JP7232412B2 - 経路探索システムおよび経路探索プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、経路探索システムおよび経路探索プログラムに関する。
従来、複数の移動手段を利用することが想定された状態で経路探索を行うマルチモーダル経路探索が知られている。例えば、特許文献1には、車両を駐車場に駐車させた後に公共交通機関を利用するために、駐車場を経由地とした経路を表示する技術が開示されている。
特許第4988929号公報
従来の技術においては、非現実的な経路が探索される場合があった。すなわち、複数の移動手段が利用可能であるとしても、経路の任意の場所で任意の移動手段が選択できるとは限らない。例えば、自家用車で出発し、駐車場で駐車した後に公共交通機関で移動した場合、その先で車両を利用する経路は、レンタカーの利用を想定しない利用者や、レンタカーが利用できない場所においては非現実的な経路となる。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、非現実的な経路が探索される可能性を低減する技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、経路探索システムは、出発地と経由地と目的地とを取得する地点取得部と、出発地と経由地との間の経路である第1経路であって、移動手段が異なる区間を含み得る第1経路を探索する第1経路探索部と、第1経路において経由地に到達する際に利用される移動手段に基づいて、経由地の後に利用可能な移動手段を取得する移動手段取得部と、経由地の後に利用可能な移動手段を利用して経由地以後の移動を開始して目的地に到達する経路である第2経路を探索する第2経路探索部と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、案内プログラムは、コンピュータを、出発地と経由地と目的地とを取得する地点取得部、出発地と経由地との間の経路である第1経路であって、移動手段が異なる区間を含み得る第1経路を探索する第1経路探索部、第1経路において経由地に到達する際に利用される移動手段に基づいて、経由地の後に利用可能な移動手段を取得する移動手段取得部、経由地の後に利用可能な移動手段を利用して経由地以後の移動を開始して目的地に到達する経路である第2経路を探索する第2経路探索部、として機能させる。
以上のように、経路探索システム、案内プログラムでは、経由地に到達する際に利用される移動手段に基づいて経由地以後に利用可能な移動手段を取得し、当該利用可能な移動手段で移動を開始する経路を探索する。この結果、経由地に到達する際に利用される移動手段によって経由地以後の移動手段が現実的に利用可能な移動手段に限定される。従って、非現実的な経路が探索される可能性を低減することができる。
経路探索システムを示すブロック図である。 経路探索処理のフローチャートである。 図3Aは順序パターンの例を示す図であり、図3B,図3Cは移動手段が制限される状況を説明する図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)経路探索システムの構成:
(2)経路探索処理:
(3)他の実施形態:
(1)経路探索システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である経路探索システム10の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかる経路探索システム10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20と、記録媒体30と通信部40とを備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録されたプログラムを実行することができる。通信部40は、携帯端末Cと無線通信を行うための装置である。すなわち、制御部20は、通信部40を制御することにより、任意のタイミングで携帯端末Cと通信を行って、任意の情報を授受することができる。
携帯端末Cは、携帯可能なコンピュータ(例えばスマートフォン等)であり、図示しない制御部によって各種のアプリケーションプログラムを実行することができる。本実施形態において携帯端末Cは、案内部210aを備えており、案内部210aがユーザインタフェースとして機能することによって経路案内が行われる。すなわち、携帯端末Cは、経路探索システム10と協働するアプリケーションプログラムを実行可能であり、当該アプリケーションプログラムの実行により、携帯端末Cは案内部210aを介して利用者の指示を受け付け、指示に応じた任意の情報を案内部210aに表示させる。利用者の指示が経路案内である場合、経路を示す情報が表示される。
経路案内が行われる場合、携帯端末Cの利用者は、案内部210aを利用して案内対象となる経路のパラメータ(出発地、目的地)を入力する。携帯端末Cが経路のパラメータを受け付けると、携帯端末Cは経路探索要求とともに当該パラメータを経路探索システム10に送信する。経路探索システム10が経路探索要求を受け付けると、経路探索システム10は、出発地から目的地までの経路を探索し、当該経路を案内するための情報を生成する。そして、経路探索システム10は、経路を案内するための示す情報を携帯端末Cに返信する。携帯端末Cがこれらの情報を受け付けると、案内部210aを利用して経路案内を行う。すなわち、携帯端末Cは、案内部210aに経路を表示させ、経路に沿って利用者を誘導するための案内を行う。むろん案内は音声によって行われてもよい。
本実施形態において、経路はマルチモーダル経路である。すなわち、本実施形態においては、経路を構成する区間毎の移動手段が異なり得る。移動手段としては、車両、公共交通機関としての列車、徒歩、船舶、飛行機等を含み得る。このように、移動手段としては、種々の手段が想定されて良いが、ここでは、車両、列車、徒歩が移動手段となり得る例を想定する。なお、本実施形態における車両は利用者の所有する車両である。従って、レンタカー等は含まれない。
本実施形態において、出発地と目的地との間には経由地が含まれ得る。すなわち、携帯端末Cの利用者が経由地を指定した場合、経路探索要求とともに送信されるパラメータには当該経由地が含まれている。この場合、経路探索システム10は、出発地の後に経由地を経由して目的地に到達する経路を探索する。
ただし、本実施形態において制御部20は、経由地に到達する際に利用される移動手段によって経由地の後に利用可能な移動手段を決定して経路を探索する。すなわち、経由地に到達する際に利用される移動手段が特定の移動手段である場合、経由地の後に利用可能な移動手段は限定され得る。例えば、徒歩で経由地に到達する場合、当該経由地以後に車両を利用することはできない(本実施形態においては利用者が所有する車両が想定され、任意の地点が経由地になり得る場合、経由地から利用者が所有する車両の運転を開始可能である状況は基本的に想定し得ない)。
従って、マルチモーダル経路探索を行う際に、経由地の前後で任意の移動手段を利用可能である状況で探索が行われると、経由地に徒歩で到達した後に車両で移動する経路などの非現実的な経路が探索される可能性がある。そこで、本実施形態においては、経路探索の際に、このような非現実的な経路が探索される可能性が少なくなるように構成されている。以後においては、出発地と経由地と目的地とが経路探索のパラメータである場合を想定して説明を行う。
移動手段が非現実的な経路探索は、制御部20が経路探索プログラム21を実行することによって実現される。経路探索プログラム21は、地点取得部21aと第1経路探索部21bと移動手段取得部21cと第2経路探索部21dとを備えている。
地点取得部21aは、出発地と経由地と目的地とを取得する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。すなわち、経路探索要求が行われると、出発地、経由地、目的地が携帯端末Cから送信される。制御部20は、通信部40を介してこれらの出発地、経由地、目的地を取得し、図示しないRAMに記録する。
第1経路探索部21bは、出発地と経由地との間の経路である第1経路であって、移動手段が異なる区間を含み得る第1経路を探索する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。本実施形態において、出発地と経由地、経由地と目的地との間の各区間で利用し得る移動手段の順序は、予め決められた順序パターンのいずれかである。図3Aは、本実施形態にかかる順序パターンを示している。
順序パターンP1は区間内の移動手段の全てが車両のパターンである。順序パターンP2は区間内の移動手段の順序が車両、徒歩のパターン、順序パターンP3は区間内の移動手段の順序が車両、徒歩、列車、徒歩のパターン、順序パターンP4は区間内の移動手段の全てが徒歩のパターン、順序パターンP5は区間内の移動手段の順序が徒歩、列車、徒歩のパターンである。
これらのパターンにおいて、経由地や目的地に到着し得る移動手段は車両または徒歩であると想定されている。すなわち、列車で直接的に経由地や目的地に到着する状態は想定されておらず、列車の駅やその周辺の地点が経由地や目的地である場合には、列車を降りた後に僅かであっても徒歩での移動が必要であると見なされている。ただし、列車での移動期間において徒歩での移動は発生し得る。すなわち、乗換駅内での徒歩移動は、各パターンにおいて列車での移動に含まれている。
さらに、本実施形態においては、一度列車が利用された後に徒歩移動し、さらに列車で移動するパターンは想定されていない。例えば、順序パターンP3や順序パターンP5などにおいて徒歩の後に列車が利用されるパターンは想定されていない。すなわち、出発地から経由地までの区間、または経由地から目的地までの区間で徒歩での移動を挟んで列車での移動が2回以上発生する順序パターンは想定されていない。このようなパターンを累積的に考慮すると非常に複雑な経路探索が必要になるため、本実施形態においては、上述の5個のパターンに限定することで高速に処理を実施できるように構成されている。
本実施形態においては、出発地から経由地までの区間において全ての順序パターンが採用され得る。すなわち、出発地が自宅などの車両を利用可能である地点であることが想定されている。むろん、出発地において車両が利用不可能であれば、最初に車両を利用する順序パターンP1~P3は除外されて良い。
本実施形態においては、以上のように全ての順序パターンが採用され得る状態で出発地から経由地までの経路が探索される。具体的には、経路の探索は、記録媒体に記録された地図情報30aに基づいて実行される。地図情報30aは、移動手段毎にノードとリンクによって定義された区間のネットワークを示している。すなわち、車両が走行する道路上にはノードが設定され、ノード同士の連結はリンクで示される。徒歩で移動する区間上にはノードが設定され、ノード同士の連結はリンクで示される。列車が移動する線路上にも駅等を示すノードが設定され、ノード同士の連結がリンクで示される。徒歩で移動する区間を示すリンクは車両が走行する道路上のノードや列車の駅を示すノードに連結されている場合がある。
地図情報30aには、これらのノードの位置等を示すノードデータ,ノード間の区間の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ,ノード同士の連結を示すリンクデータが含まれている。また、地図情報30aには、道路や駅、その周辺に存在する地物の位置等を示す地物データ等も含まれている。本実施形態においてリンクデータには、リンクが示す区間を走行する際のコストが対応づけられている。また、本実施形態において、駅を示す施設データには、列車等が各駅に到着し、各駅から出発する時刻を示す時刻表が対応づけられている。
制御部20は、地図情報30aを参照して出発地から経由地までの経路を探索する。探索は、種々のアルゴリズムで実施されてよく、例えば、ダイクストラ法やA*アルゴリズム、これらの改良型アルゴリズムなどを採用可能である。当該探索の過程において、あるノードからそれまでと異なる移動手段に変更されることは許容されているが、移動手段の順序が上述の順序パターンと異なるような移動手段の変更は許容されていない。なお、移動手段が列車である場合には、各種の制約条件が課された状態で探索が行われてよい。例えば、列車による移動の場合、駅からの出発時刻と、駅への到着時刻は、地図情報30aが示す時刻表通りであるという制約条件等が課される。以上の探索によれば、移動手段の順序が順序パターンP1~P5のいずれかである経路であって、経路を構成する区間毎のコストの和が最小になる経路が探索される。
移動手段取得部21cは、第1経路において経由地に到達する際に利用される移動手段に基づいて、経由地の後に利用可能な移動手段を取得する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、経由地に到達する際に利用される移動手段(順序パターン)に対して、経由地以後に選択可能な順序パターンが対応づけられている。
具体的には、順序パターンP1には順序パターンP1~P5が対応づけられている。すなわち、経由地に到達する際の移動手段が車両である場合、経由地以後に車両での移動が継続されても良いし、経由地で車両を駐車させて徒歩で移動しても良い。そこで、経由地に到達する際の移動手段が車両であることを示す順序パターンP1には順序パターンP1~P5が対応づけられている。この場合、経由地以後において全ての移動手段を利用可能な状況となる。図3Bにおいては、出発地S,経由地R,目的地Gが模式的に示されており、経由地Rに車両で到達した場合、経由地Rから車両または徒歩で移動開始できることが模式的に示されている。
一方、順序パターンP2~P5には順序パターンP4,P5が対応づけられている。すなわち、経由地に到達する際の移動手段が徒歩である場合、経由地以後には徒歩で移動する必要がある。そこで、経由地に到達する際の移動手段が徒歩であることを示す順序パターンP2~P5には順序パターンP4,P5が対応づけられている。この場合、経由地の直後においては徒歩で移動する必要があるが、徒歩で駅まで到達した場合には列車を利用可能である。
しかし、車両は利用不可能である。すなわち、本実施形態において移動手段としての車両は、利用者の所有する車両であるため、車両を利用せずに経由地に到達した場合、経由地の後に利用可能な移動手段に車両は含まれない。図3Cにおいては、出発地S,経由地R,目的地Gが模式的に示されており、経由地Rに徒歩で到達した場合、経由地Rから徒歩で移動開始でき、車両で移動開始できないことが模式的に示されている。本実施形態において制御部20は、経由地に到達する前の順序パターンに基づいて経由地以後の順序パターンを決定することによって経由地の後に利用可能な移動手段を取得する。
第2経路探索部は、経由地の後に利用可能な移動手段を利用して経由地以後の移動を開始して目的地に到達する経路である第2経路を探索する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、移動手段取得部21cの機能によって取得された、経由地以後の順序パターンを取得する。そして、制御部20は、取得された順序パターンが採用され得る状態で経由地から目的地までの経路を探索する。
具体的には、制御部20は、地図情報30aを参照して経由地から目的地までの経路を探索する。ここでも、探索は種々のアルゴリズムで実施されてよく、例えば、ダイクストラ法やA*アルゴリズム、これらの改良型アルゴリズムなどを採用可能である。当該探索の過程において、あるノードからそれまでと異なる移動手段に変更されることは許容されるが、移動手段の順序が移動手段取得部21cの機能によって取得された、経由地以後の順序パターンと異なるような移動手段の変更は許容されていない。以上の探索によれば、経由地に到達する際の移動手段によって制限された移動手段で経由地以後の移動を開始した場合の経路であって、経路を構成する区間毎のコストの和が最小になる経路が探索される。
以上の構成によれば、非現実的な経路が探索される可能性を低減することができる。また、本実施形態においては、予め決められた順序パターンを選択することで移動手段を選択しているため、経由地以後の移動手段を容易に選択することができる。
(2)経路探索処理:
次に上述の構成における経路探索処理を詳細に説明する。図2は、当該経路探索処理を示すフローチャートである。経路探索処理は、携帯端末Cが実行した経路探索要求に応じて制御部20が経路を探索する際に実行される。経路探索システム10は、複数の携帯端末Cから経路探索要求を受け付けることができ、経路探索要求を行った各携帯端末Cの経路について経路探索処理を行うことができるが、ここでは、ある特定の携帯端末Cから要求された経路探索に着目して説明を行う。また、ここでは、利用者によって経由地が指定された状態で経路探索要求が行われた場合を想定する。なお、経由地が指定されない場合、制御部20は、移動手段の順序が図3Aに示す順序パターンP1~P5のいずれかである経路を探索すればよい。
経路探索処理が開始されると、制御部20は、地点取得部21aの機能により、地点情報を取得する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、通信部40を介して携帯端末Cから出発地、経由地、目的地を取得する。
次に、制御部20は、処理対象の探索区間を設定する(ステップS105)。すなわち、本実施形態においては、利用者によって指定された複数の地点を端点とする区間が探索区間であり、制御部20は、これらの探索区間の一つを処理対象としてステップS105~S140のループ処理を繰り返す。ここでは、携帯端末Cの利用者が出発地、経由地、目的地を指定した状況が想定されているため、出発地から経由地までの区間(例えば、図3B、図3Cに示す区間Z1)が最初の探索区間、経由地から目的地までの区間(例えば、図3B、図3Cに示す区間Z2)が最後の探索区間となる。
制御部20は、最初のループ処理で最初の探索区間を処理対象に設定し、次のループで最後の探索区間を処理対象に設定する。むろん、経由地が複数個存在する場合、出発地以後の地点への到達順に最初の探索区間以後の探索区間を定義し、各探索区間について到達順にループ処理を行う構成であって良い。
次に、制御部20は、第1経路探索部21bの機能により、処理対象の探索区間が最初の探索区間であるか否かを判定する(ステップS115)。すなわち、制御部20は、ステップS105で設定された処理対象の探索区間が、最初の探索区間であるか否か判定する。
ステップS115において、処理対象の探索区間が最初の探索区間であると判定された場合、制御部20は、移動手段を車および徒歩に設定する(ステップS120)。すなわち、本実施形態において、出発地においては移動手段として車両と徒歩を利用可能であることが想定されているため、制御部20は、順序パターンP1~P5の全てを利用可能であると設定する。
一方、ステップS115において、処理対象の探索区間が最初の探索区間であると判定されない場合、制御部20は、移動手段取得部21cの機能により、経由地に到達する移動手段を取得する(ステップS125)。すなわち、制御部20は、処理対象の探索区間の直前の探索区間で経路探索に利用された順序パターンの最後の移動手段を取得することで、経由地に対して到達する際の移動手段を取得する。例えば、図3Bの例において処理対象の探索区間がZ2である状態であれば、制御部20は、経由地Rに到達する移動手段が車両であると取得する。図3Cの例において処理対象の探索区間がZ2である状態であれば、制御部20は、経由地Rに到達する移動手段が徒歩であると取得する。
次に、制御部20は、第2経路探索部21dの機能により、経由地以後の移動手段を設定する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、経由地以前の移動手段を示す順序パターンに対応する順序パターンを選択することによって経由地以後の移動手段を設定する。例えば、図3Bの例であれば、経路探索に利用された順序パターンが順序パターンP1であるため、制御部20は、当該順序パターンP1に対応した順序パターンP1~P5を選択することで経由地以後の移動手段を設定する。図3Cの例であれば、経路探索に利用された順序パターンが順序パターンP2~P5のいずれかであるため、制御部20は、これらのパターンに対応した順序パターンP4,P5を選択することで経由地以後の移動手段を設定する。
ステップS120またはステップS130において、処理対象の探索区間の移動対象が設定される(すなわち、順序パターンが設定される)と、制御部20は、経路探索を行う(ステップS135)。すなわち、制御部20は、地図情報30aを参照して、マルチモーダル経路探索を行う。ただし、移動手段の変更は、ステップS120またはステップS130において設定された順序パターンと一致する変更のみが許容される。
経路探索が行われると、制御部20は、処理対象の探索区間が最後の探索区間であるか否かを判定し(ステップS140)、ステップS140において、最後の探索区間であると判定されない場合にはステップS105以降の処理を繰り返す。一方、ステップS140において、最後の探索区間であると判定された場合、制御部20は、経路を送信する(ステップS145)。すなわち、制御部20は、第2経路探索部21dの機能により、通信部40を介して、経路探索要求を行った携帯端末Cに対して経路を示す情報を送信する。携帯端末Cの案内部210aにおいては、当該情報が示す経路を案内する。以上の構成によれば、経由地の後の移動手段として利用できない移動手段での経路が案内される可能性を低減することができる。
なお、本実施形態においては、経由地が一箇所である例を想定しているが、むろん、経由地が複数個であっても良い。すなわち、制御部20は、地点取得部21aの機能により、出発地と、複数の経由地と、目的地とを取得しても良い。この場合、制御部20は、ステップS105において、出発地以後、到達が早い順に2地点を端点とする区間を選択し、順次探索区間としていくことになる。経由地の前の経路を第1経路、経由地の後の経路を第2経路とみなし、制御部20が、第1経路探索部21b、移動手段取得部21c、第2経路探索部21dの機能によって上述の例と同様の処理を行えば、経由地の後の移動手段の制限を考慮して経路探索を行うことができる。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、経由地に到達する際に利用される移動手段に基づいて経由地の後に利用可能な移動手段を取得する構成としては種々の実施形態を採用可能である。例えば、経路探索システムを構成する各手段は、上述の実施形態のように、1個の装置で実現されてもよいし、2個以上の装置に分かれて存在していても良い。むろん、図1に記載された制御部20以外の制御部が各手段の一部を実行する構成であってもよい。
また、経路探索システム10を構成する各部(地点取得部21a、第1経路探索部21b、移動手段取得部21c、第2経路探索部21d)の少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。さらに、上述の実施形態の一部の構成が省略される構成や、処理が変動または省略される構成も想定し得る。例えば、経路を探索する機能が経路探索システム10に備えられておらず、外部の経路探索サーバに経路探索要求を行うことによって経路が探索されても良い。この場合、経路探索システム10は出発地、経由地、目的地等の地点とともに移動手段を経路探索サーバに指示する。
地点取得部は、出発地と経由地と目的地とを取得することができればよい。すなわち、地点取得部は、出発地と目的地との間において経由地が存在することにより、経由地の前後で移動手段が変化し得る状況において、経路探索に必要な地点を取得することができればよい。出発地、経由地、目的地は、種々の手法で取得されて良く、上述の実施形態のように利用者によって指定される構成以外にも種々の構成が採用されてよい。例えば、特定の利用者の移動履歴や傾向、複数の利用者の移動履歴の統計等によって各地点が取得されても良い。なお、経由地は1箇所以上であれば良く、複数箇所であっても良い。
第1経路探索部は、出発地と経由地との間の経路である第1経路であって、移動手段が異なる区間を含み得る第1経路を探索することができればよい。すなわち、第1経路探索部は、出発地から経由地までの区間をマルチモーダル経路探索することができればよい。出発地から最初の経由地までの移動手段は、任意の移動手段が利用可能であっても良いし、出発地からの移動手段は出発地に対応づけられた移動手段に限定されても良い。
移動手段取得部は、第1経路において経由地に到達する際に利用される移動手段に基づいて、経由地の後に利用可能な移動手段を取得することができればよい。すなわち、経由地に到達する移動手段が特定の手段である場合、その後の移動手段となり得ない移動手段が存在する。そこで、移動手段取得部は、経由地の前後で現実的に選択し得る移動手段に基づいて経由地以後の移動手段を取得することができればよい。複数の経由地が取得された場合、第1経路と第2経路との間に経由地間の経路が存在し得る。この場合も先に到達される経由地に到達する際に利用される移動手段によって経由地間の移動手段が限定されることが好ましい。
第2経路探索部は、経由地の後に利用可能な移動手段を利用して経由地以後の移動を開始して目的地に到達する経路である第2経路を探索することができればよい。すなわち、第2経路探索部は、移動手段が限定された状態で経由地から目的地までの区間をマルチモーダル経路探索することができればよい。むろん、経由地より後の地点で移動手段を変更可能な地点を通過する場合に当該地点で移動手段が変更されても良い。
移動手段の順序である順序パターンは、予め決められた複数のパターンであれば良く、上述の実施形態のように、探索可能なパターンとして予め用意された順序が順序パターンとなる構成以外にも種々の順序を想定可能である。例えば、想定可能な全ての順序が順序パターンとして選択可能であっても良い。
むろん、順序パターンが参照されない構成が想定されても良い。例えば、順序パターンP2は、車両、徒歩の順序であるが、車両を降りて徒歩を開始する地点が経由地と見なされ、当該経由地に到達する移動手段である車両から当該経由地以後の移動手段が決定される構成等であっても良い。
さらに、経由地に到達する際に利用される移動手段に基づいて経由地の後に利用可能な移動手段を取得する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような手段を備えたサーバや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…経路探索システム、20…制御部、21…経路探索プログラム、21a…地点取得部、21b…第1経路探索部、21c…移動手段取得部、21d…第2経路探索部、30…記録媒体、30a…地図情報、40…通信部、210a…案内部

Claims (3)

  1. 出発地と経由地と目的地とを取得する地点取得部と、
    前記出発地と前記経由地との間の経路である第1経路であって、移動手段が異なる区間を含み得る前記第1経路を探索する第1経路探索部と、
    前記第1経路において前記経由地に到達する際に利用される前記移動手段に基づいて、前記経由地の後に利用可能な前記移動手段を取得する移動手段取得部と、
    前記経由地の後に利用可能な前記移動手段を利用して前記経由地以後の移動を開始して前記目的地に到達する経路である第2経路であって、前記移動手段が異なる区間を含み得る前記第2経路を探索する第2経路探索部と、
    を備え
    前記第1経路および前記第2経路それぞれにおいて利用される前記移動手段の順序として複数の順序パターンが予め決められており、
    前記第1経路探索部は、複数の前記順序パターンに従い前記第1経路を探索し、前記順序パターンに従わない順序での探索は行わず、
    前記第2経路探索部は、複数の前記順序パターンに従い前記第2経路を探索し、前記順序パターンに従わない順序での探索は行わない、経路探索システム。
  2. 前記第1経路において前記経由地に到達する際に利用される前記移動手段が利用者の所有する車両でない場合、前記利用者の所有する前記車両は、前記経由地の後に利用可能な前記移動手段に含まれない、
    請求項1に記載の経路探索システム。
  3. コンピュータを、
    出発地と経由地と目的地とを取得する地点取得部、
    前記出発地と前記経由地との間の経路である第1経路であって、移動手段が異なる区間を含み得る前記第1経路を探索する第1経路探索部、
    前記第1経路において前記経由地に到達する際に利用される前記移動手段に基づいて、前記経由地の後に利用可能な前記移動手段を取得する移動手段取得部、
    前記経由地の後に利用可能な前記移動手段を利用して前記経由地以後の移動を開始して前記目的地に到達する経路である第2経路であって、前記移動手段が異なる区間を含み得る前記第2経路を探索する第2経路探索部、
    として機能させ
    前記第1経路および前記第2経路それぞれにおいて利用される前記移動手段の順序として複数の順序パターンが予め決められており、
    前記第1経路探索部は、複数の前記順序パターンに従い前記第1経路を探索し、前記順序パターンに従わない順序での探索は行わず、
    前記第2経路探索部は、複数の前記順序パターンに従い前記第2経路を探索し、前記順序パターンに従わない順序での探索は行わない、経路探索プログラム。
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