JP7124651B2 - ユーザ端末、表示システム、およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示システム100の構成図である。表示システム100は、1または複数のユーザ端末110、各ベッド(寝台)121に設置されたセンサ122を含むことができる。表示システム100は、ベッド121上の被介護者(以下、対象者ともいう)123がベッド121上から離れた(以下、離床ともいう)理由を推定して表示するシステムである。以下、それぞれについて説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末110のハードウェア構成図である。ユーザ端末110は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータ200により実現される。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。ユーザ端末110は、荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305、荷重情報格納部306、対応関係格納部307を含むことができる。また、ユーザ端末110は、プログラムを実行することで、荷重情報取得部301、離床判定部302、理由推定部303、表示部304、記録部305として機能することができる。以下、それぞれについて説明する。
理由推定部303は、対象者123が離床した時刻(例えば、離床開始時刻)に基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、離床した時刻)と、その時刻に離床したときに推定される離床理由との対応関係(例えば、深夜であればトイレである可能性が高いなど)が格納されているものとする。そのため、理由推定部303は、対応関係に基づいて、離床した時刻に対応する離床理由を推定することができる。
理由推定部303は、対象者123の生活パターン(例えば、その対象者123は、いつ食事、トイレ、入浴へ行くかの情報)に基づいて、離床理由を推定することができる。対象者123の生活パターンは、荷重情報格納部306に蓄積された荷重情報と離床理由に基づいて作成されうる。この例では、対象者123の生活パターンに基づいて、荷重情報(この例では、離床した時刻)と、その時刻に離床したときに推定される離床理由との、対象者123ごとの対応関係が作成される。そのため、理由推定部303は、対象者123ごとの対応関係に基づいて、離床した時刻に対応する離床理由を推定することができる。
理由推定部303は、対象者123の離床前後の体重に基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、体重の増減量)と、その増減量のときに推定される離床理由との対応関係が格納されているものとする。例えば、図6に示されるように、体重が「・・・グラム以上増加」であれば、離床理由は「食事」であると推定される、あるいは、体重が「・・・グラム以上減少」であれば、離床理由は「トイレ」であると推定される、あるいは、体重が「・・・グラム以上増加」であれば、離床理由は「食事とトイレの両方」であると推定される、あるいは、体重が「変化なし」であれば、離床理由は「入浴」であると推定される。なお、増減のみで離床理由を推定するようにしてもよいし、増減した重さも考慮して離床理由を推定するようにしてもよい。例えば、離床した時刻(例えば、朝、昼、夜など)ごとに、体重の増減と離床理由との対応関係が決められてもよい。また、例えば、対象者ごとに、体重の増減と離床理由との対応関係が決められてもよい。
理由推定部303は、対象者123が離床していた期間に基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、離床時間。つまり、離床開始時刻から離床終了時刻までの期間)と、その離床時間のときに推定される離床理由との対応関係が格納されているものとする。例えば、図7に示されるように、離床時間が「・・・分以上・・・分未満」であれば、離床理由は「食事」であると推定される、あるいは、離床時間が「・・・分未満」であれば、離床理由は「トイレ」であると推定される、あるいは、離床時間が「・・・分以上」であれば、離床理由は「入浴」であると推定される。例えば、離床した時刻(例えば、朝、昼、夜など)ごとに、離床時間と離床理由との対応関係が決められてもよい。また、例えば、対象者ごとに、離床時間と離床理由との対応関係が決められてもよい。
理由推定部303は、対象者123の離床前の体の動きに基づいて、離床理由を推定することができる。対応関係格納部307には、荷重情報(この例では、離床前の所定の期間における、ベッド121上の各位置への荷重の経時的な変化の情報(例えば、波形))と、その波形が見られた後に離床したときに推定される離床理由との対応関係が格納されているものとする。例えば、対応関係は、対象者123ごとの、トイレへ行くために離床する前の体の動きを示す波形と、離床理由(つまり、トイレ)との対応関係である。
理由推定部303は、離床の頻度に基づいて、離床理由を推定することができる。また、理由推定部303は、在床時間(つまり、離床しなかった期間)に基づいて、離床理由を推定することができる。
理由推定部303は、複数の推定方法による推定の結果に基づいて、離床理由を推定することができる。この際に、理由推定部303は、各推定の結果に重み付け(例えば、離床時間に基づく推定の結果よりも体重に基づく推定の結果を高く評価する)をすることができる。なお、重み付けは、全対象者123で統一された重み付けが用いられてもよいし、あるいは、対象者123ごとに異なる重み付けが用いられてもよい。
上記の介護者111によって修正された正しい離床理由が、対応関係格納部307に格納されている荷重情報と離床理由との対応関係に反映される(つまり、対応関係を修正する)ようにすることもできる。また、介護者111によって修正された正しい離床理由が、上記の推定の重み付けに反映されるようにすることもできる。例えば、介護者111によって修正された離床理由は、正しい離床理由である可能性が高いので、推定の結果を高く評価するように重み付けすることができる。
・ステップ801(S801)で、荷重情報取得部301は、センサ122が検知した荷重データから得られた荷重情報を取得することができる。
・ステップ802(S802)で、離床判定部302は、S801で取得した荷重情報に基づいて、ベッド121上の対象者123が離床したか否かを判定することができる。離床した場合はステップ803へ進み、離床していない場合はステップ801へ戻る。
・ステップ803(S803)で、理由推定部303は、S801で取得した荷重情報と、荷重情報と離床理由との対応関係とに基づいて、対象者123が離床した理由を推定することができる。
・ステップ804(S804)で、表示部304は、S803で推定した対象者123が離床した理由を表示することができる。
・ステップ901(S901)で、表示部304は、理由推定部303が推定した離床理由を表示することができる。S901において、記録部305は、理由推定部303が推定した離床理由を荷重情報格納部306に仮登録として記憶することができる。
・ステップ902(S902)で、記録部305は、S901で仮登録した離床理由が正しい離床理由であるか否かを判定することができる。具体的には、記録部305は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、本登録するように指示する情報)に基づいて、離床理由が正しいと判定することができる。また、記録部305は、ユーザ端末110に入力された指示情報(例えば、理由推定部303が推定した離床理由ではなく、介護者111が実際に確認した離床理由に修正するように指示する情報)に基づいて、離床理由が誤っていると判定することができる。正しい離床理由である場合はステップ903へ、誤った離床理由である場合はステップ904へ進む。
・ステップ903(S903)で、記録部305は、S901で仮登録した離床理由を荷重情報格納部306に本登録として記憶することができる。
・ステップ904(S904)で、記録部305は、S901で仮登録した離床理由を、S902で指示された介護者111が実際に確認した離床理由へ修正することができる。
・ステップ905(S905)で、記録部305は、S904の修正後の離床理由を荷重情報格納部306に本登録として記憶することができる。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る表示システム100の構成図である。第2の実施形態では、ユーザ端末110は、サーバ装置140やセンサ122からの荷重情報と、サーバ装置140やユーザ端末110内にある対応関係とに基づいて、離床理由を推定することができる。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る表示システム100の構成図である。第3の実施形態では、ユーザ端末110は、サーバ装置140が推定した離床理由を表示することができる。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る表示システム100の機能ブロック図である。以下、第1の実施形態と異なる点のみ説明する。
110 ユーザ端末
111 介護者
112 介護者以外
121 ベッド
122 センサ
123 対象者(被介護者)
124 データロガー
130 ネットワーク
140 サーバ装置
301 荷重情報取得部
302 離床判定部
303 理由推定部
304 表示部
305 記録部
306 荷重情報格納部
307 対応関係格納部
308 検知部
Claims (7)
- ベッド上への荷重に基づく荷重情報によって前記ベッド上の対象者が離床したと判定されたときに、前記荷重情報と、所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係とに基づいて、前記対象者の離床理由を推定する理由推定部と、
前記推定された離床理由を表示する表示部と
を含み、
前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者の離床前後の体重の変化である、ユーザ端末。 - 前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者が離床した時刻である、請求項1に記載のユーザ端末。
- 前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者が離床した時刻と、前記対象者が離床していた期間と、前記対象者の離床前後の体重の変化とのうちの少なくとも1つである、請求項1または2に記載のユーザ端末。
- 前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記離床前の所定の期間における前記ベッド上の各位置への荷重の経時的変化である、請求項1から3のいずれか一項に記載のユーザ端末。
- 前記理由推定部が推定した離床理由を仮登録として記憶し、
前記仮登録として記憶した離床理由を本登録として記憶し、
前記仮登録は修正可能である、記録部をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のユーザ端末。 - ベッド上への荷重を検知する検知部と、
前記検知部によって検知された荷重に基づく荷重情報を格納した荷重情報格納部と、
前記荷重情報に基づいて、前記ベッド上の対象者が離床したと判定する離床判定部と、
所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係を格納した対応関係格納部と、
前記荷重情報と、前記所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係とに基づいて、前記対象者の離床理由を推定する理由推定部と、
前記推定された離床理由を表示する表示部と
を含み、
前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者の離床前後の体重の変化である、表示システム。 - コンピュータを
ベッド上への荷重に基づく荷重情報によって前記ベッド上の対象者が離床したと判定されたときに、前記荷重情報と、所定の荷重情報と所定の離床理由との対応関係とに基づいて、前記対象者の離床理由を推定する理由推定部と、
前記推定された離床理由を表示する表示部と
して機能させ、
前記理由推定部が前記離床理由を推定するときに用いる荷重情報は、前記対象者の離床前後の体重の変化である、プログラム。
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