JP7222826B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等の熱風によって食材を加熱調理する加熱調理器に関し、特に、調理庫内を洗浄する調理庫の洗浄機能付きの加熱調理器に関する。
下記の特許文献1には、熱風により食材を加熱調理する加熱調理器が開示されており、この加熱調理器は、ハウジング内に設けた調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置とを備えている。この加熱調理器で調理プログラムを実行したときには、ヒータと対流ファンとの作動により、調理庫内の空気は熱風となって対流するとともに、蒸気発生装置から調理庫内に蒸気が供給されることで、調理庫内の空気は蒸気を含んだ熱風となって対流し、調理庫内に収容した食材は蒸気を含んだ熱風によって加熱調理される。
調理庫内で食材を加熱調理すると、食材に含まれる油分が対流する熱風とともに調理庫内を飛散し、油分が調理庫の周壁に付着することになる。この種の加熱調理器では調理庫内を常に清浄に管理する必要があり、調理庫を例えば使用した日毎に洗浄することが衛生的に好ましい。この加熱調理器は、調理庫の天井壁に洗浄ノズルを備え、洗浄ノズルは、調理庫の天井壁に固定される取付ヘッドと、取付ヘッドに回転可能に遊嵌されるスリーブと、スリーブから径方向に延びる噴射管とを備えている。この加熱調理器で調理庫内を洗浄するときに洗浄ノズルに洗浄水を供給すると、洗浄水は噴射管の先端の噴射口から噴射されるため、噴射管は噴射口から噴射される洗浄水によってスリーブとともに回転し、洗浄水は回転する噴射管から噴射されることで調理庫内の周壁の全体に噴射される。
特開2015-155777号公報
この種の加熱調理器では、調理庫内に飛散した油分が加熱調理の際の高温の熱風によって調理庫の周壁に焼き付くために、洗剤を含んだ洗浄水を調理庫内で繰り返し循環させるのが好ましい。洗剤を含んだ洗浄水を調理庫内で繰り返し循環させて洗浄するときには、調理庫内に設けた洗浄ノズルと調理庫の排水口に接続された排水タンクとを洗浄水供給管により接続して、洗浄水を排水タンクと調理庫とを循環させるようにする。また、調理庫内にタブレット形洗剤と呼ばれる直径よりも高さの低い円柱状固形洗剤を入れ、排水タンクと調理庫を循環する洗浄水にタブレット形洗剤を溶かすようにし、洗剤を含んだ洗浄水を排水タンクと調理庫とを繰り返し循環させると、調理庫内は洗剤を含んだ洗浄水によって洗浄されるようになる。調理庫に入れた円柱状固形洗剤を循環する洗浄水で溶かすときに、円柱状固形洗剤を調理庫内に入れた場所によっては、円柱状固形洗剤が排水口を塞ぐようになったり、円柱状固形洗剤が調理庫内で洗浄水の飛散しにくい位置で洗浄水に溶けないようなるおそれがあった。本発明は、調理庫を洗浄するときにタブレット形洗剤である柱状固形洗剤が排水口を塞がないようにするとともに、柱状固形洗剤を洗浄水に溶ける適切な位置に置けるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、食材を加熱調理する調理庫と、調理庫の底部に設けた排水口と、調理庫の天井部に設けられて洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、排水口と洗浄ノズルとを接続する洗浄水通路と、洗浄水通路に介装されて洗浄水を洗浄ノズルに送出するポンプとを備え、調理庫内に直径よりも高さの低い柱状固形洗剤を入れた状態でポンプを作動させ、調理庫内で洗浄ノズルから噴出させた洗浄水を排水口から洗浄水通路を通して再び洗浄ノズルから噴出させることで洗浄水を循環させ、柱状固形洗剤を循環する洗浄水に溶かすようにして洗剤を含んだ洗浄水により調理庫内を洗浄する調理庫の洗浄機能付きの加熱調理器であって、排水口には網材を下方に凹むように形成して洗浄水通路に異物の混入を防いだ状態で通水させるフィルタ部を有した排水目皿を着脱可能に設け、排水目皿の上部には上面及び底面が鉛直方向を向くように柱状固形洗剤が置かれるのを阻止するともに、上面及び底面が水平方向を向くように起立させた柱状固形洗剤を水平方向の両側で起立状態で置くことができるように仕切るセパレータを設けたことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。
上記のように構成した加熱調理器においては、排水口には網材を下方に凹むように形成して洗浄水通路に異物の混入を防いだ状態で通水させるフィルタ部を有した排水目皿を着脱可能に設け、排水目皿の上部には上面及び底面が鉛直方向を向くように柱状固形洗剤が置かれるのを阻止するともに、上面及び底面が水平方向を向くように起立させた柱状固形洗剤を水平方向の両側で起立状態で置くことができるように仕切るセパレータを設けた。これにより、排水目皿のフィルタ部に柱状固形洗剤が上面及び底面を鉛直方向を向くように嵌め込まれないようになり、排水口が柱状固形洗剤によって塞がれないようになるとともに、排水目皿の上側にてセパレータの隣に上面及び底面が水平方向を向くように柱状固形洗剤を起立させた状態で置けば、排水口に流れる洗浄水が起立させた柱状固形洗剤を通過するので、柱状固形洗剤が循環する洗浄水に確実に溶けるになった。
上記のように構成した加熱調理器においては、セパレータは排水目皿の上縁部の径方向の両側を接続する線材を用いるのが好ましい。このようにしたときには、セパレータの加工が容易となるとともに、セパレータに要するコストを低く抑えることができた。また、上記のように構成した加熱調理器においては、排水目皿のフィルタ部の上部には起立状態とした柱状固形洗剤の下端部を支持する内側に凹む段部を設けるのが好ましい。このようにしたときには、柱状固形洗剤を段部で支持させることで、柱状固形洗剤を排水目皿の上側に置きやすくすることができるだけでなく、フィルタ部の段部より下側を確実に通水させることができるようになった。
本発明の加熱調理器の一実施形態の正面図である。 図1の扉を開いた状態とした正面図である。 前後方向の中央部における縦方向断面図である。 A-A断面図である。 仕切板と支持フレームとを取り外したときのA-A断面図である。 ハウジングの左パネルを取り外して機械室が見えるようにした左側面図である。 排水タンクと洗浄ノズルとの間の洗浄水通路の概略図である。 排水目皿の縦方向断面図(a)、円柱状固形洗剤を置く前の斜視図(b)、円柱状固形洗剤を置いた状態の斜視図(c)である。 制御装置のブロック図である。 第1洗浄プログラムの制御を示すフローチャートである。 他の実施形態の排水目皿の側面図である。
以下に、本発明の加熱調理器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の加熱調理器は、スチームコンベクションオーブンと呼ばれるもので、蒸気を含んだ熱風を対流させて食材を加熱調理するものである。また、この加熱調理器は調理庫内を洗浄する調理庫の洗浄機能付きの加熱調理器であり、タブレット形洗剤と呼ばれる直径よりも高さの低い円柱状固形洗剤(柱状固形洗剤)を用いて洗浄するものである。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部に機械室12と、ハウジング11内の機械室12を除いた部分に食材を加熱調理するための調理庫20とを備えている。図2に示したように、調理庫20の前面部には食材を出し入れする開口部20aが設けられており、開口部20aにはこれを開閉する扉13が設けられている。
図2及び図3に示したように、調理庫20は食材を収容して加熱調理するためのものであり、調理庫20の左側部を除く部分を食材を収容する食材収容室21とし、調理庫20の左側部を食材収容室21に送り出す熱風を生成する熱風生成室22としている。図3及び図4に示したように、調理庫20の左右方向の中央部より左側には食材収容室21と熱風生成室22を仕切る仕切板23が設けられている。仕切板23には多数の開口よりなる吸込口23aが設けられており、食材収容室21内の空気は吸込口23aを通って熱風生成室22に送られる。また、仕切板23は調理庫20の天井壁、底壁、前壁及び後壁との間に通風路23bが形成されるように調理庫20に取り付けられており、熱風生成室22の空気は通風路23bを通って食材収容室21に送られる。
図2~図4に示したように、調理庫20の食材収容室21にはホテルパンと呼ばれるトレイを上下に多段状に支持する左右一対の支持フレーム24が設けられている。各支持フレーム24は前後一対の支柱24aと、前後の支柱24aに固定されてトレイの左右の縁部を支持するレール24bとを備えている。
図3及び図5に示したように、調理庫20の左側部にはヒータ25と対流ファン26が設けられている。ヒータ25は調理庫20を加熱するものであり、対流ファン26は調理庫20内の空気を対流させるものである。ヒータ25は調理庫20の左側壁に環状に巻回されている。また、環状に巻回されたヒータ25の内側には対流ファン26が配置されている。ヒータ25と対流ファン26を作動させると、食材収容室21の空気は吸込口23aを通って熱風生成室22に送られ、対流ファン26から遠心方向外向きに吹き出された空気は熱風生成室22内にてヒータ25によって加熱されて熱風となり、加熱された熱風は仕切板23と調理庫20の各壁との間の通風路23bを通って食材収容室21に送られる。図5に示したように、調理庫20の左側壁には温度センサ27が設けられており、温度センサ27は調理庫20内の温度を検出するものである。
図6に示したように、ハウジング11の機械室12には調理庫20内に蒸気を供給する蒸気発生装置30が設けられている。蒸気発生装置30は、誘導加熱によって水を加熱して蒸気を発生させるものであり、調理庫20から排水を流すための排水タンク14の上側に立設している。蒸気発生装置30は、所定の水位の水を貯えた筒形の蒸気発生容器31と、蒸気発生容器31内の水を加熱する加熱体(図示省略)と、蒸気発生容器31の外周に巻回されて加熱体を発熱させる誘導加熱コイル32と、蒸気発生容器31内で発生した蒸気を調理庫20に送出する蒸気送出筒33とを備えている。蒸気送出筒33は図5に示した調理庫20の蒸気導入口20bに接続されており、蒸気発生容器31内で発生した蒸気は蒸気送出筒33を通って蒸気導入口20bから調理庫20内に送られる。
図3、図4及び図7に示したように、調理庫20の天井壁には洗浄ノズル40が設けられており、調理庫20の底壁には円形の排水口20cが形成されており、洗浄ノズル40と排水口20cとは洗浄水通路によって接続されている。排水口20cは第1排水管15によって排水タンク14に接続されている。排水タンク14には第2排水管16が接続されており、第2排水管16には排水弁17が介装されている。排水タンク14内の水は排水弁17を開放することで第2排水管16を通ってハウジング11の外側に排出される。また、第2排水管16には排水弁17よりも上流側に洗浄水供給管41の導入端部が接続されており、洗浄水供給管41の導出端部は調理庫20の天井壁に設けた洗浄ノズル40に接続されている。洗浄水供給管41にはポンプ42が介装されており、排水タンク14内に貯めた洗浄水はポンプ42によって洗浄ノズル40に送られる。排水タンク14には水道等の給水源から洗浄用の水(洗浄水)を供給する給水管43が接続されており、給水管43には給水弁44が介装されている。調理庫20内を洗浄するときには、排水タンク14内に洗浄水を貯えるように排水弁17を閉止した状態で給水弁44を開放すると、給水源の水は給水管43を通って排水タンク14内に貯えられる。なお、上述した洗浄水通路は、この実施形態では、第1排水管15、排水タンク14、第2排水管16の一部及び洗浄水供給管41により構成されている。
図3に示したように、調理庫20の排水口20cには排水目皿45が着脱可能に設けられており、排水目皿45は洗浄水を通水させるようにしつつ異物が洗浄水通路に流入するのを防ぐ機能と、円柱状固形洗剤Dを上面及び底面が水平方向を向くように起立させた状態で置くようにする機能を有している。図8に示したように、排水目皿45は環状の枠体45aと、枠体45aの内側にて網材を下方に凹むように形成されて洗浄水通路に異物の通過を許容せずに通水させるフィルタ部45b(図では網目模様を一部だけとして残る部分を省略している)と、排水目皿45の上縁部となる枠体45aの径方向の両側を接続するセパレータ45cとを備えている。
図8に示したように、排水目皿45の枠体45aは排水口20cよりも大きな金属製環状部材よりなり、枠体45aの内側には網材よりなるフィルタ部45bが設けられている。フィルタ部45bは枠体45aから第1排水管15内で下方に凹むように形成され、枠体45aから下側に進むに従って徐々に径が細くなる円錐台部45b1と、円錐台部45b1の下端から下側に略半球状に形成された半球状底部45b2とを備えている。フィルタ部45bの円錐台部45b1及び半球状底部45b2は第1排水管15の内周面との間に隙間が形成されており、排水目皿45に流れる水(洗浄水)及び空気はフィルタ部45bと第1排水管15の内周面との隙間を通って第1排水管15内に流入する。
排水目皿45の上縁部を構成する枠体45aにはセパレータ45cが設けられており、セパレータ45cは枠体45aの径方向の両側を接続するようにしたものである。セパレータ45cは、フィルタ部45bに円柱状固形洗剤が上面及び底面を鉛直方向を向くように嵌め込まれるのを阻止するとともに、上面及び底面が水平方向を向くように起立させた円柱状固形洗剤Dを水平方向の両側で起立状態で置くことができるように排水目皿45の上側を仕切るものである。セパレータ45cは枠体45aの径方向の両側を接続する金属製の線材が用いられており、枠体45aより上側に膨らむ形状として略円弧形をしている。また、セパレータ45cは排水目皿45を排水口20cに対して着脱するための持ち手部の機能を有している。
図9に示したように、加熱調理器10は制御装置50を備えており、制御装置50は、排水弁17、ヒータ25、対流ファン26、温度センサ27、蒸気発生装置30、ポンプ42及び給水弁44に接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。
制御装置50は、ROMに調理庫20内の食材を加熱調理する調理プログラムを備えている。調理プログラムは、ヒータ25と対流ファン26を作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラムと、ヒータ25と対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ高温の熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラムとの3種類の調理プログラムを備えている。なお、ROMには調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間が予め設定された調理プログラムが記憶されているとともに、調理プログラムの調理庫20の設定温度、蒸気量及び調理時間をユーザが設定可能としている。
調理プログラムのコンビモード調理プログラムを実行したときには、ヒータ25と対流ファン26との作動により、調理庫20内の空気は熱風になって対流するとともに、蒸気発生装置30から調理庫20内に蒸気が供給されることで、調理庫内20を対流する熱風は蒸気を含むようになり、調理庫20内に収容した食材は蒸気を含んで対流する熱風によって加熱調理される。
制御装置50は、ROMに調理庫20内を洗浄する洗浄プログラムを備えている。洗浄プログラムは調理庫20内を蒸気によって予め洗浄する蒸気予洗浄処理と、調理庫20内を高温の洗浄水によって洗浄する1回以上の洗浄処理とを実行する第1洗浄プログラムと、蒸気予洗浄処理を実行せずに調理庫20内を高温の洗浄水によって洗浄する1回以上の洗浄処理を実行する第2洗浄プログラムを備え、第1及び第2洗浄プログラムを選択可能としている。第1及び第2洗浄プログラムでは一例として4回の洗浄処理を実行するように制御されている。1回目の洗浄処理は排水目皿45に置いた円柱状固形洗剤Dを排水タンク14と調理庫20とを循環する洗浄水に溶かすようにして、調理庫20内を洗剤を含んだ洗浄水によって洗浄するものである。2回目以後の洗浄処理は洗剤を含まない洗浄水を排水タンク14と調理庫20とを循環させるようにして、1回目の洗剤を含んだ洗浄水を洗い流す濯ぎの洗浄をするものである。
次に、洗浄プログラムの一例として第1洗浄プログラムについて説明する。調理庫20内を洗浄するときには、図8(b)及び(c)に示したように、上面及び底面が水平方向を向くように起立させた2つの円柱状固形洗剤Dを排水目皿45の上側のセパレータ45cにより仕切られた水平方向の両側に1つずつ置いた後で洗浄プログラムを実行させる。このとき、2つの円柱状固形洗剤Dの各々は枠体45aとセパレータ45cとによって倒れることなく排水目皿45の上側で起立した状態で支持される。
図10に示したように、第1洗浄プログラムでは、制御装置50は、ステップ101にて蒸気予洗浄処理を実行する。蒸気予洗浄処理は蒸気発生装置30から供給される蒸気によって調理庫20内に付着した油分の汚れを浮かす処理である。この蒸気予洗浄処理では、制御装置50は温度センサ27の検出温度に基づいて、蒸気洗浄温度として95℃となるように蒸気発生装置30の作動を所定時間として30分間制御する。調理庫20に付着した油分の汚れは蒸気発生装置30から供給される蒸気によって浮くようになって後述する洗浄処理により洗い流されやすくなる。
制御装置50は、ステップ101の予洗浄処理後にステップ102にて洗浄処理を実行する。ステップ102の洗浄処理はこの実施形態では4回繰り返し実行され、1回目の洗浄処理は洗剤を含んだ洗浄水によって調理庫20内を洗浄するものであり、2回目以後の洗浄処理は洗剤を含まない洗浄水によって調理庫20内に残る洗剤を含んだ洗浄水を洗い流す濯ぎの洗浄をするものである。
洗浄処理では、制御装置50は給水弁44を所定時間開放させると、排水タンク14には洗浄水が供給される。その後、制御装置50はポンプ42を作動させると、排水タンク14内の洗浄水は洗浄ノズル40に送られて調理庫20内に噴出される。洗浄ノズル40から調理庫20内に噴出された洗浄水は排水口20cから再び排水タンク14に戻り、洗浄水は排水タンク14と調理庫20を循環する。排水口20cの排水目皿45の上側に置いた円柱状固形洗剤Dは循環する洗浄水が排水口20cを通過するときに洗浄水に溶けるようになり、調理庫20内には洗浄ノズル40から洗剤を含んだ洗浄水が噴き出されるようになる。また、この洗浄処理では、制御装置50はポンプ42を作動させるとともにヒータ25と対流ファン26とを作動させており、洗浄ノズル40から調理庫20に噴き出された洗浄水はヒータ25により加熱されて高温の洗浄水となり、対流ファン26によって調理庫20内の隅々まで飛散する。なお、この洗浄処理では、制御装置50は温度センサ27の検出温度に基づいて、洗浄温度として90℃となるようにヒータ25の作動を制御している。ポンプ42とヒータ25と対流ファン26とを作動させてから所定時間として30分経過すると、制御装置50はポンプ42とヒータ25と対流ファン26を作動停止させるとともに、排水弁17を所定時間として5分間開放して、排水タンク14内の洗浄水を排水して洗浄処理を終了する。
1回目の洗浄処理を終了すると、制御装置50はステップ103にて洗浄処理を4回実行したか否かを判定し、洗浄処理を4回実行するまでNOと判断してステップ102の洗浄処理を繰り返し実行する。上述したように、2回目以後の洗浄処理は洗剤を含まない洗浄水によって調理庫20内に残る洗剤を含んだ洗浄水を洗い流す濯ぎの洗浄をするものである。2回目以後の洗浄処理でも、制御装置50は給水弁44、ポンプ42、ヒータ25及び対流ファン26を1回目の洗浄処理と同様に制御する。調理庫20内は排水タンク14と調理庫20とを循環する濯ぎの洗浄水によって洗い流されるようになる。
洗剤を含んだ洗浄水による洗浄処理と濯ぎの洗浄水による洗浄処理とを合わせて4回実行すると、制御装置50はステップ103にてYESと判断してステップ104の乾燥処理に進める。制御装置50はステップ104にて対流ファン26を作動させるとともに、調理庫20内の温度が200℃となるように、温度センサ27の検出温度に基づいてヒータ25の作動を制御する。調理庫20内に残る濯ぎの洗浄水はヒータ25によって加熱されながら対流ファン26によって対流する熱風により蒸発し、調理庫20は洗浄水が残らずに乾燥状態となる。制御装置50はヒータ25と対流ファン26とを作動させてから所定時間として30分経過すると、ヒータ25と対流ファン26の作動を停止させて乾燥処理を終了する。
上記のように構成した加熱調理器10は、食材を加熱調理する調理庫20と、調理庫20の底部に設けた排水口20cと、調理庫20の天井部に設けられて洗浄水を噴出する洗浄ノズル40と、排水口20cと洗浄ノズル40とを接続する洗浄水通路と、洗浄水通路に介装されて洗浄水を洗浄ノズル40に送出するポンプ42とを備えている。この加熱調理器10は、調理庫20内にタブレット形洗剤と呼ばれる円柱状固形洗剤を入れた状態でポンプ42を作動させ、調理庫20内で洗浄ノズル40から噴出させた洗浄水を排水口20cから洗浄水通路を通して再び洗浄ノズル40から噴出させることで洗浄水を循環させ、円柱状固形洗剤Dを循環する洗浄水に溶かすようにして洗剤を含んだ洗浄水により調理庫20内を洗浄する洗浄機能を有している。
この加熱調理器10においては、排水口20cには網材を下方に凹むように形成して洗浄水通路に異物の混入を防いだ状態で通水させるフィルタ部45bを有した排水目皿45を着脱可能に設け、排水目皿45の上縁部(上部)の環状の枠体45aには上面及び底面が鉛直方向を向くように円柱状固形洗剤Dが置かれるのを阻止するともに、上面及び底面が水平方向を向くように起立させた円柱状固形洗剤Dを水平方向の両側で起立状態で置くことができるように排水目皿45の上側を仕切るセパレータ45cを設けた。これにより、排水目皿45のフィルタ部45bに円柱状固形洗剤Dが上面及び底面を鉛直方向を向くように嵌め込まれないようになり、排水口20cが円柱状固形洗剤によって塞がれないようになる。また、排水目皿45の上側にてセパレータ45cの隣に上面及び底面が水平方向を向くように1つまたは2つの円柱状固形洗剤Dを起立させた状態で置けば、排水口20cに流れる洗浄水が起立させた円柱状固形洗剤Dを通過するので、円柱状固形洗剤Dが循環する洗浄水に確実に溶けるようになった。
また、セパレータ45cは排水目皿45の上縁部の環状の枠体45aの径方向の両側を接続する線材を用いているので、セパレータ45cの加工が容易となるとともに、セパレータ45cに要するコストを低く抑えることができた。本発明はこれに限られるものでなく、セパレータ45cには上側に膨らむ円弧状の板金部材を用いたものであってもよい。
排水目皿45のフィルタ部45bは枠体45aから下側に進むに従って徐々に径が細くなる円錐台部45b1と、円錐台部45b1の下端から下側に略半球状に形成された半球状底部45b2とを備えており、排水目皿45の上側に起立状態で置く円柱状固形洗剤Dの下部をフィルタ部45bの円錐台部45b1の徐々に細くなる部分に押し入れるようにしている。本発明はこれに限られるものでなく、図11に示したように、排水目皿45のフィルタ部45bの上部には円柱状固形洗剤Dの下端部を支持する内側に凹む段部45b3を設けるようにしてもよい。このようにしたときには、起立させた円柱状固形洗剤Dを段部45b3で支持させることで、円柱状固形洗剤Dを排水目皿45の上側に置やすくすることができるだけでなく、フィルタ部45bの段部45b3より下側は円柱状固形洗剤Dに遮られることなく通水可能となった。
この実施形態の加熱調理器10においては、排水目皿45の上側に置かれる柱状固形洗剤Dは直径より高さの低い円柱状の固形洗剤を置くようにしたものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、直径より高さの低い楕円形または多角形をした柱状固形洗剤を置くようにしたものであってもよい。
10…加熱調理器、20…調理庫、25…ヒータ、26…対流ファン、40…洗浄ノズル、42…ポンプ、45…排水目皿、45b…フィルタ部、45b3…段部、45c…セパレータ。

Claims (3)

  1. 食材を加熱調理する調理庫と、
    前記調理庫の底部に設けた排水口と、
    前記調理庫の天井部に設けられて洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、
    前記排水口と前記洗浄ノズルとを接続する洗浄水通路と、
    前記洗浄水通路に介装されて洗浄水を前記洗浄ノズルに送出するポンプとを備え、
    前記調理庫内に直径よりも高さの低い柱状固形洗剤を入れた状態で前記ポンプを作動させて、前記調理庫内で前記洗浄ノズルから噴出させた洗浄水を前記排水口から前記洗浄水通路を通して再び前記洗浄ノズルから噴出させることで洗浄水を循環させ、前記柱状固形洗剤を循環する洗浄水に溶かすようにして洗剤を含んだ洗浄水により前記調理庫内を洗浄する調理庫の洗浄機能付きの加熱調理器であって、
    前記排水口には網材を下方に凹むように形成して前記洗浄水通路に異物の混入を防いだ状態で通水させるフィルタ部を有した排水目皿を着脱可能に設け、前記排水目皿の上部には上面及び底面が鉛直方向を向くように前記柱状固形洗剤が置かれるのを阻止するともに、上面及び底面が水平方向を向くように起立させた前記柱状固形洗剤を水平方向の両側で起立状態で置くことができるように仕切るセパレータを設けたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記セパレータは前記排水目皿の上縁部の径方向の両側を接続する線材を用いたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    前記排水目皿のフィルタ部の上部には起立状態とした前記柱状固形洗剤の下端部を支持する内側に凹む段部を設けたことを特徴とする加熱調理器。
JP2019115087A 2019-06-21 2019-06-21 加熱調理器 Active JP7222826B2 (ja)

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