JP7235286B2 - 移注部材及び薬剤混合キット - Google Patents
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Description
本実施の形態に係る薬剤混合キットについて、以下に説明する。図1は、本実施の形態に係る薬剤混合キットの概略を表す断面模式図である。
先ず、第1容器10について、図2に基づき説明する。図2は、本実施の形態に係る第1容器10の概略構成を表す断面模式図である。
次に、第2容器20について、図3に基づき説明する。図3は、本実施の形態の薬剤混合キット1における第2容器20の概略構成を表す断面模式図である。
次に、移注部材30について、図4に基づき説明する。図4は、本実施の形態の薬剤混合キット1における移注部材30の概略構成を表す断面模式図である。
次に、本実施の形態の薬剤混合キット1の使用方法について、図11に基づき以下に説明する。図11は、薬剤混合キット1の使用方法を説明するための断面模式図であって、同図(a)は第2穿刺針333が底部320の薄肉部323を貫通する様子を表し、同図(b)は第1穿刺針332が弾性栓体103を貫通すると共に、第2穿刺針333が第2容器20の膜部202を貫通する様子を表し、同図(c)は移注部材30により第1容器10と第2容器20が連通された様子を表す。
本実施の形態においては、第2容器20と移注部材30が接触面で熱溶着により接合される場合について説明した。しかし、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、図11に示すように、移注部材30の底部320に環状の係止部342を設け、第2容器20の連通口204におけるフランジ部207に係止させて、移注部材30と第2容器20を接合させる態様であってもよい。
10 第1容器
20 第2容器
30 移注部材
101 第1容器本体部
102 口部
103 弾性栓体
104 針刺面
105 凹部
107 ネック部
201 第2容器本体部
202 膜部
203 一方端部
204 連通口
205 他方端部
206 取り出し部
207 フランジ部
301 筒状体
302 連通部
311 段差部
312 上側筒状体
313 下側筒状体
314 開口部
315 第1規制部
316 第2規制部
317 スライドガイド部
320 底部
321 底部補完部
322 基台部
323 薄肉部
324 アンカリング部
324a 支持部
325 穿刺針ガイド部
331 板状部
332 第1穿刺針
333 第2穿刺針
334 保持部
334a 凸部
335 ガイド部
336 連通路
337 乗り越え部
338 張り出し部
339 一方の面
340 他方の面
341 中心線
Claims (8)
- 薬剤を収容し、口部が弾性栓体により密閉された第1容器と、液体を収容し、連通口が膜部により密閉された第2容器とを連通させ、前記薬剤と前記液体を混合させる、両頭針を備えた移注部材であって、
前記移注部材は、筒状体と、前記筒状体に収容される連通部とを備えるものであり、
前記筒状体は、少なくとも一部に薄肉部を有する底部と、前記第1容器を受け入れ可能に開口した開口部とを備え、
さらに、前記薄肉部は、前記底部の底面よりも内方に位置するものであり、かつ前記薄肉部の内側面には潤滑剤が塗布されており、
前記連通部は、
板状部と、
前記板状部の一方の面における中心部から前記筒状体の開口部に向けて立設し、前記第1容器の弾性栓体を刺通する第1穿刺針と、
前記板状部の他方の面における中心部から前記筒状体の底部に向けて立設し、前記第2容器の膜部及び前記筒状体の底部に於ける薄肉部を刺通する第2穿刺針と、
前記第1穿刺針の内部と前記第2穿刺針の内部を連通する連通路とを備え、
前記第1容器と前記第2容器の前記移注部材を用いた連通は、
前記第1容器の口部に於ける前記弾性栓体で前記第1穿刺針を押圧することにより、前記連通部を前記筒状体の底部に向かってスライド移動させて、
前記第2穿刺針を、前記第2容器の膜部から離間した位置にある前記薄肉部に貫通させた後、前記第1穿刺針を前記弾性栓体に貫通させると共に、前記第2穿刺針を前記第2容器の膜部に貫通させて、前記第1容器と第2容器を前記両頭針の連通路で連通させ、
前記薬剤と液体を混合させる移注部材。 - 前記筒状体の内側面には、前記板状部を係止することにより、少なくとも前記連通部が前記筒状体の底部に向かってスライド移動するのを規制する第1規制部が設けられており、
前記第2穿刺針による前記筒状体の底部の薄肉部の貫通、前記第1穿刺針による前記弾性栓体の貫通及び前記第2穿刺針による前記第2容器の膜部の貫通は、前記第1穿刺針を前記弾性栓体で押圧することにより、前記第1規制部による前記板状部の規制を解除した後に行う請求項1に記載の移注部材。 - 前記連通部の板状部には、前記筒状体の開口部に向けて立設し、前記第1容器の口部を当該板状部に密着した状態で保持する保持部が設けられており、
前記保持部による前記第1容器の口部の保持は、前記第1穿刺針が前記弾性栓体を貫通した後に行われる請求項1又は2に記載の移注部材。 - 前記筒状体の内側面であって、前記第1規制部よりも前記底部側には、前記板状部を係止することにより、前記連通部が前記筒状体の開口部に向かってスライド移動するのを規制する第2規制部が設けられており、
前記第2規制部による前記連通部の規制により、前記第2穿刺針が前記筒状体の底部の薄肉部、及び前記第2容器の膜部を貫通し、かつ、前記第1穿刺針が前記弾性栓体を貫通した状態を維持する請求項1~3の何れか1項に記載の移注部材。 - 前記移注部材は、前記第1容器と第2容器を前記両頭針の連通路で連通させ、前記薬剤と前記液体を混合させた後、
前記第2規制部による前記板状部の規制を維持した状態で、前記第1容器の口部の前記保持部による保持を解除して、当該第1容器を前記連通部から取り外す請求項4に記載の移注部材。 - 前記移注部材と前記第2容器は、当該移注部材の底部と前記第2容器の連通口との接触面で熱溶着により接合されたものである請求項1~5の何れか1項に記載の移注部材。
- 前記移注部材の底部には、前記第2容器の連通口を係止することが可能な係止部が設けられ、
前記第2容器の連通口には、前記係止部による係止を可能にするフランジ部が設けられており、
前記第1容器と前記第2容器の前記移注部材を用いた連通は、前記移注部材の係止部を前記第2容器の連通口における前記フランジ部に係止させて、前記移注部材と前記第2容器を接合させた後に行う請求項1~5の何れか1項に記載の移注部材。 - 薬剤を収容し、口部が弾性栓体により密閉された第1容器と、液体を収容し、連通口が膜部により密閉された第2容器とを、両頭針を備えた移注部材を用いて連通させて、前記薬剤と前記液体を混合させる薬剤混合キットであって、
前記薬剤混合キットは、前記第2容器と前記移注部材を少なくとも備えるものであり、
前記移注部材は、筒状体と、前記筒状体に収容される連通部とを備え、
前記筒状体は、少なくとも一部に薄肉部を有する底部と、前記第1容器を受け入れ可能に開口した開口部とを備え、
さらに、前記薄肉部は、前記底部の底面よりも内方に位置するものであり、かつ前記薄肉部の内側面には潤滑剤が塗布されており、
前記連通部は、
板状部と、
前記板状部の一方の面における中心部から前記筒状体の開口部に向けて立設し、前記第1容器の弾性栓体を刺通する第1穿刺針と、
前記板状部の他方の面における中心部から前記筒状体の底部に向けて立設し、前記第2容器の膜部及び前記筒状体の底部に於ける薄肉部を刺通する第2穿刺針と、
前記第1穿刺針の内部と前記第2穿刺針の内部を連通する連通路とを備え、
前記第1容器と前記第2容器の前記移注部材を用いた連通は、
前記第1容器の口部に於ける前記弾性栓体で前記第1穿刺針を押圧することにより、前記連通部を前記筒状体の底部に向かってスライド移動させて、
前記第2穿刺針を、前記第2容器の膜部から離間した位置にある前記薄肉部に貫通させた後、前記第1穿刺針を前記弾性栓体に貫通させると共に、前記第2穿刺針を前記第2容器の膜部に貫通させて、前記第1容器と第2容器を前記両頭針の連通路で連通させ、
前記薬剤と液体を混合させる薬剤混合キット。
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---|---|---|---|
JP2018033343 | 2018-02-27 | ||
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018232184A Active JP7235286B2 (ja) | 2018-02-27 | 2018-12-12 | 移注部材及び薬剤混合キット |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995000101A1 (fr) | 1993-06-28 | 1995-01-05 | Roussel Morishita Co., Ltd. | Recipient a usage medical |
JP2003102807A (ja) | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Showa Denko Plastic Products Co Ltd | バイアルガイド、ニードルケース及び輸液容器 |
JP2009240835A (ja) | 2002-03-26 | 2009-10-22 | Baxter Internatl Inc | 希釈剤容器用のスライド式再構成装置 |
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2018
- 2018-12-12 JP JP2018232184A patent/JP7235286B2/ja active Active
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WO1995000101A1 (fr) | 1993-06-28 | 1995-01-05 | Roussel Morishita Co., Ltd. | Recipient a usage medical |
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