JP7224596B2 - 成形吸着体および成形吸着体の製造方法 - Google Patents
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本発明の成形吸着体は、活性炭と、繊維状バインダーとを含有する成形吸着体であって、前記成形吸着体の形状が、楕円柱状または略楕円柱状であり、成形吸着体内部に、長手方向に貫通する貫通孔を2以上有することを特徴とする。
前記成形吸着体は、楕円柱状または略楕円柱状である。前記成形吸着体の断面形状は楕円形または略楕円形である。前記断面形状の寸法は適宜調整すればよいが、浄水カートリッジとして使用する場合、断面形状の長径は11mm~100mmが好ましく、より好ましくは20mm~50mmであり、短径は10mm~90mmが好ましく、より好ましくは15mm~30mmである。前記長径と短径との比(長径/短径)は1.25以上が好ましく、より好ましくは1.50以上であり、2以下が好ましく、より好ましくは1.85以下である。前記成形吸着体の長さは適宜調整すればよいが、浄水カートリッジとして使用する場合、長さは40mm~200mmが好ましい。前記成形吸着体の形状は、断面形状が一定の柱状であってもよいし、断面形状が変化する略柱状であってもよい。前記成形吸着体の形状は、柱状が好ましい。
前記貫通孔の個数は、成形吸着体の断面積および貫通孔の断面積に応じて適宜調整すればよいが、5個以下が好ましく、より好ましくは3個以下、さらに好ましくは2個である。
前記2以上の貫通孔は、それぞれ異なる断面形状を有していてもよいが、断面形状が全て同一であることが好ましい。
前記成形吸着体の断面において、外表面の各地点から貫通孔までの最短距離をろ層厚さとしたとき、ろ層厚さは3.5mm以上が好ましく、より好ましくは4.0mm以上であり、38.5mm以下が好ましく、より好ましくは30mm以下、さらに好ましくは10mm以下、特に好ましくは8.0mm以下である。
前記貫通孔の間隔(隣り合う貫通孔の最短距離)(di)は、1.0mm以上が好ましく、より好ましくは2.5mm以上、さらに好ましくは5.0mm以上であり、10mm以下が好ましい。
前記溝の断面形状は特に限定されないが、三角形状、略三角形状が好ましい。前記溝の最大深さ(de)は、1.0mm以上が好ましく、より好ましくは2.0mm以上であり、20mm以下が好ましく、より好ましくは10mm以下、さらに好ましくは3.0mm以下である。
前記溝の最大深さと前記成形吸着体の断面形状の短径との比(溝深さ/成形吸着体の短径)は0.05以上が好ましく、より好ましくは0.10以上であり、1.40以下が好ましく、より好ましくは1.20以下、さらに好ましくは0.50以下である。
前記ろ層厚さの最大値(Tmax)とろ層厚さの最小値(Tmin)との差(Tmax-Tmin)は、10.0mm以下が好ましく、より好ましくは7.0mm以下、さらに好ましくは4.0mm以下、特に好ましくは2.0mm以下である。
また、前記貫通孔の長手方向をz方向とし、前記成形吸着体の断面において、前記2以上の貫通孔が並ぶ方向をx方向、このx方向に直交する方向をy方向としたとき、前記成形吸着体を、それぞれの貫通孔の中心を通るyz平面で切断した時、x方向の最も外側に設けられた貫通孔の外方の部分の平均密度(Dout)と貫通孔間の部分の平均密度(Din)との比(Din/Dout)は、0.98以上であることが好ましく、より好ましくは0.99以上、さらに好ましくは1.00以上である。
前記貫通孔の外方の部分の平均密度(Dout)と貫通孔間の部分の平均密度(Din)との差(Dout-Din)は、0.025g/mL以下が好ましく、より好ましくは0.020g/mL以下である。
図1は、成形吸着体の一例を示す斜視図である。図2は、図1の成形吸着体のI-I線断面図である。図3は、図1の成形吸着体のII-II線断面図である。図4は、成形吸着体の他の例を示す斜視図である。図5は、図4の成形吸着体のI-I線断面図である。図6は、図4の成形吸着体のII-II線断面図である。各図において、X方向が断面形状の長径方向、Y方向が断面形状の短径方向、Z方向が成形吸着体の長手方向を示す。
図2に示すように、貫通孔2の断面形状は円形であり、直径は8.0mmである。貫通孔2は、成形吸着体の断面形状の長径方向Xに並んでいる。つまり、各貫通孔2の中心を結んだ直線の方向xは、前記方向Xと一致している。また、2つの貫通孔2の間隔(di)は8.0mmである。ろ層厚さの最大値(Tmax)とろ層厚さの最小値(Tmin)との比(Tmax/Tmin)は1.50である。
図3に示すように、貫通孔2の長手方向zは、成形吸着体1の長手方向Zと一致している。
図5に示すように、貫通孔2の断面形状は円形であり、直径は8.0mmである。貫通孔2は、成形吸着体の断面形状の長径方向Xに並んでいる。つまり、各貫通孔2の中心を結んだ直線の方向xは、前記方向Xと一致している。また、2つの貫通孔2の間隔(di)は8.0mmである。
図4、5に示すように、成形吸着体1は、外表面に、長手方向に延びる溝3を有する。この溝3は、x方向(貫通孔が並ぶ方向)において、断面形状の最深部が、隣り合う貫通孔の間隔の中央に位置している。前記溝の断面形状は略三角形状であり、溝の深さ(de)は、2.4mmである。ろ層厚さの最大値(Tmax)とろ層厚さの最小値(Tmin)との比(Tmax/Tmin)は1.11である。
図6に示すように、貫通孔2の長手方向zは、成形吸着体1の長手方向Zと一致している。
前記成形吸着体は、活性炭と繊維状バインダーとを含有する。前記活性炭は吸着材であり、前記吸着材は、物理吸着性能および化学吸着性能を有する。活性炭とは、比表面積が800m2/g以上の炭素物質である。前記活性炭は、粒子状活性炭を含有することが好ましい。
本発明の成形吸着体の製造方法は、活性炭と繊維状バインダーと水とを混合して材料スラリーを調製する第1工程、前記材料スラリーを用いて、2以上の軸部材を用いた湿式成形により、前駆体を作製する第2工程、および、前記前駆体を乾燥して成形吸着体を得る第3工程を有する。
前記第1工程では、活性炭および繊維状バインダーを含有する混合材料を水に分散させてスラリーを調製する。混合材料を分散させる方法は特に限定されないが、例えば、ビーターを用いることができる。なお、スラリーの調製は、活性炭、繊維状バインダー等の材料を別々に水に投入した後、混合してもよい。スラリーを調製する際、水の使用量は、混合材料100質量部に対して、2000質量部以上が好ましく、より好ましくは3000質量部以上、さらに好ましくは4000質量部以上であり、10000質量部以下が好ましく、より好ましくは9000質量部以下、さらに好ましくは8000質量部以下である。
前記第2工程では、吸引用成形型として2以上の軸部材をスラリー中に浸漬し、ポンプを用いてスラリーを吸引し、軸部材の表面に混合材料を堆積させる。混合材料が堆積した軸部材を引き上げ、成形吸着体の前駆体を得る。前記軸部材は、スラリーを吸引できるように吸引用の貫通孔が形成されており、この貫通孔に連通するノズルにポンプを接続する。なお、前記軸部材の貫通孔は、材料スラリー中の固形分を通過させないように構成されている。
前記第2工程では、前記前駆体表面に、隣り合う軸部材の軸間の中央に、軸方向に延びる溝を形成することが好ましい。乾燥前の前駆体は柔軟であるため、容易に溝を形成できる。また、前記溝は、前記前駆体に型を押圧することにより形成することが好ましい。2本以上の軸部材を用いた湿式成形では、軸間部の密度が低くなる傾向がある。しかしながら、型を押圧することにより溝を形成すれば、軸間部の前駆体が圧縮され、軸間部の密度を高めることができる。
前記第2工程では、前記前駆体全体に、圧縮を施すことが好ましい。圧縮工程を有することで、最終的に得られる成形吸着体の密度をより高めることができ、一層吸着性能に優れた成形吸着体が得られる。前駆体の圧縮率は、最終的に得られる成形吸着体の密度に応じて適宜調節すればよい。
前記第3工程では、前記前駆体を乾燥して成形吸着体を得る。乾燥温度は100℃~120℃、乾燥時間は4時間~6時間が好ましい。なお、軸部材は取り外してもよいし、このまま使用してもよい。例えば、軸部材として浄水カートリッジとして使用できるものを用いていれば、前駆体を乾燥すれば、浄水カートリッジが得られる。
本発明の成形吸着体は、浄水器に用いられる浄水カートリッジに好適に使用できる。浄水カートリッジの構成としては、例えば、2以上の筒状の軸部材と、この軸部材の外表面に積層された成形吸着材とを備える構成が挙げられる。軸部材を有することにより、成形吸着体の機械的強度を高めることができる。前記軸部材としては、貫通孔を有する多孔性筒部材が好ましい。多孔性筒部材の形状は特に限定されず、円筒状、多角柱状が挙げられる。多孔性筒部材の材質としては樹脂、金属などが使用できる。また、活性炭粒子が軸部材内部へ入り込むことを防止できることから、軸部材としては、外表面に不織布を巻き付けた多孔性筒部材が好ましい。
[中心粒子径]
粒子状活性炭の中心粒子径は、レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置(日機装社製、マイクロトラック、型式「MT3300」)を用いて測定した。粒子径分布は、粒子径0.021μm~2000μmの範囲を対数スケールで132分割して、各区間の粒子径を有する活性炭粒子の体積を計測した。
成形吸着体(軸部材を除く。)の全体寸法を測定した。次に、カッターナイフを用いて成形吸着体を幅方向に3分割し、軸部材を取り除いた。具体的には、図11および図12の一点鎖線A、Bで示すように、成形吸着体の断面において、厚さ方向に延び、かつ、各軸部材の中心を通る直線(YZ平面(Y方向は断面形状の短径方向、Z方向は成形吸着体の長手方向))で切断した。切断後のパーツは第1軸外部1a、軸間部1b、および、第2軸外部1cとし、それぞれ乾燥後に質量を測定した。また、全体寸法から各パーツの3Dモデルを作成し、各パーツの体積を算出した。最後に、成形吸着体全体および各パーツの密度を算出した。
成形吸着体を用いて浄水カートリッジを作製し、この浄水カートリッジを蛇口に取り付けた。静水圧0.75MPaに設定し、浄水に切り替えた状態で蛇口を全開にした。なお、水温は20±15℃とした。メスシリンダーを用いて、初期通水300mLを採水し、この初期通水の濁度を測定した。濁度は、濁度計(WTW社製、「Turb 430T」)を用いて測定した。
成形吸着体を用いて浄水カートリッジを製作し、この浄水カートリッジを蛇口に取り付けた。JIS S 3201(2017) 「家庭用浄水器試験方法」に基づき動水圧0.1MPa時の浄水流量を測定した。
(1)成形吸着体No.1~5
(スラリー調整)
吸着材として、粒子状活性炭(中心粒子径:30.4μm)を89.8質量%、他の吸着材を5.2質量%、繊維状バインダーとしてアクリル繊維(ビーターにより濾水度を120~220mLに調製したもの)を5.0質量%含有する混合材料を調製した。この混合材料100質量部を、5000質量部の水に分散させてスラリーを調整した。
前記スラリーを用いて湿式成形により成形吸着体の前駆体を成形した。具体的には、2本の軸部材のそれぞれの両端に、ポンプに接続されたチューブを接続した。このチューブを接続した軸部材を、スラリーを満たしたタンクに浸漬した後、ポンプを駆動してスラリーを吸引し、軸部材の表面に混合材料を堆積させた。
圧縮には圧縮型を用いた。圧縮型は、上型と下型で一対である。各型には断面形状が半楕円形の凹部が形成されており、上下型を合わせると楕円柱状の空間が形成される。なお、上下型を合わせた際に形成される楕円柱状の空間は厚さ方向の長さが19.3mm、幅方向の長さが35.3mm、長手方向の長さが85.0mmである。また、上下型は、半楕円形の凹部の幅方向中央部に、長手方向に延びる凸条が形成されている。凸条の断面形状は角丸三角形状であり、高さが2.6mm、底辺の長さが7.2mmである。前記凸条は、頂部が成形吸着体の幅方向中央部(2本の軸部材の軸間の中央部)と一致するように形成されている。
溝が形成された前駆体を、120℃で4時間乾燥させ、軸部材の外表面に吸着材が積層した成形吸着体No.1~5を得た。
前記成形吸着体No.1~5の製造方法において、圧縮を行わなかった点以外は成形吸着体No.1~5と同様にして、成形吸着体No.6~9を作製した。
(1)成形吸着体No.21、22
(スラリー調整)
吸着材として、粒子状活性炭(中心粒子径:30.4μm)を89.8質量%、他の吸着材を5.2質量%、繊維状バインダーとしてアクリル繊維(ビーターにより濾水度を120~220mLに調製したもの)を5.0質量%含有する混合材料を調製した。この混合材料100質量部を、5000質量部の水に分散させてスラリーを調整した。
前記スラリーを用いて湿式成形により成形吸着体の前駆体を成形した。具体的には、2本の軸部材のそれぞれの両端に、ポンプに接続されたチューブを接続した。このチューブを接続した軸部材を、スラリーを満たしたタンクに浸漬した後、ポンプを駆動してスラリーを吸引し、軸部材の表面に混合材料を堆積させた。
圧縮には圧縮型を用いた。圧縮型は、上型と下型で一対である。各型には断面形状が半楕円形の凹部が形成されており、上下型を合わせると楕円柱状の空間が形成される。なお、上下型を合わせた際に形成される楕円柱状の空間は厚さ方向の長さが19.3mm、幅方向の長さが35.3mm、長手方向の長さが85.0mmである。
圧縮後の前駆体を、120℃で4時間乾燥させ、軸部材の外表面に吸着材が積層した成形吸着体No.21、22を得た。
前記成形吸着体No.21、22の製造方法において、圧縮を行わなかった点以外は成形吸着体No.21、22と同様にして、成形吸着体No.23、24を作製した。
(1)成形吸着体No.25~28
(スラリー調整)
吸着材として、粒子状活性炭(中心粒子径:30.4μm)を89.8質量%、他の吸着材を5.2質量%、繊維状バインダーとしてアクリル繊維(ビーターにより濾水度を120~220mLに調製したもの)を5.0質量%含有する混合材料を調製した。この混合材料100質量部を、5000質量部の水に分散させてスラリーを調整した。
前記スラリーを用いて湿式成形により成形吸着体の前駆体を成形した。具体的には、2本の軸部材のそれぞれの両端に、ポンプに接続されたチューブを接続した。このチューブを接続した軸部材を、スラリーを満たしたタンクに浸漬した後、ポンプを駆動してスラリーを吸引し、軸部材の表面に混合材料を堆積させた。
圧縮には圧縮型を用いた。圧縮型は、上型と下型で一対である。各型には断面形状が半楕円形の凹部が形成されており、上下型を合わせると楕円柱状の空間が形成される。なお、上下型を合わせた際に形成される楕円柱状の空間は厚さ方向の長さが19.3mm、幅方向の長さが35.3mm、長手方向の長さが85.0mmである。
成形吸着体No.25では、上下型の凹部に凸条を有さないものを用いた。
成形吸着体No.26~28で用いた上下型は、半楕円形の凹部の幅方向中央部に、長手方向に延びる凸条が形成されている。凸条の断面形状は角丸三角形状である。前記凸条は、頂部が成形吸着体の幅方向中央部(2本の軸部材の軸間の中央部)と一致するように形成されている。そして、前記凸条の断面形状の寸法は、成形吸着体No.26では、高さが2.0mm、底辺の長さが5.6mmとした。成形吸着体No.27では、高さが2.6mm、底辺の長さが7.2mmとした。成形吸着体No.28では、高さが3.2mm、底辺の長さが11.4mmとした。
圧縮後の前駆体を、120℃で4時間乾燥させ、軸部材の外表面に吸着材が積層した成形吸着体No.25~28を得た。なお、成形吸着体No.28は、乾燥後に溝に沿って亀裂が生じた。
Claims (6)
- 浄水器に使用される成形吸着体であって、
湿式成形により作製されたものであり、活性炭と、繊維状バインダーとを含有し、
前記成形吸着体の形状が、楕円柱状または略楕円柱状であり、
成形吸着体内部に、長手方向に貫通する貫通孔を2以上有し、
前記成形吸着体の長手方向に直交する断面において、各貫通孔の中心を結んだ直線方向と、成形吸着体の長径方向とが一致しており、
前記貫通孔の長手方向をz方向とし、前記成形吸着体の断面において、前記2以上の貫通孔が並ぶ方向をx方向、このx方向に直交する方向をy方向としたとき、前記成形吸着体を、それぞれの貫通孔の中心を通るyz平面で切断した時、x方向の最も外側に設けられた貫通孔の外方の部分の平均密度(D out )と貫通孔間の部分の平均密度(D in )との比(D in /D out )が、0.98以上であることを特徴とする成形吸着体。 - 前記成形吸着体の断面において、成形吸着体の長径と短径との比(長径/短径)が、1.25~2である請求項1に記載の成形吸着体。
- 前記成形吸着体は、外表面に、長手方向に延びる溝を有し、
前記溝の断面形状の最深部が、隣り合う貫通孔の間隔の中央に位置している請求項1または2に記載の成形吸着体。 - 前記成形吸着体の断面において、外表面の各地点から貫通孔までの最短距離をろ層厚さとしたとき、
ろ層厚さの最大値(Tmax)とろ層厚さの最小値(Tmin)との比(Tmax/Tmin)が2.0以下である請求項1~3のいずれか一項に記載の成形吸着体。 - 浄水器に使用される成形吸着体であり、活性炭と繊維状バインダーとを含有し、前記成形吸着体の形状が楕円柱状または略楕円柱状であり、成形吸着体内部に長手方向に貫通する貫通孔を2以上有し、前記成形吸着体の長手方向に直交する断面において各貫通孔の中心を結んだ直線方向と成形吸着体の長径方向とが一致しており、前記貫通孔の長手方向をz方向とし、前記成形吸着体の断面において、前記2以上の貫通孔が並ぶ方向をx方向、このx方向に直交する方向をy方向としたとき、前記成形吸着体を、それぞれの貫通孔の中心を通るyz平面で切断した時、x方向の最も外側に設けられた貫通孔の外方の部分の平均密度(D out )と貫通孔間の部分の平均密度(D in )との比(D in /D out )が、0.98以上である成形吸着体の製造方法であって、
活性炭と繊維状バインダーと水とを混合して材料スラリーを調製する第1工程、
前記材料スラリーを用いて、2以上の軸部材を用いた湿式成形により、前駆体を作製し、前記前駆体全体に、圧縮を施す第2工程、および、
前記前駆体を乾燥して成形吸着体を得る第3工程を有することを特徴とする成形吸着体の製造方法。 - 前記第2工程において、前記前駆体表面に、隣り合う軸部材の軸間の中央に、長手方向に延びる溝を形成する請求項5に記載の成形吸着体の製造方法。
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