JP7228434B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Description

ここに開示する技術は、紙幣処理装置に関する。
特許文献1には、紙幣処理機が記載されている。この紙幣処理機は、取り込んだ紙幣の券種、表裏、真偽、正損を判別し、判別結果に基づいて複数の集積庫に、紙幣を区分集積する。この紙幣処理機はまた、紙幣の厚さ、質、状態を判別し、その結果に応じて、集積庫のガイドの位置等を変更する。ここで、紙幣の状態には、テープ貼り、角折れ、端面めくれ、しわしわ、よれよれ等がある。
特開2006-350921号公報
ところで、特許文献1に記載されているような、紙幣の分別集積を行う紙幣処理装置は、紙幣を正券と判断するか、損券と判断するかの境となる分別基準を、操作者が変更することが可能に構成されている場合がある。紙幣の処理を実行する際に、操作者が分別基準を高く設定すれば、特にきれいな紙幣のみが正券と判断される。分別基準を変更可能に構成すると、紙幣処理装置は、特にきれいな紙幣を抽出したいという操作者の要求を満たすことができる。
ところが、1回の処理を実行する際に、操作者が設定することができる分別基準は一つである。分別基準を高くすることによって、特にきれいな紙幣のみを抽出する場合、紙幣処理装置は、それ以外の紙幣を損券と判断するため、損券が増え過ぎてしまう。損券と判断された紙幣の中には、通常レベルの分別基準であれば正券と判断される紙幣が含まれている。そのため、操作者は、きれいな紙幣を抽出した後、紙幣処理装置の分別基準を通常レベルに設定し直して、損券と判断された紙幣をもう一度、正券と損券とに分別しなければならない。結果として、操作者の手間が増えてしまう。
尚、特にきれいな紙幣のみを抽出したいというニーズは、例えば複数の店舗の売上金を回収して計数をすると共に、釣銭用貨幣を準備して各店舗に発送する現金センターにおいて生まれる場合がある。つまり、現金センターにおいては、回収した売上金の中から特にきれいな紙幣のみを抽出すれば、抽出したきれいな紙幣を、官封券の代わりに、釣銭用貨幣として利用することができる。
ここに開示する技術は、紙幣処理装置において、紙幣の分別処理を行う際に複数の分別基準を設定可能にする。
ここに開示する紙幣処理装置は、紙幣の識別を行う識別部と、前記紙幣を分別集積する複数の集積部と、前記複数の集積部毎に、前記紙幣の分別基準を可変に設定すると共に、前記複数の集積部毎に設定した分別基準と、前記識別部の識別結果と、に応じて、前記複数の集積部に前記紙幣を振り分ける制御部と、操作者が操作を行うための操作部と、を備え、前記分別基準は、前記紙幣が正券であると判断する基準であって、前記分別基準が高いほど基準が厳しく、操作者が前記操作部を操作することに応じて、前記複数の集積部毎に、前記紙幣の分別基準が変更及び設定される。
この構成によると、紙幣処理装置は、複数の分別基準に従って、紙幣を、複数の集積部に分別することができる。
記複数の集積部には、異なる分別基準が設定されており、前記制御部は、前記複数の集積部の何れにも振り分け可能な紙幣を、前記分別基準が最高位の集積部に振り分ける、としてもよい。
こうすることで、紙幣処理装置は、紙幣のきれいさに応じて、複数の集積部に、紙幣を振り分けて集積することができる。
前記制御部は、前記複数の集積部に同じ分別基準が設定されている場合、予め定めたルールに従って、前記紙幣を前記複数の集積部に振り分ける、としてもよい。
前記制御部は、前記複数の集積部に同じ分別基準が設定されている場合、所定枚数に到達するまでは、前記複数の集積部のうちの一の集積部に前記紙幣を集積させると共に、所定枚数に到達すれば、他の集積部に前記紙幣を集積させる、としてもよい。
こうすることで、紙幣処理装置は、複数の集積部に、紙幣を適切に振り分けて集積することができる。
前記紙幣処理装置は、前記集積部に集積された紙幣を帯封媒体によって帯封する帯封部と、前記帯封媒体に印刷をする印刷部と、を備え、前記印刷部は、帯封された前記紙幣の分別基準に関する情報を、前記帯封媒体に印刷する、としてもよい。
ユーザーは、帯封媒体を見れば、当該紙幣の分別基準を知ることができる。
以上説明したように、前記の紙幣処理装置によると、紙幣の分別処理を行う際に複数の分別基準を設定することができる。
図1は、紙幣処理装置の外観を例示する斜視図である。 図2は、紙幣処理装置の内部構成を例示する図である。 図3は、紙幣の搬送経路を説明する図である。 図4は、第2反転部と筐体との隙間の紙幣検知構造を例示する図である。 図5は、図4とは異なる紙幣検知構造を例示する図である。 図6は、紙幣の正損に係る分別基準を説明する図である。 図7は、集積部毎に設定される分別基準の一例を示す図である。 図8は、紙幣処理装置の表示部に表示される待機画面と、集積部毎に分別基準を設定する設定画面とを例示する図である。 図9は、帯封紙に印刷される情報例を説明する図である。 図10は、ここに開示する技術が適用可能な紙幣処理装置(紙幣整理機)を例示する外観図である。
以下、紙幣処理装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明は、紙幣処理装置の一例である。図1は、紙幣処理装置1の外観を示している。図2は、紙幣処理装置1の内部の構成を示している。
紙幣処理装置1は、紙幣を識別及び計数し、種類別に分類をした上で、所定枚数毎の帯封紙幣を作成したり(帯封モード)、紙幣を所定枚数毎に区分したり(バッチモード)、紙幣の計数を行ったり(入金モード)する装置である。紙幣処理装置1は、紙幣整理機とも呼ばれる。尚、以下の説明では、便宜上、図2における紙面左を「前」、紙面右を「後」と呼ぶ場合がある。
(紙幣処理装置の全体構成)
紙幣処理装置1には、バラ紙幣を集積する第1外部集積部11及び第2外部集積部12と、バラ紙幣が投入される投入部13、リジェクト券を集積するリジェクト部14、帯封された紙幣を出金するための投出部15、及び、後述する端数紙幣を、操作者に返却する返却部16がそれぞれ設けられている。
投入部13は、筐体10の前面の上部に設けられている。操作者は投入部13の内部にバラ紙幣を投入することができる。投入部13は、複数枚の紙幣を、集積した状態で保持する。投入部13には、様々な金種を含む紙幣が投入される場合がある。投入部13は、保持している紙幣を、繰り出しローラ131によって一枚一枚、筐体10の内部へ繰り出す。
第1外部集積部11及び第2外部集積部12は、紙幣処理装置1の筐体10の上部に、前後に並んで設けられている。第1外部集積部11及び第2外部集積部12はそれぞれ、筐体10から払い出された紙幣を、複数枚、集積することができる。操作者は、第1外部集積部11及び第2外部集積部12に集積されている紙幣を、手で取り出すことができる。
リジェクト部14は 筐体10の前面における投入部13の下側に設けられている。リジェクト部14は、筐体10から払い出された紙幣を、複数枚、集積することができる。操作者は、リジェクト部14に集積されている紙幣を、手で取り出すことができる。
投出部15は、筐体10の前面の下部に開口している。帯封紙幣は、投出部15のスロープを通って筐体10の外に投出される。投出部15から投出された帯封紙幣は、予め置かれた容器等に入る。
返却部16は、筐体10の上部に設けられている。返却部16は、紙幣が載るトレイ161を有している。トレイ161は、図2に実線及び一点鎖線で示すように、前後方向に移動する。紙幣を載せたトレイ161が、一点鎖線で示すように前進すると、操作者は、トレイ161から紙幣を、手で取り出すことができる。
紙幣処理装置1の上部には、表示部17が設けられている。表示部17は、タッチパネルからなる。表示部17は、操作者が操作を行うための操作部を兼用する。表示部17は、紙幣処理装置1が処理を行っているときには、紙幣の処理状況等の情報を含んだ計数画面を表示する。表示部17はまた、紙幣の処理に関する設定項目を、操作者が入力するための設定画面を表示する。
図2に示すように、紙幣処理装置1は、筐体10の内部に、識別部18、第1反転部21、第2反転部22、搬送部3、第1~第5集積部51~55、運搬部6、帯封部7、制御部41、及び記憶部42を備えている。
搬送部3は、紙幣の搬送方向の順に、投入部13から、識別部18、第1反転部21、リジェクト部14、第2反転部22、第1~第5集積部51~55、第1外部集積部11及び第2外部集積部12までの間で、バラ紙幣の搬送を行う。搬送部3は、筐体10の内部に配設された搬送路31を有している。搬送路31は、図示は省略するが、多数のローラ、複数のベルト、これらを駆動するモータ、搬送される紙幣を検出する通過センサ及び複数のガイドの組み合わせによって構成されている。搬送部3は、所定の間隔を空けて、紙幣を一枚一枚、搬送路31に沿って搬送する。
識別部18は、投入部13の後側に設けられている。識別部18は、搬送路31に沿って搬送される紙幣の情報を、各種のセンサを用いて取得すると共に、取得した紙幣の情報に基づいて、金種、真偽、表裏、向き、正損、新旧、搬送状態等を識別する。
第1反転部21は、スイッチバック機構を含み、識別部18の識別結果に応じて、紙幣の表裏及び天地方向の両方を、選択的に反転する。つまり、第1反転部21は、表裏及び天地方向の向きを反転する必要がある紙幣を反転させると共に、表裏及び天地方向の向きを反転する必要がない紙幣を、そのまま通過させる。第1反転部21を通過した紙幣は、少なくとも表裏が揃う。
リジェクト部14は、第1反転部21の前側に配設されている。リジェクト部14につながる搬送路141は、紙幣の搬送方向について第1反転部21の下流から分岐している。リジェクト券と識別された紙幣は、リジェクト部14に搬送される。
第2反転部22は、スパイラル機構を含み、紙幣の搬送幅方向の向きを、選択的に反転する。第2反転部22は、識別部18の識別結果に応じて、左右方向の向きを反転する必要がある紙幣を反転させると共に、左右方向の向きを反転する必要がない紙幣を、そのまま通過させる。第2反転部22を通過した紙幣は、表裏及び天地の両方が揃う。この紙幣処理装置1は、第1反転部21と第2反転部22との二種類の反転部を有しているため、紙幣の表裏及び天地方向の向きの両方を揃えることができる。
第1~第5集積部51~55は、識別部18、第1反転部21及び第2反転部22の後側に配設されている。第1~第5集積部51~55は、上下方向に並んで配設されている。第1~第5集積部51~55は、帯封対象の紙幣を分別して集積する。操作者は、第1~第5集積部51~55に分別して集積する紙幣の分別基準を設定することができる。分別基準の設定に関しては、後述する。
第2反転部22の下流で紙幣を搬送する搬送路31は、第1~第5集積部51~55の前側でかつ、識別部18、第1反転部21及び第2反転部22の後側で、上下方向に伸びて配設されている。上下方向に伸びる搬送路31から分岐した五つの分岐路が、第1~第5集積部51~55のそれぞれに接続されている。紙幣は、第1~第5集積部51~55のそれぞれに対し、前側から投入される。投入された紙幣は、第1~第5集積部51~55のそれぞれに集積される。
図示は省略するが、各分岐路の分岐箇所には、紙幣の搬送方向を切り替える分岐爪が設けられている。制御部41は、識別部18の識別結果に応じて、各分岐爪を動かす。このことによって、紙幣は、第1~第5集積部51~55に、選択的に投入される。つまり、制御部41は、複数の集積部51~55に紙幣を振り分ける。
上下方向に伸びる搬送路31の下流部は二つに分岐して、第1外部集積部11及び第2外部集積部12のそれぞれに接続されている。分岐箇所には、図示は省略するが、分岐爪が配設されている。制御部41は、識別部18の識別結果に応じて、分岐爪を動かすことにより、紙幣は、第1外部集積部11及び第2外部集積部12に、選択的に投入される。
運搬部6は、上下方向に並んだ第1~第5集積部51~55の後側に配設されている。運搬部6は、紙幣を掴むアーム部61と、アーム部61を上下方向に往復移動させるガイド部62とを備えている。ガイド部62は、上下方向に伸びている。アーム部61は、ガイド部62に沿って上下方向に移動する。アーム部61は、第1~第5集積部51~55それぞれの高さ位置に位置づけられ、第1~第5集積部51~55に集積されている紙幣を、後方に向かって取り出す。
帯封部7は、第2反転部22の下側に配設されている。帯封部7は、運搬部6の下端部に位置している。運搬部6は、第1~第5集積部51~55から取り出した紙幣を、帯封部7に運搬する。帯封部7の構成の詳細な図示は省略するが、帯封部7は、公知の様々な構成を採用することができる。帯封部7は、例えば、リール74から引き出された、帯封媒体としての帯封紙を、紙幣の束の外周囲に巻き付けることによって帯封を行うようにしてもよい。帯封部7はまた、帯封紙によって形成した輪の中に紙幣の束を挿入することによって帯封を行うようにしてもよい。
帯封部7は、帯封紙に情報を印す印刷部71を有している。印刷部71は、帯封紙に印字を行う印字部、及び、帯封紙にスタンプを押す押印部の両方、又は、いずれか一方を含んでいる。印刷部71は、帯封をする前、又は、帯封をした後に、帯封紙に情報を印刷する。印刷部71が、帯封紙に印刷する情報については、後述する。
帯封部7の前側には、ベルト式の第2運搬部72が設けられている。第2運搬部72は、帯封部7が帯封をした帯封紙幣を、前方に向かって投出部15まで搬送する。帯封紙幣は、投出部15のスロープを通って筐体10の外に投出される。
紙幣処理装置1が分類処理を行った際、帯封枚数に至らずに第1~第5集積部51~55に紙幣が残ってしまう場合がある。運搬部6は、第1~第5集積部51~55に残った端数紙幣を返却部16へ運搬する。
制御部41は、図示は省略するが、第1外部集積部11、第2外部集積部12、投入部13、リジェクト部14、返却部16、識別部18、第1反転部21、第2反転部22、搬送部3、第1~第5集積部51~55、運搬部6、及び、帯封部7が、信号の授受可能に接続されている。記憶部42には、各種の情報やプログラムが記憶されている。制御部41は、前述した第1外部集積部11、第2外部集積部12、投入部13、リジェクト部14、返却部16、識別部18、第1反転部21、第2反転部22、搬送部3、第1~第5集積部51~55、運搬部6、及び、帯封部7に、記憶部42が記憶している各種の情報やプログラムに基づいて制御信号を出力する。このことにより、紙幣処理装置1は、紙幣を識別及び計数し、種類別に分類をする処理を行う。
記憶部42はまた、詳細は後述するが、紙幣の正損に関する分別基準を記憶している。
(帯封モード時の紙幣の搬送)
前述したように、紙幣処理装置1は、帯封紙幣を作成する帯封モードを有している。帯封モードにおいて、紙幣処理装置1は、投入部13に投入された紙幣のうち、操作者が指定した帯封対象の紙幣を帯封することにより帯封紙幣を作成する。帯封紙幣は、投出部15から投出される。帯封モードにおいて紙幣処理装置1は、帯封紙幣を作成するだけでなく、第1外部集積部11及び/又は第2外部集積部12を利用することにより、帯封対象外の紙幣の一部を分類して集積することができる。帯封対象の紙幣、及び、第1外部集積部11又は第2外部集積部12に集積される紙幣以外の紙幣は、リジェクト券として、リジェクト部14に集積される。
図3は、帯封モード時の紙幣の搬送経路を示している。投入部13は、投入された紙幣を一枚ずつ繰り出す。搬送部3は、図3に実線の矢印で示すように、紙幣を、投入部13から識別部18へ搬送する。識別部18は、紙幣の識別を行う。
搬送部3は、識別部18を通過した紙幣を、実線の矢印で示すように、第1反転部21に搬送する。リジェクト券以外の紙幣は、第1反転部21を通った後、実線の矢印で示すように、第2反転部22に搬送される。一方、リジェクト券は、第1反転部21を実質的にバイパスして、点線の矢印で示すように、リジェクト部14に搬送される。リジェクト券は、リジェクト部14に集積される。
リジェクト券以外の紙幣は、第2反転部22を通る。第1反転部21及び第2反転部22を通過することにより、紙幣は表裏及び天地の両方が揃う。第2反転部22を通過した紙幣の内、帯封対象の紙幣は、実線の矢印で示すように、第1~第5集積部51~55へ搬送される。第1~第5集積部51~55への紙幣の振り分けについては、後述する。
第1~第5集積部51~55の内、いずれかの集積部において帯封枚数(通常は、100枚)の紙幣が集積されると、運搬部6が、集積部から紙幣を取り出すと共に、取り出した紙幣を、帯封部7へと運搬する(図3の二点鎖線の矢印参照)。帯封部7は、紙幣の帯封を行い、帯封紙幣は、投出部15を通じて、紙幣処理装置1の筐体10から外に投出される。
また、第2反転部22を通過した紙幣の内、帯封対象外の紙幣は、図3に一点鎖線で示すように、第1外部集積部11又は第2外部集積部12に搬送される。帯封対象外の紙幣は、第1外部集積部11又は第2外部集積部12に集積される。
投入部13に投入された紙幣が全て紙幣処理装置1に取り込まれた後、帯封枚数に至らずに第1~第5集積部51~55に残った端数紙幣は、返却部16に返却される。具体的には、図3に破線の矢印で示すように、運搬部6が、端数紙幣を第1~第5集積部51~55から取り出すと共に、返却部16のトレイ161に搬送する。端数紙幣を載せたトレイ161が前進することによって、端数紙幣が操作者に返却される。端数紙幣を、筐体10の外に払い出すことによって、端数紙幣の取り忘れを防止することができる。
(第2反転部と筐体との隙間の紙幣検知構造)
第2反転部22は、ユニット化している。図2に二点鎖線で示すように、操作者は、第2反転部22を、手で、筐体10の前方に引き出すことができる。第2反転部22において紙幣の詰まり等が生じたときに、操作者は、第2反転部22を前方に引き出して、詰まっている紙幣を、第2反転部22から容易に取り出すことができる。
引き出した第2反転部22を筐体10内に戻した後に、第2反転部22と筐体10との隙間に紙幣が入り込んでしまう場合がある。当該紙幣は、搬送路31に沿って搬送される紙幣の詰まりを誘発する恐れがある。また、当該紙幣は違算の原因となる。しかしながら、従来の紙幣処理装置は、第2反転部22と筐体10との隙間に入った紙幣を検知することができなかった。これに対し、この紙幣処理装置1は、第2反転部22と筐体10との隙間に入り込んだ紙幣を検知する紙幣検知構造を有している。
具体的に紙幣検知構造8は、図4のAに拡大して示すように、第2反転部22の入口に相当する搬送路31の箇所に設けられている。紙幣検知構造8は、発光部81及び受光部82と、発光部81と受光部82との間の光の経路の一部を形成する二つのプリズム83、83と、を有している。
発光部81及び受光部82は共に、筐体10に設けられている。図例では、発光部81は、搬送路31を間に挟んだ第1部分、つまり、搬送路31の後側に配設され、受光部82は、搬送路31を間に挟んだ第2部分、つまり、搬送路31の前側に配設されている。発光部81と受光部82との配設位置は、入れ替えてもよい。
二つのプリズム83、83は共に、第2反転部22に設けられている。図例では、第2反転部22が筐体10に取り付けられた状態で、一つのプリズム83が、発光部81に向かい合うように、搬送路31を間に挟んだ第1部分、つまり、搬送路31の後側に配設され、もう一つのプリズム83が、受光部82に向かい合うように、搬送路31を間に挟んだ第2部分、つまり、搬送路31の前側に配設されている。電気的構成を含まないプリズム83、83を、筐体10から引き出される第2反転部22に設けることにより、紙幣検知構造8の構成が簡略になる。
発光部81が発光した検知光は、搬送路31の後側において、筐体10と第2反転部22との隙間を上から下へ横切ってプリズム83に入射する。プリズム83が検知光を反射することによって、検知光は、第2反転部22の搬送路31を後から前へ横切ってもう一つのプリズム83に入射する。もう一つのプリズム83も同様に、検知光を反射することによって、検知光は、搬送路31の前側において、筐体10と第2反転部22との隙間を下から上へ横切って受光部82に入射する。搬送路31の後側において、図示したように、筐体10と第2反転部22との隙間に紙幣BNが入った場合には、当該紙幣BNが検知光を遮ることにより、紙幣検知構造8は、紙幣BNを検知することができる。尚、図示は省略するが、搬送路31の前側において、筐体10と第2反転部22との隙間に紙幣BNが入った場合にも、紙幣検知構造8は、紙幣BNを検知することができる。
また、図4のBに拡大して示すように、第2反転部22の出口に相当する搬送路31の箇所にも、紙幣検知構造8が設けられている。紙幣検知構造8は、前記と同様に、発光部81及び受光部82と、二つのプリズム83、83と、を有している。発光部81及び受光部82は共に、筐体10に設けられている。二つのプリズム83、83は共に、第2反転部22に設けられている。この紙幣検知構造8においても、発光部81が発光した検知光は、搬送路31を間に挟んだ第1部分側、つまり、搬送路31の下側において、筐体10と第2反転部22との隙間を後から前へ横切ってプリズム83に入射する。プリズム83が検知光を反射することによって、検知光は、第2反転部22の搬送路31を下から上へ横切ってもう一つのプリズム83に入射する。もう一つのプリズム83も同様に、検知光を反射することによって、検知光は、搬送路31を間に挟んだ第2部分側、つまり、搬送路31の上側において、筐体10と第2反転部22との隙間を前から後へ横切って受光部82に入射する。
搬送路31の下側において、図示したように、筐体10と第2反転部22との隙間に紙幣BNが入った場合には、紙幣検知構造8は、紙幣BNを検知することができる。また、図示は省略するが、搬送路31の上側において、筐体10と第2反転部22との隙間に紙幣BNが入った場合にも、紙幣検知構造8は、紙幣BNを検知することができる。
前述したように、操作者が第2反転部22において詰まった紙幣を取り除いた後、引き出した第2反転部22を筐体10に戻すと、紙幣処理装置1は、二つの紙幣検知構造8の検知結果に基づいて、筐体10と第2反転部22との隙間に紙幣が入っているか否かを判断する。紙幣検知構造8が紙幣を検知していない場合、紙幣処理装置1は、装置を待機状態にする。一方、紙幣検知構造8が紙幣を検知している場合、紙幣処理装置1は、装置を待機状態にせずに、例えば表示部17に、紙幣を検知している旨を表示することにより、操作者に紙幣の存在を報知する。報知を受けた操作者は、第2反転部22をもう一度、筐体10から引き出して、第2反転部22と筐体10との間に入った紙幣を取り除くことができる。紙幣検知構造8が隙間に入り込んだ紙幣を検知するから、この紙幣処理装置1は、紙幣の詰まりを抑制することができると共に、違算の発生を防ぐことができる。
また、この紙幣検知構造8は、検知光が第2反転部22における搬送路31も横切る構成であるため、第2反転部22の搬送路31に沿って搬送される紙幣を検知するセンサとしても用いることができる。つまり、紙幣検知構造8は、第2反転部22と筐体10との隙間に入った紙幣を検知するセンサと、第2反転部22の搬送路31における紙幣の通過センサとを兼用している。この紙幣検知構造8は、紙幣処理装置1のセンサの数が増えることを抑制する。
さらに、筐体10に対して第2反転部22が正しく取り付けられていない場合は、第2反転部22の入口、及び/又は、出口の紙幣検知構造8において、発光部81から受光部82までの間の光の経路がずれる。紙幣検知構造8は、紙幣の残留を検知するだけでなく、第2反転部22が、筐体10に対して正しく取り付けられているか否かも検知することができる。紙幣検知構造8の検知結果に基づいてユーザーは、第2反転部22を筐体10に正しく取り付けるようになるから、第2反転部22の入口及び出口のそれぞれにおいて、搬送部3は、紙幣をスムースに搬送することができる。搬送路31における紙幣の詰まりを抑制することができると共に、搬送中に紙幣が傷むことが抑制される。
図5は、紙幣検知構造8’の変形例を示している。紙幣検知構造8’は、プリズム83を用いる代わりに、二対の発光部81及び受光部82を有している。一対の発光部81及び受光部82は、その発光部81が筐体10に設けられ、その受光部82が第2反転部22に設けられている。もう一対の発光部81及び受光部82は、その発光部81が第2反転部22に設けられ、その受光部82が筐体10に設けられている。尚、各対の発光部81を筐体10に設け、各対の受光部82を第2反転部22に設けてもよい。逆に、各対の発光部81を第2反転部22に設け、各対の受光部82を筐体10に設けてもよい。
各対の発光部81及び受光部82の光軸は、搬送路31を間に挟んだ第1部分側と第2部分側とにおいて、第2反転部22と筐体10との隙間を横切る。この構成の紙幣検知構造8’も、筐体10と第2反転部22との隙間に入った紙幣BNを検知することができる。また、紙幣検知構造8’は、筐体10に対して第2反転部22が正しく取り付けられているか否かを検知することができる。
(紙幣の正損の判断に関する分別基準)
紙幣処理装置1は、紙幣の情報に基づいて紙幣の正損を判断する際の分別基準を、操作者が変更・設定することが可能に構成されている。分別基準は、当該紙幣を正券と判断するか、損券と判断するかの基準を意味する。
図6は、紙幣の正損(具体的には汚損)の判断に係る分別基準を例示している。この紙幣処理装置1において、操作者は、金種毎に、レベル1~レベル7までの7段階で分別基準を設定することが可能である。レベル1は分別基準が甘く、識別部18がレベル1で正損を判断すると、正券と判断される紙幣が多くかつ、損券と判断される紙幣が少なくなる。レベル7は分別基準が厳しく、識別部18がレベル7で正損を判断すると、正券と判断される紙幣が少なくかつ、損券と判断される紙幣が多くなる。識別部18がレベル7で正券と判断した紙幣は、官封券に近い。レベル0は、正損の判断を行わないことを意味する。つまり、分別基準がレベル0であれば、紙幣処理装置1は、真券と識別した紙幣を全て正券として取り扱う。
従来の紙幣処理装置では、操作者は、一回の処理について、正損の分別基準を一つだけ定めることができた。これに対し、この紙幣処理装置1は、一回の処理について、操作者は、正損の分別基準を複数、定めることができる。より具体的に操作者は、一回の処理において、第1集積部51~第5集積部55毎に、個別に、分別基準を定めることができる。
図7は、集積部毎に設定された分別基準を例示している。図7の例では、第5集積部55及び第4集積部54の分別基準が、レベル7に設定され、第3集積部53の分別基準が、レベル5に設定され、第2集積部52の分別基準が、レベル2に設定され、第1集積部51の分別基準が、レベル0に設定されている。つまり、レベル7の分別基準において正券と判断される紙幣は、第5集積部55又は第4集積部54に集積され、レベル5の分別基準において正券と判断される紙幣は、第3集積部53に集積され、レベル2の分別基準において正券と判断される紙幣は、第2集積部52に集積され、レベル2の分別基準において損券と判断される紙幣は、第1集積部51に集積される。
操作者は、図7に例示するように、複数の集積部の内の一部の集積部について、同じ分別基準を設定することが可能である。また、操作者は、図7の例とは違って、複数の集積部の全てについて異なる分別基準を設定することも可能である。さらに、従来の紙幣処理装置と同様に、操作者は、複数の集積部の全てについて同じ分別基準を設定することも可能である。
操作者は、集積部毎の分別基準を、表示部17を通じて設定することができる。図8は、表示部17が表示する画面を例示している。図8の上図は、紙幣処理装置1の処理開始前の待機画面D1を例示している。画面D1では、処理モードとして、帯封モードが選択されていると共に、現行券の金種毎に、正券の帯封紙幣を作成するように、処理内容が設定されている。待機画面D1が表示部17に表示されている状態で、操作者が処理対象の紙幣を投入部13に投入し、第1外部集積部11及び第2外部集積部12の側部に設けられたスタートボタン19(図1参照)を、操作者が操作すると、紙幣処理装置1は処理を開始する。
画面D1の右下部には、「損検知1」と記載されたボタンが設けられている。このボタンは、現在設定されている、紙幣の正損に関する分別基準を操作者に報知している。操作者が、当該「損検知1」と記載されたボタンを選択する操作を行うと、表示部17は、図8の下図に示すように、画面D1上にポップアップ画面PUを表示する。ポップアップ画面PUは、現在設定されている分別基準の情報を操作者に提示する。操作者は、ポップアップ画面PUにおいて、第1~第5集積部51~55毎に、分別基準を設定することができる。操作者はまた、ポップアップ画面PUにおいて、「万券」、「5千券」、「2千券」、及び「千券」の金種毎に、分別基準を設定することができる。図8の画面構成例は、図7の設定例に対応しており、第5集積部55及び第4集積部54は、「万券」、「5千券」、「2千券」、及び「千券」の全ての金種について、レベル7の分別基準が設定され、第3集積部53は、全ての金種について、レベル5の分別基準が設定され、第2集積部52は、全ての金種について、レベル2の分別基準が設定され、第1集積部51は、全ての金種について、レベル0の分別基準が設定されている。
ここで、集積部毎に分別基準が設定された場合に、制御部41が行う紙幣の振り分けについて、図7の設定例に基づいて説明をする。前述したように、搬送部3は、帯封対象の紙幣を、第1~第5集積部51~55へ搬送する。制御部41は、識別部18の識別結果と分別基準とに基づいて、紙幣の集積先を、第1~第5集積部51~55から選択する。具体的に制御部41は、識別部18がレベル7の基準において正券と判断した紙幣を、第5集積部55又は第4集積部54へ振り分ける。レベル7は分別基準が厳しいため、レベル7の基準において正券と判断された紙幣は、レベル5の基準又はレベル2の基準においても正券と判断される。従って、当該紙幣は、第3集積部53や第2集積部52(又は第1集積部51)へ集積することも可能であるが、制御部41は、複数の集積部の何れにも振り分け可能な紙幣を、分別基準が最高位の集積部に振り分ける。この例では、分別基準が最高位の集積部は、分別基準がレベル7である第5集積部55又は第4集積部54である。分別基準が最高位の集積部に振り分けることで、紙幣処理装置1は、紙幣のきれいさに応じて、複数の集積部に、紙幣を振り分けて集積することができる。
制御部41はまた、識別部18がレベル5の基準において正券と判断した紙幣を、第3集積部53へ振り分ける。この場合も、制御部41は、複数の集積部の何れにも振り分け可能な紙幣を、分別基準が最高位の集積部に振り分けている。
制御部41はさらに、識別部18がレベル2の基準において正券と判断した紙幣を、第2集積部52へ振り分けると共に、識別部18がレベル0の基準において正券と判断した紙幣を、第1集積部51へ振り分ける。レベル0は正損を判断しないため、識別部18がレベル2の基準において損券と判断した紙幣は、第1集積部51へ振り分けられる。
ここで、複数の分別基準に従って紙幣の正損を識別する際に、識別部18は、取得した紙幣の情報と、設定されている各分別基準とを順に比較することによって、分別基準のそれぞれにおいて、対象の紙幣が正券であるか損券であるかを識別してもよい。前述した例では、対象の紙幣がレベル7の基準において正券であるか損券であるかを識別すると共に、当該紙幣がレベル5の基準において正券であるか損券であるかを識別し、かつ、当該紙幣がレベル2の基準において正券であるか損券であるかを識別する。これにより、制御部41は、複数の集積部毎に設定した分別基準と、識別部18の識別結果と、に応じて、複数の集積部に紙幣を振り分けることができる。
また、識別部18は、取得した紙幣の情報と各分別基準とに基づいて、対象の紙幣が正券と識別される最高位の分別基準を判断してもよい。この場合も、制御部41は、紙幣を、複数の集積部毎に設定した分別基準と、識別部18の識別結果と、に応じて、複数の集積部に振り分けることができる。
ここで、図7の第5集積部55及び第4集積部54のように、分別基準が同じ複数の集積部が存在する場合、制御部41は、予め定めた振り分けルールに従って紙幣の振り分けを行う。制御部41は、帯封枚数(例えば100枚)に至るまでは、複数の集積部のうちの一つの集積部に紙幣を集積させ、当該集積部に帯封枚数分の紙幣が集積されると、制御部41は、他の集積部に紙幣を集積させる、としてもよい。
帯封枚数に至った紙幣は、運搬部6が集積部から取り出して帯封部7へと運搬するが、複数の集積部のうちの一つに、帯封枚数分の紙幣を優先的に集積させることにより、当該集積部から紙幣を取り出している間に、他の集積部に紙幣を集積することができる。紙幣の搬送を中断することなく、紙幣の集積を継続することができるため、紙幣処理装置1は、処理時間を短縮することができる。
尚、振り分けルールは、前述したルールに限らない。制御部41は、複数の集積部に対して、紙幣を交互に振り分けてもよい。
図9は、帯封紙幣の帯封紙9に対する印字例を示している。印刷部71は、帯封紙9に、当該帯封紙幣を作成した年(YYYY(4桁))、月(MM(2桁))、日(DD(2桁))、及び時分秒(TTTTTT(6桁))のデータの他に、任意指定データ(XX(2桁))及び(ZZZ(3桁))を印刷する。任意指定データは、例えば帯封紙幣を作成した装置に関する情報や、帯封紙幣を作成した担当者に関する情報である。印刷部71はまた、帯封紙9に、当該帯封紙幣の正損に関する分別基準の情報(V(1桁))を印刷する。印刷部71は、分別基準の情報として、例えばレベルの数字(7~0)を印刷してもよい。帯封紙幣を見ただけでは、当該紙幣の分別基準を知ることはできないが、担当者は、帯封媒体を見れば、当該紙幣の分別基準を知ることができる。また、わかりやすいように「正損レベル:7」と印刷するようにしてもよい。
印刷部71はまた、当該帯封紙幣が集積された集積部の番号(5~1)を印刷してもよい。紙幣処理装置1又は紙幣処理装置1の上位装置には、帯封紙幣を作成した際のログデータが記憶されているため、帯封紙に印字された各情報とログデータとを突き合わせることによって、担当者は、当該帯封紙幣の正損に関する分別基準がわかる。
以上のように、この紙幣処理装置1は、正損を分別する処理に関して、1回の処理によって、正券と損券とを分別することに加え、複数の分別基準に従い正券を複数に分別することができる。これにより、正損の分別を行いながら、特にきれいな紙幣のみを抽出するといった処理が可能になる。例えば複数の店舗の売上金を回収して計数をすると共に、釣銭用貨幣を準備して各店舗に発送する現金センターにおいて、回収した売上金の中から特にきれいな紙幣のみを抽出すれば、抽出したきれいな紙幣を、官封券の代わりに、釣銭用貨幣として利用することができる。
ここに開示する技術は、図1に示す紙幣処理装置1に適用することに限らない。例えば図10に例示するような卓上型の紙幣整理機100に、ここに開示する技術を適用してもよい。この紙幣整理機100は、帯封機能を有していないが、複数の集積部を利用して、前述した入金モードと、バッチモードとを実行することが可能である。尚、バッチモードは、帯封紙幣の作成を目的として実行すること可能である。紙幣整理機100においては、複数の集積部毎に、紙幣の分別基準を定めればよい。
さらに、図示は省略するが、ここに開示する技術は、その他の様々な構成の紙幣処理装置に適用することが可能である。
1 紙幣処理装置
18 識別部
100 紙幣整理機(紙幣処理装置)
41 制御部
51 第1集積部
52 第2集積部
53 第3集積部
54 第4集積部
55 第5集積部
7 帯封部
71 印刷部

Claims (5)

  1. 紙幣の識別を行う識別部と、
    前記紙幣を分別集積する複数の集積部と、
    前記複数の集積部毎に、前記紙幣の分別基準を可変に設定すると共に、前記複数の集積部毎に設定した分別基準と、前記識別部の識別結果と、に応じて、前記複数の集積部に前記紙幣を振り分ける制御部と、
    操作者が操作を行うための操作部と、を備え
    前記分別基準は、前記紙幣が正券であると判断する基準であって、前記分別基準が高いほど基準が厳しく、
    操作者が前記操作部を操作することに応じて、前記複数の集積部毎に、前記紙幣の分別基準が変更及び設定される紙幣処理装置。
  2. 記複数の集積部には、異なる分別基準が設定されており、
    前記制御部は、前記複数の集積部の何れにも振り分け可能な紙幣を、前記分別基準が最高位の集積部に振り分ける請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の集積部に同じ分別基準が設定されている場合、予め定めたルールに従って、前記紙幣を前記複数の集積部に振り分ける請求項1又は2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の集積部に同じ分別基準が設定されている場合、所定枚数に到達するまでは、前記複数の集積部のうちの一の集積部に前記紙幣を集積させると共に、所定枚数に到達すれば、他の集積部に前記紙幣を集積させる請求項3に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記集積部に集積された紙幣を帯封媒体によって帯封する帯封部と、
    前記帯封媒体に印刷をする印刷部と、を備え、
    前記印刷部は、帯封された前記紙幣の分別基準に関する情報を、前記帯封媒体に印刷する請求項1~4のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
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