JP6273944B2 - 状態検知方法、装置、およびプログラム - Google Patents

状態検知方法、装置、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6273944B2
JP6273944B2 JP2014057768A JP2014057768A JP6273944B2 JP 6273944 B2 JP6273944 B2 JP 6273944B2 JP 2014057768 A JP2014057768 A JP 2014057768A JP 2014057768 A JP2014057768 A JP 2014057768A JP 6273944 B2 JP6273944 B2 JP 6273944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
alarm
detection
predetermined
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014057768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015181499A (ja
Inventor
卓 片桐
卓 片桐
▲高▼島 知信
知信 ▲高▼島
大輔 上野
大輔 上野
正博 川崎
正博 川崎
八田 裕之
裕之 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014057768A priority Critical patent/JP6273944B2/ja
Publication of JP2015181499A publication Critical patent/JP2015181499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6273944B2 publication Critical patent/JP6273944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

本発明は、監視対象者の行動に対する状態を検知する方法、装置、およびプログラムに関する。
医療施設や介護施設では、身体機能の一部麻痺や、高齢や術後等の体力低下が主な理由となる、ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)の低下した施設利用者の歩行時の転倒防止の対策が必要となる。
そのために従来、ベッド内にいる施設利用者の起床や離床を検知して、ナースコールに代表される呼出装置を通じて事務所等ベッドから離れた場所にいる職員に報知するセンサが運用されている。報知することで職員が施設利用者のもとを訪れ、歩行の補助など、施設利用者に対して必要な補助を行える。
職員は他の施設利用者のケアや他の業務も行っているために多忙であるが、どのような離床であったとしても、報知があった場合はこれらの業務を中断して、離床した施設利用者のもとへ駆けつける必要がある。さらに、頻回に離床を行うような施設利用者の場合は、業務中断の頻度も頻回となり、他の業務への影響は深刻なものとなる。
被監視者の動作が開始された早い時期において被監視者の動作予測をし、誤検出、検出遅れ等がない安全性の高い監視支援装置を提供する従来技術として、次のような技術が知られている(例えば特許文献1)。この従来技術における監視支援装置は、被監視者の複数の状態を検出するセンサを備える。センサからの検出信号に基づいて被監視者の一の状態での継続、及び被監視者の他の状態から一の状態への状態遷移の少なくとも一方を識別する状態識別手段を備える。被監視者の一の状態の継続又は状態遷移に基づいて通報内容及び通報先を選定する選定手段を備える。選定手段によって選定された通報内容を選定された通報先に送信する送信手段を備える。この従来技術では、被監視者が睡眠状態から覚醒状態へ遷移したときに、監視装置によって被監視者の監視が開始される。このようにリスク度合が低い睡眠状態では監視装置で監視しないで、被監視者に余計な緊張を与えることを防ぎ、監視が必要な覚醒状態から監視を開始することにより看護師の負担を軽減しつつ、確実に事故に対処できるようにしている。
特開2011−28583号公報
しかしながら、上述の従来技術では、被監視者が覚醒状態へ遷移した後は常に監視動作が行われるようになる。従って、離床の報知があった場合には職員は他の業務を中断して離床した施設利用者のもとへ駆けつける必要があり、職員の負担が軽減されない。
そこで、本発明の1つの側面では、監視対象者の状態を考慮した監視を行うことを目的とする。
態様の一例では、監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御し、睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間を経過した後は、所定の行動の検出および当該検出に基づくアラームの出力を行わない処理をコンピュータに実行させる。
監視対象者の状態を考慮した監視を行うことが可能となる。
本実施形態に係る状態検知装置のブロック図である。 本実施形態に係る状態検知装置のシステム構成図である。 施設利用者DBのデータ構成例を示す図である。 監視プログラムの処理例を示す全体フローチャートである。 姿勢の状態の状態遷移の一例を示す図である。 覚醒の状況における覚醒状態と睡眠状態の間の状態遷移の一例を示す図である。 体の動き量に基づく覚醒の状況の判定処理の詳細例を示すフローチャートである。 現フレームの動き量を計測する処理の詳細例を示すフローチャートである。 現フレームの動き量を計測する処理の説明図である。 第1の実施形態に係る警報判定処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る警報モードの判定処理の詳細例を示すフローチャートである。 警報の通知画面例を示す図である。 第2の実施形態に係る施設利用者の覚醒後の離床傾向の判定を行う処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る警報タイミングテーブルのデータ構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る警報判定処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る覚醒後の経過時間と警報ランクとの関係を示す警報特性グラフである。 第3の実施形態に係る警報ランクテーブルの構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る警報判定処理の例を示すフローチャートである。 状態検知装置の機能を実現する監視プログラムを実行可能な状態検知装置であるサーバコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る状態検知装置のブロック図である。
状態検知装置100は、覚醒状態検出部101およびアラーム制御部102を備える。
覚醒状態検出部101は、監視対象者105がいる居室内に設置されたセンサ103(例えば撮像装置)により撮像された撮像画像に基づいて、監視対象者105についての睡眠状態から覚醒状態への変化を検出する。
アラーム制御部102は、睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、監視対象者105の所定の行動、例えば起床動作または離床動作がセンサ103により検出されるか否かに応じて、管理端末104へのアラームの出力を制御する。アラーム制御部102は、所定時間を経過した後は、所定の行動の検出およびその検出に基づく管理端末104へのアラームの出力を行わない。
ADLの低下した監視対象者105における離床後の歩行は、施設利用者が覚醒してしばらくたってから意識がハッキリしているときと、覚醒した直後で意識が混濁しているときでは、転倒の危険の度合いは大きく異なる。具体的には、後者の意識が混濁しているときは、まっすぐに歩けずによろけてしまうことがあり、転倒の危険の度合いは格段に上がる。ADLの程度にもよるが、意識がハッキリした状態で歩行する際には職員の補助を必要としない場合でも、意識混濁時の歩行には職員の補助が必要になる場合がある。言い換えると、前者の場合、離床時の職員への報知は必要ないが、後者の場合は、離床時に職員へ報知する事が必要であると言える。
図1の構成により、監視対象者105の意識状態を考慮した監視が可能となる。より具体的には、監視対象者105が睡眠状態から覚醒状態になった直後の意識が混濁しやすい場合のみアラーム出力を行い、所定時間が経過して意識が明瞭になったであろう後はアラーム出力を行わないように制御することが可能となる。これにより、施設利用者の安全を確保しつつ、かつ職員の業務の効率化を図ることが可能となる。
図2は、本実施形態に係る状態検知装置のシステム構成図である。
サーバコンピュータによって実現される状態検知装置100は、CPU(中央演算プロセッサ)がメモリに記憶された監視プログラム201を実行することにより、図1の状態検知装置100の101および102の各部の機能の動作を実行する。状態検知装置100内のメモリには、監視プログラム201と施設利用者DB(データベース)205が記憶されている。監視プログラム201は、施設利用者検出部202、警報判定部203、および警報部204の各処理部を備える。
施設利用者検出部202は、撮像装置206(図1のセンサ103に対応)からの撮像画像データに基づいて、画像認識により施設利用者210の状態や体の位置を検知する。
警報判定部203は、施設利用者検出部202の結果を用いて警報の要否を判定する。
警報部204は、警報判定部203の判定結果に基づいて、管理端末104に対して警報を送信する。
例えば施設利用者210(図1の監視対象者105に対応)の病室(居室)のベッド上方には、例えば近赤外線照明を備えた撮像装置206が設置され、施設利用者210の状態を一定時間毎に撮像している。その結果得られる撮像画像データは、病院内LAN220を介して状態検知装置100に送信される。なお、撮像装置206は、病室(居室)のベッド毎に設置されても良く、例えば複数の撮像装置206が1台の状態検知装置100に接続されるN:1の構成でも良い。また、撮像装置206は病院内LAN220を介さずに状態検知装置100に接続されても良い。
状態検知装置100内の監視プログラム201は、警報部204から病院内LAN220を介して、管理端末104にアラームを出力することができる。
図3は、図2の施設利用者DB205のデータ構成例を示す図である。施設利用者210の施設利用者IDごとに、病室(居室)、ベッド番号、監視対象フラグの各情報が登録されている。監視対象フラグは、施設利用者IDごとに覚醒状態直後の行動監視を行うか否かを、ONまたはOFFの論理値として記憶する。
図4は、図2の状態検知装置100が実行する監視プログラム(状態検知プログラム)201の処理例を示す全体フローチャートである。
まず、ベッド上方に設置された撮像装置206のカメラでベッド内の施設利用者210(監視対象者105)を撮像した撮像画像データが入力される(ステップS401)。
次に、入力した撮像画像データに基づいて、画像処理にて施設利用者210(図2)の体、およびベッドが検知される(ステップS402)。例えば、撮像画像データ上の輝度の不連続な変化を示すエッジ等の特徴点を抽出し、抽出した特徴点の分布に基づいて、例えば、施設利用者210の頭部や胴部等のほか、ベッドの端が撮像画像データから検出される。また、施設利用者210の位置、およびベッドの位置も検出される。
続いて、施設利用者210の過去の姿勢の状態およびステップS402での体の検知結果から、施設利用者210の現在の姿勢の状態が判定される(ステップS403)。
さらに、撮像画像データから、施設利用者210の体の動き量が算出され、その動き量から施設利用者210の覚醒の状況が判定される(ステップS404)。
以上のステップS401からS404までは、図2の施設利用者検出部202に対応する。
最後に、警報判定処理が実行される(ステップS405)。この処理は、図2の警報判定部203に対応する。ステップS405の処理の後に、ステップS401の処理に戻る。
図5は、図4のステップS403で施設利用者210の現在の姿勢の状態が判定される場合における施設利用者210の姿勢の状態の状態遷移の一例を示す図である。図5の状態遷移例では、施設利用者210の姿勢の状態は、5つに分けられている。5つの姿勢の状態は、例えば、就床状態、上半身が起きた状態、端座位状態、ベッド周辺にいる状態および不在状態である。
就床状態は、例えば、施設利用者210がベッド上で横になっている状態である。例えば、就床状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、起床行動により、上半身が起きた状態や端座位状態に遷移する。
就床状態では、例えば、施設利用者210の頭部は、ベッド上に位置している。従って、図4のステップS403では、例えば、ベッドに近い高さ(位置)に施設利用者210の頭部が存在していることが検出されることにより、施設利用者210の状態が就床状態であることが検出される。
上半身が起きた状態は、例えば、施設利用者210がベッド上で上半身を起こした状態である。上半身が起きた状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、例えば、端座位状態、ベッド周辺にいる状態および就床状態のいずれかに遷移する。例えば、上半身が起きた状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、離床行動により、ベッド周辺にいる状態に遷移する。あるいは、上半身が起きた状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、離床前行動により、端座位状態に遷移する。端座位状態は、例えば、施設利用者210がベッドの端に腰をかけている状態である。端座位状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、例えば、ベッド周辺にいる状態、上半身が起きた状態および就床状態のいずれかに遷移する。例えば、端座位状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、離床行動により、ベッド周辺にいる状態に遷移する。
上半身が起きた状態および端座位状態では、例えば、施設利用者210の頭部は、ベッドから離れた高さに位置している。また、上半身が起きた状態では、例えば、施設利用者210は、端座位状態に比べて、ベッドの中央付近に位置している。換言すれば、端座位状態では、例えば、施設利用者210は、上半身が起きた状態に比べて、ベッドの端に位置している。従って、図4のステップS403では、例えば、ベッドから離れた位置に施設利用者210の頭部が存在していることが検出されることにより、施設利用者210の状態が上半身が起きた状態および端座位状態のいずれかであることが検出される。さらに、ステップS403では、施設利用者210の位置がベッドの端か否かが検出されることにより、施設利用者210の状態が端座位状態か否かが検出される。
ベッド周辺にいる状態は、例えば、施設利用者210がベッド脇にいる状態である。ベッド周辺にいる状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、例えば、不在状態、端座位状態および上半身が起きた状態のいずれかに遷移する。例えば、ベッド周辺にいる状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、退出行動により、不在状態に遷移する。
ベッド周辺にいる状態では、例えば、施設利用者210は、ベッド周辺に位置している。従って、図4のステップS403では、例えば、ベッドから所定距離以内の位置に施設利用者210が存在していることが検出されることにより、施設利用者210の状態がベッド周辺にいる状態であることが検出される。
不在状態は、例えば、施設利用者210がベッド周辺にいない状態である。なお、例えば、ベッドから所定距離より離れた位置まで施設利用者210が移動した状態は、施設利用者210が部屋から退出していない場合でも、不在状態に含まれる。不在状態では、施設利用者210の姿勢の状態は、例えば、ベッド周辺にいる状態に遷移する。
不在状態では、例えば、施設利用者210は、ベッド周辺にいない。従って、図4のステップS403では、例えば、ベッドから所定距離以内の位置に施設利用者210が存在していないことが検出されることにより、施設利用者210の状態が不在状態であることが検出される。
図6は、図4のステップS404で施設利用者210の現在の覚醒の状況が判定される場合における覚醒状態と睡眠状態の間の状態遷移の一例を示す図である。
図6(a)に示されるように、覚醒状態において、遷移条件1が満たされると、覚醒状態が睡眠状態に遷移し、逆に、睡眠状態において、遷移条件2が満たされると、睡眠状態が覚醒状態に遷移する。
遷移条件1および2は、図6(b)に示される。
図4のステップS403で検出された姿勢の状態が就床状態で、かつ図4のステップS401で得られる撮像画像データにおける1フレームの動き量(M)の単位時間A内の総和(ΣM)がΣM<N1となる遷移条件1により、覚醒状態が睡眠状態へ遷移する。ここで、単位時間Aは、例えば15分間である。また、N1は、覚醒状態から睡眠状態に遷移するための、体の動きが鈍っていることを判別するための動き量の閾値である。
遷移条件2の一部として、覚醒の状況が睡眠状態で、かつ1フレームの動き量(M)の単位時間B内の総和(ΣM)がΣM>N2になると、睡眠状態が覚醒状態へ遷移する。ここで、単位時間Bは、睡眠状態における例えば寝返りによる体の動きと、睡眠状態から覚醒状態に遷移するときの体の動きを、見分けるのに適切な時間を設定することが望ましく、例えば3分間である。また、N2は、睡眠状態から覚醒状態に遷移するための、体の動きが活発になっていることを判別するための動き量の閾値である。遷移条件2の他の一部として、図4のステップS403で検出された姿勢の状態が就床状態からそれ以外の状態へ変化すると、睡眠状態が覚醒状態へ遷移する。
図7は、図6で説明した図4のステップS404の体の動き量に基づく覚醒の状況の判定処理の詳細例を示すフローチャートである。
まず、図4のステップS401で入力された1フレーム前(前フレーム)の撮像画像データに対して図4のステップS403で判定された施設利用者210の姿勢の状態が、就床状態であるか否かが判定される(ステップS701)。
前フレームでの姿勢が就床状態でない(ステップS701の判定がNO)ならば、図7のフローチャートを終了し、図4のステップS404の判定処理を終了する。この場合には、現在の覚醒の状況が維持される。
前フレームでの姿勢が就床状態(ステップS701の判定がYES)ならば、前フレームの撮像画像データに対して図4のステップS404で判定された施設利用者210の覚醒の状況が、覚醒状態であるか否かが判定される(ステップS702)。
前フレームの覚醒の状況が覚醒状態(ステップS702の判定がYES)なら、図4のステップS401で入力された現在のフレーム(現フレーム)での動き量が計測され(ステップS703)、単位時間A内の動きの総和ΣMが計算される(ステップS704)。
この結果、図6(b)で説明した遷移条件1が成立するか否かが判定される(ステップS705)。遷移条件1が成立する(ステップS705の判定がYES)ならば、現フレームの撮像画像データに対応する覚醒の状況が、睡眠状態であると判定される(ステップS706)。遷移条件1が成立しない(ステップS705の判定がYES)ならば、ステップS706の処理はスキップされる。その後、図7のフローチャートを終了し、図4のステップS404の判定処理を終了する。
前フレームでの覚醒の状況が覚醒状態ではない(ステップS702の判定がNO)ならば、現フレームの撮像画像データに対して図4のステップS403で判定された施設利用者210の姿勢の状態が、就床状態であるか否かが判定される(ステップS707)。
現フレームでの姿勢の状態が就床状態(ステップS707の判定がYES)ならば、現フレームでの動き量が計測され(ステップS708)、単位時間B内の動きの総和ΣMが計算される(ステップS709)。
なお、ステップS707の判定がNOの場合には、覚醒状態と判定されて(ステップS712)、図7のフローを終了し、図4のステップS404の判定処理を終了する。
ステップS709にて計算した単位時間B内の動きの総和ΣMに基づき、図6(b)で説明した遷移条件2が成立するか否かが判定される(ステップS710)。遷移条件2が成立する(ステップS710の判定がYES)ならば、現フレームの撮像画像データに対応する覚醒の状況が、覚醒状態であると判定される(ステップS711)。遷移条件2が成立しない(ステップS705の判定がYES)ならば、ステップS711の処理はスキップされる。その後、図7のフローチャートを終了し、図4のステップS404の判定処理を終了する。
図8は、図7のステップS703またはS708で実行される現フレームの動き量を計測する処理の詳細例を示すフローチャートであり、図9は、その説明図である。
図4のステップS402で検知された施設利用者210の頭部の位置と、体の中心線をもとに、動き量を計測する処理範囲が設定される(ステップS801)。例えば、図9において、(a)の場合でも(b)の場合でも、頭部の位置に基づいて体の中心線901a、901bが正しく検出される。そして、これらの体の中心線901a、901bをもとに、処理範囲902a、902bが設定される。これにより、施設利用者210が例えばベッド上でずれても、動き量を計測する範囲を正しく設定することが可能となる。
次に、前フレームと現フレームとで、画像の輝度値の差分が算出される(ステップS802)。
そして、ステップS801で設定された処理範囲で閾値を越える差分が検出された画素数Mがカウントされ、その画素数Mが現在のフレーム番号とともに、メモリ等に記憶される(ステップS803)。このようにして図7のステップS703またはS708で算出された画素数Mについて、図7のステップS704またはS709の総和ΣMが算出され、ステップS705で図6(b)の遷移条件1が、ステップS710で図6(b)の遷移条件2が判定される。
なお、上述の動き量の計測は、上述の画像の輝度値の差分だけではなく、例えばオプティカルフローなど画像のフレーム間の動きを検出する公知の画像処理技術によって実現されてもよい。例えばオプティカルフローを用いて上述の動き量を計測する場合、ステップS803での閾値を超える差分が検出された画素数Mは、一定量以上の動きベクトルを持つ特徴点の数Mと読み替えて用いればよい。さらに、図4のステップS402で検出した施設利用者210の頭部や胴部等の体のそれぞれのパーツのフレーム間における画像上の位置の変化から、それぞれの動きを特定し、それぞれの動きの総和を動き量として用いてもよい。
以上の図7および図8のフローチャートで例示される処理によって、施設利用者210が睡眠状態であるか覚醒状態であるかを判別することが可能となる。
次に、図4のステップS405の警報判定処理に係る第1の実施形態について説明する。
図10は、図2のステップS405の警報判定処理の第1の実施形態に係る処理例を示すフローチャートである。
まず、警報モードか否かの判定処理が実行される(ステップS1001)。図11は、ステップS1001の処理の詳細例を示すフローチャートである。図4のステップS404(詳細は図7)により、現フレームで施設利用者210の覚醒の状況が睡眠状態から覚醒状態に遷移したか否かが判定される(ステップS1101)。そして、ステップS1101の判定がYESならば、現在の施設利用者210のモードが警報モードに切り替えられる(ステップS1102)。
図11のフローチャートで示される図10のステップS1001の処理の結果、現在警報(アラーム)を出力する警報モードか、警報を出力しない非警報モードかが判定される(ステップS1002)。
現在が警報モード(ステップS1002の判定がYES)の場合に、警報モードに切り替わってから一定時間(所定時間:例えば10分)以内であるか否かが判定される(ステップS1003)。現在が警報モードでない(ステップS1002の判定がNO)ならば、図10のフローチャートの処理を終了して図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
一定時間以上経過している(ステップS1003の判定がNO)ならば、現在のモードが非警報モードに切り替えられる(ステップS1004)。これにより、施設利用者210が睡眠状態から覚醒状態になった後、一定時間以上が経過して意識がはっきりしてきたであろうときには、非警報モードになって不要な警報が管理端末104に送信されないように制御することが可能となる。ステップS1004の処理の後、図10のフローチャートの処理を終了して図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
警報モードに切り替わってから一定時間以内(ステップS1003の判定がYES)ならば、図4のステップS403の判定処理により、施設利用者210が離床(または起床)したか否かが判定される(ステップS1005)。
施設利用者210が離床(または起床)した(ステップS1005の判定がYES)ならば、警報部204の処理が呼び出されて警報が生成され、図2の病院内LAN220を介して管理端末104に送信される。その後、図10のフローチャートの処理を終了して図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
施設利用者210が離床(または起床)していない(ステップS1005の判定がNO)ならば、図10のフローチャートの処理を終了して図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
図12は、図4、図7、図8、図10、図11のフローチャートに基づいて警報モードにおいて図2の状態検知装置100から管理端末104に送信される警報の通知画面例を示す図であり、転倒の危険があるため歩行を補助することを指示する警報が発せられる。このように、本実施形態では、施設利用者210が睡眠状態から覚醒状態になった直後の意識の混濁しやすい状態のときに、施設利用者210の離床(または起床)の動きを検知して、警報を発することが可能となる。また、覚醒状態になった後一定時間が経過すると、施設利用者210の意識が明瞭になったと推定されて現在のモードが警報モードから非警報モードに変更される(図10のステップS1004)。これにより、施設利用者210の意識が明瞭になっているであろうときの離床(または起床)行動によって、不要な警報が発せられてしまうことを防止することが可能となる。この結果、監視対象者の意識が混濁しているであろう場合のみ警報(アラーム)出力を行うように制御可能とし、施設利用者210の安全を確保しつつかつ職員の業務の効率化を図ることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、施設利用者210について覚醒状態から離床するまでの時間の傾向が予め統計情報として蓄積される。そして、その時間の傾向が短いときには、睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、施設利用者210について離床よりも早いタイミングの行動がセンサにより検出された時点で警報が出力される。離床よりも早いタイミングとは、例えば、覚醒状態に遷移したタイミング、または起床行動を行ったタイミング等である。
図13は、施設利用者210の覚醒後の離床傾向の判定を行う第2の実施形態に係る処理の例を示すフローチャートである。
まず、蓄積された、施設利用者210の過去それぞれの睡眠における覚醒から離床までの時間(離床時間)が参照される(ステップS1301)。
次に、離床時間の分布から中央値が参照される(ステップS1302).
そして、中央値の離床特性値(例えば6段階)が決定される(ステップS1303)。
図14は、離床特性値と警報タイミングの関係を登録した警報タイミングテーブルのデータ構成例を示す図である。後述する第2の実施形態に係る警報判定処理において、このテーブルが参照される。例えば、施設利用者210の離床時間の分布の中央値が10秒未満で離床特性値が1ならば、警報タイミングとして、施設利用者210の覚醒の状況が睡眠状態から覚醒状態に遷移したときに、警報が発せられる。次に、施設利用者210の離床時間の分布の中央値が10秒以上20秒未満で離床特性値が2ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が起床行動を行ったときに、警報が発せられる。また、施設利用者210の離床時間の分布の中央値が20秒以上45秒未満で離床特性値が3ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が離床前行動を行ったときに、警報が発せられる。また、施設利用者210の離床時間の分布の中央値が45秒以上90秒未満で離床特性値が4ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が端座位状態に遷移したときに、警報が発せられる。さらに、施設利用者210の離床時間の分布の中央値が90秒以上180秒未満で離床特性値が5ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が離床行動を行ったときに、警報が発せられる。そして、施設利用者210の離床時間の分布の中央値が180秒以上で離床特性値が6ならば、警報タイミングとして、施設利用者210がベッド周辺にいる状態に遷移したときに、警報が発せられる。
図15は、図4のステップS405の警報判定処理の第2の実施形態に係る処理例を示すフローチャートである。図15において、第1の実施形態に係る図10の警報判定処理と同じ処理のステップには、同じステップ番号を付してある。図15の処理が図10の処理と異なる点は、以下の点である。
図10ではステップS1005で、単純に施設利用者210が離床(起床)したか否かが判定されて、ステップS1006で警報が発せられていた。
一方、図10のステップS1005を置き換える図15のステップS1501では、施設利用者210の動きが、所定の警報タイミングの動作に一致するものになったか否かが判定される。所定の警報タイミングとは、図13のステップS1303で決定された図14の警報タイミングテーブル上の離床特性値に対応する警報タイミング、または当該警報タイミングが関連づけられた離床特性値より高い離床特性値に関連づけられた警報タイミングである。
そして、施設利用者210の動きが警報タイミングの動作に一致する(ステップS1501の判定がYES)ならば、ステップS1006で警報が発せられる。
施設利用者210の動きが警報タイミングの動作に一致しない(ステップS1501の判定がNO)ならば、図15のフローチャートの処理を終了し図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
このようにして第2の実施形態では、覚醒状態から離床するまでの施設利用者210の時間の傾向に応じて、施設利用者210の適切な行動タイミングで警報を発することが可能となる。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、所定時間内における睡眠状態から覚醒状態への変化の検出からの経過時間に応じて、警報を出力するためのトリガとなる行動が制御される。例えば、覚醒直後は例えば、覚醒状態に遷移したときや、起床行動を行ったときに警報が出力される。一方、覚醒から時間が経った場合には、上記の覚醒状態に遷移したときでは警報を発せず、それよりも後の、例えば、離床行動を行ったとき、ベッド周辺にいる状態に遷移したときに警報が出力される。
図16は、第3の実施形態に係る覚醒後の経過時間と警報ランクとの関係を示す警報特性グラフである。このグラフに対応する関係データが状態検知装置100内の例えばメモリ等に記憶されており、覚醒後の経過時間に応じて警報ランクが決定される。覚醒直後は警報ランクの値は最大値6をとり、覚醒後の経過時間が長くなるほど警報ランクの値が最大値6から0に向かって減少してゆく。
図17は、第3の実施形態に係る警報ランクテーブルのデータ構成例を示す図である。このテーブルは、例えば状態検知装置100内のメモリに記憶される。後述する第3の実施形態に係る警報判定処理において、このテーブルが参照される。例えば、施設利用者210の警報ランクが6ならば、警報タイミングとして、施設利用者210の覚醒の状況が睡眠状態から覚醒状態に遷移したときに、警報が発せられる。また、施設利用者210の警報ランクが5ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が起床行動を行ったときに、警報が発せられる。また、施設利用者210の警報ランクが4ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が離床前行動を行ったときに、警報が発せられる。また、施設利用者210の警報ランクが3ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が端座位状態に遷移したときに、警報が発せられる。さらに、施設利用者210の警報ランクが2ならば、警報タイミングとして、施設利用者210が離床行動を行ったときに、警報が発せられる。施設利用者210の警報ランクが1ならば、警報タイミングとして、施設利用者210がベッド周辺にいる状態に遷移したときに、警報が発せられる。そして、施設利用者210の警報ランクが0ならば、警報は発せられない。
図18は、図4のステップS405の警報判定処理の第3の実施形態に係る処理例を示すフローチャートである。
まず、施設利用者210が覚醒状態に入ってから一定時間内か否かが判定される(ステップS1801)。
施設利用者210が覚醒状態に入ってから一定時間よりも多くの時間が経過している(ステップS1801の判定がNO)ならば、図18のフローチャートの処理を終了し図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
施設利用者210が覚醒状態に入ってから一定時間内(ステップS1802の判定がYES)ならば、覚醒後の経過時間に応じて図16のグラフデータが参照されることにより警報ランクが決定される。さらに、決定された警報ランクによって図17のデータ構成例を有する警報ランクテーブルが参照されることにより、警報タイミングが決定される(ステップS1802)。
次に、ステップS1802で決定された警報ランクは0でないか否かが判定される(ステップS1803)。
警報ランクが0(ステップS1803の判定がNO)の場合には、警報は発せられないため、図18のフローチャートの処理を終了し図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
警報ランクが0でない(ステップS1803の判定がYES)ならば、ステップS1804が実行される。ステップS1804では、施設利用者210の動きが、所定の警報タイミングの動作に一致するか否かが判定される。所定の警報タイミングとは、図17の警報タイミングテーブル上のステップS1802で決定された警報タイミング、または当該警報タイミングが関連づけられた警報ランクより低い警報ランクに関連づけられた警報タイミングである。
施設利用者210の動きが所定の警報タイミングの動作に一致した(ステップS1804の判定がYES)ならば、ステップS1805で警報部の機能が呼び出されて警報が発せられる。
施設利用者210の動きが警報タイミングの動作に一致しない(ステップS1804の判定がNO)ならば、図18のフローチャートの処理を終了し図4のステップS405の警報判定処理を終了する。
このようにして第3の実施形態では、施設利用者210の意識が混濁の状態から明瞭な状態になってゆく覚醒後の経過時間に応じて、施設利用者210の適切な行動タイミングで警報を発することが可能となる。
以上説明した第1から第3の実施形態により、最も転倒事故が発生しやすく、職員の補助が必要な施設利用者210の覚醒直後において、警報通知トリガを通常時と異ならせることで、効率的に職員に通知を行うことができるようになり、職員の業務が改善される。すなわち、他のケア等の業務に時間を使うことができるようになることが期待でき、ケアの質向上にもつながる。
図19は、図1のアラーム出力装置100の機能を実現する図8の監視プログラム201を実行可能な状態検知装置100であるサーバコンピュータのハードウェアの構成例を示す図である。
図19に示されるコンピュータは、CPU1901、メモリ1902、入力装置1903、出力装置1904、外部記憶装置1905、可搬記録媒体1909が挿入される可搬記録媒体駆動装置1906、及び通信インタフェース1907を有し、これらがバス1908によって相互に接続された構成を有する。同図に示される構成は上記状態検知装置100を実現できるサーバコンピュータの一例であり、そのようなサーバコンピュータはこの構成に限定されるものではない。
CPU1901は、当該コンピュータ全体の制御を行う。メモリ1902は、プログラムの実行、データ更新等の際に、監視プログラム201および施設利用者DB205のデータベースや図14の警報タイミングテーブル、図16の警報特性グラフデータ、図17の警報ランクテーブルなどの各種制御データを格納する。CUP1901は、監視プログラム201をメモリ1902に読み出して実行することにより、全体の制御を行う。
入力装置1903は、状態検知装置100の管理者によるキーボードやマウス等による入力操作を検出し、その検出結果をCPU1901に通知する。
出力装置1904は、CPU1901の制御によって送られてくるデータを表示装置や印刷装置に出力する。
外部記憶装置1905は、例えばハードディスク記憶装置である。主に各種データや監視プログラム201の保存に用いられる。
可搬記録媒体駆動装置1906は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体1909を収容するもので、外部記憶装置1905の補助の役割を有する。
通信インタフェース1907は、図8の病院内LAN810の通信回線を接続するための装置である。
本実施形態によるシステムは、前述した各フローチャート等で実現される図1の状態検知装置100の機能を搭載した監視プログラム201を、CPU1901が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置1905や可搬記録媒体1909に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置1907によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
以上の実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする状態検知方法。
(付記2)
前記監視対象者の所定の行動は起床動作または離床動作である、
ことを特徴とする付記1に記載の状態検知方法。
(付記3)
前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間を経過した後は、前記所定の行動の検出および当該検出に基づく前記アラームの出力を行わない、
ことを特徴とする付記1または2のいずれかに記載の状態検知方法。
(付記4)
前記監視対象者について前記覚醒状態から離床するまでの時間の傾向を予め蓄積しておき、
前記時間の傾向が短いときには、前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間内に、前記監視対象者について前記離床よりも早いタイミングの行動が前記センサにより検出された時点で前記アラームを出力する、
ことを特徴とする付記1ないし3のいずれかに記載の状態検知方法。
(付記5)
前記所定時間内における前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出からの経過時間に応じて、前記アラームを出力するための前記所定の行動を制御する、
ことを特徴とする付記1ないし4のいずれかに記載の状態検知方法。
(付記6)
監視対象者についての睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御するアラーム出力制御部、
を備えることを特徴とする状態検知装置。
(付記7)
監視対象者についての睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御する、
処理をコンピュータに実行させるための状態検知プログラム。
1901 CPU
1902 メモリ
1903 入力装置
1904 出力装置
1905 外部記憶装置
1906 可搬記録媒体駆動装置
1907 通信インタフェース
1908 バス
1909 可搬記録媒体

Claims (10)

  1. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御し、
    前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間を経過した後は、前記所定の行動の検出および当該検出に基づく前記アラームの出力を行わない、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする状態検知方法
  2. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御し、
    前記監視対象者について前記覚醒状態から離床するまでの時間の傾向を予め蓄積しておき、
    前記時間の傾向が短いときには、前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間内に、前記監視対象者について前記離床よりも早いタイミングの行動が前記センサにより検出された時点で前記アラームを出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする状態検知方法
  3. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御し、
    前記所定時間内における前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出からの経過時間に応じて、前記アラームを出力するための前記所定の行動を制御する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする状態検知方法
  4. 前記監視対象者の所定の行動は起床動作または離床動作である、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の状態検知方法。
  5. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御し、前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間を経過した後は、前記所定の行動の検出および当該検出に基づく前記アラームの出力を行わないアラーム出力制御部、
    を備えることを特徴とする状態検知装置。
  6. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御するアラーム出力制御部と、
    前記監視対象者について前記覚醒状態から離床するまでの時間の傾向を予め蓄積しておくメモリと、
    を備え、
    前記アラーム出力制御部は、前記時間の傾向が短いときには、前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間内に、前記監視対象者について前記離床よりも早いタイミングの行動が前記センサにより検出された時点で前記アラームを出力する、
    ことを特徴とする状態検知装置。
  7. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御するアラーム出力制御部と、
    前記所定時間内における前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出からの経過時間に応じて、前記アラームを出力するための前記所定の行動を制御するアラーム出力対象行動制御部と、
    を備えることを特徴とする状態検知装置。
  8. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御
    前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間を経過した後は、前記所定の行動の検出および当該検出に基づく前記アラームの出力を行わない、
    処理をコンピュータに実行させるための状態検知プログラム。
  9. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御し、
    前記監視対象者について前記覚醒状態から離床するまでの時間の傾向を予め蓄積しておき、
    前記時間の傾向が短いときには、前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出から前記所定時間内に、前記監視対象者について前記離床よりも早いタイミングの行動が前記センサにより検出された時点で前記アラームを出力する、
    処理をコンピュータに実行させるための状態検知プログラム。
  10. 監視対象者についての睡眠状態から覚醒状態への変化の検出から所定時間内に、前記監視対象者の所定の行動がセンサにより検出されるか否かに応じてアラームの出力を制御し、
    前記所定時間内における前記睡眠状態から前記覚醒状態への変化の検出からの経過時間に応じて、前記アラームを出力するための前記所定の行動を制御する、
    処理をコンピュータに実行させるための状態検知プログラム。
JP2014057768A 2014-03-20 2014-03-20 状態検知方法、装置、およびプログラム Active JP6273944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057768A JP6273944B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 状態検知方法、装置、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057768A JP6273944B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 状態検知方法、装置、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015181499A JP2015181499A (ja) 2015-10-22
JP6273944B2 true JP6273944B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=54348806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014057768A Active JP6273944B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 状態検知方法、装置、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6273944B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109190560A (zh) * 2018-08-31 2019-01-11 辽宁奇辉电子系统工程有限公司 一种基于人脸识别技术的铁路信号楼交接班及防困睡系统

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017195839A1 (ja) * 2016-05-13 2017-11-16 コニカミノルタ株式会社 被監視者監視システム、端末装置及び被監視者監視方法
JP6847690B2 (ja) * 2017-02-07 2021-03-24 アイホン株式会社 ベッド識別装置
JP6974033B2 (ja) * 2017-05-24 2021-12-01 日本光電工業株式会社 医療業務支援装置、医療業務支援システム及び医療業務支援方法
JP7089953B2 (ja) * 2018-06-15 2022-06-23 パラマウントベッド株式会社 支援システム
KR20210042591A (ko) * 2019-10-10 2021-04-20 한화테크윈 주식회사 감시 카메라 시스템 및 그 동작 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5202469B2 (ja) * 2009-07-27 2013-06-05 アイシン精機株式会社 監視支援装置、システム及び監視支援方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109190560A (zh) * 2018-08-31 2019-01-11 辽宁奇辉电子系统工程有限公司 一种基于人脸识别技术的铁路信号楼交接班及防困睡系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015181499A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6273944B2 (ja) 状態検知方法、装置、およびプログラム
JP6137425B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
WO2017061371A1 (ja) 行動検知システム、行動検知装置、行動検知方法、および行動検知プログラム
WO2019013257A1 (ja) 見守り支援システム及びその制御方法、プログラム
JP2014511532A (ja) 患者の悪化の検出
JP6708980B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
EP3160328B1 (en) Device, system and computer program for detecting a health condition of a subject
JP6958560B2 (ja) 見守りシステム、見守り装置、見守り方法、および見守りプログラム
JP4342298B2 (ja) 機器利用状況判定方法及び機器利用状況判定装置
US11076778B1 (en) Hospital bed state detection via camera
JP5517285B2 (ja) 起床監視装置
US11943567B2 (en) Attention focusing for multiple patients monitoring
CN113384247A (zh) 照护系统与自动照护方法
JP7396274B2 (ja) レポート出力プログラム、レポート出力方法およびレポート出力装置
US8593285B2 (en) Safety-determination information generating apparatus and safety confirmation system
WO2018159039A1 (ja) 見守り支援システム及びその制御方法、並びにプログラム
JP5862141B2 (ja) 通報装置及び通報装置の制御方法
TWM595870U (zh) 照護系統
JP6222405B2 (ja) 動作検出システム、動作検出装置、動作検出方法、および動作検出プログラム
JPWO2019021743A1 (ja) 発報制御システム、検知ユニット、ケアサポートシステムおよび発報制御方法
KR101996163B1 (ko) 활동량 산출 시스템, 활동량 산출 장치, 활동량 산출 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP7247302B2 (ja) 睡眠状態評価装置
JP6943261B2 (ja) ナースコールシステム
JP7172483B2 (ja) 状態検出装置、状態検出方法、及びプログラム
JP6729512B2 (ja) 見守り支援システム及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6273944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150