JP7239269B2 - はんだ付け治具およびはんだ付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、はんだ付け治具およびはんだ付け装置に関する。
特許文献1には、電子部品を基板に拘束する拘束治具が開示されている。この拘束治具は、基板に配置される電子部品を基板とともにはんだ槽に浸漬することによって電子部品を基板に実装する際に用いられる。この拘束治具は、電子部品を押え込む拘束面を有するサポータと、サポータと基板とで電子部品を挟み込んだ状態でサポータを基板に固定する固定部材とを備える。固定部材は雄ねじ等である。
特開2010-258140号公報
一般に、作業者が半導体装置を個々にピンセット等で掴み、はんだ槽へ浸漬させることで、はんだ耐熱性試験またははんだ濡れ性試験を実施することがある。この方法では試験に時間がかかり易い。また、これらの試験を前処理とするバイアス試験または通電試験等が実施される場合がある。この場合、はんだ槽へ浸漬させる半導体装置の数量が多く必要とされることがある。従って、はんだ槽への半導体装置の浸漬にさらに多くの時間が費やされる可能性がある。
また、はんだ濡れ性試験では、一般に、はんだ槽へ浸漬させた領域へのはんだの付着量に基づき、合否判定が実施される。ここで、作業者が半導体装置をピンセットで掴み、浸漬を実施した場合、はんだ槽へ浸漬させる深さを一定とすることが困難となり易い。このため、合否判定が困難となる問題があった。
また、特許文献1に示される拘束治具では、複数の電子部品を基板に配置し、電子部品を基板とともにはんだ槽に浸漬させる。このとき、複数の電子部品を押さえ込むサポータは、固定部材により基板に固定される。このため、はんだ槽に浸漬させる基板または半導体装置の交換の際には、サポータからねじ等を取り外す必要があり、時間がかかる可能性がある。特に、はんだ耐熱性試験またははんだ濡れ性試験等のために、サポータと固定される基板または半導体装置の交換回数が多くなる場合には、試験が長時間化する可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、複数の半導体装置のはんだ槽への浸漬を短時間で実施できるはんだ付け装置およびはんだ付け治具を得ることを目的とする。
開示に係るはんだ付け治具は、搭載板と、該搭載板の上方に設けられた押さえ板と、該押さえ板の該搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、該搭載板を保持する保持部と、該保持部から該押さえ板の上方に延び、該バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、を備え、該搭載板は、該押さえ板に面した上面と、該上面と反対側の面である裏面と、を有し、該上面から該裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、該搭載板の該上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、該複数のリード端子は、該搭載板の該上面側から該複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、該搭載板の該裏面から突出し、該押さえ板は、該複数の半導体装置に対して1つ設けられ、該バネの弾性力によって該複数の半導体装置を該搭載板に向かって押さえつける。
本開示に係るはんだ付け装置は、搭載板と、該搭載板の上方に設けられた押さえ板と、該押さえ板の該搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、該搭載板を保持する保持部と、該保持部から該押さえ板の上方に延び、該バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、を備え、該搭載板は、該押さえ板に面した上面と、該上面と反対側の面である裏面と、を有し、該上面から該裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、該搭載板の該上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、該複数のリード端子は、該搭載板の該上面側から該複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、該搭載板の該裏面から突出し、該押さえ板は、該バネの弾性力によって該複数の半導体装置を該搭載板に向かって押さえつけ、該保持部を複数備え、該複数の保持部は、該搭載板の該上面に沿った方向の両側にそれぞれ設けられ、該外枠部は該押さえ板の上方を通って、該複数の保持部同士を繋ぐ。
本開示に係るはんだ付け装置は、搭載板と、該搭載板の上方に設けられた押さえ板と、該押さえ板の該搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、該搭載板を保持する保持部と、該保持部から該押さえ板の上方に延び、該バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、を備え、該搭載板は、該押さえ板に面した上面と、該上面と反対側の面である裏面と、を有し、該上面から該裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、該搭載板の該上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、該複数のリード端子は、該搭載板の該上面側から該複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、該搭載板の該裏面から突出し、該押さえ板は、該バネの弾性力によって該複数の半導体装置を該搭載板に向かって押さえつけ、該外枠部は、該保持部が該搭載板から離れるように弾性変形する。
開示に係るはんだ付け装置は、搭載板と、該搭載板の上方に設けられた押さえ板と、該押さえ板の該搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、該搭載板を保持する保持部と、該保持部から該押さえ板の上方に延び、該バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、はんだ槽と、を備え、該搭載板は、該押さえ板に面した上面と、該上面と反対側の面である裏面と、を有し、該上面から該裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、該搭載板の該上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、該複数のリード端子は、該搭載板の該上面側から該複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、該搭載板の該裏面から突出し、該押さえ板は、該複数の半導体装置に対して1つ設けられ、該バネの弾性力によって該複数の半導体装置を該搭載板に向かって押さえつけ、該複数のリード端子の該搭載板の該裏面から突出した部分は、該はんだ槽に浸漬される。
本発明に係るはんだ付け治具では、バネの弾性力によって押さえ板が複数の半導体装置を搭載板に向かって押さえつける。押さえ板と搭載板とは、互いに固定されていない。このため、搭載板とフレームとを容易に着脱できる。従って、複数の半導体装置のはんだ槽への浸漬を短時間で実施できる。
本発明に係るはんだ付け装置では、バネの弾性力によって押さえ板が複数の半導体装置を搭載板に向かって押さえつける。押さえ板と搭載板とは、互いに固定されていない。このため、搭載板とフレームとを容易に着脱できる。従って、複数の半導体装置のはんだ槽への浸漬を短時間で実施できる。
実施の形態1に係るはんだ付け治具の斜視図である。 実施の形態1のフレーム、押さえ板およびバネの斜視図である。 実施の形態1に係る半導体装置と搭載板の構造を説明する図である。 半導体装置が押さえ板に押さえつけられた状態を示す図である。 実施の形態1に係るはんだ付け装置の要部の斜視図である。 実施の形態1の変形例に係る保持部の斜視図である。
本発明の実施の形態に係るはんだ付け治具およびはんだ付け装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るはんだ付け治具100の斜視図である。はんだ付け治具100は、搭載板10を備える。搭載板10には、後述する複数の半導体装置が搭載される。また、はんだ付け治具100は、搭載板10の上方に設けられた押さえ板30を有する。搭載板10および押さえ板30は平板状である。また、搭載板10と押さえ板30は互いに平行である。搭載板10は、押さえ板30に面した上面11と、上面11と反対側の面である裏面12と、を有する。搭載板10には、上面11から裏面12に貫通した複数の貫通孔14が設けられる。
はんだ付け治具100はフレーム20を備える。フレーム20は、搭載板10を保持する複数の保持部22を有する。複数の保持部22によって、搭載板10は水平に保持される。複数の保持部22は、搭載板10の上面11に沿った方向の両側、詳しくは搭載板10の長手方向の両側にそれぞれ設けられる。
図2は、実施の形態1のフレーム20、押さえ板30およびバネ40の斜視図である。各々の保持部22は、搭載板10の上面11と垂直な方向から見て互いに重なった2枚の板を備える。保持部22の2枚の板の間には、搭載板10が設けられる。各々の保持部22は搭載板10を上下から挟む。保持部22の2枚の板の間隔は、搭載板10の厚さに等しい。また、搭載板10の厚さは一定である。
このため、搭載板10を複数の保持部22にスライドさせることで、複数の保持部22で搭載板10を挟むことができる。搭載板10が複数の保持部22に差し込まれることで、複数の保持部22は搭載板10を保持する。複数の保持部22によって、搭載板10はフレーム20に固定される。搭載板10は、フレーム20に対して脱着可能である。
フレーム20は、複数の保持部22から押さえ板30の上方に延びる外枠部24を有する。外枠部24は押さえ板30の上方を通って、複数の保持部22同士を繋ぐ。外枠部24は、複数の保持部22からそれぞれ延びる複数の垂直部24aを有する。複数の垂直部24aは、搭載板10の上面11と垂直に延びる。また、外枠部24は、複数の垂直部24a同士を繋ぐ水平部24bを有する。水平部24bは、押さえ板30の上方に設けられる。水平部24bは、搭載板10の上面11と平行に延びる。
フレーム20の外枠部24は、板状の部材から形成される。外枠部24は、金属薄板または薄いステンレス材等から形成されても良い。外枠部24は、弾性変形する材料から形成される。外枠部24は、保持部22が搭載板10から離れるように弾性変形する。搭載板10は、外枠部24を外側に広げた状態で保持部22に取り付けられても良い。また、搭載板10は、外枠部24を外側に広げた状態で保持部22から取り外されても良い。
外枠部24の水平部24bには持ち手26が設けられる。持ち手26は、フレーム20を作業者が持ち易くするために設けられている。作業者は、持ち手26を掴み、搭載板10に搭載された複数の半導体装置を、後述するはんだ槽に浸漬させる。また、作業者は、持ち手26を掴み、フレーム20を移動させても良い。
また、はんだ付け治具100はバネ40を備える。バネ40の上端は外枠部24に固定される。バネ40の上端は外枠部24に接合されていても良い。バネ40は、水平部24bの押さえ板30に面した面から押さえ板30に向かって伸びる。バネ40の下端は、押さえ板30の搭載板10と反対側の面に固定される。バネ40の下端は押さえ板30に接合されていても良い。
図3は、実施の形態1に係る半導体装置50と搭載板10の構造を説明する図である。搭載板10の上面11には半導体装置50が設けられる。半導体装置50は複数のリード端子51を有する。複数のリード端子51は、パッケージの側面から下方に向かって延びる。半導体装置50は、例えば、DIP(Dual Inline Package)タイプの半導体製品である。
複数のリード端子51は、搭載板10の上面11側から複数の貫通孔14にそれぞれ挿入される。搭載板10の複数の貫通孔14は、複数の半導体装置50が有する複数のリード端子51を挿入できるように設けられている。本実施の形態では搭載板10には4つの半導体装置50を搭載できる。複数のリード端子51は、搭載板10の裏面12から突出する。複数の半導体装置50は搭載板10に接合されていない。
複数の貫通孔14は、貫通孔14aと貫通孔14bとを含む。貫通孔14aは上面11側の幅が裏面12側の幅よりも大きい。貫通孔14bの幅は一定である。
複数のリード端子51はリード端子51aとリード端子51bとを含む。リード端子51aは、リード端子51aの下端よりも幅が広い幅広部52aを有する。リード端子51bの幅は一定である。半導体装置50は、ストッパー付きの半導体製品である。
貫通孔14aは、複数の貫通孔14のうちリード端子51aが挿入される貫通孔14である。貫通孔14aの幅は、搭載板10の上面11で幅広部52aの幅以上であり、搭載板10の上面11よりも裏面12側で幅広部52aの幅よりも小さい。
貫通孔14aのうち上面側の幅が広い部分に幅広部52aが収納される。また、貫通孔14aのうち裏面12側の幅が狭い部分は、リード端子51aのストッパーとなる。これにより、幅広部52aがストッパーよりも下方に下がらない。本実施の形態では、搭載板10は、ストッパーを有する。ストッパーは、複数のリード端子51の搭載板10の裏面12から突出した部分の長さを決める。
図4は、半導体装置50が押さえ板30に押さえつけられた状態を示す図である。押さえ板30は、バネ40の弾性力によって複数の半導体装置50を搭載板10に向かって押さえつける。この時、押さえ板30の搭載板10に面した面が、複数の半導体装置50の上面と接する。
図5は、実施の形態1に係るはんだ付け装置101の要部の斜視図である。はんだ付け装置101は、はんだ付け治具100と、はんだ槽60とを備える。図5では便宜上、はんだ付け装置101のうち、はんだ槽60、搭載板10および半導体装置50のみを図示している。はんだ槽60にははんだ62が収容されている。複数のリード端子51の搭載板10の裏面12から突出した部分は、はんだ槽60に浸漬される。複数のリード端子51は、半導体装置50が押さえ板30によって押さえつけられた状態で、はんだ槽60に浸漬される。
次に、本実施の形態に係るはんだ付け装置101を用いた半導体装置50の試験方法について説明する。ここでは、はんだ濡れ性試験について説明する。まず、搭載板10に複数の半導体装置50を搭載する。このとき、複数のリード端子51は、搭載板10の裏面12から突出する。次に、複数の半導体装置50が搭載された搭載板10を保持部22に差し込み、搭載板10をフレーム20に取り付ける。この状態では、複数の半導体装置50は、押さえ板30により搭載板10に向かって押さえつけられる。
次に、作業者は持ち手26を掴んで、複数の半導体装置50をはんだ槽60に浸漬させる。このとき、複数のリード端子51の搭載板10の裏面12から突出した部分を、はんだ槽60に浸漬させる。一定時間、複数のリード端子51をはんだ槽60に浸漬させた後、複数のリード端子51をはんだ槽60から取り出す。
その後、複数の半導体装置50を搭載板10から取り外す。次に、複数のリード端子51におけるはんだ濡れ性を観察する。この時、例えば幅広部52aの下端よりも下方において、はんだが濡れている面積に基づき合否判定を実施する。
次に、別の試験方法として、はんだ耐熱性試験について説明する。複数のリード端子51をはんだ槽60に浸漬させた後、複数の半導体装置50を搭載板10から取り外す工程までは、はんだ濡れ性試験と同様である。次に、複数の半導体装置50の電気的特性を測定して合否判定を実施する。
本実施の形態では、一度に複数の半導体装置50をはんだ槽60に浸漬できる。従って、複数の半導体装置50のはんだ槽60への浸漬を短時間で実施できる。さらに、バネ40の弾性力によって押さえ板30が複数の半導体装置50を押さえつける。押さえ板30と搭載板10とは、互いに固定されていないため、搭載板10とフレーム20とを容易に着脱できる。このため、搭載板10の取り付け、取り外しおよび交換を容易に実施でき、複数の半導体装置50のはんだ槽60への浸漬をさらに短時間で実施できる。従って、複数の半導体装置50に対するはんだ耐熱性試験およびはんだ濡れ性試験を短い時間で実現できる。
また、フレーム20は伸縮性を有し、弾性変形する。これにより、搭載板10のフレーム20に対する取り付けおよび取り外しが容易にできる。従って、複数の半導体装置50のはんだ槽60への浸漬をさらに短時間で実施できる。
また、本実施の形態に係るはんだ付け治具100は簡易な構成であるため、作業者がフレーム20をはんだ槽60の設置場所まで運び、試験を行うことができる。特に、フレーム20が持ち手26を有することで、フレーム20の運搬が容易にできる。従って、はんだ槽60の設置場所に依らず、試験の実施が可能となる。
持ち手26には熱伝導率の低い材質を使用することが望ましい。同様に、搭載板10は熱伝導率の低い材料から形成されることが望ましい。これにより、はんだ槽60からの持ち手26の熱吸収を抑制できる。従って、作業者が持ち手26を掴み、半導体装置50をはんだ槽60に浸漬させることができる。
また、本実施の形態では、搭載板10は、ストッパーを有する。ストッパーにより、複数の半導体装置50が有する複数のリード端子51の搭載板10の裏面12から突出した部分の長さを等しくできる。これにより、複数のリード端子51において、はんだが付着する範囲を揃える事ができる。
特に、はんだ濡れ性試験では、リード端子51が有するストッパーよりも下方において、はんだが濡れている面積に基づき合否判定が行われることがある。本実施の形態では、複数のリード端子51のうち搭載板10の裏面12よりも下方において、はんだ槽60へ浸漬される部分の面積を一定にできる。つまり、複数のリード端子51について、一様にはんだ付けができる。これにより、はんだが付着する領域のばらつきを抑制できる。従って、はんだ濡れ性試験において、試験条件の均一化および標準化が可能となる。よって、はんだ濡れ性試験の合否判定の正確さを向上できる。
また、はんだ槽60へ複数のリード端子51を浸漬させると、複数のリード端子51には浮力が発生する。これに対し、本実施の形態では、押さえ板30により、複数の半導体装置50は上方から押さえつけられる。このため、浮力が発生しても、複数の半導体装置50が浮き上がることを防止できる。従って、複数の半導体装置50の位置ずれを抑制できる。これにより、複数のリード端子51において、はんだが付着する範囲をさらに均一化できる。
また、本実施の形態では複数の半導体装置50は、バネ40の弾性力によって押さえ板30で押さえつけられる。このため、半導体装置50が搭載された搭載板10を、半導体装置50とは外形の異なる製品が搭載された別の搭載板10に取り替えた場合にも、押さえ板30で製品を押さえつけることができる。例えば、搭載板10の上面11からの高さが製品と半導体装置50とで異なる場合にも、押さえ板30で製品を押さえつけることができる。
本実施の形態では、搭載板10と押さえ板30とが固定されない状態で、押さえ板30が複数の半導体装置50を押さえつける。このため、試験対象となる半導体装置50の大きさまたは外形の切り替えに、容易に対応できる。従って、様々なサイズまたは外形を有する半導体装置50に対して、容易に試験を実施できる。
また、本実施の形態では複数のリード端子51のうち1つのリード端子51aは、幅広部52aを有する。この変形例として、リード端子51aは、幅広部52aを有さなくても良い。この場合も、押さえ板30が複数の半導体装置50を上方から押さえつけられることで、複数のリード端子51の搭載板10の裏面12から突出した部分の長さを等しくできる。
また、上述したように、複数の貫通孔14のうちリード端子51aが挿入される貫通孔14aにはストッパーが設けられる。これに対し、貫通孔14aにはストッパーが設けられなくても良い。複数の貫通孔14の幅は、複数のリード端子51が挿入できるように設定されていれば良い。また、各々の半導体装置50に対応する複数の貫通孔14のうち1つ以上にストッパーが設けられれば良い。例えば、複数の貫通孔14の全てにストッパーが設けられても良い。
また、ストッパーは搭載板10の上面11に設けられた凸部であっても良い。凸部は搭載板10の上面11で、押さえ板30に向かって突出する。搭載板10の上面11からの凸部の高さによって、半導体装置50のパッケージの裏面と搭載板10の上面11との間隔が決まる。従って、凸部は、複数のリード端子51の搭載板10の裏面12から突出した部分の長さを決める。
また、本実施の形態では、各々の半導体装置50において、複数のリード端子51のうち1つのリード端子51aに幅広部52aが設けられた。これに限らず、複数のリード端子51のうち1つ以上に幅広部52aが設けられれば良い。例えば、複数のリード端子51の全てに幅広部52aが設けられても良い。
また、本実施の形態において半導体装置50は、パッケージの一方の側面から5本のリード端子51が伸びるDIPタイプの半導体製品であるものとした。半導体装置50はこれに限らず、下方に向かって伸びる端子を1本以上備えれば良い。
また、本実施の形態でははんだ付け治具100には6つのバネ40が設けられる。これに限らず、はんだ付け治具100はバネ40を1つ以上備えれば良い。また、本実施の形態ではバネ40はコイルバネであるが、バネ40は弾性力を有する部品であれば良い。例えば、バネ40は、板バネ等であっても良い。また、本実施の形態では複数のバネ40が一列に並ぶが、複数のバネ40が複数の列に並んでも良い。
また、本実施の形態では、はんだ濡れ性試験およびはんだ耐熱性試験にはんだ付け装置101を適用した。これに限らず、はんだ付け装置101は、複数の半導体装置50にはんだ付けする工程を含むあらゆる試験に適用できる。例えば、はんだ付け装置101は、バイアス試験または通電試験等の前処理に用いられても良い。また、はんだ付け装置101は、半導体装置50が搭載された半導体モジュール等の製造に用いられても良い。
また、本実施の形態では、搭載板10に4つの半導体装置50を搭載するものとしたが、搭載板10は複数の半導体装置50を搭載できれば良い。また、フレーム20は、図1に示される構造に限らない。フレーム20は、搭載板10を保持し、作業者がフレーム20を掴んで半導体装置50をはんだ槽60に浸漬できる構造であれば良い。例えば、外枠部24は湾曲していても良い。
また、保持部22の構造は、図1に示されるものに限らない。保持部22は、搭載板10を保持できれば良い。また、本実施の形態では、フレーム20は保持部22を2つ備えるが、フレーム20が備える保持部22の数は1つ以上であれば良い。
図6は、実施の形態1の変形例に係る保持部222の斜視図である。本変形例では、保持部222と搭載板10の構造が、実施の形態1と異なる。保持部222は凸部228を有する。また、搭載板10は凹部を有する。保持部222の凸部と搭載板10の凹部とは嵌合する。これにより、保持部222は搭載板10を保持する。搭載板10の凹部は、溝であっても良く、貫通孔であっても良い。
本変形例においても、保持部222と搭載板10を嵌合させることで、搭載板10と保持部222とを容易に着脱できる。これに限らず、搭載板10は凹部または凸部を有し、保持部222は、搭載板10の凹部または凸部と嵌合することで搭載板10を保持しても良い。
100 はんだ付け治具、101 はんだ付け装置、10 搭載板、11 上面、12 裏面、14、14a、14b 貫通孔、20 フレーム、22、222 保持部、24 外枠部、26 持ち手、30 押さえ板、40 バネ、50 半導体装置、51、51a、51b リード端子、52a 幅広部、60 はんだ槽

Claims (10)

  1. 搭載板と、
    前記搭載板の上方に設けられた押さえ板と、
    前記押さえ板の前記搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、
    前記搭載板を保持する保持部と、前記保持部から前記押さえ板の上方に延び、前記バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、
    を備え、
    前記搭載板は、前記押さえ板に面した上面と、前記上面と反対側の面である裏面と、を有し、前記上面から前記裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、
    前記搭載板の前記上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、
    前記複数のリード端子は、前記搭載板の前記上面側から前記複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、前記搭載板の前記裏面から突出し、
    前記押さえ板は、前記複数の半導体装置に対して1つ設けられ、前記バネの弾性力によって前記複数の半導体装置を前記搭載板に向かって押さえつけることを特徴とするはんだ付け治具。
  2. 前記搭載板は、前記複数のリード端子の前記搭載板の前記裏面から突出した部分の長さを決めるストッパーを有することを特徴とする請求項1に記載のはんだ付け治具。
  3. 前記複数のリード端子のうち1つのリード端子は、前記リード端子の下端よりも幅が広い幅広部を有し、
    前記複数の貫通孔のうち前記リード端子が挿入される貫通孔の幅は、前記搭載板の前記上面で前記幅広部の幅以上であり、前記搭載板の前記上面よりも前記裏面側で前記幅広部の幅よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け治具。
  4. 前記複数の半導体装置は前記搭載板に接合されていないことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のはんだ付け治具。
  5. 前記保持部は前記搭載板を上下から挟み、
    前記搭載板が前記保持部に差し込まれることで、前記保持部は前記搭載板を保持することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のはんだ付け治具。
  6. 前記搭載板は凹部または凸部を有し、
    前記保持部は、前記凹部または前記凸部と嵌合することで前記搭載板を保持することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のはんだ付け治具。
  7. 前記外枠部には持ち手が設けられることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のはんだ付け治具。
  8. 搭載板と、
    前記搭載板の上方に設けられた押さえ板と、
    前記押さえ板の前記搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、
    前記搭載板を保持する保持部と、前記保持部から前記押さえ板の上方に延び、前記バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、
    を備え、
    前記搭載板は、前記押さえ板に面した上面と、前記上面と反対側の面である裏面と、を有し、前記上面から前記裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、
    前記搭載板の前記上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、
    前記複数のリード端子は、前記搭載板の前記上面側から前記複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、前記搭載板の前記裏面から突出し、
    前記押さえ板は、前記バネの弾性力によって前記複数の半導体装置を前記搭載板に向かって押さえつけ、
    前記保持部を複数備え、
    前記複数の保持部は、前記搭載板の前記上面に沿った方向の両側にそれぞれ設けられ、
    前記外枠部は前記押さえ板の上方を通って、前記複数の保持部同士を繋ぐことを特徴とするはんだ付け治具。
  9. 搭載板と、
    前記搭載板の上方に設けられた押さえ板と、
    前記押さえ板の前記搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、
    前記搭載板を保持する保持部と、前記保持部から前記押さえ板の上方に延び、前記バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、
    を備え、
    前記搭載板は、前記押さえ板に面した上面と、前記上面と反対側の面である裏面と、を有し、前記上面から前記裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、
    前記搭載板の前記上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、
    前記複数のリード端子は、前記搭載板の前記上面側から前記複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、前記搭載板の前記裏面から突出し、
    前記押さえ板は、前記バネの弾性力によって前記複数の半導体装置を前記搭載板に向かって押さえつけ、
    前記外枠部は、前記保持部が前記搭載板から離れるように弾性変形することを特徴とするはんだ付け治具。
  10. 搭載板と、
    前記搭載板の上方に設けられた押さえ板と、
    前記押さえ板の前記搭載板と反対側の面に下端が固定されたバネと、
    前記搭載板を保持する保持部と、前記保持部から前記押さえ板の上方に延び、前記バネの上端が固定された外枠部と、を有するフレームと、
    はんだ槽と、
    を備え、
    前記搭載板は、前記押さえ板に面した上面と、前記上面と反対側の面である裏面と、を有し、前記上面から前記裏面に貫通した複数の貫通孔が設けられ、
    前記搭載板の前記上面には各々が複数のリード端子を有する複数の半導体装置が設けられ、
    前記複数のリード端子は、前記搭載板の前記上面側から前記複数の貫通孔にそれぞれ挿入され、前記搭載板の前記裏面から突出し、
    前記押さえ板は、前記複数の半導体装置に対して1つ設けられ、前記バネの弾性力によって前記複数の半導体装置を前記搭載板に向かって押さえつけ、
    前記複数のリード端子の前記搭載板の前記裏面から突出した部分は、前記はんだ槽に浸漬されることを特徴とするはんだ付け装置。
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