JP7233261B2 - 3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7233261B2
JP7233261B2 JP2019046379A JP2019046379A JP7233261B2 JP 7233261 B2 JP7233261 B2 JP 7233261B2 JP 2019046379 A JP2019046379 A JP 2019046379A JP 2019046379 A JP2019046379 A JP 2019046379A JP 7233261 B2 JP7233261 B2 JP 7233261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
pixel
subject
captured image
operation input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019046379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020148628A (ja
Inventor
拓也 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019046379A priority Critical patent/JP7233261B2/ja
Priority to US16/815,702 priority patent/US11468586B2/en
Publication of JP2020148628A publication Critical patent/JP2020148628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7233261B2 publication Critical patent/JP7233261B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
    • G06T7/593Depth or shape recovery from multiple images from stereo images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/536Depth or shape recovery from perspective effects, e.g. by using vanishing points
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
    • G06T7/571Depth or shape recovery from multiple images from focus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/60Analysis of geometric attributes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10012Stereo images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/521Depth or shape recovery from laser ranging, e.g. using interferometry; from the projection of structured light

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラムに関し、特に撮像範囲に含まれる被写体の形状を考慮した表面長さを測量する技術に関する。
同一の被写体を撮像した、視差を有する関係のある一対の撮像画像に基づいて、被写体の深度情報を導出することで、指定された2点間の3次元空間における距離を計測する撮像装置がある(特許文献1)。
特開2011-232330号公報
ところで、特許文献1に記載の撮像装置は、主として被写体の外寸のような、3次元空間における2点を結んだ直線的な空間距離といった計測することは可能であるが、例えば被写体の表面形状に沿った経路長を計測するといった用途には利用できなかった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、被写体の形状を考慮した表面長さを測定する3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の3次元測量装置は、操作入力を受け付ける操作入力手段と、撮像画像について、距離の計測を行う2次元の測距経路を操作入力手段により受け付けられた操作入力の軌跡に基づいて決定する決定手段と、撮像画像について、該撮像画像の各画素の被写体までの被写体距離の情報を含む距離情報を取得する取得手段と、決定手段により決定された測距経路に含まれる撮像画像の各画素の被写体距離と、撮像画像の撮像条件の情報とに基づいて、測距経路に存在する被写体の表面形状に沿った該測距経路の経路長を導出する導出手段と、を有することを特徴とする。
このような構成により本発明によれば、被写体の形状を考慮した表面長さを測定することが可能となる。
本発明の実施形態及び変形例に係るデジタルカメラ100の機能構成を示したブロック図 本発明の実施形態及び変形例に係る撮像光学系を説明するための図 本発明の実施形態及び変形例に係る撮像部104の構成を説明するための図 本発明の実施形態及び変形例に係る距離情報の生成を説明するための図 本発明の実施形態及び変形例に係る距離情報の生成を説明するための別の図 本発明の実施形態及び変形例に係るデジタルカメラ100で実行される計測処理を例示したフローチャート 本発明の実施形態及び変形例に係る測距経路の決定を説明するための図 本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100で実行される測距処理を例示したフローチャート 本発明の実施形態及び変形例に係る、画素間の被写体の表面形状に沿った距離の導出を説明するための図 本発明の実施形態に係る、画素間の被写体の表面形状に沿った距離の導出を説明するための別の図 本発明の変形例1に係る、画素間の被写体の表面形状に沿った距離の導出を説明するための図 本発明の変形例2に係る、画素間の被写体の表面形状に沿った距離の導出を説明するための図
[実施形態]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下に説明する一実施形態は、3次元測量装置の一例としての、撮像範囲の被写体について被写体距離を計測する機能を備えたデジタルカメラに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、撮像画像に含まれる被写体について被写体距離の情報を取得可能に構成された任意の機器に適用可能である。
《デジタルカメラの構成》
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
制御部101は、例えばマイクロコンピュータであり、デジタルカメラ100が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には制御部101は、例えば記録媒体102に記憶されている各ブロックの動作プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。
記録媒体102は、例えば不揮発性メモリであり、各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を格納している。一方、メモリ103は、作業領域や一時的な情報格納に用いられる揮発性メモリ等の記録装置である。メモリ103は、動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力された、あるいは各ブロックの動作の最中に保持が必要な、各種データの格納領域としても用いられる。またメモリ103には、撮像時のデジタルカメラ100の各種設定の情報(撮像条件情報)や適用する処理に係るパラメータ等も格納されているものとする。
撮像部104は、例えばCCDやCMOSセンサ等の撮像素子である。撮像部104は、撮像光学系120を介して撮像素子の撮像面に形成された光学像を光電変換し、アナログ画像信号を出力する。出力されたアナログ画像信号は、不図示のA/D変換部によってA/D変換され、デジタル画像信号(以降、単に撮像画像(2次元画像))として出力される。本実施形態では撮像部104は、3次元形状の計測対象である、撮像範囲に存在する被写体の情報を取得する手段として機能する。ここで、撮像光学系120と撮像部104とは、図2に示されるような関係で配置されているものとする。図2において、任意の被写体の物面122から発せられた光は、撮像光学系120のレンズ121によって予定結像面123で結像した後、撮像部104の受光面であるセンサ面124にて受光される。
また被写体の3次元形状の計測に用いるべく、本実施形態の撮像部104は、デジタルカメラ100との被写体との距離を導出するために必要な情報も出力する。該情報の出力は、例えば撮像部104が、図3(a)に示されるように、撮像素子に二次元に配列される各画素に、複数の光電変換部が備えられることにより実現されるものであってもよい。より詳しくは、図3(b)に撮像素子の1つの画素301の構造を拡大表示するように、1つの画素にはマイクロレンズ302と、一対の光電変換部303a及びbとで構成される。このような構成により、各画素に入射する光束は、マイクロレンズ302によって光電変換部303a及びbのそれぞれで受光されることで瞳分割が実現され、1回の撮像で2種類の方向からの入射光束に係る撮像画像群(A像及びB像)を得ることが可能となる。ここで、A像は、撮像部104に含まれる光電変換部303a群によって入射光束が光電変換されることで得られる画像を指し、B像は、光電変換部303b群によって入射光束が光電変換されることで得られる画像を指すものとする。従って、1回の撮像で得られた一対のA像とB像とは、同一の撮像条件における、異なる方向から被写体を撮像した画像群の関係となっており、後述の通り、画像間の差分からデジタルカメラ100と被写体との距離を導出することが可能となる。なお、上述した撮像画像は、これら一対のA像とB像(瞳分割画像:視差を有する画像群)を合成することで得られる画像(AB像:瞳分割がなされていない状態を再現した画像)に対応する。
また、本実施形態ではデジタルカメラ100と被写体との距離を導出するために必要な情報を撮像部104が出力すべく、撮像部104が図3に示したような構造の撮像素子が採用されるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。デジタルカメラ100と被写体との距離を導出するために用いられる手法は、レーザレンジファインダ等により計測する手法、両眼の撮像装置を用いて三角測量により行う手法等、他の手法に代替可能であることは言うまでもない。
故に、本実施形態の撮像部104は、撮像範囲に含まれる被写体の奥行き方向の距離情報を取得るために、撮像画像と視差を有する画像群とを出力する。なお、詳細は後述するが、被写体の法線を導出するために、撮影環境の条件を異ならせて撮像した複数枚の撮像画像群を用いる態様では、対応する数の撮像画像や視差を有する画像群が出力されるものとする。
画像処理部106は、撮像部104により出力された撮像画像を取得し、メモリ103に格納する。この他、画像処理部106は、輝度画像への変換等、撮像画像に対する種々の画像処理を実行する。
距離情報処理部107は、取得した視差を有する画像群に基づき、被写体距離及び被写体距離の導出に必要となる情報を含む、撮像画像と対応する画素構造を有した距離情報を生成する。本実施形態のように視差を有する画像群(A像及びB像)に基づいて行う場合、例えば以下で導出した値を含むものであってよい。
距離情報に含まれる情報は、A像とB像における各画素の像ずれ量であってよい。像ずれ量の導出は、例えば図4(a)に示されるようにA像401とB像402を、破線で示される微小ブロック403に分割して行う処理を含む。微小ブロック403は、例えば対象であるA像401の各画素を着目画素404とした場合に、該画素を中心とする予め定められたサイズの領域に対して設定されるものであってよい。なお、図4(a)に示す例では、微小ブロック403は、着目画素404を中心とする3×3画素の正方領域に対して設定されているが、微小ブロック403の形状やサイズはいずれであってもよい。また微小ブロック403は着目画素404ごとに設定されるものであり、異なる着目画素404間で微小ブロック403の重複が生じてもよい。
例えばA像及びB像の各画素について微小ブロック403が設定されると、両画像間で画素(着目画素404)ごとに相関演算処理を行い、該画素に対応する微小ブロック403に含まれる像のずれ量(像ずれ量)を導出する。A像及びB像とで同一位置の着目画素404について定められた(一対の)微小ブロック403のデータ数(画素数)がmである場合、該一対の微小ブロック403の画素データをそれぞれE(1)~E(m)、F(1)~F(m)として表現する。この場合、相関演算は、(データの)ずらし量をk(整数)[pixel]とすると、相関量C(k)は
C(k)=Σ|E(n)-F(n+k)|
で導出できる。ここで、Σ演算はnについて行われ、n及びn+kは1~mの範囲に限定されるものとする。また、ずらし量kは、一対の画像データの検出ピッチを単位とした相対的シフト量である。このように、1つの着目画素404に係る一対の瞳分割画像(一対の微小ブロック403)について相関量を導出すると、ずらし量kと相関量C(k)は、例えば図4(b)のグラフに離散的に示されるような関係となる。このとき、相関が最も高い像ずれ量において相関量C(k)が最小になるため、下記の3点内挿の手法を用いて、連続的な相関量に対する最小値C(x)を与える像ずれ量xを導出する。
x=kj+D/SLOP
C(x)=C(kj)-|D|
D={C(kj-1)-C(kj+1)}/2
SLOP=MAX{C(kj+1)-C(kj),C(kj-1)-C(kj)}
ここで、kjは離散的な相関量C(k)が最小となるずらし量kである。このようにして求めたxが、1つの着目画素404における像ずれ量として、距離情報に含められる。なお、像ずれ量xの単位も[pixel]であるものとする。
また、距離情報に含まれる情報は、図5に示されるように、物面122からの光束がレンズ121を介して結ばれる予定結像面123とセンサ面124との差を示すデフォーカス量であってよい。各着目画素404におけるデフォーカス量DEFは、像ずれ量xを用いて、
DEF=KX・PX・x
で導出することができる。ここで、PXは、撮像素子の画素ピッチ(撮像素子を構成する画素間距離。単位[mm/pixel])であり、KXは、一対の測距瞳を通過する光束の重心の開き角の大きさによって決まる変換係数である。なお、一対の測距瞳を通過する光束の重心の開き角の大きさは、レンズの絞り開口の大きさ(F値)に応じて変化するため、撮像時の設定の情報に応じて決定されるものとする。図5に示されるように、同一のデフォーカス量であったとしても、センサ面124における像ずれ量xは、F値が大きい(絞り状態)ほど大きくなり、F値が小さい(開放状態)ほど小さくなる。このため、デフォーカス量の導出時には、F値に応じたKXを用いる必要がある。
このように着目画素位置を1画素ずつずらしながら繰り返し計算することで、撮像画像の各画素における被写体のデフォーカス量を算出することができる。
また各着目画素404に示される被写体までの、センサ面124からの実際の距離を示す被写体距離lengthは、このように導出されたデフォーカス量DAFを用いて以下の式で導出することができる。
dist=1/(1/(dist_d+DEF)-1/f)
z=length-dist
ここで、distは、撮像光学系111のレンズ121の物主点から被写体までの距離であり、dist_dは、レンズ121の像主点からセンサ面124までの距離であり、fは、一対の瞳分割画像群の撮像時に設定されていた焦点距離である。
距離情報処理部107は、このように種々の演算を行って距離情報を生成すると、メモリ103に格納する。
なお、本実施形態では撮像部104が、図3に示したような光電変換部303を採用して構造となっているため、被写体距離の導出をこのように行うものとして説明するが、被写体距離の算出はこれに限られるものではない。
例えば、撮像部104が瞳分割することで視差を有する画像群を出力するものではなく、瞳分割しないで被写体を撮像する撮像素子を複数設け、それぞれから出力された撮像画像に基づいて被写体距離の導出をおこなうものであってもよい。この場合、複数の撮像素子は、複数の撮像光学系を備えた1つのカメラ筐体に設けられるものであってもよいし、異なる複数のカメラ筐体に設けられるものであってもよい。あるいは、1つの撮像素子を備えるカメラ筐体を、移動して撮像することで得られた複数の撮像画像を用いて、被写体距離の算出は行われるものであってもよい。
あるいは、例えば、焦点から被写体までの距離Dは、このような2枚の撮像画像を用いることなく、撮像時の焦点距離fと、横倍率の比D1:D2に基づいて、
D=(D1/D2)×f
で得られる。横倍率の比は撮影時のフォーカスレンズの位置等の光学の幾何関係から対応した値をテーブルとして持ち、撮影時のフォーカスレンズの位置に対応した横倍率の比を用いることで焦点から被写体までの距離Dを算出することが可能である。従って、センサ面124から被写体までの距離lengthは、
length=D+fで導出することができる。
また、この他、上述したような、レーザレンジファインダやその他の外部の計測装置を用いて、撮像範囲内に含まれる被写体の各々について、撮像画像の画素ごとに対応する深度方向の情報を取得可能に構成されていれば、本発明は実現可能である。
測距部108は、撮像画像と距離情報とに基づいて、撮像範囲に含まれる被写体についての距離計測を実現するブロックである。後述するように、本実施形態のデジタルカメラ100では、撮像画像に対して計測の対象として選択した任意の2点について、該2点間をつなぐ、被写体の表面形状に沿った3次元の経路の長さを、少なくとも導出可能に構成されている。測距部108が計測する経路長は、2点間を撮像画像において直線的に接続した際に、被写体の表面形状に沿って決定される経路に限られるものではない。例えば、単純に特許文献1のような2点間の空間距離(ユークリッド距離)であってもよいし、指定された経路の始点から終点までに含まれる被写体の表面形状に沿った経路長であってもよい。
表示部109は、例えばLCD等であってよい、デジタルカメラ100が備える表示装置である。本実施形態では利便性を考慮し、表示部109はデジタルカメラ100に内蔵され、一体となっているものとして説明する。しかしながら、本発明の実施はこれに限られるものではなく、例えばデジタルカメラ100の外部に、有線無線を問わず着脱可能に接続された表示装置であってもよい。表示部109は、撮像部104により間欠的に出力される撮像画像を順次表示(スルー表示)することで、所謂電子ビューファインダとして機能するものとする。
操作入力部110は、例えばボタン等のデジタルカメラ100が有するユーザインタフェースである。操作入力部110は、ユーザによりなされた操作入力を検出すると、該操作入力に対応する制御信号を制御部101に出力する。本実施形態では、表示部109は、タッチ操作が可能に構成されたタッチパネルであり、操作入力部110は、表示部109に設けられたタッチパネルセンサを介してタッチ操作の検出も行う。
本実施形態ではハードウェアとしてデジタルカメラ100が備える各ブロックに対応した回路やプロセッサにより処理が実現されるものとして説明する。しかしながら、本発明の実施はこれに限られるものではなく、各ブロックの処理が該各ブロックと同様の処理を行うプログラムにより実現されるものであってもよい。
《計測処理》
このような構成をもつ本実施形態のデジタルカメラ100で実行される計測処理について、図6のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記録媒体102に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。本計測処理は、例えば表示部109に表示されている撮像画像について距離計測の指示入力を受け付けるモードが選択された際に開始されるものとして説明する。
なお、本実施形態では簡単のため、ユーザが表示部109に対するタッチ操作を行うことで、距離計測を行う対象となる2点(始点及び終点)を指定するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。距離計測を行う始点と終点は、被写体を認識することによって、例えば特徴量の大きさが上位の2点等、ユーザの操作入力なしに決定されるものであってもよいし、予め定められた画素位置に固定されているものであってもよい。従って、本発明の実施において、距離計測の対象となる2点の選択には、ユーザの操作入力は必須のものではない。
S601で、制御部101は、3次元形状の計測の対象である被写体について、撮像画像と、これと対応する距離情報と、を取得する。より詳しくは、制御部101は、撮像部104に必要な撮像を行わせ、所定の数の撮像画像(RGBカラー画像。一対の瞳分割画像を含む)を出力させる。距離情報処理部107は、撮像部104から出力された一対の瞳分割画像に基づいて、像ずれ量、デフォーカス量、被写体距離を導出し、距離情報を生成する。
S602で、制御部101は、距離計測を行う対象となる2点(始点及び終点)及びその経路(測距経路)を決定する操作入力を受け付ける。上述したように、本実施形態のデジタルカメラ100では、距離計測の対象となる2点の決定は、撮像画像に対するユーザの操作入力(タッチ操作)に基づいて行われるものとして説明する。例えば、図7に示されるように、距離計測を行う対象となる2点及び経路の決定はなされるものであってよい。
図7(a)に示されるように、ユーザは表示部109に表示されている撮像画像に対して距離計測を行う経路の始点701と終点702とを、タップするタッチ操作で選択する。このとき、距離計測が行われる経路は、経路703となるが、これは実空間における該点と対応する位置の直線的な3次元的距離を計測するものではない。説明を簡単にするため、被写体が直方体710であるものとし、撮像方向とは異なる視点からみて、図7(b)に示されるように始点701と終点702が選択されたとする。このとき、経路703は、これらを3次元空間において直線的に結ぶ線分711ではなく、該線分711をデジタルカメラ100の方向(撮像方向と正対する方向)に射影した際に、直方体710が有する面に現れる線分712となる。
本実施形態では、このような2点を指示する操作入力によって、被写体の凹凸形状を反映した距離計測を行う対象の経路を決定するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、図7(c)に示されるように、計測したい経路をスワイプするタッチ操作で指示することにより、該スワイプによる軌跡721を経路とし、その端点を始点722と終点723として決定するものであってもよい。この態様では、被写体の表面形状に沿った計測を所望する経路を、ユーザは直接的に選択することができる。
なお、図7に示した例では、被写体の表面形状に沿った、即ち被写体の凹凸形状を加味した、被写体上の任意の2点間の経路長を計測する方法を説明したが、これに加えて、特許文献1と同様に、単純に2点を結ぶ最短の空間距離を計測可能としてもよい。例えば、いずれの距離を計測するかは、シングルタップで2点が指定された場合には、最短の空間距離を計測し、ダブルタップで2点が指定、またはスワイプにより経路が指定された場合には、被写体の表面形状に沿った経路長を計測するよう構成されていてよい。
制御部101は、操作入力を受け付けると、距離計測の対象となる2点の撮像画像上における2次元座標と、該2点の決定に用いられた操作入力方式に応じて定まる、距離計測を行う経路(測距経路)の情報をメモリ103に格納すると、処理をS603に移す。ここで、測距経路は、撮像画像上において、始点と終点の2点を結んで決定される2次元の経路である。
S603で、制御部101は、S602において決定した測距経路が、被写体の表面形状を考慮して計測を行う経路であるか否かを判断する。本ステップの判断は、測距経路の決定と同様に、測距経路に係る始点と終の指定に係る操作入力方式がいずれであったかに基づいて行われるものであってよい。制御部101は、測距経路が被写体の表面形状を考慮して計測を行う経路であると判断した場合は処理をS604に移し、被写体の表面形状を考慮しない、即ち単純に2点間を最短でつなぐ経路であると判断した場合は処理をS605に移す。
S604で、測距部108は制御部101の制御の下、S602において決定された経路(測距経路)について、被写体の表面形状を考慮した経路長を導出する測距処理を実行する。
〈測距処理〉
ここで、本ステップで実行される測距処理について、図8のフローチャートを参照して詳細を説明する。
S801で、測距部108は、撮像画像中の測距経路に含まれる画素を特定する。以下の説明では簡単のため、測距経路は、撮像画像中の垂直または水平方向の1軸に展開されているものとして説明する。即ち、測距経路は、撮像画像中で同一の垂直座標を有する画素群か、同一の水平座標を有する画素群で構成されるものとする。測距部108は、測距経路に含まれる全ての画素を特定すると、該画素の情報を例えばメモリ103に格納する。
S802で、測距部108は、測距経路に含まれる画素のうちの、未選択の1つの画素を対象画素として選択する。ここで、測距部108は、測距経路の始点の画素から順に1ずつ対象画素に選択していくものとする。また本実施形態の測距処理では、処理の都合上、対象画素として選択される画素は、測距経路に含まれるお画素のうち、終点の位置に存在する画素以外の画素であるものとする。
S803で、測距部108は、対象画素と測距経路において該対象画素の次に存在する画素(次の画素)の2画素について、撮像画像に対応する距離情報の同画素の被写体距離の情報を使用可能であるか否かを判断する。本実施形態のデジタルカメラ100では、撮像画像に対応して得られる距離情報には、各画素について格納されている被写体距離について、信頼度が含められており、測距部108は該信頼度を基準に本ステップの判断を行う。
ここで、被写体距離の信頼度とは、距離情報に格納されている被写体距離の確からしさを評価値を用いて示したパラメータであり、被写体距離の導出過程に基づいて決定されるものとする。本実施形態では、信頼度に係る評価値は、被写体距離の導出に用いられた視差を有する画像群の該当画素の輝度、コントラスト、デフォーカス量に基づいて導出されるものとして以下に例示する。
視差を有する画像群の該当する画素が含まれる領域において、画像信号が明るすぎる、あるいは暗すぎる場合、一致する被写体像を特定するための特徴が現れにくく、像ずれ量の算出精度が低下し得る。故に、輝度に基づく評価値ELは、撮像画像における輝度の中央値をLm、対象画素の輝度値をLpとして、
L=-|Lm-Lp
で導出するものであってよい。このようにすることで、輝度の中央値から乖離した輝度を有する画素について導出された被写体距離ほど、信頼度が低いものとして取り扱うことができる。
また同様に、視差を有する画像群の該当する画素が含まれる領域において、画像信号のコントラストが低いほど、特徴が失われ得るため、相関量C(k)から最小値を導出する際の精度が低下し得る。故に、撮像画像における対象画素とその周辺画素の輝度の分散を、コントラストに基づく評価値EBとするものであってよい。
さらに、撮像時の合焦度合いが低い領域においては、撮像画像において被写体の像がボケており、デフォーカス量が大きくなり、結果、被写体距離の精度が低下する。このため、デフォーカス量にもとづく評価値EDは、対象画素について導出されたデフォーカス量DEFを用いて
D=|DEF|
で導出するものであってよい。
従って、本実施形態では画素についての信頼度EMを、これら評価値の総和
M=EL+EB+ED
で導出するものとする。しかしながら、信頼度の導出は、輝度、コントラスト及びデフォーカス量の評価値に基づいて定められるものである必要はなく、これらのうちの少なくともいずれかであってもよいし、その他の要素の評価値をさらに加味して定められるものであってもよい。
測距部108は、対象画素と次の画素のそれぞれについての信頼度に係る評価値が予め定められた閾値を上回るか否かに基づき、信頼度が高いか低いかを評価し、被写体距離の情報の使用可否を判断する。換言すれば、測距部108は、信頼度に係る評価値が閾値を上回る場合には信頼度が高いものとして、画素に対応付けられた被写体距離の情報をそのまま使用可能であると判断する。また測距部108は、信頼度に係る評価値が閾値を下回る場合には信頼度が低いものとして、画素に対応付けられた被写体距離の情報をそのままでは使用不可能であると判断する。
従って、測距部108は、対象画素と次の画素の双方に対応付けられた被写体距離の情報が使用可能であると判断した場合は処理をS804に移し、少なくともいずれかの被写体距離の情報が使用不可能であると判断した場合は処理をS805に移す。
なお、本実施形態では被写体距離の情報の信頼度を、上述したように輝度、コントラスト、デフォーカス量に基づいて導出するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、レーザレンジファインダ等の光学的測距手段を用いて被写体距離の測定を行う態様においては、検出された被写体からの反射波の振幅の減衰率が規定値より高い場合、その距離情報の信頼度の評価値を下げるよう制御するものであってよい。このように、距離情報の取得方法によって、被写体距離の信頼度の評価基準は異なって定められていてよい。
S804で、測距部108は、対象画素の被写体距離と次の画素の被写体距離とに基づいて、該画素間における、被写体の表面形状に沿った距離を導出する。例えば、測距経路の各画素の被写体距離が、図9(a)に示されるように分布している場合について検討する。図9(a)のグラフは、横軸に測距経路に含まれる画素が始点から順に並び、縦軸には、各画素について距離情報から取得した被写体距離を示している。ここで、例えば対象画素が「1」の画素で、次の画素が「2」の画素である場合、図9(b)に示されるように、該2画素間の被写体の表面形状に沿った距離は、グラフ上のこれらと対応する点901及び902を結ぶ直線911の長さとして導出できる。ここで、1つの画素のセンサ面上の座標(h,v)は、該画素の撮像画像上の座標(hb,hv)と画素ピッチPXを用いて
(h,v)=(hb,hv)・PX
となり、センサ面上の座標(h,v)がデフォーカスするときのxy平面における座標(H,V)は、デフォーカス量DEFと瞳距離Lを用いて、
(H,V)=(h,v)×(1-DEF/L)
で表すことができるため、各画素の3次元空間上のxy成分(x,y)は
(x,y)=(H,V)×|dist/(dist_d+DEF)|
として導出できる。故に、これに奥行き方向の情報として被写体距離zを加味すると、対象画素と次の画素との間の、被写体の表面形状に沿った距離dは
Figure 0007233261000001
として導出することができる。
一方、S803において、少なくともいずれかの被写体距離の情報が使用不可能であると判断した場合、測距部108はS805で、信頼度が低い被写体距離の情報を周辺画素の被写体距離に基づいて補正する。本実施形態では簡単のため、被写体距離の情報の信頼度の低い画素の周辺画素には、被写体距離の情報の信頼度が高い画素が存在しているものとし、測距部108は、後者の被写体距離の情報を用いて補正を行うことが可能であるものとする。
ここで、測距経路の各画素の被写体距離が図10(a)に示されるように分布しているが、このうち「3」の画素のみ被写体距離の信頼度が低いとする。対象画素が「2」の画素で、次の画素が「3」の画素である場合、測距部108は、さらに次の「4」の画素(さらに次の画素)の被写体距離の情報の信頼度を参照する。このとき、さらに次の画素の被写体距離の情報の信頼度は閾値より高いため、測距部108は、対象画素の被写体距離の値とさらに次の画素の被写体距離の値とを用いて、次の画素の被写体距離の値を導出し、これを被写体距離として用いるよう補正する。より詳しくは、制御部101は、次の画素に隣接する2画素(対象画素及びさらに次の画素)の被写体距離の平均値を導出し、次の画素の被写体距離の値として設定する。即ち、測距部108は、被写体距離の情報の信頼度が低い画素が存在する場合に、直前直後に存在する信頼度が高い画素の被写体距離を用いて、図10(b)に点1001で示されるように、被写体距離を補間生成する。このようにすることで、信頼度の低い被写体距離の情報の使用を回避して、被写体の表面形状に沿った距離をより精度高く導出することができる。
S806で、測距部108は、S805において補正された対象画素の被写体距離と次の画素の被写体距離とに基づいて、該画素間における、被写体の表面形状に沿った距離を導出する。本ステップで行われる演算は、S804と同様であってよい。
S807で、測距部108は、測距経路に含まれる画素のうち、終点の画素以外の全ての画素を対象画素として選択したか否かを判断する。測距部108は、終点の画素以外の全ての画素を対象画素として選択したと判断した場合は処理をS808に移し、選択していないと判断した場合は処理をS802に戻す。
S808で、測距部108は、対象画素として選択した全ての画素について導出した、被写体の表面形状に沿った距離を加算することで、測距経路の全体に係る被写体の表面形状に沿った経路長(計測結果)を導出し、本測距処理を完了する。
一方、計測処理のS603において、測距経路が被写体の表面形状を考慮しない経路であると判断した場合、測距部108はS605で、制御部101の制御の下、測距経路について被写体の表面形状を考慮しない距離(最短距離)を計測結果として導出する。本ステップで行われる演算は、測距処理のS803で行う処理を、測距経路の始点の画素と終点の画素を対象として行えばよい。
S606で、制御部101は、S604の測距処理またはS605の演算によって導出された計測結果の情報を表示部109に表示させ、本計測処理を完了する。
このようにすることで、本実施形態のデジタルカメラ100によれば、被写体の形状を考慮した表面長さを測定することができる。より詳しくは、デジタルカメラ100は、ユーザにより設定された測距経路について、被写体の表面形状を考慮した経路長、または表面形状を考慮しない最短の距離を導出することができる。
[変形例1]
上述した実施形態の測距処理では、被写体距離の情報の信頼度の低い画素の周辺画素には、被写体距離の情報の信頼度が高い画素が存在しているものとし、測距部108が、後者の被写体距離の情報を用いて補正を行うことが可能であるものとして説明した。一方で、撮像画像における輝度の高い領域やコントラストの低い領域は広範に生じ得るものであるため、信頼度の高い被写体距離が導出されている画素が必ずしも周辺に存在するとは限らない。
従って、少なくともいずれかの被写体距離の情報が使用不可能であると判断した場合、測距部108は、信頼度が低い被写体距離の情報を周辺画素の被写体距離に基づいて補正可能か否かを判断するものとしてもよい。補正可能か否かは、例えば該当画素の前後に隣接する2画素に信頼度の高い被写体距離が得られている等、信頼度が低い画素を中心とする所定の画素数の範囲に、信頼度の高い被写体距離が得られている画素が規定数存在するか否かで行われるものあってよい。換言すれば、測距経路において、被写体距離の信頼度が低い画素が所定の画素数続く区間については、補正不可能として判断してもよい。
ここで、図10に示した態様とは異なり、測距経路の各画素の被写体距離が図11(a)に示されるように分布しているが、このうち「2」、「3」、「4」の画素の被写体距離の信頼度が低い例について説明する。このとき、対象画素が「1」の画素で、次の画素が「2」の画素である場合等、被写体距離の情報の信頼度が低い画素の周囲に、信頼度の高い画素が存在しない場合、好適な補正が不可能となり得る。
このような場合、測距部108は、図11(b)に示されるように、信頼度が低い被写体距離を補正するのではなく、測距経路において、信頼度が高い被写体距離の情報が得られている次の画素を特定し、経路長の導出に用いればよい。即ち、測距経路において、被写体距離の情報の信頼度が低い画素の区間については被写体の表面形状の要素を除外し(平坦であるものとし)、信頼度が高い被写体距離が得られている画素のみで、測距経路の経路帳を導出するものとしてよい。図の例では、「2」の画素から「4」の画素の区間については被写体距離の補正は不可能であるものとし、測距部108は、「1」の画素の被写体距離と「5」の画素の被写体距離とに基づいて、「1」の画素から「5」の画素の区間の経路長を導出してもよい。このようにすることで、不確かな被写体の表面形状は部分的に除外することで、被写体の表面形状に沿った経路長が誤差を含んで導出されることを低減することができる。
[変形例2]
上述した実施形態及び変形例1では、測距経路の被写体の表面形状に沿った経路長を、測距経路に含まれる画素に限定して被写体距離を参照して導出するものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば図12(a)に示されるように、測距経路に近接させて、始点及び終点を所定画素数ずらした座標を始点及び終点とする1以上の予備経路を設け、測距経路を含むこれら経路について導出された経路長の平均値を、計測結果としてもよい。
より詳しくは、図12(b)に示されるように、撮像画像に測距経路1201が始点1202及び終点1203を基準に設定される場合、予備経路1204及び1207は、始点及び終点1をy軸の正と負の方向に1画素ずつずらして規定されるものでよい。即ち、予備経路1204は、始点1202からy軸の負の方向に1画素ずれた位置にある始点1205と、終点1203からy軸の負の方向に1画素ずれた位置にある終点1206によって規定されるものであってよい。また、予備経路1207は、始点1202からy軸の正の方向に1画素ずれた位置にある始点1208と、終点1203からy軸の正の方向に1画素ずれた位置にある終点1209によって規定されるものであってよい。
あるいは、図12(c)に示されるように、始点及び終点1をx軸の正と負の方向に1画素ずつずらして規定される、予備経路1211及び1214を用いるものとしてもよい。即ち、予備経路1211は、始点1202からx軸の負の方向に1画素ずれた位置にある始点1212と、終点1203からx軸の負の方向に1画素ずれた位置にある終点1203によって規定されるものであってよい。また、予備経路1214は、始点1202からx軸の正の方向に1画素ずれた位置にある始点1215と、終点1203からx軸の正の方向に1画素ずれた位置にある終点1216によって規定されるものであってよい。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:デジタルカメラ、101:制御部、102:記録媒体、103:メモリ、104:撮像部、106:画像処理部、107:距離情報処理部、108:測距部、109:表示部、110:操作入力部、120:撮像光学系

Claims (13)

  1. 操作入力を受け付ける操作入力手段と
    撮像画像について、距離の計測を行う2次元の測距経路を前記操作入力手段により受け付けられた操作入力の軌跡に基づいて決定する決定手段と、
    前記撮像画像について、該撮像画像の各画素の被写体までの被写体距離の情報を含む距離情報を取得する取得手段と、
    前記決定手段により決定された前記測距経路に含まれる前記撮像画像の各画素の被写体距離と、前記撮像画像の撮像条件の情報とに基づいて、前記測距経路に対応する、被写体の表面形状に沿った3次元の経路長を導出する導出手段と、
    を有することを特徴とする3次元測量装置。
  2. 作入力を受け付ける操作入力手段
    撮像画像について、距離の計測を行う2次元の測距経路を、前記操作入力手段により受け付けられた当該測距経路の始点及び終点を指示する操作入力に基づいて決定する決定手段と、
    前記撮像画像について、該撮像画像の各画素の被写体までの被写体距離の情報を含む距離情報を取得する取得手段と、
    前記決定手段により決定された前記測距経路に含まれる前記撮像画像の各画素の被写体距離と、前記撮像画像の撮像条件の情報とに基づいて、前記測距経路に対応する、被写体の表面形状に沿った3次元の経路長を導出する導出手段と、
    を有し、
    前記導出手段は、前記始点及び終点を指示するための操作入力がなされた操作入力方式に応じて、前記測距経路の前記経路長を導出するか、該始点及び終点の3次元空間におけるユークリッド距離を導出するかを切り替える
    ことを特徴とする3次元測量装置。
  3. 前記導出手段は、前記測距経路の始点から終点の間に含まれる画素を前記始点から順に対象画素として選択し、該対象画素と該対象画素に隣接する前記測距経路における次の画素との被写体距離の差に基づいて該2画素間の被写体の表面形状に沿った距離を導出したものを、前記測距経路について総和することで前記経路長を導出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の3次元測量装置。
  4. 前記距離情報は、前記撮像画像に含まれる被写体の状態に基づく被写体距離の信頼度の情報を含み、
    前記導出手段は、基準の信頼度を満たさない被写体距離の画素が前記測距経路に含まれる場合に、該画素の周辺に存在する前記基準の信頼度を満たす画素の被写体距離に基づいて該画素の被写体距離を補正して、前記経路長を導出する
    ことを特徴とする請求項に記載の3次元測量装置。
  5. 前記導出手段は、前記測距経路において前記基準の信頼度を満たさない画素が所定の画素数続く区間については、該区間の被写体の表面形状は平坦であるものとして前記経路長を導出することを特徴とする請求項に記載の3次元測量装置。
  6. 前記撮像画像の各画素の被写体距離は、同一の被写体を異なる視点で撮像して得られた、一対の視差を有する画像群に基づいて導出されるものであり、
    各画素の被写体距離の信頼度は、前記一対の視差を有する画像群における該画素と対応する画素の輝度、コントラスト及びデフォーカス量の少なくともいずれかに基づいて決定される
    ことを特徴とする請求項またはに記載の3次元測量装置。
  7. 前記撮像画像の各画素の被写体距離は、光学的測距手段により測定されるものであり、
    各画素の被写体距離の信頼度は、前記光学的測距手段による測定の際に検出される反射波の振幅の減衰率に基づいて決定される
    ことを特徴とする請求項またはに記載の3次元測量装置。
  8. 前記決定手段は、前記測距経路に加え、1以上の予備経路を決定し、
    前記導出手段は、前記測距経路と前記1以上の予備経路の各々について導出した前記経路長の平均値を、前記測距経路の経路長として導出する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の3次元測量装置。
  9. 操作入力を受け付ける操作入力手段と、
    撮像画像と一対の瞳分割画像とを一時に撮像する撮像手段と、
    前記一対の瞳分割画像に基づいて、前記撮像画像の各画素の被写体までの被写体距離の情報を含む距離情報を生成する生成手段と、
    前記撮像画像について、距離の計測を行う2次元の測距経路を前記操作入力手段により受け付けられた操作入力の軌跡に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記測距経路に含まれる前記撮像画像の各画素の被写体距離と、前記撮像画像の撮像条件の情報とに基づいて、前記測距経路に対応する被写体の表面形状に沿った3次元の経路長を導出する導出手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 操作入力を受け付ける操作入力手段と、
    撮像画像と一対の瞳分割画像とを一時に撮像する撮像手段と、
    前記一対の瞳分割画像に基づいて、前記撮像画像の各画素の被写体までの被写体距離の情報を含む距離情報を生成する生成手段と、
    前記撮像画像について、距離の計測を行う2次元の測距経路を、前記操作入力手段により受け付けられた当該測距経路の始点及び終点を指示する操作入力に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記測距経路に含まれる前記撮像画像の各画素の被写体距離と、前記撮像画像の撮像条件の情報とに基づいて、前記測距経路に対応する被写体の表面形状に沿った3次元の経路長を導出する導出手段と、
    を有し、
    前記導出手段は、前記始点及び終点を指示するための操作入力がなされた操作入力方式に応じて、前記測距経路の前記経路長を導出するか、該始点及び終点の3次元空間におけるユークリッド距離を導出するかを切り替えることを特徴とする撮像装置。
  11. 操作入力を受け付ける操作入力工程と、
    撮像画像について、距離の計測を行う2次元の測距経路を前記操作入力工程において受け付けられた操作入力の軌跡に基づいて決定する決定工程と、
    前記撮像画像について、該撮像画像の各画素の被写体までの被写体距離の情報を含む距離情報を取得する取得工程と、
    前記決定工程において決定された前記測距経路に含まれる前記撮像画像の各画素の被写体距離と、前記撮像画像の撮像条件の情報とに基づいて、前記測距経路に対応する被写体の表面形状に沿った3次元の経路長を導出する導出工程と、
    を有することを特徴とする3次元測量装置の制御方法。
  12. 操作入力を受け付ける操作入力工程と、
    撮像画像について、距離の計測を行う2次元の測距経路を、前記操作入力工程において受け付けられた当該測距経路の始点及び終点を指示する操作入力に基づいて決定する決定工程と、
    前記撮像画像について、該撮像画像の各画素の被写体までの被写体距離の情報を含む距離情報を取得する取得工程と、
    前記決定工程において決定された前記測距経路に含まれる前記撮像画像の各画素の被写体距離と、前記撮像画像の撮像条件の情報とに基づいて、前記測距経路に対応する被写体の表面形状に沿った3次元の経路長を導出する導出工程と、
    を有し、
    前記導出工程において、前記始点及び終点を指示するための操作入力がなされた操作入力方式に応じて、前記測距経路の前記経路長を導出するか、該始点及び終点の3次元空間におけるユークリッド距離を導出するかが切り替えられることを特徴とする3次元測量装置の制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至のいずれか1項に記載の3次元測量装置の各手段として機能させるためのプログラム。
JP2019046379A 2019-03-13 2019-03-13 3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラム Active JP7233261B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019046379A JP7233261B2 (ja) 2019-03-13 2019-03-13 3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラム
US16/815,702 US11468586B2 (en) 2019-03-13 2020-03-11 Three-dimensional measurement apparatus, image capturing apparatus, control method, and recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019046379A JP7233261B2 (ja) 2019-03-13 2019-03-13 3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020148628A JP2020148628A (ja) 2020-09-17
JP7233261B2 true JP7233261B2 (ja) 2023-03-06

Family

ID=72423938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019046379A Active JP7233261B2 (ja) 2019-03-13 2019-03-13 3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11468586B2 (ja)
JP (1) JP7233261B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7431527B2 (ja) * 2019-08-07 2024-02-15 キヤノン株式会社 深度情報生成装置、撮像装置、深度情報生成方法、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122218A (ja) 2008-11-20 2010-06-03 General Electric Co <Ge> 2次元画像上で3次元計測を行なう方法及び装置
JP2011232330A (ja) 2010-04-08 2011-11-17 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、長さ測定方法、及びプログラム
JP2013228267A (ja) 2012-04-25 2013-11-07 Panasonic Corp 表示装置、表示方法、及びプログラム
JP2015197429A (ja) 2014-04-03 2015-11-09 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP2016156934A (ja) 2015-02-24 2016-09-01 キヤノン株式会社 距離情報生成装置、撮像装置、距離情報生成方法および距離情報生成プログラム

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6512838B1 (en) * 1999-09-22 2003-01-28 Canesta, Inc. Methods for enhancing performance and data acquired from three-dimensional image systems
JP4474535B2 (ja) * 2004-02-27 2010-06-09 株式会社テクノネットワーク四国 立体形状測定及び分析装置
JP4532171B2 (ja) * 2004-06-01 2010-08-25 富士重工業株式会社 立体物認識装置
US7697750B2 (en) * 2004-12-06 2010-04-13 John Castle Simmons Specially coherent optics
US8009871B2 (en) * 2005-02-08 2011-08-30 Microsoft Corporation Method and system to segment depth images and to detect shapes in three-dimensionally acquired data
US8352979B2 (en) * 2005-04-22 2013-01-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Methods and apparatus to broadcast advanced television system committee video in switched digital video systems
JP2007114071A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Omron Corp 三次元形状計測装置、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び三次元形状計測方法
US8108119B2 (en) * 2006-04-21 2012-01-31 Sri International Apparatus and method for object detection and tracking and roadway awareness using stereo cameras
CN101523439A (zh) * 2006-10-30 2009-09-02 电子地图有限公司 用于从基于陆地的移动测绘数据检测对象的方法和设备
WO2008124397A1 (en) * 2007-04-03 2008-10-16 David Fishbaine Inspection system and method
DE602007003849D1 (de) * 2007-10-11 2010-01-28 Mvtec Software Gmbh System und Verfahren zur 3D-Objekterkennung
DE102008017481B4 (de) * 2008-04-03 2013-10-24 Sirona Dental Systems Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur optischen 3D-Vermessung und zur Farbmessung
US8611604B2 (en) * 2009-06-03 2013-12-17 Chubu University Educational Foundation Object detection device
JP5567908B2 (ja) * 2009-06-24 2014-08-06 キヤノン株式会社 3次元計測装置、その計測方法及びプログラム
US8370282B1 (en) * 2009-07-22 2013-02-05 Google Inc. Image quality measures
US8295547B1 (en) * 2010-05-26 2012-10-23 Exelis, Inc Model-based feature tracking in 3-D and 2-D imagery
US9404764B2 (en) * 2011-12-30 2016-08-02 Here Global B.V. Path side imagery
JP6415026B2 (ja) * 2013-06-28 2018-10-31 キヤノン株式会社 干渉判定装置、干渉判定方法、コンピュータプログラム
US9721161B2 (en) * 2013-08-14 2017-08-01 Infineon Technologies Ag Dynamic adjustment of imaging parameters

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122218A (ja) 2008-11-20 2010-06-03 General Electric Co <Ge> 2次元画像上で3次元計測を行なう方法及び装置
JP2011232330A (ja) 2010-04-08 2011-11-17 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、長さ測定方法、及びプログラム
JP2013228267A (ja) 2012-04-25 2013-11-07 Panasonic Corp 表示装置、表示方法、及びプログラム
JP2015197429A (ja) 2014-04-03 2015-11-09 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP2016156934A (ja) 2015-02-24 2016-09-01 キヤノン株式会社 距離情報生成装置、撮像装置、距離情報生成方法および距離情報生成プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11468586B2 (en) 2022-10-11
JP2020148628A (ja) 2020-09-17
US20200294261A1 (en) 2020-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9208396B2 (en) Image processing method and device, and program
US20190037130A1 (en) Focus detection device and image-capturing apparatus
JP2013044844A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2014081462A (ja) 焦点検出装置及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置
JP2023115356A (ja) 計測装置、撮像装置、制御方法及びプログラム
US11808561B2 (en) Electronic apparatus for controlling a projector to project an image onto a screen at an actual size length, control method thereof and computer readable storage medium
JP7121269B2 (ja) 測距カメラ
JP7233261B2 (ja) 3次元測量装置、撮像装置、制御方法及びプログラム
JP6381434B2 (ja) フォーカス制御装置、光学機器およびフォーカス制御方法
JP2019168479A (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP6005246B2 (ja) 撮像装置、ヒストグラムの表示方法、プログラム、画像処理装置
JP6501512B2 (ja) フォーカス制御装置、フォーカス制御方法およびフォーカス制御プログラム
JP2018074362A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP2017009640A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
US11790600B2 (en) Image processing device, imaging apparatus, image processing method, and recording medium
JP2005134617A (ja) 焦点検出装置
JP2023069386A (ja) 画像計測装置、方法およびプログラム
JP2008122981A (ja) カメラの焦点検出装置
JP6827778B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP6929145B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
JP2017073681A (ja) 撮像装置および撮像処理プログラム
JP2005348379A (ja) プロジェクタ装置および距離データ補正方法
JP6608238B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラム
JP2005134621A (ja) カメラの焦点検出装置
JP5836792B2 (ja) 撮像装置、ヒストグラムの表示方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7233261

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151