JP7231497B2 - 主軸装置 - Google Patents
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Description
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る主軸装置における工具の固定状態を模式的に示す縦断面図である。図2は、図1における主軸装置の後端側の拡大図である。図3は、第1実施形態に係る主軸装置におけるエアブロー状態を模式的に示す縦断面図である。図4は、図2における主軸装置の後端側の拡大図である。図5は、図2における主軸装置の先端側の拡大図である。
主軸シャフト3は、主軸ユニット2の軸孔21内に軸受け22を介して、主軸ユニット2の軸周りに回転可能であり、且つ、主軸ユニット2の軸方向(D1-D2方向)には移動不能に設けられる。主軸シャフト3は、円筒状であり、その中心に、後述するドローバー4を収容するドローバー収容孔31を有する。ドローバー収容孔31は、主軸シャフト3の全長に亘って貫通している。ドローバー収容孔31の先端側の内周面には、後述する工具7の第2テーパ面71の形状に沿う形状の第1テーパ面32が、設けられている。
まず、図1及び図2に示すように、ドローバー4が後端側に引き込まれて工具7を固定しているドローバー4の固定位置では、第1の横孔33と第2の横孔44とは連通しないため、ドローバー4内のエアブロー流路42にはエアパージ室6から圧縮エア60が流入しない。主軸装置1は、この状態で工具7を回転駆動させることにより所定の加工を実行する。このとき、エアパージ室6内に満たされる圧縮エア60の圧力によって、主軸ユニット2内及び主軸シャフト3内への異物の侵入が防止される。
図6は、第2実施形態に係る主軸装置における工具の固定状態を模式的に示す縦断面図である。図7は、第2実施形態に係る主軸装置におけるエアブロー状態の後端側を拡大して模式的に示す縦断面図である。図1~図5に示した第1実施形態に係る主軸装置と同一符号の部位は同一構成を示しているため、それらの説明は第1実施形態における上記説明を援用し、以下の説明では省略する。
本実施形態の主軸装置1Aは、工具7の中心軸に沿って貫通するクーラント用の貫通流路73が設けられたスルースピンドルタイプの主軸装置を示している。
図8は、第3実施形態に係る主軸装置における工具の固定状態の後端側を拡大して模式的に示す縦断面図である。図9は、第3実施形態に係る主軸装置におけるエアブロー状態の後端側を拡大して模式的に示す縦断面図である。図1~図5に示した第1実施形態に係る主軸装置と同一符号の部位は同一構成を示しているため、それらの説明は第1実施形態における上記説明を援用し、以下の説明では省略する。
本実施形態の主軸装置1Bは、エアパージ室6内の圧縮エア60をドローバー4のエアブロー流路42内に流入させるための構造が、第1実施形態の主軸装置1と相違する。
2 主軸ユニット
21 軸孔
3 主軸シャフト
3a (主軸シャフトの)後端部(基部)
32 (主軸シャフトの)第1テーパ面
33 第1の横孔
4 ドローバー
4a (ドローバーの)後端面
4b (ドローバーの)後端部(基部)
42 エアブロー流路
44 第2の横孔
46 小径部
47 貫通孔
48 縦孔
49 開閉弁
5 押圧部材
51、53 先端突部
52 クーラント用流路
54 内部連通孔
6 エアパージ室
60 圧縮エア
7 工具
71 (工具の)第2テーパ面
73 貫通流路
8 制御装置
Claims (6)
- 軸方向に沿う軸孔を有する主軸ユニットと、
前記主軸ユニットの前記軸孔内に回転可能に設けられ、第1テーパ面を先端の内部に有する主軸シャフトと、
第2テーパ面を有し、前記主軸シャフトの先端に交換可能に固定される工具と、
前記主軸シャフトの内部に設けられるドローバーであって、前記工具を把持した状態で前記主軸シャフトの前記第1テーパ面の側に引き込まれることにより前記第2テーパ面を前記第1テーパ面に当接させて前記工具を固定すると共に、前記主軸シャフトから押し出されることにより前記工具を前記主軸シャフトの先端から引き離すドローバーと、
前記主軸ユニットの基部側に設けられ、前記主軸ユニット内を大気圧よりも大きい圧力に維持することにより、前記主軸ユニット内及び前記主軸シャフト内への異物の侵入を防止するエアパージ用の圧縮エアが収容されたエアパージ室と、を備え、
前記主軸シャフトの基部及び前記ドローバーの基部は、それぞれ前記エアパージ室内に配置され、
前記ドローバーは、その内部に、軸方向に延びて前記ドローバーの先端側に開放されるエアブロー流路を有し、前記工具の交換時に前記ドローバーが前記主軸シャフトから押し出された際に、前記エアブロー流路と前記エアパージ室の内部とを連通させ、前記エアブロー流路を通して、エアパージ用の前記圧縮エアを利用して前記工具の前記第2テーパ面と前記主軸シャフトの前記第1テーパ面との隙間をエアブローするように構成される、主軸装置。 - 前記エアブロー流路は、流路径を部分的に小さくした小径部を有する、請求項1に記載の主軸装置。
- 前記エアパージ室内に配置される前記主軸シャフトの基部に、前記エアパージ室と前記主軸シャフトの内部とを連通させる第1の横孔を有し、
前記エアパージ室内に配置される前記ドローバーの基部に、前記ドローバーの外周側と前記エアブロー流路とを連通させる第2の横孔を有し、
前記第1の横孔と前記第2の横孔とは、前記ドローバーが前記主軸シャフトの前記第1テーパ面の側に引き込まれた際には連通せず、前記ドローバーが前記主軸シャフトから押し出された際に連通して、前記エアパージ室内の前記圧縮エアを前記エアブロー流路に流通させるように配置される、請求項1又は2に記載の主軸装置。 - 前記工具は、その中心軸に沿って貫通する貫通流路を有し、
前記エアパージ室内に配置される前記ドローバーの基部に、前記エアブロー流路に連通する貫通孔を有し、
前記エアパージ室内に配置され、前記工具の交換時に前記ドローバーの基部に当接して押圧することにより、前記ドローバーを前記主軸シャフトから押し出す押圧部材を有し、
前記押圧部材は、前記貫通孔内に常時挿入されている先端突部を有すると共に、前記先端突部の先端に開口し、前記エアブロー流路内を介して前記工具の前記貫通流路と連通するクーラント用流路を有する、請求項3に記載の主軸装置。 - 前記エアパージ室内に配置される前記ドローバーの基部に、前記エアパージ室と前記エアブロー流路とを連通させる縦孔と、前記縦孔を前記エアブロー流路側から常時閉塞する開閉弁と、を有し、
前記エアパージ室内に配置され、前記工具の交換時に前記ドローバーの基部に当接して押圧することにより、前記ドローバーを前記主軸シャフトから押し出す押圧部材を有し、
前記押圧部材は、前記ドローバーの基部に当接した際に前記縦孔内に挿入して前記開閉弁を開放可能な先端突部と、前記押圧部材の外周面から前記先端突部の先端に亘って設けられた内部連通孔と、を有し、
前記工具の交換時に前記押圧部材が前記ドローバーの基部に当接した際に、前記先端突部が前記縦孔内に挿入して前記開閉弁を開放することにより、前記エアパージ室が前記内部連通孔を介して前記エアブロー流路と連通し、前記エアパージ室内の前記圧縮エアを前記エアブロー流路に流通させるように構成される、請求項1又は2に記載の主軸装置。 - 前記主軸シャフトの先端に対する前記ドローバーの押し出し位置、押し出し速度、及び押し出し位置における停止時間のうちの少なくとも1つを調整可能な制御装置を更に備える、請求項1~5のいずれか1項に記載の主軸装置。
Priority Applications (1)
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JP2019113448A JP7231497B2 (ja) | 2019-06-19 | 2019-06-19 | 主軸装置 |
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JP2019113448A JP7231497B2 (ja) | 2019-06-19 | 2019-06-19 | 主軸装置 |
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JP2020203362A JP2020203362A (ja) | 2020-12-24 |
JP7231497B2 true JP7231497B2 (ja) | 2023-03-01 |
Family
ID=73837726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019113448A Active JP7231497B2 (ja) | 2019-06-19 | 2019-06-19 | 主軸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7231497B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001310229A (ja) | 2000-04-27 | 2001-11-06 | Toyoda Mach Works Ltd | 主軸と工具ホルダとの間の嵌合部を清浄化する方法、工具ホルダとの間の嵌合部を清浄化する機能を備えた主軸装置およびこれらに使用する工具ホルダ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0451349U (ja) * | 1990-09-05 | 1992-04-30 | ||
JPH0486104U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-27 | ||
KR101501774B1 (ko) * | 2008-12-01 | 2015-03-11 | 두산인프라코어 주식회사 | 스핀들의 에어 블로 장치 |
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2019
- 2019-06-19 JP JP2019113448A patent/JP7231497B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001310229A (ja) | 2000-04-27 | 2001-11-06 | Toyoda Mach Works Ltd | 主軸と工具ホルダとの間の嵌合部を清浄化する方法、工具ホルダとの間の嵌合部を清浄化する機能を備えた主軸装置およびこれらに使用する工具ホルダ |
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---|---|
JP2020203362A (ja) | 2020-12-24 |
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