JP7228133B2 - 車両のフロア補強構造 - Google Patents

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Description

本開示は、車両のフロア補強構造に関する。
特許文献1には、フロアパネルの側部に沿って、フロアサイド・インナ及びフロアサイド・アウタにより構成されるロッカ部が設けられた車両のフロア構造が記載されている。ロッカ部間にはクロスメンバが横架され、ロッカ部の内部にはバルクヘッドが設けられている。このフロア構造では、ドアパネルからの側突力をバルクヘッド-クロスメンバ構造系に伝達させることにより、ロッカ部の倒れ込みを防止している。
特開平7-61374号公報
特許文献1の構造では、バルクヘッドを、ドアパネルから側突力を受けた際のロッカ部(フロアシル)の倒れ込みを抑制するために設けているので、側突力を受けた際に離脱しないようにフロアシルに固定すればよく、フロアシルの断面形状をバルクヘッドによって保持することは要求されていない。このため、係るバルクヘッドでは、例えばフロアシルに上下方向の荷重が入力した際の曲げに起因するフロアシルの潰れ変形を十分に抑制することができないおそれがある。
そこで本開示は、フロアシルの潰れ変形を確実に抑制することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様のフロア補強構造は、ボディの被支持部が車体フレームによって支持されるフレーム付き車両のフロア補強構造であって、フロアシルとフロアレインフォースとガセットとを備える。
フロアシルは、上下方向と交叉する第1方向へ延びるようにボディのフロアパネルの端縁部に固定される。フロアシルは、上側のシル上面部と下側のシル下面部と車室内側のシル内側面部と車室外側のシル外側面部とを有し、フロアシルの内部には、シル上面部とシル下面部とシル内側面部とシル外側面部とによって矩形状の閉断面が区画形成される。フロアレインフォースは、フロアパネルの下方で上下方向及び第1方向と交叉する第2方向に沿って延び、フロアパネルの下面に固定されてフロアパネルを補強する。
ガセットは、矩形板状のガセット本体部と、板状のガセット上固定部と、板状のガセット下固定部と、板状のガセット内側固定部と、板状のガセット外側固定部とを有する。ガセット本体部は、フロアシルの内部に配置され、第2方向に沿って起立する。ガセット本体部の外周縁は、フロアシルの内周面に沿う。ガセット上固定部は、ガセット本体部の上端縁から第1方向へ延び、シル上面部に重なって固定される。ガセット下固定部は、ガセット本体部の下端縁から第1方向へ延び、シル下面部に重なって固定される。ガセット内側固定部は、ガセット本体部の車室内側の内側端縁から第1方向へ延び、シル内側面部に重なって固定される。ガセット外側固定部は、ガセット本体部の車室外側の外側端縁から第1方向へ延び、シル外側面部に重なって固定される。
フロアレインフォースの端部は、シル下面部に下方から重なって固定される。フロアシルは、フロアレインフォースの端部と上下に重なるレインフォース結合領域と、レインフォース結合領域の第1方向の一側で被支持部を構成する被支持部構成領域とを有する。フロアレインフォースは、フロアパネル及びシル下面部との間に閉断面を形成する凹形状を有する。ガゼット本体部は、レインフォース結合領域の内部であってフロアレインフォースの凹形状と重なる領域のうち第1方向の中央よりも第1方向の一側に配置される。
上記構成では、フロアシルの内部に、外周縁がフロアシルの内周面に沿うように起立する矩形板状のガセット本体部を有するガセットを配置し、ガセットの4箇所の固定部(ガセット上固定部、ガセット下固定部、ガセット内側固定部、及びガセット外側固定部)をフロアシルの4箇所の面部(シル上面部、シル下面部、シル内側面部及びシル外側面部)に重ね、ガセット本体部の4箇所の端縁(上端縁、下端縁、内側端縁及び外側端縁)を、上記4箇所の固定部を介してフロアシルの4箇所の面部に固定しているので、各固定部と各面部との固定が解除されない限り、ガセット本体部がフロアシルに対して変位(傾倒等)することがなく、ガセット本体部は起立した姿勢を維持する。従って、例えば上下方向の荷重がフロアシルに入力した際の曲げに起因するフロアシルの潰れ変形を、ガセットのガセット本体部によって確実に抑制することができる。なお、フロアシルの潰れ変形には、弾性変形及び塑性変形の双方が含まれる。
また、車両走行時等においてフロアシルとフロアレインフォースとの間で荷重が伝達される際に、フロアシルの潰れ変形(矩形状の閉断面が潰れるような変形)はレインフォース結合領域で生じ易く、レインフォース結合領域で潰れ変形が生じると、フロアシルとフロアレインフォースとの間での荷重の伝達効率が低下するが、係るレインフォース結合領域をガセット(ガセット本体部)によって補強して潰れ変形を抑制しているので、フロアシルとフロアレインフォースとの間で荷重を効率良く伝達させることができる。
本発明の第の態様は、第の態様のフロア補強構造であって、フロアレインフォースは、シル下面部の下面に下方から重なる板状のレインフォース固定部を有する。ガセット下固定部とシル下面部とレインフォース固定部とは、ガセット下固定部とレインフォース固定部との間にシル下面部が挟まれるように互いに面接触した状態で固定される。
上記構成では、ガセットのガセット下固定部とフロアシルのシル下面部とフロアレインフォースのレインフォース固定部とが、ガセット下固定部とレインフォース固定部との間にシル下面部が挟まれるように互いに面接触した状態で固定されるので、フロアシルとフロアレインフォースとの間でさらに効率良く荷重を伝達させることができる。
本開示によれば、フロアシルの潰れ変形を確実に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車両を模式的に示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るフロア補強構造を前斜め上方から視た斜視図である。 図2のガセットの斜視図である。 図2のフロア補強構造を車両の下方から視た下面図である。 図4のV-V矢視断面図である。 図4のVI-VI矢視断面図である。 図4のVII-VII矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図中FRは車両前方を、図中UPは車両上方を、図中INは車幅方向内側をそれぞれ示している。また、以下の説明において、前後方向は車両1の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での車幅方向の左右を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るフロア補強構造を備える車両1は、ボディ3が車体フレーム2によって支持されるフレーム付き車両である。ボディ3の下面部(ボディ下面部4)の左右両側には、複数カ所(本実施形態では4カ所)の被支持部5が前後に離間して設けられ、ボディ3は、各被支持部5でゴム等の弾性部材6を介して車体フレーム2に弾性支持される。
図2に示すように、ボディ3は、車室の下方を区画するフロアパネル10と、フロアパネル10の後端縁部に接合されて車幅方向(上下方向と交叉する第1方向)に延びるリアエンドシル(フロアシル)11と、フロアパネル10の左右両側の端縁部に接合されて前後方向(上下方向及び車幅方向と交叉する第2方向)に延びる左右のサイドシル12(図2に左側のみ図示)と、ボディ下面部4の左右の後角部(リアエンドシル10の車幅方向の端部とサイドシル11の後端部とが交叉する部分)から起立して上方へ延びるリアピラー13とを備える。
図4に示すように、フロアパネル10の下面には、フロアパネル10の下方に配置されてフロアパネル10を補強するフロアレインフォース14が固着される。フロアレインフォース14は、車幅方向に離間して前後方向に延びる左右の第1レインフォース部15と、前後方向の所定位置で車幅方向に延びて左右の第1レインフォース部15同士を繋ぐ複数の第2レインフォース部16とを有する。フロアレインフォース14は、下方へ膨らみ上方が開放された凹形状のハット状断面を有し(図7参照)、凹形状の両側のフランジ部17がフロアパネル10の下面に接合されることにより、フロアパネル10との間に閉断面を形成する。
図2に示すように、フロアパネル10とリアエンドシル11とサイドシル12とフロアレインフォース14とは、ボディ下面部4を構成する。ボディ3の複数の被支持部5のうち最後方の被支持部5Rは、ボディ下面部4の左右の後角部に設定されている(図4参照)。車両走行時等において、タイヤ7(図1参照)から車体フレーム2及び弾性部材6(図1参照)を介してボディ3の最後方の被支持部5Rへ入力した荷重(振動)は、主にリアエンドシル11とサイドシル12とリアピラー13とに分散して伝達される。
図5~図7に示すように、リアエンドシル11は、上側シル18と下側シル19とによって形成される。上側シル18は、上側のシル上面部20と、シル上面部20の前端縁から下方へ曲折して延びる車室内側のシル内側面部21と、シル内側面部21の下端縁から前方へ曲折して延びる前上フランジ部22と、シル上面部20の後端縁から後斜め上方へ曲折して延びる後上フランジ部23とを一体的に有し、例えば金属板材を曲折することによって形成される。下側シル19は、下側のシル下面部24と、シル下面部20の後端縁から上方へ曲折して延びる車室外側のシル外側面部25と、シル下面部24の前端縁から上方へ曲折しさらに前方へ曲折して延びる前下フランジ部26と、シル外側面部25の上端縁から曲折して後斜め上方へ延びる後下フランジ部27とを一体的に有し、例えば金属板材を曲折することによって形成される。前上フランジ部22と前下フランジ部26とを上下に重ねて接合し、後上フランジ部23と後下フランジ部27とを上下に重ねて接合することにより、上側シル18と下側シル19とによってリアエンドシル11が形成される。
リアエンドシル11の内部には、シル上面部20とシル下面部24とシル内側面部21とシル外側面部25とによって矩形状の閉断面が区画形成される。なお、本実施形態では、シル上面部20を、前側領域が中央領域の前端縁から前斜め下方へ傾斜し、後側領域が中央領域の後端縁から後斜め下方へ傾斜する凸形状とし、シル下面部24とシル内側面部21とシル外側面部25とを平板状としたが、リアエンドシル11の各面部20,21,24,25の形状は任意に設定可能である。
フロアパネル6の後端部は、前下フランジ部26に下方から重なり、前上フランジ部22と前下フランジ部26とに接合される。第1レインフォース部15のフランジ部17の後端部は、シル下面部24の下面に沿って後方へ延び、シル下面部24に下方から重なって接合される板状のレインフォース固定部28を構成する。
図4に示すように、リアエンドシル11のうち左右の第1レインフォース部15との結合部の内部には、左右のガセット30がそれぞれ配置され固定される。なお、左右のガセット30は左右対称に設けられているため、以下では左側のガセット30について説明し、右側のガセット30についての詳細な説明は省略する。
図3及び図5~図7に示すように、ガセット30は、矩形板状のガセット本体部31と、板状のガセット上固定部32と、板状のガセット下固定部33と、板状のガセット内側固定部34と、板状のガセット外側固定部35とを一体的に有する。
ガセット本体部31は、その外周縁がリアエンドシル11の内周面に沿うように矩形状に形成され、前後方向に沿って起立する。ガセット本体部31は、リアエンドシル11のうち第1レインフォース部15の後端部と上下に重なるレインフォース結合領域39の内部に配置される。また、ガセット本体部31は、その中央部分が車幅方向一側(本実施形態では車幅方向内側)へ部分的に膨出する凹形状に形成されている。係る凹形状により、ガセット本体部31の剛性が増大し、ガセット30が変形し難くなる。
ガセット上固定部32は、ガセット本体部31の上端縁から車幅方向内側へ曲折して延び、シル上面部20の内面(下面)に重なって固定される。ガセット下固定部33は、ガセット本体部31の下端縁から車幅方向外側へ曲折して延び、シル下面部24の内面(上面)に重なって固定される。ガセット内側固定部34は、ガセット本体部31の前端縁(車室内側の内側端縁)から車幅方向内側へ曲折して延び、シル内側面部21の内面(後面)に重なって固定される。ガセット外側固定部35は、ガセット本体部31の後端縁(車室外側の外側端縁)から車幅方向外側へ曲折して延び、シル外側面部25の内面(前面)に重なって固定される。
なお、本実施形態では、ガセット30の各固定部32~35がガセット本体部31から延びる方向を、ガセット上固定部32及びガセット内側固定部34は車幅方向内側とし、ガセット下固定部33及びガセット外側固定部35は車幅方向外側としているが、固定部32~35の任意の1つ又は複数について上記とは反対方向へ延びるようにガセット30を形成してもよい。
また、ガゼット30の各固定部32~35をリアエンドシル11の各面部20,24,21,25に固定する方法は任意であり、本実施形態では、ガセット上固定部32とシル上面部20とはボルト36とナット37の締結と接着剤とよって固定され、ガセット下固定部33とシル下面部24とはスポット溶接によって固定され、ガセット内側固定部34とシル内側面部21とは、接着剤によって固定され、ガセット外側固定部35とシル外側面部25とはスポット溶接によって固定される。ガセット上固定部32には、ボルト36が挿通するボルト挿通孔38が形成される。ガセット上固定部32は、シル上面部20と同様に、前側領域が中央領域の前端縁から前斜め下方へ傾斜し、後側領域が中央領域の後端縁から後斜め下方へ傾斜する凸形状であり、中央領域から車幅方向内側へ部分的に延びた領域にボルト挿通孔38が設けられる。
図7に示すように、ガセット下固定部33とシル下面部24と左右のレインフォース固定部28の一方とは、ガセット下固定部33とレインフォース固定部28との間にシル下面部24が挟まれるように互いに面接触した状態で重ねられ、スポット溶接等によって固定される。本実施形態のガセット本体部31は、第1レインフォース部15の後端部と上下に重なるリアエンドシル11のレインフォース結合領域39のうち第1レインフォース部15の凹形状と重なる領域に配置され、さらに係る領域の車幅方向外側(図7では右側)に配置される。本実施形態のガセット下固定部33は、第1レインフォース部15の左右のレインフォース固定部28のうち車幅方向外側(図7では右側)のレインフォース固定部28に重なって固定される。
本実施形態によれば、リアエンドシル11の内部に、外周縁がリアエンドシル11の内周面に沿うように起立する矩形板状のガセット本体部31を有するガセット30を配置し、ガセット30の4箇所の固定部(ガセット上固定部32、ガセット下固定部33、ガセット内側固定部34、及びガセット外側固定部35)をフロアシルの4箇所の面部(シル上面部20、シル下面部24、シル内側面部21及びシル外側面部25)に重ね、ガセット本体部31の4箇所の端縁(上端縁、下端縁、内側端縁及び外側端縁)を、上記4箇所の固定部32~35を介してリアエンドシル11の4箇所の面部20,24,21,25に固定しているので、各固定部32~35と各面部20,24,21,25との固定が解除されない限り、ガセット本体部31がリアエンドシル11に対して変位(傾倒等)することがなく、ガセット本体部31は起立した姿勢を維持する。従って、例えば上下方向の荷重がリアエンドシル11に入力した際の曲げに起因するリアエンドシル11の潰れ変形を、ガセット30のガセット本体部31によって確実に抑制することができる。なお、リアエンドシル11の潰れ変形には、弾性変形及び塑性変形の双方が含まれる。
また、車両走行時等においてリアエンドシル11と第1レインフォース部15との間で荷重が伝達される際に、リアエンドシル11の潰れ変形(矩形状の閉断面が潰れるような変形)はレインフォース結合領域39で生じ易く、レインフォース結合領域39で潰れ変形が生じると、リアエンドシル11と第1レインフォース部15との間での荷重の伝達効率が低下するが、係るレインフォース結合領域39をガセット30(ガセット本体部31)によって補強して潰れ変形を抑制しているので、リアエンドシル11と第1レインフォース部15との間で荷重を効率良く伝達させることができる。
このため、例えば、車両走行時等に被支持部5Rからリアエンドシル11へ入力した荷重(振動)を、第1レインフォース部15に効率良く伝達させることができる。特に本実施形態では、レインフォース結合領域39内におけるガセット本体部31の位置を、第1レインフォース部15の凹形状と重なる領域のうち車幅方向外側(荷重が入力する被支持部5Rに近い側)としているので、走行時の振動入力をさらに効率良くフロアレインフォース14に伝達することができる。
また、ガセット30のガセット下固定部33とリアエンドシル11のシル下面部24と第1レインフォース部15のレインフォース固定部28とが、ガセット下固定部33とレインフォース固定部28との間にシル下面部24が挟まれるように互いに面接触した状態で固定されるので、リアエンドシル11と第1レインフォース部15との間でさらに効率良く荷重を伝達させることができる。
また、フロアレインフォース14にシートベルト固定点(例えばシートベルトアンカの取付点)を設けている車両の場合、車両前方衝突時にシートベルトを介してフロアレインフォース14へ入力する前方への荷重をリアエンドシル11へ効率良く伝達してフロアレインフォース14の変形を抑制することができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、本実施形態では、リアエンドシル11の車幅方向外端部が車体フレーム2に弾性支持されたフレーム付き車両について説明したが、本発明のフロア補強構造はフレーム付き車両以外(例えばモノコック車)に適用してもよい。
また、本実施形態では、リアエンドシル11の内部にガセット30を設ける場合について説明したが、他のフロアシル(例えばサイドシル12)の内部にガセット30を設けてフロアを補強してもよい。
本発明は、フロアシルを備えた車両に適用可能である。
1:車両
2:車体フレーム
3:ボディ
4:ボディ下面
5,5R:被支持部
6:弾性部材
7:タイヤ
10:フロアパネル
11:リアエンドシル(フロアシル)
12:サイドシル
13:リアピラー
14:フロアレインフォース
15:第1レインフォース部
16:第2レインフォース部
17:フロアレインフォースのフランジ部
18:上側シル
19:下側シル
20:シル上面部
21:シル内側面部
22:上側シルの前上フランジ部
23:上側シルの後上フランジ部
24:シル下面部
25:シル外側面部
26:下側シルの前下フランジ部
27:下側シルの後下フランジ部
28:レインフォース固定部
30:ガセット
31:ガセット本体部
32:ガセット上固定部
33:ガセット下固定部
34:ガセット内側固定部
35:ガセット外側固定部
36:ボルト
37:ナット
38:ボルト挿通孔
39:レインフォース結合領域

Claims (3)

  1. ボディの被支持部が車体フレームによって支持されるフレーム付き車両のフロア補強構造であって、
    上下方向と交叉する第1方向へ延びるように前記ボディのフロアパネルの端縁部に固定され、上側のシル上面部と下側のシル下面部と車室内側のシル内側面部と車室外側のシル外側面部とによって矩形状の閉断面が内部に区画形成されるフロアシルと、
    前記フロアパネルの下方で上下方向及び前記第1方向と交叉する第2方向に沿って延び、前記フロアパネルの下面に固定されて前記フロアパネルを補強するフロアレインフォースと、
    前記フロアシルの内部に配置され、前記第2方向に沿って起立し、外周縁が前記フロアシルの内周面に沿う矩形板状のガセット本体部と、前記ガセット本体部の上端縁から前記第1方向へ延び、前記シル上面部に重なって固定される板状のガセット上固定部と、前記ガセット本体部の下端縁から前記第1方向へ延び、前記シル下面部に重なって固定される板状のガセット下固定部と、前記ガセット本体部の車室内側の内側端縁から前記第1方向へ延び、前記シル内側面部に重なって固定される板状のガセット内側固定部と、前記ガセット本体部の車室外側の外側端縁から前記第1方向へ延び、前記シル外側面部に重なって固定される板状のガセット外側固定部とを有するガセットと、を備え
    前記フロアレインフォースの端部は、前記シル下面部に下方から重なって固定され、
    前記フロアシルは、前記フロアレインフォースの前記端部と上下に重なるレインフォース結合領域と、前記レインフォース結合領域の前記第1方向の一側で前記被支持部を構成する被支持部構成領域とを有し、
    前記フロアレインフォースは、前記フロアパネル及び前記シル下面部との間に閉断面を形成する凹形状を有し、
    前記ガゼット本体部は、前記レインフォース結合領域の内部であって前記フロアレインフォースの前記凹形状と重なる領域のうち前記第1方向の中央よりも前記第1方向の前記一側に配置される
    ことを特徴とする車両のフロア補強構造。
  2. 請求項1に記載のフロア補強構造であって、
    前記フロアレインフォースの前記端部は、前記シル下面部の下面に下方から重なる板状のレインフォース固定部を有し、
    前記ガセット下固定部と前記シル下面部と前記レインフォース固定部とは、前記ガセット下固定部と前記レインフォース固定部との間に前記シル下面部が挟まれるように互いに面接触した状態で固定される
    ことを特徴とする車両のフロア補強構造。
  3. 請求項1又は2に記載のフロア補強構造であって、
    前記第1方向は、車幅方向であり、
    前記第2方向は、車両前後方向であり、
    前記被支持部構成領域は、前記フロアシルの車幅方向外側の端部である
    ことを特徴とする車両のフロア補強構造。
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