JP2019053442A - 情報提示システム、情報提示方法及び情報提示プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、ユーザ側では、所有する乗物の不具合がどの整備施設で改善措置を受けられるか分からないため、ユーザがどの整備施設を利用すればよいかを選択することは困難であった。
すなわち、上記の情報提示システム、情報提示方法及び情報提示プログラムによれば、ユーザの乗物に必要な改善措置を受けることができる施設の選択を容易とすることができる。
こうすることで、ユーザの乗物が該当する事象の内容を、ユーザに認知させることができ、これにより、ユーザに対して乗物の改善措置の必要性を知らせることができる。そのため、ユーザに乗物の改善措置を受ける動機付けを与えることができる。
こうすることで、一つの施設でユーザの乗物の全事象の改善措置を実施可能となる。これにより、ユーザが複数の施設に乗物を預ける必要がなくなるため、ユーザの手間を軽減できる。そのため、ユーザにとっての利便性を向上できる。
また、ユーザの乗物の全事象の改善措置が一つの施設で実施できない場合は、ユーザの利便性が低下し、その結果、改善措置を実施しない等の安全面のリスクが顕在化する。
こうすることで、ユーザにとって好ましい施設がどこであるかをユーザに認識させることができる。これにより、ユーザにとっては乗物の改善措置を受けるために乗物を預ける施設を選択しやすくなる。そのため、ユーザにとっての利便性を向上できる。
こうすることで、ユーザの乗物が該当する事象の改善措置の実績が多い施設がどこであるかをユーザに認識させることができる。これにより、ユーザにとっては、改善措置の実績が多い施設を選択しやすくなる。そのため、ユーザが安心して乗物の改善措置を受ける施設を見つけやすくなる。
こうすることで、ユーザからの距離が近い施設がどこであるかをユーザが認識できる。これにより、ユーザからの距離が近い施設をユーザが選択しやすくなる。そのため、ユーザにとって利便性の高い施設を見つけやすくなる。
尚、ユーザからの距離が近い施設とは、ユーザの実際の位置から近い施設に限定されるものではなく、ユーザに関連する1又は複数の位置(場所)からの距離が近い施設を含み得るものである。例えば、ユーザに関連する1又は複数の位置(場所)は、例えば、ユーザの自宅、自宅近隣の駐車場、日常的に通勤・通学で利用する職場・学校、職場・学校の駐車場等が考えられる。この際、ユーザに関連する1又は複数の位置(場所)は、ユーザが任意に指定可能としてもよい。これにより、ユーザの利便性を高めることができる。
こうすることで、ユーザが設定した日時に予約が可能な施設がどこであるかをユーザが認識できる。これにより、ユーザの予定に合致する施設をユーザが選択しやすくなる。そのため、ユーザにとって利便性の高い施設を見つけやすくなる。
こうすることで、ユーザに対し代車の提供が可能な施設がどこであるかをユーザが認識できる。これにより、代車の利用ができる施設をユーザが選択しやすくなる。そのため、ユーザにとって利便性の高い施設を見つけやすくなる。
尚、代車とは、施設が保有する車両に限らず、レンタカーやカーシェアリングの車両であってもよい。
図1に示されるように、情報処理システムSは、サーバーコンピュータとしての情報提示装置10と、クライアントコンピュータとしてのユーザ端末30を有する。そして、情報提示装置10とユーザ端末30とはネットワークNを介して通信可能に接続される。
情報提示装置10は、ユーザが所有する車両が該当する不具合情報(リコール情報等)を特定し、不具合を改修可能な施設(整備工場やディーラー)の情報をユーザに提示するコンピュータである。
ユーザ端末30は、ユーザにより操作されるコンピュータである。例えば、ユーザ端末30は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等である。
なお、入力装置34及び表示装置35はユーザ端末30の外部装置として設けられていてもよい。
例えば、後述する図2乃至図6に示す画面が、表示装置35に表示される画面の一例となる。なお、表示装置35が、本発明の表示部の一例に相当する。
次に、図2乃至図6を参照しながら、情報処理システムSにおける処理の概要について説明する。
認証情報入力領域P11は、ユーザの認証情報を入力する領域である。例えば、ユーザIDとパスワードが上記の認証情報の一例に相当する。
ボタンP12は、認証情報入力領域P11に入力した認証情報を用いた認証処理(ログイン処理)を、情報提示装置10に要求するための操作部である。
尚、ユーザ認証に関しては、あくまでも一例を示したものに過ぎず、各種認証方法を採用してもよい。
また、情報提示装置10は、リコール情報(リコール届出番号)ごとにリコールの対象となる車両の識別情報(車台番号)を管理している。
なお、情報提示装置10は、上記のリコール届出番号と、そのリコールに該当する車台番号とを関連付けた情報を、自動車メーカーから得た情報に基づき管理してもよいし、国土交通省等の公的機関から得た情報に基づいて管理してもよい。
そして、情報提示装置10は、ログインに係るユーザIDに関連付けられた車台番号が、リコールの対象となっている場合には、図3に示されるリコール対象車案内画面W2を生成し、ユーザ端末30の表示装置35に表示させる。
リコール対象車案内画面W2は、ユーザの所有する車両がリコールの対象となっていることを案内するための画面である。
ボタンP22は、ユーザが所有する車両のリコール改修を行う施設(整備工場やディーラー)を検索する処理に進むための操作部である。
尚、車台番号について輸入車等に関しては、車両識別番号(VIN)が登録されることが多いが、本実施形態ではすべて車台番号として説明する。
これに応じて、情報提示装置10は、図4に示すリコール改修施設検索画面W3を生成し、ユーザ端末30の表示装置35に表示させる。
リコール改修施設検索画面W3は、ユーザの所有する車両が該当するリコールに対し、改修が可能な施設を検索するための画面である。
図4に示されるように、上記の優先順位付け条件は、1以上の要素条件の組み合わせとして表される。
以下には、上記の要素条件の例を示す。
[1]改修実績の多さ
[2]距離の近さ
[3]予約の空き
[4]代車の利用可否
ここで、上記の「対象のリコール」とは、車台番号入力領域P31に入力される車台番号の車両(対象車両)が該当するリコールである。
ここで、「対象車両に紐づく位置」とは、ユーザの住所としてもよいし、車両の保管場所の住所としてもよいし、ユーザが任意に設定することとしてもよい。
日時設定領域P36には、複数の日時を設定可能としてよい。
なお、日時設定領域P36に日時が指定されている場合には、日時設定領域P36に指定された日時において代車が利用可能である施設ほど、優先順位を高くすることとする。
条件内容表示欄P34は、要素条件の内容を表示する表示欄である。
優先度設定領域P35は、要素条件の優先度を設定するための入力欄である。本実施形態では、優先度には「高」、「中」、「低」の三段階があることとし、優先度設定領域P35ではそのいずれかを選択することとする。もちろん、優先度は、上記の例に限られるものではなく、二段階又は四段階以上としてもよいし、優先度の高いものから順に番号を付与することで優先度が指定されてもよい。
これに応じて、情報提示装置10は、リコール改修のための施設検索を実行する。そして、情報提示装置10は、その検索結果に基づき、図5に示すリコール改修施設提示画面W4を生成し、ユーザ端末30の表示装置35に表示させる。
リコール改修施設提示画面W4は、ユーザの所有する車両が該当するリコールに対し、改修が可能な施設の検索結果を、リコール改修施設検索画面W3で設定された優先順位に応じて提示する画面である。
地図表示領域P41には、ユーザに対応した位置(例えばユーザの住所)を示すユーザ位置表示アイコンP43と、リコール改修施設の位置を示す第1施設表示アイコンP44、第2施設表示アイコンP45及び第3施設表示アイコンP46が含まれる。
なお、第1施設表示アイコンP44、第2施設表示アイコンP45、第3施設表示アイコンP46の順に優先順位が高いこととする。
地図表示領域P41においては、第1施設表示アイコンP44の近くに「1」が表示され、第2施設表示アイコンP45の近くに「2」が表示され、第3施設表示アイコンP46の近くに「3」が表示される。これらの数字は、各施設の優先順位(ランク)を示している。なお、各施設のランクは、リコール改修施設検索画面W3の優先順位付け条件入力領域P32に入力した条件に基づく評価に基づいて決定される。
そして、上記のリンクをカーソルP48で指示した状態でクリック操作が行われると、第1施設表示アイコンP44により示される施設の予約サイトに遷移して、リコール改修の予約が可能となる。なお、予約サイトは、情報提示装置10により提供されてもよいし、情報提示装置10とは異なるサーバにより提供されてもよい。
なお、対象車両が複数のリコールに該当する場合には、リコール内容表示領域P42には複数のリコールのそれぞれの情報が表示される。
次に、図7を参照しながら、以上の処理を実現するために情報提示装置10に備えられる機能について説明する。
図7に示されるように、情報提示装置10は、第1記憶部20、第2記憶部21、ユーザ情報記憶部22、特定部23、検索部24、評価部25、及び表示制御部26を備える。
なお、情報提示装置10は、上記の情報提示プログラムを、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体から読み込むこととしてもよいし、インターネットやイントラネット等の通信網を介して受信してもよい。
また、情報提示装置10は、上記の情報提示プログラムに基づいて処理を実行することで、本発明に係る情報提示方法が実現される。
以下、情報提示装置10に備えられる上記の各部の機能の詳細について説明する。
第1記憶部20は、乗物に関して改善措置の対象となる事象ごとに、該当する乗物識別情報を関連付けて記憶する。
「改善措置の対象となる事象」とは、改修又は修理の対象となる不具合である。例えば、車両においてリコールの対象となる不具合が上記の「改善措置の対象となる事象」に相当する。
例えば上記の「改善措置の対象となる事象」がリコールの対象となる不具合である場合には、上記の事象はリコールの届出番号により特定される。なお、リコールの届出番号は、リコールを識別する情報である。
「改善措置の対象となる乗物識別情報」とは、例えばリコールの対象となる乗物の識別情報である。具体的には、リコールの届出(改善対策届出一覧表)におけるリコール届出番号と、それの対象となる車台番号が上記の「改善措置の対象となる乗物識別情報」に相当する。
第2記憶部21は、施設ごとに、改善措置の実施が可能な事象を関連付けて記憶する。
なお、以下において「改修」とは、リコールの改善措置の実施を意味する。
図9に示されるように、施設情報テーブルT2は、施設ID、施設名、施設の住所、リコール届出番号、改修実績数を関連付けて記憶する。
「施設ID」は、情報提示装置10が各施設を一意に識別するための識別情報である。
「施設名」は、施設IDにより識別される施設の名称である。
「施設の住所」は、施設IDにより識別される施設の位置を特定する情報である。
「リコール届出番号」は、施設IDにより識別される施設において改修することができるリコールを特定する情報である。
「改修実績数」は、施設IDにより識別される施設において、対応するリコール番号により特定されるリコールを改修した件数である。
図10に示されるように、施設予約情報テーブルT3は、施設ID、日時、予約の空き、及び代車の空きの情報を記憶する。
「施設ID」は、情報提示装置10が各施設を一意に識別するための識別情報である。
「日時」は、日付、時間帯により特定される日時情報である。
「予約の空き」は、施設IDにより識別される施設において、対応する日時で予約可能な台数の情報である。
「代車の空き」は、施設IDにより識別される施設において、対応する日時で利用可能な代車の台数の情報である。
ユーザ情報記憶部22は、ユーザの情報を記憶する。
「ユーザ」とは、車両の所有者である。より詳細には、「ユーザ」とは、車両の所有者であって、情報提示装置10の利用者である。
「ユーザの情報」とは、ユーザに関する情報である。例えば、ユーザの属性情報、ユーザが所有する車両の情報が、上記の「ユーザの情報」に相当する。
具体的には、ユーザの氏名、住所、ID、パスワード、所有する車両の車台番号、車両の車種、型式等の情報が上記の「ユーザの情報」に相当する。
「ユーザID」は、情報提示装置10が各ユーザを一意に識別するための識別情報である。
「パスワード」は、ユーザIDに対応付けられた認証情報である。具体的には、ユーザから受け付けた、ユーザIDとパスワードの組が正しいか否かによりユーザ認証が行われる。
「氏名」は、ユーザIDにより識別されるユーザの氏名である。
「住所」は、ユーザIDにより識別されるユーザの住所である。
「車台番号」は、ユーザIDにより識別されるユーザが所有する車両の車台番号である。
「使用の本拠の位置」は、車台番号により特定される車両を使用する本拠の位置である。なお、「使用の本拠の位置」は、車台番号により特定される車両の車検証に記載の情報としてよい。
特定部23は、第1記憶部20からユーザの乗物識別情報に該当する事象を特定する。
また、特定部23は、ユーザの乗物識別情報に該当する事象が複数ある場合には、その複数の事象の全てを特定する。
上記の「乗物識別情報に該当する事象」とは、乗物識別情報により識別される乗物が該当する改善措置が必要な事象(不具合)の情報である。例えば、車台番号により特定される車両が該当するリコール届出番号が、上記の「乗物識別情報に該当する事象」に相当する。
具体的には、プロセッサ11は、通信用インターフェース13を介してユーザ端末30から受信した認証情報(ユーザID、パスワード)に基づいてユーザIDを取得する。さらに、プロセッサ11は、記憶装置12に記憶されるユーザ情報テーブルT4から、ユーザIDに関連付けられる車台番号を取得する。なお、プロセッサ11は、ユーザIDに関連付けられる車台番号が複数ある場合には、それら複数の車台番号の全てを取得する。
また、プロセッサ11は、ユーザIDに関連付けられる車台番号が複数ある場合には、それら複数の車台番号のそれぞれについてリコール届出番号を特定することとする。以下では、説明を簡単とするために、ユーザIDに関連付けられる車台番号は1つであることとする。
検索部24は、第2記憶部21から特定部23により特定した事象の改善措置の実施が可能な施設を検索する。
また、検索部24は、特定部23により複数の事象が特定された場合には、複数の事象の全ての改善措置の実施が可能な施設を検索する。
具体的には、プロセッサ11は、記憶装置12に記憶される施設情報テーブルT2から、特定部23で特定したリコール届出番号に関連付けられる施設IDを検索する。なお、特定部23で特定したリコール届出番号が複数ある場合には、それら複数のリコール届出番号の全てが関連付けられた施設IDを検索することとする。
評価部25は、検索部24により検索された施設を、ユーザの設定した条件に基づいて評価する。
具体的には、図4に示されるリコール改修施設検索画面W3の優先順位付け条件入力領域P32に入力される情報に基づいて設定される「優先順位付け条件」が上記の「ユーザの設定した条件」に相当する。
具体的には、評価部25は、施設情報テーブルT2を参照することで、各施設の特定リコールに係る改修実績数を得ることができる。
「ユーザの乗物識別情報に対応する位置」とは、例えばユーザ情報テーブルT4において車台番号に関連付けて記憶される「使用の本拠の位置」である。また、ユーザ情報テーブルT4においてユーザIDに関連付けて記憶される「住所」も、上記の「ユーザの乗物識別情報に対応する位置」に相当し得る。また、ユーザが任意に設定した位置(住所)も、上記の「ユーザの乗物識別情報に対応する位置」に相当し得る。
具体的には、評価部25は、ユーザ情報テーブルT4及び施設情報テーブルT2を参照することで、各施設と、ユーザの乗物識別情報に対応する位置との距離を決定することができる。
ここで、2点間の距離は、例えば所定のナビゲーションシステムに2点のそれぞれの住所を入力することにより得ることができる。また、2点間の距離は、2点の座標の直線距離として求めてもよい。
「ユーザにより設定された日時」とは、ユーザの予約希望日時である。例えば、図4のリコール改修施設検索画面W3における日時設定領域P36に設定される日時が、上記の「ユーザにより設定された日時」に相当する。
具体的には、評価部25は、施設予約情報テーブルT3を参照することで、ユーザの予約希望日時に空きがあるか否かを判定可能である。
「ユーザにより設定された日時」とは、ユーザの予約希望日時である。例えば、図4のリコール改修施設検索画面W3における日時設定領域P36に設定される日時が、上記の「ユーザにより設定された日時」に相当する。
具体的には、評価部25は、施設予約情報テーブルT3を参照することで、ユーザの予約希望日時に空きがあるか否かを判定可能である。
具体的には、評価部25は、リコール改修施設検索画面W3の優先順位付け条件入力領域P32に入力された情報に基づいて、以下の式(1)に示される評価式を設定する。なお、以下の式(1)において、Vは総合評価値、Nは要素条件の数(本実施形態では4)、Vi(変数iは1〜Nの整数)は第i要素条件の評価値、wiは第i要素条件の重みである。
具体的には、プロセッサ11は、通信用インターフェース13を介して、リコール改修施設検索画面W3の優先順位付け条件入力領域P32と日時設定領域P36に入力された情報を受信する。そして、プロセッサ11は、優先順位付け条件入力領域P32に入力された情報に基づいて、上記の式(1)に基づいて評価式を設定する。そして、プロセッサ11は、上記の評価式に基づいて、検索部24により検索された各施設の評価値Vを算出し、各施設の評価値Vを記憶装置12に記憶する。
表示制御部26は、検索部24により検索された施設を地図上にマッピングして表示装置35に表示させる。
「地図」とは、ユーザに係る地域を平面上に表した図である。ユーザに係る地域とは、例えばユーザの乗物識別情報に対応する位置から所定範囲の地域である。
「施設を地図上にマッピングして表示」とは、施設の位置を示すアイコン、文字、マーカー等を、地図において対応する位置に重ね合わせて表示することである。
「表示装置35に表示させる」とは、表示制御部26が生成したグラフィックデータを、ユーザ端末30に送信し、ユーザ端末30の表示装置35にグラフィックデータに基づく画面を表示させることである。
「事象の内容」とは、乗物の不具合の部位(もしくは、部品名)、構造、状況、原因、改善措置の内容、不具合の件数、該当する車両の識別情報(車台番号)等のうち少なくとも一部の情報である。
なお、表示制御部26は、不具合の内容を、上記の地図の表示画面と同じ画面内に表示させてもよいし、別画面(別のウインドウ、タブ等)に表示させてもよい。
「評価が識別可能な態様」とは、評価部25による評価に応じた異なる態様である。例えば、リコール改修施設提示画面W4に示されるように、各施設を示すアイコンの脇にランクを示す数字を表示させることが、上記の「評価が識別可能な態様」で表示させることの一例に相当する。
また、各施設のアイコンを評価部25の評価順位に応じた色、パターン(網掛、テクスチャ)で表示させることも、上記の「評価が識別可能な態様」で表示させることの一例に相当する。
また、検索部24により検索された施設のうち、評価部25の評価結果が所定順位までの施設を選択的に表示装置35に表示させることも、上記の「評価が識別可能な態様」で表示させることの一例に相当する。
具体的には、プロセッサ11は、ユーザの乗物識別情報(車台番号)に対応する位置から所定範囲の地域の地図データに、検索部24により検索された施設をマッピングした地図表示領域P41を生成する。また、プロセッサ11は、上記の車台番号に該当するリコールの内容を示す情報を、リコール情報テーブルT1から取得し、リコール内容表示領域P42を生成する。
そして、プロセッサ11は、上記生成した地図表示領域P41とリコール内容表示領域P42を含むリコール改修施設提示画面W4のデータを生成し、生成したデータを、通信用インターフェース13を介してユーザ端末30に送信する。
ユーザ端末30は、通信用インターフェース33を介してリコール改修施設提示画面W4のデータを受信し、受信したデータに基づいてリコール改修施設提示画面W4を表示装置35に表示する。
次に、図12に示したシーケンス図を参照しながら、情報提示装置10とユーザ端末30により実行される処理の流れについて説明する。具体的には、図12に示すシーケンスは、ユーザが操作するユーザ端末30に対し、ユーザの所有する車両が該当するリコールの情報及びリコールの改修が可能な施設の情報を提示する処理に関するものである。
以下では、ユーザIDに紐づく車台番号のうちに、リコール対象車があることとして説明を続ける。
以上説明した情報提示装置10(情報提示システム)によれば、ユーザの乗物(自動車等)が該当する事象(リコール等)の改善措置が可能な施設(整備工場等)を、ユーザに地図上で確認させることができる。これにより、ユーザにとっては、乗物の改善措置にどの施設を利用するかの判断を行いやすくなる。
すなわち、情報提示装置10によれば、ユーザの乗物に必要な改善措置を受けることができる施設の選択を容易とすることができる。
こうすることで、ユーザの乗物が該当する事象の内容を、ユーザに認知させることができる。これにより、ユーザに対して乗物の改善措置の必要性を知らせることができる。そのため、ユーザに乗物の改善措置を受ける動機付けを与えることができる。
こうすることで、一つの施設でユーザの乗物の全事象の改善措置を実施可能となる。これにより、ユーザが複数の施設に乗物を預ける必要がなくなるため、ユーザの手間を軽減できる。そのため、ユーザにとっての利便性を向上できる。
こうすることで、ユーザにとって好ましい施設がどこであるかをユーザに認識させることができる。これにより、ユーザにとっては乗物の改善措置を受けるために乗物を預ける施設を選択しやすくなる。そのため、ユーザにとっての利便性を向上できる。
こうすることで、ユーザの乗物が該当する事象の改善措置の実績が多い施設がどこであるかをユーザに認識させることができる。これにより、ユーザにとっては、改善措置の実績が多い施設を選択しやすくなる。そのため、ユーザが安心して乗物の改善措置を受ける施設を見つけやすくなる。
こうすることで、ユーザからの距離が近い施設がどこであるかをユーザが認識できる。これにより、ユーザからの距離が近い施設をユーザが選択しやすくなる。そのため、ユーザにとって利便性の高い施設を見つけやすくなる。
こうすることで、ユーザが設定した日時に予約が可能な施設がどこであるかをユーザが認識できる。これにより、ユーザの予定に合致する施設をユーザが選択しやすくなる。そのため、ユーザにとって利便性の高い施設を見つけやすくなる。
こうすることで、ユーザに対し代車の提供が可能な施設がどこであるかをユーザが認識できる。これにより、代車の利用ができる施設をユーザが選択しやすくなる。そのため、ユーザにとって利便性の高い施設を見つけやすくなる。
以上までに、本発明の情報提示装置10(情報提示システムの一例)、情報提示方法及び情報提示プログラムについて一例を挙げて説明してきた。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、情報提示システムは、複数のコンピュータにより構成されてもよい。
P11 認証情報入力領域
P12 ボタン
P21 リコール案内情報表示領域
P22 ボタン
P31 車台番号入力領域
P32 優先順位付け条件入力領域
P33 セレクトボックス
P34 条件内容表示欄
P35 優先度設定領域
P36 日時設定領域
P37 ボタン
P41 地図表示領域
P42 リコール内容表示領域
P43 ユーザ位置表示アイコン
P44 第1施設表示アイコン
P45 第2施設表示アイコン
P46 第3施設表示アイコン
P47 ボタン
P48 カーソル
P49 施設情報表示領域
S 情報処理システム
T1 リコール情報テーブル
T2 施設情報テーブル
T3 施設予約情報テーブル
T4 ユーザ情報テーブル
W1 ログイン画面
W2 リコール対象車案内画面
W3 リコール改修施設検索画面
W4 リコール改修施設提示画面
10 情報提示装置(情報提示システム)
11 プロセッサ
12 記憶装置
13 通信用インターフェース
20 第1記憶部
21 第2記憶部
22 ユーザ情報記憶部
23 特定部
24 検索部
25 評価部
26 表示制御部
30 ユーザ端末
31 プロセッサ
32 記憶装置
33 通信用インターフェース
34 入力装置
35 表示装置(表示部)
Claims (10)
- 乗物に関して改善措置の対象となる事象ごとに、該当する乗物識別情報を関連付けて記憶する第1記憶部と、
施設ごとに、改善措置の実施が可能な事象を関連付けて記憶する第2記憶部と、
前記第1記憶部からユーザの乗物識別情報に該当する事象を特定する特定部と、
前記第2記憶部から前記特定部により特定した事象の改善措置の実施が可能な施設を検索する検索部と、
前記検索部により検索された施設を地図上にマッピングして表示部に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする情報提示システム。 - 前記表示制御部は、前記特定部により特定した事象の内容を前記表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示システム。
- 前記特定部により複数の事象が特定された場合には、前記検索部は、前記複数の事象の全ての改善措置の実施が可能な施設を検索する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提示システム。
- 前記検索部により検索された施設を、前記ユーザの設定した条件に基づいて評価する評価部を備え、
前記表示制御部は、前記検索部により検索された施設を、前記評価部による評価が識別可能な態様で前記表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報提示システム。 - 前記評価部は、前記特定部により特定された事象の改善措置の実績が多い施設ほど評価を高くする、ことを特徴とする請求項4に記載の情報提示システム。
- 前記評価部は、前記ユーザの乗物識別情報に対応する位置からの距離が近い施設ほど評価を高くする、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報提示システム。
- 前記評価部は、前記ユーザにより設定された日時の予約に空きがある施設ほど評価を高くする、ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の情報提示システム。
- 前記評価部は、前記ユーザにより設定された日時に代車の提供が可能な施設については評価を高くする、ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示システム。
- 乗物に関して改善措置の対象となる事象ごとに、該当する乗物識別情報を関連付けて記憶する第1記憶部と、施設ごとに、改善措置の実施が可能な事象を関連付けて記憶する第2記憶部と、を備えるコンピュータによる情報提示方法であって、
前記第1記憶部からユーザの乗物識別情報に該当する事象を特定する特定ステップと、
前記第2記憶部から前記特定ステップで特定した事象の改善措置の実施が可能な施設を検索する検索ステップと、
前記検索ステップで検索された施設を地図上にマッピングして表示部に表示させる表示制御ステップと、を有することを特徴とする情報提示方法。 - 乗物に関して改善措置の対象となる事象ごとに、該当する乗物識別情報を関連付けて記憶する第1記憶部と、施設ごとに、改善措置の実施が可能な事象を関連付けて記憶する第2記憶部と、を備えるコンピュータに、
前記第1記憶部からユーザの乗物識別情報に該当する事象を特定する特定ステップと、
前記第2記憶部から前記特定ステップで特定した事象の改善措置の実施が可能な施設を検索する検索ステップと、
前記検索ステップで検索された施設を地図上にマッピングして表示部に表示させる表示制御ステップと、を実行させるための情報提示プログラム。
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