JP7234592B2 - ユーザ端末、表示システム、およびプログラム - Google Patents
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図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示システム100の構成図である。表示システム100は、1または複数のユーザ端末110、各ベッド(寝台)121に設置されたセンサ122を含むことができる。表示システム100は、ベッド121上の被介護者(以下、対象者ともいう)123がトイレへ行くためにベッド121上から離れようとしている(以下、ベッド121上から離れることを「離床」ともいう)ことを判定して表示するシステムである。以下、それぞれについて説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末110のハードウェア構成図である。ユーザ端末110は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ200により実現される。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。ユーザ端末110は、荷重情報取得部301、離床前情報登録部302、活動時間判定部303、体動パターン判定部304、表示部305、記録部306、荷重情報格納部307、離床前情報格納部308、離床記録格納部309を含むことができる。また、ユーザ端末110は、プログラムを実行することで、荷重情報取得部301、離床前情報登録部302、活動時間判定部303、体動パターン判定部304、表示部305、記録部306として機能することができる。以下、それぞれについて説明する。
具体的には、離床前情報登録部302は、荷重情報格納部307に格納されている荷重情報に基づいて、所定の時間内(例えば、夜間の所定の時間内)に離床が開始されており、かつ、そのような離床が所定の日数の間に所定の回数以上発生している場合に、それらの離床はトイレへ行くための離床であるとみなすことができる。離床前情報登録部302は、トイレへ行くための離床であるとみなされた離床の離床開始時刻の平均時刻(あるいは、最も頻出する時刻、最も早い時刻、最も遅い時刻などでもよい)を、離床開始時刻として推定することができる。以下、図5を参照しながら、離床開始時刻の推定方法をさらに具合的に説明する。
離床前情報登録部302は、荷重情報格納部307に格納されている荷重情報に基づいて、活動時間における対象者123の活動パターン(つまり、活動時間における、ベッド121上の各位置への荷重の経時的な変化の情報)を決定することができる。
なお、活動時間判定部303および体動パターン判定部304は、ベッド121が設置されている室内の温度や湿度といった環境の情報に基づいて(例えば、温度が低いとトイレへ行く可能性が高いなど)、対象者123がトイレへ行くために離床しようとしているか否かを判定することもできる。また、活動時間判定部303および体動パターン判定部304は、荷重データから得られる対象者123の体重の変化に基づいて(例えば、体重が減っていれば脱水している可能性が高いので、トイレへ行く可能性が低いなど)、対象者123がトイレへ行くために離床しようとしているか否かを判定することもできる。また、活動時間判定部303および体動パターン判定部304は、対象者123の水分補給の情報に基づいて(例えば、水分補給後であればトイレへ行く可能性が高いなど)、対象者123がトイレへ行くために離床しようとしているか否かを判定することもできる。
・ステップ701(S701)で、荷重情報取得部301は、センサ122が検知した荷重データから得られた荷重情報を取得することができる。
・ステップ702(S702)で、離床前情報登録部302は、S701で取得した荷重情報に基づいて、対象者123の活動時間を決定することができる。
・ステップ703(S703)で、離床前情報登録部302は、S701で取得した荷重情報に基づいて、対象者123の体動パターンを決定することができる。なお、S703は、S702の前に行われてもよいし、S702と同時に行われてもよい。
・ステップ704(S704)で、離床前情報登録部302は、S702およびS703で決定した、対象者123の活動時間および体動パターンを離床前情報格納部308に記憶することができる。
・ステップ801(S801)で、活動時間判定部303は、現在時刻が活動時間内であるか否かを判定することができる。活動時間内であればステップ802へ進み、活動時間内でなければS801が再度行われる。
・ステップ802(S802)で、表示部305は、対象者123がトイレへ行くために離床しようとしていることをユーザ端末110上に表示することができる。
・ステップ901(S901)で、活動時間判定部303は、現在時刻が活動時間内であるか否かを判定することができる。活動時間内であればステップ902へ進み、活動時間内でなければS901が再度行われる。
・ステップ902(S902)で、体動パターン判定部304は、現在の体動が体動パターンの少なくとも一部であるか否かを判定することができる。体動パターンの少なくとも一部であればステップ903へ進み、体動パターンの少なくとも一部でなければステップ901へ戻る。
・ステップ903(S903)で、表示部305は、対象者123がトイレへ行くために離床しようとしていることをユーザ端末110上に表示することができる。
・ステップ1001(S1001)で、表示部305は、対象者123がトイレへ行くために離床しようとしていることを表示することができる。S1001において、記録部306は、対象者123がトイレのために離床したこと(および、その離床開始時刻、離床終了時刻、離床時間などの時間の情報)を、離床記録格納部309に仮登録として記憶することができる。
・ステップ1002(S1002)で、記録部306は、S1001で仮登録した離床がトイレによる離床であるか否かを判定することができる。具体的には、記録部306は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、本登録するように指示する情報)に基づいて、トイレによる離床であると判定することができる。また、記録部306は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、介護者111が実際に確認した離床理由に修正するように指示する情報)に基づいて、トイレによる離床ではないと判定することができる。トイレによる離床である場合はステップ1003へ、トイレによる離床でない場合はステップ1004へ進む。
・ステップ1003(S1003)で、記録部306は、S1001で仮登録したデータを離床記録格納部309に本登録として記憶することができる。
・ステップ1004(S1004)で、記録部306は、S1001で仮登録したデータを、S1002で指示された介護者111が実際に確認した離床理由へ修正することができる。
・ステップ1005(S1005)で、記録部306は、S1004の修正後のデータを離床記録格納部309に本登録として記憶することができる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る表示システム100の構成図である。第2の実施形態では、ユーザ端末110は、サーバ装置140やセンサ122からの荷重情報と、サーバ装置140やユーザ端末110内にある離床前情報とに基づいて、対象者123がトイレのために離床しようとしていることを判定することができる。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る表示システム100の構成図である。第3の実施形態では、ユーザ端末110は、サーバ装置140が通知したアラートを表示することができる。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図14は、本発明の第3の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
110 ユーザ端末
111 介護者
112 介護者以外
121 ベッド
122 センサ
123 対象者(被介護者)
124 データロガー
130 ネットワーク
140 サーバ装置
301 荷重情報取得部
302 離床前情報登録部
303 活動時間判定部
304 体動パターン判定部
305 表示部
306 記録部
307 荷重情報格納部
308 離床前情報格納部
309 離床記録格納部
310 検知部
Claims (5)
- 現在時刻と、事前に登録されているベッド上の対象者の離床前の活動時間とを比較して、前記活動時間内であるか否かを判定する活動時間判定部と、
前記活動時間内であると判定されると、前記対象者が離床しようとしていることを表示する表示部と、を含み、
前記活動時間は、前記ベッド上への荷重に基づく荷重情報であって、前記対象者の過去の荷重情報から決定されている、ユーザ端末。 - 前記対象者の現在の体動が、事前に登録されている離床前の活動時間における、ベッド上の各位置への荷重の経時的な変化の情報に基づく体動パターンの少なくも一部であるか否かを判定する体動パターン判定部、をさらに含み、
前記表示部は、前記対象者の現在の体動が、前記体動パターン判定部により前記体動パターンの少なくとも一部であると判定されると、前記対象者が離床しようとしていることを表示する、請求項1に記載のユーザ端末。 - 前記判定された前記対象者の離床を仮登録として記憶し、
前記仮登録として記憶した前記対象者の離床を本登録として記憶し、
前記仮登録は修正可能である、記録部をさらに含む、請求項1または2に記載のユーザ端末。 - ベッド上への荷重を検知する検知部と、
前記検知部によって検知された荷重に基づく荷重情報を格納した荷重情報格納部と、
前記荷重情報に基づいて決定された、前記ベッド上の対象者の離床前の活動時間を格納した離床前情報格納部と、
現在時刻と、前記ベッド上の対象者の離床前の活動時間とを比較して、前記活動時間内であるか否かを判定する活動時間判定部と、
前記活動時間内であると判定されると、前記対象者が離床しようとしていることを表示する表示部と
を含む表示システム。 - コンピュータを
現在時刻と、事前に登録されているベッド上の対象者の離床前の活動時間とを比較して、前記活動時間内であるか否かを判定する活動時間判定部と、
前記活動時間内であると判定されると、前記対象者が離床しようとしていることを表示する表示部と、して機能させ、
前記活動時間は、前記ベッド上への荷重に基づく荷重情報であって、前記対象者の過去の荷重情報から決定されている、プログラム。
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