JP2016090288A - 行動範囲での施設検索システム及び施設検索方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力部11を介して、出発地に関する情報及び目的地に関する情報を受け付ける情報受付部と、出発地から目的地までの経路を検索する経路検索部12と、経路周辺の施設を検索する施設検索部13と、検索された経路及び施設の位置を示す施設マークを表示部16に表示するとともに、経路周辺に、予め設定されている検索範囲を表示部16に表示する表示処理部15と、を有する。
【選択図】図1
Description
施設検索に関し、例えば、特許文献1に記載の技術が開示されている。特許文献1に記載の技術は、電車の終電時間内に利用可能な最寄りの出発駅と、目的地の最寄り駅とを検索するものである。
《施設検索システム》
図1は、第1実施形態に係る施設検索システムの構成例を示す図である。
施設検索システム100は、入力部11、経路検索部12、施設検索部13、算出部14、表示処理部15、表示部16を有している。また、施設検索システム100は、地図情報21、交通情報22、施設情報23、検索履歴情報24を有している。
表示部16は、ディスプレイ等である。
交通情報22には、道路における交通量、渋滞情報等の情報が格納されている。
施設情報23には、保育施設の営業時間、営業日等といった施設に関する情報が格納されている。ちなみに、営業時間とは営業開始時刻から営業終了時刻までの時間であるが、営業開始時刻から受付終了時刻までとしてもよい。
検索履歴情報24には、経路検索部12による経路検索結果情報、施設検索部13による施設検索結果情報、算出部14による時間情報等の履歴が格納されている。
図2は、第1実施形態に係る施設検索装置の構成例を示す図である。
施設検索装置30は、例えば、サーバ等であり、メモリ31、CPU(Central Processing Unit)33、HD(Hard Disk)等の記憶装置34及び送受信装置35を有する。
そして、記憶装置34に格納されているプログラムがメモリ31に展開され、展開されたプログラムがCPU33によって実行されることで、処理部32、処理部32を構成する情報受付部17、経路検索部12、施設検索部13及び算出部14が具現化している。
情報受付部17は、ユーザ端末装置40から入力された情報を受け付け、必要に応じて経路検索部12、施設検索部13及び算出部14に受け付けた情報を渡す。
経路検索部12、施設検索部13及び算出部14については、図1で説明済みであるので、ここでは図1と同一の符号を付して説明を省略する。
図3は、第1実施形態に係るユーザ端末装置の構成例を示す図である。
ユーザ端末装置40は、例えば、個人所有のPC(Personal Computer)や、スマートフォンや、タブレットPCや、携帯電話等であり、メモリ41、CPU43、HD等の記憶装置44、送受信装置45、入力装置46及び表示装置47を有する。
そして、メモリ41のプログラムがCPU43によって実行されることで、処理部42、処理部42を構成する表示処理部15が具現化している。
表示処理部15については、図1で説明済みであるので、ここでは図1と同一の符号を付して説明を省略する。
また、記憶装置44には、検索履歴情報24が格納されている。検索履歴情報24については、図1で説明済みであるので、ここでは図1と同一の符号を付して説明を省略する。
そして、入力装置46は、キーボードや、マウス等であり、図1の入力部11に相当するものである。
さらに、表示装置47は、ディスプレイ等であり、図1の表示部16に相当するものである。
また、ユーザ端末装置40と、施設検索装置30との間に情報を中継する図示しない情報中継装置が接続されてもよい。
(全体処理)
図4は、第1実施形態に係る保育施設検索方法の手順を示すフローチャートである。適宜、図1及び図2を参照する。
まず、入力部11を介して、出発情報や、到着情報や、経由情報が設定されることで、情報受付部17は、出発情報や、到着情報を受け付ける(S101)。出発情報は、出発地や、出発希望時刻等を含む情報である。また、到着情報は、目的地や、到着希望時刻等を含む情報である。さらに、経由地に関する情報である経由情報が受け付けられてもよい。出発情報、到着情報は、行きもしくは帰りのみが設定されてもよいし、往復の設定がされてもよい。
次に、入力部11を介して、検索対象施設が設定されることで、情報受付部17は検索対象施設の情報(検索対象施設情報)を受け付ける(S102)。ステップS102では、例えば、検索対象施設情報として、保育施設や、塾や、習い事教室等の情報が設定される。ここでは、検索対象施設として保育施設が設定されたものとする。
続いて、経路検索部12は、ステップS101で経由地に関する情報が設定済み(経由地設定済み)か否かを判定する(S104)。
ステップS104の結果、経由地に関する情報が設定済みである場合(S104→Yes)、処理部32はステップS108へ処理を進める。
続いて、入力部11を介して、一次検索の結果、表示されている複数の経路のうちから1つの経路が選択されることで、情報受付部17は経路の選択を受け付ける(S107)。
続いて、入力部11を介して、二次検索の結果、表示されている複数の保育施設のうちから1つの保育施設が選択されることで、情報受付部17は、保育施設の選択を受け付ける(S110)。
そして、算出部14は、ステップS110で選択された保育施設を経由した場合における各ノードにおける出発時刻等の経路情報を算出し、表示処理部15が、この経路情報を表示部16に表示する(S111)。ステップS111の処理で表示される画面については後記する。ちなみに、各ノードにおける到着時刻は、後記するように図5のステップS203で算出されている。
そして、処理部32は検索された経路情報及び保育施設に関する情報を検索履歴情報24として記憶装置34に格納する(S112)。検索履歴情報24に格納された情報は、いつでも表示部16に表示することが可能である。ステップS112では、ユーザ端末装置40の処理部42が検索された経路情報及び保育施設に関する情報を検索履歴情報24として記憶装置44に格納してもよい。
ステップS113の結果、保育施設の再選択が行われた場合(S113→Yes(施設))、処理部32はステップS111へ処理を戻す。
また、ステップS113の結果、経路の再選択が行われた場合(S113→Yes(経路))、処理部32はステップS108へ処理を戻す。
そして、ステップS113の結果、保育施設又は経路の再選択が行われない場合(S113→No)、処理部32は処理を終了する。
図5は、第1実施形態に係る二次検索処理の手順を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートは、図4のステップS108を詳細に説明するためのものである。
まず、施設検索部13は、施設情報23を参照して、経路の周辺にある保育施設をすべて検索する(S201)。ここで、検索対象となる保育施設は、図4のステップS102で設定された保育施設である。また、ステップS201において、施設検索部13は、図4のステップS101で設定された出発希望時刻と、到着希望時刻において営業している保育施設を検索するようにしてもよい。あるいは、施設検索部13は、施設を経由しても到着希望時刻に目的地に到着可能であるような施設を検索するようにしてもよい。また、ステップS103で受け付けられた検索条件において、駐車場の有無や、駐輪場の有無等が設定されていれば、それらの検索条件を満たす保育施設を検索する。
さらに、施設情報23が複数のDBに分かれているとき、施設検索部13は、それぞれのDBを検索する。
そして、算出部14は、ステップS202で選択した保育施設を経由地としたときの各ノードにおける到着時刻を算出する(S203)。ここで、ノードとは、選択された保育施設や、乗り降りする駅や、目的地等である。
ステップS205の結果、満たしている場合(S205→Yes)、施設検索部13は処理対象となっている保育施設の情報を検出施設情報として保持する(S206)。
そして、施設検索部13は、ステップS201で検索したすべての保育施設について、ステップS202〜S206の処理を完了したか否かを判定する(S207)。
ステップS207の結果、完了していない場合(S207→No)、施設検索部13はステップS202へ処理を戻す。
ステップS207の結果、完了している場合(S207→Yes)、処理部32は図4のステップS109へ処理をリターンする。
次に、図6〜図16を参照して、第1実施形態に係る画面例を示す。適宜、図1を参照する。なお、図6〜図16において、同様の構成については同一の部号を付して、適宜説明を省略する。また、図6〜図16では、図が煩雑になるのを防ぐため、画面を簡略化してあるが、実際には各画面や、経路は地図上に示されている。
(一次検索結果)
図6は、第1実施形態に係る一次検索結果画面の例を示す図である。図6に示す一次検索結果画面は、図4のステップS106において表示される画面である。
一次検索結果画面200は、出発地201と目的地202との間の経路として3つの経路211〜213が検出された例を示している。ここで、経路211は経由地221(「経由地A」)を経由し、経路212は経由地222(「経由地B」)を経由し、経路213は経由地223(「経由地C」)を経由している。
ここでは、経路212が選択されるものとする。入力部11を介して、例えば経由地222や、経路212が選択されると、施設検索部13等による二次検索が行われ、図7の二次検索結果画面300が表示部16に表示される。
また、図6において、各経路211〜213を選択した場合における目的地202への到着時刻等が表示されてもよい。
図7は、第1実施形態に係る二次検索結果画面の例を示す図である。図7に示す二次検索結果画面は図4のステップS109で表示される画面である。また。図7において、図6と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
二次検索結果画面300は、図6における経路212が選択された結果であり、図6の経由地222の詳細な経由地である経由地301〜303が表示されている。
そして、経路212の周囲には二次検索の結果、検出された保育施設を示す保育施設マーク(施設マーク)321が表示されている。
以下、図8〜図10を参照して、二次検索結果の詳細を説明する。
図8は、徒歩圏における二次検索結果の例を示す図である。
なお、本実施形態において、徒歩圏とは、徒歩のみならず、自家用車、自転車等による移動圏も含んでいる。
図8では、出発地401及び目的地402を中心とし、半径の長さが検索距離451である半円と、経路411からの距離が検索距離451である長方形とからなる競技トラック形状の検索範囲421が保育施設マーク430とともに表示されている。図8に示すように、検索距離451とは、検索範囲421を決めるためのパラメータであり、図4のステップS103で設定されるものである。検索距離451は、所定距離としてもよいし、所定時間内に立ち寄ることができる距離としてもよい。あるいは、検索距離451を設定せずに、経由しても目的地への希望到着時刻に到着できる範囲を検索範囲としてもよい。「経由しても目的地への希望到着時刻に到着できる」とは、出発地を出発希望時刻に出発し、検索範囲内の施設を経由しても目的地へ希望到着時刻に到着できるという意味である。なお、到着希望時刻を5分まで遅らせることが可能等、到着希望時刻に所定時間の余裕が設定されることも可能である。検索範囲を所定距離とするか、所定時間内に立ち寄ることができる距離とするかは、図4のステップS103において設定される検索条件による。また、ステップS103において、検索範囲をどれくらいにするかが設定されなかった場合、デフォルトの検索範囲が用いられる。
なお、図4のステップS103において、ユーザHが検索条件を設定する際に、現在閉鎖されている保育施設を非表示とする条件を設定すれば、保育施設マーク431は表示されない。
また、図8の例では、保育施設マーク433は、検索範囲421の内に表示されている保育施設マーク430と同様の表示がなされているが、検索範囲421の外にある保育施設マーク433は検索範囲421の内にある保育施設マーク430より薄く表示される等、検索範囲421の内外で保育施設マーク430の表示を区別してもよい。
経路511が折れ線となっていても、出発地401及び目的地402から半径の長さが検索距離の半円と、経路411からの距離が検索距離である多角形からなる形状の内側が検索範囲521となる。二次検索の結果、検出される保育施設及び保育施設マークについては、図8と同様であるので、符号及び説明を省略する。
図10は、公共交通機関圏における二次検索結果画面の例を示す図である。
図10では、出発駅(出発地)601から電車に乗り、駅(経由地)602,603を通過して、到着駅(目的地)604に到着する経路611〜613が示されている。ここで、駅602,603は、ユーザHが乗車している電車は停車するが、ユーザHが降りることを想定していない駅である。
そして、検索範囲621は、出発駅601からの半径が検索距離である円の内側となっている。同様に、検索範囲622〜624は、駅602,603及び到着駅604それぞれからの半径が検索距離である円の内側となっている。
これは、公共交通機関では、駅周辺でのみ保育施設に立ち寄ることができるためである。
なお、駅602,603における検索範囲622,623は、駅602,603でユーザHが途中下車して保育施設マーク630が示す保育施設に立ち寄る場合について示している。すなわち、検索範囲622又は検索範囲623の内側にある保育施設マーク630が示す保育施設に立ち寄る場合、ユーザHは駅602又は駅603で途中下車する必要がある。言い換えれば、出発駅601、駅602,603、到着駅604は乗降可能な場所である。
図11は、徒歩圏と公共交通機関圏とが混在している場合における二次検索結果画面の例を示す図である。
図11では、自宅(出発地)701からバス停留所(経由地)702までの経路711、バス停留所702から駅(経由地)703までの経路712、駅703から駅(経由地)704までの経路713、駅704から目的地705までの経路714が示されている。つまり、ユーザHは、まず、自宅701からバス停留所702まで徒歩で向かい、バス停留所702からバスで駅703へ向かう。そして、ユーザHは、駅703で電車に乗ると、駅704で下車し、駅704から徒歩で目的地705まで向かう。
ここで、経路711は徒歩圏であるため、図8で示される検索範囲421と同様の手法による検索範囲721が設定される。同様に、経路714も徒歩圏であるため、図8で示される検索範囲421と同様の手法による検索範囲723が設定される。
経路711〜714は、移動手段に応じて色分けされて表示されてもよい。
なお、図11に表示されている保育施設マークは図8や、図10と同様であるので、ここでは符号及び説明を省略する。
なお、徒歩圏の経路711,714が折れ線で示される場合は、検索範囲721,723の形状が、図9で示される検索範囲521のようになる(ここでの説明を省略する)。
次に、図12〜図16を参照して、経路決定画面について説明する。
(徒歩圏の場合)
図12は、図8で示される二次検索結果で経路が決定した画面を示す図である。
図12において、図8と同様の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、二次検索の結果、検出された保育施設を示す保育施設マーク430のうち、保育施設マーク434が選択されると、出発地401から保育施設マーク434で示される保育施設を経由して、目的地402に向かう経路442,443が表示される。
そして、図8における保育施設マーク431や、保育施設マーク432,433は、図12に示す画面では非表示となっているが、それ以外の保育施設マーク430は表示のままとなっている。これは、保育施設マーク431が閉鎖中の保育施設、あるいは出発時刻と、到着時刻との間で営業していない時間を有する保育施設を示しており、必要性が低いためである。同様に、保育施設マーク432,433は、元々検索範囲421の外にある保育施設マーク430であるので必要性が低いため表示されなくなる。
図13において、図9と同様の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、二次検索の結果、検出された保育施設を示す保育施設マークのうち、保育施設マーク521が選択されると、図9で示される経路511の一部が、保育施設マーク521へ向かう経路531,532として表示される。そして、経路511の一部が、経路531,532に変更となるにともない、経路から外された経路511の一部(経路533)が破線で示されている。なお、経路533の部分は、非表示としてもよい。
図14は、図10で示される二次検索結果で経路が決定した画面を示す図である。
図14において、図10と同様の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、二次検索の結果、検出された保育施設を示す保育施設マークのうち、保育施設マーク641が選択されると、経路611〜613に加えて、駅603から保育施設マーク641で示される保育施設へ向かう経路614が追加表示されている。また、保育施設マーク641で示される保育施設から駅603へ向かう経路615が追加表示されている。
すなわち、図14に示す経路611〜615では、ユーザHは出発駅601から駅603に到着すると(経路611,612)、一旦、駅603で途中下車して、保育施設マーク641で示される保育施設へ徒歩で向かう(経路614)。そして、ユーザHは保育施設マーク641で示される保育施設で子供を預けた後、駅603へ向かい(経路615)、駅603から到着駅603へ向かう(経路613)。
図15は、図11で示される二次検索結果で経路が決定した画面を示す図である。
図15において、図11と同様の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15では、図11の徒歩圏における検索範囲721内の保育施設マーク731が選択された場合における経路を示している。
図15で示される経路では、ユーザHは、自宅701を出発後、徒歩で保育施設マーク731によって示される保育施設へ向かう(経路715)。その後、保育施設マーク731で示される保育施設で子供を預けた後、徒歩でバス停留所702へ向かう(経路716)。以降の経路は、図11と同様であるので、説明を省略する。
また、図15では、それぞれのノードにおける出発時刻、到着時刻がそれぞれ表示されている(符号733)。それぞれのノードにおける出発時刻、到着時刻は、図4のステップS111の段階において算出部14が算出したものである。ちなみに、図12〜図14では各ノードの出発時刻、到着時刻が表示されていないが、図15と同様に各ノードにおける出発時刻、到着時刻が表示されてもよい。
図16において、図11と同様の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16では、駅703の周囲における検索範囲722内の保育施設マーク732が選択された場合における経路を示している。
図16において、自宅701から駅703までの経路711,712は、図11と同様であるので、説明を省略する。ユーザHは駅703に到着すると、一旦、駅703の外に出て、保育施設マーク732へ徒歩で向かう(経路718)。そして、ユーザHは、保育施設マーク732で示される保育施設で子供を預けた後、駅703へ向かう(経路719)。以降の経路は、図11と同様であるので、説明を省略する。
また、図16では、図15と同様、それぞれのノードにおける出発時刻、到着時刻がそれぞれ表示されている(符号734)。
また、通勤経路の周囲の保育施設を検索可能とすることで、複数の地域にまたがって保育施設の検索が可能となる。これにより、ユーザHが居住している地域にこだわることがなくなり、保育児童を分散させることができる。そのため、待機児童の低減を促すことが可能となる。
なお、子供を満員電車に乗せたくないことが検索条件として設定されている場合、検索範囲が自宅からの徒歩圏のみに限定されてもよい。
(待機児童の視覚化)
図17は、第2実施形態に係る二次検索結果の例を示す図である。なお、図17〜図21、図23、図24では、図が煩雑になるのを避けるため、図11〜図16と同様の構成については、適宜符号を省略している。また、第2〜第8実施形態において、施設検索システム100や、施設検索装置30、ユーザ端末装置40の構成は、図1〜図3で示されるものと、同様であるので、図示及び説明を省略する。
施設情報23に、各保育施設における待機児童数が格納されていれば、図17のように、待機児童の情報を二次検索結果に反映することができる。
図17では、符号801で示すように待機児童数の多い保育施設ほど保育施設マークが大きく表示され、符号802で示すように待機児童数の少ない保育施設ほど保育施設マークが小さく表示されている。
なお、図17では、保育施設マークの大きさで待機児童数を示しているが、例えば、赤は待機児童数が多く、青は待機児童数が少ない等、色で待機児童数が示されてもよい。
このようにすることで、待機児童数の数が視覚的に分かるので、保育施設の選択が非常に容易となる。
なお、図17では、入園に対する制限のある保育施設マークの形を変えて示しているが、所定の色で示してもよい。
(治安状況の表示)
図18は、第3実施形態に係る二次検索結果の例を示す図である。
図18では、符号821〜823で示されているように、地図が治安状況によって区分けされている。このような画面は、地図情報21に治安状況に関する情報(犯罪件数や、巡回警備の有無等)が格納されることで実現できる。なお、図18では、符号821が最も治安がよく、符号823が最も治安が悪く、符号822では治安が中ほどである。
ここでは、ドット及び斜線で治安の違いが表現されているが、色等で表現されてもよい。
このようにすることで、より安全な保育施設の検索を容易に行うことができる。
また、第3実施形態によれば、塾や、習い事について、施設検索システム100を適用した場合、子供だけでの移動に安全な施設を容易に検索することができる。
(推奨保育施設の表示)
図19は、第4実施形態に係る二次検索結果画面の例を示す図である。
図19では、表示されている保育施設マークのうち、推奨度の高い保育施設(推奨保育施設)に推奨マーク831が表示されている。
このような推奨保育施設の表示は、空きがあり、費用が所定値以下であり、駅から半径が所定値以内の範囲にある等といった条件に合致する保育施設を、施設検索部13が検索することで行われる。
(保育施設の仮選択)
図20は、第5実施形態に係る二次検索結果画面の例を示す図である。
図20では、二次検索の結果、表示される保育施設マークの1つ(保育施設マーク810)に、例えば、マウスポインタ841がおかれると(仮選択されると)、その保育施設マーク810が示す保育施設を通る経路842,843と、その保育施設マーク810で示される保育施設を経由した場合の所要時間、目的地への到着時刻等が吹き出し844として一時的に表示される。
そして、他の保育施設マークにマウスポインタがおかれると、その保育施設を経由した場合の所要時間、目的地への到着時刻等が吹き出しとして一時的に表示される。なお、マウスポインタがおかれた保育施設を経由した場合の所要時間、目的地への到着時刻等は、算出部14によって算出される。
このようにすることで、保育施設を選択したときの経路や、所要時間、到着時刻等を容易に比較できる。
(保育施設特徴の表示)
図21は、第6実施形態に係る二次検索結果例を示す図である。
図21では、保育施設における特徴が特徴マーク1001として表示されている。すなわち、特徴マーク1002(1001)は保育施設マーク1011で示される保育施設が行政による認可を受けていることを示しており、特徴マーク1003(1001)は保育施設マーク1012で示される保育施設に送迎バスによる送迎サービスがあることを示している。このような特徴マーク1001は施設情報23に該当する情報を格納しておくことで実現可能である。
(推奨経路の検索)
図22は、第7実施形態に係る一次検索結果の例を示す図である。図22の一次検索結果画面は図4のステップS106で表示される画面である。
図22では、一次検索の結果、表示される経路が推奨度によって区別されている。図22では、経路の推奨度が経路の太さで示されている。すなわち、最も太い経路901が最も推奨度「高」であり、最も細い経路903が最も推奨度「低」であり、中間の太さの経路902が推奨度「中」である。
また、第7実施形態によれば、塾や、習い事について、施設検索システム100を適用した場合、子供だけの移動に安全な施設を容易に検索することができる。
図23及び図24は、第8実施形態に係る二次検索結果画面の例を示す図である。
第8実施形態では、ユーザHが複数の推奨条件に優先順位をつけ、この優先順位との合致度が高い順に優先希望順位を表示している。
ここでは、ユーザHが検索条件の優先順位を設定すると、施設検索部13が設定された検索条件毎に評価値を設定する。そして、施設検索部13は、検索条件に適合する保育施設毎に評価値を加算し、最終的な評価値の大きさに従って優先希望順位を決定する。
施設検索部13は、最も優先順位が高い検索条件の評価値を「5」、2番目に優先順位が高い検索条件の評価値を「4」、3番目に優先順位が高い検索条件の評価値を「3」、4番目に優先順位が高い検索条件の評価値を「2」、最も優先順位の低い検索条件の評価値を「1」とする。ちなみに、評価値の設定は、これに限らない。
例えば、「家から近い」を最も優先順位の高い検索条件とし、「駐車場がある」を2番目に優先順位が高い検索条件とした場合、「家から近く」かつ「駐車場がある」保育施設の評価値を「5+4=9」とする。
このようにして、施設検索部13は保育施設毎に評価値の加算を行い、最終的な合計評価値の高い順に優先希望順位を決定する。
また、図23では、二次検索処理の終了後、優先希望順位を示す吹き出し1100が保育施設の選択が行われるまで表示された状態となっているものとしているが、これに限らない。例えば、ユーザHがマウスポインタを保育施設マークにおくと、その保育施設マークに該当する保育施設の優先希望順位を示す吹き出し1100が一時的に表示されてもよい。
どの優先希望順位まで表示するか、又は、吹き出し1100の表示タイミングは、ユーザHが入力部11を介して設定するようにしてもよい。
また、第8実施形態では、優先希望順位が吹き出し1100や、リスト1111として表示されているが、この他にも、優先希望順位が高いほど保育施設マークを大きくする等、表示処理部15が、優先希望順位順に保育施設マークの大きさを変えて表示するようにしてもよい。あるいは、優先希望順位が高いほど赤く、優先希望順位が低いほど青く表示される等、表示処理部15が保育施設マークの色を優先希望順位によって変えて表示してもよい。
また、吹き出し1100や、リスト1111上にユーザHがマウスを置くと、その保育施設が、どの検索条件を満たしているのかに関する情報が表示されるようにしてもよい。
第8実施形態によれば、ユーザHの希望に近い保育施設を検索することが容易となる。
図25は、第9実施形態に係る施設検索システムの構成例を示す図である。なお、図25において、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
施設検索システム100aでは、図1に示す構成に加えて、通知処理部18及び通知部19を有している。
また、算出部14はユーザHの現在位置と、施設情報23を基に、子供を迎えにいくために、ユーザHが現在位置から出発しなければならない時刻を算出する。そして、通知処理部18は、算出部14が算出した時刻の所定時間前(例えば、5分前等)に通知部19にユーザHに対する通知を行うよう指示する。
また、施設検索システム100aにおいて、算出部14がユーザHの現在位置と、施設情報23を基に、子供を迎えにいくために、ユーザHが現在位置から出発しなければならない時刻を算出すると、表示処理部15は、算出部14が算出した時刻を表示部16に表示する。
同様に、通知部19は、例えば、ユーザ端末装置40(図3)において、メモリ41のプログラムがCPU43によって実行されることで具現化している。
また、急な出張等、普段勤めている勤務先と異なる場所にユーザHがいる場合でも、現在位置を何時に出発する必要があるかをユーザHが確認することができる。
なお、本実施形態では、保育施設の検索を前提として説明したが、前記したように、塾や、習い事教室の検索に適用されてもよい。
また、施設検索システム100は、保育施設の代わりに、自宅から所定距離以内の写真館や、お宮参り等のための神社等の検索に適用されてもよい。この場合の検索対象はユーザHが設定した時間内で戻れる範囲となる。この場合、施設情報23に写真館や、神社の情報が格納されている。施設情報23に、写真館や、神社の情報に料金に関する情報が格納されていれば、料金が表示されてもよい。
また、施設検索システム100は、保育施設の代わりに、電車や、消防車等、子供の好きなものを見ることができるスポットの検索に適用されてもよい。この場合の検索対象は自宅から徒歩圏内となる。この場合、施設情報23に電車や、消防車等、子供の好きなものを見ることができるスポットの口コミ情報が格納されている。
また、施設検索システム100は、保育施設の代わりに、祭り(例えば、子供神輿がでる祭り)、図書館の朗読会等の検索に用いられてもよい。この場合、検索対象は自宅から徒歩圏内となることが多い。このような検索は、図示しないイベント情報に祭りや、図書館の朗読会等の情報が格納されることで実現可能である。
また、予めユーザHが入力部11を介して、検索範囲を指定することで、ユーザHが行動できる範囲内での施設検索も可能である。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
12 経路検索部
13 施設検索部
14 算出部
15 表示処理部
16 表示部
17 情報受付部
18 通知処理部
19 通知部
21 地図情報
22 交通情報
23 施設情報
24 検索履歴情報
30 施設検索装置
40 ユーザ端末装置
100 施設検索システム
321,430〜432,434,521,630〜632,641,731,732,801,810,811〜813 保育施設マーク(施設マーク)
211〜214,441〜443,511,611〜615,711〜716,718,719,842,843,901〜903 経路
421,521,531〜533,621〜624,721〜723 検索範囲
831 推奨マーク
1100 吹き出し(優先希望順位)
1111 リスト(優先希望順位)
Claims (14)
- 入力部を介して、出発地に関する情報及び目的地に関する情報を受け付ける情報受付部と、
前記出発地から前記目的地までの経路を検索する経路検索部と、
前記経路周辺の施設を検索する施設検索部と、
検索された前記経路及び前記施設の位置を示す施設マークを表示部に表示するとともに、前記経路周辺に、予め設定されている検索範囲を前記表示部に表示する表示処理部と、
を有することを特徴とする施設検索システム。 - 前記情報受付部は、
前記入力部を介して、前記目的地への到着希望時刻を受け付け、
前記検索範囲は、前記経路から所定距離の範囲、又は経由しても前記目的地への到着希望時刻に到着できる範囲である
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 前記入力部を介して、出発希望時刻が入力されるともに、前記表示部に表示されている施設が選択されると、前記選択された施設を経由した場合における前記目的地への到着時刻を算出する算出部を有し、
前記表示処理部は、
該選択された施設を経由した場合における経路を前記表示部に表示するとともに、前記算出部によって算出された前記到着時刻を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 前記経路が徒歩、自家用車及び自転車のいずれか1つによって移動する経路である場合、経路の両端点を中心とする円と、前記経路から所定距離の範囲を前記検索範囲とする
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 前記経路が、公共交通機関を用いて移動する経路である場合、前記公共交通機関から乗降可能な場所を中心とする円を前記検索範囲とする
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 前記施設は保育施設であり、
記憶部に各保育施設における待機児童数に関する情報が格納されており、
前記表示処理部は、
前記保育施設の待機児童数に応じて、前記施設マークの表示を変える
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 記憶部に地域毎の治安状況に関する情報が格納されており、
前記表示処理部は、
前記治安状況に応じて、前記施設が表示されている地区の表示を変える
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 記憶部に前記施設に関する情報が格納されており、
前記表示処理部は、
予め設定されている条件、又は入力部を介して入力された条件に合致していることを示す推奨マークを、前記条件に合致している施設の前記施設マークに対応付けて前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 前記施設マークが前記表示部に複数表示されており、
入力部を介して、複数表示されている前記施設マークのうち、1つが仮選択されると、
算出部が、仮選択された施設マークで示される施設に立ち寄った場合における少なくとも前記目的地への到着時刻を算出し、
前記表示処理部が、
前記仮選択された施設マークで示される施設に立ち寄った場合における経路を表示するとともに、少なくとも前記算出された目的地への到着時刻を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 記憶部に前記施設の特徴に関する情報が格納されており、
前記表示処理部は、
前記施設マークの近傍に、該施設マークで示される施設の特徴を示す情報を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 前記ユーザの現在位置を取得し、該取得した現在位置から特定の施設に行くのに要する時間を算出し、該算出した時間から前記現在位置を出発する時刻を算出する算出部を有し、
前記表示部は、ユーザが所有しているユーザ端末装置に搭載されており、
前記表示処理部は、
前記表示部に、算出した前記現在位置を出発する時刻を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - ユーザが所有しているユーザ端末装置に搭載されている通知部と、
前記ユーザの現在位置を取得し、該取得した現在位置から特定の施設に行くのに要する時間を算出し、該算出した時間から前記現在位置を出発する時刻を算出する算出部と、を有し、
前記通知部は、
算出した前記現在位置を出発する時刻から所定時間前になると、通知を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 前記入力部を介して、前記施設を検索する際の検索条件が複数、優先順位を付して入力され、
前記施設検索部は、
前記検索条件の優先順位に対する合致の度合いに応じて優先希望順位を決定し、
前記表示処理部は、
前記優先希望順位に関する情報を前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の施設検索システム。 - 施設の検索を行う施設検索システムが、
入力部を介して、出発地に関する情報及び目的地に関する情報を受け付け、
前記出発地から前記目的地までの経路を検索し、
前記経路周辺の施設を検索し、
検索された前記経路及び前記施設の位置を示す施設マークを表示部に表示するとともに、前記経路周辺に、予め設定されている検索範囲を前記表示部に表示する
ことを特徴とする施設検索方法。
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