JP7234605B2 - 光偏向装置、光偏向装置を備えた光走査装置、及び光走査装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

光偏向装置、光偏向装置を備えた光走査装置、及び光走査装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光偏向装置、光偏向装置を備えた光走査装置、及び光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
光偏向装置は例えば画像形成装置に設けられている。この光偏向装置は、回転多面体と回転多面体を覆うカバーとを備え、カバーは、回転多面体の周面に対向する開口部を備えている。そして、光源から射出された光が、カバーの開口部を通って回転多面体の周面に照射されるとともに、回転多面体が、軸心を中心として回転しながら光を開口部を通して被照射体としての像担持体に対して偏向走査する(特許文献1参照)。これにより、像担持体の表面に静電潜像が形成される。
この種の光偏向装置のカバーは、前記開口部を備えた非密閉型であるために、回転多面体の回転によって発生する騒音が、開口部からカバーの外側に漏れ出る。そこで、従来、前記開口部をできるだけ小さく形成して前記騒音を低減していた。
特開2017-191257号公報
しかしながら、回転多面体は高速で回転するために、前記開口部を小さく形成しただけでは、回転多面体の回転によって発生する騒音を十分低減することができなかった。
本発明は前記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、非密閉型のカバーであっても、回転多面体の回転によって発生する騒音を十分低減できる光偏向装置、光偏向装置を備えた光走査装置、及び光走査装置を備えた画像形成装置を提供する点にある。
本発明の一局面に係る光偏向装置は、回転多面体と、前記回転多面体を覆うカバー部とを備え、前記カバー部は、前記回転多面体の周面に対向する開口部を備え、光源から射出された光線が、前記カバー部の開口部を通って前記回転多面体の周面に照射されるとともに、前記回転多面体が、軸心を中心として回転しながら前記光線を前記開口部を通して被照射体に対し偏向走査する。
そして、前記光偏向装置は、前記回転多面体の軸心を中心とする該回転多面体の外接円と、前記カバー部の周壁部の内周面との、該回転多面体の径方向に沿った距離が、前記開口部の周方向の両側端において最大になるように構成されている。
本発明の他の局面に係る光偏向装置は、前記光偏向装置と、前記光源とを備えている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記光偏向装置と、前記被照射体とを備え、前記被照射体は、表面に静電潜像が形成される像担持体である。
本発明によれば、非密閉型のカバーであっても、回転多面体の回転によって発生する騒音を十分低減できる光偏向装置、光偏向装置を備えた光走査装置、及び光走査装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
図1は、画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図2は、光走査装置の結像光学系の副走査断面(光学系の光軸及び副走査方向を含む断面に対応する面)の構成を示す光路図である。 図3は、光走査装置の入射光学系の副走査断面の構成を示す光路図である。 図4は、光走査装置の入射光学系の主走査断面(副走査方向に垂直な断面に対応する面)の構成を示す光路図である。 図5は、光偏向装置の概略構成を示す斜視図である。 図6は、図5のVI-VI線断面図である。 図7は、カバー体を開口部側から見た斜視図である。 図8は、カバー体を開口部側とは反対側から見た斜視図である。 図9は、ポリゴンミラーの偏向面と開口部の第1開口端との間(第1隙間K1)の空気の圧力(第1圧力)の変動を示す図である。 図10は、ポリゴンミラーの偏向面と開口部の第2開口端との間(第2隙間K2)の空気の圧力(第2圧力)の変動を示す図である。 図11は、図7のXI-XI線断面図である。 図12は、開口部の開口角度と騒音レベルの関係を示す図である。 図13は、合成振幅と位相差(第1圧力の圧力変動の第1波形と第2圧力の圧力変動の第2波形との位相差)の関係を示す図である。 図14は、実施形態2を示す図11相当図である。 図15は、実施形態2の変形例1を示す図14相当図である。 図16は、実施形態2の変形例2を示す図14相当図である。 図17は、実施形態2の変形例3を示す図14相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図を示す。この画像形成装置1は、タンデム方式のカラープリンターであって、箱形のケーシング2内に画像形成部3を備えている。この画像形成部3は、ネットワーク接続等がされたコンピューター等の外部機器から伝送されてくる画像データーに基づき画像を記録紙Pに転写形成する部署である。画像形成部3の下方には、レーザー光を照射する光走査装置4が配置され、画像形成部3の上方には、転写ベルト5が配置されている。光走査装置4の下方には、記録紙Pを貯留する用紙貯留部6が配置され、用紙貯留部6の側方には、手差し給紙部7が配置されている。転写ベルト5の側方上部には、記録紙Pに転写形成された画像に定着処理を施す定着部8が配置されている。符号9は、ケーシング2上部に配置され、定着部8で定着処理が施された記録紙Pを排出する用紙排出部である。
画像形成部3は、転写ベルト5に沿って一列に配置された4つの画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Bkを備えている。各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Bkは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を、外部機器から伝送された画像情報に基づいて形成する。以下の説明において、各色との対応を関係を区別する必要がある場合には、符号の末尾に、添字としてY、M、C、Bkを付加する一方、対応関係を区別する必要がない場合にはこれらの添字を省略するものとする。
各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Bkはそれぞれ、感光体ドラム11を有している。感光体ドラム11は、像担持体及び被照射体として機能する。各感光体ドラム11の直下には、帯電器12が配置され、各感光体ドラム11の一側方には、現像装置13が配置され、各感光体ドラム11の直上には、1次転写ローラー14が配置され、各感光体ドラム11の他側方には、感光体ドラム11の周面をクリーニングするクリーニング部15が配置されている。
そして、各感光体ドラム11は、帯電器12によって周面が一様に帯電され、当該帯電後の感光体ドラム11の周面に対して、前記コンピューター等から入力された画像データーに基づく各色に対応したレーザー光が光走査装置4から照射され、各感光体ドラム11の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置13から現像剤が供給されて、各感光体ドラム11の周面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。これらトナー像は、1次転写ローラー14に印加された転写バイアスにより転写ベルト5にそれぞれ重ねて転写される。
符号16は、定着部8の下方に転写ベルト5と当接した状態で配置された2次転写ローラーであり、用紙貯留部6又は手差し給紙部7から用紙搬送路17を搬送される記録紙Pを2次転写ローラー16と転写ベルト5とで挟持し、2次転写ローラー16に印加された転写バイアスにより転写ベルト5上のトナー像を記録紙Pに転写するようにしている。
定着部8は、加熱ローラー18と加圧ローラー19とを備え、これら加熱ローラー18と加圧ローラー19とにより記録紙Pを挟持して加熱加圧し、記録紙Pに転写されたトナー像を記録紙Pに定着させるようにしている。定着処理後の記録紙Pは、用紙排出部9に排出される。20は、両面印刷時に定着部8から排出された記録紙Pを反転させるための反転搬送路である。
[光走査装置4の構成]
次に、図2~図4を参照して光走査装置4の概略構成を説明する。
図2に示すように、光走査装置4は、イエロー用の光線LY、マゼンタ用の光線LM、シアン用の光線LC、及びブラック用の光線LBkをそれぞれ、各感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkのドラム周面にて走査させることで静電潜像を形成する。
光走査装置4は、各光線LY,LM,LC,LBkを出射する光源40Y,40M,40C,40Bkを含む入射光学系統(図3及び図4参照)と、四つの光線LY,LM,LC,LBkに対して兼用される一つのポリゴンミラー41と、ポリゴンミラー41によって偏向走査された光線LY,LM,LC,LBkを各色の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkのドラム周面に結像及び走査させる結像光学系(図2及び図4参照)とを有している。
図3及び図4に示すように、入射光学系は、各光源40Y,40M,40C,40Bkのそれぞれに対して設けられた4つのコリメータレンズ42と、各コリメータレンズ42を通過した光線LY,LM,LC,LBkを所定の光路幅に整えるアパーチャ(図示省略)と、アパーチャを通過した光線LY,LM,LC,LBkをポリゴンミラー41の偏向面41aに集光させるシリンドリカルレンズ43とを含んでいる。
一方、結像光学系は、図2に示すように、ポリゴンミラー41の光路下流側に配置された第一結像レンズ45aと、複数の第二結像レンズ45bと、折返しミラー46a~46dとを含んでいる。各結像レンズ45a,45bは例えばfθレンズにより構成されている。
以上のように構成された光走査装置4の動作について図2~図4を参照しながら説明する。光源40Y,40M,40C,40Bkからそれぞれ射出された光線LY,LM,LC,LBkは、図3に示すように、各コリメータレンズ42によって平行光束とされた後、シリンドリカルレンズ43に入射する。シリンドリカルレンズに入射した光線LY,LM,LC,LBkは、主走査断面(副走査方向に対して垂直な断面)においては平行光束の状態で射出され、副走査断面(副走査方向に沿った断面)においては収束して射出されて、ポリゴンミラー41の偏向面41aに斜めに入射して結像する。このとき、ポリゴンミラー41によって偏向された4つの光線LY,LM,LC,LBkの光路分離を容易化するために、各光線LY,LM,LC,LBkは、副走査断面(図3参照)で見て、偏向面41aに対しそれぞれ異なる角度で入射する。
図4に示すように、ポリゴンミラー41の偏向面41aに入射した光線LY,LM,LC,LBkは、ポリゴンミラー41によって等角速度走査された後、第一結像レンズ45aによって等速度走査光に変換される。第一結像レンズ45aを通過した光線LY,LM,LC,LBkはそれぞれ、各光路に配置された一つ又は複数の折返しミラー46a~46d(図2参照)により反射されるとともに、第二結像レンズ45bを通過して感光体ドラム11Y,11M,11C,11Bkの周面に導かれる。
[光偏向装置47の構造]
図5及び図6に示すように、前記ポリゴンミラー41は、駆動モーター44(図6にのみ示す)及び基板48と共にユニット化されて一つの光偏向装置47を構成している。また、光偏向装置47は、ポリゴンミラー41を覆うカバー体50をさらに備えている。
そして、光偏向装置47は、光走査装置4の外壁を構成する光学ハウジング49内に収容されている。図5に示すように、光学ハウジング49内には平坦状の載置面49aが設けられている。光偏向装置47はこの載置面49aに固定されている。
図6に示すように、駆動モーター44は、円筒状のモーター本体44aと駆動軸44bとを備えている。駆動軸44bは、モーター本体44aの上面から上側に突出している。
モーター本体44aは基板48に固定されている。基板48には、コネクター48a、コンデンサー48b及び駆動IC48c等が実行されている。基板48は、光学ハウジング49の前記載置面49aに固定されている。
図4に示すように、ポリゴンミラー41は断面正6角形の多面鏡である。ポリゴンミラー41は、正6角形の各辺に対応する6つの偏向面41aを有する。偏向面41aには、各光源から射出された光線が照射される。ポリゴンミラー41は、前記駆動軸44bの上側の端部に回転一体に取付けられている。
[カバー体50の構造]
図5~図8に示すように、カバー体50は、光学ハウジング49の前記載置面49aに固定されて、ポリゴンミラー41と駆動モーター44とを覆っている。カバー体50は、ポリゴンミラー41の回転によって生じる騒音を防止し、ポリゴンミラー41への粉塵等の付着を防止する機能を有している。
カバー体50は、第1カバー部51と第2カバー部52と延出部53とを備えている。
図6に示すように、第1カバー部51は、ポリゴンミラー41を上側から覆い、ポリゴンミラー41が配設される第1空間S1を形成する。第1カバー部51は、ポリゴンミラー41の周囲を囲む断面円形状の周壁部51aと、周壁部51aの上側を閉塞する天板部51bとを備えている。
図7に示すように、第1カバー部51の周壁部51aには、周方向に延びる矩形状の開口部51cが形成されている。開口部51cは、光源40から射出された光線Lを第1カバー部51の内部に導くとともに、ポリゴンミラー41の偏向面41aにより偏向された光線を第1カバー部51の外部に導く。開口部51cは、ポリゴンミラー41の回転により生じる気流が通過する開口部としての機能も有する。開口部51cについては後で詳しく説明する。
第2カバー部52は、第1カバー部51に位置する平面視が台形状の偏平ケース状をなしている。第2カバー部52は、駆動モーター44のモーター本体44aを収容する第2空間S2(図6参照)を形成する。第2カバー部52は第1カバー部51に連設されている。第1カバー部51内の第1空間S1の下面全体が開放して第2カバー部52内の第2空間S2に連続的に繋がっている。
第2カバー部52は、平面視において台形を構成する平行な二辺のうち短い方が、第一結像レンズ45aに対向するように配置されている。第2カバー部52の該短い方向の辺から垂下する壁部には、下側に開放する矩形状の切欠部52aが形成されている。この切欠部52aと載置面49aとによって矩形状の開放部T1が形成されている。開放部T1は、第2空間S2の内外を連通させる。
図8に示すように、第2カバー部52の第一結像レンズ45a側とは反対側の辺部には、延出部53が形成されている。延出部53は、当該辺部の中央部に連接されている。そして、この延出部53を挟んだ両側に開放部T2及び開放部T3が形成されている。各開放部T2,T3は、ポリゴンミラー41の回転により生じる気流が流通する機能を有する。これにより、ポリゴンミラー41を駆動する駆動モーター44や、その周囲の電子部材を冷却することができる。
第2カバー部52における前記台形を構成する一対の斜辺に対応する側壁には、平板状のブラケット板54が屈曲形成されている。ブラケット板54には取付孔54aが形成されている。同様に、延出部53にも平板状のブラケット板55が設けられている。ブラケット板55には取付孔55aが形成されている。カバー体50は、各取付孔54a、55aに挿通されたボルトによって載置面49aに固定されている。
[第1カバー部51内の空気の圧力変動]
図6を参照して、ポリゴンミラー41が回転すると、第1カバー部51内の空気がポリゴンミラー41の角部によって回転方向に押される。そして、開口部51cの第1開口端Aとポリゴンミラー41の偏向面41aの間の第1隙間K1から第1カバー部51内の空気が吹き出される。また、開口部51cの第2開口端Bとポリゴンミラー41の偏向面41aとの間の第2隙間K2から空気が第1カバー部51内に吸い込まれる。
第1カバー部51の周壁部51aは断面円形であり、ポリゴンミラー41は断面正6角形であるので、第1隙間K1と第2隙間K2はポリゴンミラー41の回転によって変化する。
従って、ポリゴンミラー41の偏向面41aと、開口部51cの第1開口端Aとの間の空気(第1隙間K1の空気)の第1圧力が、ポリゴンミラー41の回転に伴って周期的に変動する(図9照)。また、ポリゴンミラー41の偏向面41aと、開口部51cの第2開口端Bとの間の空気(第2隙間K2の空気)の第2圧力が、ポリゴンミラー41の回転に伴って周期的に変動する(図10参照)。前記第1圧力と第2圧力は、ポリゴンミラー41の1面分の回転(ポリゴンミラー41の60°の回転)で1周期分変動する。
[光偏向装置47の騒音防止構造の第1実施形態]
ポリゴンミラー41を覆う第1カバー部51の周壁部51aに開口部51cが形成されているために、ポリゴンミラー41の回転により生じる騒音が、開口部51cから第1カバー部51の外側に漏れ出る。そこで、本実施形態においては、第1カバー部51の配置構成及び開口部51cの構成に工夫を凝らすことで騒音の低減を図っている。
具体的には、図11に示すように、この光偏向装置47は、ポリゴンミラー41の外接円Gと第1カバー部51の周壁部51aの内周面との、該ポリゴンミラー41の径方向に沿った距離dが、開口部51cの周方向の両側端(つまり第1開口端A及び第2開口端B)において最大になるように構成されている。本実施形態では、この構成を実現するために、第1カバー部51の周壁部51aの軸心Uを、ポリゴンミラーの軸心Oに対して開口部51c側に所定距離δだけ離間させるようにしている。
この構成によれば、第1カバー部51の周壁部51aの軸心Uがポリゴンミラーの軸心Oに一致する場合に比べて、第1隙間K1及び第2隙間K2を広くとることができる。よって、第1隙間K及び第2隙間K2を通過する空気の圧力変動の振幅を低減することができる。延いては、該圧力変動に起因する騒音を低減することができる。
また、図11に示すように、ポリゴンミラー41の軸心Oを中心とする開口部51cの開口角度をθ1、nをポリゴンミラー41の面数よりも小さい自然数としたとき、開口角度θ1が次の(1)の式を満たすように開口部51cが形成されている。

θ1 (360° / ポリゴンミラー41の面数) × n ………(1)
図11は、nが1のときの第1カバー部51の周壁部51aの断面図(ポリゴンミラー41の軸心方向と垂直な断面図(主走査断面図))である。ポリゴンミラー41の面数は6であるので、式(1)により、θ160°である。本実施形態ではθ1は60°に設定されている。開口部51cの開口角度θ1が60°で騒音レベルが小さくなる。その理由は次の通りである。
[A] 開口部51cは、前記開口角度θ1が式(1)を満たすように形成されているので、図11に示すように、ポリゴンミラー41の六つの角部のうち、一つの角部が前記第1開口端A付近に位置したときに、別の一つの角部が前記第2開口端B付近に位置する。ポリゴンミラー41の隣り合う一対の角部間の中央が第1開口端A付近に位置したときにも、同様に、別の隣り合う一対の角部間の中央が第2開口端B付近に位置する。
[B] つまり、前記第1隙間K1と第2隙間K2は、ポリゴンミラー41の回転中には常に略同一の長さになり、前記第1圧力と前記第2圧力が略同一の大きさ(絶対値)になる。一方、第1隙間K1からは第1カバー部51内の空気が吹き出され、第2隙間K2からは第1カバー部51内に空気が吸い込まれるので、第1圧力の圧力変動の位相と、第2圧力の圧力変動の位相とが180°(0.5周期分)ずれる(図9,図10参照)。
[C] これにより、前記第1隙間K1付近の空気吹き出し口で発生する音の位相と、前記第2隙間K2付近の空気吸い込み口で発生する音の位相も180°ずれる。その結果、これらの音同士が、互いに打ち消しあって騒音レベルが小さくなる。従って、非密閉型の第1カバー部51であっても、ポリゴンミラー41の回転によって発生する騒音を十分低減することができる。
nが2のとき、θ1は120°、nが3のとき、θ1は180°となる。このように、nがポリゴンミラー41の面数よりも小さい2,3……の自然数のときにも、前記[A]~[C]と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、開口角度θ1が前記の(1)の式を満たすように開口部51cが形成されていると、騒音レベルを小さくすることができる。図12に示すように、本発明者は、前記θ1が60°,120°,180°のときに騒音レベルが小さくなることを実験により確認した。
図13に、合成振幅と位相差(第1圧力の圧力変動の第1波形と第2圧力の圧力変動の第2波形との位相差)との関係を示してある。合成振幅とは前記第1波形と第2波形を合成した波形の振幅である。第1波形の振幅と第2波形の振幅(基本波形の振幅)はいずれも1である。
図13により、前記位相差が(0.33周期分の位相差)~(0.67周期分の位相差)の範囲においては、合成振幅は基本波形の振幅1よりも小さい。そして、本実施形態のように、前記位相差が0.5周期分の位相差であるときに合成振幅が最も小さいので、騒音レベルは、第1圧力により生じる騒音や第2圧力により生じる騒音よりも小さくなる。
すなわち、本実施形態では、第1圧力の圧力変動の第1波形(図9参照)と、第2圧力の圧力変動の第2波形(図10参照)とを合成した波形の振幅が、第1波形の振幅と第2波形の振幅のいずれよりも小さくなるように第1波形と第2波形の位相差が設定されている。そして、開口部51cの開口角度θ1が、前記位相差に対応する角度(本実施形態では60°)に設定されている。
《実施形態1の変形例》
ポリゴンミラー41の軸心Oを中心とする開口部51cの開口角度をθ1、nをポリゴンミラー41の面数よりも小さい自然数としたとき、開口角度θ1が次の(2)及び(3)の式を満たすように開口部51cが形成されていてもよい。

θ1 >((360° / 回転多面体の面数) × n)×0.83 ………(2)
θ1 <((360° / 回転多面体の面数) × n)×1.17 ………(3)
nが1のとき、式(2)と(3)により、49.8°<θ1<70.2°である(ポリゴンミラー41の面数は6である)。49.8°<θ1<70.2°のときに騒音レベルが小さくなる。その理由について説明する。
式(2)と式(3)は、開口部51cの開口角度θ1が、第1実施形態における開口部51cの開口角度θ1の+-17%以内であることを意味している。これは、本第5実施形態における前記第1圧力の圧力変動の第1波形と、前記第2圧力の圧力変動の第2波形との位相差が、第1実施形態における前記位相差に対して+-0.17周期分増減するということである。第1実施形態では0.5周期分の位相差があるから、49.8°<θ1<70.2°の範囲では、両波形に0.33周期分~0.67周期分の位相差が生じることになる。
図13により、前記位相差が(0.33周期分の位相差)~(0.67周期分の位相差)の範囲においては、合成振幅は基本波形の振幅1よりも小さいので、騒音レベルは、前記第1圧力により生じる騒音や第2圧力により生じる騒音レベルよりも小さくなる。このように、本第5実施形態によれば、非密閉型の第1カバー部51であっても、ポリゴンミラー41の回転によって発生する騒音を十分低減することができる。
《実施形態2》
図14は、実施形態2を示している。この実施形態は、開口部51cの周方向の両側端において前記距離dを最大にするための構成が実施形態1とは異なっている。
ずなわち、本実施形態2では、第1カバー部51の周壁部51aは、断面円弧状の円弧壁51dと、円弧壁51dの周方向の両側端に連接された第1連接壁51e及び第2連接壁51fとで構成されている。
円弧壁51dは、ポリゴンミラー41の周囲を囲むように形成されている。円弧壁51dの軸心Uとポリゴンミラー41の軸心Oとは一致している。すなわち、円弧壁51はポリゴンミラー41に対して同軸に形成されている。
第1連接壁51eと第2連接壁51fとは、図14において左右対称に形成されている。第1連接壁51e及び第2連接壁51fの曲率は円弧壁51dの曲率よりも小さい。
そして、第1連接壁51eは、円弧壁51dの周方向の一側端から他側端に向かって該円弧壁51dの内接円Iよりも外側に延びている。同様に、第2連接壁51fは、円弧壁51dの周方向の他側端から一側端に向かって、円弧壁51dの内接円Iよりも外側に延びている。そして、第1連接壁51eの先端縁は、開口部51cの周方向の一側端(第1開口端A)を構成し、第2連接壁51fの先端縁は開口部51cの周方向の他側端(第2開口端B)を構成している。
この構成によれば、第1連接壁51eと第2連接壁51fとを内接円51Iに沿って延設した場合に比べて、第1隙間K1及び第2隙間K2を径方向に広くとることができる。よって、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
しかも、第1カバー部51の円弧壁51dの軸心Uと、ポリゴンミラー41の軸心Oとを実施形態1の如く偏心させる必要がない。したがって、実施形態1のように、第1カバー部51の開口部51c側とは反対側において空気通路幅(ポリゴンミラー41の偏向面41aと周壁部51aの内周面との距離)が狭くなることもない。よって、ポリゴンミラー41の周囲の空気通路を十分に確保して、第1カバー部51内の放熱性を確保することができる。
ここで、開口部51cの開口角度θ1は、実施形態1と同様の理由で前記式(1)を満たしていることが好ましい。また、開口角度θ1は、前記実施形態1の変形例1と同様の理由により、前記式(2)及び(3)の関係を満たすように設定してもよい。
ところで、本実施形態2の第1カバー部51の構成によれば、円弧壁51dと第1連接壁51eとの境界位置(円弧壁51dの一端C)、及び、周壁部51aと第2連接壁51fとの境界位置(円弧壁51dの他端D)において、内周面の曲率が変化するので空気流が剥離して騒音が発生し易い。
この問題を解決するべく、本実施形態では、円弧壁51dの周方向の両端と、円弧壁51dの軸心Uとを結ぶ線分のなす角度θ2について、以下の式(4)を満たすようにした。
nはポリゴンミラー41の面数よりも小さい自然数である。

θ2 (360° / ポリゴンミラー41の面数) × n ………(4)
この式(4)は、実施形態1の式(1)のθ1をθ2に置換したものである。この関係式を満たすことで、円弧壁51dの一端Cにおける空気の圧力変動と、他端Dにおける空気の圧力変動とが互いに打ち消し合うので、内周面の曲率が変化する位置での騒音の発生を抑制することができる。
図14の例では、θ1は、n=1、回転多面体の面数を6として式(1)に基づいてθ1=60°に設定し、θ2は、n=2、回転多面体の面数を6として式(4)に基づいてθ2=120°に設定している。
また、角度θ2は、以下の式(5)及び(6)を満たすものであってもよい。nはポリゴンミラー41の面数よりも小さい自然数である。

θ2 >((360° / 回転多面体の面数) × n)×0.83 ………(5)
θ2 <((360° / 回転多面体の面数) × n)×1.17 ………(6)
この式(5)及び式(6)は、実施形態1の変形例で説明した式(2)及び式(3)のθ1をθ2に置換したものである。この範囲に設定することで、前記変形例と同様の理由により騒音低減効果を得ることができる。
《実施形態2の変形例1》
図15は、実施形態2の変形例1を示す図14相当図である。以下の変形例において、図14と同じ構成要素については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例1では、第1連接壁51e及び第2連接壁51fの湾曲方向が、円弧壁51dの湾曲方向とは逆向きになっている。そして、第1連接壁51e及び第2連接壁51fは、円弧壁51dの両端から図15の上側に向かって左右方向(主走査方向)の外側に広がるように形成されている。
図15の例では、θ2は、n=2、回転多面体の面数を6として式(4)に基づいてθ2=120°に設定されている。θ1は、光ビームの主走査方向の移動を許容可能な大きさであって例えば100°~110°に設定されている。
この構成によれば、開口部50cの第1開口端Aと第2開口端Bとを、円弧壁51dの内接円Iから径方向外側に大きく離間させることができる。よって、該各隙間K1,K2を通過する空気の圧力変動の振幅を可及的に低減して、騒音の発生を抑制することができる。
また、開口部50cの周方向の幅を広くとることができるので、光ビームが走査した際に開口部50cの周方向の両端に当たるのを回避することができる。
尚、開口部50cの開口角度θ1が仮に前記式(1)~(3)を満たさない場合であっても、第1隙間K1及び第2隙間K2が十分に広いので、各隙間K1,K2を通過する空気流に起因する騒音は、円弧壁51dの両端C,Dで発生する騒音に比べて無視し得る。そして、円弧壁51dの両端C,Dにて発生する騒音は、角度θ2が前記式(4)を満たすことにより、又は、式(5)及び(6)を満たすことにより十分に低減される。
《実施形態2の変形例2》
図16は、実施形態2の変形例1を示す図14相当図である。
この変形例では、第1連接壁51e及び第2連接壁51fが軸心方向から見て直線状に形成されている。また、第1連接壁51e及び第2連接壁51fは、軸心方向から見て円弧壁51dの接線方向に延びている。図16の例において、θ1は、n=1、回転多面体の面数を6として式(1)に基づいてθ1=60°に設定され、θ2は、n=2、回転多面体の面数を6として式(4)に基づいてθ2=120°に設定されている。
本変形例2によれば、実施形態2の構成(図14の構成)に比べて、開口部50cの第1開口端Aと第2開口端Bとを、円弧壁51dの内接円Iから径方向外側に大きく離間させることができる。よって、該各隙間K1,K2を通過する空気の圧力変動の振幅を可及的に低減して、騒音の発生を抑制することができる。
また、第1連接壁51e及び第2連接壁51fは、軸心方向から見て円弧壁51dの接線方向に延びているので、円弧壁51dの両端C,Dにおける空気流の流れを円滑化して騒音の発生を抑制することができる。
《実施形態2の変形例3》
図17は、実施形態2の変形例3を示す図14相当図である。
この変形例では、第1連接壁51e及び第2連接壁51fが軸心方向から見て直線状に形成されているとともに、円弧壁51dの両端に対して屈曲して接続されている。
この変形例3によれば、実施形態2及び変形例1,2に比べて、円弧壁51dの両端C,Dにおいて壁面の向きが急激に変化する。このため、円弧壁51dの両端C,Dにおいて騒音が発生し易い。したがって、本変形例3のような周壁部51aの形状に対して、本発明の構成を適用して角度θ2を式(3)~式(5)で規定することは、騒音を抑制する上で特に有用である。尚、図17の例では、θ1は30°に設定され、θ2は60°に設定されている。
《他の実施形態》
本発明は、前記実施形態1について、以下のような構成としてもよい。
各実施形態及び変形例では、ポリゴンミラー41は6角形状に形成されているが、これに限ったものではなく、例えば5角形状であってもよい。
また、光偏向装置47をプリンターに搭載される光走査装置4に適用した例を示したが、これに限ったものではなく、例えば、複写機、ファクシミリー又は複合機(MFP)に適用するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、光偏向装置、光偏向装置を備えた光走査装置、及び光走査装置を備えた画像形成装置について有用であり、特に、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及び複合機(MFP)等に有用である。
A :第1開口端
B :第2開口端
C :円弧壁の周方向の一側端
D :円弧壁の周方向の他側端
G :外接円
I :内接円
O :軸心(回転多面体の軸心)
U :軸心(カバー部の周壁の軸心)
θ1 :開口角度
θ2 :角度
d :距離
1 :画像形成装置
4 :光走査装置
11 :感光体ドラム(像担持体、被照射体)
40 :光源
40C :光源
40M :光源
40Y :光源
41 :ポリゴンミラー(回転多面体)
41a :偏向面
47 :光偏向装置
50 :カバー体(カバー)
50c :開口部
51 :第1カバー部(カバー部)
51I :内接円
51a :周壁部
51d :円弧壁
51e :第1連接壁
51f :第2連接壁

Claims (6)

  1. 回転多面体と、前記回転多面体を覆うカバー部とを備え、
    前記カバー部は、前記回転多面体の周面に対向する開口部を備え、
    光源から射出された光線が、前記カバー部の開口部を通って前記回転多面体の周面に照射されるとともに、前記回転多面体が、軸心を中心として回転しながら前記光線を前記開口部を通して被照射体に対し偏向走査する光偏向装置であって、
    前記回転多面体の軸心を中心とする該回転多面体の外接円と、前記カバー部の周壁部の内周面との、該回転多面体の径方向に沿った距離が、前記開口部の周方向の両側端において最大になるように構成され
    前記カバー部の周壁部は、前記回転多面体の軸心方向から見て円形状をなし、
    前記カバー部の周壁部の軸心は、前記距離が前記開口部の周方向の両側端において最大になるように、前記回転多面体に対して偏心しており、
    前記回転多面体の軸心を中心とする前記開口部の開口角度をθ1、nを前記回転多面体の面数よりも小さい自然数としたとき、θ1が次の(1)及び(2)の式を満たす光偏向装置。
    θ1 >((360°/ 前記回転多面体の面数)×n)×0.83 ………(1)
    θ1 <((360°/ 前記回転多面体の面数)×n)×1.17 ………(2)
  2. 請求項記載の光偏向装置において、
    前記回転多面体の軸心を中心とする前記開口部の開口角度をθ1、nを前記回転多面体の面数よりも小さい自然数としたとき、θ1が次の(3)の式を満たす光偏向装置。

    θ1 (360° / 前記回転多面体の面数) × n ………(3)
  3. 回転多面体と、前記回転多面体を覆うカバー部とを備え、
    前記カバー部は、前記回転多面体の周面に対向する開口部を備え、
    光源から射出された光線が、前記カバー部の開口部を通って前記回転多面体の周面に照射されるとともに、前記回転多面体が、軸心を中心として回転しながら前記光線を前記開口部を通して被照射体に対し偏向走査する光偏向装置であって、
    前記回転多面体の軸心を中心とする該回転多面体の外接円と、前記カバー部の周壁部の内周面との、該回転多面体の径方向に沿った距離が、前記開口部の周方向の両側端において最大になるように構成され、
    前記カバー部の周壁部は、前記回転多面体の軸心方向から見て、前記回転多面体と同軸の円弧状に形成された円弧壁と、該円弧壁の周方向の両側端にそれぞれ連接された第1連接壁及び第2連接壁とを備え、
    前記第1連接壁の先端と第2連接壁の先端とが、前記開口部の周方向の両側端を構成し、
    前記第1連接壁及び第2連接壁は、前記開口部の周方向の両側端にて前記距離が最大になるように、前記円弧壁の周方向の両側端から前記円弧壁の内接円よりも外側に向かって延びており、
    前記回転多面体の軸心方向から見て、前記円弧壁の周方向の両側端と前記回転多面体の軸心とを結ぶ線分のなす角度をθ2、nを前記回転多面体の面数よりも小さい自然数としたとき、θ2が次の(1)及び(2)の式を満たす光偏向装置。

    θ2 >((360°/ 前記回転多面体の面数)×n)×0.83 ………(1)
    θ2 <((360°/ 前記回転多面体の面数)×n)×1.17 ………(2)
  4. 請求項記載の光偏向装置において、
    前記回転多面体の軸心方向から見て、前記円弧壁の周方向の両側端と前記回転多面体の軸心とを結ぶ線分のなす角度をθ2、nを前記回転多面体の面数よりも小さい自然数としたとき、θ2が次の(3)の式を満たす光偏向装置。

    θ2 (360° / 前記回転多面体の面数) × n ………(3)
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の光偏向装置と、
    前記光源とを備えた光走査装置。
  6. 請求項に記載の光走査装置と、
    前記被照射体とを備え、
    前記被照射体は、表面に静電潜像が形成される像担持体である画像形成装置。
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