JP7233784B1 - 紙幣搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】第一紙幣収容室(510)に通じる第二紙幣搬送路(210)で紙幣詰まりが発生しても、紙幣の搬送を停止することなく、紙幣の搬送を継続する。【解決手段】第一紙幣収容室(510)の他に第二紙幣収容室(512-515)を設けておき、第二紙幣搬送路(210)で紙幣詰まりが発生した場合、紙幣の搬送ルートを、第二紙幣搬送路(210)に至るルートから、第二紙幣収容室(512-515)に至るルートに連結切り替え装置(530)を介して変換し、第一紙幣収容室(510)に代えて第二紙幣収容室(512)に紙幣を搬送する。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送路内に発生させた空気流により紙幣その他のシート状の紙葉類を搬送する紙幣搬送システムにおいて、トラブル発生時に紙幣の搬送ルートを変換する連結切り換え装置及び当該連結切り換え装置を備える紙幣搬送システムに関する。
この種の紙幣搬送システムとしては特許文献1に記載されたものがある。
図26は特許文献1に係る紙幣回収搬送システム10(図27参照)が設置された遊技場2の店内の状況を示す斜視図である。
遊技場2の店内には複数の遊技機島3A―3Dが通路を隔てて配列されている。遊技機島とは、紙幣(またはカード)が投入されるとその紙幣の額に応じて遊技者に遊技媒体(パチンコ球など)を貸し出す遊技球貸機4とパチンコ機その他の遊技機5とを一組にして、複数組の遊技球貸機4及び遊技機5が背中合わせになるようにして表裏面に横一列に収容されている場合のそれらの複数組の遊技球貸機4及び遊技機5の一群またはその一群が配置されている領域を指す。
各遊技機島3A―3Dの内部には、各遊技球貸機4の背面から排出された紙幣を取り込んで各遊技機島3A―3Dの端部まで搬送する島内紙幣搬送装置8が設けられている。各遊技機島3A―3Dの端部には島内紙幣搬送装置8によって搬送されてきた紙幣を一時的に蓄える中継ボックス6が設けられている。
図27は図26に示した各遊技機島3A―3Dの中継ボックス6から紙幣を回収する紙幣回収搬送システム10の斜視図である。
紙幣回収搬送システム10は、各遊技機島3A―3Dの各中継ボックス6から紙幣を回収して所定の目的地へ搬送する。例えば、各遊技機島3A―3Dは遊技場2の1階に設置され、事務所は2階にあるものとした場合、紙幣回収搬送システム10は1階に設置された各遊技機島3A―3Dの中継ボックス6から紙幣を回収し、目的地である2階の事務所の金庫11へ紙幣を搬送する。
紙幣回収搬送システム10は、図27に示すように、金庫11と、金庫11から出て階下に延設された後、各中継ボックス6のある箇所の上方を経由し、階上の金庫11へ戻るように配管された搬送管12と、中継ボックス6からその上方を通る搬送管12へ紙幣を搬送する副搬送装置13と、副搬送装置13によって中継ボックス6から搬送されてきた紙幣を、紙幣の紙面が搬送管12の延設方向に沿う姿勢になるように、搬送管12内に送り出す取込装置14と、を備えている。
搬送管12のうち、各遊技機島3A―3Dが配列された1階を巡る部分は1階の天井裏(または天井近くの高位置)に配管されている。すなわち、遊技場2の中で人が活動(遊技や通行)するエリアを避けて、該エリアより高い位置に搬送管12は設置されている。
紙幣回収搬送システム10は搬送管12内を移動する搬送補助体16を備えている。
図28は搬送管12の斜視図、図29は搬送管12の内部を搬送補助体16が紙幣Pを搬送する状況を示す平面図である。
搬送補助体16は、図29に示すように、円柱状の軸と、軸の両端にそれぞれ取り付けられた円柱体16aと、二つの円柱体16aの間に取り付けられ、円柱体16aより大径の二つの円柱体16cと、から構成されている。
搬送管12は、図29に示すように、搬送補助体16が内部を通過できるような内部空間を有している。
紙幣回収搬送システム10においては、搬送管12内に空気流を発生させ、搬送補助体16はこの空気流による風圧を受けて搬送管12内を移動する。搬送補助体16は紙幣取込装置14より上流側で搬送管12内に挿入され、紙幣取込装置14を介して搬送管12内に取り込まれた紙幣Pを搬送補助体16が捕捉し、紙幣Pを後方から押して下流(図29に示す搬送方向FW)へ搬送する。
本紙幣回収搬送システム10においては、中継ボックス6から送り出された紙幣Pは副搬送装置13によって上方へ搬送された後、紙幣取込装置14を介して搬送管12の中に送り出される。搬送補助体16は金庫11から送り出され、搬送管12を一周し、その間に搬送管12内の紙幣Pを捕捉し、捕捉した紙幣Pとともに金庫11に戻ってくる。この後、紙幣Pは金庫11に収容される。
特開2014-198617号公報
図26乃至図29に示した紙幣回収搬送システム10によれば、島3A乃至3Dごとに紙幣Pを各中継ボックス6に集約し、各中継ボックス6から金庫11に全ての紙幣Pを搬送することができる。
しかしながら、空気流を利用した紙幣Pの搬送には搬送管12の内部における紙幣詰まりという不可避の問題がある。紙幣詰まりとは、風圧の作用により紙幣Pが搬送管12の内壁に密着するため搬送補助体16では紙幣Pを押すことができない、あるいは、強い曲がり癖が付いた紙幣Pが搬送管12の内部で折れ曲がり、搬送補助体16では紙幣Pを押すことができなくなり、その箇所において紙幣Pが詰まってしまうという問題である。
紙幣回収搬送システム10においては、搬送管12のどこか一か所でこのような紙幣詰まりが発生すると、それ以後は、紙幣詰まりが解消されるまで金庫11への紙幣Pの搬送は中断される。
本発明は従来の紙幣回収搬送システム10における上記のような問題点を解消するためになされたものであり、紙幣の搬送中に紙幣詰まりが発生しても、紙幣の搬送を全面的に中断せずに対処可能な紙幣搬送システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、複数個の遊技媒体貸し出し機(4)に投入された紙幣を前記遊技媒体貸し出し機から搬送する第一紙幣搬送路(120)を備える第一紙幣搬送装置(101-105)と、第一紙幣収容室(510)と、前記第一紙幣搬送路と連結され、前記第一紙幣搬送路を介して搬送された紙幣を前記第一紙幣収容室に搬送する第二紙幣搬送路(210)を備える第二紙幣搬送装置(201-202)と、を備え、前記第一紙幣搬送装置は、前記第一紙幣搬送路内に発生させた空気流により前記第一紙幣搬送路内において第一キャリア(110)を走行させ、前記第一紙幣搬送路内に投入された紙幣(50)を前記第一キャリアによって前記第二紙幣搬送路に搬送するものであり、前記第二紙幣搬送装置は、前記第二紙幣搬送路内に発生させた空気流により前記第二紙幣搬送路内に第二キャリアを走行させ、前記第一紙幣搬送路から搬送されてきた紙幣を前記第二キャリアによって前記第一紙幣収容室に搬送するものである紙幣搬送システム(500)において、前記第一紙幣搬送装置に対応して設けられた第二紙幣収容室(512-515)と、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に、または、その逆に切り換える連結切り換え装置(530)と、を備え、前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったときに、前記連結切り換え装置を介して、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結が前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換えられ、前記連結切り換え装置(530)は、前記第一紙幣搬送路(120)と前記第二紙幣搬送路(210)とを接離自在に連結する第一連結ダクト(540)と、前記第一紙幣搬送路(120)と前記第二紙幣収容室(512-515)と接離自在に連結する第二連結ダクト(550)と、を備えており、前記第一連結ダクトは、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、他端において前記第二紙幣搬送路と連結する閉位置と、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、前記第二紙幣搬送路とは連結していない開位置との間を移行し、前記第二連結ダクトは、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、他端において前記第一紙幣搬送路と連結する第一位置と、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、前記第一紙幣搬送路とは連結していない第二位置との間を移行するものであることを特徴とする紙幣搬送システム(500)を提供する。
前記連結切り換え装置(530)は、例えば、付勢部材(553)と、第一ストッパー(551)と、第二ストッパー(552)と、を備え、前記第一連結ダクトは、前記一端において前記第一紙幣搬送路と回動自在に連結され、前記第一ストッパー(551)は前記第一連結ダクトを前記閉位置に維持し、前記第二連結ダクトは前記一端において前記第二紙幣収容室と回動自在に連結され、前記付勢部材(553)は、前記第二連結ダクトが前記第一位置に回動する方向に前記第二連結ダクトに付勢力を作用させ、前記第二ストッパー(552)は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二連結ダクトを前記第二位置に維持し、最初に前記第一ストッパーによる前記第一連結ダクトの前記閉位置への維持が解除されることにより、前記第一連結ダクトは自重によって前記開位置に移行し、次いで前記第二ストッパーによる前記第二連結ダクトの前記第二位置への維持が解除されることにより、前記付勢部材の付勢力によって前記第二連結ダクトは前記第一位置に移行することが好ましい。
本紙幣搬送システムは、前記第一連結ダクト(540)が前記開位置に回動する方向に前記第一連結ダクトに付勢力を作用させる第二付勢部材(544)を備えることが好ましい。
前記第二連結ダクトと前記第一紙幣搬送路との少なくとも何れか一方には磁石(555)が配置されており、前記磁石の磁力は前記第二連結ダクトを前記第一位置に維持するものであることが好ましい。
本紙幣搬送システムは、例えば、前記第一紙幣搬送路は紙幣の搬送中に紙幣の姿勢を転換させる転換ダクト(560)を備えており、前記転換ダクトは、紙幣が入って来る紙幣入り口(561)と紙幣が出ていく紙幣出口(562)とを有するダクト本体(563)を備えており、前記ダクト本体は前記紙幣入り口と前記紙幣出口との間において螺旋状に捩じれた形状を有しており、紙幣の面が鉛直平面内に位置するように前記紙幣入り口に入った紙幣は前記ダクト本体を通過して紙幣の面が水平面内に位置するように前記紙幣出口から出るものであり、前記転換ダクトは紙幣の搬送方向において前記連結切り換え装置(530)の上流側に配置されていることが好ましい。
本紙幣搬送システムは、前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったことを検出したときにトラブル検出信号を発信する紙幣搬送検出センサー(520)と、前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに前記連結切り換え装置(530)を作動させ、前記第一紙幣搬送路(120)と前記第二紙幣搬送路(210)との連結を前記第一紙幣搬送路(120)と前記第二紙幣収容室(512-515)との連結に切り換える制御装置(570)と、を備えることが好ましい。
本紙幣搬送システムは、前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったことを検出したときにトラブル検出信号を発信する紙幣搬送検出センサー(520)と、前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに前記連結切り換え装置を作動させ、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換える制御装置(570)と、を備え、前記制御装置は、前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに、最初に前記第一連結ダクトを前記開位置に移行させ、次いで前記第二連結ダクトを前記第二位置から前記第一位置に移行させることが好ましい。
本紙幣搬送システムは、前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったことを検出したときにトラブル検出信号を発信する紙幣搬送検出センサー(520)と、前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに前記連結切り換え装置を作動させ、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換える制御装置(570)と、を備え、前記制御装置は、前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに、最初に前記第一ストッパー(551)による前記第一連結ダクトの前記閉位置への維持を解除させることにより、前記第一連結ダクトを自重によって前記開位置に移行させ、次いで前記第二ストッパー(552)により前記第二連結ダクトの前記第二位置への維持を解除させることにより、前記付勢部材の付勢力によって前記第二連結ダクトを前記第一位置に移行させることが好ましい。
本紙幣搬送システムは、前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったこと及び前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が可能になったことを検出したときに検出信号を発信する紙幣搬送検出センサー(520)と、前記第一連結ダクトを前記閉位置と前記開位置との間において回動させる第一駆動手段(580)と、前記紙幣搬送検出センサーから前記検出信号を受信したときに、前記検出信号に応じて前記第一駆動手段を駆動する制御装置(570)と、を備えることが好ましい。
本紙幣搬送システムは、前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったこと及び前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が可能になったことを検出したときに検出信号を発信する紙幣搬送検出センサー(520)と、前記第二連結ダクトを前記第一位置と前記第二位置との間において回動させる第二駆動手段(581)と、前記紙幣搬送検出センサーから前記検出信号を受信したときに、前記検出信号に応じて前記第二駆動手段を駆動する制御装置と、を備えることが好ましい。
本発明は、さらに、紙幣搬送システムに用いられる連結切り換え装置であって、前記紙幣搬送システムは、紙幣を収容する第一紙幣収容室と、紙幣を収容する第二紙幣収容室と、第一紙幣搬送路の内部において空気流によって紙幣を搬送する第一紙幣搬送装置と、前記第一紙幣搬送路から搬送されてきた紙幣を第二紙幣搬送路の内部において空気流によって前記第一紙幣収容室まで搬送する第二紙幣搬送装置と、を備えており、前記連結切り換え装置は、前記第二紙幣搬送路における紙幣詰まりが検出され、前記第一紙幣収容室への紙幣の搬送が不可能になったときには、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換えるものであり、前記連結切り換え装置は、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路とを接離自在に連結する第一連結ダクトと、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室と接離自在に連結する第二連結ダクトと、を備えており、前記第一連結ダクトは、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、他端において前記第二紙幣搬送路と連結する閉位置と、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、前記第二紙幣搬送路とは連結していない開位置との間を移行し、前記第二連結ダクトは、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、他端において前記第一紙幣搬送路と連結する第一位置と、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、前記第一紙幣搬送路とは連結していない第二位置との間を移行するものであることを特徴とする連結切り換え装置を提供する。
前記連結切り換え装置は、例えば、前記第二紙幣搬送路における紙幣詰まりが解消されたときには、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結に切り換える
前記連結切り換え装置は、例えば、付勢部材と、第一ストッパーと、第二ストッパーと、を備え、前記第一連結ダクトは、前記一端において前記第一紙幣搬送路と回動自在に連結され、前記第一ストッパーは前記第一連結ダクトを前記閉位置に維持し、前記第二連結ダクトは前記一端において前記第二紙幣収容室と回動自在に連結され、前記付勢部材は、前記第二連結ダクトが前記第一位置に回動する方向に前記第二連結ダクトに付勢力を作用させ、前記第二ストッパーは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二連結ダクトを前記第二位置に維持し、最初に前記第一ストッパーによる前記第一連結ダクトの前記閉位置への維持が解除されることにより、前記第一連結ダクトは自重によって前記開位置に移行し、次いで前記第二ストッパーによる前記第二連結ダクトの前記第二位置への維持が解除されることにより、前記付勢部材の付勢力によって前記第二連結ダクトは前記第一位置に移行することが好ましい。
本連結切り換え装置は、前記第一連結ダクトが前記開位置に回動する方向に前記第一連結ダクトに付勢力を作用させる第二付勢部材を備えることが好ましい。
前記第二連結ダクトと前記第一紙幣搬送路との少なくとも何れか一方には磁石が配置されており、前記磁石の磁力は前記第二連結ダクトを前記第一位置に維持するものであることが好ましい。
括弧内の符号は後述する実施形態との対応関係を示すために付したものであり、特許請求の範囲をこれに限定する意図はない。
従来の紙幣回収搬送システム10においては、搬送管12のどこか一か所で紙幣詰まりが発生すると、紙幣Pの搬送は全面的に停止され、紙幣詰まりが解消されるまで金庫11への紙幣Pの搬送は中断される事態となっていた。
これに対して、本発明に係る紙幣搬送システムにおいては、第二紙幣搬送路や第一紙幣収容室の内部に紙幣詰まりが発生し、第一紙幣収容室が紙幣受け入れ不可能の事態に陥ったとしても、第一連結ダクトを介しての第一紙幣搬送路と第二紙幣搬送路との間の連結は連結切り換え装置によって第二連結ダクトを介しての第一紙幣搬送路と第一紙幣収容室との間の連結に切り換えられる。
このため、第一紙幣搬送装置の第一紙幣搬送路から搬送されてきた紙幣は第二紙幣搬送路(従って、第一紙幣収容室)へは送られず、第二紙幣収容室に収容される。すなわち、第一紙幣収容室に代えて一時的に第二紙幣収容室に紙幣を搬送することが可能である。
このように、本実施形態に係る紙幣搬送システム500によれば、紙幣50の搬送中に紙幣詰まりが発生しても、連結切り換え装置530によって紙幣50の搬送先を変更することができるため、紙幣50の搬送を全面的に中断することなく続行することが可能である。
複数の島にわたって配置されている本発明の第一の実施形態に係る紙幣搬送システムの全体を示す概略的な斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る紙幣搬送システムを正面から見たときの正面図である。 本発明の第一の実施形態に係る紙幣搬送システムを上方から見たときの平面図である。 複数個の遊技球貸機及び遊技機に対して配置された第一紙幣搬送装置の斜視図である。 第一紙幣搬送装置において用いられる第一キャリアを正面側から見たときの斜視図である。 図5に示した第一キャリアを背面側から見たときの斜視図である。 第一紙幣搬送装置において用いられる第一紙幣搬送路の斜視図である。
第一キャリア、紙幣及び第一紙幣搬送路の相互の位置関係を示す斜視図である。 第一キャリア、紙幣及び第一紙幣搬送路の相互の位置関係を示す斜視図である。 第二の第一紙幣搬送装置の斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る紙幣搬送システムにおける連結切り換え装置の正面図である。 図11に示した連結切り換え装置の上方から見た平面図である。 図11に示した連結切り換え装置の下方から見た底面図である。 図11に示した連結切り換え装置の右側面図である。 図11に示した連結切り換え装置の左側面図である。 連結切り換え装置の作動を示す部分的な側面図である。 連結切り換え装置の作動を示す部分的な側面図である。 連結切り換え装置の作動を示す部分的な側面図である。
第一連結ダクトの構造及び動作を示す概略図である。 第二連結ダクトの構造及び動作を示す概略図である。 転換ダクトの斜視図である。 図22(A)は図21に示した転換ダクトを左側から見たときの正面図、図22(B)は転換ダクトを上側から見たときの背面図、図22(C)は図22(B)のA-A線における断面図、図22(D)は転換ダクトの左側面図、図22(E)は転換ダクトの右側面図、図22(F)は図22(A)のB-B線における切断面の断面図である。 第二の実施形態に係る紙幣搬送システムの部分的なブロック図である。
本発明の第三の実施形態における第一連結ダクトの構造及び動作を示す概略図である。 本発明の第三の実施形態における第二連結ダクトの構造及び動作を示す概略図である。 従来の紙幣回収搬送システムが設置された遊技場の店内の状況を示す斜視図である。 従来の紙幣回収搬送システムの斜視図である。 従来の紙幣回収搬送システムにおける搬送管の斜視図である。 図28に示した搬送管の内部を搬送補助体が紙幣を搬送する状況を示す平面図である。
(第一の実施形態)
図1は複数の島にわたって配置されている本発明の第一の実施形態に係る紙幣搬送システム500の全体を示す概略的な斜視図、図2は紙幣搬送システム500を正面から見たときの正面図、図3は複数の島及び紙幣搬送システム500を上方から見たときの平面図である。
紙幣搬送システム500は、第一乃至第五の第一紙幣搬送装置101-105と、第一紙幣収容室510と、第二紙幣収容室511-515と、第一及び第二の第二紙幣搬送装置201―202と、を備えている。
図1に示すように、遊技店内には第一乃至第五の島501-505が設けられている。第一乃至第五の各島501-505には、図26に示したように、複数組の遊技球貸機及び遊技機が配置されている(図1ではそれらは図示されていない)。
第一乃至第五の第一紙幣搬送装置101-105は第一乃至第五の島501-505にそれぞれ配置されている。第一紙幣搬送装置101-105の各々は第一紙幣搬送路120(後述)を備えており、遊技球貸機に投入された紙幣を第一紙幣搬送路120を介して各島の端部に搬送する。第一乃至第五の第一紙幣搬送装置101-105は相互に同一のものである。
第一紙幣収容室510は二つの同一の紙幣収容室510A及び510Bからなる。第一紙幣収容室510は第一の島501の端部にのみ配置され、第二紙幣収容室511-515は第一乃至第五の各島501-505の端部にそれぞれ配置されている。
図1及び図2に示すように、2個の第一紙幣搬送装置に対して1個の第二紙幣搬送装置が設けられている。具体的には、第一紙幣搬送装置102,104に対しては第二紙幣搬送装置201が対応し、第一紙幣搬送装置103,105に対しては第二紙幣搬送装置202が対応している。各第二紙幣搬送装置201,202は第二紙幣搬送路210を備えており、第二紙幣搬送路210は1個の主搬送路210Aと2個の副搬送路210B1、210B2とから構成されている。
第四の第一紙幣搬送装置104の第一紙幣搬送路120は副搬送路210B1を介して主搬送路210Aに接続され、第二の第一紙幣搬送装置102の第一紙幣搬送路120は副搬送路210B2を介して主搬送路210Aに接続されている。同様に、第五の第一紙幣搬送装置105の第一紙幣搬送路120は副搬送路210B1を介して主搬送路210Aに接続され、第三の第一紙幣搬送装置103の第一紙幣搬送路120は副搬送路210B2を介して主搬送路210Aに接続されている。このように、第一の第一紙幣搬送装置101を除く4個の第一紙幣搬送装置102-105が副搬送路210B1または副搬送路210B2を介して主搬送路210Aに接続されており、第一の第一紙幣搬送装置101は第二紙幣収容室511に対してのみ接続され、主搬送路210Aには接続されていない。
主搬送路210Aの一端(図2の左端)には、後述するように、キャリア送り出し装置が配置されており、キャリア送り出し装置によって主搬送路210Aの内部に第二キャリアが放出される。主搬送路210Aの他端(図2の右端)は第一紙幣収容室510A(または第一紙幣収容室510B)に接続されている。主搬送路210Aはその一端と他端との間において二つの副搬送路210B1、210B2と接続されている。
第一紙幣搬送装置102、104の各々の第一紙幣搬送路120を介して搬送されてきた紙幣は第二紙幣搬送装置201の第二紙幣搬送路210を介して第一紙幣収容室510Aに搬送され、第一紙幣搬送装置103、105の各々の第一紙幣搬送路120を介して搬送されてきた紙幣は第二紙幣搬送装置202の第二紙幣搬送路210を介して第一紙幣収容室510Bに搬送される。
本実施形態に係る紙幣搬送システムにおいては、第一乃至第五の第一紙幣搬送装置101-105の各々は、第一乃至第五の第一紙幣搬送路120内に空気流を発生させ、この空気流により第一乃至第五の第一紙幣搬送路120内において第一キャリア(後述)を走行させる。第一乃至第五の第一紙幣搬送路120内に投入された紙幣は第一キャリアによって後方から捕捉され、第一キャリアに後方を押された状態で搬送される。第一キャリアによって捕捉された紙幣は、第一の第一紙幣搬送装置101においては第二紙幣収容室511に、第二乃至第五の第一紙幣搬送装置102-105においては第二紙幣搬送路210に搬送される。
第二紙幣搬送装置201-202は、第二紙幣搬送路210内に空気流を発生させ、この空気流により第二紙幣搬送路210内に第二キャリアを走行させる。第二乃至第五の第一紙幣搬送路120の各々から第二紙幣搬送路210に搬送されてきた紙幣は第二キャリアによって第一紙幣収容室510(510Aまたは510B)に搬送される。
以下、第一乃至第五の第一紙幣搬送装置101-105を、次いで、第一及び第二の第二紙幣搬送装置201-202を説明する。第一乃至第五の第一紙幣搬送装置101-105は同一の構造を有しているので、それらを代表して第一の第一紙幣搬送装置101を説明する。また、第一及び第二の第二紙幣搬送装置201-202は同一の構造を有しているので、第一の第二紙幣搬送装置201のみを説明する。
図4は複数個の遊技球貸機4及び遊技機5に対して配置された第一紙幣搬送装置101の斜視図である(第一紙幣収容室510は図示していない)。
第一紙幣搬送装置101は、紙幣が搬送される経路を構成する第一紙幣搬送路120と、空気流(風)を発生させ、その空気流を第一紙幣搬送路120内に送り込む第一送風機112aと、第一送風機112aと逆方向の空気流を第一紙幣搬送路120内に送り込む第二送風機112b(図4には図示せず)と、第一送風機112a及び第二送風機112bが発生させた空気流を受け、第一紙幣搬送路120内を往復走行する第一キャリア110と、を備えている。
第一送風機112aは第一紙幣搬送路120の一端(図4では右端)に、第二送風機112bは第一紙幣搬送路120の他端(図4では左端)にそれぞれ配置されている。
第二紙幣収容室511は第一紙幣搬送路120の他端(図4では左端)に配置されており、遊技機5の横に設置された遊技球貸機4に投入された紙幣は第一キャリア110によって第一紙幣搬送路120内を搬送され、第二紙幣収容室511に収容される。
図5は第一紙幣搬送装置101において用いられる第一キャリア110を正面側から見たときの斜視図、図6は第一キャリア110を背面側から見たときの斜視図である。
図5及び図6に示すように、第一キャリア110は「砲弾」型をなしており、具体的には、円柱形状の本体部分110aと、本体部分110aの背面側に本体部分110aと連続して形成された半球形状の後方部分110bと、から構成されている。
第一キャリア110は本体部分110aの前面110cにおいて紙幣を押して紙幣を搬送する。前面110cは平面形状をなしている。本体部分110aの前面110cには円周に沿って同一形状の複数個の突起110dが等間隔に形成されている。相互に隣接する2個の突起110dの間に紙幣を挟み込み、紙幣を保持するようになっている。突起110dは、例えば、半球形状をなしている。
第一キャリア110は後方部分110bにおいて第一送風機112aからの空気流(風)を受けることにより第二紙幣収容室511に向かって走行し、また、第二送風機112bからの空気流を受けることにより第一送風機112aに向かって走行する。
図7は第一紙幣搬送装置101において用いられる第一紙幣搬送路120の斜視図である。図8及び図9は第一キャリア110、紙幣50及び第一紙幣搬送路120の相互の位置関係を示す斜視図である。
第一紙幣搬送路120は、図7に示すように、第一領域120aと第二領域120bとから構成されている。
第一領域120aは上下に長い長方形の形状をなしており、その高さは、紙幣50が短辺50a及び長辺50bを有しているとすると(図8参照)、紙幣50の短辺50aが通過できる高さである。
第二領域120bは円形の縦断面を有しており、第一キャリア110が通過できるような大きさ(半径)に設定されている。
第一領域120aと第二領域120bとは部分的に重なり合っており、第一領域120aが第二領域120bの中心を通り、第二領域120bから上下の方向に突出している。
図9に示すように、第一キャリア110はその前面110cにおいて紙幣50の短辺50aを押し、第一紙幣搬送路120の内部において紙幣50を搬送する。紙幣50は第一紙幣搬送路120の第一領域120aを通過し、第一キャリア110は第一紙幣搬送路120の第二領域120bを通過する。
このように、第一領域120aは紙幣50のみが通過可能であり、第一キャリア110は第一領域120aを通過することはできない(正確には、第一キャリア110は第二領域120bから上下の方向に突出している第一領域120aの部分を通過することはできない)。
図4に示すように、第一の第一紙幣搬送装置101においては、第一紙幣搬送路120は第二紙幣収容室511に接続されている。このため、遊技球貸機4から第一紙幣搬送路120に投入された紙幣50は第一キャリア110によって第二紙幣収容室511に搬送され、第二紙幣収容室511に収容される。
これに対して、第二乃至第五の第一紙幣搬送装置102―105においては、図2に示すように、各第一紙幣搬送路120は第二紙幣収容室512-515ではなく、第二紙幣搬送路210の副搬送路210B1、210B2に接続されている。
図10は第二乃至第五の第一紙幣搬送装置102―105を代表して第二の第一紙幣搬送装置102を示す斜視図である。
図10に示すように、第二の第一紙幣搬送装置102においては、第一紙幣搬送路120は第二紙幣搬送路210の副搬送路210B2に接続され、副搬送路210B2は紙幣中継装置215を介して主搬送路210Aに接続されている。
このように、第二乃至第五の第一紙幣搬送装置102―105においては、遊技球貸機4から各第一紙幣搬送路120に投入された紙幣50は第一キャリア110によって第二紙幣搬送路210の副搬送路210B1、210B2を介して紙幣中継装置215まで搬送され、その後、紙幣中継装置215を介して主搬送路210Aの内部に投入される。
第一乃至第五の第一紙幣搬送装置101―105としては、例えば、特願2022-17470に記載されたものを用いることができる。
第一及び第二の第二紙幣搬送装置201―202は同一の構造を有しているので、以下、第一の第二紙幣搬送装置201を説明する。
第二紙幣搬送装置201は、図1及び図2に示すように、各第一紙幣搬送路120から搬送されてきた紙幣50を第一紙幣収容室510Aに搬送する第二紙幣搬送路210と、空気流(風)を発生させ、その空気流を第二紙幣搬送路210の主搬送路210A内に送り込む第三送風機112c(図2を参照)と、第三送風機112cと逆方向の空気流を第二紙幣搬送路210の主搬送路210A内に送り込む第四送風機112d(図2を参照)と、第三送風機112c及び第四送風機112dが発生させた空気流を受け、第二紙幣搬送路210の主搬送路210A内を往復走行する第二キャリア(図示せず)と、第二紙幣搬送路210の主搬送路210Aの一端(図2の第二紙幣搬送装置201では左端、第二紙幣搬送装置202では右端)に接続して配置され、第二キャリアを第二紙幣搬送路210の主搬送路210A内に送り込むキャリア送り出し装置220と、第二紙幣搬送路210の主搬送路210Aの他端(図2の第二紙幣搬送装置201では右端、第二紙幣搬送装置202では左端)に接続して配置され、第一紙幣収容室510Aまで紙幣50を搬送してきた第二キャリアをキャリア送り出し装置220に送り返すキャリア送り返し装置230と、を備えている。
第二キャリアは第一キャリア110と同一構造のものである。
キャリア送り出し装置220は第三送風機112cが発生させる空気流によって第二キャリアを1個ずつ主搬送路210A内に送り込む。キャリア送り出し装置220は、例えば、特願2022ー17471に記載されたものが用いられる。
キャリア送り返し装置230は第一紙幣収容室510Aまで紙幣50を搬送してきた第二キャリアを所定の個数になるまで一旦貯留し、貯留している第二キャリアが所定の個数に達すると、それらを第四送風機112dが発生させる空気流によって所定の個数の第二キャリアをまとめてキャリア送り出し装置220まで送り返す。キャリア送り返し装置230は、例えば、特願2022ー17470に記載されたものが用いられる。
第二キャリアは第三送風機112cの空気流を受けて第二紙幣搬送路210の主搬送路210Aの内部において紙幣50を第一紙幣収容室510Aに搬送する。第二キャリアはキャリア送り返し装置230に収納され、紙幣50のみが第一紙幣収容室510Aに送り込まれる。第一紙幣収容室510Aは、例えば、特願2022ー17476に記載されたものが用いられる。
以上のように、第二乃至第五の第一紙幣搬送装置102-105によって第一及び第二の第二紙幣搬送装置201-202に搬送された紙幣50は第二紙幣搬送路210の副搬送路210B1、210B2及び主搬送路210Aを走行し、最終的には、第一紙幣収容室510A、510Bに収容される。
紙幣搬送装置において頻発する問題として紙幣搬送路における紙幣詰まりがある。紙幣詰まりが発生すると、その紙幣詰まりが解消するまで、紙幣を紙幣搬送路内において搬送させることが不可能になり、従って、紙幣を第一紙幣収容室510A、510Bに収容することも不可能になる。
本実施形態に係る紙幣搬送システム500はこのような問題に対処するための構成として連結切り換え装置530を備えている。連結切り換え装置530は、第二乃至第五の第一紙幣搬送路120の各々と第二紙幣搬送路210との連結を第二乃至第五の第一紙幣搬送路120の各々と第二紙幣収容室512-515の各々との連結に切り換える機能を有している。
図11乃至図15は連結切り換え装置530のそれぞれ正面図、上方から見た平面図、下方から見た底面図、右側面図及び左側面図である。図16乃至図18は連結切り換え装置530の作動を示す部分的な側面図である。
連結切り換え装置530は、第一連結ダクト540と、第二連結ダクト550とを備えている。
図19は第一連結ダクト540の構造及び動作を示す概略図である(図が煩雑になることを防ぐため、第一連結ダクト540のみを図示し、第二連結ダクト550及び周囲の物は図示していない)。
第一連結ダクト540は四分円形状をなしており、その一端(図19においては右端)において第一紙幣搬送路120と回動自在に連結され、他端(図19においては左端)において副搬送路210B1(210B2)と離脱可能に接続されている。第一連結ダクト540は第一紙幣搬送路120に対して回動することにより、副搬送路210B1(210B2)と接続している閉位置(図19(A)に示す位置)と、副搬送路210B1(210B2)に対して開いた状態となり、副搬送路210B1(210B2)とは接続されていない開位置(図19(B)に示す位置)との間を移行する。
第一連結ダクト540は、いずれも外側に向かって突出している第一突起541、第二突起542及び第三突起543を外壁上に備えている。
第一突起541は第一連結ダクト540の先端の近傍に形成されている。第一連結ダクト540の先端の付近には第一ストッパーとしての第一ソレノイド551が設置されており、第一突起541が第一ソレノイド551の可動鉄心551Aに係止されることにより、第一連結ダクト540は閉位置(図19(A)に示す位置)に維持されている。
第一紙幣搬送路120には外側に突出する突起124が形成されており、突起124と第二突起542との間には引張バネ544が掛け渡されている。引張バネ544は、第一連結ダクト540に対して、第一連結ダクト540が回動する方向、すなわち、閉位置(図19(A)に示す位置)から開位置(図19(B)に移行する方向の付勢力を作用させている。
第一ソレノイド551は通電されると、本体551Bに内蔵されているコイルが磁力を発生し、可動鉄心551Aを本体551Bの内部に引き寄せる。この結果として、第一突起541と可動鉄心551Aとの間の係止状態が解除されるので、第一連結ダクト540は引張バネ544の付勢力を受けて閉位置から開位置まで回動する。
第一紙幣搬送路120の外側表面にはストッパー175が配置されており、第一連結ダクト540が閉位置から開位置まで回動すると、第三突起543の先端がストッパー175に当接する。紙幣搬送システム500は第一連結ダクト540の閉位置から開位置までの回動を検出する回動検出スイッチ(図示せず、図23参照)を備えており、第一連結ダクト540が閉位置から開位置まで回動すると、回動検出スイッチが回動検出信号を発信する。
図20は第二連結ダクト550の構造及び動作のイメージを示す概略図である(図が煩雑になることを防ぐため、第二連結ダクト550のみを図示し、第一連結ダクト540及び周囲の物は図示していない)。
第二連結ダクト550は四分円乃至半円の曲線形状をなしており、その一端(図20においては下端)において第二紙幣収容室512(4個の第二紙幣収容室512-515を代表して第二の第二紙幣収容室512を例に取る)の入り口512Aと隙間ができないように(すなわち、搬送中の紙幣50が外に放出しないように)連結され、他端(図20においては上端)において第一紙幣搬送路120と離脱可能に接続されている。第二連結ダクト550は第二紙幣収容室512の入り口512Aを基点として回動することにより、第一紙幣搬送路120と連結する第一位置(図20(B)に示す位置)と、第一紙幣搬送路120と連結していない第二位置(図20(A)に示す位置)との間を回動可能である。例えば、第二連結ダクト550は、その下端において、第二紙幣収容室512の入り口512Aに対して入れ子式になる部分を有しており、この入れ子式部分が第二連結ダクト550の回動に伴って移動することにより、第二連結ダクト550は第二紙幣収容室512との間に隙間をつくることなく、第二紙幣収容室512に対して回動することができる。
第一紙幣搬送路120には外側に突出する突起126が形成されており、突起126と第二連結ダクト550の外壁との間には引張バネ553が掛け渡されている。引張バネ553は、第二連結ダクト550に対して、第二連結ダクト550が回動する方向、すなわち、第二位置(図20(A)に示す位置)から第一位置(図20(B)に示す位置)に移行する方向の付勢力を作用させている。
第二連結ダクト550は外側に向かって突出している突起554を備えている。突起554は第二連結ダクト550の先端の近傍に形成されている。
第二連結ダクト550の先端の付近には第二ストッパーとしての第二ソレノイド552が第一ソレノイド551と隣接して設置されており、突起554が第二ソレノイド552の可動鉄心552Aに係止されることにより、第二連結ダクト550は引張バネ553の付勢力に抗して第二位置(図20(A)に示す位置)に維持されている。
第一ソレノイド551と同様に、第二ソレノイド552は通電されると、本体552Bに内蔵されているコイルが磁力を発生し、可動鉄心552Aを本体552Bの内部に引き寄せる。この結果として、突起554と可動鉄心552Aとの間の係止状態が解除されるので、第二連結ダクト550は引張バネ553の付勢力を受けて第二位置から第一位置まで回動する。
以下、図16乃至図18を参照して、第一連結ダクト540及び第二連結ダクト550からなる連結切り換え装置530の動作を説明する。
第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510に紙幣詰まりの発生がなく、紙幣50が順調に搬送されている場合には、図16に示すように、第一連結ダクト540は閉位置(図19(A))にあり、第一紙幣搬送路120と副搬送路210B1(210B2)とは第一連結ダクト540を介して接続されており、さらに、第二連結ダクト550は第二位置(図20(A))にあり、第二紙幣収容室512と第一紙幣搬送路120とは連結されていない。
第二紙幣搬送路210を構成する主搬送路210A及び副搬送路210B1、210B2の何れか、あるいは、第一紙幣収容室510の内部に紙幣詰まりが発生すると(紙幣詰まりが発生すると第二紙幣搬送路210の内部における紙幣50の走行がなくなるので、紙幣詰まりの発生は目視で確認することができる)、第一ソレノイド551を作動させる。
第一ソレノイド551が作動すると、第一突起541と第一ソレノイド551の可動鉄心551Aとの係合が解除されるため、第一連結ダクト540は引張バネ544の付勢力により、図17に示すように、閉位置(図19(A))から開位置(図19(B))に回動する。
第一連結ダクト540が閉位置から開位置に回動すると、回動検出スイッチ125(図23参照)が発信する回動検出信号によって、第一連結ダクト540の開位置への回動が完了したことが判明する。この後、第二ソレノイド552が通電される。
第二ソレノイド552が作動すると、突起554と第二ソレノイド552の可動鉄心552Aとの係合が解除されるため、第二連結ダクト550は引張バネ553の付勢力により、図18に示すように、第二位置(図20(A))から第一位置(図20(B))に回動する。
以上の第一連結ダクト540及び第二連結ダクト550の動作によって、紙幣50の搬送ルートは、第一紙幣搬送路120から第二紙幣搬送路210(副搬送路210B1、210B2)に至るルートから、第一紙幣搬送路120から第二紙幣収容室512に至るルートに転換される。
図13及び図14に示すように、連結切り換え装置530には転換ダクト560が接続されている。具体的には、第一紙幣搬送路120は転換ダクト560を介して連結切り換え装置530に接続されている。
図21は転換ダクト560の斜視図であり、図22(A)は図21に示した転換ダクト560を左側から見たときの正面図、図22(B)は転換ダクト560を上側から見たときの背面図、図22(C)は図22(B)のA-A線における断面図、図22(D)は転換ダクト560の左側面図、図22(E)は転換ダクト560の右側面図、図22(F)は図22(A)のB-B線における切断面の断面図である。
転換ダクト560は、紙幣50が入って来る紙幣入り口561と紙幣50が出ていく紙幣出口562とを有するダクト本体563を備えている。
ダクト本体563は紙幣入り口561と紙幣出口562との間において螺旋状に捩じれた形状を有している。このため、転換ダクト560は搬送される紙幣50の向きを転換する機能を有している。具体的には、紙幣50の面が鉛直平面内に位置するように紙幣入り口561に入った紙幣50はダクト本体563を通過して紙幣50の面が水平面内に位置するように紙幣出口562から出て行く。
紙幣50は第一キャリア110によってダクト本体563の紙幣入り口561及び紙幣出口562を通過した後、第二紙幣搬送路210の副搬送路210B1、210B2を介して紙幣中継装置215まで搬送され、その後、紙幣中継装置215を介して主搬送路210Aの内部に投入される。
このように、紙幣50はその紙面が水平面内に位置するようにして第一連結ダクト540及び第二連結ダクト550を通過する。
以上のような構成を有する連結切り換え装置530は以下のように使用される。
第二紙幣搬送路210(主搬送路210A及び副搬送路210B1、210B2)の内部に紙幣詰まりが発生していない状況においては、紙幣50は第一紙幣搬送装置101の第一紙幣搬送路120から第一連結ダクト540を介して第二紙幣搬送路210(副搬送路210B1、210B2)に送られ、第一紙幣収容室510A、510Bに搬送される。
第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510の内部に紙幣詰まりが発生すると、第一連結ダクト540を閉位置(図19(A))から開位置(図19(B))に移行させ、第一紙幣搬送路120と第二紙幣搬送路210との間の連結が解除される。
この後、第二連結ダクト550を第二位置(図20(A))から第一位置(図20(B))に回動させ、第二紙幣収容室512と第一紙幣搬送路120とが第二連結ダクト550を介して連結される。
このため、第一紙幣搬送装置101の第一紙幣搬送路120から搬送されてきた紙幣50は第二紙幣搬送路210へは送られず、第二紙幣収容室512に収容される。
第二紙幣搬送路210の内部の紙幣詰まりが解消した場合には、上記と逆の動作が実行される。すなわち、第二連結ダクト550を第一位置(図20(B))から第二位置(図20(A))に回動させ、突起554を第二ソレノイド552の可動鉄心552Aに係止させる。その後、第一連結ダクト540を開位置(図19(B))から閉位置(図19(A))に回動させ、第一突起541を第一ソレノイド551の可動鉄心551Aに係止させる。
本実施形態に係る紙幣搬送システム500は以下の効果を奏する。
従来の紙幣回収搬送システム10においては、搬送管12のどこか一か所で紙幣詰まりが発生すると、紙幣Pの搬送は全面的に停止され、紙幣詰まりが解消されるまで金庫11への紙幣Pの搬送は中断される。
これに対して、本実施形態に係る紙幣搬送システム500においては、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510の内部に紙幣詰まりが発生すると、第一連結ダクト540を介しての第一紙幣搬送路120と第二紙幣搬送路210との間の連結は連結切り換え装置530によって第二連結ダクト550を介しての第一紙幣搬送路120と第二紙幣収容室512との間の連結に切り換えられる。
このため、第一紙幣搬送装置101の第一紙幣搬送路120から搬送されてきた紙幣50は第二紙幣搬送路210へは送られず、第二紙幣収容室512に収容される。
このように、本実施形態に係る紙幣搬送システム500によれば、紙幣50の搬送中に紙幣詰まりが発生しても、連結切り換え装置530によって紙幣50の搬送先を変更することができるため、紙幣50の搬送を全面的に中断することなく続行することが可能である。
従来は、紙幣50は島501-505毎に集められていたため、全紙幣50を回収するためには、島501-505の第二紙幣収容室511-515を一つ一つ巡回することが必要であった。
これに対して、本実施形態に係る紙幣搬送システム500においては、紙幣詰まりが起こらない場合には、紙幣50は第二乃至第五の第一紙幣搬送装置102-105及び第一乃至第二の第二紙幣搬送装置201-202によって、最終的には、第一紙幣収容室510A、510Bに収容される。このように、各島501-505において回収された紙幣50は第一紙幣収容室510A、510Bに収容されるため、全紙幣50の回収は第一紙幣収容室510A、510Bが設けられている第一の島501の一か所において行うことができ、全紙幣50の回収のための時間及び労力を大幅に削減することができる。
20個または30個以上の島がある大きな遊技場では、それらの島を一つ一つ回って紙幣を回収することは多くの時間と労力を要するが、本実施形態に係る紙幣搬送システム500によれば、例えば、10個程度の島の紙幣50を1個の島の第一紙幣収容室(例えば、第一の島501の第一紙幣収容室510A、510B)に集約することができる。このため、30個の島がある遊技場では、全紙幣50を3個の島の第一紙幣収容室に集約することができ、30個の島の各第二紙幣収容室を巡回する必要はなく、第一紙幣収容室を設けた3個の島だけを巡回すれば全紙幣50を回収することが可能になる。このように、紙幣回収のための時間及び労力を1/10程度に削減することができる。特に、多数の島を有する遊技場においては全紙幣回収のための時間と労力を大幅に削減することができる。
本実施形態に係る紙幣搬送システム500は上記の構成に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
本実施形態に係る紙幣搬送システム500においては、第一紙幣収容室510は第一の島501に配置されているが、第一紙幣収容室510の配置場所は第一の島501には限定されない。第二乃至第五の島502-505の何れかに配置してもよく、あるいは、第一乃至第五の島501-505が配置されているフロアーよりも上または下のフロアーに配置することも可能である。
第二連結ダクト550が第一位置(図20(B))に回動したときに、第二連結ダクト550と第一紙幣搬送路120とは引張バネ553の引張力によって連結状態を維持されるが、第二連結ダクト550と第一紙幣搬送路120との連結をより確実なものにするため、図16乃至図18に示すように、第一紙幣搬送路120側に磁石555を取り付けておくことも可能である。
磁石555を配置することにより、第二連結ダクト550が鉄その他の磁性に反応する金属製であれば、第二連結ダクト550をより確実に第一紙幣搬送路120に連結させることができる。
磁石555は第一紙幣搬送路120側に配置することに代えて第二連結ダクト550に配置してもよく、あるいは、第一紙幣搬送路120と第二連結ダクト550の双方に配置することも可能である。
第一連結ダクト540は引張バネ544の引張力によって閉位置から開位置へ移行するが、第一突起541と第一ソレノイド551との係止が解除されれば、第一連結ダクト540はその自重によって閉位置から開位置へ回動可能であるので、引張バネ544は、必要がある場合にのみ、用いることができる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態に係る紙幣搬送システム500においては、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510の内部における紙幣詰まりの有無の判定は、例えば、目視により行っていたが、紙幣詰まりの有無の判定を自動化することが可能である。第二の実施形態に係る紙幣搬送システム600は紙幣詰まりの有無の判定を自動化し、紙幣詰まりが発生したときには自動的に連結切り替え装置530を作動させるものである。
図23は第二の実施形態に係る紙幣搬送システム600の部分的なブロック図である。
図23に示すように、紙幣搬送システム600は、第一の実施形態に係る紙幣搬送システム500と比較して、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510内において紙幣詰まりが発生したこと、すなわち、第二紙幣搬送路210内における紙幣50の搬送が不可能になったことを検出したときにトラブル検出信号を発信する1個または複数個の紙幣搬送検出センサー520と、紙幣搬送検出センサー520からトラブル検出信号を受信したときに連結切り換え装置530を作動させる制御装置570と、を備えている。
具体的には、制御装置570は、紙幣搬送検出センサー520からトラブル検出信号を受信したときに、第一ソレノイド551及び第二ソレノイド552を作動させ、第一連結ダクト540を介しての第一紙幣搬送路120と第二紙幣搬送路210との連結を、第二連結ダクト550を介しての第一紙幣搬送路120と第二紙幣収容室512との連結に切り換える。
紙幣搬送検出センサー520は第二紙幣搬送路210を構成する副搬送路210B1―210B2及び主搬送路210Aの複数個所及び第一紙幣収容室510の内部、特に、これまでの紙幣搬送システムの使用データに基づいて紙幣詰まりが発生しやすいと想定される箇所に配置されている。例えば、紙幣中継装置215から第二紙幣搬送路210の主搬送路210Aに紙幣50が送り込まれる箇所は紙幣詰まりが発生しやすく、このため、紙幣50の搬送方向において紙幣中継装置215の下流側には紙幣搬送検出センサー520が配置されている。
本実施形態に係る紙幣搬送システム600は以下のように作動する。
紙幣搬送検出センサー520は、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510内での紙幣詰まりの発生を検出すると、制御装置570にトラブル検出信号を送信する。
トラブル検出信号を受信した制御装置570は第一ソレノイド551に通電する。この通電により、第一連結ダクト540の第一突起541と第一ソレノイド551との係止が解除されるため、第一連結ダクト540は閉位置(図19(A))から開位置(図19(B))に回動する。
第一連結ダクト540が閉位置から開位置まで回動すると、第三突起543がストッパー175に当接し、回動検出スイッチ125が回動検出信号を制御装置570に送信する。
回動検出信号を受信した制御装置570は第二ソレノイド552に通電する。この通電により、第二連結ダクト550の突起554と第二ソレノイド552との係止が解除されるため、第二連結ダクト550は第二位置(図20(A))から第一位置(図20(B))に回動する。
これにより、紙幣50の搬送ルートは、第一紙幣搬送路120から第二紙幣搬送路210へのルートから、第一紙幣搬送路120から第二紙幣収容室512へのルートに切り換わる。以後、紙幣50は第二紙幣収容室512に収容される。
以上のように、本実施形態に係る紙幣搬送システム600によれば、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510に紙幣詰まりが発生した場合、紙幣搬送検出センサー520と制御装置570とが協働して紙幣50の搬送ルートを切り換えるため、第一連結ダクト540及び第二連結ダクト550を人為的に操作することなく、紙幣50の搬送を続行させることが可能である。
(第三の実施形態)
第二の実施形態に係る紙幣搬送システム600においては、制御装置570が第一ソレノイド551及び第二ソレノイド552を作動させ、第一連結ダクト540を閉位置から開位置へ、第二連結ダクト550を第二位置から第一位置へそれぞれ自動的に回動させるものであったが、第二連結ダクト550を第一位置から第二位置へ、第一連結ダクト540を開位置から閉位置へそれぞれ移行させる動作は手動で行うことが必要であった。
第三の実施形態に係る紙幣搬送システムはかかる動作をも自動的に行うことを可能にするものである。
図24及び図25はそれぞれ本実施形態における第一連結ダクト540及び第二連結ダクト550の構造及び動作のイメージを示す概略図である。
図24に示すように、第一連結ダクト540は一端(図24では右端)の最下点においてピン545を介して第一紙幣搬送路120と連結されている。このため、第一連結ダクト540はピン545を中心として第一紙幣搬送路120に対して回動可能である。
ピン545は第一駆動手段としての第一ステップモーター580の回転軸と連結されており、第一ステップモーター580の回転軸の回転方向及び回転量に応じて回転する。第一連結ダクト540はピン545に固定されており、ピン545が回動すれば、ピン545の回動と同一方向に、ピン545の回動量と同一量だけ回動する。このため、第一連結ダクト540は第一ステップモーター580に駆動されて閉位置(図24(A)の位置)と開位置(図24(B)の位置)との間を回動する。
第二紙幣搬送路210及び第一紙幣収容室510には、第二紙幣搬送路210内における紙幣の搬送が不可能になったこと及び第一紙幣収容室510内における紙幣の搬送が可能になったことを検出したときに検出信号を発信する紙幣搬送検出センサー520(図23参照)が配置されている。
図25に示すように、第二連結ダクト550は一端(図25では右端)の最上点においてピン556を介して第一紙幣搬送路120と連結されている。このため、第二連結ダクト550はピン556を中心として第一紙幣搬送路120に対して回動可能である。
ピン556は第二駆動手段としての第二ステップモーター581の回転軸と連結されており、第二ステップモーター581の回転軸の回転方向及び回転量に応じて回転する。第二連結ダクト550はピン556に固定されており、ピン556が回動すれば、ピン556の回動と同一方向に、ピン556の回動量と同一量だけ回動する。このため、第二連結ダクト550は第二ステップモーター581に駆動されて第一位置(図25(B)の位置)と第二位置(図24(A)の位置)との間を回動する。
第一ステップモーター580及び第二ステップモーター581は何れも制御装置570(図23参照)によって作動が制御される。
本実施形態に係る紙幣搬送システムは以下のように作動する。
紙幣搬送検出センサー520は、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510内での紙幣詰まりの発生を検出すると、制御装置570にトラブル検出信号を送信する。
トラブル検出信号を受信した制御装置570は第一ステップモーター580を作動させ、第一連結ダクト540を閉位置(図24(A))から開位置(図24(B))に回動させる。
第一連結ダクト540が閉位置から開位置まで回動すると、第三突起543がストッパー175に当接し、回動検出スイッチ125が回動検出信号を制御装置570に送信する。
回動検出信号を受信した制御装置570は第二ステップモーター581を作動させ、第二連結ダクト550を第二位置(図25(A))から第一位置(図25(B))に回動させる。
これにより、紙幣50の搬送ルートは、第一紙幣搬送路120から第二紙幣搬送路210へのルートから、第一紙幣搬送路120から第二紙幣収容室512へのルートに切り換わる。以後、紙幣50は第二紙幣収容室512に収容される。
紙幣搬送検出センサー520は、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510内での紙幣詰まりが解消されると、制御装置570にトラブル解消検出信号を送信する。
トラブル解消検出信号を受信した制御装置570は第二ステップモーター581を作動させ、第二連結ダクト550を第一位置(図25(B))から第二位置(図25(A))に回動させる。
次いで、制御装置570は第一ステップモーター580を作動させ、第一連結ダクト540を開位置(図24(B))から閉位置(図24(A))に回動させる。
これにより、紙幣50の搬送ルートは、第一紙幣搬送路120から第二紙幣収容室512へのルートから、第一紙幣搬送路120から第二紙幣搬送路210へのルートに切り換わる。以後、紙幣50は第二紙幣搬送路210を搬送され、最終的には、第一紙幣収容室510に収容される。
以上のように、本実施形態に係る紙幣搬送システムによれば、第二紙幣搬送路210または第一紙幣収容室510に紙幣詰まりが発生した場合、第二の実施形態と同様に紙幣50の搬送ルートを切り換えるとともに、紙幣詰まりが解消した場合には紙幣50の搬送ルートを当初のルートに戻す。このように、第一連結ダクト540及び第二連結ダクト550を人為的に操作することなく、第一紙幣収容室510への紙幣50の搬送の停止、第二紙幣収容室512への紙幣50の搬送、第一紙幣収容室510への紙幣50の搬送の再開を自動的に行うことが可能である。
本実施形態に係る紙幣搬送システム500はパチンコ機に限らず、紙幣の搬送を伴うあらゆる遊技機に使用することが可能である。例えば、パチンコ機の他にスロット機などにも使用可能である。
101-105 第一紙幣搬送装置
110 第一キャリア
120 第一紙幣搬送路
201-202 第二紙幣搬送装置
500 第一の実施形態に係る紙幣搬送システム
510 第一紙幣収容室
512-515 第二紙幣収容室
530 連結切り替え装置
540 第一連結ダクト
550 第二連結ダクト
600 第二の実施形態に係る紙幣搬送システム
520 紙幣搬送検出センサー
570 制御装置

Claims (15)

  1. 複数個の遊技媒体貸し出し機に投入された紙幣を前記遊技媒体貸し出し機から搬送する第一紙幣搬送路を備える第一紙幣搬送装置と、
    第一紙幣収容室と、
    前記第一紙幣搬送路と連結され、前記第一紙幣搬送路を介して搬送された紙幣を前記第一紙幣収容室に搬送する第二紙幣搬送路を備える第二紙幣搬送装置と、
    を備え、
    前記第一紙幣搬送装置は、前記第一紙幣搬送路内に発生させた空気流により前記第一紙幣搬送路内において第一キャリアを走行させ、前記第一紙幣搬送路内に投入された紙幣を前記第一キャリアによって前記第二紙幣搬送路に搬送するものであり、
    前記第二紙幣搬送装置は、前記第二紙幣搬送路内に発生させた空気流により前記第二紙幣搬送路内に第二キャリアを走行させ、前記第一紙幣搬送路から搬送されてきた紙幣を前記第二キャリアによって前記第一紙幣収容室に搬送するものである紙幣搬送システムにおいて、
    前記第一紙幣搬送装置に対応して設けられた第二紙幣収容室と、
    前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に、または、その逆に切り換える連結切り換え装置と、
    を備え、
    前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったときに、前記連結切り換え装置を介して、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結が前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換えられ
    前記連結切り換え装置は、
    前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路とを接離自在に連結する第一連結ダクトと、
    前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室と接離自在に連結する第二連結ダクトと、
    を備えており、
    前記第一連結ダクトは、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、他端において前記第二紙幣搬送路と連結する閉位置と、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、前記第二紙幣搬送路とは連結していない開位置との間を移行し、
    前記第二連結ダクトは、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、他端において前記第一紙幣搬送路と連結する第一位置と、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、前記第一紙幣搬送路とは連結していない第二位置との間を移行するものであることを特徴とする紙幣搬送システム。
  2. 前記連結切り換え装置は、
    付勢部材と、
    第一ストッパーと、
    第二ストッパーと、
    を備え、
    前記第一連結ダクトは、前記一端において前記第一紙幣搬送路と回動自在に連結され、
    前記第一ストッパーは前記第一連結ダクトを前記閉位置に維持し、
    前記第二連結ダクトは前記一端において前記第二紙幣収容室と回動自在に連結され、
    前記付勢部材は、前記第二連結ダクトが前記第一位置に回動する方向に前記第二連結ダクトに付勢力を作用させ、
    前記第二ストッパーは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二連結ダクトを前記第二位置に維持し、
    最初に前記第一ストッパーによる前記第一連結ダクトの前記閉位置への維持が解除されることにより、前記第一連結ダクトは自重によって前記開位置に移行し、次いで前記第二ストッパーによる前記第二連結ダクトの前記第二位置への維持が解除されることにより、前記付勢部材の付勢力によって前記第二連結ダクトは前記第一位置に移行することを特徴とする請求項に記載の紙幣搬送システム。
  3. 前記第一連結ダクトが前記開位置に回動する方向に前記第一連結ダクトに付勢力を作用させる第二付勢部材を備えることを特徴とする請求項に記載の紙幣搬送システム。
  4. 前記第二連結ダクトと前記第一紙幣搬送路との少なくとも何れか一方には磁石が配置されており、前記磁石の磁力は前記第二連結ダクトを前記第一位置に維持するものであることを特徴する請求項に記載の紙幣搬送システム。
  5. 前記第一紙幣搬送路は紙幣の搬送中に紙幣の姿勢を転換させる転換ダクトを備えており、
    前記転換ダクトは、紙幣が入って来る紙幣入り口と紙幣が出ていく紙幣出口とを有するダクト本体を備えており、
    前記ダクト本体は前記紙幣入り口と前記紙幣出口との間において螺旋状に捩じれた形状を有しており、
    紙幣の面が鉛直平面内に位置するように前記紙幣入り口に入った紙幣は前記ダクト本体を通過して紙幣の面が水平面内に位置するように前記紙幣出口から出るものであり、
    前記転換ダクトは紙幣の搬送方向において前記連結切り換え装置の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の紙幣搬送システム。
  6. 前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったことを検出したときにトラブル検出信号を発信する紙幣搬送検出センサーと、
    前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに前記連結切り換え装置を作動させ、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路(210)との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換える制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の紙幣搬送システム。
  7. 前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったことを検出したときにトラブル検出信号を発信する紙幣搬送検出センサーと、
    前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに前記連結切り換え装置を作動させ、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換える制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに、最初に前記第一連結ダクトを前記開位置に移行させ、次いで前記第二連結ダクトを前記第二位置から前記第一位置に移行させることを特徴とする請求項に記載の紙幣搬送システム。
  8. 前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったことを検出したときにトラブル検出信号を発信する紙幣搬送検出センサーと、
    前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに前記連結切り換え装置を作動させ、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換える制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記紙幣搬送検出センサーから前記トラブル検出信号を受信したときに、最初に前記第一ストッパーによる前記第一連結ダクトの前記閉位置への維持を解除させることにより、前記第一連結ダクトを自重によって前記開位置に移行させ、次いで前記第二ストッパーにより前記第二連結ダクトの前記第二位置への維持を解除させることにより、前記付勢部材の付勢力によって前記第二連結ダクトを前記第一位置に移行させることを特徴とする請求項に記載の紙幣搬送システム。
  9. 前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったこと及び前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が可能になったことを検出したときに検出信号を発信する紙幣搬送検出センサーと、
    前記第一連結ダクトを前記閉位置と前記開位置との間において回動させる第一駆動手段と、
    前記紙幣搬送検出センサーから前記検出信号を受信したときに、前記検出信号に応じて前記第一駆動手段を駆動する制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の紙幣搬送システム。
  10. 前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が不可能になったこと及び前記第二紙幣搬送路内における紙幣の搬送が可能になったことを検出したときに検出信号を発信する紙幣搬送検出センサーと、
    前記第二連結ダクトを前記第一位置と前記第二位置との間において回動させる第二駆動手段と、
    前記紙幣搬送検出センサーから前記検出信号を受信したときに、前記検出信号に応じて前記第二駆動手段を駆動する制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の紙幣搬送システム。
  11. 紙幣搬送システムに用いられる連結切り換え装置であって、
    前記紙幣搬送システムは、
    紙幣を収容する第一紙幣収容室と、
    紙幣を収容する第二紙幣収容室と、
    第一紙幣搬送路の内部において空気流によって紙幣を搬送する第一紙幣搬送装置と、
    前記第一紙幣搬送路から搬送されてきた紙幣を第二紙幣搬送路の内部において空気流によって前記第一紙幣収容室まで搬送する第二紙幣搬送装置と、
    を備えており、
    前記連結切り換え装置は、前記第二紙幣搬送路における紙幣詰まりが検出され、前記第一紙幣収容室への紙幣の搬送が不可能になったときには、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結に切り換えるものであり、
    前記連結切り換え装置は、
    前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路とを接離自在に連結する第一連結ダクトと、
    前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室と接離自在に連結する第二連結ダクトと、
    を備えており、
    前記第一連結ダクトは、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、他端において前記第二紙幣搬送路と連結する閉位置と、一端において前記第一紙幣搬送路と接続し、かつ、前記第二紙幣搬送路とは連結していない開位置との間を移行し、
    前記第二連結ダクトは、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、他端において前記第一紙幣搬送路と連結する第一位置と、一端において前記第二紙幣収容室と接続し、かつ、前記第一紙幣搬送路とは連結していない第二位置との間を移行するものであることを特徴とする連結切り換え装置。
  12. 前記連結切り換え装置は、前記第二紙幣搬送路における紙幣詰まりが解消されたときには、前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣収容室との連結を前記第一紙幣搬送路と前記第二紙幣搬送路との連結に切り換えることを特徴とする請求項11に記載の連結切り換え装置。
  13. 前記連結切り換え装置は、
    付勢部材と、
    第一ストッパーと、
    第二ストッパーと、
    を備え、
    前記第一連結ダクトは、前記一端において前記第一紙幣搬送路と回動自在に連結され、
    前記第一ストッパーは前記第一連結ダクトを前記閉位置に維持し、
    前記第二連結ダクトは前記一端において前記第二紙幣収容室と回動自在に連結され、
    前記付勢部材は、前記第二連結ダクトが前記第一位置に回動する方向に前記第二連結ダクトに付勢力を作用させ、
    前記第二ストッパーは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二連結ダクトを前記第二位置に維持し、
    最初に前記第一ストッパーによる前記第一連結ダクトの前記閉位置への維持が解除されることにより、前記第一連結ダクトは自重によって前記開位置に移行し、次いで前記第二ストッパーによる前記第二連結ダクトの前記第二位置への維持が解除されることにより、前記付勢部材の付勢力によって前記第二連結ダクトは前記第一位置に移行することを特徴とする請求項11に記載の連結切り換え装置。
  14. 前記第一連結ダクトが前記開位置に回動する方向に前記第一連結ダクトに付勢力を作用させる第二付勢部材を備えることを特徴とする請求項13に記載の連結切り換え装置。
  15. 前記第二連結ダクトと前記第一紙幣搬送路との少なくとも何れか一方には磁石が配置されており、前記磁石の磁力は前記第二連結ダクトを前記第一位置に維持するものであることを特徴する請求項11に記載の連結切り換え装置。
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