JP6929145B2 - 撮像装置、撮像方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、画像合成を行う撮像装置に関するものである。
カメラからの距離が異なる複数の被写体を撮像する場合、あるいは、奥行き方向に長い被写体を撮像する場合に、撮像光学系における被写界深度が足りないために、被写体の一部にしかピントを合わせられない場合がある。
そこで、ピント位置を変化させて複数の画像を撮像し、各画像から合焦している領域のみを抽出して1枚の画像を合成して撮像領域全体に合焦している合成画像を生成する技術(以下、深度合成という)が知られている(特許文献1を参照)。この深度合成の技術を用いることで、意図する被写体の全体に対してピントを合わせた画像を得ることができる。
特開2002−84444号公報
しかしながら、深度合成の技術を用いて撮像する場合、手振れなどが発生すると、以下の課題が生じることがある。
図13は、深度合成における手振れを説明するための図である。図13(a)は理想的な深度合成を用いる撮像を説明するための図である。図13(a)では、ユーザがデジタルカメラを1301に置き、所定の距離1302ずつピント位置を移動させながら複数回撮像を行う。
図13(b)は図13(a)での撮像において、3枚目の画像を撮像するとき、手振れが発生してしまった場合を示す。撮像位置1301が光軸方向で後方にずれたことで、本来撮像されるべき距離よりも近い位置にピント位置が来る。さらに、図13(c)のように、4枚目の画像を撮像するとき、図13(b)の手振れの方向と反対する方向へ手振れが発生してしまった場合を示す。この場合4枚目の画像は本来撮像されるべきピント位置よりも遠くなっている。図13(c)で撮像された複数の画像を用いて合成処理を行うと、領域1303において合焦している画像が存在せず、合成画像にはぼけた部分が残ってしまう。
本発明は、以上の課題を鑑みてなされたもので、ピント位置を変化させて撮像した複数の画像を用いて合成するとき、手振れなどによるぼけを低減させる合成画像を生成できる撮像装置を提供することが目的とする。
本発明は、撮像手段と、複数の目標ピント位置の設定を行う設定手段と、ピント位置の算出手段と、を有し、前記撮像手段は、前記目標ピント位置に応じた複数の画像を撮像し、前記算出手段は、前記複数の画像のそれぞれが撮像されたときの、被写体に対するピント位置を算出し、前記設定手段は、前記目標ピント位置と、算出されたピント位置との比較結果に応じて、前記目標ピント位置の少なくとも一部を再設定し、前記撮像手段が順に撮像した第1の画像と第2の画像において、前記第1の画像を撮像したときに算出されたピント位置と、前記第2の画像を撮像したときに算出されたピント位置との差が、予め定められた閾値より大きい場合に、前記設定手段は、それより後に撮像する画像のための目標ピント位置の一部を再設定することを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明によれば、ピント位置を変化させて撮像した複数の画像を用いて合成するとき、手振れなどによるぼけを低減させる合成画像を生成できる。
本発明の第1の実施形態の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構造を示すブロック図である。 第1の実施形態のセンサのアレイを説明するための図である。 第1の実施形態における光信号の画素への入射を説明するための図である。 第1の実施形態における深度合成の処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態における撮像画像評価処理を説明するフローチャートである。 第1の実施形態におけるピント位置の補正を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態におけるピント位置の変化量補正を説明するための図である。 第2の実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの構造を説明するための図である。 第2の実施形態における深度合成の処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態における深度合成の処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態におけるコントラスト値の解析を説明するための図である。 深度合成における手振れを説明するための図である。
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、デジタルカメラを例にあげて説明を行うが、ピント位置の調整ができる撮像装置を用いれば、本発明を適用することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観図である。モニタ101は画像や各種情報を表示する。シャッターボタン102は撮像指示を行うために設けられる。モード切り替えスイッチ103は各種モードを切り替えるために設けられる。コネクタ104は接続ケーブル105とデジタルカメラとを接続する。コントローラーホイール106は回転操作可能な操作部材である。スイッチ107は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。メモリカード108は記録媒体である。スロット109はメモリカード108を格納するためのスロットである。スロット109に格納されたメモリカード108は、デジタルカメラの本体との通信が可能である。蓋110はスロット109の蓋である。
図2は本実施形態に係るデジタルカメラの構造を示すブロック図である。デジタルカメラ200は、静止画を撮像することができ、かつ、ピント位置の情報を記録し、コントラスト値の算出および画像の合成が可能なものである。さらに、デジタルカメラ200は、撮像して保存した画像、または、外部から入力した画像に対して、拡大処理または縮小処理を行うことができる。
制御部201は、例えばCPUやMPUなどのシグナルプロセッサであり、予め後述するROM205に内蔵されたプログラムを読み出しながら、デジタルカメラ200の各部分を制御する。たとえば、後述するように、制御部201が、後述する撮像部204に対して撮像の開始と終了について指令を出す。または、後述する画像処理部207に対して、予め用意された設定に基づいて、画像処理の指令を出す。ユーザによる指令は、後述する操作部210によってデジタルカメラ200に入力され、制御部201を通して、デジタルカメラ200の各部分に達する。
駆動部202は、モーターなどによって構成され、制御部201の指令の下で、後述する光学系203を機械的に動作させる。たとえば、制御部201の指令に基づいて、駆動部202が光学系203に含まれるフォーカスレンズの位置を移動させ、光学系203の焦点距離を調整する。
光学系203は、ズームレンズ、フォーカスレンズ、および絞りなどにより構成される。絞りは、透過する光量を調整する機構である。レンズの位置を変えることによって、ピント位置を変えることができる。ただし、ここでいう「ピント位置」は、特に説明がなければ、被写体を基準にして定義されるものである。
撮像部204は、光電変換素子であり、入射された光信号を電気信号に変換する光電変換を行うものである。たとえば、撮像部204に、CCDやCMOSセンサなどを適用することができる。撮像部の構造について、詳細は後述する。撮像部204は、動画撮像モードを設け、時間的に連続する複数の画像を動画の各々のフレームとして、撮像することができる。
ROM205は、記録媒体としての読み出し専用の不揮発性メモリであり、デジタルカメラ200が備える各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を記憶している。RAM206は、書き換え可能な揮発性メモリであり、デジタルカメラ200が備える各ブロックの動作において出力されたデータの一時的な記憶領域として用いられる。
画像処理部207は、撮像部204から出力された画像、あるいは後述する内蔵メモリ209に記録されている画像信号のデータに対して、ホワイトバランス調整、色補間、フィルタリングなど、様々な画像処理を行う。また、撮像部204が撮像した画像信号のデータに対して、JPEGなどの規格で、圧縮処理を行う。
画像処理部207は、特定の処理を行う回路を集めた集積回路(ASIC)で構成される。あるいは、制御部201がROM205から読み出したプログラムに従って処理することで、制御部201が画像処理部207の機能の一部または全部を兼用するようにしてもよい。制御部201が画像処理部207の全ての機能を兼用する場合には、画像処理部207をハードウェアとして有する必要はなくなる。
表示部208は、RAM206に一時保存されている画像、または、後述する内蔵メモリ209に保存されている画像、あるいは、デジタルカメラ200の設定画面などを表示するための液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどである。図1におけるモニタ101は、表示部208に該当する。
内蔵メモリ209は、撮像部204が撮像した画像や画像処理部207の処理を得た画像、および、画像撮像時のピント位置の情報などを記録する場所である。また、内蔵メモリの代わりに、図1のように、メモリカード108などを用いてもよい。
操作部210は、たとえば、デジタルカメラ200につけるボタンやスイッチ、キー、モードダイアルなど、あるいは、表示部208に兼用されるタッチパネルなどである。ユーザによる指令は、操作部210を経由して、制御部201に達する。図1におけるシャッターボタン102、モード切り替えスイッチ103、コントローラーホイール106およびスイッチ107は操作部210に該当する。
図3は、本実施形態における撮像部204を構成するセンサのアレイを説明するための図である。図3(a)では、画素300は、互いに独立に光信号を読み取れる光電変換部301と302の2つを有することを示す。ただし、それぞれの画素は、3つ以上の光電変換部を有する構造でもよい。たとえば、図3(b)では、画素310は、光電変換部311乃至314の4つを有する構造を示す。以下の記述では、1つの画素が2つの光電変換部を有する構造に基づいて説明する。
図4は、本実施形態において、光信号の画素への入射を説明するための図である。
図4では、画素アレイ401には、マイクロレンズ402と、カラーフィルタ403と、光電変換部404と405とがある。光電変換部404と405とは、同じ画素に属し、マイクロレンズ402とカラーフィルタ403に対応する。この図4はデジタルカメラを上から見た図であって、1つの画素に対応する2つの光電変換部404と405が左右に並んで配置されていることを示している。射出瞳406から出る光束のうち、光軸409を境にして、上側の光束(領域407からの光束に相当)は光電変換部405に入射し、下側の光束(領域408からの光束に相当)は光電変換部404に入射する。つまり、光電変換部404と405とはそれぞれ撮像レンズの射出瞳の異なる領域の光を受光している。ここで光電変換部404が受光した信号をA像、光電変換部405で受光した信号をB像とすると、制御部201は、A像とB像の位相差に基づいて焦点ズレ量を算出でき、距離情報を取得することができる。
図5は、本実施形態における深度合成の処理を説明するためのフローチャートである。
ユーザの指令が操作部210を経て制御部201に達すると、深度合成の処理が始まる。制御部201はステップS501で、デジタルカメラ200の被写体深度に基づいて1枚目の画像を撮像するときのピント位置と、2枚目以降の画像を撮像するときの画像間のピント位置の変化量、および撮像枚数を設定する。これらの値により複数のピント位置が演算され、設定される。次に制御部201はステップS502で光学系203を構成するレンズを移動させて、デジタルカメラ200のピント位置を変化させる。1枚目であれば予め設定したピント位置となるようにレンズを移動させ、2枚目以降であれば、予め設定したピント位置のうち、撮像が済んでいないピント位置の中で、最も至近側あるいは無限遠側のピント位置まで動かす。ステップS503で撮像部204を制御して撮像を行う。制御部201はステップS504で、ステップS503で撮像した画像の評価を行う。撮像画像評価の詳細については後述する。
制御部201はステップS505で撮像画像が基準を満たしているか否かを判定し、基準を満たしている場合はステップS506に進み、設定枚数分の画像を撮像したかどうかを判定する。
ステップS505で制御部201、撮像画像が基準を満たしていないと判定した場合、設定ステップS507で次の撮像のための設定したピント位置の補正を行い、ステップS502に戻る。ステップS507での設定したピント位置の補正の詳細については後述する。
ステップS506で設定枚数の画像を撮像したと判定された場合、ステップS508で制御部201は合成処理を実行し、合成画像を生成する。ステップS506で設定枚数の画像を撮像していないと判定された場合、ステップS502に戻る。
ステップS508での画像合成では、公知の方法を用いればよく、その一例を以下に述べる。まず、位置合わせのため、2つの画像の相対位置をずらしながら、これら複数の画像の画素の出力の差の絶対値総和(SAD:Sum Of Absolute Difference)を求める。この絶対値総和の値が最も小さくなるときの、2つの画像の相対的な移動量と移動方向を求める。そして、求めた移動量と移動方向に応じたアフィン変換もしくは射影変換の変換係数を算出した後、変換係数による移動量と絶対値総和から算出した移動量との誤差が最小となるように、最小二乗法を用いて変換係数を最適化する。その最適化された変換係数に基づいて、位置合わせの対象となる画像に対して、変形処理を行う。画像処理部207は、ステップS503で撮像部204によって撮像されたすべての画像に対して、上述した位置合わせと変形処理とを行った後、各画像の各々の領域に対して合成比率を与える。一例としては、画像処理部207は、同一領域に対応する複数の画像のうち、合焦している領域を有する画像の該当領域に含まれる画素に100%の合成比率を与え、ほかの画像の該当領域に含まれる画素に0%の合成比率を与える。あるいは、各領域の画像間の合焦の度合いに応じて、各画像の該当領域に合成比率を割り振るようにしてもよい。なお、合成境界での不自然さを防ぐため、画像処理部207は隣接画素間で合成比率が段階的に変化するようにする。最後に、各々の画素の合成比率に基づいて、合成画像を生成する。
次に、ステップS504での撮像画像評価について説明する。
図6は本実施形態における撮像画像評価処理を説明するフローチャートである。撮像画像評価処理が始まると制御部201は、ステップS601で、直近のステップS503で撮像した時のピント位置を算出する。本実施形態においては、静止画の撮像時に撮像素子の各画素におけるA像とB像との位相差から撮像時のピント位置を算出する。
ステップS602で、制御部201はピント位置のずれ量を算出する。ステップS601で取得した撮像時のピント位置と、ステップS501で設定した各々のピント位置とから、ピント位置のずれ量を算出する。たとえば、ステップS601で取得したピント位置がN番目に撮像された画像のピント位置であれば、ステップS501で設定したピント位置のうち、N番目に位置するピント位置と比較することで、ピント位置のずれ量を算出する。
ステップS603で制御部201はピント位置のずれ量が所定値以内であるかを判定る。
ステップS603で焦点距離のずれ量が所定量を超えている場合、制御部201はステップS604に進み、基準を満たしていないと判定し、処理を終了させる。
反対に、ステップS603で焦点距離のずれ量が所定値以内である場合、制御部201はステップS605に進み、基準を満たしていると判定し、処理を終了させる。これらステップS604または605の判定結果に基づいて、図5のステップS505の判定が行われる。
以上、ステップS504での撮像画像評価の処理についての説明である。
次に、ステップS507におけるピント位置の補正の処理について説明する。図7は、本実施形態におけるピント位置の補正を説明するためのフローチャートである。
ステップS701で、制御部201は前回の撮像におけるピント位置と、今回の撮像におけるピント位置の距離を算出する。ステップS702で、制御部201はステップS701で算出した画像のピント位置の距離が所定値を越えているか否かを判定する。この所定値は、焦点距離と撮像素子の許容錯乱円径に基づいて決められる値であって、この所定値を超えると、これら2つの画像の間に、いずれの画像においても合焦状態とならない領域が生じてしまう。
制御部201は、ステップS702でピント位置の距離が所定値を超えていると判定した場合には、ステップS703に進み、前回の撮像位置と今回の撮像位置の間に新たなピント位置を追加する。同時に、制御部201は、前述したステップS506での予定枚数に、1枚を足す。そして、制御部201はステップS704に進む。制御部201がステップS704で新たなピント位置を追加した場合、その直後のステップS603で、この追加したピント位置で画像の撮像を行うことが望ましい。ほかのピント位置での撮像が済んでから、追加したピント位置での撮像を行ってもよいが、その間にカメラに手振れが生じた場合、その手振れに応じて、追加したピント位置を再度修正する必要が生じるためである。反対に、制御部201は、ステップS702でピント位置の距離が所定値以内であると判定した場合には、新たなピント位置を追加せずにステップS704に進む。
ステップS704では、ステップS501で設定したピント位置、あるいは、前回のステップS704を処理したときに更新されたピント位置を、新たなピント位置で更新する。すなわち、図6のステップS602でピント位置のずれ量を算出する際の、基準となるピント位置を更新する。具体的には、至近側から順にピント位置を設定して撮像している場合には、撮像済みのピント位置のうち最も無限遠側のピント位置を基準として、ステップS501で設定したピント位置の変化量ずつずらしたピント位置を、残りの撮像枚数分だけ設定する。つまり、撮像済みのピント位置のうち最も無限遠側のピント位置が、最初にステップS501で設定したピント位置よりも無限遠側にずれていれば、残りの撮像時に設定される複数のピント位置もそれぞれ同じ量だけ無限遠側にずれた位置に再設定される。こうすることで、ピント位置が途中でずれてしまったとしても、その後に撮像される画像間のピント位置の差を一定に保つことが可能である。
このように、制御部201は、ステップS704でピント位置の補正を行い、図7のフローチャートを終了させる。
図8は、本実施形態におけるピント位置の補正を説明するための図である。図8(a)は、図5のステップS501で設定したピント位置を示す。
図8(b)は3枚目の画像を撮像するときに、光軸方向の手前側に手振れが発生した様子を示す。ピント位置801、ピント位置802、ピント位置803は、それぞれ1枚目、2枚目、3枚目の画像を撮像したときのピント位置を示す。本来の3枚目の画像を撮像するときのピント位置よりも、矢印821が示す量だけ、実際に3枚目の画像を撮像したときのピント位置803がずれている。この状態は、図6のステップS603ではNOと判断され、図7のステップS702ではYESと判断される状態に該当する。ここで、ピント位置がずれてはいるが、2枚目の画像のピント位置に、3枚目の画像のピント位置が近くなっただけであるため、ここではピント位置の追加は行われない。
図8(c)は4枚目の画像を撮像するときのピント位置804を示している。3枚目の画像のピント位置803に対して、図5のステップS501で設定した変化量だけずらした位置に、新たなピント位置804が設定されている。
図8(d)は、5枚目の画像を撮像するときに、光軸方向の無限遠側に手振れが発生した様子を示す。予定していた5枚目の画像を撮像するときのピント位置から、矢印822で示す量だけ、実際に5枚目の画像を撮像したときのピント位置805がずれている。図9(d)では、4枚目の画像を撮像したときのピント位置804と、5枚目の画像を撮像したときのピント位置805との距離が、所定値を越えている。そのため、これらのピント位置の間には、4枚目と5枚目の画像のいずれにおいても被写体深度に含まれない領域が存在する。この状態は、図6のステップS603でNOと判断され、図7のステップS702でNOと判断される状態に該当する。
そこで、図8(e)に示すように、ピント位置804とピント位置805の間に新たなピント位置811を設定し、このピント位置811で撮像する。このピント位置811を設定するhそりが、図7のステップS703に該当する。もし、ピント位置804とピント位置805の間隔が広く、ピント位置を1つ追加するだけでは十分ではない場合には、2つ以上のピントを追加するようにしてもよい。新たなピント位置を追加することにより、ピント位置が隣接する画像間のピント位置の距離を、所定値以内に収めることができる。
図8(f)では、ピント位置805に対して、図5のステップS501で設定した変化量だけずらした位置に、新たなピント位置806を設定し、画像を撮像する様子を示す。
このように、第1の実施形態によれば、ピント位置を変化させて撮像した複数の画像を用いて合成するとき、実際に画像を撮像したときのピント位置と、予定していたピント位置とのずれを算出することで、次の撮像のピント位置を調整し、合成画像を生成する際のぼけを低減させることができる。
なお、手前側への手振れの量が大きい場合には、予定していた枚数分の画像を撮像したとしても、予定より手前で撮像が完了してしまう可能性がある。そこで、制御部201は、図5のステップS506で予定枚数が完了した場合であっても、最も至近側のピント位置と最も無限遠側のピント位置が当初の設定していた範囲よりも狭い場合には、ピント位置をさらに追加して撮像を行うようにしてもよい。たとえば、ステップS501で設定された値から導ける最後の画像のピント位置に比べ、実際に最後に撮像した画像のピント位置が最初に撮像した画像のピント位置に近ければ、ピント位置の分布範囲が狭いと判断することができる。反対に、無限遠側の手振れの量が大きく、途中でピント位置を追加した結果、予定していた枚数分の画像を撮像する前に、当初予定していたピント位置での撮像を完了した場合には、その時点で撮像を終了してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、撮像部204とは別に、焦点検出用のセンサを設けた撮像装置を用いた例について説明する。以下では、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、第1の実施形態と同様な所の説明は省略する。
図9は、デジタル一眼レフカメラの構造を説明するための図である。以下では、デジタル一眼レフカメラに基づいて説明するが、これに限らず、撮像部204と焦点検出用のセンサとを別々に設けた撮像装置であればよい。デジタル一眼レフカメラ900にはレンズ鏡筒901が装着されており、画像を撮像するときには、ミラー903およびサブミラー904が撮像光路から避難し、レンズ鏡筒901を通過した光は撮像センサ902に導かれる。画像を撮像する前後は、図9に示すように、撮像光路に配置されたミラー903によって反射した光の一部がプリズム905によって屈折された後、ファインダー907に導かれる。ミラー903に到達した光の一部はミラー903を通過し、ミラー903に接続されているサブミラー904により反射してAFセンサ906に導かれる。AFセンサ906は、ピント位置のずれ量と方向とを算出することができる。
図10は、本実施形態における深度合成の処理を説明するためのフローチャートである。ステップS1001乃至S1008については、第1の実施形態の図5のステップS501乃至S508と同様である。
制御部201は、ステップS1001で初期ピント位置とピント位置の変化量と撮像回数とを設定すると、ステップS1002でミラー903を撮像光路に挿入する。そして制御部201は、ステップS1003の撮像の前のステップS1013で、ミラー903を撮像光路から退避させる。
ステップS1012でAFセンサ906が測距情報を取得し、取得した距離情報は、制御部201が行うステップS1004での撮像画像評価に用いられる。実際には、ステップS1012で測距情報を取得するタイミングと、ステップS1003で撮像を行うタイミングにはずれがあるが、その差はわずかであるため、問題はない。よって、ステップS1002で取得した距離情報を用いてステップS1004で撮像画像評価を行うことができる。
第2の実施形態によれば、撮像部204とは別に焦点検出用のセンサを設けた撮像装置を用いても、ピント位置を変化させて撮像した複数の画像を用いて合成するとき、手振れが発生してもぼけを低減させる合成画像を生成できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、ピント位置のずれ量と方向とを直接算出する代わりに、コントラスト値の解析の結果に基づいて、撮像時のピント位置を推定し、撮像画像評価などを行う撮像装置を用いた例について説明する。以下では、図面を参照しながら、第3の実施形態を詳細に説明する。なお、第1の実施形態と同様な所は、省略する。
図11は、本実施形態における深度合成の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS1101で、制御部201は、ユーザの設定に基づいて、初期ピント位置とピント位置の変化量と撮像枚数とを設定する。ステップS1102で制御部201は、撮像装置のピント位置を、ステップS1101で設定したピント位置のうち、最も無限遠側のピント位置まで移動させる。次に、ステップS1103で撮像装置は設定した各々のピント位置で、撮像を行う。
ステップS1104で、画像処理部207は、注目点を設定し、各画像における注目点のコントラスト値を解析する。画像処理部207が、画像からエッジ部を抽出し、このエッジ部に、なるべく多くの注目点を設定するほうが好ましい。図12は、本実施形態における注目点のコントラスト値を説明するための図である。図12(a)は、被写体を表し、領域1201乃至1204は画像処理部207が任意に指定した領域(以下、注目点と称す)である。設定したピント位置で撮像した各画像において、それぞれの注目点のコントラスト値を算出し、プロットすると、コントラスト値と設定したピント位置との関係を得ることができる。図12(b)は、図12(a)の注目点1201乃至1204のそれぞれにおいて、コントラスト値と設定したピント位置との関係を曲線1211乃至1214で示す。図12(b)では、注目点にピントが合うとき、コントラスト値が高くなり、ピント位置がずれるほど、コントラスト値が下がることを示している。手振れが発生しなければ、コントラスト値と設定したピント位置との関係は、図12(b)になる。
次に、ステップS1104での注目点のコントラスト値の解析について、例を挙げながら説明する。簡略のため、以下では注目点1201と1202のみについて解析する例を説明する。図12(c)は、実際の撮像において、注目点1201および1202の各ピント位置のコントラスト値を示す。図12(c)では、撮像部204が離散的なのピント位置で撮像したため、離散的なコントラスト値の値になるが、これらのコントラスト値の近似曲線は図12(b)の曲線1211および1212である。したがって、画像処理部207が図12(c)のようなコントラスト値を算出できれば、制御部201は、撮像中に手振れなどが発生しておらず、ステップS1105で、ピント位置の追加が必要でないと判断する。
図12(d)は、手前側に手振れてしまう場合のコントラスト値を示す。図12(d)では、コントラスト値は、極大値をもち、滑らかに変化しているが、ピント位置1220のところでのコントラスト値のみ、ほかの値より大きくずれている。ピント位置1220以外のコントラスト値の近似曲線は曲線1221および1222で示す。注目点1201のコントラスト値1223は、曲線1221のピント位置1220での値より高く、注目点1202のコントラスト値1224は、曲線1222のピント位置1220での値より低いことがわかる。つまり、ピント位置1220で撮像した画像の注目点のコントラスト値は、曲線1221と1222において、より手前側のピント位置の値に近くなる。これにより、制御部201は、手前側に手振れてしまうことを判断できる。
図12(e)は、無限遠側に手振れてしまう場合のコントラスト値を示す。図12(e)では、図12(d)と同様に、ピント位置1230のところでのコントラスト値のみ、ほかの値より大きくずれている。ピント位置1220以外のコントラスト値の近似曲線は曲線1231および1232で示す。具体的に、注目点1201のコントラスト値1233は、曲線1231のピント位置1230での値より低く、注目点1202のコントラスト値1234は、曲線1232のピント位置1230での値より高いことがわかる。つまり、ピント位置1230で撮像した画像の注目点のコントラスト値は、曲線1231と1232において、より無限遠側のピント位置の値に近くなる。これにより、制御部201は、無限遠に手振れてしまうことを判断できる。
画像処理部207は、ステップS1101でなるべく多くの注目点を設定すると、上記の手振れの方向の判断の正確性を高めることができる。また、画像処理部207は、近似曲線を算出できないようなコントラスト値をもつ注目点を、ステップS1105でのピント位置の追加の判断に使わない。
手振れが発生すると、ピント位置1220または1230で、合成に使える画像を撮像できなかったので、制御部201は、ステップS1105で、ピント位置の追加が必要であると判断する。次に、ステップS1106に進み、ピント位置を追加し、ステップS1107で撮像部204は、追加したピント位置で撮像を行う。追加するピント位置は、前述するピント位置1220また1230にあるのは好ましいが、合焦しない区間が発生しない限り、ピント位置1220また1230の近くにある任意の位置でよい。
一方、ステップS1106で、制御部201は、ピント位置の追加が必要でないと判断する場合、直接、ステップS1108に進む。ステップS1108で、画像処理部207は、合成処理を行う。
第3の実施形態によれば、ピント位置を変化させて撮像した複数の画像を用いて合成するとき、手振れによるずれた量と方向とを直接算出しなくても、次の撮像のピント位置を調整し、ぼけを低減させる合成画像を生成できる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態は、デジタルカメラでの実施をもとに説明したが、デジタルカメラに限定するものではない。たとえば、撮像素子が内蔵した携帯機器などで実施してもよく、画像を撮像することができるネットワークカメラなどでもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態の1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し作動させる処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
200 デジタルカメラ
201 制御部
202 駆動部
203 光学系
204 撮像部
205 ROM
206 RAM
207 画像処理部
208 表示部
209 内蔵メモリ
210 操作部

Claims (10)

  1. 撮像手段と、
    複数の目標ピント位置の設定を行う設定手段と、
    ピント位置の算出手段と、を有し、
    前記撮像手段は、前記目標ピント位置に応じた複数の画像を撮像し、
    前記算出手段は、前記複数の画像のそれぞれが撮像されたときの、被写体に対するピント位置を算出し、
    前記設定手段は、前記目標ピント位置と、算出されたピント位置との比較結果に応じて、前記目標ピント位置の少なくとも一部を再設定し、
    前記撮像手段が順に撮像した第1の画像と第2の画像において、前記第1の画像を撮像したときに算出されたピント位置と、前記第2の画像を撮像したときに算出されたピント位置との差が、予め定められた閾値より大きい場合に、前記設定手段は、それより後に撮像する画像のための目標ピント位置の一部を再設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の画像を合成する合成手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記複数の画像は、少なくとも一部の画角が重複することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記合成手段は、前記複数の画像のそれぞれの合焦している領域を用いて、合成画像を生成することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段は、1つのマイクロレンズに対して、複数の光電変換部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記算出手段は、前記複数の光電変換部の出力に基づいて、それぞれが撮像された時の被写体に対するピント位置を算出することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記画像のコントラスト値の検出を行うコントラスト値の検出手段を有し、
    前記算出手段は、前記コントラスト値に基づいて、前記複数の画像のそれぞれが撮像された時の被写体に対するピント位置を算出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 焦点検出用のセンサを有し、
    前記算出手段は、前記焦点検出用のセンサに基づいて、前記複数の画像のそれぞれが撮像された時の被写体に対するピント位置を算出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 撮像ステップと、
    複数の目標ピント位置の設定を行う設定ステップと、
    ピント位置の算出ステップと、を有し、
    前記撮像ステップにおいては、前記目標ピント位置に応じた複数の画像を撮像し、
    前記算出ステップにおいては、前記複数の画像のそれぞれが撮像されたときの、被写体に対するピント位置を算出し、
    前記設定ステップにおいては、前記目標ピント位置と、算出されたピント位置との比較結果に応じて、前記目標ピント位置の少なくとも一部を再設定し、
    前記設定ステップにおいて順に撮像した第1の画像と第2の画像において、前記第1の画像を撮像したときに算出されたピント位置と、前記第2の画像を撮像したときに算出されたピント位置との差が、予め定められた閾値より大きい場合に、前記設定ステップにおいては、それより後に撮像する画像のための目標ピント位置の一部を再設定することを特徴とする撮像方法。
  10. 撮像装置のコンピュータに動作させるプログラムであって、
    撮像ステップと、
    複数の目標ピント位置の設定を行う設定ステップと、
    ピント位置の算出ステップと、を行わせ、
    前記撮像ステップにおいては、前記目標ピント位置に応じた複数の画像を撮像し、
    前記算出ステップにおいては、前記複数の画像のそれぞれが撮像されたときの、被写体に対するピント位置を算出し、
    前記設定ステップにおいては、前記目標ピント位置と、算出されたピント位置との比較結果に応じて、前記目標ピント位置の少なくとも一部を再設定し、
    前記設定ステップにおいて順に撮像した第1の画像と第2の画像において、前記第1の画像を撮像したときに算出されたピント位置と、前記第2の画像を撮像したときに算出されたピント位置との差が、予め定められた閾値より大きい場合に、前記設定ステップにおいては、それより後に撮像する画像のための目標ピント位置の一部を再設定することを特徴とするプログラム。
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