JP7224737B2 - 自動変速機のロックアップ制御装置 - Google Patents
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Description
この自動変速機のロックアップ制御装置において、ロックアップコントローラは、ドライブ学習制御部と、コースト学習制御部と、を備える。
ドライブ学習制御部は、走行用駆動源の駆動力が駆動輪に伝達されるドライブ状態のとき、ロックアップクラッチへの油圧が上昇している途中でクラッチ容量の発生を開始するミートポイントに基づいてドライブ学習値を取得する。
コースト学習制御部は、駆動輪からの駆動力で走行用駆動源が連れ回されるコースト状態のとき、ロックアップクラッチへの油圧が低下している途中でクラッチスリップの発生を開始するスリップポイントに基づいてコースト学習値を取得する。
ドライブ学習制御部は、コースト学習制御部からのコースト学習値により算出したロックアップクラッチの劣化代に基づき、ドライブ学習値を補正したドライブ学習補正値を取得する。
エンジン車の駆動系には、図1に示すように、エンジン1と、トルクコンバータ2と、自動変速機3と、プロペラシャフト4と、駆動輪5と、を備えている。自動変速機3のトランスミッションケースには、変速のためのスプールバルブや油圧制御回路やソレノイドバルブ等により構成されるコントロールバルブユニット6が取り付けられている。
1.オートアップシフト(アクセル開度を保った状態での車速上昇による)
2.足離しアップシフト(アクセル足離し操作による)
3.足戻しアップシフト(アクセル戻し操作による)
4.パワーオンダウンシフト(アクセル開度を保っての車速低下による)
5.小開度急踏みダウンシフト(アクセル操作量小による)
6.大開度急踏みダウンシフト(アクセル操作量大による:「キックダウン」)
7.緩踏みダウンシフト(アクセル緩踏み操作と車速上昇による)
8.コーストダウンシフト(アクセル足離し操作での車速低下による)
と呼ばれる基本変速パターンによる変速制御を行う。
自動変速機3のロックアップ制御系には、図2に示すように、ロックアップクラッチ2aと、ロックアップコントローラ100と、ロックアップソレノイド23と、を備えている。なお、以下の説明において「LU」とあるのは「ロックアップ」の略称である。
図4に示すロックアップ締結制御処理は、ファイナルテストによる初期ドライブ学習が実施済みであり、市場でのイグニッションスイッチのオン操作によりスタートする。なお、市場でのバラツキや劣化補償のため、ドライブ学習実施条件が成立する毎に新たなドライブ学習補正値を取得するドライブ学習が実施され、コースト学習実施条件が成立する毎に新たなコースト学習値を取得するコースト学習が実施される。
背景技術におけるロックアップ学習制御としては、走行中にロックアップクラッチが非締結状態から締結状態へ移行するとき、エンジントルクTeとトルクコンバータ伝達トルクτNe2との差分に基づいてロックアップ伝達トルク推定値Tlu#を算出する。そして、ロックアップ伝達トルク推定値Tlu#が上昇傾向に入ったと判断されたときの締結開始油圧を初期圧学習値とするのが知られている。
Tlu=Te-τNe^2-iω'
であり、本来の物理モデルだと、回転慣性成分iω'も考慮するが、ロックアップ伝達トルク推定値Tlu#は検討要素が足りていない。このため、図5に示すように、実ロックアップ伝達トルクTlu(実線)よりもロックアップ伝達トルク推定値Tlu#(点線)が大きくなり、誤差が発生する。なお、実ロックアップ伝達トルクTluとロックアップ伝達トルク推定値Tlu#の誤差の発生原因は、τの応答遅れ(時間方向のバラツキ)、Neの応答遅れ(時間方向のバラツキ)の寄与度が大きいことによる。
(A) ロックアップクラッチの劣化代は、ドライブ学習値とコースト学習値の両方の値に含まれる。
(B) μ劣化の依存度がドライブシーンとコーストシーンで異なるが、それぞれの劣化に対する感度を把握することにより調整可能である。
(C) コースト学習はドライブ学習に比べて学習頻度が高いし、コースト学習値はドライブ学習値に比べて収束しやすい。
という点に着目した。
初期ドライブ学習実施部101では、市場への出荷前に実施されるファイナルテストの際、テスト条件をドライブ学習実施条件に設定することで、ドライブ学習収束値を取得することが可能な学習経験回数によるドライブ学習が実施される。そして、この初期ドライブ学習実施部101にて取得された初期ドライブ学習値は、ドライブ学習制御部102とコースト学習制御部103へ出力される。
ドライブ学習値が収束している場合、図4のフローチャートにおいて、S1→S2→S3→S4→S5へと進む。S2では、コースト学習制御部103からコースト学習値の劣化補正値が入力される。S3では、コースト学習による劣化補正値をドライブ学習による劣化補正値に変換する学習値変換処理により、劣化補正変換値が算出される。S4では、ドライブ学習値収束判断時のドライブ学習補正値が、ドライブ学習値=(ドライブ学習収束値-劣化補正変換値)の式を用いて算出される。S5では、算出されたドライブ学習補正値がドライブ学習値として記憶更新される。
ロックアップコントローラ100は、
走行用駆動源(エンジン1)の駆動力が駆動輪5に伝達されるドライブ状態のとき、ロックアップクラッチ2aへの油圧が上昇している途中でクラッチ容量の発生を開始するミートポイントに基づいてドライブ学習値を取得するドライブ学習制御部102と、
駆動輪5からの駆動力で走行用駆動源(エンジン1)が連れ回されるコースト状態のとき、ロックアップクラッチ2aへの油圧が低下している途中でクラッチスリップの発生を開始するスリップポイントに基づいてコースト学習値を取得するコースト学習制御部103と、を備え、
ドライブ学習制御部102は、コースト学習制御部103からのコースト学習値により算出したコースト学習でのロックアップクラッチ2aの劣化代に基づき、ドライブ学習値を補正したドライブ学習補正値を取得する。
このため、ドライブロックアップ締結時において、クラッチ劣化を反映するドライブ学習値の補正により、ロックアップ締結時に運転者へ与える違和感を抑制することができる。
このため、コースト学習でのロックアップクラッチ2aの劣化代を、劣化前のコースト学習収束値を基準として精度良く取得することができる。
このため、ドライブ学習でのロックアップクラッチ2aの劣化代を、コースト学習での劣化補正値に基づいて精度良く取得することができる。
このため、ドライブ学習値とコースト学習値が共に収束していることを前提作動条件とし、コースト学習での劣化補正値をドライブ学習へ反映する補正を行うことで、ロックアップ締結時に運転者へ与える挙動変化やラグによる違和感を抑制することができる。
このため、ドライブ学習値が収束していない場合、コースト学習収束値をドライブ学習側へ反映することで、ロックアップ締結時にLUピストンストロークの性能が初期状態から劣化分により悪化するのを防止することができる。
このため、市場への出荷直後からの早期タイミングにてドライブ学習収束値を用いたドライブ学習値の補正を実施することができる。
初期ドライブ学習の実施中に、初期コースト学習値に基づいて劣化前のコースト学習収束値を取得する。
このため、ドライブ学習とコースト学習は互いに調整可能な相関関係を有することを利用し、学習値変換処理により初期コースト学習値を取得することで、初期コースト学習を実施することなく、コースト学習収束値を取得することができる。
2 トルクコンバータ
2a ロックアップクラッチ
2b ロックアップピストン
2c ロックアップ油室
2d リターンスプリング
3 自動変速機
3a ギヤトレーン
4 プロペラシャフト
5 駆動輪
10 変速機コントロールユニット
100 ロックアップコントローラ
101 初期ドライブ学習実施部
102 ドライブ学習制御部
103 コースト学習制御部
104 学習値記憶部
105 ロックアップ制御部
11 エンジンコントロールユニット
12 ロックアップ油圧センサ
13 タービン回転センサ
14 出力軸回転センサ
16 アクセル開度センサ
17 エンジン回転センサ
23 ロックアップソレノイド
Claims (7)
- 走行用駆動源と変速機構の間に配置されたトルクコンバータに有するロックアップクラッチと、前記ロックアップクラッチの締結/解放を制御するロックアップコントローラと、を備える自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記ロックアップコントローラは、
前記走行用駆動源の駆動力が駆動輪に伝達されるドライブ状態のとき、前記ロックアップクラッチへの油圧が上昇している途中でクラッチ容量の発生を開始するミートポイントに基づいてドライブ学習値を取得するドライブ学習制御部と、
前記駆動輪からの駆動力で前記走行用駆動源が連れ回されるコースト状態のとき、前記ロックアップクラッチへの油圧が低下している途中でクラッチスリップの発生を開始するスリップポイントに基づいてコースト学習値を取得するコースト学習制御部と、を備え、
前記ドライブ学習制御部は、前記コースト学習制御部からの前記コースト学習値により算出したコースト学習での前記ロックアップクラッチの劣化代に基づき、前記ドライブ学習値を補正したドライブ学習補正値を取得する
ことを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 請求項1に記載された自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記コースト学習制御部は、前記コースト学習での前記ロックアップクラッチの劣化代を、劣化後のコースト学習平均値から劣化前のコースト学習収束値を差し引いた劣化補正値とする
ことを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 請求項2に記載された自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記ドライブ学習制御部は、ドライブ学習での前記ロックアップクラッチの劣化代を、前記コースト学習制御部からの前記劣化補正値をドライブ学習への学習値変換処理することにより取得される劣化補正変換値とする
ことを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 請求項3に記載された自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記ドライブ学習制御部は、前記ドライブ学習値が収束したことを判定すると、収束判定後のドライブ学習収束値を前記劣化補正変換値により補正することで、前記ドライブ学習補正値を取得する
ことを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 請求項3に記載された自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記ドライブ学習制御部は、前記ドライブ学習値が収束していないことを判定すると、前記コースト学習制御部からの収束判定後のコースト学習収束値を、ドライブ学習への学習値変換処理することで、前記ドライブ学習補正値を取得する
ことを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載された自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記ロックアップコントローラは、市場へ出荷する前、前記ドライブ学習収束値を取得することが可能な学習経験回数による初期ドライブ学習を実施する初期ドライブ学習実施部を有する
ことを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 請求項6に記載された自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記コースト学習制御部は、前記初期ドライブ学習実施部から初期ドライブ学習値を入力すると、前記初期ドライブ学習値をコースト学習への学習値変換処理することで、初期コースト学習値を取得し、
初期ドライブ学習の実施中に、前記初期コースト学習値に基づいて劣化前のコースト学習収束値を取得する
ことを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。
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