JP7234866B2 - クラフト紙及びその製造方法 - Google Patents
クラフト紙及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7234866B2 JP7234866B2 JP2019160360A JP2019160360A JP7234866B2 JP 7234866 B2 JP7234866 B2 JP 7234866B2 JP 2019160360 A JP2019160360 A JP 2019160360A JP 2019160360 A JP2019160360 A JP 2019160360A JP 7234866 B2 JP7234866 B2 JP 7234866B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulp
- kraft
- fraction
- kraft paper
- average fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Paper (AREA)
Description
一般に、広葉樹材は繊維が細くて短いのに対し、針葉樹材は繊維が太くて長いため、針葉樹材から作製したパルプは単繊維として非常に高い強度を持つ。そのため、クラフト紙の原料としては、針葉樹クラフトパルプを用いることが好ましいとされている(特許文献1)。
針葉樹の種類としては、ダグラスファー、カラマツ、スプール、ラジアータパイン等が知られている。この内、ダグラスファーは、安価で供給量も豊富なため、クラフトパルプの原料とすることが期待される。
本発明は、上記事情に鑑みて、繊維の壁が厚く内部の空隙が小さいパルプを使用しながら、充分な紙力を有するクラフト紙及びその製造方法を提供することを課題とする。
[1]クラフトパルプを主成分とするクラフト紙であって、
該クラフト紙をJIS P 8220:2012に記載のパルプ離解法により離解して得られる離解パルプは、全体の長さ平均繊維長が1.0~2.0mmであり、
繊維長2.0mm以上の繊維である画分(A)および繊維長1.0mm以下の繊維である画分(B)のそれぞれを含み、前記画分(A)のルンケル比が2.0以上であり、
前記離解パルプに占める、前記画分(A)と、前記画分(B)の合計含有量が50数量%以上であることを特徴とする、クラフト紙。
[2]前記離解パルプは、全体のルンケル比が1.9以下である、[1]に記載のクラフト紙。
[3]前記画分(A)の含有量と前記画分(B)の含有量の数量比が、90:10~10:90である、[1]又は[2]に記載のクラフト紙。
[4]前記画分(A)の平均繊維幅が25μm以上である、[1]~[3]のいずれか一項に記載のクラフト紙。
[5]前記画分(B)の平均繊維幅が15μm以下である、[1]~[4]のいずれか一項に記載のクラフト紙。
[6]繊維間結合面積が50cm2/g以上である、[1]~[5]のいずれか一項に記載のクラフト紙。
[7]長さ平均繊維長が2.0mm以上でルンケル比が2.0以上のクラフトパルプ(I)と長さ平均繊維長が1.0mm以下でルンケル比が1.0以下のクラフトパルプ(II)とを含む混合パルプを抄紙するクラフト紙の製造方法であって、
前記混合パルプにおける、前記クラフトパルプ(I)と、前記クラフトパルプ(II)の合計配合量が固形分換算で50~100質量%であることを特徴とする、クラフト紙の製造方法。
[8]前記混合パルプにおける前記クラフトパルプ(I)の配合量と前記クラフトパルプ(II)の配合量の質量比が、固形分換算で90:10~10:90である、[7]に記載のクラフト紙の製造方法。
[9]前記クラフトパルプ(I)の平均繊維幅が25μm以上である、[7]又は[8]に記載のクラフト紙の製造方法。
[10]前記クラフトパルプ(I)のJIS P 8121:2012に準拠して測定されるカナダ標準ろ水度が400~750mLである、[7]~[9]のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
[11]前記クラフトパルプ(I)の原料がダグラスファーである、[7]~[10]のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
[12]前記クラフトパルプ(II)の平均繊維幅が15μm以下である、[7]~[11]のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
[13]前記クラフトパルプ(II)のJIS P 8121:2012に準拠して測定されるカナダ標準ろ水度が300~550mLである、[7]~[12]のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
[14]前記クラフトパルプ(II)の原料が広葉樹である、[7]~[13]のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
本発明のクラフト紙は、クラフトパルプを主成分とする。クラフトパルプとは、水酸化ナトリウムと硫化ナトリウムを主成分とするアルカリ性薬剤を用いて木材から得られたパルプである。
クラフトパルプを主成分とするとは、クラフト紙全体の質量(固形分)に占めるクラフトパルプの質量(固形分)の割合が50質量%以上であることを意味する。クラフト紙全体の質量(固形分)に占めるクラフトパルプの質量(固形分)の割合は、70質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。
離解パルプの全体の長さ平均繊維長は、1.1~1.6mmであることが好ましい。
離解パルプ中の繊維長2.0mm以上の繊維である画分(A)は、ルンケル比が2.0以上である。離解パルプ全体のルンケル比は1.9以下であることが好ましい。繊維長1.0mm以下の繊維である画分(B)は、ルンケル比が1.0以下であることが好ましい。
ルンケル比は、平均繊維壁厚(繊維の細胞壁の厚さの平均)の2倍を、細胞膣の平均直径で割った値である。細胞膣の平均直径は、平均繊維幅から平均繊維壁厚の2倍を引くことにより求められる。すなわち、ルンケル比は、平均繊維壁厚と平均繊維幅から求められる値である。
ルンケル比が2.0以上と大きい繊維は針葉樹に由来する。針葉樹に由来する繊維には、後述の比較例1に示す様に、繊維長2.0mm以上の繊維である画分(A)だけでなく、繊維長1.0mm未満の画分(B)の繊維も含まれる。
しかし、針葉樹に由来する繊維は、後述の比較例1に示す様に、その平均繊維長は2.0を超える。したがって、離解パルプ全体の長さ平均繊維長が1.0~2.0mmであるということは、針葉樹に由来する繊維だけでなく、広葉樹に由来する繊維も含むことを意味する。
また、広葉樹に由来する繊維は、後述の比較例2に示す様に、画分(B)の繊維が殆どであり、画分(A)の繊維を含まない。
すなわち、広葉樹に由来する繊維は、画分(A)と比較して、柔軟で短いという特徴を有する。
このように、針葉樹に由来する画分(A)と、画分(A)よりも繊維長が短くルンケル比が小さい繊維の双方が含まれると、高い強度を持ち、かつ繊維長の長い画分(A)の繊維の間を、柔軟で、かつ画分(A)より繊維長の短い繊維が橋渡しするようになるので、全体の繊維間結合の面積を充分なものとすることができる。
すなわち、画分(A)よりも短い繊維は、画分(A)よりも柔軟であることを意味する。
離解パルプに、画分(A)の繊維と画分(B)の繊維の双方が含まれると、高い強度を持ち、かつ繊維長の長い画分(A)の繊維の間を、柔軟で、かつ繊維長の短い画分(B)の繊維が橋渡しするようになるので、全体の繊維間結合の面積を、より充分なものとすることができる。
離解パルプ全体のルンケル比は1.9以下であることが好ましく、0.5~1.7であることがより好ましく、0.6から1.5であることがさらに好ましく、0.7~1.3であることがとりわけ好ましく、0.7~1.1であることが特に好ましい。
画分(A)と、画分(B)の合計含有量が高いほど、本発明の効果を発揮しやすい。
前記画分(A)の含有量と前記画分(B)の含有量の数量比(画分(A):画分(B))は、固形分換算で90:10~5:95であることが好ましく、60:40~10:90であることがより好ましく、30:70~10:90であることがさらに好ましい。
数量比が好ましい範囲であることにより、充分な紙力を得やすくなる。
また、全体に占める各画分の数量割合を求めることができる。
画分(A)の平均繊維幅が大きいほど、画分(A)の繊維強度が高くなる。
前記画分(B)の平均繊維幅は15μm以下であることが好ましく、5~15μmであることがより好ましい。
画分(B)の平均繊維幅が小さいほど、画分(B)の柔軟性が出やすくなり、繊維間結合を形成しやすくなる。
離解パルプの未結合面積は、横軸が比引張強度の乗数、縦軸が比散乱係数のグラフにおける縦軸の切片をとることにより求められる。繊維配向性がある場合の比引張強度は、MD方向とCD方向の引張り強度を相加相乗平均として算出する。
すなわち、相対結合面積RBA(試料の結合面積/離解パルプの未結合面積)は、以下の式(1)で求められる。
RBA=(S0-SX)/S0 ・・・(1)
ここで、S0は離解パルプの比散乱係数であり、SXは試料の比散乱係数である。
式(2)、(3)において、R∞は、同種の紙を十分厚く重ねて裏当てして測定したときの固有反射率係数(0~1)、Rgは測定対象の紙に裏当てするための材料について裏当てだけで測定した反射率係数(0~1、通常はゼロ)、Sは、比散乱係数(m2/kg)、W:は坪量(g/m2)、b=0.5(1/R∞-R∞)である。
また、Rは、不透明度(%)×Rgである。
本発明のクラフト紙は、長さ平均繊維長が2.0mm以上でルンケル比が2.0以上のクラフトパルプ(I)と長さ平均繊維長が1.0mm以下でルンケル比が1.0以下のクラフトパルプ(II)とを含む混合パルプを抄紙することにより得られる。
本発明のクラフト紙の離解パルプにおける画分(A)は、ほぼ全量がクラフトパルプ(I)の一部に由来する。本発明のクラフト紙の離解パルプにおける画分(B)はクラフトパルプ(I)の一部とクラフトパルプ(II)のほぼ全量に由来する。
クラフトパルプ(I)のルンケル比は2.0以上であり、2.5~4であることが好ましく、2.8~3.5であることがより好ましい。
クラフトパルプ(I)の長さ平均繊維長が2.0mm以上であり、ルンケル比が2.0以上であることにより、得られるクラフト紙が離解パルプ中に画分(A)を含むものとなる。
クラフトパルプ(I)のJIS P 8121:2012に準拠して測定されるフリーネスは400~750mLであることが好ましく、500~750mLであることがより好ましく、550~750mLであることがさらに好ましい。
クラフトパルプ(I)の長さ平均繊維長、ルンケル比、平均繊維幅、及びフリーネスが好ましい範囲であれば、得られるクラフト紙の紙力を充分なものとしやすい。
クラフトパルプ(II)のルンケル比は1.0以下であり、0.5~0.9であることが好ましく、0.6~0.8であることがより好ましい。
クラフトパルプ(II)の長さ平均繊維長が1.0mm以下であり、ルンケル比が1.0mm以下であることにより、得られるクラフト紙が離解パルプ中に画分(B)を含むものとなる。
クラフトパルプ(II)のJIS P 8121:2012に準拠して測定されるフリーネスは300~550mLであることが好ましく、300~450mLであることがより好ましく、300~400mLであることがさらに好ましい。
クラフトパルプ(II)の長さ平均繊維長、ルンケル比、平均繊維幅、及びフリーネスが好ましい範囲であれば、得られるクラフト紙の紙力を充分なものとしやすい。
クラフトパルプ(I)としては、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、針葉樹半晒クラフトパルプ(NSBKP)、針葉樹亜硫酸パルプ等を挙げることができる。中でもNBKPが繊維結合を形成しやすいので好ましい。
クラフトパルプ(II)としては、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、広葉樹半晒クラフトパルプ(LSBKP)、広葉樹亜硫酸パルプ等を挙げることができる。中でもLBKPが繊維結合を形成しやすいので好ましい。
合計含有量が50質量%以上となるように配合すれば、得られるクラフト紙の紙力を充分なものとしやすい。
クラフトパルプ(I)と、クラフトパルプ(II)以外のパルプとしては、クラフトパルプ(I)以外の針葉樹クラフトパルプ、例えば、からまつ、スプール、ラジアータパインを原料とする針葉樹クラフトパルプが挙げられる。
また、機械パルプや古紙パルプ等を含んでいてもよい。
配合量の比が好ましい範囲であることにより、充分な紙力を得やすくなる。
叩解をしなくとも、フリーネスが好ましい範囲であれば、叩解はしなくともよい。
(長さ平均繊維長、平均繊維幅、平均繊維壁厚、画分の含有量)
クラフト紙については、JIS P 8220:2012に記載のパルプ離解法により離解して得られる離解パルプを対象として、混合パルプについては、混合前のパルプを対象として、繊維分析器(メッツォオートメーション社製、カヤーニファイバーラボver4.0)を用いて測定した。
(ルンケル比)
上記平均繊維幅と平均繊維壁厚から計算により求めた。
JIS P 8124に規定される方法に準拠し紙の坪量を測定し、続いて同じ紙をJIS P 8118に規定される方法で、紙の厚さを測定した。坪量を紙厚で除した値を、密度として表示した。
充分にサンプルを重ねて測った反射率係数を分光白色度計により求めた。
(反射率係数Rg)
裏当てだけの反射率係数を分光白色度計により求めた。
(不透明度)
分光白色度計により求めた。
上記固有反射率係数R∞、反射率係数Rg、不透明度、及び坪量から計算により求めた。
(比引張り強度)
JIS P 8113に規定される方法により、横型引張試験機(L&W社製、CODE SE-064)を用いて測定した。
JIS P 8220:2012に記載のパルプ離解法により離解して得られる離解パルプの比散乱係数とクラフト紙の比散乱係数から計算により求めた。
(離解パルプの未結合面積S0)
横軸が比引張強度の乗数、縦軸が比散乱係数のグラフにおける縦軸の切片をとることにより求めた。
(繊維間結合面積)
下記式(前記式(1))におけるRBAとS0の値から(S0-S)を求め、繊維間結合面積とした。
RBA=(S0-S)/S0
JIS P 8220:2012に記載のパルプ離解法により離解して得られる離解パルプのJIS P 8121:2012に準拠して測定されるカナダ標準ろ水度をフリーネスとして求めた。
クラフトパルプ(I):ダグラスファーを原料とする針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)。長さ平均繊維長2.92mm、平均繊維幅27.31μm、平均繊維壁厚9.31μm、ルンケル比2.15。
クラフトパルプ(II)
:ユーカリカマルドを原料とする広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)。長さ平均繊維長0.69mm、平均繊維幅14.94μm、平均繊維壁厚2.76μm、ルンケル比0.59。
その他のパルプ(III):国内針葉樹やスギを原料とする針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)。長さ平均繊維長2.34mm、平均繊維幅23.27μm、平均繊維壁厚6.84μm、ルンケル比1.43。
表1、表2の配合で、叩解の程度を種々変更した混合パルプで、クラフト紙を製造した。内添薬品は使用しなかった。抄紙には、ギャップフォーマー式抄紙機を用いた。
各実施例と比較例について評価した結果を表1、2及び図1、2に示す。図1に示すように、同じフリーネスであれば実施例の方が比較例よりも高い引張り強度が得られた。また、図2に示すように、同じフリーネスであれば実施例の方が比較例よりも結合面積が大きい傾向が見られた。
Claims (14)
- クラフトパルプを主成分とするクラフト紙であって、
該クラフト紙をJIS P 8220:2012に記載のパルプ離解法により離解して得られる離解パルプは、全体の長さ平均繊維長が1.0~2.0mmであり、
繊維長2.0mm以上の繊維である画分(A)および繊維長1.0mm以下の繊維である画分(B)のそれぞれを含み、前記画分(A)のルンケル比が2.0以上であり、
前記離解パルプに占める、前記画分(A)と、前記画分(B)の合計含有量が50数量%以上であることを特徴とする、クラフト紙。 - 前記離解パルプは、全体のルンケル比が1.9以下である、請求項1に記載のクラフト紙。
- 前記画分(A)の含有量と前記画分(B)の含有量の数量比が、90:10~10:90である、請求項1又は2に記載のクラフト紙。
- 前記画分(A)の平均繊維幅が25μm以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載のクラフト紙。
- 前記画分(B)の平均繊維幅が15μm以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載のクラフト紙。
- 繊維間結合面積が50cm2/g以上である、請求項1~5のいずれか一項に記載のクラフト紙。
- 長さ平均繊維長が2.0mm以上でルンケル比が2.0以上のクラフトパルプ(I)と長さ平均繊維長が1.0mm以下でルンケル比が1.0以下のクラフトパルプ(II)とを含む混合パルプを抄紙するクラフト紙の製造方法であって、
前記混合パルプにおける、前記クラフトパルプ(I)と、前記クラフトパルプ(II)の合計配合量が固形分換算で50~100質量%であることを特徴とする、クラフト紙の製造方法。 - 前記混合パルプにおける前記クラフトパルプ(I)の配合量と前記クラフトパルプ(II)の配合量の質量比が、固形分換算で90:10~10:90である、請求項7に記載のクラフト紙の製造方法。
- 前記クラフトパルプ(I)の平均繊維幅が25μm以上である、請求項7又は8に記載のクラフト紙の製造方法。
- 前記クラフトパルプ(I)のJIS P 8121:2012に準拠して測定されるカナダ標準ろ水度が400~750mLである、請求項7~9のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
- 前記クラフトパルプ(I)の原料がダグラスファーである、請求項7~10のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
- 前記クラフトパルプ(II)の平均繊維幅が15μm以下である、請求項7~11のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
- 前記クラフトパルプ(II)のJIS P 8121:2012に準拠して測定されるカナダ標準ろ水度が300~550mLである、請求項7~12のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
- 前記クラフトパルプ(II)の原料が広葉樹である、請求項7~13のいずれか一項に記載のクラフト紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019160360A JP7234866B2 (ja) | 2019-09-03 | 2019-09-03 | クラフト紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019160360A JP7234866B2 (ja) | 2019-09-03 | 2019-09-03 | クラフト紙及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021038487A JP2021038487A (ja) | 2021-03-11 |
JP7234866B2 true JP7234866B2 (ja) | 2023-03-08 |
Family
ID=74846789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019160360A Active JP7234866B2 (ja) | 2019-09-03 | 2019-09-03 | クラフト紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7234866B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007204866A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Daio Paper Corp | 片艶クラフト紙 |
JP2013159866A (ja) | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Daio Paper Corp | クラフト紙 |
JP2015021209A (ja) | 2013-07-23 | 2015-02-02 | 王子ホールディングス株式会社 | クラフト紙及びクラフト紙の製造方法 |
JP2015124464A (ja) | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 王子ホールディングス株式会社 | クラフト紙 |
JP2019131922A (ja) | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 大王製紙株式会社 | 片艶クラフト紙及びその製造方法 |
-
2019
- 2019-09-03 JP JP2019160360A patent/JP7234866B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007204866A (ja) | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Daio Paper Corp | 片艶クラフト紙 |
JP2013159866A (ja) | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Daio Paper Corp | クラフト紙 |
JP2015021209A (ja) | 2013-07-23 | 2015-02-02 | 王子ホールディングス株式会社 | クラフト紙及びクラフト紙の製造方法 |
JP2015124464A (ja) | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 王子ホールディングス株式会社 | クラフト紙 |
JP2019131922A (ja) | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 大王製紙株式会社 | 片艶クラフト紙及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021038487A (ja) | 2021-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Lee et al. | Surface sizing with cationic starch: Its effect on paper quality and papermaking process | |
US11035078B2 (en) | Low lint multi-ply paper products having a first stratified base sheet and a second stratified base sheet | |
CA2445100C (en) | Multilayered fibrous product and a process for the production thereof | |
EP3059344B1 (en) | A method for manufacturing paper comprising bleached chemithermo-mechanical pulp suitable for a release liner and products and uses thereof | |
EP1885954A1 (en) | Process for the production of a paper and a paper produced according to the process | |
FI107274B (fi) | Menetelmä hienopaperin pohjapaperin valmistamiseksi | |
US20050028955A1 (en) | Tissue product containing carboxylated cellulosic fibers | |
CN114502797A (zh) | 纸生产 | |
JP2015124464A (ja) | クラフト紙 | |
Stankovská et al. | Blending impact of hardwood pulps with softwood pulp on tissue paper properties | |
US20050028956A1 (en) | Method for making tissue product containing carboxylated cellulosic fibers | |
JP5041505B2 (ja) | 透明紙原紙 | |
CA2540540A1 (en) | Method for making a low density multi-ply paperboard with high internal bond strength | |
Hu et al. | Substitution of hardwood kraft with aspen high-yield pulp in lightweight coated wood-free papers: Part I. Synergy of basestock properties | |
Nordström et al. | Effect of fiber length on formation and strength efficiency in twin-wire roll forming | |
JP7234866B2 (ja) | クラフト紙及びその製造方法 | |
WO2015012167A1 (ja) | クラフト紙及びクラフト紙の製造方法 | |
Karlsson | Some aspects on strength properties in paper composed of different pulps | |
Korpela et al. | Piloting wet tensile strength development of polyamide-amine-epichlorohydrin wet strengthened nordic bleached softwood pulp paper by alkyl ketene dimer internal sizing | |
Mohlin et al. | Fibre and sheet properties of Acacia and Eucalyptus | |
US20210310193A1 (en) | Process for Producing Paper or Paperboard, in Particular Label Paper or Paperboard Suited for Use as Packaging Material for Beverage Containers, and Paper or Paperboard Produced by This Process | |
Nordström | Initial medium-consistency refining of high-yield softwood kraft pulp–effects on tensile properties and compression strength | |
Nordström et al. | Effect of the ratio of softwood kraft pulp to recycled pulp on formation and strength efficiency in twin-wire roll forming | |
JP7456247B2 (ja) | 板紙 | |
Nordström et al. | One-sided versus two-sided roll forming of never-dried softwood kraft pulp–effects on formation and strength efficiency |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7234866 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |