JP7233328B2 - 抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法 - Google Patents

抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7233328B2
JP7233328B2 JP2019131281A JP2019131281A JP7233328B2 JP 7233328 B2 JP7233328 B2 JP 7233328B2 JP 2019131281 A JP2019131281 A JP 2019131281A JP 2019131281 A JP2019131281 A JP 2019131281A JP 7233328 B2 JP7233328 B2 JP 7233328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
material layer
main material
intermediate layer
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019131281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021014298A (ja
Inventor
和仁 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2019131281A priority Critical patent/JP7233328B2/ja
Publication of JP2021014298A publication Critical patent/JP2021014298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7233328B2 publication Critical patent/JP7233328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法に関する。
従来、容器本体の口部に装着されるキャップとして、内容物を吐出する吐出口が形成されると共に、吐出口を開放可能に閉塞する抜栓部を有する抜栓付きキャップが知られている。この種の抜栓付きキャップは、抜栓部が吐出口を閉塞しているので、吐出態様に応じた吐出口の形状、サイズ、数等の設計や、弁体、閉塞部材等の形成が難しい。
そのため、従来の抜栓付きキャップでは、吐出する内容物の種類や用途等に応じて吐出態様を柔軟に変化させたいとったニーズ(要望)に応えることが難しいものであった。
上述した課題を解決するためには、抜栓部とは別体の別部品を組み合わせることが考えられる。このような別部品を組み合わせた抜栓付きキャップとして、例えば吐出口の内側に容器本体内と吐出口内とを連通するスリット弁を別部品として組み合わせたキャップが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2002-337911号公報
しかしながら、上述した別部品を組み合わせた抜栓付きキャップでは、部品点数が増えてしまうので高コスト化を招き易いうえ、別部品の組付け作業が発生してしまうので、製造に手間がかかり易い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品点数を増やすことなく、抜栓部の設計に依らない吐出態様で内容物を吐出することができる抜栓付きキャップ、及び抜栓付きの製造方法を提供することである。
(1)本発明に係る抜栓付きキャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する第1吐出口が形成されたキャップ本体と、前記第1吐出口を閉塞する閉塞板と、前記閉塞板に連設された操作片と、を有し、前記キャップ本体に対して一体に形成された抜栓部と、を備え、前記閉塞板は、第1合成樹脂で形成された主材層と、前記主材層に埋め込まれるように配置されると共に、前記第1合成樹脂とは異なる第2合成樹脂で形成され、前記主材層に対して剥離可能とされた中間層と、を備え、前記主材層のうち、前記中間層よりもキャップ軸方向に沿う前記容器本体の外側に位置する部分は、前記操作片に連設された上側主材層とされ、前記主材層のうち、前記中間層よりもキャップ軸方向に沿う前記容器本体の内側に位置する部分は下側主材層とされ、前記中間層及び前記下側主材層は、前記第1吐出口を閉塞し、前記上側主材層は、破断可能な弱化部を介して前記第1吐出口の内側に配置されると共に、前記操作片と共に前記第1吐出口の内側から離脱可能とされ、前記中間層及び前記下側主材層には、前記容器本体内に連通し、且つ前記上側主材層によって閉塞された第2吐出口が形成されている、ことを特徴とする。
本発明に係る抜栓付きキャップによれば、製品輸送時や製品流通時等の未開封時では、抜栓部が第1吐出口を閉塞していると共に、抜栓部における上側主材層が第2吐出口を閉塞している。これにより、容器本体内を密封することができ、外部への内容物の漏出を防止することができる。
内容物の吐出を行う場合には、操作片を例えば指先で引き上げ操作して、操作片を介して閉塞板に外力を加え、弱化部を破断させながら抜栓部をキャップ本体から離脱させる。この際、操作片を介して、閉塞板における主材層を構成する上側主材層に対して外力を伝えることができるので、操作片の引き上げ操作に伴って、上側主材層を中間層から徐々に剥離させることができる。これにより、中間層及び下側主材層によって第1吐出口を閉塞した状態を維持しつつ、操作片と共に上側主材層を第1吐出口の内側から離脱させることができる。その結果、抜栓部の取り外しによって、第1吐出口を容器本体の外側に向けて開放させることができる。
また、上側主材層が第1吐出口の内側から離脱することで、中間層が第1吐出口を通じて容器本体の外側に露出した状態となるので、第2吐出口を容器本体の外側に開口させることができる。従って、第2吐出口及び第1吐出口を通じて、容器本体内の内容物を外部に吐出することができる。
特に第2吐出口は、操作片及び上側主材層の離脱後に露出する中間層及び下側主材層に形成されているので、抜栓部の形状等に影響されずに第2吐出口の形状やサイズ等の開口設計を任意に行うことができる。従って、抜栓部の設計に依らない吐出態様で内容物を吐出することが可能となる。
さらに、一体に形成されたキャップ本体及び抜栓部を利用するので、部品点数を抑えることができると共に、例えば別部材を後付けで組み付け作業する必要もない。そのため、低コスト化及び製造効率の向上化に繋げることができる。
(2)前記キャップ本体は、前記第1吐出口が形成された天壁部と、前記天壁部の外周縁部に全周に亘って連設された周壁部と、を有し、前記容器本体の口部の内側を閉塞する有頂筒状の中栓を備え、前記中間層は、前記弱化部よりも径方向の外側に向けて延びた状態で前記天壁部に埋め込まれていても構わない。
この場合には、中間層が弱化部よりも径方向の外側に延びた状態で天壁部に埋め込まれているので、操作片の引き上げ操作に伴って弱化部を破断して上側主材層を剥離する際に、キャップ本体側に中間層及び下側主材層をより確実に残留させたまま、上側主材層だけを中間層から剥離させることができる。従って、操作片と共に上側主材層を第1吐出口の内側から抵抗少なくスムーズに離脱させ易い。
(3)前記中間層は、外周縁部側が前記周壁部側に折り曲げられた状態で前記周壁部に埋め込まれていても構わない。
この場合には、キャップ本体に中間層をさらに強固に固定することができるので、操作片の引き上げ操作時に、中間層から上側主材層をさらにスムーズに剥離させ易い。
(4)前記中間層及び前記下側主材層は、前記キャップ軸方向に弾性変形可能とされ、前記第2吐出口は、前記中間層及び前記下側主材層が弾性変形することで開閉するスリット状に形成されていても構わない。
この場合には、内容物を吐出する際、例えば容器本体の内圧或いは内容物の流動圧等によって中間層及び下側主材層を弾性変形させることができ、これによってスリット状の第2吐出口を拡開させて、内容物を吐出することができる。また、容器本体の内圧或いは流動圧の低下によって中間層及び下側主材層を弾性復元変形させることができ、これにより第2吐出口を閉塞させて、それ以上の内容物の吐出を抑制することができる。このように、スリット状の第2吐出口を利用することで、例えば内容物の切れを良くしながら、ある程度決まった吐出量で吐出させる等といった吐出態様での吐出が可能である。
(5)前記中間層及び前記下側主材層は、合計の厚さが0.05mm以上、0.2mm以下とされていても構わない。
この場合には、中間層及び下側主材層の合計の厚さを0.05mm以上、0.2mm以下としているので、中間層及び下側主材層を適切に弾性変形させることができ、第2吐出口を通じた内容物の吐出をより確実に行うことができる。
例えば、上記厚さが0.05mm未満の場合には、中間層及び下側主材層の弾性力(復元変形力)が低くなりすぎる傾向となる。そのため、内容物を吐出した後、中間層及び下側主材層が弾性復元変形するときに、内容物の切れが悪くなり、安定した吐出を行い難い。その一方、上記厚さが0.2mmを超える場合には、中間層及び下側主材層の弾性力(復元変形力)が高くなりすぎる傾向となる。そのため、内容物の吐出のために、容器本体の内圧や流動圧を高くせざるを得なくなり、やはり安定した吐出を行い難い。
本発明に係る抜栓付きキャップの製造方法は、前記抜栓付きキャップを製造する方法であって、前記第1合成樹脂及び前記第2合成樹脂を利用した射出成形によって、前記第1吐出口が形成された前記キャップ本体と、前記閉塞板及び前記操作片を有する前記抜栓部と、を一体成形で形成する成形工程と、前記成形工程後、前記下側主材層側から前記下側主材層及び前記中間層を加工して前記第2吐出口を形成する加工工程と、を備えていることを特徴とする。
この製造方法によれば、成形工程によって、キャップ本体及び抜栓部を一体成形で形成した後に、加工工程によって、第2吐出口を加工するだけの簡便な方法で上述した抜栓付きキャップを製造することができる。従って、抜栓付きキャップを低コストで効率良く製造することが可能である。
本発明によれば、部品点数を増やすことなく、抜栓部の設計に依らない吐出態様で内容物を吐出することができる。
本発明に係る抜栓付きキャップの第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す閉塞板及び弱化部の周辺を拡大した拡大断面図である。 図1に示す状態から、抜栓部を取り外した状態を示す縦断面図である。 図1に示す閉塞板を矢印A方向から見た下面図である。 図3に示す状態から蓋体を開操作した後における抜栓付きキャップの上面図である。 本発明に係る抜栓付きキャップの第2実施形態を示す縦断面図である。 図6に示す閉塞板を矢印B方向から見た下面図である。 図6に示す状態から、抜栓部を取り外すと共に蓋体を開操作した後における抜栓付きキャップの上面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る抜栓付きキャップの第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の抜栓付きキャップ1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2の口部2aに装着され、内容物を吐出する第1吐出口11が形成された筒状のキャップ本体10と、キャップ本体10に対してヒンジ部31を介して連結され、第1吐出口11を開閉する有頂筒状の蓋体30と、第1吐出口11を閉塞する閉塞板42を有する抜栓部40と、を備えている。これらキャップ本体10、蓋体30及び抜栓部40は、一体に形成されている。
容器本体2、閉塞板42及び蓋体30は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態では、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿った蓋体30側を上側といい、容器本体2側を下側という。また、キャップ軸O方向から見た平面視において、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2の口部2aの外周面には、径方向の外側に向けて突出した第1係合突起3が形成されている。なお、第1係合突起3は、環状に形成されていても構わないし、周方向に間隔をあけて複数形成されていても構わない。
なお、第1係合突起3を形成する場合に限定されるものではなく、例えば容器本体2の口部2aの外周面に第1係合突起3に代えて雄ねじ部を形成しても構わない。
なお、容器本体2内に収容される内容物は、特に限定されるものではないが、例えば、液体食品や液体調味料等の流動性を有する内容物等を好適に利用することができる。本実施形態の場合には、後述する第2吐出口49がスリット状に形成されているため、流動性を有する内容物を特に好適に利用できる。
キャップ本体10は、容器本体2の口部2aの内側を閉塞する有頂筒状の中栓12と、口部2aの内側に嵌合されるシール筒13と、口部2aを径方向外側から囲む装着筒14と、装着筒14を径方向外側からさらに囲む囲繞筒15と、を備えている。
中栓12は、第1吐出口11が形成された円板状の天壁部12aと、天壁部12aの外周縁部に全周に亘って連設され、外周縁部から下方に向かって延びた周壁部12bと、で有頂筒状に形成されている。図示の例では、中栓12は、シール筒13の内側に配置されていると共に、天壁部12aが容器本体2の口部2aの上端開口端よりも上方に位置するように配置されている。
ただし、容器本体2の口部2aに対する中栓12の位置は、この場合に限定されるものではなく、例えば周壁部12b及び天壁部12aの両方が容器本体2の口部2aの上端開口端よりも上方に位置するように配置されていても構わない。
周壁部12bは、シール筒13の径方向内側に配置され、シール筒13に対して間隔をあけて向かい合っている。周壁部12bの下端部とシール筒13とは、環状連結部16を介して連結されている。これにより、有頂筒状の中栓12とシール筒13とは一体に連結されている。
シール筒13の上端部と装着筒14の上端部とは、容器本体2の口部2aの上端開口端上に配置された環状のフランジ部17を介して連結されている。これにより装着筒14は、フランジ部17及びシール筒13を介して中栓12に一体に連結されている。
なお、フランジ部17には、上方に向けて突出すると共に蓋体30を下方から支持する環状の支持筒18が形成されている。
シール筒13及び装着筒14は、例えば打栓によって、シール筒13と装着筒14との間に形成された環状溝19内に口部2aが入り込むことで、口部2aに対して嵌合固定されている。この際、シール筒13及び装着筒14は、口部2aを内外から挟み込んでいるので、強固な嵌合力で口部2aに装着されている。
なお、シール筒13は、容器本体2の口部2aの内側に例えば気密に嵌合され、容器本体2内を適切に密封している。
図示の例では、装着筒14は、容器本体2の口部2aに対してアンダーカット嵌合されている。具体的には、装着筒14の下端部における内周面には、口部2aの外周面に形成された第1係合突起3に係合する第2係合突起20が径方向内側に向けて突出しており、第2係合突起20が第1係合突起3に対してアンダーカット嵌合されている。
なお、第2係合突起20は、第1係合突起3に対してアンダーカット嵌合可能とされていれば、環状に形成されていても構わないし、周方向に間隔をあけて複数形成されていても構わない。
ただし、容器本体2の口部2aに対する装着筒14の装着方法は、打栓等によるアンダーカット嵌合に限定されるものではない。例えば、先に述べたように、容器本体2の口部2aの外周面に雄ねじ部を形成した場合には、装着筒14の内周面に雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を形成することで、螺着によって容器本体2の口部2aに対して装着筒14を装着しても構わない。
囲繞筒15は、装着筒14を径方向外側から囲み、且つ装着筒14との間に環状の隙間を確保する筒状に形成されている。なお、囲繞筒15のキャップ軸Oに沿った長さは、図示の例では装着筒14と同等とされている。
囲繞筒15の下端部における内周面と装着筒14の下端部における外周面とは、連結片21を介して互いに連結されている。図示の例では、連結片21は周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ただし、この場合に限定されるものではなく、連結片21を環状に形成し、囲繞筒15の下端部と装着筒14の下端部とを全周に亘って連結しても構わない。
上述した中栓12における天壁部12aの外周縁部には、上方に向けて突出する吐出筒22が形成されている。吐出筒22は、第1吐出口11及び後述する第2吐出口49を通じて容器本体2内に連通している。よって、吐出筒22の内側を通じて内容物を外部に吐出することが可能とされている。
吐出筒22は、キャップ軸Oと同軸に配置され、上端部側の内径が上方に向かうにしたがって漸次拡径するように形成されている。そのため、吐出筒22を通じて内容物を注出するように吐出することが可能とされている。
図示の例では、吐出筒22の突出高さは、全周に亘って同一ではなく、周方向に沿って変化している。具体的には、吐出筒22は、突出高さが最も高い頂上部22aと、突出高さが最も低い低位置部22bとがキャップ軸Oを挟んで径方向に向かい合うように形成されている。そのため、頂上部22a側を下向きにすることで内容物を吐出し易い構成とされている。
蓋体30は、周壁32及び頂壁33を備えた有頂筒状に形成され、キャップ本体10における天壁部12a及び吐出筒22の全体を上側から覆っていると共に、ヒンジ部31回りに回動することで第1吐出口11を開閉することが可能とされている。
周壁32は、下端部側がキャップ本体10における支持筒18に対して着脱可能に嵌合されている。これにより、蓋体30は支持筒18によって位置決めされた状態で支持されている。ヒンジ部31は、蓋体30における周壁32の下端部とキャップ本体10における囲繞筒15の上端部とを一体に連結している。
この際、ヒンジ部31は、吐出筒22における低位置部22bに対して周方向位置が同じ位置となるように形成されている。これにより、吐出筒22における頂上部22aとは径方向の反対側に向けて蓋体30を開閉させることが可能となる。
なお、蓋体30の周壁32のうち、キャップ軸Oを挟んでヒンジ部31とは反対側に位置する部分には、径方向外側に向けて突出した摘み片34が形成されている。この摘み片34を利用することで、ヒンジ部31回りに蓋体30を容易に開閉操作し易くなる。
蓋体30における頂壁33には、下方に向けて突出すると共に、吐出筒22の内側に着脱自在に嵌合する閉塞筒35がキャップ軸Oと同軸に形成されている。閉塞筒35が吐出筒22の内側に嵌合することで、吐出筒22の内側をシールすることが可能とされている。
図1及び図2に示すように、抜栓部40は、第1吐出口11を閉塞する閉塞板42と、閉塞板42から上方に向けて突設された支柱部43を介して閉塞板42に連設されたプルリング部(操作片)44と、を備えている。
閉塞板42は、第1吐出口11の直径よりも小さい直径の円板状に形成され、キャップ軸Oと同軸に配設された状態で、第1吐出口11の内側に配置されている。
プルリング部44は、キャップ軸Oと同軸に配置された環状に形成され、例えば指先を引っ掛けることが可能とされている。これにより、プルリング部44に指先を掛け、上方に向けて引き上げるように抜栓部40を引き上げ操作することで、閉塞板42に外力を加えて後述する弱化部41を破断させることが可能とされている。
上述のように構成されたキャップ本体10、蓋体30及び抜栓部40は、先に述べたように一体に形成されている。具体的には、キャップ本体10、蓋体30及び抜栓部40は、主に第1合成樹脂によって形成されている。
ただし、抜栓部40における閉塞板42及びキャップ本体10における中栓12には、第1合成樹脂とは異なる第2合成樹脂で形成された中間層45が埋め込まれている。詳細に説明する。
図2に示すように、閉塞板42は、第1合成樹脂で形成された主材層46と、主材層46に埋め込まれるように配置されると共に、第2合成樹脂で形成され、主材層46に対して剥離可能とされた中間層45と、を備えている。
主材層46のうち、中間層45よりも上方に位置する部分は、支柱部43を介してプルリング部44に連設された上側主材層47とされている。また、主材層46のうち、中間層45よりも下方に位置する部分は下側主材層48とされている。
中間層45は、第1吐出口11よりも径が大きく形成され、第1吐出口11の全域を下方から覆うように閉塞板42に埋め込まれている。本実施形態では、中間層45は、弱化部41よりも径方向外側に向けて延びた状態で天壁部12a内に埋め込まれていると共に、外周縁部側が下方に向けて折り曲げられた状態で周壁部12b内にさらに埋め込まれている。
下側主材層48は、上述した中間層45を下方から覆うように形成されている。そのため、中間層45及び下側主材層48は、互いに協働して第1吐出口11を下方から閉塞している。
上側主材層47は、破断可能な弱化部41を介して第1吐出口11の内側に配置されると共に、プルリング部44と共に第1吐出口11の内側から離脱可能とされている。上側主材層47は、外周縁部が全周に亘って弱化部41を介して第1吐出口11の内周縁部に連結されている。なお、弱化部41は、薄肉に形成されることで破断容易とされ、周方向に連続して延在している。そのため、弱化部41は、キャップ軸O方向に非開口とされている。
第1合成樹脂及び第2合成樹脂としては、特定の樹脂材料に限定されるものではないが、上側主材層47と中間層45とを互いに剥離可能とさせる組み合わせであれば、種々の樹脂材料を選択して構わない。つまり、相溶性が低い、或いは相溶性を有さない関係となるように、第1合成樹脂及び第2合成樹脂を選択すれば良い。
第1合成樹脂としては、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。また、第2合成樹脂としては、例えばEVOH(エチレン-ビニルアルコール共重合体)、ナイロン(ポリアミド)等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
本実施形態の場合には、閉塞板42は、主材層46である上側主材層47及び下側主材層48がPEで形成され、上側主材層47及び下側主材層48の間に配置された中間層45がEVOHで形成された3層構造とされている。
上述のように閉塞板42が形成されているので、プルリング部44の引き上げ操作によって、プルリング部44を介して閉塞板42に外力を作用させることで、弱化部41を破断させながら、上側主材層47を中間層45から徐々に剥離させることが可能とされている。これにより、図3に示すように、プルリング部44と共に上側主材層47を第1吐出口11の内側から離脱させることが可能とされている。この際、中間層45及び下側主材層48は、キャップ本体10側に残留しているので、第1吐出口11を容器本体2側から閉塞している。これらの点については、後に詳細に説明する。
なお、中間層45及び下側主材層48は厚さが薄く形成され、キャップ軸O方向に弾性変形可能とされている。具体的には、中間層45及び下側主材層48の合計の厚さTは、0.05mm以上、0.2mm以下とされている。
さらに図4に示すように、下側主材層48及び中間層45には、容器本体2内に連通する第2吐出口49が形成されている。
具体的には、第2吐出口49は、中間層45及び下側主材層48が弾性変形することで開閉するスリット状に形成されている。第2吐出口49は、キャップ軸O方向から見た平面視で、キャップ軸Oを中心とする放射状に形成され、十字状とされている。ただし、スリットの形態としては、平面視十字状に限定されるものではなく、例えば吐出態様や内容物の性状等に応じて、平面視一文字状等、他の形態に変更しても構わない。
上述のように第2吐出口49は、下側主材層48及び中間層45に形成されているので、図1に示すように、抜栓部40が取り付けられている未使用時の段階では、閉塞板42における上側主材層47によって閉塞されている。従って、第2吐出口49は容器本体2内にのみ連通し、上方には開口していない。そして、図5に示すように、プルリング部44の引き上げ操作によって、閉塞板42における上側主材層47が第1吐出口11の内側から離脱することで、第2吐出口49は上方に向けて開口する。
なお、図5では、図示を見易くするために、中間層45にハッチングを付している。
(抜栓付きキャップの製造方法)
次に、上述のように構成された抜栓付きキャップ1の製造方法について説明する。
本実施形態の製造方法は、第1合成樹脂(具体的にはPE)及び第2合成樹脂(具体的にはEVOH)を利用した射出成形によって、第1吐出口11が形成されたキャップ本体10と、ヒンジ部31を介してキャップ本体10に連結された蓋体30と、弱化部41を介して第1吐出口11の内周縁部に連結された閉塞板42等を有する抜栓部40と、を一体成形で形成する成形工程を行う。
なお、この成形工程で得られた射出成形体には、第2吐出口49は形成されていない。
上記成形工程の際、公知の射出成形法を任意に選択することが可能である。例えば、図示しない同一の成形用金型内に第1合成樹脂及び第2合成樹脂を射出する、いわゆる二色成形法で射出成形体を形成することが可能である。また、この際、例えば図5に示すように、蓋体30が開いた状態で射出成形体が成形されるように射出成形を行う。
成形工程を行うことで、第1合成樹脂で形成された上側主材層47及び下側主材層48の間に、第2合成樹脂で形成された中間層45が配置された3層構造の閉塞板42を有する射出成形体を得ることができる。
次いで、成形工程後、下側主材層48側から下側主材層48及び中間層45を加工して、第2吐出口49を形成する加工工程を行う。
具体的には、下端面が平坦面とされた受け治具を、閉塞板42に向けて上方からプルリング部44の内側に差し込むと共に、受け治具の下端面を閉塞板42における上側主材層47の上面に当接させる。次いで、先端に抜き刃を有する加工具を、閉塞板42の下方から接近させると共に、抜き刃を閉塞板42に対して下方から押し当てて、下側主材層48及び中間層45に対して切込み加工を行う。
これにより、下側主材層48及び中間層45に第2吐出口49を形成することができ、図1に示す抜栓付きキャップ1を製造することができる。
なお、加工工程の際、上側主材層47に食い込む程度、閉塞板42に対して抜き刃を下方から押し当てることが好ましい。これにより、下側主材層48及び中間層45を適切に切込み加工することができ、スリット状の第2吐出口49を確実に形成することが可能となる。
ただし、この場合に限定されるものではなく、加工工程の際、下側主材層48及び中間層45に対してのみ切込み加工を行い、抜き刃を上側主材層47に食い込ませなくても構わない。
(抜栓付きキャップの作用)
次に、上述のように形成された抜栓付きキャップ1の作用について説明する。
製品輸送時や製品流通時等の未開封時では、図1に示すように、抜栓部40が第1吐出口11を閉塞していると共に、抜栓部40における上側主材層47が第2吐出口49を閉塞している。これにより、容器本体2内を密封することができ、外部への内容物の漏出を防止することができる。
次に、内容物の吐出を行う場合には、ヒンジ部31回りに蓋体30を開操作して、抜栓部40を露出させた後、プルリング部44を指先で引き上げ操作する。これにより、プルリング部44を介して閉塞板42に外力を加えることができ、弱化部41を破断させながら抜栓部40をキャップ本体10から離脱させることができる。
詳細には、プルリング部44を介して閉塞板42における主材層46を構成する上側主材層47に対して外力を伝えることができるので、プルリング部44の引き上げ操作に伴って、中間層45及び下側主材層48をキャップ本体10側に残留させたまま、上側主材層47を徐々に中間層45から剥離させることができる。これにより、プルリング部44と共に上側主材層47を第1吐出口11の内側から離脱させることができる。その結果、図3及び図4に示すように、抜栓部40の取り外しによって、第1吐出口11を上方に向けて開放させることができる。
その一方、中間層45及び下側主材層48がキャップ本体10側に残留しているので、第1吐出口11は容器本体2の内側から閉塞されている。また、中間層45は、第1吐出口11を通じて上方に露出した状態となる。そのため、第2吐出口49を上方に開口させることができる。従って、第2吐出口49及び第1吐出口11を通じて、容器本体2内の内容物を外部に吐出することができる。
特に第2吐出口49は、プルリング部44及び上側主材層47の離脱後に露出する中間層45及び下側主材層48に形成されているので、抜栓部40の形状等に影響されずに第2吐出口49の形状やサイズ等の開口設計を任意に行うことができる。従って、抜栓部40の設計に依らない吐出態様で内容物を吐出することが可能となる。
さらに、射出成形によって一体に形成されたキャップ本体10、蓋体30及び抜栓部40を利用するので、部品点数を抑えることができると共に、別部材を後付けで組み付け作業する必要もない。そのため、低コスト化及び製造効率の向上化に繋げることができる。
以上説明したように、本実施形態の抜栓付きキャップ1、及びその製造方法によれば、部品点数を増やすことなく、抜栓部40の設計に依らない吐出態様で内容物を吐出することができる。
また、本実施形態において内容物を吐出する場合には、吐出筒22における頂上部22aが下向きとなるように容器本体2を傾ける。これにより、例えば容器本体2の内圧或いは内容物の流動圧等によって中間層45及び下側主材層48を弾性変形させることができ、スリット状の第2吐出口49を拡開させることができる。その結果、吐出筒22を通じて、内容物を吐出することができる。
そして内容物の吐出後、容器本体2の内圧或いは流動圧の低下によって中間層45及び下側主材層48が弾性復元変形することで、第2吐出口49を閉塞することができるので、それ以上の内容物の吐出を抑制することができる。このように、スリット状の第2吐出口49を利用することで、内容物の切れを良くしながら、ある程度決まった吐出量で吐出させる等といった吐出態様での吐出が可能である。
また、図3に示すように、中間層45及び下側主材層48の合計の厚さTを0.05mm以上、0.2mm以下としているので、中間層45及び下側主材層48を適切に弾性変形させることができ、第2吐出口49を通じた内容物の吐出をより確実に行うことができる。
例えば、上記厚さTが0.05mm未満の場合には、中間層45及び下側主材層48の弾性力(復元変形力)が低くなりすぎる傾向となる。そのため、内容物を吐出した後、中間層45及び下側主材層48が弾性復元変形するときに、内容物の切れが悪くなり、安定した吐出を行い難い。その一方、上記厚さTが0.2mmを超える場合には、中間層45及び下側主材層48の弾性力(復元変形力)が高くなりすぎる傾向となる。そのため、内容物の吐出のために、容器本体2の内圧や流動圧を高くせざるを得なくなり、やはり安定した吐出を行い難い。
さらに本実施形態では、中間層45が弱化部41よりも径方向の外側に延びた状態で天壁部12aに埋め込まれているので、プルリング部44の引き上げ操作に伴って弱化部41を破断する際に、中間層45及び下側主材層48をキャップ本体10側により確実に残留させたまま、上側主材層47だけを中間層45から剥離させることができる。従って、プルリング部44と共に上側主材層47を第1吐出口11の内側から抵抗少なくスムーズに離脱させ易い。それに加え、中間層45は外周縁部側が周壁部12b側に折り返された状態で周壁部12bに埋め込まれているので、キャップ本体10に中間層45をより強固に固定することができる。従って、上述した作用効果をより一層確実に奏功することができ、プルリング部44の引き上げ操作時に、中間層45から上側主材層47をさらにスムーズに剥離させ易い。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る抜栓付きキャップの第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、第2吐出口49を平面視十字状のスリット状に形成したが、本実施形態では、第2吐出口が平面視円形状に形成されている。
図6~図8に示すように、本実施形態の抜栓付きキャップ50は、閉塞板42における中間層45及び下側主材層48に、キャップ軸O方向から見た平面視で円形状の第2吐出口51が複数形成されている。図示の例では、合計5つの第2吐出口51が形成されている。すなわち、キャップ軸Oと同軸に1つの第2吐出口51が形成され、その周囲に周方向に等間隔をあけて4つの第2吐出口51が形成されている。
ただし、第2吐出口51の形状は平面視円形状に限定されるものではなく、例えば楕円状や多角形状等であっても構わない。また、第2吐出口51の数は5つに限定されるものではなく、1つでも構わないし、3~4つでも構わないし、6つ以上形成されていても構わない。
(抜栓付きキャップの作用)
上述のように形成された本実施形態の抜栓付きキャップ50であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
特に、本実施形態の場合には、図6に示す状態から、プルリング部44を引き上げ操作して、閉塞板42における上側主材層47を第1吐出口11の内側から離脱させることで、図8に示すように、平面視円形状に形成された5つの第2吐出口51を開口させることができる。従って、容器本体2を例えば振り出し操作等することで、第2吐出口51を通じて内容物を振り出すように吐出することができる。
このように、本実施形態の抜栓付きキャップ50によれば、第1実施形態の抜栓付きキャップ1とは異なる吐出態様で内容物を吐出することができる。特に、本実施形態の場合には、塩や紛体食品調味料、小麦粉等の紛体状の内容物や、肥料、除草剤等の粒体状の内容物等を好適に利用することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
例えば、上記各実施形態では、キャップ本体10に対してヒンジ部31を介して蓋体30を連結したが、ヒンジ部31に代えて、例えばアンダーカット嵌合や螺着等によってキャップ本体10に対して蓋体30を取り外し可能に装着しても構わない。さらには、蓋体30は必須なものでなく、具備しなくても構わない。
さらに、上記各実施形態では、キャップ本体10が吐出筒22を具備していたが、吐出筒22は必須なものではなく、具備しなくても構わない。
O…キャップ軸
1、50…抜栓付きキャップ
2…容器本体
2a…容器本体の口部
10…キャップ本体
11…第1吐出口
12…中栓
12a…天壁部
12b…周壁部
40…抜栓部
41…弱化部
42…閉塞板
44…プルリング部(操作片)
45…中間層
46…主材層
47…上側主材層
48…下側主材層
49、51…第2吐出口

Claims (6)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する第1吐出口が形成されたキャップ本体と、
    前記第1吐出口を閉塞する閉塞板と、前記閉塞板に連設された操作片と、を有し、前記キャップ本体に対して一体に形成された抜栓部と、を備え、
    前記閉塞板は、第1合成樹脂で形成された主材層と、前記主材層に埋め込まれるように配置されると共に、前記第1合成樹脂とは異なる第2合成樹脂で形成され、前記主材層に対して剥離可能とされた中間層と、を備え、
    前記主材層のうち、前記中間層よりもキャップ軸方向に沿う前記容器本体の外側に位置する部分は、前記操作片に連設された上側主材層とされ、
    前記主材層のうち、前記中間層よりもキャップ軸方向に沿う前記容器本体の内側に位置する部分は下側主材層とされ、
    前記中間層及び前記下側主材層は、前記第1吐出口を閉塞し、
    前記上側主材層は、破断可能な弱化部を介して前記第1吐出口の内側に配置されると共に、前記操作片と共に前記第1吐出口の内側から離脱可能とされ、
    前記中間層及び前記下側主材層には、前記容器本体内に連通し、且つ前記上側主材層によって閉塞された第2吐出口が形成されている、ことを特徴とする抜栓付きキャップ。
  2. 請求項1に記載の抜栓付きキャップにおいて、
    前記キャップ本体は、
    前記第1吐出口が形成された天壁部と、前記天壁部の外周縁部に全周に亘って連設された周壁部と、を有し、前記容器本体の口部の内側を閉塞する有頂筒状の中栓を備え、
    前記中間層は、前記弱化部よりも径方向の外側に向けて延びた状態で前記天壁部に埋め込まれている、抜栓付きキャップ。
  3. 請求項2に記載の抜栓付きキャップにおいて、
    前記中間層は、外周縁部側が前記周壁部側に折り曲げられた状態で前記周壁部に埋め込まれている、抜栓付きキャップ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の抜栓付きキャップにおいて、
    前記中間層及び前記下側主材層は、前記キャップ軸方向に弾性変形可能とされ、
    前記第2吐出口は、前記中間層及び前記下側主材層が弾性変形することで開閉するスリット状に形成されている、抜栓付きキャップ。
  5. 請求項4に記載の抜栓付きキャップにおいて、
    前記中間層及び前記下側主材層は、合計の厚さが0.05mm以上、0.2mm以下とされている、抜栓付きキャップ。
  6. 請求項1に記載の抜栓付きキャップの製造方法であって、
    前記第1合成樹脂及び前記第2合成樹脂を利用した射出成形によって、前記第1吐出口が形成された前記キャップ本体と、前記閉塞板及び前記操作片を有する前記抜栓部と、を一体成形で形成する成形工程と、
    前記成形工程後、前記下側主材層側から前記下側主材層及び前記中間層を加工して前記第2吐出口を形成する加工工程と、を備えていることを特徴とする抜栓付きキャップの製造方法。
JP2019131281A 2019-07-16 2019-07-16 抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法 Active JP7233328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019131281A JP7233328B2 (ja) 2019-07-16 2019-07-16 抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019131281A JP7233328B2 (ja) 2019-07-16 2019-07-16 抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021014298A JP2021014298A (ja) 2021-02-12
JP7233328B2 true JP7233328B2 (ja) 2023-03-06

Family

ID=74530302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019131281A Active JP7233328B2 (ja) 2019-07-16 2019-07-16 抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7233328B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004338717A (ja) 2003-05-13 2004-12-02 Toppan Printing Co Ltd プルリング付耐熱及びバリヤ性キャップ
US20050092750A1 (en) 2003-05-27 2005-05-05 Lohrman Richard D. Method of joining separable components and container closure system formed by the same
JP2018104036A (ja) 2016-12-27 2018-07-05 王子ホールディングス株式会社 容器および閉塞板の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163251U (ja) * 1984-04-09 1985-10-30 大日本印刷株式会社 バリア−性のよい易開封注出口
JP2593425Y2 (ja) * 1993-07-13 1999-04-12 株式会社吉野工業所 プルリング付き中栓を有する液体容器
JP3616670B2 (ja) * 1995-01-24 2005-02-02 日本クラウンコルク株式会社 注出キャップ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004338717A (ja) 2003-05-13 2004-12-02 Toppan Printing Co Ltd プルリング付耐熱及びバリヤ性キャップ
US20050092750A1 (en) 2003-05-27 2005-05-05 Lohrman Richard D. Method of joining separable components and container closure system formed by the same
JP2018104036A (ja) 2016-12-27 2018-07-05 王子ホールディングス株式会社 容器および閉塞板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021014298A (ja) 2021-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3521199B1 (en) Discharge container
EP2020385B1 (en) Cap and container with cap
US8070014B2 (en) Liner piercing twist closure
US9045269B2 (en) Container closure having means for introducing an additive into the contents of the container
EP2181932B1 (en) Liner piercing twist closure
MX2013008853A (es) Tapa dispensadora para contenedor.
US10065775B2 (en) Dispensing cap for a container
JP7233328B2 (ja) 抜栓付きキャップ、及び抜栓付きキャップの製造方法
JP6858451B2 (ja) 吐出容器
US9493284B2 (en) Capped spout
US20200339312A1 (en) Plastic closure part with severable membrane
JP2017214102A (ja) 二重容器用キャップ
JP6736558B2 (ja) 容器注出口の封止構造
JP6971186B2 (ja) 吐出容器
EP3409612B1 (en) A spout for a food package
JP7242405B2 (ja) 吐出容器
JP6896342B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP7090463B2 (ja) 吐出容器
JP6971172B2 (ja) 注出容器
JP7313120B2 (ja) 吐出容器
JP2005096776A (ja) 絞り出し容器用キャップ
JP7345968B2 (ja) 容器用キャップ
JP2006176144A (ja) スパウト
JP7370247B2 (ja) 吐出容器
RU2777382C1 (ru) Цельное укупорочное средство для контейнера

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7233328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150