JP2009168072A - 軸受装置およびこれを備えた遠心圧縮機 - Google Patents

軸受装置およびこれを備えた遠心圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数を削減して低コスト化を図ることができる軸受装置を提供する。
【解決手段】軸受装置Bは、アキシアル磁気軸受13及びラジアルフォイル軸受14と、アキシアル磁気軸受13及びラジアルフォイル軸受14によって回転可能に支持された回転軸Sと、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出するための磁気センサ15とを備えている。回転軸Sは、磁性材料により形成されるとともに径が異なる2つの外周面20a,20bを有し、磁気センサ15は、ラジアル方向Rにおいて、2つの外周面20a,20bに対向して配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アキシアル方向における回転軸の変位を検出するための磁気センサを備えた軸受装置およびこれを備えた遠心圧縮機に関する。
遠心圧縮機や工作機械等において、高速で回転する回転軸を支持するために磁気軸受等の非接触型の軸受装置が使用される。このような軸受装置は、回転軸と非接触の状態でアキシアル方向(即ち、回転軸の中心軸に平行な方向)に回転軸を支持するため、アキシアル方向において回転軸が変位する。従って、アキシアル方向において回転軸が変位することによって、回転軸及び回転軸に取り付けられた回転部材が、回転しない部材(即ち、固定部材)に対して接触しないようにするために、アキシアル方向における回転軸の変位を検出するための磁気センサを使用することが知られている。
例えば、軸受装置は、アキシアル磁気軸受と、アキシアル磁気軸受によって回転可能に支持される回転軸と、回転軸のアキシアル方向における位置を検出するための磁気センサとを備えている。そして、磁気センサが、アキシアル方向において回転軸の端部に対向して配置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、磁気センサの配置の自由度を高めるものとして、磁気センサが、ラジアル方向(即ち、回転軸の中心軸に垂直な方向)において、回転軸に対向して配置したものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
より具体的には、例えば図3に示すように、圧縮部Qにおいてインペラ131及びボリュート132によって吐出口(不図示)へ気体を圧送する遠心圧縮機101は、インペラ131の駆動源となる電動モータ部Pにおいて軸受装置Cを備えている。そして、この軸受装置Cは、アキシアル磁気軸受113と、ラジアルフォイル軸受114と、アキシアル磁気軸受113及びラジアルフォイル軸受114によって回転可能に支持される回転軸Tと、アキシアル方向Aにおける回転軸Tの変位を検出するための磁気センサ115とを備えている。この磁気センサ115は、ラジアル方向Rにおいて回転軸Tに対向して配置されている。そして、回転軸Tは非磁性材料により形成され、磁気センサ115によってアキシアル方向Aにおける回転軸Tの変位を検出するために、磁気センサ115に対向する回転軸Tの外周120Cには、磁性材料である積層された珪素鋼板により形成されたターゲット部123が設けられている。従って、ラジアル方向Rにおいて回転軸Tに対向した磁気センサ115は、アキシアル方向Aにおける回転軸Tの変位に伴い、ターゲット部123において磁気センサ115と対向する箇所Zの面積の変化を検出ことができ、アキシアル方向Aにおける回転軸Tの変位を検出することができる。
特開2005−240967号公報 特開2004−60840号公報
しかしながら、磁気センサ115がラジアル方向Rにおいて回転軸Tに対向して配置された軸受装置Cは、磁気センサ115の配置に関する自由度を高めることができるものの、回転軸Tを形成する材料(即ち、非磁性材料)と透磁率が異なる材料(即ち、磁性材料)により形成されたターゲット部123を設ける必要がある。このため、ターゲット部123を形成するために積層された珪素鋼板等の部品が必要となるため、コストがアップするという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を削減して低コスト化を図ることができる軸受装置およびこれを備えた遠心圧縮機を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、軸受と、軸受によって回転可能に支持された回転軸と、アキシアル方向における回転軸の変位を検出するための磁気センサとを備え、回転軸は、磁性材料により形成されるとともに径が異なる2つの外周面を有し、磁気センサは、ラジアル方向において、2つの外周面に対向して配置されていることを特徴とする。
同構成によれば、回転軸は、磁性材料により形成されるとともに径が異なる2つの外周面を有し、磁気センサは、ラジアル方向において、径が異なる2つの外周面に対向して配置されている。このため、ラジアル方向において回転軸の外周面に対向した磁気センサは、アキシアル方向における回転軸の変位に伴い、2つの外周面のうち大きい径を有する外周面において磁気センサと対向する箇所の面積の変化を検出することができ、アキシアル方向における回転軸の変位を検出することができる。従って、回転軸を形成する材料と透磁率が異なる材料により形成されたターゲット部を設けずにアキシアル方向における回転軸の変位を検出することができる。その結果、部品点数を削減することができるため、軸受装置の低コスト化を図ることができ、また、軸受装置の組み立てが容易となる。なお、「アキシアル方向」とは回転軸の中心軸に平行な方向であって、「ラジアル方向」とは、回転軸の中心軸に垂直な方向である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸受装置であって、回転軸が回転するトルクを得るためのモータロータが、2つの外周面のうち大きい径を有する外周面に設けられていることを特徴とする。
同構成によれば、磁気センサが対向する2つの外周面のうち大きい径を有する外周面を、回転トルクを得るためのモータロータを設ける外周面と兼用する構成としている。このため、磁気センサと対向するためのみの外周面を形成する必要がない。従って、磁気センサと対向するためのみの外周面を形成する場合に比し、アキシアル方向における回転軸の長さを短くすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の軸受装置を備えることを特徴とする遠心圧縮機。
同構成によれば、請求項1または請求項2に記載の軸受装置を備えるため、上記請求項1または請求項2に記載の発明と同じ効果を得ることができる。
本発明によれば、部品点数を削減することができるため、軸受装置の低コスト化を図ることができ、また、軸受装置の組み立てが容易となる。
以下に本発明に係る実施形態について、図1を参照しながら説明する。なお、図中の矢印Aは、回転軸の中心軸に平行な方向であるアキシアル方向を示すとともに、図中の矢印Rは、回転軸の中心軸に垂直な方向であるラジアル方向を示している。
本実施形態に係る軸受装置Bを備えた遠心圧縮機1は、遠心圧縮機1の駆動源となる電動モータ部Mと、電動モータ部Mにおいて回転トルクを得る回転軸Sと、回転軸Sの回転によって空気を圧送するための圧縮部Nとから構成されている。
(電動モータ部の構成)
電動モータ部Mは、ハウジング11と、ハウジング11に嵌合固定されたステータ12と、回転軸Sをアキシアル方向Aに支持するアキシアル磁気軸受13と、回転軸Sをラジアル方向Rに支持するラジアルフォイル軸受14と、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出するための磁気センサ15とから構成されている。
より具体的には、ハウジング11の内周11Aには、圧入固定されたステータ12が設けられている。このステータ12は、略円筒状のステータコア12aと、ステータコア12aに巻かれた導線からなるコイル12bとから構成され、コイル12bに電流を流すことで回転磁界を発生させることができる。
また、ハウジング11の内周11Aには、ステータ12をアキシアル方向Aにおいて挟むように、一対のアキシアル磁気軸受13が設けられている。このアキシアル磁気軸受13は、アキシアル方向Aに開口している環状の溝13bが形成された環状のヨーク部材13aと、環状の溝13bに収容された電磁石13cとから構成されている。
また、アキシアル磁気軸受13の内方(即ち、環状のヨーク部材13aの内周13A)には、ラジアルフォイル軸受14が設けられている。このラジアルフォイル軸受14は、波形状に形成された環状のバンプフォイル14aと、バンプフォイル14aの内周14Aに設けられた円筒状のトップフォイル14bとから構成されている。
また、ハウジング11の内周11Aには、アキシアル方向Aにおいてステータ12を挟むように、ラジアル方向Rにおいて回転軸Sに対向している一対の(即ち、2つの)磁気センサ15が設けられている。この磁気センサ15は、インダクタンス型のアキシアル変位センサである。
(回転軸の構成)
回転軸Sは、ステータコア12aとトップフォイル14bに挿通されるとともに、回転軸Sは、ハウジング11に形成された貫通孔11aから圧縮部Nへ突出している。回転軸Sは、磁性材料(例えば、炭素鋼)により形成されている。
回転軸Sのステータ12に対向する外周20Aには、回転軸Sの回転方向に磁極が交互に着磁されている円筒状のモータロータ(回転子)である永久磁石(界磁)21が固定されている。従って、電動モータ部Mにおいて発生した回転磁界によって、永久磁石21が固定された回転軸Sに回転トルクが発生して、回転軸Sが回転する。
また、回転軸Sには、アキシアル磁気軸受13の電磁石13cに対向する磁性材料からなるフランジ部22が形成されている。このため、電磁石13cに電流を供給することにより、フランジ部22に磁気吸引力が発生するため、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位が制御される。
なお、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を制御するために電磁石13cに供給される電流の量は、DSP(Digital Signal Processor)等の制御装置(不図示)が、磁気センサ15によって検出されたアキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位に応じて制御する。
(圧縮部の構成)
圧縮部Nは、回転軸Sの先端20Bに取り付けられたインペラ31と、インペラ31によって遠心方向へ送られた気体の流路を形成するボリュート32とから構成されている。
従って、回転軸Sが回転することによって、インペラ31が回転して空気が遠心方向へ送られ、インペラ31によって遠心方向へ送られた気体は、ボリュート32によって吐出口(不図示)へ圧送される。
以上のように圧縮部Nにおいてインペラ31及びボリュート32によって吐出口(不図示)へ気体を圧送する遠心圧縮機1は、インペラ31の駆動源となる電動モータ部Mにおいて軸受装置Bを備えている。そして、この軸受装置Bは、アキシアル磁気軸受13及びラジアルフォイル軸受14と、アキシアル磁気軸受13及びラジアルフォイル軸受14によって回転可能に支持された回転軸Sと、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出するための磁気センサ15とを備えている。
ここで本実施形態においては、図1及び図2に示すように、回転軸Sは、磁性材料により形成されるとともに径D1,D2が異なる2つの外周面20a,20bを有し、磁気センサ15は、ラジアル方向Rにおいて、2つの外周面20a,20bに対向して配置されている点に特徴がある。なおここでいう「径」とは、回転軸Sの中心軸Xに垂直な方向(即ち、ラジアル方向R)における回転軸Sの中心軸Xからの長さ(即ち、半径)である。
このように構成すれば、ラジアル方向Rにおいて回転軸Sの外周面20a,20bに対向した磁気センサ15は、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位に伴い、2つの外周面20a,20bのうち大きい径D2を有する外周面20bにおいて磁気センサ15と対向する箇所Yの面積の変化を検出することができる。従って、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出することができ、回転軸Sを形成する材料と透磁率が異なる材料により形成されたターゲット部を設けずに、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出することができる。
また、回転軸Sがラジアルフォイル軸受14によって回転可能に支持されてラジアル方向Rにおいて回転軸Sが変位する場合、磁気センサ15が1つでは、外周面20bにおいて磁気センサ15と対向する箇所Yの面積が変化したか、または、磁気センサ15と回転軸Sとのギャップ(間隔)が変化したかを判別することが困難である。そこで、本実施形態においては、ラジアル方向Rにおいて径D1,D2が異なる2つの外周面20a,20bに対向する磁気センサ15を複数備えている。
より具体的には、本実施形態においては、外周面20bの両端に磁気センサ15が複数設けられている。このため、図2(a)に回転軸Sが図中の矢印A1の方向へ変位した場合、図2(b)に示すように、外周面20bにおいて矢印A1側の磁気センサ15と対向する箇所Y1の面積は大きくなり、矢印A2側の磁気センサ15と対向する箇所Y2の面積は小さくなる。また、図2(a)に回転軸Sが図中の矢印A2の方向へ変位した場合、図2(c)に示すように、外周面20bにおいて矢印A1側の磁気センサ15と対向する箇所Y1の面積は小さくなり、矢印A2側の磁気センサ15と対向する箇所Y2の面積は大きくなる。即ち、外周面20bにおいて磁気センサ15と対向する箇所Yの各々の面積は、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位に伴って、互いに異なる変化をする。従って、複数の磁気センサ15の各々によって検出された、外周面20bにおいて各磁気センサ15と対向する箇所Yの各々の面積の変化に基づき、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出することができる。
また、本実施形態においては、2つの外周面20a,20bは、アキシアル方向Aに垂直な面20cによって連続している。このため、例えば、2つの外周面20a,20bがテーパ状に形成された面(不図示)によって連続している場合に比し、2つの外周面20a,20bのうち大きい径D2を有する外周面20bにおいて磁気センサ15と対向する箇所Yの面積の変化を検出し易くすることができる。
また、本実施形態においては、回転軸Sが回転する回転トルクを得るためのモータロータである永久磁石21が、2つの外周面20a,20bのうち大きい径D2を有する外周面20bに設けられている。従って、磁気センサ15が対向する2つの外周面20a,20bのうち大きい径D2を有する外周面20bを、回転トルクを得るための永久磁石21を設ける外周面と兼用する構成としている。このため、磁気センサ15と対向するためのみの外周面(不図示)を形成する必要がない。
上記実施形態の軸受装置Bによれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)軸受装置Bは、アキシアル磁気軸受13及びラジアルフォイル軸受14と回転軸Sと磁気センサ15とを備え、回転軸Sは、磁性材料により形成されるとともに径D1,D2が異なる2つの外周面20a,20bを有し、磁気センサ15は、ラジアル方向Rにおいて、2つの外周面20a,20bに対向して配置されている。従って、上述のごとく、回転軸Sを形成する材料と透磁率が異なる材料により形成されたターゲット部を設けずに、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出することができる。その結果、部品点数を削減することができるため、軸受装置Bの低コスト化を図ることができ、また、軸受装置Bの組み立てが容易となる。
(2)磁気センサ15を複数備えているため、ラジアル方向Rにおいて回転軸Sが変位可能であっても、上述のごとく、複数の磁気センサ15の各々によって検出された、外周面20bにおいて各磁気センサ15と対向する箇所Yの各々の面積の変化に基づき、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を検出することができる。
(3)2つの外周面20a,20bは、アキシアル方向Aに垂直な面20cによって連続しているため、上述のごとく、2つの外周面20a,20bがテーパ状に形成された面によって連続している場合に比し、外周面20bにおいて磁気センサ15と対向する箇所Yの面積の変化を検出し易くすることができる。従って、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの変位を精度よく検出することができる。
(4)回転軸Sが回転する回転トルクを得るためのモータロータである永久磁石21が、2つの外周面20a,20bのうち大きい径D2を有する外周面20bに設けられているため、上述のごとく、磁気センサ15と対向するためのみの外周面を形成する必要がない。従って、磁気センサ15と対向するためのみの外周面を形成する場合に比し、アキシアル方向Aにおける回転軸Sの長さを短くすることができる。
また、上記実施形態における遠心圧縮機1は、上記(1)の作用効果を得ることができる軸受装置Bを備えているため、上記(1)と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、上記実施形態を以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、回転軸Sが回転する回転トルクを得るための永久磁石21が、磁気センサ15と対向する外周面20bに設けられていたが、磁気センサ15と対向する外周面20bに永久磁石21が必ずしも設けられていなくてもよい。このようにしても上記(1)〜(3)の効果を得ることができる。
・上記実施形態においては、2つの外周面20a,20bは、アキシアル方向Aに垂直な面20cによって連続していたが、例えば、2つの外周面20a,20bテーパ状に形成された面によって連続していてもよい。このようにしても上記(1)〜(2)の効果を得ることができる。
・上記実施形態においては、一対の磁気センサ15は、それぞれ、外周面20a,20bに対向していたが、それぞれ異なる外周面に対向していてもよい。即ち、一対の磁気センサ15が対向する径が異なる2つの外周面のうち大きい径を有する外周面は、それぞれ径が異なっていてもよく、一対の磁気センサ15が対向する径が異なる2つの外周面のうち径の小さい外周面も、それぞれ径が異なっていてもよい。
・上記実施形態においては、回転軸Sはアキシアル磁気軸受13及びラジアルフォイル軸受14によって回転可能に支持されていたが、その他の軸受(不図示)によって回転可能に支持されていてもよい。
・上記実施形態においては、磁気センサ15を複数備えていたが、回転軸Sが転がり軸受等の接触型の軸受によって回転可能に支持されてラジアル方向Rにおいて回転軸Sが変位しない場合は、磁気センサ15は1つであってもよい。このようにしても上記(1)の効果を得ることができる。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想について、その効果とともに以下に追記する。
(付記1)磁気センサを複数備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軸受装置。
同構成によれば、ラジアル方向において径が異なる2つの外周面に対向する磁気センサを複数備えるため、例えば、回転軸がラジアルフォイル軸受によって回転可能に支持されてラジアル方向において回転軸が変位可能であっても、複数の磁気センサの各々によって検出された、径が異なる2つの外周面のうち大きい径を有する外周面において磁気センサと対向する箇所の各々の面積の変化に基づき、アキシアル方向における回転軸の変位を検出することができる。
(付記2)前記2つの外周面は、アキシアル方向に垂直な面によって連続していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軸受装置。
同構成によれば、2つの外周面は、アキシアル方向に垂直な面によって連続しているため、例えば、2つの外周面がテーパ状に形成された面によって連続している場合に比し、径が異なる2つの外周面のうち大きい径を有する外周面において磁気センサと対向する箇所の面積の変化を検出し易くすることができる。従って、アキシアル方向における回転軸の変位を精度よく検出することができる。
本発明の実施形態に係る軸受装置を備えた遠心圧縮機を示す概略構成図。 (a)〜(c)アキシアル方向における回転軸の変位に伴う、磁気センサに対向する箇所の面積の変化を説明するための部分拡大図。 従来の軸受装置を備えた遠心圧縮機を示す概略構成図。
符号の説明
A…アキシアル方向、B…軸受装置、D1,D2…径、M…電動モータ部、N…圧縮部、R…ラジアル方向、S…回転軸、X…中心軸、Y…磁気センサと対向する箇所、1…遠心圧縮機、12…ステータ、13…アキシアル磁気軸受、14…ラジアルフォイル軸受、15…磁気センサ、20a,20b…外周面、20c…面、21…永久磁石(モータロータ)。

Claims (3)

  1. 軸受と、前記軸受によって回転可能に支持された回転軸と、アキシアル方向における前記回転軸の変位を検出するための磁気センサとを備え、
    前記回転軸は、磁性材料により形成されるとともに径が異なる2つの外周面を有し、
    前記磁気センサは、ラジアル方向において、前記2つの外周面に対向して配置されていることを特徴とする軸受装置。
  2. 前記回転軸が回転するトルクを得るためのモータロータが、前記2つの外周面のうち大きい径を有する外周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の軸受装置を備えることを特徴とする遠心圧縮機。
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