JP7124651B2 - ユーザ端末、表示システム、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザ端末、表示システム、およびプログラムに関する。
従来、多くの介護施設において、介護士や看護師などの介護者は、被介護者の生活の様子などを介護記録として残している。介護者たちは、介護記録によって互いに情報を共有している。
忙しい介護者が介護記録を記入作業する負担を減らすために、過去に遡った在床状況がモニター(観測、監視)できるシステムが開示されている(特許文献1)。特許文献1のシステムでは、ベッド寝床部上の被験者の在床状況(つまり、在床中か離床中か)を管理することができる。そして、介護者は、離床した理由の行動情報を選択のうえ記録することができる。
しかしながら、多忙な介護者たちにとって、なぜ被介護者が離床していたのか(例えば、食事、トイレ、入浴など)をすべて把握することは困難であった。
そこで、本発明の一実施形態では、離床理由を推定することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、ベッド上への荷重に基づく荷重情報によって前記ベッド上の対象者が離床したと判定されたときに、前記荷重情報と、所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係とに基づいて、前記対象者の離床理由を推定する理由推定部と、前記推定された離床理由を表示する表示部と、を含むことを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、離床理由を推定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る表示システムの構成図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末のハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る荷重情報である。 本発明の一実施形態に係る荷重情報である。 本発明の一実施形態に係る荷重情報と離床理由との対応関係である。 本発明の一実施形態に係る荷重情報と離床理由との対応関係である。 本発明の一実施形態に係る離床理由の推定処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る離床理由の記録処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る表示システムの構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る表示システムの機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る表示システムの構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る表示システムの機能ブロック図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
なお、本明細書では介護施設における被介護者の離床理由の推定を一例として説明するが、本発明は、自宅、病院などの任意の場所にいる任意の者の離床理由を推定する際に適用することができる。
<第1の実施形態に係るシステム構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示システム100の構成図である。表示システム100は、1または複数のユーザ端末110、各ベッド(寝台)121に設置されたセンサ122を含むことができる。表示システム100は、ベッド121上の被介護者(以下、対象者ともいう)123がベッド121上から離れた(以下、離床ともいう)理由を推定して表示するシステムである。以下、それぞれについて説明する。
ユーザ端末110は、介護施設内にいる介護者111や介護施設外にいる対象者123の家族112などが利用する端末である。ユーザ端末110は、例えば、タブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータなどのコンピュータである。具体的には、ユーザ端末110は、任意のネットワーク130を介して、センサ122が検知した荷重を示すデータ(以下、荷重データともいう)を受信することができる。例えば、ユーザ端末110は、荷重データが保存されたデータロガー124から、その荷重データを受信することができる。また、ユーザ端末110は、荷重データから得られる情報(以下、荷重情報ともいう)に基づいて、対象者123が離床したと判定することができる。また、ユーザ端末110は、荷重情報と、荷重情報と離床理由との対応関係(後述する)とに基づいて、対象者123が離床した理由を推定することができる。また、ユーザ端末110は、対象者123が離床した理由をユーザ端末110上に表示することができる。
ベッド121は、対象者123が利用しているベッド(寝床)である。ベッド121上の対象者123が離床した理由が推定されることとなる。ベッド121は、任意のベッドであってよい。
センサ122は、ベッド121上への荷重を検知することができる検知部を含む。各ベッド121(例えば、ベッド121の脚)には、任意の数(例えば、4つ)のセンサ122が設置される。
ネットワーク130は、上述のとおり、有線・無線を問わず、任意のネットワークであってよい。
データロガー124は、センサ122が検知した荷重データを保存することができる。また、データロガー124が、荷重データを荷重情報へ変換するようにしてもよい。
<ハードウェア構成>
図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末110のハードウェア構成図である。ユーザ端末110は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ200により実現される。
ユーザ端末110は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を有する。CPU201、ROM202、RAM203は、いわゆるコンピュータを形成する。
また、ユーザ端末110は、補助記憶装置204、表示装置205、操作装置206、I/F(Interface)装置207、ドライブ装置208を有する。なお、ユーザ端末110の各ハードウェアは、バス209を介して相互に接続されている。
CPU201は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムを実行する演算デバイスである。
ROM202は、不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM202はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM203は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置204は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。
表示装置205は、ユーザ端末110の内部状態等を表示する表示デバイスである。
操作装置206は、ユーザ端末110の管理者がユーザ端末110に対して各種指示を入力する入力デバイスである。
I/F装置207は、ネットワーク130に接続し、サーバ装置140、センサ122が検知した荷重データが保存されたデータロガー124と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置208は記憶媒体210をセットするためのデバイスである。ここでいう記憶媒体210には、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記憶媒体210には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置204にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記憶媒体210がドライブ装置208にセットされ、該記憶媒体210に記録された各種プログラムがドライブ装置208により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置204にインストールされる各種プログラムは、I/F装置207を介して、ネットワーク130は異なる他のネットワークよりダウンロードされることでインストールされてもよい。
<第1の実施形態に係る機能ブロック>
図3は、本発明の第1の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。ユーザ端末110は、荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305、荷重情報格納部306、対応関係格納部307を含むことができる。また、ユーザ端末110は、プログラムを実行することで、荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305として機能することができる。以下、それぞれについて説明する。
荷重情報取得部301は、センサ122が検知した荷重データから得られる荷重情報を取得することができる。具体的には、荷重情報取得部301は、センサ122が検知した荷重データを受信することができる。荷重情報取得部301は、受信した荷重データを、荷重データを受信した時刻とともに荷重情報格納部306に記憶することができる。
また、荷重情報取得部301は、荷重データおよび荷重データを受信した時刻に基づいて、荷重情報を生成することができる。荷重情報取得部301は、生成した荷重情報を荷重情報格納部306に記憶することができる。
具体的には、荷重情報取得部301は、荷重データに基づいて、対象者123による荷重が検知されている状態から対象者123による荷重が検知されない状態に変わったときに、対象者123が離床したと判定することができる。荷重情報取得部301は、対象者123が離床したという情報を、対象者123が離床した時刻とともに、荷重情報格納部306に記憶することができる。また、荷重情報取得部301は、荷重データに基づいて、対象者123による荷重が検知されていない状態から対象者123による荷重が検知される状態に変わったときに、対象者123がベッド121上に戻ったと判定することができる。荷重情報取得部301は、対象者123がベッド121上に戻ったという情報を、対象者123がベッド121上に戻った時刻とともに、荷重情報格納部306に記憶することができる。また、荷重情報取得部301は、荷重データに基づいて、ベッド121上の対象者123の離床開始時の体重および離床終了時の体重を算出して、荷重情報格納部306に記憶することができる。また、荷重情報取得部301は、荷重データに基づいて、ベッド121上の各位置への荷重の経時的な変化(つまり、対象者123の体の動き)の情報(例えば、波形)を生成して、荷重情報格納部306に記憶することができる。
荷重情報格納部306は、荷重情報取得部301が受信した荷重データ、および、その荷重データが受信された時刻を格納することができる。また、荷重情報格納部306は、荷重データから得られる荷重情報を格納することができる。荷重情報は、例えば、対象者123が離床した時刻、および、対象者123がベッド121上に戻った時刻である。また、荷重情報は、例えば、対象者123の体重である。また、荷重情報は、対象者123の体の動きである。以下、図4および図5を参照しながら、荷重情報格納部306に格納されている荷重情報について詳細に説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る荷重情報である。図4に示されるように、荷重情報格納部306には、「対象者」ごとに、「離床開始時刻」、「離床終了時刻」、「離床時間」、「離床開始時体重」、「離床終了時体重」、「体重の増減」、「離床理由」のデータが記憶される。
「対象者」は、離床した対象者123を示す。荷重情報格納部306では、1または複数の対象者123の荷重情報が格納されうる。
「離床開始時刻」は、離床が開始した時刻を示す。つまり、離床開始時刻は、荷重データに基づいて、対象者123による荷重が検知されている状態から対象者123による荷重が検知されない状態に変わったと判定された時刻である。
「離床終了時刻」は、離床が終了した時刻を示す。つまり、離床終了時刻は、荷重データに基づいて、対象者123による荷重が検知されていない状態から対象者123による荷重が検知される状態に変わったと判定された時刻である。
「離床時間」は、対象者123が離床していた期間を示す。つまり、離床時間は、離床開始時刻から離床終了時刻までの期間である。
「離床開始時体重」は、対象者123が離床する前(つまり、離床開始時刻直前)の対象者123の体重を示す。つまり、離床開始時体重は、離床開始時刻直前の荷重データに基づいて算出された対象者123の体重である。
「離床終了時体重」は、対象者123がベッド121上に戻ったとき(つまり、離床終了時刻直後)の対象者123の体重を示す。つまり、離床終了時体重は、離床終了時刻直後の荷重データに基づいて算出された対象者123の体重である。
「体重の増減」は、離床開始時体重から離床終了時体重への増減、および、増減した重さを示す。
「離床理由」は、理由推定部303が推定した、対象者123が離床した理由である。なお、後述するように、離床理由は、仮登録された後、介護者111による確認後に本登録されうる。
図5は、本発明の一実施形態に係る荷重情報である。図5に示されるように、荷重情報格納部306には、ベッド121上の各位置への荷重の経時的な変化(つまり、対象者123の体の動き)の情報(例えば、波形)が記憶される。
図3に戻る。離床判定部302は、荷重情報格納部306に格納されている荷重情報に基づいて、対象者123が離床したか否かを判定することができる。
理由推定部303は、離床判定部302が対象者123が離床したと判定すると、対象者123が離床した理由を推定することができる。具体的には、理由推定部303は、荷重情報格納部306に格納されている荷重情報と、対応関係格納部307に格納されている荷重情報と離床理由との対応関係とに基づいて、対象者123が離床した理由を推定することができる。以下、離床理由の推定方法の例を説明する。なお、下記の例は任意の組み合わせで実施することができる。
<離床時刻に基づく推定>
理由推定部303は、対象者123が離床した時刻(例えば、離床開始時刻)に基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、離床した時刻)と、その時刻に離床したときに推定される離床理由との対応関係(例えば、深夜であればトイレである可能性が高いなど)が格納されているものとする。そのため、理由推定部303は、対応関係に基づいて、離床した時刻に対応する離床理由を推定することができる。
<生活パターンに基づく推定>
理由推定部303は、対象者123の生活パターン(例えば、その対象者123は、いつ食事、トイレ、入浴へ行くかの情報)に基づいて、離床理由を推定することができる。対象者123の生活パターンは、荷重情報格納部306に蓄積された荷重情報と離床理由に基づいて作成されうる。この例では、対象者123の生活パターンに基づいて、荷重情報(この例では、離床した時刻)と、その時刻に離床したときに推定される離床理由との、対象者123ごとの対応関係が作成される。そのため、理由推定部303は、対象者123ごとの対応関係に基づいて、離床した時刻に対応する離床理由を推定することができる。
<体重に基づく推定>
理由推定部303は、対象者123の離床前後の体重に基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、体重の増減量)と、その増減量のときに推定される離床理由との対応関係が格納されているものとする。例えば、図6に示されるように、体重が「・・・グラム以上増加」であれば、離床理由は「食事」であると推定される、あるいは、体重が「・・・グラム以上減少」であれば、離床理由は「トイレ」であると推定される、あるいは、体重が「・・・グラム以上増加」であれば、離床理由は「食事とトイレの両方」であると推定される、あるいは、体重が「変化なし」であれば、離床理由は「入浴」であると推定される。なお、増減のみで離床理由を推定するようにしてもよいし、増減した重さも考慮して離床理由を推定するようにしてもよい。例えば、離床した時刻(例えば、朝、昼、夜など)ごとに、体重の増減と離床理由との対応関係が決められてもよい。また、例えば、対象者ごとに、体重の増減と離床理由との対応関係が決められてもよい。
<離床時間に基づく推定>
理由推定部303は、対象者123が離床していた期間に基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、離床時間。つまり、離床開始時刻から離床終了時刻までの期間)と、その離床時間のときに推定される離床理由との対応関係が格納されているものとする。例えば、図7に示されるように、離床時間が「・・・分以上・・・分未満」であれば、離床理由は「食事」であると推定される、あるいは、離床時間が「・・・分未満」であれば、離床理由は「トイレ」であると推定される、あるいは、離床時間が「・・・分以上」であれば、離床理由は「入浴」であると推定される。例えば、離床した時刻(例えば、朝、昼、夜など)ごとに、離床時間と離床理由との対応関係が決められてもよい。また、例えば、対象者ごとに、離床時間と離床理由との対応関係が決められてもよい。
<離床前の体の動きに基づく推定>
理由推定部303は、対象者123の離床前の体の動きに基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、離床前の所定の期間における、ベッド121上の各位置への荷重の経時的な変化の情報(例えば、波形))と、その波形が見られた後に離床したときに推定される離床理由との対応関係が格納されているものとする。例えば、対応関係は、対象者123ごとの、トイレへ行くために離床する前の体の動きを示す波形と、離床理由(つまり、トイレ)との対応関係である。
<その他の推定>
理由推定部303は、離床の頻度に基づいて、離床理由を推定することができる。また、理由推定部303は、在床時間(つまり、離床しなかった期間)に基づいて、離床理由を推定することができる。
上記の例は任意の組み合わせで実施することができる。例えば、理由推定部303は、現在の時刻(つまり、離床した時刻)と、離床時間(離床していた期間)と、体重の増減とのうちの少なくとも1つに基づいて、離床理由を推定することができる。また、例えば、理由推定部303は、現在の時刻(つまり、離床した時刻)と、介護者111によって正しい離床理由に修正された(後述する)生活パターンとに基づいて、離床理由を推定することができる。
<推定の重み付け>
理由推定部303は、複数の推定方法による推定の結果に基づいて、離床理由を推定することができる。この際に、理由推定部303は、各推定の結果に重み付け(例えば、離床時間に基づく推定の結果よりも体重に基づく推定の結果を高く評価する)をすることができる。なお、重み付けは、全対象者123で統一された重み付けが用いられてもよいし、あるいは、対象者123ごとに異なる重み付けが用いられてもよい。
なお、対応関係格納部307に格納されている荷重情報と離床理由との対応関係は、人間が規定した対応関係であってもよいし、あるいは、入力データが荷重情報であり出力データが離床理由である教師データを用いて機械学習された学習済みモデルであってもよい。つまり、理由推定部303は、荷重情報が学習モデルに入力されたときの出力データを、推定された離床理由とすることができる。
表示部304は、理由推定部303が推定した、対象者123が離床した理由をユーザ端末110上に表示することができる。
記録部305は、理由推定部303が推定した離床理由を荷重情報格納部306に記録することができる。具体的には、記録部305は、理由推定部303が推定した離床理由を荷重情報格納部306に仮登録として記憶することができる。また、記録部305は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、本登録するように指示する情報)に基づいて、荷重情報格納部306に仮登録として記憶されている離床理由を本登録として記憶することができる。また、記録部305は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、理由推定部303が推定した離床理由ではなく、介護者111が実際に確認した離床理由に修正するように指示する情報)に基づいて、荷重情報格納部306に仮登録として記憶されている離床理由を修正のうえ本登録として記憶することができる。なお、記録部305は、理由推定部303が推定した離床理由を荷重情報格納部306に本登録として(つまり、介護者111による指示を一切待たずに)記憶することもできる。
検知部308は、ベッド121上への荷重を検知することができる。
<介護者による修正の対応関係への反映>
上記の介護者111によって修正された正しい離床理由が、対応関係格納部307に格納されている荷重情報と離床理由との対応関係に反映される(つまり、対応関係を修正する)ようにすることもできる。また、介護者111によって修正された正しい離床理由が、上記の推定の重み付けに反映されるようにすることもできる。例えば、介護者111によって修正された離床理由は、正しい離床理由である可能性が高いので、推定の結果を高く評価するように重み付けすることができる。
このように、本発明の一実施形態では、多忙な介護者111の代わりに、理由推定部303が離床理由を推定して、荷重情報格納部306に仮登録しておくことができる。そのため、介護者111は、ユーザ端末110上に表示された離床理由を確認するだけで容易に本登録する(例えば、介護記録として残す)ことができる。
図8は、本発明の一実施形態に係る離床理由の推定処理のフローチャートである。
・ステップ801(S801)で、荷重情報取得部301は、センサ122が検知した荷重データから得られた荷重情報を取得することができる。
・ステップ802(S802)で、離床判定部302は、S801で取得した荷重情報に基づいて、ベッド121上の対象者123が離床したか否かを判定することができる。離床した場合はステップ803へ進み、離床していない場合はステップ801へ戻る。
・ステップ803(S803)で、理由推定部303は、S801で取得した荷重情報と、荷重情報と離床理由との対応関係とに基づいて、対象者123が離床した理由を推定することができる。
・ステップ804(S804)で、表示部304は、S803で推定した対象者123が離床した理由を表示することができる。
図9は、本発明の一実施形態に係る離床理由の記録処理のフローチャートである。
・ステップ901(S901)で、表示部304は、理由推定部303が推定した離床理由を表示することができる。S901において、記録部305は、理由推定部303が推定した離床理由を荷重情報格納部306に仮登録として記憶することができる。
・ステップ902(S902)で、記録部305は、S901で仮登録した離床理由が正しい離床理由であるか否かを判定することができる。具体的には、記録部305は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、本登録するように指示する情報)に基づいて、離床理由が正しいと判定することができる。また、記録部305は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、理由推定部303が推定した離床理由ではなく、介護者111が実際に確認した離床理由に修正するように指示する情報)に基づいて、離床理由が誤っていると判定することができる。正しい離床理由である場合はステップ903へ、誤った離床理由である場合はステップ904へ進む。
・ステップ903(S903)で、記録部305は、S901で仮登録した離床理由を荷重情報格納部306に本登録として記憶することができる。
・ステップ904(S904)で、記録部305は、S901で仮登録した離床理由を、S902で指示された介護者111が実際に確認した離床理由へ修正することができる。
・ステップ905(S905)で、記録部305は、S904の修正後の離床理由を荷重情報格納部306に本登録として記憶することができる。
<第2の実施形態に係るシステム構成>
図10は、本発明の第2の実施形態に係る表示システム100の構成図である。第2の実施形態では、ユーザ端末110は、サーバ装置140やセンサ122からの荷重情報と、サーバ装置140やユーザ端末110内にある対応関係とに基づいて、離床理由を推定することができる。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
表示システム100は、サーバ装置140を含むことができる。サーバ装置140は、任意のネットワーク130を介して、センサ122が検知した荷重データを受信することができる。また、サーバ装置140は、任意のネットワーク130を介して、荷重データまたは荷重データから得た荷重情報を、ユーザ端末110へ送信することができる。また、サーバ装置140は、荷重情報と離床理由との対応関係を格納することができる。また、サーバ装置140は、任意のネットワーク130を介して、荷重情報と離床理由との対応関係をユーザ端末110へ送信することができる。サーバ装置140のハードウェア構成は、図2で説明したものと同様である。
ユーザ端末110は、荷重情報に基づいて、対象者123が離床したと判定することができる。荷重情報は、ユーザ端末110がサーバ装置140から受信したものでもよいし、ユーザ端末110がセンサ122から受信した荷重データから得たものでもよい。また、ユーザ端末110は、荷重情報と、荷重情報と離床理由との対応関係とに基づいて、対象者123が離床した理由を推定することができる。荷重情報と離床理由との対応関係は、ユーザ端末110がサーバ装置140から受信したものでもよいし、ユーザ端末110に格納されているものでもよい。また、ユーザ端末110は、対象者123が離床した理由をユーザ端末110上に表示することができる。
<第2の実施形態に係る機能ブロック>
図11は、本発明の第2の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
サーバ装置140は、図3で説明した荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305、荷重情報格納部306、対応関係格納部307のうちの少なくとも一部を含むことができる。また、サーバ装置140は、プログラムを実行することで、荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305のうちの少なくとも一部として機能することができる。
ユーザ端末110は、図3で説明した荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305、荷重情報格納部306、対応関係格納部307のうちの少なくとも一部を含むことができる。また、ユーザ端末110は、プログラムを実行することで、荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305のうちの少なくとも一部として機能することができる。
例えば、ユーザ端末110は、荷重情報および対応関係の少なくとも一部をサーバ装置140から受信して、離床理由を推定することができる。ユーザ端末110は、離床理由を推定する都度、荷重情報および対応関係の少なくとも一部をサーバ装置140から受信してもよいし、あるいは、定期的に荷重情報および対応関係の少なくとも一部をサーバ装置140から受信してもよい。
<第3の実施形態に係るシステム構成>
図12は、本発明の第3の実施形態に係る表示システム100の構成図である。第3の実施形態では、ユーザ端末110は、サーバ装置140が推定した離床理由を表示することができる。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
表示システム100は、サーバ装置140を含むことができる。サーバ装置140は、任意のネットワーク130を介して、センサ122が検知した荷重データを受信することができる。また、サーバ装置140は、荷重データから得た荷重情報に基づいて、対象者123が離床したと判定することができる。また、サーバ装置140は、荷重情報と離床理由との対応関係を格納することができる。また、サーバ装置140は、荷重情報と、荷重情報と離床理由との対応関係とに基づいて、対象者123が離床した理由を推定することができる。また、サーバ装置140は、対象者123が離床した理由をユーザ端末110上に表示することができる。サーバ装置140のハードウェア構成は、図2で説明したものと同様である。
<第3の実施形態に係る機能ブロック>
図13は、本発明の第3の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
サーバ装置140は、図3で説明した荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305、荷重情報格納部306、対応関係格納部307を含むことができる。また、サーバ装置140は、プログラムを実行することで、荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305として機能することができる。
ユーザ端末110は、サーバ装置140から、サーバ装置140が推定した離床理由を受信して、その離床理由をユーザ端末110上に表示することができる。
このように、本発明の一実施形態では、ベッドに加わる荷重に基づいて、そのベッド上の対象者が離床した理由を推定することができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 表示システム
110 ユーザ端末
111 介護者
112 介護者以外
121 ベッド
122 センサ
123 対象者(被介護者)
124 データロガー
130 ネットワーク
140 サーバ装置
301 荷重情報取得部
302 離床判定部
303 理由推定部
304 表示部
305 記録部
306 荷重情報格納部
307 対応関係格納部
308 検知部
特開2015-042248号公報

Claims (7)

  1. ベッド上への荷重に基づく荷重情報によって前記ベッド上の対象者が離床したと判定されたときに、前記荷重情報と、所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係とに基づいて、前記対象者の離床理由を推定する理由推定部と、
    前記推定された離床理由を表示する表示部と
    を含み、
    前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者の離床前後の体重の変化である、ユーザ端末。
  2. 前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者が離床した時刻である、請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者が離床した時刻と、前記対象者が離床していた期間と、前記対象者の離床前後の体重の変化とのうちの少なくとも1つである、請求項1または2に記載のユーザ端末。
  4. 前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記離床前の所定の期間における前記ベッド上の各位置への荷重の経時的変化である、請求項1からのいずれか一項に記載のユーザ端末。
  5. 前記理由推定部が推定した離床理由を仮登録として記憶し、
    前記仮登録として記憶した離床理由を本登録として記憶し、
    前記仮登録は修正可能である、記録部をさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載のユーザ端末。
  6. ベッド上への荷重を検知する検知部と、
    前記検知部によって検知された荷重に基づく荷重情報を格納した荷重情報格納部と、
    前記荷重情報に基づいて、前記ベッド上の対象者が離床したと判定する離床判定部と、
    所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係を格納した対応関係格納部と、
    前記荷重情報と、前記所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係とに基づいて、前記対象者の離床理由を推定する理由推定部と、
    前記推定された離床理由を表示する表示部と
    を含み、
    前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者の離床前後の体重の変化である、表示システム。
  7. コンピュータを
    ベッド上への荷重に基づく荷重情報によって前記ベッド上の対象者が離床したと判定されたときに、前記荷重情報と、所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係とに基づいて、前記対象者の離床理由を推定する理由推定部と、
    前記推定された離床理由を表示する表示部と
    して機能させ
    前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者の離床前後の体重の変化である、プログラム。
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