JP7231193B2 - 給湯器及び入水側接続部材 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯器及び入水側接続部材に関する。
従来、給湯器に給水する給水系等の水通路配管の随所にネジ込み式の排水栓を設けた給湯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。排水栓は、操作部と、固定用雄ネジ部と、大径軸部に設けた通水フィルタとを一体的に形成し、大径軸部には、水漏れ防止用のOリングが装着される。排水栓は、固定用雄ネジ部を、排水管部に形成された雌ネジ部に螺合させることで、排水管部に固定される。Oリングは、排水管部内に形成された通路壁面に密着することで、排水栓からの水漏れを防止する。排水栓は、操作部を回転させて進退させることで、排水管部から着脱できる。
特開2002-188736号公報
特許文献1に記載の排水栓は、操作部の回転に伴ってOリングも回転してしまう。それ故、例えば、排水栓を取り外す際、Oリングは回転しながら外方に引き出されることから、排水管部内の通路壁面との摺動抵抗が大きくなってしまい、Oリングの表面が排水管部内の通路壁面との摩擦で削られてしまうという問題点があった。この結果、Oリングによるシール性が低下したり、削り滓が給湯器内に侵入する可能性があった。
本発明の目的は、入水側接続部材のフィルタ栓の着脱の際、操作部を回転しても本体部内でOリングが回転しない給湯器及び入水側接続部材を提供することである。
請求項1の給湯器は、筐体の底部に固定される入水側接続部材を備え、前記入水側接続部材は、水供給管が接続され、当該水供給管から供給される水が流入する入口と、当該入口から流入した水が流れる流路とを備える本体部と、前記本体部に着脱可能に設けられるフィルタ栓とを備え、前記フィルタ栓は、前記本体部の前記流路と連通する排水流路に螺合可能に取り付けられ、使用者によって一軸線を中心に回転操作される略円筒状の操作部と、前記操作部と同軸上に形成され、前記排水流路を介して前記流路内に配置されることで、前記流路を流れる水から異物を除去するフィルタ部と、前記排水流路の内壁との隙間を埋めるOリングとを備える給湯器において、前記操作部の前記フィルタ部側の一端部に設けられた底部の中央部には、前記操作部の内部との間を貫通する円形状の穴部が設けられ、前記排水流路の排水出口側には、前記排水流路の径方向外側に拡径する拡径部が設けられ前記拡径部の内周面のうち前記排水出口側には、前記操作部の外周面に設けられた雄螺子部が螺合する雌螺子部が設けられ、前記フィルタ部は、前記排水流路内において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の連結部と、前記連結部の前記操作部側の一端面の中心部から前記操作部側に突出し、前記穴部の内側において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の突出部と、前記突出部の前記操作部の内側に対向する一端面の中心部から前記操作部の内側に向けて突出する軸部と、前記軸部に装着され、前記操作部の前記雄螺子部が前記排水流路の前記雌螺子部に螺合し且つ前記操作部と前記連結部とが前記一軸線の方向において相互に接触した状態で、前記操作部の前記底部に対して前記操作部の内側から係止する抜け止めリングとを備え、前記操作部は、前記フィルタ部の前記突出部、前記軸部及び前記抜け止めリングに対して同軸上で且つ相対的に回転可能に連結され、前記Oリングは、前記連結部の外周面に装着され、前記本体部から前記フィルタ栓を引き抜く為に前記操作部が回転操作されることによって前記操作部が前記フィルタ部に対して相対的に回転しながら前記フィルタ部と共に前記排水流路内を前記フィルタ栓の引き抜き方向に移動し、前記雄螺子部が前記雌螺子部に対して前記引き抜き方向に抜けたとき、前記Oリングは前記拡径部側に引き出されることを特徴とする。
請求項2の給湯器の前記操作部の外周面には、径方向外側に突出する一又は複数の突起が設けられるとよい。
請求項の入水側接続部材は、給湯器の筐体の底部に固定される入水側接続部材であって、前記入水側接続部材は、水供給管が接続され、当該水供給管から供給される水が流入する入口と、当該入口から流入した水が流れる流路とを備える本体部と、前記本体部に着脱可能に設けられるフィルタ栓とを備え、前記フィルタ栓は、前記本体部の前記流路と連通する排水流路に螺合可能に取り付けられ、使用者によって一軸線を中心に回転操作される略円筒状の操作部と、前記操作部と同軸上に形成され、前記排水流路を介して前記流路内に配置されることで、前記流路を流れる水から異物を除去するフィルタ部と、前記排水流路の内壁との隙間を埋めるOリングとを備え、前記操作部の前記フィルタ部側の一端部に設けられた底部の中央部には、前記操作部の内部との間を貫通する円形状の穴部が設けられ、前記排水流路の排水出口側には、前記排水流路の径方向外側に拡径する拡径部が設けられ前記拡径部の内周面のうち前記排水出口側には、前記操作部の外周面に設けられた雄螺子部が螺合する雌螺子部が設けられ、前記フィルタ部は、前記排水流路内において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の連結部と、前記連結部の前記操作部側の一端面の中心部から前記操作部側に突出し、前記穴部の内側において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の突出部と、前記突出部の前記操作部の内側に対向する一端面の中心部から前記操作部の内側に向けて突出する軸部と、前記軸部に装着され、前記操作部の前記雄螺子部が前記排水流路の前記雌螺子部に螺合し且つ前記操作部と前記連結部とが前記一軸線の方向において相互に接触した状態で、前記操作部の前記底部に対して前記操作部の内側から係止する抜け止めリングとを備え、前記操作部は、前記フィルタ部の前記突出部、前記軸部及び前記抜け止めリングに対して同軸上で且つ相対的に回転可能に連結され、前記Oリングは、前記連結部の外周面に装着され、前記本体部から前記フィルタ栓を引き抜く為に前記操作部が回転操作されることによって前記操作部が前記フィルタ部に対して相対的に回転しながら前記フィルタ部と共に前記排水流路内を前記フィルタ栓の引き抜き方向に移動し、前記雄螺子部が前記雌螺子部に対して前記引き抜き方向に抜けたとき、前記Oリングは前記拡径部側に引き出されることを特徴とする。
請求項1の給湯器によれば、操作部に対して、Oリングが装着されるフィルタ部が相対的に回転可能に設けられる。これにより、フィルタ栓の本体部への螺合、又は螺合を解除する為に操作部を回転させる場合、Oリングは排水流路内で回転しない。これにより、フィルタ栓を着脱する際、Oリングと排水流路の内壁との摺動抵抗を効果的に低減できるので、Oリングの表面が排水流路の内壁との摩擦等ですり減るのを防止できる。よって、排水流路の内壁との間のシール性が低下して漏水したり、削り滓等が給湯器内に侵入するのを防止できる。また、排水流路内に配置された連結部の外周面にOリングが装着されるので、Oリングは、連結部の外周面と排水流路の内壁との隙間を埋めることができる。操作部を回転させた場合、Oリングは回転せずに、排水流路の内壁に密着した状態を維持できる。これにより、Oリングが摩擦等ですり減るのを防止できる。
請求項2の給湯器によれば、本体部の排水流路からフィルタ栓を取り外す際、突起に手を掛けることによって、排水流路から外方に向けてフィルタ栓を容易に引き抜くことができる。
請求項の入水側接続部材によれば、請求項1と同様の効果を得ることができる。
給湯器1の正面図である。 入水側接続管5の正面図である。 入水側接続管5の分解斜視図である。 入水側接続管5の縦断面図である。 本体部10からフィルタ栓20を取り外した状態の断面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1を参照し、給湯器1の入水側接続管5を説明する。給湯器1の底部には、入水側接続管5が設けられる。入水側接続管5は、給湯器1の筐体内において水が流れる内部経路の上流側端部に接続される。入水側接続管5には、水供給管(図示略)が接続される。入水側接続管5は、水供給管から供給された水をフィルタリングする。給湯器1は、入水側接続管5から流入した水をバーナ及び熱交換器等によって加熱し、湯として外部に供給可能である。給湯器1において、入水側接続管5以外の構造は周知なので説明を省略する。
図2~図5を参照し、入水側接続管5の構造を説明する。なお、図2~図5における入水側接続管5の向きは、説明の便宜上、図中の矢印で示す前後左右を用いるものとし、図1に示す向きとは一致しないものである。入水側接続管5は、本体部10とフィルタ栓20を備える。本体部10は金属部品である。
図2、図3、図5を参照し、本体部10の構造を説明する。本体部10は、第一給水管部11、第二給水管部12、第三給水管部13、排水管部14、固定板部16等を備える。第一給水管部11は下方から上方に延び、内部に第一給水流路101(図5参照)を備える。第一給水管部11の下端部には、第一給水流路101の入口110が設けられる。第一給水流路101は、入口110から第一給水管部11に沿って上方に延びる。第一給水管部11の入口110側の外周面には、径の大きい接続部112が設けられる。接続部112の上面部には、段部113設けられる。接続部112の外周面には、雄螺子部115が設けられる。雄螺子部115には、水供給管の一端部を接続する為のナット(図示略)が締結される。これにより、第一給水管部11の入口110に対して、水供給管の一端部が接続される。
第二給水管部12は、第一給水管部11の上端部から右方向に延び、内部に第二給水流路102(図5参照)を備える。第二給水流路102は、第一給水流路101の上端部と連通し、該上端部から第二給水管部12に沿って右方に延びる。第三給水管部13は、第二給水管部12の右端部から上方に延び、内部に第三給水流路103(図5参照)を備える。第三給水流路103は、第二給水流路102の右端部と連通し、第三給水管部13に沿って上方に延びる。第三給水管部13の上端部には、第三給水流路103の出口130が設けられる。出口130は、給湯器1の筐体内の内部経路の上流側端部に接続される。
排水管部14は、第二給水管部12の右端部から右方に延び、内部に排水流路104(図5参照)を備える。排水流路104は、第二給水流路102の右端部と連通し、排水管部14に沿って右方に延びる。排水管部114の右端部には、排水流路104の出口である排水出口140が設けられる。図5に示すように、排水流路104の排水出口140側には、径方向外側に拡径する拡径部105が設けられる。拡径部105の内周面であって、排水出口140側には、雌螺子部106が設けられる。雌螺子部106には、フィルタ栓20の後述する雄螺子部45が締結する。
固定板部16は、第三給水管部13の外周面における第二給水管部12側の部分から径方向外側にフランジ状に突出し、平面視略矩形状に形成される(図3参照)。固定板部16の四隅には、上下方向に貫通する固定穴18が設けられる。給湯器1の内部経路の上流側端部に対し、入水側接続管5の出口130を接続した状態で、固定板部16は、給湯器1の底部に下方から当接する。四つの固定穴18は、給湯器1の底部に設けられた四つの給湯器側固定穴に相対する。四つの固定穴18を介して、四つの給湯器側固定穴に螺子を締結することで、入水側接続管5が給湯器1の底部に固定される。
図3、図5を参照し、フィルタ栓20の構造を説明する。フィルタ栓20は、本体部10の排水管部14の排水出口140から排水流路104内に挿入し、後述する雄螺子部45を雌螺子部106に螺合させることで、排水管部14に着脱可能に固定される。
フィルタ栓20は、フィルタ部30と操作部40を備える。フィルタ部30は、フィルタ本体部31と連結部32を同軸上に一体して備える。フィルタ本体部31は、枠体311とフィルタ312を備える。枠体311は、樹脂で形成された略円筒状の骨組みである。フィルタ312は、例えば金属製のメッシュの入った網で略円筒状に形成され、枠体311によって支持される。連結部32は樹脂製の短軸円柱体であって、フィルタ本体部31の軸線方向一端部と同軸上に一体して連結される。連結部32の外周面の幅方向中央部には、溝321が周方向に設けられる。溝321の内側には、樹脂製のOリング60が装着される。Oリング60の径方向外側の一部は、溝321から外方に突出する。なお、Oリング60の材質は弾性を有する材質であればよく、例えばゴム等でもよい。
連結部32の右端面の中心部には、右方に突出する略円柱状の突出部33が設けられる。その突出部33の右端面の中心部には、更に右方に突出する軸部34が設けられる。軸部34は右方に向かって先細り状に形成され、その先端部の角部はテーパ状に形成される。その軸部34の外周面における突出部33に隣接する部分には、溝341が周方向に設けられる。
操作部40は、左右方向に延びる略円筒状に形成される。操作部40の外周面には、右側から側に向かって順に、ツマミ部41、大径部42、フランジ部44、雄螺子部45が夫々形成される。ツマミ部41は歯車状に形成され、作業者が手でつまんで回転させる部位である。その外周面には、滑り防止用の複数の突起部411が周方向に並んで設けられる。ツマミ部41の右端部であって、径方向中心部を介して互いに対向する部分には、一対の切欠き溝412が設けられる。切欠き溝412は、径方向に延びる溝であって、図示しない工具の先端を差し込み可能である。
大径部42は、ツマミ部41の左面に一体して設けられ、ツマミ部41と同軸で且つツマミ部41の径よりも大きい径を有する略リング状に形成される。大径部42の外周部における十字方向の箇所には、四本の引出用突起421が径方向外側に突出して設けられる。引出用突起421は、ツマミ部41の突起部411よりも径方向外側に突出する。フランジ部44は、大径部42よりも左方に少し離間した位置に設けられ、径方向外側にフランジ状に突出する。フランジ部44の突出高さは、引出用突起421の突出高さよりも低い。大径部42とフランジ部44の間には、溝部43が形成される。雄螺子部45は、フランジ部44と操作部40の左端部の間に設けられる。操作部40の左端部には、径方向内側に突出するリング状の底部48が設けられ、その中央部には、左右方向に貫通する円形状の穴部48Aが設けられる。
図3、図5を参照し、フィルタ部30と操作部40の連結構造を説明する。フィルタ部30の連結部32の右端面に設けられた軸部34は、操作部40の左端部に設けられた底部48の穴部48Aに挿入される。軸部34は、穴部48Aを介して操作部40の内部に配置される。軸部34の溝341も、操作部40の内部に配置される。溝341に対して、抜け止めリング50が装着される。抜け止めリング50は、底部48の右面に係止する。突出部33は、穴部48Aの内側に配置される。これにより、フィルタ部30は、突出部33と抜け止めリング50を介して、操作部40に対して回転可能に連結する。
図4、図5を参照し、本体部10に対するフィルタ栓20の装着方法の一例を説明する。図5に示すように、作業者はフィルタ栓20のツマミ部41を持ち、本体部10の排水管部14の排水出口140に対して、フィルタ部30を挿入する。フィルタ部30は、雌螺子部106を通過し、排水流路104及び第二給水流路102内に配置される。操作部40の雄螺子部45の左端部は、排水管部14の雌螺子部106の右端部に接触する。作業者は、ツマミ部41を所定方向に回転することによって、雄螺子部45を雌螺子部106に螺合させる。雄螺子部45を所定方向に回転するにつれて、操作部40は左方に移動する。これに伴い、フィルタ部30も、排水流路104及び第二給水流路102内を左方に移動する。
操作部40のフランジ部44が、本体部10の排水管部14の排水出口140の端部に当接すると、ツマミ部41は所定方向において回転不能になる。このとき、フィルタ本体部31は、第二給水流路102内において、第三給水流路103の入口に対向するように配置される。このようにして、本体部10に対するフィルタ栓20の装着が完了する。
フィルタ栓20が装着した状態において、第一給水管部11の入口110から流入した水は、第一給水流路101及び第二給水流路102を順に流れ、フィルタ本体部31のフィルタ312を通過し、第三給水流路103に流れ、出口130から流出する(図4中の二点鎖線参照)。
ここで、操作部40の連結部32は、排水流路104内に配置される。よって、連結部32の溝321に装着されたOリング60は、排水流路104の内壁面との間に挟まれ、潰れた状態で密着する。これにより、排水管部14とフィルタ栓20の隙間は密閉されるので、当該部分から水漏れが生じるのを防止でできる。
なお、図1に示すように、入水側接続管5において、本体部10とフィルタ栓20の間に落下防止部材70を連結するとよい。落下防止部材70は、本体部10からフィルタ栓20を取り外したときに、本体部10からフィルタ栓20が落下するのを防止する。これにより、フィルタ栓20が紛失するのを防止できる。なお、落下防止部材70は、例えば、可撓性を有する薄い樹脂シートを加工して形成するとよい。
図4を参照し、本体部10からフィルタ栓20を取り外すときのフィルタ部30の動きを説明する。フィルタ栓20を本体部10から取り外す為に、作業者は、水供給管から給湯器1への給水を停止した状態で、フィルタ栓20のツマミ部41を所定方向とは反対方向に回転させる。すると、排水管部14の雌螺子部106に対し、操作部40の雄螺子部45は右方に移動するので、操作部40は右方に向けて移動する。ここで、フィルタ部30は、突出部33及び抜け止めリング50において操作部40に対して回転可能に連結するので、操作部40のみが回転するだけで、本体部10内部においてフィルタ部30は回転しない。
この状態で、ツマミ部41を反対方向に回転し続けると、操作部40と共に、フィルタ部30は第二給水流路102及び排水流路104内を右方に移動する。このとき、Oリング60は、排水流路104内を回転することなく、右方に向けて最短距離で拡径部105側に引き出される。これにより、入水側接続管5は、Oリング60がツマミ部と共に回転しながら引き出される従来の構造に比べ、排水流路104の内壁面に対するOリング60の摺動抵抗を低減できる。よって、入水側接続管5は、排水管部14の排水流路104の内壁面との摩擦でOリング60の表面が摩耗するのを効果的に軽減できる。
そして、雄螺子部45が雌螺子部106に対して右方に抜けたとき、Oリング60は、拡径部105側に引き出されるようになっている。拡径部105側に抜けたOリング60は、弾性力で元の形状に戻る。この状態から作業者は、ツマミ部41をそのまま右方に引き抜くことによって、フィルタ栓20全体を本体部10から容易に取り外すことができる。
また、ツマミ部41を右方に引き抜く際、ツマミ部41を引く抜く方向に対して、ツマミ部41の複数の突起部411の表面が平行であるので、ツマミ部41の複数の突起部411に対して指が滑ることが想定される。そこで、作業者は、大径部42の引出用突起421に対し左方から指を掛けた状態で、右方に引き出すことで、操作部40に対して指が滑ることなく、フィルタ栓20を本体部10から容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態では、本体部10からフィルタ栓20を取り外すことによって、給湯器1内の水は、筐体内の内部経路から出口130を介して入水側接続管5の本体部10内に流入し、第三給水流路103、第二給水流路102、排水流路104を流れて、排水出口140から外部に排出される。
上記説明において、第一給水流路101、第二給水流路102、第三給水流路103は、本発明の「流路」の一例である。入水側接続管5は、本発明の「入水側接続部材」の一例である。排水流路104は、本発明の「孔部」の一例である
以上説明したように、本実施形態の給湯器1は、筐体の底部に入水側接続管5を備える。入水側接続管5は、本体部10とフィルタ栓20を備える。本体部10は、入口110、第一給水流路101、第二給水流路102、第三給水流路103、排水流路104、出口130、排水出口140を備える。排水流路104の内壁面には、雌螺子部106が形成される。フィルタ栓20は、本体部10に着脱可能に設けられ、第二給水流路102を流れる水から異物を除去する。
フィルタ栓20は、操作部40とフィルタ部30を備える。操作部40は、本体部10の雌螺子部106に螺合可能に取り付けられ、使用者によって一軸線を中心に回転操作される。フィルタ部30は、操作部40と同軸上に形成され、第二給水流路102を流れる水から異物を除去する。フィルタ部30は、操作部40に対して同軸上において相対的に回転可能に設けられる。フィルタ部30には、Oリング60が装着される。Oリング60は、排水流路104の内壁面との隙間を埋める。これにより、フィルタ栓20の本体部10への螺合、又は螺合を解除する為に操作部40を回転させる場合でも、Oリング60は排水流路104内で回転しない。これにより、フィルタ栓20を着脱する際、排水流路104の内壁面に対するOリング60の摺動抵抗を低減できるので、Oリング60が排水流路104の内壁面との摩擦等ですり減るのを防止できる。よって、排水流路104の内壁面との間のシール性が低下して漏水したり、削り滓等が給湯器1内に侵入するのを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、入水側接続管5の操作部40の大径部42には、四本の引出用突起421が設けられるが、四本に限らず、一本でも複数本でもよい。また、引出用突起421は省略してもよい。
入水側接続管5は、本体部10内に、入口110と出口130の間に、第一給水流路101、第二給水流路102、第三給水流路103を備えるが、その流路形状については、上記実施形態に限定されない。
入水側接続管5の給湯器1への固定は、固定板部16を給湯器1の底部に螺子で固定することで行われるが、これ以外の方法で固定できるようにしてもよい。
落下防止部材70は、状況に応じて省略してもよい。落下防止部材70の材質、形状等についても自由に変更可能である。
1 給湯器
5 入水側接続管
10 本体部
20 フィルタ栓
30 フィルタ部
32 連結部
33 突出部
34 回転支軸
40 操作部
60 Oリング
101 第一給水流路
102 第二給水流路
103 第三給水流路
104 排水流路
110 入口
130 出口
140 排水出口
421 引出用突起

Claims (3)

  1. 筐体の底部に固定される入水側接続部材を備え、
    前記入水側接続部材は、
    水供給管が接続され、当該水供給管から供給される水が流入する入口と、当該入口から流入した水が流れる流路とを備える本体部と、
    前記本体部に着脱可能に設けられるフィルタ栓と
    を備え、
    前記フィルタ栓は、
    前記本体部の前記流路と連通する排水流路に螺合可能に取り付けられ、使用者によって一軸線を中心に回転操作される略円筒状の操作部と、
    前記操作部と同軸上に形成され、前記排水流路を介して前記流路内に配置されることで、前記流路を流れる水から異物を除去するフィルタ部と、
    前記排水流路の内壁との隙間を埋めるOリングと
    を備える給湯器において、
    前記操作部の前記フィルタ部側の一端部に設けられた底部の中央部には、前記操作部の内部との間を貫通する円形状の穴部が設けられ、
    前記排水流路の排水出口側には、前記排水流路の径方向外側に拡径する拡径部が設けられ
    前記拡径部の内周面のうち前記排水出口側には、前記操作部の外周面に設けられた雄螺子部が螺合する雌螺子部が設けられ、
    前記フィルタ部は、
    前記排水流路内において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の連結部と、
    前記連結部の前記操作部側の一端面の中心部から前記操作部側に突出し、前記穴部の内側において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の突出部と、
    前記突出部の前記操作部の内側に対向する一端面の中心部から前記操作部の内側に向けて突出する軸部と、
    前記軸部に装着され、前記操作部の前記雄螺子部が前記排水流路の前記雌螺子部に螺合し且つ前記操作部と前記連結部とが前記一軸線の方向において相互に接触した状態で、前記操作部の前記底部に対して前記操作部の内側から係止する抜け止めリングと
    を備え、
    前記操作部は、前記フィルタ部の前記突出部、前記軸部及び前記抜け止めリングに対して同軸上で且つ相対的に回転可能に連結され
    前記Oリングは、前記連結部の外周面に装着され
    前記本体部から前記フィルタ栓を引き抜く為に前記操作部が回転操作されることによって前記操作部が前記フィルタ部に対して相対的に回転しながら前記フィルタ部と共に前記排水流路内を前記フィルタ栓の引き抜き方向に移動し、前記雄螺子部が前記雌螺子部に対して前記引き抜き方向に抜けたとき、前記Oリングは前記拡径部側に引き出されること
    を特徴とする給湯器。
  2. 前記操作部の外周面には、径方向外側に突出する一又は複数の突起が設けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 給湯器の筐体の底部に固定される入水側接続部材であって、
    前記入水側接続部材は、
    水供給管が接続され、当該水供給管から供給される水が流入する入口と、当該入口から流入した水が流れる流路とを備える本体部と、
    前記本体部に着脱可能に設けられるフィルタ栓と
    を備え、
    前記フィルタ栓は、
    前記本体部の前記流路と連通する排水流路に螺合可能に取り付けられ、使用者によって一軸線を中心に回転操作される略円筒状の操作部と、
    前記操作部と同軸上に形成され、前記排水流路を介して前記流路内に配置されることで、前記流路を流れる水から異物を除去するフィルタ部と、
    前記排水流路の内壁との隙間を埋めるOリングと
    を備え、
    前記操作部の前記フィルタ部側の一端部に設けられた底部の中央部には、前記操作部の内部との間を貫通する円形状の穴部が設けられ、
    前記排水流路の排水出口側には、前記排水流路の径方向外側に拡径する拡径部が設けられ
    前記拡径部の内周面のうち前記排水出口側には、前記操作部の外周面に設けられた雄螺子部が螺合する雌螺子部が設けられ、
    前記フィルタ部は、
    前記排水流路内において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の連結部と、
    前記連結部の前記操作部側の一端面の中心部から前記操作部側に突出し、前記穴部の内側において前記操作部と同軸上に配置される略円柱状の突出部と、
    前記突出部の前記操作部の内側に対向する一端面の中心部から前記操作部の内側に向けて突出する軸部と、
    前記軸部に装着され、前記操作部の前記雄螺子部が前記排水流路の前記雌螺子部に螺合し且つ前記操作部と前記連結部とが前記一軸線の方向において相互に接触した状態で、前記操作部の前記底部に対して前記操作部の内側から係止する抜け止めリングと
    を備え、
    前記操作部は、前記フィルタ部の前記突出部、前記軸部及び前記抜け止めリングに対して同軸上で且つ相対的に回転可能に連結され
    前記Oリングは、前記連結部の外周面に装着され
    前記本体部から前記フィルタ栓を引き抜く為に前記操作部が回転操作されることによって前記操作部が前記フィルタ部に対して相対的に回転しながら前記フィルタ部と共に前記排水流路内を前記フィルタ栓の引き抜き方向に移動し、前記雄螺子部が前記雌螺子部に対して前記引き抜き方向に抜けたとき、前記Oリングは前記拡径部側に引き出されること
    を特徴とする入水側接続部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002188736A (ja) 2000-12-21 2002-07-05 Noritz Corp 排水栓
JP2014188422A (ja) 2013-03-27 2014-10-06 Toshiba Carrier Corp ストレーナ装置、給湯装置

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