JP7224474B2 - 空気調和システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のユーザの嗜好温度に応じた空調制御を管理する空気調和システムおよびその制御方法に関する。
近年、空調対象空間としての室内に存在するユーザの体感温度に応じて空調制御を行う空気調和システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の空気調和システムでは、室内を撮影して得られた画像データと室内の温度とから画像データに含まれるユーザの体感温度を算出し、算出したユーザの体感温度を、予め設定されたユーザの嗜好温度に近づけるように空調制御している。
特開2013-142517号公報
しかしながら、室内に複数のユーザが存在する場合、各ユーザの嗜好温度は必ずしも一致せず、それぞれ異なることが多い。そのため、特許文献1の空気調和システムの場合、全ユーザの嗜好温度に合わせた全ユーザの快適度を満たす空調制御を行うことは困難であった。
ところで、店舗、図書館および役所等の不特定多数のユーザが利用する公共施設またはオフィスおよび学校等の特定多数のユーザが利用する施設においては、複数の空調対象空間が存在する。そこで、本発明者は、ユーザ毎の嗜好温度に合わせて各空調対象空間毎に異なる空調制御を行い、それぞれ嗜好温度の近しいユーザ同士が当該嗜好温度またはそれに近い温度の空間を利用することで、全ユーザの快適度を満たす空調制御が可能となる点に着目した。
本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、複数のユーザの嗜好温度に合わせた空調制御を行うことができ、全ユーザの快適度を満たす空調対象空間の提供が可能な空気調和システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和システムは、複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と、各前記空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する管理装置と、を備える空気調和システムであって、前記複数の空調対象空間の温度をそれぞれ測定する温度測定部と、少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示する表示部と、を有し、前記管理装置は、前記空調制御の管理を司る制御部と、複数のユーザが各々所望する設定温度を入力する設定温度入力部と、前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として蓄積する温度情報蓄積部と、前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理部と、前記温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力部と、前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理部によって算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正部と、を備え、前記制御部は、前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を前記表示部に表示させ、前記温度情報処理部は、前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報から、各前記ユーザの所望する設定温度のそれぞれが、前記要求温度情報の前記温度情報蓄積部における全蓄積数に対して占める割合を前記要求温度分布情報として算出し、前記空調温度補正部は、前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報から、各温度の前記空調対象空間の空間数が、前記空調対象空間の全空間数に対して占める割合を前記空間温度分布情報として算出するものである。
また、本発明に係る空気調和システムの制御方法は、複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する空気調和システムの制御方法であって、入力された複数のユーザが各々所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として温度情報蓄積部に蓄積する設定温度入力ステップと、前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理ステップと、前記空調対象空間の温度を測定する温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力ステップと、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理ステップにて算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正ステップと、少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示すると共に、前記設定温度入力ステップにて入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を表示手段に表示させる表示ステップと、を含み、温度情報処理ステップでは、前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報から、各前記ユーザの所望する設定温度のそれぞれが、前記要求温度情報の前記温度情報蓄積部における全蓄積数に対して占める割合を前記要求温度分布情報として算出し、空調温度補正ステップでは、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報から、各温度の前記空調対象空間の空間数が、前記空調対象空間の全空間数に対して占める割合を前記空間温度分布情報として算出するものである。
本発明によれば、複数のユーザの所望する設定温度を蓄積し、その設定温度毎の全蓄積数に対する割合を算出する。この算出された割合と、空調対象空間毎の温度の測定結果と、を比較し、予め設定された以上の差異がある場合、空調対象空間毎にそれぞれ設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する空気調和装置の設定温度を補正する。また、ユーザの所望する設定温度と、空調対象空間毎の温度の測定結果と、を比較して、複数の空調対象空間の中から、ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を表示部に表示させる。これにより、複数のユーザの嗜好温度に合わせた空調制御を行うことができる。従って、全ユーザの快適度を満たす空調対象空間を提供することができる。
実施の形態1に係る空気調和システムの構成を示すブロック図である。 図1の空気調和システムにおける管理装置の構成を示すブロック図である。 図2の管理装置における空調制御の処理手順を示すフローチャートである。 図3の温度情報処理の手順を示すフローチャートである。 図2の管理装置における温度情報処理部にて集計される情報の説明に供する概念図である。 図3の空調温度補正処理の手順を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、本発明に係る空気調和システムおよびその制御方法の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
<空気調和システム100>
図1は、実施の形態1に係る空気調和システム100の構成を示すブロック図である。図1を用いて、実施の形態1に係る空気調和システム100について説明する。図1に示すように、空気調和システム100は、複数の空調対象空間R1、R2~Rnにそれぞれ設けられた空気調和装置11、12~1nと、各空気調和装置11~1nと通信可能に接続され、これら空気調和装置11~1nにおける空調制御を管理する管理装置2と、を備えている。本実施の形態1の場合、各空気調和装置11~1nと管理装置2とは、バス3および当該バスに接続される接続配線31、32~3nを介して通信可能に接続されている。なお、各空気調和装置11~1nと管理装置2とは、無線によって通信可能に接続されていてもよい。また、空気調和装置11~1nは、ユーザの要求に応じて冷房または暖房等の空気調和を行うものであれば、一般的なものを広く適用可能である。
また、空気調和システム100は、複数の空調対象空間R1~Rnの温度である室温をそれぞれ測定する温度測定部としての温度センサ41、42~4nを有している。この温度センサ41~4nは、空調対象空間R1~Rn毎にそれぞれ配置されており、空気調和装置11~1nと配線3A1、3A2~3Anを介して接続されている。なお、温度センサ41~4nは、それぞれ配置される空調対象空間R1~Rnの室温を測定可能なものであれば、その設置の位置は限定されることはない。例えば、各空調対象空間R1~Rnの壁または天井等に直接設置されていてもよいし、各空気調和装置11~1nに設置されていてもよいし、各空気調和装置11~1nに対応する不図示のリモコンに設置されていてもよい。
さらに、空気調和システム100は、少なくとも空調対象空間R1~Rnのそれぞれの所在と、空調対象空間R1~Rn毎の室温と、を含む情報を、当該空調対象空間R1~Rn毎に表示する表示手段としての表示部5を備えている。表示部5は、各空調対象空間R1~Rnの入口にモニタまたはパネル等として設けられてもよいし、管理装置2と通信可能に接続される携帯型端末またはリモコンに設けられてもよい。要は、ユーザU1~Unが、空調対象空間R1~Rnを利用する際に確認できることが望ましい。なお、図1では、空調対象空間R1にユーザU1およびU2が在室し、空調対象空間RnにユーザUnが在室している例を示している。
このように、本実施の形態1の空気調和システム100では、複数の空調対象空間R1~Rnにそれぞれ設置された空気調和装置11~1nによって、当該空調対象空間R1~Rn毎に設定された温度となるように、管理装置2によって空調制御されている。
(管理装置2)
次に、図2を用いて、空気調和システム100の管理装置2について説明する。図2は、図1の空気調和システム100における管理装置2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、管理装置2は、空調制御の管理を司る制御部21と、ユーザU1、U2~Unの所望する設定温度を入力する設定温度入力部22と、を有している。制御部21は、空気調和システム100全体を制御するものである。また、管理装置2は、温度情報蓄積部23と、温度情報処理部24と、測定温度入力部25と、空調温度補正部26とを備えている。なお、表示部5は、管理装置2と別に図示しているが、管理装置2に含めてもよい。
温度情報蓄積部23は、設定温度入力部22を介して入力された複数のユーザU1~Unの所望する設定温度を要求温度情報として蓄積する。なお、温度情報蓄積部23に蓄積する要求温度情報の保有期間は、空調対象空間がオフィスであるのか、または飲食店であるのか等の用途に応じて適宜、変更可能である。
温度情報処理部24は、温度情報蓄積部23に蓄積された要求温度情報から、各ユーザU1~Unの所望する設定温度のそれぞれが、要求温度情報の温度情報蓄積部23における全蓄積数に対して占める割合を要求温度分布情報として算出する。具体的に、温度情報処理部24は、温度情報蓄積部23から蓄積された要求温度情報を取得し、取得した要求温度情報の件数が、要求温度分布情報を算出するために必要な有効数を満たしているか否かを判断する。このとき、取得した要求温度情報の件数が、有効数を満たしていない場合、再度、温度情報蓄積部23から要求温度情報を取得する。また、取得した要求温度情報の件数が、有効数を満たしている場合、取得した要求温度情報を温度毎に集計して、各ユーザU1~Unの所望する設定温度の統計をとる。そして、温度情報処理部24は、統計結果が温度情報蓄積部23における要求温度情報の全蓄積数に対して占める割合を要求温度分布情報として算出する。
測定温度入力部25は、温度センサ41~4nによって測定された空調対象空間R1~Rn毎の温度の測定結果を温度情報として取得する。
空調温度補正部26は、測定温度入力部25によって取得された空調対象空間R1~Rn毎の温度情報から、各温度の空調対象空間R1~Rnの空間数が、空調対象空間R1~Rnの全空間数に対して占める割合を空間温度分布情報として算出する。そして、空調温度補正部26は、算出した空間温度分布情報と、温度情報処理部24によって算出された要求温度分布情報と、を比較する。このとき、要求温度分布情報と空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、空調温度補正部26は、空調対象空間R1~Rn毎にそれぞれ設定温度に対する補正値を算出する。そして、空調温度補正部26は、算出した補正値によって該当する空調対象空間R1~Rnに設置された空気調和装置11~1nの設定温度を補正する。
具体的に、空調温度補正部26は、各ユーザU1~Unの所望する設定温度の分布と、実際に提供されている温度毎の空調対象空間R1~Rnにおける空間数の分布と、の差分を算出する。ここで、当該算出した差分の値が正の場合、複数の空調対象空間R1~Rnのうち、ユーザU1~Unの所望する設定温度に対応した空調対象空間R1~Rnが不足していると判断する。また、算出した差分の値が負の場合、複数の空調対象空間R1~Rnのうち、ユーザU1~Unの所望する設定温度に対応した空調対象空間R1~Rnが過剰に提供されていると判断する。
より具体的に、空調温度補正部26は、各ユーザU1~Unが所望する設定温度の分布に対して最も過剰に提供されている温度の空調対象空間R1~Rnの空間数が全空間数に対して占める割合である過剰割合と、複数の空調対象空間R1~Rnにそれぞれ配置された各空気調和装置11~1nのうちの一台の設定温度を補正したときに生じる各空気調和装置11~1nの全台数に対する前記一台あたりの影響の度合いの割合である影響割合と、を比較する。この比較の結果、過剰割合が影響割合より小さい場合、各空気調和装置11~1nに対する温度設定の補正を保留する。また、過剰割合が影響割合より大きい場合、最も過剰に存在する温度の空調対象空間R1~Rnのうちの一つに設置される空気調和装置一台を補正対象として選定する。そして、当該選定した空気調和装置11~1nの設定温度と、各ユーザU1~Unの所望する設定温度のうちの最も不足している設定温度と、の差分を補正値として算出し、当該補正値によって選定した空気調和装置11~1nの設定温度を補正する。
このようにして、空調温度補正部26は、各ユーザU1~Unの所望する設定温度の分布に対して実際に提供されている各空調対象空間R1~Rnの温度毎の空間数の過不足を求め、各ユーザU1~Unの所望する設定温度の分布に対応するように空調対象空間R1~Rn毎に空気調和装置11~1nの設定温度を補正する。
ここで、上述の構成の管理装置2における制御部21による制御について、例えば、ユーザU1~UnのうちのユーザU1が、所望する設定温度を入力した場合を例にして説明する。制御部21は、設定温度入力部22を介して入力されたユーザU1の所望する設定温度と、測定温度入力部25によって取得された空調対象空間R1~Rn毎の温度情報と、を比較する。そして、複数の空調対象空間R1~Rnの中から、ユーザU1の所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間R2に関する情報を表示部5に表示させる。よって、ユーザU1は、表示部5の表示にしたがって、空調対象空間R2を利用することで、自分の嗜好温度に合わせた空調対象空間R2で快適度が満たされる。
このように、本実施の形態1の空気調和システム100では、管理装置2による空調制御の管理により、複数のユーザU1~Unの嗜好温度に合わせた空調制御を行うことができる。従って、全ユーザU1~Unの快適度を満たす空調対象空間R1~Rnを提供することができる。
<空気調和システム100の制御方法>
次に、図3を用いて、空気調和システム100の制御方法について説明する。図3は、図2の管理装置2における空調制御の処理手順を示すフローチャートである。
図2および図3に示すように、設定温度入力部22を介してユーザU1~Unの所望する設定温度が入力されると、当該入力された複数のユーザU1~Unが各々所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として温度情報蓄積部23に蓄積する(設定温度入力ステップS1)。
次に、温度情報蓄積部23に蓄積された要求温度情報から、ユーザU1~Unの所望する設定温度のそれぞれが、要求温度情報の温度情報蓄積部23における全蓄積数に対して占める割合を要求温度分布情報として算出する(温度情報処理ステップS2)。
次いで、空調対象空間R1~Rnの温度を測定する温度センサ41、42~4nによって測定された空調対象空間R1~Rn毎の温度の測定結果を温度情報として取得する(測定温度入力ステップS3)。
続いて、測定温度入力ステップS3にて取得された空調対象空間R1~Rn毎の温度情報から、各温度の空調対象空間R1~Rnの空間数が、空調対象空間R1~Rnの全空間数に対して占める割合を空間温度分布情報として算出する。そして、算出した当該空間温度分布情報と、温度情報処理ステップS2にて算出された要求温度分布情報と、を比較する。ここで、要求温度分布情報と空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、空調対象空間R1~Rn毎にそれぞれ設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する空気調和装置11~1nの設定温度を補正する(空調温度補正ステップS4)。
表示ステップS5では、少なくとも空調対象空間R1~Rnのそれぞれの所在と、測定温度入力ステップS3にて取得された空調対象空間R1~Rn毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間R1~Rn毎に表示部5に表示させる。これと共に、表示ステップS5では、設定温度入力ステップS1にて入力されたユーザU1~Unの所望する設定温度と、測定温度入力ステップS3にて取得された空調対象空間R1~Rn毎の温度情報と、を比較する。そして、このように比較した結果に基づいて、複数の空調対象空間R1~Rnの中から、ユーザU1~Unの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間R1~Rnに関する情報を表示部5に表示させる。
ここで、図3の空調制御の処理手順における温度情報処理ステップS2の詳細な処理について、図4および図5を用いて説明する。図4は、図3の温度情報処理(S2)の手順を示すフローチャートである。図5は、図2の管理装置2における温度情報処理部24にて集計される情報の説明に供する概念図である。図3の温度情報処理ステップS2においては、温度情報処理手順として、図4に示すように、まず、温度情報蓄積部23から蓄積された要求温度情報を取得する(ステップS21)。
続いて、取得した要求温度情報の件数が、要求温度分布情報を算出するために必要な有効数を満たしているか否かを判断する(ステップS22)。このとき、取得した要求温度情報の件数が、前述の有効数を満たしていない場合(ステップS22:N)、再度、温度情報蓄積部23から要求温度情報を取得する。また、取得した要求温度情報の件数が、前述の有効数を満たしている場合(ステップS22:Y)、取得した要求温度情報を温度毎に集計する。そして、図5に示すように、各ユーザU1~Unの所望する設定温度の統計をとり、当該統計結果が温度情報蓄積部23における要求温度情報の全蓄積数に対して占める割合を要求温度分布情報として算出する(ステップS23)。
このようにして、空調制御の処理手順における温度情報処理ステップS2では、温度情報蓄積部23に蓄積された要求温度情報から、各ユーザU1~Unの所望する設定温度のそれぞれが、要求温度情報の温度情報蓄積部23における全蓄積数に対して占める割合を要求温度分布情報として算出する。
次に、図3の空調制御の処理手順における空調温度補正ステップS4の処理について、図6を用いて説明する。図6は、図3の空調温度補正処理(S4)の手順を示すフローチャートである。図3の空調温度補正ステップS4においては、空調温度補正処理手順として、図6に示すように、まず、温度情報処理ステップS2(図3参照)にて算出された要求温度分布情報を取得する(ステップS41)。
次に、測定温度入力ステップS3(図3参照)にて取得された空調対象空間R1~Rn毎の温度情報を用いて、各温度の空調対象空間R1~Rnの空間数が、空調対象空間R1~Rnの全空間数に対して占める割合を空間温度分布情報として算出する(ステップS42)。
次いで、ステップS41で取得した要求温度分布情報と、ステップS42で算出した空間温度分布情報と、の差分を算出する(ステップS43)。すなわち、ステップS43では、各ユーザU1~Unの所望する設定温度の分布と、実際に提供されている温度毎の空調対象空間R1~Rnにおける空間数の分布と、の差分を算出する。
続いて、ステップS43で算出した差分に基づいて、ユーザU1~Unの所望する設定温度毎の割合に対する空調対象空間数の過不足を求める(ステップS44)。すなわち、ステップS43で算出した差分の値が正の場合、複数の空調対象空間R1~Rnのうち、ユーザU1~Unの所望する設定温度に対応した空調対象空間R1~Rnが不足していると判断する。また、算出した差分の値が負の場合、複数の空調対象空間R1~Rnのうち、ユーザU1~Unの所望する設定温度に対応した空調対象空間R1~Rnが過剰に提供されていると判断する。
具体的に、ステップS44では、ユーザU1~Unが所望する設定温度に対して最も過剰に提供されている温度の空調対象空間R1~Rnの空間数が全空間数に対して占める割合である過剰割合と、複数の空調対象空間R1~Rnにそれぞれ配置された各空気調和装置11~1nのうちの一台の設定温度を補正したときに生じる各空気調和装置11~1nの全台数に対する一台あたりの影響の度合いの割合である影響割合と、を比較する。ここで、過剰割合が影響割合より小さい場合(ステップS44:N)、各空気調和装置11~1nに対する温度設定の補正を保留し、この空調制御の処理手順における空調温度補正ステップS4の処理を終了する。また、過剰割合が影響割合より大きい場合(ステップS44:Y)、最も過剰に存在する温度の空調対象空間R1~Rnのうちの一つに設置される空気調和装置一台を補正対象として選定する(ステップS45)。
次に、ステップS45で選定した空気調和装置11~1nの設定温度と、ユーザU1~Unの所望する設定温度のうちの最も不足している設定温度と、の差分を補正値として算出する(ステップS46)。
そして、ステップS46で算出した補正値によって、ステップS45で選定した空気調和装置11~1nの設定温度を補正する(ステップS47)。すなわち、ユーザU1~Unの所望する設定温度毎の割合に対応するように空調対象空間R1~Rn毎に空気調和装置11~1nの設定温度を補正する。
<実施の形態1の効果>
本実施の形態1によれば、複数のユーザU1~Unの所望する設定温度を蓄積し、その設定温度毎の全蓄積数に対する割合を算出する。この算出された割合と、空調対象空間R1~Rn毎の温度の測定結果から算出する、各温度の空調対象空間R1~Rnの空間数が、空調対象空間R1~Rnの全空間数に対して占める割合と、を比較する。このとき、この比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、空調対象空間R1~Rn毎にそれぞれ設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する空気調和装置11~1nの設定温度を補正する。また、ユーザU1~Unの所望する設定温度と、空調対象空間R1~Rn毎の温度の測定結果と、を比較して、複数の空調対象空間R1~Rnの中から、ユーザU1~Unの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を表示部5に表示させる。このように、本実施の形態1の空気調和システム100およびその制御方法では、管理装置2による上述のような空調制御の管理により、複数のユーザU1~Unの嗜好温度に合わせた空調制御を行うことができる。従って、全ユーザU1~Unの快適度を満たす空調対象空間R1~Rnを提供することができる。
11 空気調和装置、12 空気調和装置、1n 空気調和装置、2 管理装置、3 バス、31 接続配線、32 接続配線、3n 接続配線、3A1 配線、3A2 配線、3An 配線、41 温度センサ、42 温度センサ、4n 温度センサ、5 表示部、21 制御部、22 設定温度入力部、23 温度情報蓄積部、24 温度情報処理部、25 測定温度入力部、26 空調温度補正部、100 空気調和システム、R1 空調対象空間、R2 空調対象空間、Rn 空調対象空間、U1 ユーザ、U2 ユーザ、Un ユーザ。

Claims (9)

  1. 複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と、各前記空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する管理装置と、を備える空気調和システムであって、
    前記複数の空調対象空間の温度をそれぞれ測定する温度測定部と、
    少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示する表示部と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記空調制御の管理を司る制御部と、
    複数のユーザが各々所望する設定温度を入力する設定温度入力部と、
    前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として蓄積する温度情報蓄積部と、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理部と、
    前記温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力部と、
    前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理部によって算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を前記表示部に表示させ
    前記温度情報処理部は、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報から、各前記ユーザの所望する設定温度のそれぞれが、前記要求温度情報の前記温度情報蓄積部における全蓄積数に対して占める割合を前記要求温度分布情報として算出し、
    前記空調温度補正部は、
    前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報から、各温度の前記空調対象空間の空間数が、前記空調対象空間の全空間数に対して占める割合を前記空間温度分布情報として算出する空気調和システム。
  2. 複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と、各前記空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する管理装置と、を備える空気調和システムであって、
    前記複数の空調対象空間の温度をそれぞれ測定する温度測定部と、
    少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示する表示部と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記空調制御の管理を司る制御部と、
    複数のユーザが各々所望する設定温度を入力する設定温度入力部と、
    前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として蓄積する温度情報蓄積部と、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理部と、
    前記温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力部と、
    前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理部によって算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を前記表示部に表示させ、
    前記温度情報処理部は、
    前記温度情報蓄積部から蓄積された前記要求温度情報を取得し、
    前記取得した要求温度情報の件数が、前記要求温度分布情報を算出するために必要な有効数を満たしているか否かを判断し、
    前記有効数を満たしていない場合、再度、前記温度情報蓄積部から前記要求温度情報を取得し、
    前記有効数を満たしている場合、前記取得した要求温度情報を温度毎に集計して、各前記ユーザの所望する設定温度の統計をとり、当該統計結果が前記温度情報蓄積部における前記要求温度情報の全蓄積数に対して占める割合を前記要求温度分布情報として算出する、気調和システム。
  3. 複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と、各前記空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する管理装置と、を備える空気調和システムであって、
    前記複数の空調対象空間の温度をそれぞれ測定する温度測定部と、
    少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示する表示部と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記空調制御の管理を司る制御部と、
    複数のユーザが各々所望する設定温度を入力する設定温度入力部と、
    前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として蓄積する温度情報蓄積部と、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理部と、
    前記温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力部と、
    前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理部によって算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記設定温度入力部を介して入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を前記表示部に表示させ、
    前記空調温度補正部は、
    前記温度情報処理部によって算出された前記要求温度分布情報と、
    前記測定温度入力部によって取得された前記空調対象空間毎の温度情報を用いて算出する前記空間温度分布情報と、を比較し、
    各前記ユーザの所望する設定温度の分布と、
    実際に提供されている温度毎の前記空調対象空間における空間数の分布と、の差分を算出し、
    当該算出した差分の値が正の場合、前記複数の空調対象空間のうち、前記ユーザの所望する設定温度に対応した空調対象空間が不足していると判断し、
    前記算出した差分の値が負の場合、前記複数の空調対象空間のうち、前記ユーザの所望する設定温度に対応した空調対象空間が過剰に提供されていると判断し、
    各前記ユーザの所望する設定温度の分布に対応するように前記空調対象空間毎に前記空気調和装置の設定温度を補正する、気調和システム。
  4. 前記空調温度補正部は、
    各前記ユーザが所望する設定温度の分布に対して最も過剰に提供されている温度の前記空調対象空間の空間数が全空間数に対して占める割合である過剰割合と、
    前記複数の空調対象空間にそれぞれ配置された各前記空気調和装置のうちの一台の設定温度を補正したときに生じる各前記空気調和装置の全台数に対する前記一台あたりの影響の度合いの割合である影響割合と、を比較し、
    前記過剰割合が前記影響割合より小さい場合、各前記空気調和装置に対する温度設定の補正を保留し、
    前記過剰割合が前記影響割合より大きい場合、最も過剰に存在する温度の空調対象空間のうちの一つに設置される前記空気調和装置一台を補正対象として選定し、当該選定した空気調和装置の設定温度と、各前記ユーザの所望する設定温度のうちの最も不足している設定温度と、の差分を補正値として算出し、当該補正値によって前記選定した空気調和装置の設定温度を補正する、請求項に記載の空気調和システム。
  5. 前記表示部は、
    前記管理装置と通信可能に接続される携帯型端末またはリモコンに設けられる、請求項1~4の何れか1項に記載の空気調和システム。
  6. 複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する空気調和システムの制御方法であって、
    入力された複数のユーザが各々所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として温度情報蓄積部に蓄積する設定温度入力ステップと、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理ステップと、
    前記空調対象空間の温度を測定する温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力ステップと、
    前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理ステップにて算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正ステップと、
    少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示すると共に、前記設定温度入力ステップにて入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を表示手段に表示させる表示ステップと、を含
    温度情報処理ステップでは、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報から、各前記ユーザの所望する設定温度のそれぞれが、前記要求温度情報の前記温度情報蓄積部における全蓄積数に対して占める割合を前記要求温度分布情報として算出し、
    空調温度補正ステップでは、
    前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報から、各温度の前記空調対象空間の空間数が、前記空調対象空間の全空間数に対して占める割合を前記空間温度分布情報として算出する、空気調和システムの制御方法。
  7. 複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する空気調和システムの制御方法であって、
    入力された複数のユーザが各々所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として温度情報蓄積部に蓄積する設定温度入力ステップと、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理ステップと、
    前記空調対象空間の温度を測定する温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力ステップと、
    前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理ステップにて算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正ステップと、
    少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示すると共に、前記設定温度入力ステップにて入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を表示手段に表示させる表示ステップと、を含み、
    前記温度情報処理ステップでは、
    前記温度情報蓄積部から蓄積された前記要求温度情報を取得し、
    前記取得した要求温度情報の件数が、前記要求温度分布情報を算出するために必要な有効数を満たしているか否かを判断し、
    前記有効数を満たしていない場合、再度、前記温度情報蓄積部から前記要求温度情報を取得し、
    前記有効数を満たしている場合、前記取得した要求温度情報を温度毎に集計して、各前記ユーザの所望する設定温度の統計をとり、当該統計結果が前記温度情報蓄積部における前記要求温度情報の全蓄積数に対して占める割合を前記要求温度分布情報として算出する、気調和システムの制御方法。
  8. 複数の空調対象空間にそれぞれ設けられた空気調和装置と通信可能に接続され、これら空気調和装置における空調制御を管理する空気調和システムの制御方法であって、
    入力された複数のユーザが各々所望する設定温度をそれぞれ要求温度情報として温度情報蓄積部に蓄積する設定温度入力ステップと、
    前記温度情報蓄積部に蓄積された前記要求温度情報に基づき、要求温度分布情報を算出する温度情報処理ステップと、
    前記空調対象空間の温度を測定する温度測定部によって測定された前記空調対象空間毎の温度の測定結果を温度情報として取得する測定温度入力ステップと、
    前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報に基づいて空間温度分布情報を算出し、当該空間温度分布情報と、前記温度情報処理ステップにて算出された前記要求温度分布情報と、を比較して、前記要求温度分布情報と前記空間温度分布情報との比較結果に予め設定された以上の差異がある場合、前記空調対象空間毎にそれぞれ前記設定温度に対する補正値を算出し、当該補正値によって該当する前記空調対象空間に設置された前記空気調和装置の設定温度を補正する空調温度補正ステップと、
    少なくとも前記空調対象空間のそれぞれの所在と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度と、を含む情報を、当該空調対象空間毎に表示すると共に、前記設定温度入力ステップにて入力された各前記ユーザの所望する設定温度と、前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報と、を比較して、前記複数の空調対象空間の中から、前記ユーザの所望する設定温度に最も近い温度の空調対象空間に関する情報を表示手段に表示させる表示ステップと、を含み、
    前記空調温度補正ステップでは、
    前記温度情報処理ステップにて算出された前記要求温度分布情報と、
    前記測定温度入力ステップにて取得された前記空調対象空間毎の温度情報を用いて算出する前記空間温度分布情報と、を比較し、
    各前記ユーザの所望する設定温度の分布と、
    実際に提供されている温度毎の前記空調対象空間における空間数の分布と、の差分を算出し、
    当該算出した差分の値が正の場合、前記複数の空調対象空間のうち、前記ユーザの所望する設定温度に対応した空調対象空間が不足していると判断し、
    前記算出した差分の値が負の場合、前記複数の空調対象空間のうち、前記ユーザの所望する設定温度に対応した空調対象空間が過剰に提供されていると判断し、
    各前記ユーザの所望する設定温度の分布に対応するように前記空調対象空間毎に前記空気調和装置の設定温度を補正する、気調和システムの制御方法。
  9. 前記空調温度補正ステップでは、
    各前記ユーザが所望する設定温度の分布に対して最も過剰に提供されている温度の前記空調対象空間の空間数が全空間数に対して占める割合である過剰割合と、
    前記複数の空調対象空間にそれぞれ配置された各前記空気調和装置のうちの一台の設定温度を補正したときに生じる各前記空気調和装置の全台数に対する前記一台あたりの影響の度合いの割合である影響割合と、を比較し、
    前記過剰割合が前記影響割合より小さい場合、各前記空気調和装置に対する温度設定の補正を保留し、
    前記過剰割合が前記影響割合より大きい場合、最も過剰に存在する温度の空調対象空間のうちの一つに設置される前記空気調和装置一台を補正対象として選定し、当該選定した空気調和装置の設定温度と、各前記ユーザの所望する設定温度のうちの最も不足している設定温度と、の差分を補正値として算出し、当該補正値によって前記選定した空気調和装置の設定温度を補正する、請求項に記載の空気調和システムの制御方法。
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