1外輪2212とともに回転するカップリング部223に取り付けられている軸受動作検出マグネット371が回転するのに伴い、この軸受動作検出マグネット371の回転動作に応じたホール信号である軸受動作情報としての第2ホール信号を出力する。軸受動作情報とは、具体的には、例えば、軸受の回転数あるいは回転速度の情報であり、具体的には、第2ホール信号または第2ホール信号から算出した第1軸受221の回転数に応じた情報(軸受回転数信号)である。なお、軸受動作検出部37の数は、本実施の形態に限定されない。
<モータの状態判定装置の構成>
次に、モータの状態判定装置の構成について説明する。
本実施の形態において、モータ10の駆動制御装置3は、モータ10の軸受部22A,22Bの状態を判定する状態判定装置として機能する。駆動制御装置3は、モータ10の軸受動作検出部37の軸受動作検出センサ372が出力した軸受動作情報と、ロータ動作検出センサ36が出力したロータ動作情報とを用いて第1軸受221の回転運動の状態を判定する状態判定部としての軸受異常判定部35を備える。後述するように、軸受異常判定部35は、軸受動作情報に基づいて、第1軸受221が劣化しているか否かを判定する。また、軸受異常判定部35は、軸受動作情報とロータ動作情報とに基づいて、第1軸受が故障しているか否かを判定する。以下、モータの状態判定装置として機能するモータ10の駆動制御装置3について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係るモータ10の駆動制御装置3の機能ブロック図である。図6に示すように、モータ10の駆動制御装置(状態判定装置の一例)3は、速度指令解析部31、第1回転数算出部321、第2回転数算出部322、PWM(Pulse Width Modulation)指令部33、PWM信号生成部34、軸受異常判定部(状態判定部の一例)35を備える。駆動制御装置3は、例えば、MCU(Micro Controller Unit)のように、本発明に係る駆動制御装置3による下記の機能ブロックを実現するためのプログラムを含む各種コンピュータプログラムを実行可能な情報処理装置と、コンピュータプログラムやプログラム実行時のデータなどを記憶するROM(Read Only Memory)のような記憶装置とにより実現される。また、ROMには、後述の軸受異常判定部35による処理で用いられる第1軸受221が劣化していると判定する際に用いられる閾値、及び、第1軸受221が故障していると判定される際の軸受回転数信号(軸受動作情報の一例)S5に対するロータ回転数信号(ロータ動作情報の一例)S2の比率に関する情報も格納されている。
速度指令解析部31は、サーバの制御部など不図示の外部機器からのモータ10の速度指令信号Scを受信し、PWM指令部33に指示を与えるための目標回転数信号S1を生成する。
第1回転数算出部321は、モータ10に取り付けられてロータのマグネット27の回転数を検出するために設けられているロータ動作検出センサ36が取得した第1ホール信号Sh1(ロータの回転数に関する情報;ロータ動作情報の一例)を取得して、第1ホール信号Sh1に基づいてロータの回転数を算出してロータ回転数信号S2を出力する。第1回転数算出部321は、ロータ回転数信号S2をPWM指令部33及び軸受異常判定部35に出力する。また、第1回転数算出部321は、算出したロータの回転数をFG(Frequency Generator)信号FGとして外部機器に出力する。
第2回転数算出部322は、モータ10において軸受部22A,22Bの第1軸受221の第1外輪2212の回転数を検出するために設けられている軸受動作検出部37から取得した第2ホール信号Sh2(第1軸受221の第1外輪2212の回転数に関する情報)を取得して、第2ホール信号Sh2に基づいて第1外輪2212の回転数を算出して軸受回転数信号S5を出力する。第2回転数算出部322は、軸受回転数信号S5をPWM指令部33及び軸受異常判定部35に出力する。
PWM指令部33は、速度指令解析部31から出力された目標回転数信号S1、及び、第1回転数算出部321から出力されたロータ回転数信号S2に基づいて生成するPWM設定指示信号S3をPWM信号生成部34に出力する。PWM設定指示信号S3は、PWM信号生成部34が生成するPWM信号の設定、つまりモータ10を所望の回転数で駆動するのに必要なPWM信号のデューティ比を指示する信号である。
PWM信号生成部34は、PWM指令部33が出力したPWM設定指示信号S3に基づいて、モータ駆動部2を制御する駆動制御信号Sd、つまり所望のデューティ比のPWM信号S4を生成し、出力する。
モータ駆動部2は、駆動制御信号Sdに基づいてモータ10を駆動する。
軸受異常判定部35は、第1回転数算出部321が算出したロータ動作情報、及び、第2回転数算出部322が算出した軸受動作情報に基づいて軸受部22A,22Bの回転運動の状態を判定する状態判定部として機能する。
軸受異常判定部35は、軸受動作情報、つまり第1外輪2212が回転していることを示すパルス信号の第2ホール信号Sh2、あるいは軸受回転数信号S5が検出された場合には、軸受部22A,22Bにおいて第2軸受222が回転軸23とともに回転していると判定する。
軸受異常判定部35は、軸受動作情報(例えば、軸受回転数信号S5)とロータ動作情報(例えば、ロータ回転数信号S2)とを比較することによって、軸受部22A,22Bの第1軸受221に劣化や故障などの異常が生じているか否かを検出する。具体的には、軸受異常判定部35は、軸受動作情報とロータ動作情報とを比較することによって、第1外輪2212が回転している場合であり、第1外輪2212の回転数に対するロータの回転数の比率が所定の数値未満である場合に、第1軸受221の劣化(機能低下)が生じていると判定する。また、軸受異常判定部35は、軸受動作情報とロータ動作情報とを比較することによって、第1外輪2212の回転数に対するロータの回転数の比率が所定の数値以上である場合に、第1軸受221の異常状態、すなわち劣化が進行し、回転軸23と第1軸受221とが固着、つまり故障していると判定する。軸受異常判定部35は、検出した軸受部22A,22Bの状態の情報を異常報知信号Saとして外部機器に出力する。なお、軸受異常判定部35は、ロータ動作情報と軸受動作情報とを用いて第1軸受221の劣化または故障を判定するものであればよい。このため、軸受異常判定部35は、ロータ回転数信号S2に代えて、例えば、第1ホール信号Sh1またはFG信号FGを処理に用いてもよい。また、軸受異常判定部35は、軸受回転数信号S5に代えて、例えば、第2ホール信号Sh2を処理に用いてもよい。
[ファン装置及び駆動制御装置の動作]
次に、以上説明した構成を備えるファン装置1及びファン装置1のモータ10の駆動制御装置3の動作について説明する。
図7は、ファン装置1が備えるモータ10における、軸受部の動作、及び、軸受動作検出部の動作の推移を示すためのフローチャートである。図8は、モータ10の駆動制御装置3による軸受部22A,22Bの状態検出処理の例を示すためのフローチャートである。図9は、ファン装置1が備えるモータ10における、(a)第1ホール信号Sh1に基づくロータ動作情報としてのFG信号FG、(b)第1軸受221が正常に動作している状態における第2ホール信号Sh2に基づく軸受動作情報としての軸受回転数信号S5、(c)第1軸受が劣化した状態における第2ホール信号Sh2に基づく軸受動作情報としての軸受回転数信号S5、及び、(d)第1軸受が固着(故障)した状態における第2ホール信号Sh2に基づく軸受動作情報としての軸受回転数信号S5の模式図である。
図7に示すように、モータ10は、駆動電流が流れることで、回転軸23の回転が開始する(ステップS10)。モータ10の回転軸23は、図2、図4、及び図5に示すように、軸受ハウジング21に装着された一対の軸受部22A,22Bによって回転可能に支持されている。また、回転軸23は、上側aの一端がインペラ30のハブ25と結合している。このため、モータ10が駆動されることによって回転軸23が軸線xを中心に回転し、それに伴ってインペラ30も軸線xを中心に回転する。
モータ10は、一対の軸受部22A,22Bが、回転軸23とともに回転可能な第1軸受221と、第1軸受221とともに回転可能な第2軸受222と、をそれぞれ備える。ここで、一対の軸受部22A,22Bは、第1軸受221の第1内輪2211と回転軸23の外周面23aとが接しているため、第1内輪2211と回転軸23とがともに回転する。第1軸受221は、第1外輪2212がカップリング部223の第1軸受収容部2231と接している。第2軸受222は、第2内輪2221がカップリング部223の第2軸受収容部2232と接している。このため、軸受部22A,22Bは、第1軸受221が劣化または故障して第1内輪2211と第1外輪2212とが一体となって回転すると、第2軸受222が回転軸23とともに回転する。
以上のように構成されているモータ10の軸受部22A,22Bにおいて、通常(稼働後の所定時間)の状態では、動粘度の低い第1軸受221が正常な動作機能を有しているため、第1内輪2211が第1転動体2213及び第1外輪2212に支持されて回転軸23とともに回転する。この場合において、ロータ動作検出センサ36は、ロータが、例えば、所定の回転数で回転しているときに図9(a)のように回転動作に応じたパルスを出力する。
つまり、モータ10では、通常の状態において、第1内輪2211が回転軸23とともに回転するため、第1外輪2212及び第1外輪2212とともに回転可能なカップリング部223は回転しない。このため、カップリング部223の外周側cに取り付けられている軸受動作検出マグネット371も回転しない(ステップS11)。軸受動作検出マグネット371が回転しないため、軸受動作検出センサ372から出力される第2ホール信号Sh2は、図9(b)に示すように、パルス信号ではなくHighまたはLowの一定の信号として出力される(ステップS12)。
その後、モータ10において、軸受部22A,22Bでは、第1軸受221の動作機能が劣化、あるいは故障を開始すると、第1軸受221の摩擦係数が上昇する(ステップS20)。軸受部22A,22Bにおいて、第1軸受221の回転トルクが第2軸受222の起動トルクを上回ると、カップリング部223及び第2軸受222の回転が開始する(ステップS30)。具体的には、軸受部22A,22Bでは、第1軸受221の第1内輪2211と、第1外輪2212及び第1転動体2213が一体となって回転軸23とともに回転する。モータ10では、このように第1軸受221の動作機能が劣化、あるいは故障したなどの異常が発生した状態において、第1軸受221では、その劣化や故障状況に応じて、第1軸受221の回転トルクが上昇し、第1内輪2211とともに第1外輪2212が回転する。このため、第1外輪2212及び第1外輪2212とともに回転可能なカップリング部223も、第1外輪2212とともに回転する。また、カップリング部223の外周側cに取り付けられている軸受動作検出マグネット371も回転を開始する(ステップS31)。この場合、第1軸受221は、第1内輪2211と第1転動体2213とが完全に固着していないため、ロータとは異なる比率で回転動作を継続している。つまり、第1軸受221において、第1外輪2212の回転が回転軸23(ロータ)に対して低回転数で回転していてロータの回転数とは同期していないため、軸受動作検出センサ372から出力される第2ホール信号Sh2は、図9(c)に示すように、図9(a)に示したFG信号FGとは異なる周期で出力されている(ステップS32)。
カップリング部223は、上述のように第1軸受収容部2231の内周面が第1軸受221の第1外輪2212とともに回転可能に接続している。このように、第1軸受221において第1内輪2211とともに第1外輪2212が回転する(共回りする)ような状態になる(ステップS40)と、第1軸受221の回転トルクが第2軸受222の起動トルクを上回る。このとき、軸受部22A,22Bでは、カップリング部223を介して第2軸受222が回転軸23とともに回転を開始する。すなわち、第2軸受222の第2内輪2221は、上述のようにカップリング部223の第2軸受収容部2232の外周面に取り付けられていて、カップリング部223の回転に応じて回転可能である。このため、モータ10において、カップリング部223及び第2軸受222が回転軸23とともに回転する(ステップS50)。
モータ10では、このように第1軸受221の動作機能が劣化、あるいは故障した状態が進行すると、第1軸受221において、第1内輪2211、第1転動体2213、及び第1外輪2212の回転数は、徐々に上昇し最終的に回転軸23と一体となって回転軸23と同一の回転数で回転する。このため、第1外輪2212及び第1外輪2212とともに回転可能なカップリング部223も、第1外輪2212とともに回転軸23と同一の回転数で回転する。また、カップリング部223の外周側cに取り付けられている軸受動作検出マグネット371の回転数も第1外輪2212の回転数と同様に上昇し、回転軸23と同一の回転数で回転する(ステップS51)。つまり、第1軸受221において、第1外輪2212の回転が回転軸23(ロータ)とは同期しているため、軸受動作検出センサ372から出力される第2ホール信号Sh2は、周波数が上昇し、図9(d)に示すように、図9(a)に示したFG信号FGとはほぼ同様の周波数で出力される(ステップS52)。
図8は、モータ10の駆動制御装置3による軸受部22A,22Bの状態検出処理の例を示すためのフローチャートである。図8に示す駆動制御装置3による軸受部22A,22Bの状態検出処理の例では、軸受異常判定部35は、上述のように、第1外輪2212が回転している場合であり、第1外輪2212の回転数に対するロータの回転数の比率が所定の数値未満である場合に、第1軸受221の劣化(機能低下)が生じていると判定する。また、軸受異常判定部35は、第1外輪2212の回転数に対するロータの回転数の比率が所定の数値以上である場合に、第1軸受221の劣化が進行し、回転軸23と第1軸受221とが固着、つまり故障していると判定する。図8に示す軸受部22A,22Bの状態検出処理の例では、軸受動作情報として軸受動作検出部37から出力される第2ホール信号Sh2を用いる。また図8に示す軸受部22A,22Bの状態検出処理の例では、ロータ動作情報としてFG信号FGを用いる。
軸受異常判定部35は、第2回転数算出部322を介して第2ホール信号Sh2について、図9(c)または図9(d)で示したパルス出力波形であるか否かを判定する(ステップS101)。
第2ホール信号Sh2がパルス出力波形ではない場合、つまり図9(b)で示した正常な状態の信号である場合(ステップS101:NO)、軸受異常判定部35は、第2ホール信号Sh2に基づいて、モータ10の軸受部22A,22Bにおいて第1軸受221は正常(第1内輪2211が回転軸23と回転し、第1外輪2212が回転していない状態)であると判定する(ステップS102)。
第2ホール信号Sh2がパルス出力波形である場合、つまり図9(c)または図9(d)で示した第1軸受221が劣化や故障したときに出力される信号である場合(ステップS101:YES)、軸受異常判定部35は、第2ホール信号Sh2とFG信号FGとを比較し、ロータの回転数に対する第1外輪の回転数の比率が所定の値であるか否かを判定する(ステップS103)。第1軸受221が劣化した場合は、第1軸受221の回転トルクが徐々に高まることにより、第2ホール信号Sh2のパルス信号の周期がFG信号FGのようにパルス信号の周期に近づく。すなわち、言い換えると、第1軸受221が劣化した場合は、第1軸受221の回転数が、モータ10の実回転数である所定の回転数に近づく。本ステップでは、第2ホール信号Sh2とFG信号FGの周期の比率に基づき、第1軸受221が劣化しているか、あるいは、第1軸受221が故障しているかのいずれかを判定する。
第2ホール信号Sh2の周期が、図9(c)で示したようにFG信号FGの周期と比較して所定の比率のパルス出力波形ではない場合(ステップS103:NO)、軸受異常判定部35は、第1外輪2212が回転しているが、その回転が回転軸23(ロータ)の回転とは同期していないため、第1軸受221が所定回転数未満で回転している劣化状態であると判定する(ステップS104)。
一方、第2ホール信号Sh2の周期が、図9(d)で示したようにFG信号FGの周期と比較して所定の比率、例えば、50%の比率のパルス出力波形である場合(ステップS103:YES)、軸受異常判定部35は、第1軸受221において、第1外輪2212の回転が回転軸23(ロータ)の回転と同期している(第1軸受221が回転軸23と同じ所定の回転数で回転している)と判定し、第1軸受221の第1内輪2211、第1外輪2212、及び第1転動体2213が固着している故障状態であると判定する(ステップS104)。
以上のように構成されているモータ10によれば、第1軸受221及び第2軸受222を有する一対の軸受部22A,22Bにより回転軸23を支持しているモータ10において、第1軸受221の第1外輪2212の動作状況を検出する軸受動作検出部37から第2ホール信号Sh2を出力することができる。また、モータ10の駆動制御装置3によれば、モータ10から出力された第2ホール信号Sh2に基づく軸受回転数信号S5から軸受部22A,22Bの動作状態を判定している。このため、軸受部22A,22Bにおいて第1軸受221または第2軸受222のいずれが動作しているか、すなわち軸受部22A,22Bの動作状態を容易に判定することができる。つまり、以上のように構成されているモータ10の駆動制御装置3によれば、モータ10の軸受部22A,22Bの動作状態を容易に判定することができるため、軸受部22A,22Bの交換時期、寿命を予測することができる。
従って、以上のように構成されているモータ10の駆動制御装置3によれば、軸受の信頼性を向上することができる。
その他、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明のモータ及びモータの状態判定装置を適宜改変することができる。かかる改変によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。例えば、以上説明した実施の形態において、モータ10は、アウターロータ型のブラシレスDCモータであったが、本発明においてモータの種類や構造はこれに限定されない。また、以上説明した実施の形態では、軸受部22A,22Bの第1軸受221と第2軸受222とが軸線x方向に離れた位置に配置されている場合には、カップリング部223を用いて第1外輪2212と第2内輪2221とを接続していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1外輪2212と第2内輪2221とを溶接などで連結して同様の作用を得てもよい。また、モータ10の駆動制御装置3において、異常報知信号SaとFG信号FGとが共通の出力ラインで出力されてもよい。また、モータ10の駆動制御装置3において、異常判定に用いるモータ10のロータ回転数信号S2と軸受回転数信号S5の所定値は、上述の例には限定されず、任意の値を採用することができる。また、軸受回転数信号S5の周期とロータ回転数信号S2の周期とが同等であるか否かの判定は、軸受回転数信号S5の周期とロータ回転数信号S2の周期との相関関係に基づいて判定すればよいため、両周期が同一でなくてもよい。さらに、本実施の形態において、軸受部22A,22Bの回転動作を検出する軸受動作検出部37は、軸受部22Aにのみ取り付けられていたが、軸受部22Bに軸受動作検出部37が取り付けられていても、一対の軸受部22A,22Bにそれぞれ軸受動作検出部37が取り付けられていてもよい。
1…ファン装置、2…モータ駆動部、3…駆動制御装置(状態判定装置の一例)、10…モータ、21…軸受ハウジング、22A,22B…軸受部、23…回転軸、23a…外周面、24…ステータ、25…ハブ、26…ロータヨーク、27…マグネット、28…羽根、30…インペラ、31…速度指令解析部、32…回転数算出部、33…PWM指令部、34…PWM信号生成部、35…軸受異常判定部(状態判定部の一例)、36…ロータ動作検出センサ(ロータ動作検出部の一例)、37…軸受動作検出部、40…ケーシング、211…ハウジング本体、212…軸受支持部、213…軸受支持部、221…第1軸受、222…第2軸受、223…カップリング部、241…ステータコア、242…コイル、243…インシュレータ、291…第1基板、292…第2基板、371…軸受動作検出マグネット、372…軸受動作検出センサ、2211…第1内輪、2212…第1外輪、2213…第1転動体、2221…第2内輪、2222…第2外輪、2223…第2転動体、2231…第1軸受収容部、2232…第2軸受収容部、2233…段差部、Sc…速度指令信号、S1…目標回転数信号、S2…ロータ回転数信号(ロータ動作情報の一例)、S3…PWM設定指示信号、S4…PWM信号、S5…軸受回転数信号(軸受動作情報の一例)、Sd…駆動制御信号、Sh1…第1ホール信号(ロータ動作情報の一例)、Sh2…第2ホール信号(軸受動作情報の一例)、Sa…異常報知信号、FG…FG信号

Claims (11)

  1. 回転軸を有するロータと、
    前記ロータの周方向に対向して配置されているステータと、
    前記回転軸を回転可能に支持し、前記回転軸とともに回転可能な第1軸受、及び、前記第1軸受とともに回転可能な第2軸受を有する一対の軸受部と、
    前記軸受部の動作を検出する軸受動作検出部と、
    を備え、
    前記第1軸受は、
    前記回転軸とともに回転可能な第1内輪と、前記第1内輪の外周側に設けられている第1外輪と、前記第1内輪と前記第1外輪との間に配置されている第1転動体とを有し、
    前記第2軸受は、
    前記第1外輪とともに回転可能な第2内輪と、前記第2内輪の外周側に設けられている第2外輪と、前記第2内輪と前記第2外輪との間に配置されている第2転動体とを有し、
    前記軸受動作検出部は、
    前記第1外輪の回転動作に応じた軸受動作情報を出力する、
    モータ。
  2. 前記軸受動作検出部は、
    前記第1外輪とともに回転可能な軸受動作検出マグネットと、前記軸受動作検出マグネットの回転動作に応じて前記軸受動作情報を出力する軸受動作検出センサと、を有する、
    請求項1に記載のモータ。
  3. 前記軸受部の外周側に設けられている第1基板を備え、
    前記軸受動作検出センサは、前記第1基板に搭載されている、
    請求項2に記載のモータ。
  4. 前記第2軸受は、前記回転軸の軸線方向において前記第1軸受とは離れた位置に設けられていて、
    前記一対の軸受部は、
    前記第1外輪と前記第2内輪とを回転可能に結合するカップリング部をそれぞれ備える、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記軸受動作検出部は、前記カップリング部の外周側に設けられている、
    請求項4に記載のモータ。
  6. 前記回転軸の軸線方向において、前記第1基板とともに前記ステータを挟んだ状態で配置されている第2基板と、
    前記第2基板に搭載されている、前記ロータの回転動作に応じたロータ動作情報を出力するロータ動作検出部と、
    を備える、
    請求項3に記載のモータ。
  7. モータの軸受部の状態を判定する状態判定装置であり、
    前記モータは、
    ロータの回転軸とともに回転可能な第1内輪、前記第1内輪の外周側に設けられている第1外輪、及び、前記第1内輪と前記第1外輪との間に配置されている第1転動体を有し、回転軸を回転可能に支持している第1軸受と、
    前記第1外輪とともに回転可能な第2内輪、前記第2内輪の外周側に設けられている第2外輪、及び、前記第2内輪と前記第2外輪との間に配置されている第2転動体を有する第2軸受と、
    前記第1外輪の回転動作に応じた軸受動作情報を出力する軸受動作検出部と、
    を備え、
    前記状態判定装置は、
    前記軸受動作検出部が出力した前記軸受動作情報に基づいて前記第1軸受の回転運動の状態を判定する状態判定部を備える、
    モータの状態判定装置。
  8. 前記状態判定部は、
    前記軸受動作情報に基づいて、前記第1軸受が劣化しているか否か判定する、
    請求項7に記載のモータの状態判定装置。
  9. 前記モータは、
    前記ロータの回転動作に応じたロータ動作情報を出力するロータ動作検出部を備え、
    前記状態判定部は、
    前記軸受動作情報及び前記ロータ動作情報に基づいて前記第1軸受の回転運動の状態を判定する、
    請求項7または8に記載のモータの状態判定装置。
  10. 前記軸受動作情報は、前記第1外輪の回転数に応じた情報であり、
    前記ロータ動作情報は、前記ロータの回転数に応じた情報である、
    請求項9に記載のモータの状態判定装置。
  11. 前記状態判定部は、
    前記軸受動作情報と前記ロータ動作情報とに基づいて、前記第1軸受が故障しているか否かを判定する、
    請求項10に記載のモータの状態判定装置。
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