JP7222240B2 - 液滴形成装置及び液滴形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴形成装置及び液滴形成方法に関する。
近年、幹細胞技術の進展に伴い、複数の細胞をインクジェット方式で吐出して組織体を形成する技術開発が行われている。
インクジェット方式としては、例えば、圧電素子を用いて膜状部材を変形させて吐出する圧電加圧方式、ヒータで気泡を発生させて吐出するサーマル方式、静電引力により液を引っ張って吐出する静電方式などが挙げられる。この中でも、圧電加圧方式が、他の方式と比べて熱や電場によるダメージを細胞に与えにくいため、細胞溶液の液滴形成に用いるのに好適である。
幹細胞技術にも用いられる圧電加圧方式による様々な液滴形成装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
本発明は、膜状部材の残留振動を速やかに抑制できる液滴形成装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段としての本発明の液滴形成装置は、液を収容する液収容部と、前記液収容部の底部に配置され、吐出孔を備える膜状部材と、前記膜状部材を変形させる変形手段と、前記膜状部材を変形させて前記液を吐出させる吐出信号、及び、前記膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを出力して前記変形手段を駆動する駆動部と、を有し、前記抑制信号が、前記膜状部材の固有振動周期Tに基づく信号であり、前記抑制信号の振幅が、前記吐出信号の振幅以下であり、前記吐出信号の出力が終了してから前記抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tが、次式、T=(m-1/2)×T、を満たす。ただし、前記式中、mは、正の整数を示す。
本発明によれば、膜状部材の残留振動を速やかに抑制できる液滴形成装置を提供することができる。
図1は、従来の液滴形成装置の一例を示す模式図である。 図2は、従来の液滴形成装置において、液室の液量とメンブレンの共振周波数との関係を例示する図である。 図3は、第1の実施形態に係る液滴形成装置を例示する断面図である。 図4は、吐出信号及び抑制信号の一例を示す説明図である。 図5Aは、第1の実施形態に係る液滴形成装置の動作を示す説明図である。 図5Bは、第1の実施形態に係る液滴形成装置の動作を示す説明図である。 図5Cは、第1の実施形態に係る液滴形成装置の動作を示す説明図である。 図6Aは、吐出信号及び抑制信号の他の一例を示す説明図である。 図6Bは、吐出信号及び抑制信号の他の一例を示す説明図である。 図7は、第2の実施形態に係る液滴形成装置を例示する断面図である。 図8は、第2の実施形態に係る液滴形成装置の変形例を示す断面図である。 図9は、第2の実施形態の変形例に係る液滴形成装置において、液室の液量とメンブレンの固有振動数との関係を例示する図である。 図10Aは、第2の実施形態の変形例に係る液滴形成装置において、間隔時間を変化させたときのメンブレンの残留振動の振幅を測定した結果の一例を示す図である。 図10Bは、第2の実施形態の変形例に係る液滴形成装置において、間隔時間を変化させたときのメンブレンの残留振動の振幅を測定した結果の一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態の変形例に係る液滴形成装置において、液室内の液量に応じて液滴を安定して形成する処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、初期充填量に対する各パラメータの一例を示すテーブルデータである。
(液滴形成装置)
本発明の液滴形成装置は、液を収容する液収容部と、液収容部の底部に配置され、吐出孔を備える膜状部材と、膜状部材を変形させる変形手段と、膜状部材を変形させる吐出信号、及び、膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを選択的に出力して変形手段を駆動する駆動部と、を有し、更に必要に応じて、その他の手段を有する。
また、抑制信号は、膜状部材の固有振動周期Tを含み、抑制信号の振幅は、吐出信号の振幅以下であり、吐出信号の出力が終了してから抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tは、次式、T=(m-1/2)×T、を満たす。ただし、式中、mは、正の整数を示す。
本発明の液滴形成装置は、本発明の液滴形成方法を実施する装置として動作する。即ち、本発明の液滴形成装置は、本発明の液滴形成方法を実施することと同義であるので、本発明の液滴形成装置の説明を通じて本発明の液滴形成方法の詳細についても明らかにする。
本発明の液滴形成装置は、従来の液滴形成装置では、膜状部材を変形させて液を吐出させた後の膜状部材の残留振動が要因で、単位時間あたりの吐出回数を増やせないという問題や吐出する液滴の形状が不安定になる場合があるという知見に基づくものである。
また、特許文献2には、図1に示すように、ノズル121を有するメンブレン12を圧電素子13で加振して液滴を吐出する液滴形成装置10が記載されている。また、液滴形成装置10には、圧電素子13を駆動する制御信号を設定するためにメンブレン12の共振周波数を検知する情報取得手段30が設けられている。このような液滴形成装置10では、図2に示すように、液室11内の液量が増減することによりメンブレンの共振周波数が変化する。具体的には、一定の液量範囲では共振周波数が安定しており、共振周波数と液量との関係は線形ではないことが確認できる。
本発明の液滴形成装置は、一定の液量範囲では共振周波数が安定する場合があるという知見に基づくものである。
なお、以下では、共振周波数を「固有振動数」と称することもある。
本発明の液滴形成装置では、抑制信号について、膜状部材の固有振動周期Tに基づく信号とし、振幅を吐出信号の振幅以下として不要な振動を発生させないようにする。さらに、本発明の液滴形成装置では、吐出信号の出力が終了してから抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tを次式、T=(m-1/2)×T、を満たすようにすることで、抑制信号を出力するタイミングを残留振動の逆位相とする。これにより、本発明の液滴形成装置は、膜状部材の残留振動を速やかに抑制することができるため、単位時間あたりの吐出回数を増加させることができる。さらに、本発明の液滴形成装置は、液滴が分離するサテライトや細かく飛び散るミストなどの残留振動に起因する不具合の発生を減少させることができるため、より微小な液滴量の制御も可能になる。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
[液滴形成装置の構造]
第1の実施形態に係る液滴形成装置について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る液滴形成装置を例示する断面図である。
図3に示すように、第1の実施形態に係る液滴形成装置1は、液を収容する液室2と、吐出孔(ノズル)3aが形成されたメンブレン3と、圧電素子4と、圧電素子4に駆動信号を出力する駆動部5とを有する。
なお、本実施形態では、便宜上、液室2の液面が存在する側を上側、圧電素子4が存在する側を下側とする。また、各部位において、液室2が存在する側の面を上面、圧電素子4が存在する面を下面とする。
液室2は、底部にメンブレン3を有し、液Aを収容可能である。
液Aとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
液室2の材質としては、例えば、金属、シリコン、セラミックなどが挙げられる。
液室2の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
液室2に収容可能な液Aの量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1μL~1mLとしてもよく、液Aが細胞を分散させた細胞懸濁液などである場合には、1μL~50μLとしてもよい。
メンブレン3は、液室2の底部として配置されており、液室2の下面の端部に固定されている。メンブレン3の略中心には、貫通孔である吐出孔3aが形成されており、液室2に収容された液Aがメンブレン3の変形により吐出孔3aから液滴Dとして吐出される。
メンブレン3は、圧電素子4により変形させられる。
メンブレン3としては、本実施形態では、平均厚みが40μmで、直径が20mmの円形SUS板を用いた。
メンブレン3を平面視したときの形状は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、円形、楕円状、四角形などが挙げられ、液室2の底部の形状に応じたものが好ましい。
メンブレン3の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属材料、セラミック材料、高分子材料などが挙げられ、ある程度の硬さがある材質であることが好ましい。メンブレン3の材質がある程度の硬さがあると、メンブレン3が容易に振動せず、また振動を抑制しやすい。
金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、ニッケル、アルミニウムなどが挙げられる。
セラミック材料としては、例えば、二酸化ケイ素、アルミナ、ジルコニアなどが挙げられる。
吐出孔3aは、本実施形態では、メンブレン3の略中心に実質的に真円状に形成されている。
吐出孔3aの形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、真円状などが挙げられる。
吐出孔3aの形状が真円状の場合、吐出孔3aの直径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、20μm以上200μm以下が好ましい。吐出孔3aの直径が好ましい範囲であると、吐出される液滴形状の安定化の点で有利である。
圧電素子4は、メンブレン3の下面側に配置されている。圧電素子4としては、本実施形態では、ベンド型リングピエゾ素子(ノリアック社製、CMBR03)を用いた。
圧電素子4の形状としては、メンブレン3の形状に合わせた形状が好ましい。例えば、メンブレン3を平面視したときの形状が円形である場合には、吐出孔3aの周囲に平面形状が円環状(リング状)の圧電素子4を配置することが好ましい。
圧電素子4は、例えば、圧電材料の上面及び下面に電圧を印加するための電極を設けた構造であり、圧電素子4の上下電極に電圧を印加することによって紙面横方向に圧縮応力が加わりメンブレン3を変形あるいは振動させることができる。
圧電材料としては、例えば、ジルコン酸チタン酸鉛、ビスマス鉄酸化物、ニオブ酸金属物、チタン酸バリウム、これらに金属や異なる酸化物を加えた材料などが挙げられる。
なお、本実施形態では、圧電素子4がメンブレン3を変形させるようにしたが、これに限ることなく、他の態様としてもよい。他の態様としては、例えば、メンブレン3上にメンブレン3とは線膨張係数が異なる材料を貼り付け、加熱することによって線膨張係数の差を利用してメンブレン3を変形させてもよい。この態様の場合には、線膨張係数の異なる材料の近傍にヒータを配置し、ヒータのON/OFFによりメンブレン3を変形あるいは振動させることが好ましい。
駆動部5は、駆動信号として吐出信号Pを圧電素子4に出力することができる。駆動部5は、吐出信号Pを圧電素子4に出力することにより、メンブレン3を変形させ、液室2に収容された液Aを液滴Dとして吐出することができる。なお、メンブレン3の変形を所定の周期に設定した吐出信号Pで行うことにより、メンブレン3を共振振動させて吐出させることもできる。
また、駆動部5は、駆動信号として抑制信号Pを圧電素子4に出力することができる。駆動部5は、液滴Dを吐出した後の圧電素子4に抑制信号Pを出力することにより、メンブレン3の残留振動を抑制することができる。これにより、液滴形成装置1は、残留振動が自然に減衰するのを待たずに、メンブレン3の残留振動を速やかに抑制できるため、単位時間あたりの吐出回数を増加させることができる。さらに、液滴形成装置1は、液滴が分離するサテライトや細かく飛び散るミストなどの残留振動に起因する不具合の発生を減少させることができるため、より微小な液滴量の制御も可能になる。
[液滴形成装置による液滴形成過程(動作)]
第1の実施形態に係る液滴形成装置が液滴を形成する過程について説明する。
図4は、吐出信号及び抑制信号の一例を示す説明図である。図5A~図5Cは、第1の実施形態に係る液滴形成装置の動作を示す説明図である。
図4に示す吐出信号P及び抑制信号Pが圧電素子4に出力された場合には、図5A~図5Cに示すように液滴Dを形成するとともに、メンブレン3の残留振動を抑制することができる。
まず、図4に示すように吐出信号Pが出力されると、図5Aに示すようにメンブレン3が急激に変形することにより、液室2に収容された液Aが吐出孔3aから下側に押し出される。
吐出信号Pとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。吐出信号Pとしては、メンブレン3で液Aをより低い電圧で吐出させる点で、メンブレン3の固有振動周期Tに基づく信号が好ましい。本実施形態では、吐出信号Pの出力時間、即ち印加電圧を上昇させる時間をT/2とすることにより、メンブレン3で液Aをより低い電圧で吐出させることができる。
メンブレン3の固有振動周期Tは、例えば、レーザドップラー振動計(LV-1800、株式会社小野測器製)を用いて測定することができる。
次に、図4に示すように一定の電圧が圧電素子4に印加されている時間、即ち吐出信号Pの出力が終了してから抑制信号Pの出力を開始するまでの間隔時間Tでは、図5Bに示すように吐出孔3aからの液滴Dが成長する。この間隔時間Tでは、メンブレン3は、吐出時に変形したことによる振動が残留する。
吐出信号Pの出力が終了してから抑制信号Pの出力を開始するまでの間隔時間Tは、メンブレン3の残留振動を打ち消すタイミングで抑制信号Pを出力する必要があるため、次式、T=(m-1/2)×T(m:正の整数)を満たすようにする。
そして、図4に示すように抑制信号Pが出力されると、図5Aに示すようにメンブレン3が元の状態に戻る際に、液滴Dが形成されるとともに、メンブレン3の残留振動が抑制される。
抑制信号Pとしては、メンブレン3の固有振動周期Tに基づく信号であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。抑制信号Pがメンブレン3の固有振動周期Tに基づく信号でなければ、メンブレン3の残留振動を低いエネルギーで抑制することや短時間で抑制することが困難になる。
抑制信号Pの電圧は、吐出信号Pの最大電圧以下にする。抑制信号Pの電圧が吐出信号Pの最大電圧を超えると、抑制信号Pにより不要な振動が発生し、残留振動の長期化を招きやすくなる。
このように、第1の実施形態に係る液滴形成装置1は、図4に示すパルス状の駆動信号のうち、立ち上がり時の電圧信号を吐出信号とし、立ち下がり時の電圧信号を抑制信号として、メンブレン3に出力する。また、吐出信号及び抑制信号をメンブレン3の固有振動周期Tに基づく信号とし、吐出信号及び抑制信号の振幅を同等にし、間隔時間Tは、次式、T=(m-1/2)×T(m:正の整数)を満たすようにする。これにより、第1の実施形態に係る液滴形成装置1は、図4に示すパルス状の駆動信号を圧電素子4に連続的に印加することで、メンブレン3の残留振動が減衰するのを待たずに速やかに抑制できるため、単位時間あたりの吐出回数を増加させることができる。さらに、第1の実施形態に係る液滴形成装置1は、液滴が分離するサテライトや細かく飛び散るミストなどの残留振動に起因する不具合の発生を減少させることができるため、より微小な液滴量の制御も可能になる。
なお、第1の実施形態では、図4に示すパルス状の駆動信号のうち、立ち上がり時の電圧信号を吐出信号とし、立ち下がり時の電圧信号を抑制信号としたが、これに限ることなく、例えば、吐出信号及び抑制信号を図6A及び図6Bに示すようにしてもよい。
図6Aに示すように、吐出信号Pとしては、例えば、三角波、正弦波、矩形波、ローパスフィルタを介してエッジを緩やかにした三角波などとしてもよい。この場合には、三角波などの周期をメンブレン3の固有振動周期Tに合わせることが好ましい。
抑制信号Pとしては、メンブレン3の固有振動周期Tに基づく信号であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、三角波、正弦波、矩形波、ローパスフィルタを介してエッジを緩やかにした三角波などとしてもよい。この場合には、三角波などの周期をメンブレン3の固有振動周期Tに合わせるようにする。
また、図6Bに示すように、液滴形成装置1は、抑制信号Pを一回出力するだけではメンブレン3の残留振動を抑制できない場合には、複数の抑制信号Pを出力してもよい。この場合にも、三角波などの周期をメンブレン3の固有振動周期Tに合わせるようにする。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の液滴形成装置は、第1の実施形態の液滴形成装置に加え、液室2の液量を検出可能な液量検出手段を更に有する。第1の実施形態ではメンブレン3の固有振動周期Tを固定値として扱っていたが、メンブレン3の固有振動周期Tは、液室2の液量、即ち液室2に収容されている液Aの重さに応じて変化する。このことから、第2の実施形態では、液量検出手段の検出結果に基づき、現状の液量に応じたメンブレン3の固有振動周期Tを求め、メンブレン3の残留振動をより抑制し得る抑制信号を出力することが可能になる。ここでは、液量検出手段について説明する。
図7は、第2の実施形態に係る液滴形成装置を例示する断面図である。
図7に示すように、第2の実施形態では、第1の実施形態の液滴形成装置1において、液室2の内壁面の深さ方向に所定の間隔で複数の電極6を設けることにより、液室2の液量を検出可能な液量検出手段とした。この場合には、液室2に収容する液Aとして導電性の液を用い、複数の電極6間の抵抗値などを計測することにより、液室2の液量を検出することができる。これにより、液室2の液量に対するメンブレン3の固有振動周期Tを予め計測して作成したデータテーブルを参照することにより、液室2の液量に応じたメンブレン3の固有振動周期Tを求めることができる。
このように、第2の実施形態に係る液滴形成装置1は、液量検出手段を有することにより、現状の液量に応じたメンブレン3の固有振動周期Tを求めることができるため、メンブレン3の残留振動をより抑制し得る抑制信号を出力することができる。
なお、第2の実施形態では、図7に示すように、液室2の内壁面の深さ方向に所定の間隔で複数の電極6を設けることにより液量検出手段としたが、これに限ることなく、例えば、図8に示すように液量検出手段として光センサを用いてもよい。
図8に示す液滴形成装置では、光センサ7が液室2の上方に設置されている。
光センサ7は、液室2の液面に向けて光を照射し、液面で反射した反射光を受光することにより、照射光と反射光の位相差に基づいて液面までの距離を測定することができる。
その他の手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、液滴形成装置を3軸に走査可能な走査機構や、吐出方向を3軸に調整可能な吐出方向調整機構が好ましい。液滴形成装置が走査機構や吐出方向調整機構を有すると、平面におけるパターニング吐出が可能になる点で有利である。また、この場合、積層させるようにパターニング吐出することで、3次元造形が可能になる点で有利である。
(第2の実施形態の変形例)
図9は、第2の実施形態の変形例に係る液滴形成装置において、液室の液量とメンブレンの固有振動数との関係を例示する図である。図9では、破線が測定値、実線が解析解(補正)を示す。
液滴形成装置1では、図9に示すように、液室2内の液量に応じてメンブレン3の固有振動周波数(1/T)が変化するが、固有振動周波数の変化が少ない範囲が存在する。このため、第2の実施形態の変形例の液滴形成装置では、光センサ7で液室2内の液量を検出した結果に基づいて吐出信号P及び抑制信号Pを出力し、固有振動周波数の変化が少ない所定の範囲の液量になるように制御し、安定した状態で液滴形成する。
図10A及び図10Bは、第2の実施形態の変形例に係る液滴形成装置において、間隔時間を変化させたときのメンブレンの残留振動の振幅を測定した結果の一例を示す図である。
図10Aは、間隔時間Tを0T~4/8T(0.0μsec~66.7μsec)としたときの結果を示す。図10A中において、太線が参考例(Ref)、細線が0T(0μsec)、一点鎖線が1/8T(16.7μsec)、破線が2/8T(33.3μsec)、点線が3/8T(50.0μsec)、細かい点線が4/8T(66.7μsec)としたときの結果を示す。
図10Bは、間隔時間Tを5/8T~8/8T(83.3μsec~133.3μsec)としたときの結果を示す。図10B中において、太線が参考例(Ref)、一点鎖線が5/8T(83.3μsec)、破線が6/8T(100.0μsec)、点線が8/8T(133.3μsec)としたときの結果を示す。
なお、図10A及び図10B中の参考例では、抑制信号Pを出力しない場合に発生する残留振動を示している。
残留振動の測定条件としては、レーザトップラー振動計(LV-1710、株式会社小野測器製)を用いてメンブレン3の中心部を測定した。また、測定の際に、駆動部5により、吐出信号Pとしてメンブレン3の固有振動周期Tとした正弦波を圧電素子4に出力させた後に、上記のように間隔時間Tを変化させ、抑制信号Pとして吐出信号Pと同様の正弦波を圧電素子4に出力させた。
図10A及び図10Bの結果から、間隔時間Tを2/8T以上5/8T以下に設定すると、抑制信号Pを印加しない参考例よりもメンブレン3の残留振動を抑制できることが確認された。
次に、光センサで液室内の液量を検出した結果に基づいて吐出信号及び抑制信号を出力し、固有振動周波数の変化が少ない所定の範囲の液量になるように制御する処理について説明する。ここでは、上記の処理の流れを図11に示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
まず、液滴形成装置1は、液室2にインクを供給して(S101)、光センサ7で液室2のインクの初期充填量を検出する(S102)。
次に、液滴形成装置1は、図12に示すようなテーブルデータを参照し、抑制信号P、間隔時間T、吐出信号P、及び次の液量検出までの繰り返し吐出回数Nを求める。また、次式、T=(m-1/2)×T、から間隔時間Tを求め、それぞれ吐出条件として設定する(S103)。
本変形例では、このテーブルデータのデータ構成は、「初期充填量」、「最適固有振動数」、「液量範囲」、及び「固有振動数範囲」のデータ項目を含み、対応づけられている。なお、図12に示したテーブルデータの数値は、一例であって本変形例とは関係のない数値である。
「初期充填量」のデータ項目は、本変形例では、液室にインクを供給した後、光センサで液室内の液量を検出した結果に該当する。
「最適固有振動数」のデータ項目は、本変形例では、液室内の液量に対し、安定して液滴形成が可能となるメンブレンの最適な固有振動数(1/T)である。
「液量範囲」のデータ項目は、本変形例では、抑制信号Pを印加したときに、参考例よりもメンブレンの残留振動が抑制される液量範囲である。
「固有振動数範囲」のデータ項目は、本変形例では、液量範囲に対応するメンブレンの固有振動数範囲である。
そして、液滴形成装置1は、S103で設定した吐出条件でインクの液滴をN回吐出すると(S104~S105)、必要とする全ての吐出が完了したか否かを判定する(S106)。液滴形成装置1は、全ての吐出が完了したと判定すると本処理を終了させ、全ての吐出が完了していないと判定すると、液室2のインクの液量を検出し(S107)、液室2にインクを供給する(S108)。
その後、液滴形成装置1は、光センサ7で液室2のインクの液量を再度検出し(S109)、液量が初期充填量か否かを判定する(S110)。液滴形成装置1は、液量が初期充填量であると判定すると処理をS104に戻し、液量が初期充填量でないと判定すると処理をS108に戻す。
このように、本変形例の液滴形成装置1では、図11のフローチャートのように処理することで、吐出や乾燥により液室2内のインクの液量が変動しても、液量が適切な範囲になるように制御することができる。そして、本変形例の液滴形成装置1は、入力信号に対して再現性の高い振動を発生させて、安定した液滴形成を行うことができる。
なお、本変形例の液滴形成装置1は制御部を有しており、制御部は、本変形例の液滴形成装置1全体の動作を制御する。また、制御部は、プロセッサの一種であり、種々の制御や演算を行う処理装置(ハードウェア)であるCPU(Central Processing Unit)を備えている。CPUは、補助記憶装置などが記憶するOS(Operating System)やプログラムを実行することにより、図11に示すフローチャートに示すような制御を行うなどの種々の機能を実現する。
以上説明したように、本発明の液滴形成装置は、液を収容する液収容部と、液収容部の底部に配置され、吐出孔を備える膜状部材と、膜状部材を変形させる変形手段と、膜状部材を変形させて液を吐出させる吐出信号、及び、膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを出力して変形手段を駆動する駆動部と、を有する。また、抑制信号は、膜状部材の固有振動周期Tに基づく信号であり、抑制信号の振幅は、吐出信号の振幅以下であり、吐出信号の出力が終了してから抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tが、次式、T=(m-1/2)×T、を満たす。これにより、本発明の液滴形成装置は、膜状部材の残留振動を速やかに抑制できるため、単位時間あたりの吐出回数を増加させることができる。さらに、本発明の液滴形成装置は、液滴が分離するサテライトや細かく飛び散るミストなどの残留振動に起因する不具合の発生を減少させることができるため、より微小な液滴量の制御も可能になる。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> 液を収容する液収容部と、
前記液収容部の底部に配置され、吐出孔を備える膜状部材と、
前記膜状部材を変形させる変形手段と、
前記膜状部材を変形させて前記液を吐出させる吐出信号、及び、前記膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを出力して前記変形手段を駆動する駆動部と、
を有し、
前記抑制信号が、前記膜状部材の固有振動周期Tに基づく信号であり、
前記抑制信号の振幅が、前記吐出信号の振幅以下であり、
前記吐出信号の出力が終了してから前記抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tが、次式、T=(m-1/2)×T、を満たすことを特徴とする液滴形成装置である。
ただし、前記式中、mは、正の整数を示す。
<2> 前記駆動部が、複数の前記抑制信号を出力する前記<1>に記載の液滴形成装置である。
<3> 前記液収容部の液量を検出する液量検出手段を更に有し、
前記駆動部が、前記液量検出手段の検出結果に基づいて前記変形手段を駆動する前記<1>から<2>のいずれかに記載の液滴形成装置である。
<4> 液を収容可能な液収容部と、
前記液収容部の底部に配置され、吐出孔を備える膜状部材と、
前記膜状部材を変形可能な変形手段と、
前記膜状部材を変形させ、前記液を吐出させる吐出信号、及び、前記膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを出力して前記変形手段を駆動する駆動部と、
を有する液滴形成装置を用い、
前記液収容部に前記液を収容し、前記膜状部材に対し、前記膜状部材を変形させて前記液を吐出させる吐出信号、及び、前記膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを出力して前記変形手段を駆動する駆動工程を含み、
前記抑制信号が、前記膜状部材の固有振動周期Tに基づく信号であり、
前記抑制信号の振幅が、前記吐出信号の振幅以下であり、
前記吐出信号の出力が終了してから前記抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tが、次式、T=(m-1/2)×T、を満たすことを特徴とする液滴形成方法である。
ただし、前記式中、mは、正の整数を示す。
<5> 前記駆動工程は、複数の前記抑制信号を出力する前記<4>に記載の液滴形成方法である。
<6> 前記液収容部の液量を検出する液面検出工程を更に含み、
前記駆動工程が、前記液面検出工程の検出結果に基づいて前記変形手段を駆動する前記<4>から<5>のいずれかに記載の液滴形成方法である。
前記<1>から<3>のいずれかに記載の液滴形成装置、前記<4>から<6>のいずれかに記載の液滴形成方法によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記本発明の目的を達成することができる。
特表平11-509774号公報 特開2017-77197号公報
1 液滴形成装置
2 液室(液収容部)
3 メンブレン(膜状部材)
3a 吐出孔
4 圧電素子(変形手段)
5 駆動部
6 電極(液量検出手段)
7 光センサ(液量検出手段)
D 液滴

Claims (4)

  1. 液を収容可能な液収容部と、
    前記液収容部の底部に配置され、吐出孔を備える膜状部材と、
    前記膜状部材を変形可能な変形手段と、
    前記膜状部材を変形させ、前記液を吐出させる吐出信号、及び、前記膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを出力して前記変形手段を駆動する駆動部と、
    を有し、
    前記抑制信号が、前記膜状部材の固有振動周期Tに基づく信号であり、
    前記抑制信号の振幅が、前記吐出信号の振幅以下であり、
    前記吐出信号の出力が終了してから前記抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tが、次式、T=(m-1/2)×T、を満たすことを特徴とする液滴形成装置。
    ただし、前記式中、mは、正の整数を示す。
  2. 前記駆動部が、複数の前記抑制信号を出力する請求項1に記載の液滴形成装置。
  3. 前記液収容部の液量を検出する液量検出手段を更に有し、
    前記駆動部が、前記液量検出手段の検出結果に基づいて前記変形手段を駆動する請求項1から2のいずれかに記載の液滴形成装置。
  4. 液を収容可能な液収容部と、
    前記液収容部の底部に配置され、吐出孔を備える膜状部材と、
    前記膜状部材を変形可能な変形手段と、
    前記膜状部材を変形させ、前記液を吐出させる吐出信号、及び、前記膜状部材の残留振動を抑制する抑制信号のいずれかを出力して前記変形手段を駆動する駆動部と、
    を有する液滴形成装置を用い、
    前記液収容部に前記液を収容し、前記膜状部材に対し、前記膜状部材を変形させて前記液を吐出させる前記吐出信号、及び、前記膜状部材の前記残留振動を抑制する前記抑制信号のいずれかを出力して前記変形手段を駆動する駆動工程を含み、
    前記抑制信号が、前記膜状部材の固有振動周期Tに基づく信号であり、
    前記抑制信号の振幅が、前記吐出信号の振幅以下であり、
    前記吐出信号の出力が終了してから前記抑制信号の出力を開始するまでの間隔時間Tが、次式、T=(m-1/2)×T、を満たすことを特徴とする液滴形成方法。
    ただし、前記式中、mは、正の整数を示す。
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