JP7375510B2 - 液吐出装置 - Google Patents

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本発明は、液吐出装置に関する。
従来、インクなどの液状体(液)を所望の位置に吐出する技術として、インクジェット方式の液吐出装置が知られている。
近年の技術進展に伴い、インクジェット方式の液吐出装置は、従来の二次元印刷の他、インクを積層させて立体的な造形物を製造する造形装置(3Dプリンタ)にも用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、上記方式の液吐出装置は、複数の細胞を吐出して組織体を形成する装置としても検討されている。
上述したような液吐出装置では、液を所望の位置に付着させることにより、所望の印刷状態を担保することができる。しかし、従来の二次元印刷と異なり、3Dプリンタや、細胞を吐出する装置では、液を付着させる対象物が立体的な凹凸を有することが多い。例えば3Dプリンタの場合、液の付着位置は、製造する造形物に由来した立体的な凹凸を有する。また、細胞を吐出する装置では、液を付着させる位置が、シャーレやウェルプレートの凹部内であることが多い。
上記のような液吐出装置では、液を吐出するノズルと、液の付着位置との間の距離が従来の二次元印刷と比べて離間しやすい。そのため、上記のような液吐出装置では、液の付着位置がずれやすく、改良が求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、液を容易に所望の位置に付着させることが可能な液吐出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、液を吐出する吐出部を備え、前記吐出部は、前記液を吐出する複数の吐出本体と、前記吐出本体を、前記液の吐出方向に沿って、前記吐出本体から前記液を吐出しない非吐出位置と、前記吐出本体から前記液を吐出する吐出位置とに移動させる移動部と、を有し、前記移動部は、前記複数の吐出本体のうち少なくとも一の前記吐出本体を、前記複数の吐出本体のうち前記一の吐出本体とは異なる他の前記吐出本体とは独立して移動させる第1移動部を有する液吐出装置を提供する。
本発明によれば、液を容易に所望の位置に付着させることが可能な液吐出装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態の液吐出装置1の概略図である。 図2は、吐出本体100を示す模式図である。 図3は、液吐出装置1の動作を説明する模式図である。 図4は、液吐出装置1の動作を説明する模式図である。 図5は、液吐出装置1の動作を説明する模式図である。 図6は、制御部50による制御の一例を示す模式図である。 図7は、第2実施形態の液吐出装置2の概略図である。 図8は、付着部35を説明する概略斜視図である。 図9は、第3実施形態の液吐出装置2の概略図である。 図10は、液吐出装置3の動作を示す模式図である。 図11は、第4実施形態の液吐出装置4の説明図である。 図12は、供給本体610の構成を示す模式図である。 図13は、供給部60の機能を説明する説明図である。 図14は、供給部60の機能を説明する説明図である。 図15は、液吐出装置4の動作を示す模式図である。 図16は、供給本体の変形例を示す模式図である。
[第1実施形態]
以下、図1~図6を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る液吐出装置について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の液吐出装置1の概略図である。液吐出装置1は、液滴を吐出する吐出部10と、吐出された液滴が付着する付着部30と、付着部30を載置する載置部40と、液吐出装置1の各部の動作を制御する制御部50と、を有する。
以下の説明においては、xyz直交座標系を設定し、このxyz直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。ここでは、水平面内の所定方向をx軸方向、水平面内においてx軸方向と直交する方向をy軸方向、x軸方向及びy軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をz軸方向とする。
また、鉛直方向上方を+z方向とし、鉛直方向下方を-z方向とする。以下の説明において、「上方」「上面」の「上」、「下方」「下面」の「下」も同じ意味とする。
さらに、以下の説明において「平面視」とは、対象物を上方から視ることを指し、「平面形状」とは、対象物を上方から視た形状を指すものとする。
液吐出装置1は、吐出部10で保持する液を付着部30に向けて吐出する。液吐出装置1する液は、特に制限はない。液吐出装置1で吐出する液は、溶液であってもよく、粒子と粒子が分散した分散媒とを有する分散液であってもよい。
分散媒に分散する粒子としては、ポリマー粒子のような有機材料、金属微粒子、無機酸化物粒子のような無機材料を挙げることができる。また、粒子として、細胞を用いることもできる。
本実施形態においては、液吐出装置1で吐出する液が、分散媒に細胞を分散させた分散液であることとして説明する。この場合、分散媒としては、リン酸緩衝生理食塩水(Phosphate Buffered Saline)やHank's Balanced Salt Solutionなどの公知の緩衝液を用いることができる。
<吐出部>
吐出部10は、複数の吐出手段11と、第2移動部120と、搬送部130とを有する。吐出手段11は、吐出本体100と、第1移動部110と、検知部115とを有する。
(吐出手段)
図1では、吐出部10は、3つの吐出手段11a、11b、11cを有している。吐出手段11a、11b、11cは同じ構成を有する。
図2は、吐出本体100を示す模式図である。図2に示すように、吐出本体100は、支持部材101と、保持部102と、ノズルプレート(膜状部材)103と、振動部材104とを有する。
支持部材101は、z軸方向の両端が開口した筒状の部材である。支持部材101の上方端部101xの外面には、フランジ101aが設けられている。
支持部材101の上方端部101xは、開口しており、支持部材101の内部空間を大気開放している。
保持部102は、支持部材101の内部空間に設けられた筒状の部材である。保持部102の材質としては、例えば、金属、シリコン、セラミックス、高分子材料などが挙げられる。
保持部102の下方端部101yは、ノズルプレート103と振動部材104とで塞がれている。保持部102とノズルプレート103と振動部材104とで囲まれた空間には、液Lが保持されている。
吐出本体100が保持部102を有さない場合、吐出本体100では、支持部材101とノズルプレート103と振動部材104とで囲まれた空間に、液Lが保持されることになる。この場合、液Lは支持部材101の内部全体に広がるため、液Lの使用量が少ないと液Lの液面の高さが低く振動部材104に近づく。このような液Lの保持状態の場合、吐出本体100からの液Lの吐出が不安定になりやすい。
さらに、吐出本体100が支持部材101を有さない場合、保持部102の大きさに合わせて、ノズルプレート103と振動部材104とを小型化する必要が生じる。詳しくは後述するように、ノズルプレート103と振動部材104とは、液Lの吐出の際に振動する部材であるが、ノズルプレート103と振動部材104とを小型化すると、所望の振幅を得るために振動部材104に高電圧を印加する必要が生じる。
これらに対し、吐出本体100が保持部102を有することにより、保持部102を有さない吐出本体100と同量の液Lを保持した場合に、液Lの液面の高さが相対的に高くなる。これにより、吐出本体100からの液Lの吐出が安定しやすい。
また、ノズルプレート103と振動部材104と振動させる際に、高電圧の印加も不要となる。
吐出手段11a、11b、11cがそれぞれ有する保持部102においては、それぞれ同じ液Lを保持してもよく、互いに異なる液Lを保持してもよい。
(ノズルプレート(膜状部材))
ノズルプレート103は、吐出口103xを有する環状の部材である。ノズルプレート103は、支持部材101の下方端部101yを塞いでいる。吐出口103xは、保持部102と連通している。
ノズルプレート103の平面形状、平面視したときの大きさ、材質、及び構造については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
ノズルプレート103の外縁の平面形状としては、例えば、円形、楕円形、長方形、正方形、菱形などが挙げられる。例えば、ノズルプレート103の外縁の形状が円形である場合、ノズルプレート103は円環状の部材となる。
ノズルプレート103は、吐出口103x側の端部が支持されておらず、上下に振動可能である。ノズルプレート103は、吐出口103x側の端部が振動することにより、吐出口103x近傍の液Lに対して下方に力を加え、吐出口103xから液滴L1として吐出する。
ノズルプレート103の材質としては、柔らかすぎるとノズルプレート103が簡単に振動し、吐出しないときに直ちに振動を抑えることが困難であるため、ある程度の硬さを有する材質を用いることが好ましい。
ノズルプレート103の材質としては、例えば、金属、セラミックス、高分子材料などが挙げられる。ノズルプレート103の材質として、具体的には、ステンレス鋼、ニッケル、アルミニウム、二酸化ケイ素、アルミナ、ジルコニアなどが挙げられる。
吐出口103xの開口形状としては、目的に応じて適宜選択することができる。吐出口103xの開口形状としては、例えば、円形、楕円形、四角形などが挙げられる。なかでも、吐出口103xの開口形状としては、円形が好ましい。
吐出口103xの平均開口径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。吐出する液Lが分散液である場合には、液L中に分散する細胞などの分散質が吐出口103xに詰まることを避けるため、吐出口103xの開口形状は、分散質の最大径の2倍以上とすることが好ましい。
(振動部材)
振動部材104は、ノズルプレート103を振動させて吐出口103xから液滴L1を吐出させる。
振動部材104は、支持部材101の下方端部101yとノズルプレート103との間に挟まれ、支持部材101の下方端部101yを塞いでいる。
振動部材104の形状、大きさ、材質、及び構造については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
振動部材104の形状や配置は、発明の効果を阻害しないならば特に制限はなく、ノズルプレート103の形状に合わせて適宜設計することができる。例えば、ノズルプレート103の平面形状が円環状である場合には、吐出口103xの周囲に、同心状に振動部材104を設けることが好ましい。
振動部材104としては、圧電素子が好適に用いられる。圧電素子としては、例えば、圧電材料の上面及び下面に電圧を印加するための電極を設けた構造とすることができる。この場合、制御部50から圧電素子の上下電極間に電圧を印加することによって膜の面横方向に圧縮応力が加わり、ノズルプレート103を膜の面上下方向に振動させることができる。
圧電材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ビスマス鉄酸化物、ニオブ酸金属物、チタン酸バリウム、又はこれらの材料に金属や異なる酸化物を加えたものなどが挙げられる。これらの中でも、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)が好ましい。
(第1移動部)
図1に示すように、第1移動部110は、支持部材111と、直動部112とを有する。
支持部材111は、吐出本体100を着脱自在に支持する。そのため、吐出本体100が汚染または破損した場合、支持部材111から吐出本体100を取り外し、新しい吐出本体100と交換することができる。
直動部112は、z軸方向に伸びた長尺の部材であり、支持部材111を上下移動させる。直動部112は、例えば、駆動源としてステッピングモータを備えた公知のリニアアクチュエータを採用することができる。
直動部112は、ステッピングモータの駆動量を検出するエンコーダを有し、支持部材111の移動量を検出可能な構成であってもよい。
第1移動部110は、直動部112を駆動させることで支持部材111を上下移動させる。これにより、第1移動部110は、支持部材111が支持する吐出本体100を上下移動させる。詳しくは、第1移動部110は、吐出本体100を、吐出本体100から液Lを吐出しない非吐出位置と、吐出本体100から液を吐出する吐出位置とに移動させる。図1では、吐出手段11a、11bは、吐出本体100が非吐出位置に位置し、吐出手段11cは、吐出本体100が吐出位置に位置している。
(検知部)
検知部115は、吐出本体100の上下移動を検出する。検知部115は、支持部材111に設けられている。
検知部115は、反射型フォトセンサ等の非接触タイプのセンサであってもよい。検知部115がフォトセンサであると、非接触であるため検知部115による検出が、振動や気温変換などの外乱に影響されにくい。
また、検知部115は、プッシュスイッチ等のメカニカルスイッチであってもよい。検知部115がメカニカルスイッチであると、光学センサを用いるよりも装置構成が簡略化され、製造や保守が容易となる。
以下の説明においては、検知部115が非接触タイプのセンサであることとして説明する。
吐出手段11a、11bのように吐出本体100が非吐出位置に位置する際には、検知部115は、+y方向からの視野において支持部材111と重なっている。また、吐出手段11cのように吐出本体100が吐出位置に位置する際には、検知部115は、+y方向からの視野において支持部材111から露出している。
すなわち、本実施形態の検知部115は、+y方向からの視野において支持部材111から露出する状態となったときに、吐出本体100が吐出位置に位置していると検知する。
なお、第1移動部110の直動部112が、ステッピングモータの駆動量を検出するエンコーダを有し、支持部材111の移動量を検出可能な構成である場合、エンコーダを検知部として用いることもできる。この場合、エンコーダで検出した支持部材111の移動量に基づいて、吐出本体100が吐出位置に位置していると検知する。
エンコーダを検知部として用いる場合、センサやスイッチが不要となるため、装置構成が簡略化され、製造や保守が容易となる。
液吐出装置1では、検知部115の検知結果に基づいて、複数の吐出手段11のうちどの吐出手段11が有する吐出本体100が吐出位置に位置しているかを検知することができる。これにより、液吐出装置1では、吐出位置に位置する吐出本体100のみから液滴L1を吐出することができる。
(第2移動部)
第2移動部120は、支持部材121と、直動部122とを有する。第2移動部120は、搬送部130の+x側の端部と-x側の端部とに設けられた一対の部材である。
支持部材121は、+y方向から見た視野において矩形の部材であり、搬送部130を支持する。
直動部122は、z軸方向に伸びた長尺の部材である。直動部122は、支持部材121をz軸方向に上下移動させる。直動部122は、例えば、駆動源としてステッピングモータを備えた公知のリニアアクチュエータを採用することができる。
第2移動部120は、支持部材121をz軸方向に移動させることにより、搬送部130が支持する複数の吐出手段11をz軸方向に移動させる。
(搬送部)
搬送部130は、支持部材131と、直動部132とを有する。
支持部材131は、+y方向から見た視野において矩形の部材であり、複数の吐出手段11を支持する。
直動部132は、x軸方向に伸びた長尺の部材である。直動部132は、支持部材131をx軸方向に水平移動させる。直動部132の両端は、それぞれ第2移動部120の支持部材121に支持されている。
直動部132は、例えば、駆動源としてステッピングモータを備えた公知のリニアアクチュエータを採用することができる。
搬送部130は、支持部材131をx軸方向に移動させることにより、支持部材131が支持する複数の吐出手段11をx軸方向に移動させる。
<付着部>
付着部30は、吐出部10から吐出される液滴L1の吐出方向に配置され、液滴L1が付着する。本実施形態では、付着部30としてガラス板を用いる。
<載置部>
載置部40は、xステージ401と、yステージ402と、基台403を有する。
xステージ401は、付着部30を支持し固定する。また、xステージ401は、付着部30をx軸方向に水平移動させる。
yステージ402は、xステージ401をy軸方向に水平移動させる。
基台403は、yステージ402を支持する。
載置部40は、xyステージとして公知の構成を採用することができる。
<制御部>
制御部50は、液吐出装置1の各部を動作させる信号を作成し、各部に供給して制御する。
制御部50は、例えば、振動部材104に供給する駆動信号、直動部112に供給する駆動信号を作成し、各部に供給して各部の動作を制御する。
制御部50は、吐出手段11a,11b,11cがそれぞれ有する直動部112に対し、それぞれ独立して駆動信号を作成し、供給する。これにより、複数の吐出手段11のうち少なくとも一の吐出手段(例えば吐出手段11a)が備える第1移動部110は、複数の吐出手段11のうち吐出手段11aとは異なる他の吐出手段11b、11cが備える第1移動部110とは独立して、吐出手段11aが備える吐出本体100を移動させることが可能である。
また、制御部50は、液吐出装置1の第2移動部120、搬送部130に供給する駆動信号を作成し、各部に供給して各部の動作を制御する。
図3~5は、液吐出装置1の動作を説明する模式図である。
まず、図3に示すように、液吐出装置1の待機状態において、搬送部130の支持部材131は、直動部132の+x側の端部に設定された待機位置P1にて待機している。
また、液吐出装置1の待機状態において、載置部40のxステージ401は、yステージ402の-x側の端部に設定された待機位置P2にて待機している。
次いで、図4に示すように、搬送部130の支持部材131は、直動部132に沿って符号D1で示す白矢印方向(-x方向)に移動する。これにより、吐出手段11a,11b,11cは-x方向に移動する。
また、載置部40のxステージ401はx軸方向に移動し、yステージ402はy軸方向に移動する。これにより、付着部30は符号D2で示す白矢印方向に移動する。図では、符号D2で示す白矢印が+x方向を指しているが、y軸方向についても位置調整を行う。
これにより、吐出手段11と付着部30とのx軸方向およびy軸方向における相対位置をあわせる。
次いで、図5に示すように、第2移動部120において、支持部材121が直動部122に沿って符号D3で示す白矢印方向(-z方向)に移動する。これにより、吐出手段11a,11b,11cが-z方向に移動する。
さらに、吐出手段11aが有する第1移動部110では、支持部材111が直動部112に沿って符号D4で示す白矢印方向(-z方向)に移動する。また、吐出手段11b、11cが有する第1移動部110は、停止している。これにより、吐出手段11aが有する吐出本体100aのみが-z方向に移動し、吐出本体100aが有するノズルプレートの下面103yが付着部30の上面30aに近接する。
液吐出装置1では、上述のようにして吐出本体100aが選択的に付着部30に近づき、吐出本体100aが保持する液を吐出する位置(吐出位置)にまで移動する。
吐出本体100aが-z方向に移動し、吐出本体100aが有するノズルプレートの下面103yが付着部30の上面30aに近接すると、吐出手段11aが有する検知部115aは、+y方向からの視野において、吐出手段11aが有する支持部材111aから露出する。これにより、検知部115aは、吐出本体100aが所望の吐出位置に配置されたことを検知する。
液吐出装置1では、吐出位置において、ノズルプレートの下面103yと付着部30の上面30aとの離間距離が所望の距離となるように、予め各部の取付位置を設定しておく。上記離間距離は、吐出する液の性質や、付着部30において液を吐出させる位置の精度に応じて、適宜設定することができる。離間距離は、例えば1mmである。
また、図5に示すように、吐出位置における付着部30の上面30aとノズルプレートの下面103yの離間距離を、より正確に制御するために、各吐出手段11には、付着部30の上面30aまでの距離を検出可能な検出手段116を設けることが望ましい。検出手段116としてはレーザー変位計などが好適である。付着部30がガラスやプラスチックのように光透過性を有する材料で形成された透明体である場合、正反射型のレーザー変位計が好ましい。
付着部30を載置部40に載置した後、検出手段116は、付着部30の上面30aまでの距離を測定する。制御部50には、予め検出手段116とノズルプレートの下面103yとの相対的な位置関係に関する情報が保存されている。「検出手段116とノズルプレートの下面103yとの相対的な位置関係に関する情報」は設計値であってもよく、実測値であってもよい。上記測定結果と、上記情報とから、制御部50は、待機位置での付着部30の上面30aとノズルプレートの下面103yとの離間距離を算出する。
制御部50は、求められた離間距離を用い、第2移動部120の移動量を制御し、付着部30の上面30aとノズルプレートの下面103yとの離間距離を一定の値に維持することができる。「一定の値」とは、例えば、液Lを吐出する際の吐出本体100aを付着部30との距離として予め設定した値である。
上述のように吐出本体100aを付着部30に近づけた後、吐出本体100aから付着部30に向けて液を吐出する。
上述の各構成(吐出部10、載置部40、検出手段116)の動作は、制御部50が制御する。
図6は、制御部50による制御の一例を示す模式図である。制御部50は、吐出手段11a,11b,11cに液を吐出させる駆動信号Sを作成し、吐出手段11a,11b,11cに供給する。
ここで、液吐出装置1は、制御部50と吐出手段11a,11b,11cとを接続する信号経路内に、制御部50と各吐出手段との接続または遮断を切り替える切替部材70を有してもよい。切替部材70は、A接点などのノーマリーオープン(N.O.)の部材であることが好ましい。
切替部材70は、検知部115の検知結果に応じて、接続または遮断を切り替える構成とする。具体的には、切替部材70がA接点である場合、検知部115が支持部材111から露出し、吐出本体100が所望のz方向の位置に配置されたことを検知したとき、切替部材70は「接続」状態とする。また、検知部115が支持部材111と重なり、吐出本体100が所望のz方向の位置に配置されていないことを検知したとき、切替部材70は「遮断」状態とする。
図6においては、検知部115aが支持部材111から露出し、検知部115b,115cが支持部材111と重なっていることとする。この場合、検知部115aの検知結果に基づいて、切替部材70aは「接続」状態に切り替える。また、検知部115b,115cの検知結果に基づいて、切替部材70b,70cは「遮断」状態に切り替える。
これにより、制御部50が作成する駆動信号Sは、吐出手段11aにのみ供給され、吐出手段11b、11cには供給されない。
なお、図6では、1つの制御部50が複数の吐出手段11に対して駆動信号を供給することとしているが、これに限らない。各吐出手段が、吐出手段に対して駆動信号を供給する制御部をそれぞれ有する構成であってもよい。
これにより、吐出位置に達していない吐出手段11から、意図せず液が吐出される不具合を抑制することができる。
また、図6では、制御部50が複数の吐出手段11に対して同じ駆動信号を供給し、複数の吐出手段11に対して同じ制御を行うこととしているが、これに限らない。液吐出装置1が、制御部50から複数の吐出手段11に対して、それぞれ独立して駆動信号を供給可能な場合、制御部50は、複数の吐出手段11に対して異なる制御を行うこととしてもよい。
より具体的には、制御部50は、検知部115の検知結果に基づいて、吐出本体100が吐出位置に位置する吐出手段11aにのみ駆動信号を供給し、吐出本体100が非吐出位置に位置する吐出手段11b,11cには駆動信号を供給しないこととしてもよい。このような制御を行うことにより、各吐出手段11を適切に駆動させることができる。
吐出位置に位置する吐出手段11aからは、吐出手段11aに供給される駆動信号に応じて液が吐出される。吐出された液は、付着部30に付着する。
吐出手段11aから液が吐出されると、載置部40は、付着部30をx方向またはy方向のいずれか一方または両方に移動させる。付着部30が移動した後、吐出手段11aからは再度液が吐出される。
上記吐出手段11aからの液の吐出と、付着部30の移動とを交互に繰り返すことで、吐出手段11aから吐出する液によりパターニングができる。
吐出手段11aによる液のパターニングが終了した後、吐出手段11aは、吐出本体100aを+z方向に移動させる。次いで、例えば吐出手段11bが有する吐出本体100を-z方向に移動させ、吐出位置に位置させる。
吐出手段11bが有する吐出本体100は、吐出本体100aを吐出位置に移動させた方法と同様にして吐出位置に移動させることができる。また、第2移動部120、搬送部130は移動させることなく、吐出手段11bが有する吐出本体100を-z方向に移動させることにより吐出位置に移動させてもよい。
さらに、吐出手段11bによる液のパターニングが終了した後、吐出手段11a,bと同様に、吐出手段11cを移動させ、吐出手段11cによる液のパターニングを行う。
吐出手段11a,11b,11cからそれぞれ異なる液を吐出し、付着部30に付着させることにより、付着部30の上面30aにおいて異なる液をパターニングして配置することができる。また、吐出手段11から吐出する液が、例えば樹脂材料を含む懸濁液である場合、付着部30に付着させた液を乾燥させて樹脂材料を付着部30に残留させた後、吐出手段11から付着部30上の樹脂材料に重ねて液を付着させることで、樹脂材料を3次元的に積層させることもできる。
本実施形態の液吐出装置1では、上述のように、液を吐出する吐出手段11が、液を吐出しない他の吐出手段11とは独立して、他の吐出手段11よりも付着部30に近づき、液を吐出する。これにより、液吐出装置1では、吐出手段11から吐出する液の付着位置がずれにくい。
以上のような構成の液吐出装置1によれば、液を容易に所望の位置に付着させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、検知部115を設けることとしたが、検知部115が無くても、液吐出装置1は発明の効果を奏することができる。例えば、吐出手段11を-z方向に移動させる位置を固定しておき、吐出手段11が最も-z方向に移動した位置が吐出位置となるように予め設定しておくことで、検知部115は不要となる。
[第2実施形態]
図7,8は、本発明の第2実施形態に係る液吐出装置2の説明図である。本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7は、第2実施形態の液吐出装置2の概略図である。図7に示すように、液吐出装置2は、液滴を吐出する吐出部10と、吐出された液滴が付着する付着部35と、付着部35を載置する載置部40と、液吐出装置1の各部の動作を制御する制御部50と、を有する。付着部35は、載置部40のxステージ401上に載置されている。
(付着部)
図8は、付着部35を説明する概略斜視図である。付着部35は、複数の孔35aが開けられた板状の基部351と、孔35aの下方を覆って設けられたウェル352とを有する。ウェル352は、壁部と底部とで覆われ孔35aで開口した凹部である。
付着部35は、複数のウェルがマトリクス状に等間隔に配置された、いわゆるウェルプレートである。
このような付着部35を用いる場合、付着部35の基部351よりも上方に吐出手段を配置し、液を吐出すると、液を付着させるウェルの底と吐出手段との間の距離が離れており、液の付着位置がずれやすい。
また、市販のウェルプレートは、ウェルの数が異なる種々のバリエーションが存在する。例えば、ウェルプレートは、ウェルの数が6(6ウェル)、12(12ウェル)、24(24ウェル)、48(48ウェル)、96(96ウェル)である構成が知られている。
これらウェルプレートでは、ウェルの数によって、基部351の周縁から端部のウェル中心までの距離x,y、隣り合うウェル同士の中心間の距離pが異なっている。例えば、6ウェルのウェルプレートでは距離pが38.6mmであるのに対し、96ウェルのウェルプレートでは、距離pが9.0mmである。
吐出手段を複数有する液吐出装置を用いる場合、隣り合う吐出手段同士の離間距離が、ウェル同士の中心間の距離pと一致するならば、吐出手段をウェル352内に挿入して液を吐出することが可能である。しかし、上述のように、ウェルの数が異なるウェルプレートを用いると、距離pが異なるため、吐出手段をウェル352内に挿入することが困難となる。
対して、本実施形態の液吐出装置2は、液を吐出する吐出手段11のみを吐出位置に移動させて液を吐出することができる。これにより、液吐出装置2では、液を吐出する吐出手段11のみ(例えば吐出手段11aのみ)をウェル352内に挿入するように-z方向に移動させ、ウェル352内にて液を吐出することができる。これにより、液吐出装置2では、ウェル352の底部における液の付着位置がずれにくい。
以上のような構成の液吐出装置2によっても、液を容易に所望の位置に付着させることが可能となる。
[第3実施形態]
図9,10は、本発明の第3実施形態に係る液吐出装置3の説明図である。本実施形態において上述の実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9は、第3実施形態の液吐出装置3の概略図である。図9に示すように、液吐出装置3は、液滴を吐出する吐出部20と、吐出された液滴が付着する付着部35と、付着部35を載置する載置部40と、液吐出装置3の各部の動作を制御する制御部50と、を有する。
<吐出部>
吐出部20は、複数の吐出手段21と、第2移動部120と、搬送部130とを有する。
吐出手段21は、吐出本体100と、第1移動部210と、検知部115とを有する。図9では、吐出部20は、3つの吐出手段21a、21b、21cを有している。吐出手段21a、21b、21cは同じ構成を有する。
第1移動部210は、支持部材211と、直動部212と、規制部215を有する。
支持部材211は、吐出本体100を着脱自在に支持する。そのため、吐出本体100が汚染または破損した場合、支持部材211から吐出本体100を取り外し、新しい吐出本体100と交換することができる。
直動部212は、液の吐出方向に沿ってz軸方向に伸びた長尺の部材であり、支持部材211を上下移動させる。直動部212は、駆動源を有していない。直動部212は、例えば、駆動源を有さないスライダレールを採用することができる。
第1移動部210では、直動部212に沿って支持部材211が上下移動する。これにより、第1移動部210では、支持部材211が支持する吐出本体100が上下移動する。
規制部215は、吐出本体100に対し液の吐出側(-z側)に設けられ、吐出本体100の吐出方向(-z方向)への移動を規制する。規制部215は、例えば、x軸方向に沿って伸びる梁216に複数配列して設けられた突起である。規制部215の先端は、y軸方向において支持部材211と重なる位置、または支持部材211よりも+y側に位置する。
隣り合う規制部215の間隔W1は、隣り合う吐出本体100の間隔Wと同じである。また、複数の規制部215は、隣り合う吐出本体100の間隔Wと同じ間隔W1、または間隔Wの2倍の間隔W2を開けて配列している。隣り合う規制部215の間隔が間隔W2である箇所は1か所であり、残りの箇所の間隔は間隔W1である。
図10は、液吐出装置3の動作を示す模式図である。
液吐出装置3においては、まず搬送部130を用いて、平面視で第1移動部210の支持部材211と規制部215とが重なる位置に、吐出手段21を移動させる。このとき、複数の吐出手段21のうち吐出手段21aは、平面視において、間隔がW2である一対の規制部215の間に位置している。そのため、吐出手段21aが有する支持部材211は、平面視で規制部215と重ならない。
次いで、第2移動部120を-z方向に移動させる。吐出手段21aが有する支持部材211は、第2移動部120の移動の途中で規制部215に突き当たることが無い。そのため、第2移動部120を-z方向に移動させると、吐出手段21aの吐出本体100aは、付着部35のウェル352の内部に挿入される。
吐出手段21aが有する検知部115aは、吐出手段21aが有する支持部材211と+y方向からの視野において重なることない。そのため、検知部115aは、吐出本体100aが吐出位置に位置していると検知する。
一方、吐出手段21b,21cが有する支持部材211は、第2移動部120の移動の途中で、それぞれ規制部215に突き当たる。そのため、第2移動部120がさらに-z方向に移動しても、支持部材211に支持された吐出本体100は、規制部215で-z方向の移動が規制されて停止する。
吐出手段21b,21cが有する支持部材211は、第2移動部120の移動により、相対的には検知部115の方に持ち上がる。さらに第2移動部120を-z方向に移動させると、支持部材211は、+y方向からの視野において検知部115と重なる。
吐出手段21bが有する検知部115b、および吐出手段21cが有する検知部115cは、吐出手段21b,21cが有する支持部材211とそれぞれ重なることにより、吐出手段21bが有する吐出本体100b、および吐出手段21cが有する吐出本体100cがそれぞれ非吐出位置に移動したことを検知する。
制御部50は、検知部115aの検知結果と、検知部115b,115cの検知結果が異なる結果となることにより、吐出本体100aが吐出位置に移動したことを検知する。制御部50は、吐出本体100aに駆動信号を供給し、吐出本体100aに保持される液を吐出する。
以上のような構成の液吐出装置3であっても、液を吐出する吐出手段21のみを吐出位置に移動させて液を吐出することができる。これにより、液吐出装置3では、液を吐出する吐出手段21のみ(例えば吐出手段21aのみ)をウェル352内に挿入するように-z方向に移動させ、ウェル352内にて液を吐出することができる。これにより、液吐出装置2では、ウェル352の底部における液の付着位置がずれにくい。
さらに、吐出手段21が有する第1移動部210は、直動部212はに駆動源を有さないスライダレールを採用することができる。これにより、第1移動部の直動部がモータ等の駆動源を有する構成と比べ、装置構成を小型化・簡略化することができる。
以上のような構成の液吐出装置3によっても、液を容易に所望の位置に付着させることが可能となる。
[第4実施形態]
図11~15は、本発明の第4実施形態に係る液吐出装置4の説明図である。本実施形態において上述の実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11は、第4実施形態の液吐出装置4の概略図である。図11に示すように、液吐出装置4は、液滴を吐出する吐出部20と、吐出された液滴が付着する付着部35と、付着部35を載置する載置部40と、液吐出装置3の各部の動作を制御する制御部50と、吐出部20から吐出される液を吐出部20に供給する供給部60を有する。
<供給部>
供給部60は、供給本体610と、供給本体移動部620と、搬送部630とを有する。供給部60の動作は、制御部50によって制御される。
(供給本体)
図12は、供給本体610の構成を示す模式図である。供給本体610は、ノズル611、継手612、配管613、切替部614、配管615a,615b、ポンプ616a,616b、移動部617、タンク619を有する。
ノズル611は、錘状の外見を呈する筒状部材である。ノズル611は、筒状の継手612の下端側に着脱自在に取り付けられている。
継手612の上端には、配管613が接続されている。配管613は、軟質の樹脂材料を形成材料とする管である。軟質の樹脂材料としては、ポリウレタン、シリコーンゴム、フッ素樹脂などが挙げられる。
切替部614は、一方側に1つの入口、他方側に2つの出口を有し、内部の流路を切り替えることで、一方側の入口と他方側の出口との接続を切り替え可能なバルブである。流路の切り替えは、手動で行ってもよく、制御部50の制御で行ってもよい。
切替部614の一方側には配管613が接続され、切替部614の他方側には、配管615a,615bが接続されている。切替部614は、内部の流路を切り替えることにより、配管613と配管615aとを接続する状態と、配管613と配管615bとを接続する状態とを切り替えることができる。
配管615a,615bは、軟質の樹脂材料を形成材料とする管である。軟質の樹脂材料としては、ポリウレタン、シリコーンゴム、フッ素樹脂などが挙げられる。
ポンプ616aは、配管615aに接続されている。ポンプ616bは、配管615bに接続されている。ポンプ616a,616bは、ノズル611から各ポンプに繋がる流路を介して、ノズル611から液を吸引し、またはノズル611から液を排出する。
ポンプ616a,616bは、定量液量を吸引、保持、排出可能なポンプである。ポンプ616a、616bとして、例えば、シリンジポンプやダイヤフラムポンプを用いることができる。
移動部617は、支持部材617aと、直動部617bと、規制部617cを有する。
支持部材617aは、継手612を支持する。
直動部617bは、ノズル611と同方向に伸びた長尺の部材であり、支持部材617aを上下移動させる。直動部617bは、駆動源を有していない。直動部617bは、例えば、駆動源を有さないスライダレールを採用することができる。
規制部617cは、支持部材617aからノズル611の先端に向けて伸びる部材である。規制部617cは、支持部材617aの-z方向への移動を規制する。
タンク619は、液Lを貯留する容器である。タンク619は、例えば図11に示すように、後述する搬送部630が有する直動部632と平面視で重なる位置に設けられている。
図11に示すように、供給部60は、複数の供給本体610を有する。図11では、供給部60は、吐出部20が有する吐出本体100と同数の供給本体610を有することとしている。複数の供給本体610は、複数の吐出本体100と対応して用いられる。
隣り合う供給本体610の間隔は、隣り合う吐出本体100の間隔と同じである。また、供給本体610のノズル611は、平面視において、吐出本体100の保持部102と重なる位置に設けられている。
(供給本体移動部)
供給本体移動部620は、支持部材621と、直動部622とを有する。供給本体移動部620は、搬送部630の+x側の端部と-x側の端部とに設けられた一対の部材である。
支持部材621は、+y方向から見た視野において矩形の部材であり、搬送部630を支持する。
直動部622は、z軸方向に伸びた長尺の部材である。直動部622は、支持部材621をz軸方向に上下移動させる。直動部622は、例えば、駆動源としてステッピングモータを備えた公知のリニアアクチュエータを採用することができる。
供給本体移動部620は、支持部材621をz軸方向に移動させることにより、搬送部630が支持する複数の供給本体610をz軸方向に移動させる。
(搬送部)
搬送部630は、支持部材631と、直動部632とを有する。
支持部材631は、+y方向から見た視野において矩形の部材であり、複数の吐出手段11を支持する。
直動部632は、x軸方向に伸びた長尺の部材である。直動部632は、支持部材631をx軸方向に水平移動させる。直動部632の両端は、それぞれ供給本体移動部620の支持部材621に支持されている。
直動部632は、例えば、駆動源としてステッピングモータを備えた公知のリニアアクチュエータを採用することができる。
搬送部630は、支持部材631をx軸方向に移動させることにより、支持部材631が支持する複数の吐出手段11をx軸方向に移動させる。
図13,14は、供給部60の機能を説明する説明図である。
液吐出装置4が吐出する液Lは、分散媒DMに細胞Cを分散させた分散液である。このような液Lを吐出本体100の保持部102で保持し静置すると、細胞Cが沈降し保持部102の底部に堆積することがある。このように細胞Cが堆積したまま、吐出本体100から液Lを吐出させると、吐出口103xに細胞Cが詰まってしまい、液滴として吐出できない不具合が生じ得る。
また、液滴が形成できたとしても、吐出開始後しばらくの間、吐出される液滴には、多量の細胞Cが含まれると考えられる。その後、吐出を続けると、上澄み液だけを排出するに至るまで、液滴に含まれる細胞Cが漸減すると考えられる。
このように、液吐出装置4から細胞などの粒子を含む分散液を吐出する場合、吐出する液滴に含まれる細胞Cなどの粒子の量が大きくばらつくおそれがある。
対して、液吐出装置4は、供給部60を駆動させることにより、上述のように想定される不具合を解消している。
まず、図13に示すように、供給部60の使用時において、供給本体610が有するノズル611の先端611xは、吐出本体100の保持部102の内部に挿入され配置される。このとき、先端611xは、保持部102の内部に保持された液Lの内部に達する。ノズル611の内部には、液Lを保持しているとよい。
次いで、例えばポンプ616aを駆動させて、保持部102内の液Lをノズル611の内部に吸引する。これにより、仮に保持部102の底部に細胞Cが沈降していたとしても、ノズル611に吸引される液Lの流れに沿って、保持部102の底部の細胞Cが舞い上がる。
次いで、図14に示すように、例えばポンプ616bを駆動させ、ノズル611内に吸引した液Lを、保持部102内に供給する。これにより、仮に保持部102の底部に細胞Cが沈降していたとしても、ノズル611から供給される液Lの流れに沿って、保持部102の底部の細胞Cが舞い上がる。
保持部102内の液Lを再度吸引および供給する場合には、ポンプ616bを用いて吸引し、ポンプ616aを用いて液Lを保持部102に供給する。このように、一方のポンプ(第1のポンプ)による液Lの吸引と、他方のポンプ(第2のポンプ)による液Lの供給とを行った後には、他方のポンプ(第2のポンプ)による液Lの吸引と、一方のポンプ(第1のポンプ)による液Lの供給とを行い、吸引と供給とを入れ替えながら運転する。
これらの操作により、保持部102で保持する液Lでは、細胞Cが好適に分散した状態となる。このような操作のことを、以下の説明では「液Lの再分散処理」と称することがある。液Lの再分散処理により、液Lにおいて細胞Cが沈降することより想定される上述の不具合を抑制できる。
吐出本体100から液Lを吐出する場合、保持部102で保持される液Lが減少する。そのため、液Lを吐出しながら液Lの再分散処理を行う場合、ポンプから液Lを供給する際に、吐出本体100から吐出した液Lの量を補って供給し、保持部102で保持する液Lの量を維持してもよい。
図15は、液吐出装置4の動作を示す模式図である。
液吐出装置4においては、まず、液吐出装置3と同様に操作し、付着部35のウェル352の内部に吐出本体100aを挿入する。
一方、搬送部630を用いて、供給本体610のノズル611をタンク619の位置まで移動させた後、供給本体移動部620によりノズル611を-z方向に移動させ、タンク619の内部にノズル611を挿入する。この状態で、例えばポンプ616aを駆動させて液Lを吸い上げ、ノズル611内に液Lを保持する。
次いで、供給本体移動部620および搬送部630を用い、平面視で吐出本体100と重なる位置にノズル611を移動させる。このとき、規制部617cは、吐出手段21が有する支持部材211と平面視で重なる位置に配置される。
次いで、供給本体移動部620を-z方向に移動させる。供給本体移動部620を-z方向に移動させると、規制部617cは吐出手段21が有する支持部材211に突き当たる。そのため、供給本体移動部620がさらに-z方向に移動しても、支持部材211に支持されたノズル611は、規制部617cで-z方向の移動が規制されて停止する。
これにより、供給本体移動部620は、複数の供給本体610のうち少なくとも一の供給本体を、他の前記供給本体とは独立して移動させることができる。
規制部617cは、支持部材211に突き当たった状態で、ノズル611の先端が吐出本体100の保持部102の内部に配置されるように、予め長さが調節されている。そのため、上記操作を行うことにより、各吐出本体100の保持部102の内部には、ノズル611の先端が配置される。
次いで、ポンプ616aを駆動させることで、ノズル611内に保持する液を各吐出本体100の保持部102に供給することができる。
上記操作により、吐出本体100から吐出する液が不足した場合に、吐出本体100に液が追加供給される。
また、吐出本体100から吐出する液Lが分散液である場合、吐出本体100において液を保持している間に液中の分散質が沈殿するおそれがある。分散液に沈殿が生じると、吐出する液Lの濃度が変動しやすく、均質な吐出ができない。
これに対し、上記操作により吐出本体100に液Lを供給すると、吐出本体100において保持する液が、ノズル611を介して供給される液で撹拌される。これにより、液の沈殿が解消し、液Lの均質な吐出が可能となる。
さらに、上述したように、保持部102に保持された液Lの再分散処理を行うことで、液Lの均質な吐出が可能となる。
なお、制御部50は、検知部115の検知結果に基づいて、非吐出位置に位置する吐出本体100に対応した供給本体610と、吐出位置に位置する吐出本体100に対応した供給本体610、に異なる制御を行うこととしてもよい。詳しくは、制御部50は、吐出位置に位置する吐出本体100aにノズル611が挿入された供給本体610のみ上記液の供給を行い、非吐出位置に位置する吐出本体100b,100cにノズル611が挿入された供給本体610には、上記液の供給を行わせないこととすることができる。
以上のような構成の液吐出装置4によっても、液を容易に所望の位置に付着させることが可能となる。
なお、本実施形態の液吐出装置4においては、1つの供給本体610が、ポンプ616a、616bを有することとしたが、これに限らない。
図16は、供給本体の変形例を示す模式図である。図16に示すように、供給本体640は、ノズル611、継手612、配管613、切替部614、配管615a,615b、移動部617をそれぞれ3つ備え、ポンプ616a,616bを1つずつ備えている。
3つのノズル611(611a、611b、611c)は、それぞれ液吐出装置4が有する吐出部10の吐出本体100a、100b、100cに対応する。
供給本体640では、3つの切替部614のそれぞれに接続された合計3本の配管615aが、全てポンプ616aに接続されている。また、3つの切替部614のそれぞれに接続された合計3本の配管615bが、全てポンプ616bに接続されている。
このような供給本体640においては、ポンプ616aとポンプ616bとを用いて、上述した再分散処理を行うことにより、吐出本体100a、100b、100cが保持する液に対して同時に再分散処理を行うことができる。
この場合、切替部614は、内部の流路を切り替えることで、一方側の入口と他方側の出口との接続を切り替える機能に加え、切替部614の内部を不通にする機能を有してもよい。3つの切替部614のうち、いずれか1つの切替部614において、ポンプ616aまたはポンプ616bとノズル611とを接続し、他の2つの切替部614においては内部を不通にすることで、1つのノズル611にのみ液Lを供給することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、液吐出装置2,3,4では、付着部35を用いることとしたが、付着部30を用いてもよい。
また、液吐出装置1,2,3は、液吐出装置4が有する供給部60を有してもよい。
本発明は、以下の態様を含む。
[1]液を吐出する吐出部を備え、前記吐出部は、前記液を吐出する複数の吐出本体と、前記吐出本体を、前記液の吐出方向に沿って、前記吐出本体から前記液を吐出しない非吐出位置と、前記吐出本体から前記液を吐出する吐出位置とに移動させる移動部と、を有し、前記移動部は、前記複数の吐出本体のうち少なくとも一の前記吐出本体を、前記複数の吐出本体のうち前記一の吐出本体とは異なる他の前記吐出本体とは独立して移動させる第1移動部を有する液吐出装置。
[2]前記吐出部は、前記吐出本体が前記吐出位置に移動したことを検知する検知部を有する[1]に記載の液吐出装置。
[3]前記吐出部の動作を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記検知部による検知結果に基づいて、前記非吐出位置に位置する前記吐出本体と、前記吐出位置に位置する前記吐出本体と、に異なる制御を行う[2]に記載の液吐出装置。
[4]前記検知部は、フォトセンサである[2]または[3]に記載の液吐出装置。
[5]前記検知部は、メカニカルスイッチである[2]または[3]に記載の液吐出装置。
[6]前記第1移動部は、前記吐出本体を移動させるアクチュエータと、前記アクチュエータによる前記吐出本体の移動距離を検出するエンコーダとを有し、前記検知部は、前記エンコーダである[2]または[3]に記載の液吐出装置。
[7]前記第1移動部は、前記吐出本体を移動させるアクチュエータを有する[1]から[5]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[8]前記移動部は、前記吐出方向に沿って、2以上の前記吐出本体をまとめて移動させる第2移動部と、前記吐出本体に対し前記液の吐出側に設けられ、前記吐出本体の前記吐出方向への移動を規制する規制部材を有し、前記第1移動部は、前記吐出方向に沿って設けられたスライダレールである[1]から[5]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[9]前記吐出本体に前記液を供給する供給部を有する[1]から[8]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[10]前記供給部は、前記複数の吐出本体のそれぞれに前記液を供給する複数の供給本体と、前記供給本体を前記吐出本体に向けて移動させる供給本体移動部と、を有し、前記供給本体移動部は、前記供給本体を、前記吐出本体に前記液を供給しない非供給位置と、前記吐出本体に前記液を供給する供給位置とに移動させるとともに、前記複数の供給本体のうち少なくとも一の前記供給本体を、前記複数の供給本体のうち前記一の供給本体とは異なる他の前記供給本体とは独立して前記供給本体を移動させる[9]に記載の液吐出装置。
[11]前記供給部の動作を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記吐出本体が前記吐出位置に移動したことを検知する検知部による検知結果に基づいて、前記非吐出位置に位置する前記吐出本体に対応した前記供給本体と、前記吐出位置に位置する前記吐出本体に対応した前記供給本体と、に異なる制御を行う[10]に記載の液吐出装置。
[12]前記吐出方向に、吐出された前記液を付着させる付着部を有する[1]から[11]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[13]前記付着部が、前記吐出部側が開口した複数の凹部を有する[12]に記載の液吐出装置。
[14]前記吐出本体の液吐出側の端部と、前記付着部の前記吐出本体側の面と間の距離を計測する計測部を有する[12]または[13]に記載の液吐出装置。
[15]前記吐出本体が着脱可能である[1]から[14]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[16]前記吐出方向と交差する方向に、2以上の前記吐出本体をまとめて移動させる搬送部を有する[1]から[15]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[17]前記吐出本体は、インクジェットヘッドである[1]から[16]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[18]前記吐出本体は、吐出口を有し、振動により前記吐出口から前記液を吐出する膜状部材と、前記膜状部材を振動させる振動部材と、を有する[17]に記載の液吐出装置。
[19]前記液は、球状体と、前記球状体が分散した分散媒とを有する分散液である[1]から[18]のいずれか1項に記載の液吐出装置。
[20]前記球状体が細胞である[19]に記載の液吐出装置。
[1]から[20]のいずれか1項に記載の液吐出装置によれば、従来の課題を解決し、本発明の目的を達することができる。
1,2,3,4…液吐出装置、10,20…吐出部、30,35…付着部、50…制御部、60…供給部、100,100a,100b,100c…吐出本体、102…保持部、103…ノズルプレート(膜状部材)、103x…吐出口、104…振動部材、110,210…第1移動部、115,115a,115b,115c…検知部、120…第2移動部、130…搬送部、215…規制部、610…供給本体、L…液
特開2018-86818号公報

Claims (18)

  1. 液を吐出する吐出部を備え、
    前記吐出部は、前記液を吐出する複数の吐出本体と、
    前記吐出本体を、前記液の吐出方向に沿って、前記吐出本体から前記液を吐出しない非吐出位置と、前記吐出本体から前記液を吐出する吐出位置とに移動させる移動部と、を有し、
    前記移動部は、前記複数の吐出本体のうち少なくとも一の前記吐出本体を、前記複数の吐出本体のうち前記一の吐出本体とは異なる他の前記吐出本体とは独立して移動させる第1移動部を有し、
    前記吐出本体に前記液を供給する供給部を有し、
    前記複数の吐出本体のそれぞれに前記液を供給する複数の供給本体と、前記供給本体を前記吐出本体に向けて移動させる供給本体移動部と、を有し、
    前記供給本体移動部は、前記供給本体を、前記吐出本体に前記液を供給しない非供給位置と、前記吐出本体に前記液を供給する供給位置とに移動させるとともに、前記複数の供給本体のうち少なくとも一の前記供給本体を、前記複数の供給本体のうち前記一の供給本体とは異なる他の前記供給本体とは独立して前記供給本体を移動させる液吐出装置。
  2. 前記吐出部は、前記吐出本体が前記吐出位置に移動したことを検知する検知部を有する請求項1に記載の液吐出装置。
  3. 前記吐出部の動作を制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記検知部による検知結果に基づいて、前記非吐出位置に位置する前記吐出本体と、前記吐出位置に位置する前記吐出本体と、に異なる制御を行う請求項2に記載の液吐出装置。
  4. 前記検知部は、フォトセンサである請求項2または3に記載の液吐出装置。
  5. 前記検知部は、メカニカルスイッチである請求項2または3に記載の液吐出装置。
  6. 前記第1移動部は、前記吐出本体を移動させるアクチュエータと、前記アクチュエータによる前記吐出本体の移動距離を検出するエンコーダとを有し、
    前記検知部は、前記エンコーダである請求項2または3に記載の液吐出装置。
  7. 前記第1移動部は、前記吐出本体を移動させるアクチュエータを有する請求項1から5のいずれか1項に記載の液吐出装置。
  8. 前記移動部は、前記吐出方向に沿って、2以上の前記吐出本体をまとめて移動させる第2移動部と、
    前記吐出本体に対し前記液の吐出側に設けられ、前記吐出本体の前記吐出方向への移動を規制する規制部材を有し、
    前記第1移動部は、前記吐出方向に沿って設けられたスライダレールである請求項1から5のいずれか1項に記載の液吐出装置。
  9. 前記供給部の動作を制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記吐出本体が前記吐出位置に移動したことを検知する検知部による検知結果に基づいて、前記非吐出位置に位置する前記吐出本体に対応した前記供給本体と、前記吐出位置に位置する前記吐出本体に対応した前記供給本体と、に異なる制御を行う請求項1から8のいずれか1項に記載の液吐出装置。
  10. 前記吐出方向に、吐出された前記液を付着させる付着部を有する請求項1からのいずれか1項に記載の液吐出装置。
  11. 前記付着部が、前記吐出部側が開口した複数の凹部を有する請求項10に記載の液吐出装置。
  12. 前記吐出本体の液吐出側の端部と、前記付着部の前記吐出本体側の面と間の距離を計測する計測部を有する請求項10または11に記載の液吐出装置。
  13. 前記吐出本体が着脱可能である請求項1から12のいずれか1項に記載の液吐出装置。
  14. 前記吐出方向と交差する方向に、2以上の前記吐出本体をまとめて移動させる搬送部を有する請求項1から13のいずれか1項に記載の液吐出装置。
  15. 前記吐出本体は、インクジェットヘッドである請求項1から14のいずれか1項に記載の液吐出装置。
  16. 前記吐出本体は、吐出口を有し、振動により前記吐出口から前記液を吐出する膜状部材と、
    前記膜状部材を振動させる振動部材と、を有する請求項15に記載の液吐出装置。
  17. 前記液は、球状体と、前記球状体が分散した分散媒とを有する分散液である請求項1から16のいずれか1項に記載の液吐出装置。
  18. 前記球状体が細胞である請求項17に記載の液吐出装置。
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