以下、本発明の理解を助けるためにより詳しく説明する。
(用語の定義)
本明細書において、
は、他の置換基に連結される結合を意味する。
本明細書において、「置換または非置換の」という用語は、重水素;ハロゲン基;シアノ基;ニトロ基;ヒドロキシ基;カルボニル基;エステル基;イミド基;アミノ基;ホスフィンオキシド基;アルコキシ基;アリールオキシ基;アルキルチオキシ基;アリールチオキシ基;アルキルスルホキシ基;アリールスルホキシ基;シリル基;ホウ素基;アルキル基;シクロアルキル基;アルケニル基;アリール基;アラルキル基;アラルケニル基;アルキルアリール基;アルキルアミン基;アラルキルアミン基;ヘテロアリールアミン基;アリールアミン基;アリールホスフィン基;またはN、OおよびS原子のうちの1個以上を含むヘテロアリール基からなる群から選択される1個以上の置換基で置換または非置換されるか、前記例示された置換基のうちの2以上の置換基が連結された置換または非置換されることを意味する。例えば、「2以上の置換基が連結された置換基」は、ビフェニル基であってもよい。すなわち、ビフェニル基は、アリール基であってもよく、2個のフェニル基が連結された置換基と解釈されてもよい。
本明細書において、カルボニル基の炭素数は特に限定されないが、炭素数1~40であることが好ましい。具体的には、下記のような構造の化合物であってもよいが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、エステル基は、エステル基の酸素が炭素数1~25の直鎖、分枝鎖もしくは環鎖アルキル基、または炭素数6~25のアリール基で置換されていてもよい。具体的には、下記構造式の化合物であってもよいが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、イミド基の炭素数は特に限定されないが、炭素数1~25であることが好ましい。具体的には、下記のような構造の化合物であってもよいが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、シリル基は、具体的には、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、t-ブチルジメチルシリル基、ビニルジメチルシリル基、プロピルジメチルシリル基、トリフェニルシリル基、ジフェニルシリル基、フェニルシリル基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、ホウ素基は、具体的には、トリメチルホウ素基、トリエチルホウ素基、t-ブチルジメチルホウ素基、トリフェニルホウ素基、フェニルホウ素基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、ハロゲン基の例としては、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素がある。
本明細書において、前記アルキル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、1~40であることが好ましい。一実施形態によれば、前記アルキル基の炭素数は1~20である。また一つの実施形態によれば、前記アルキル基の炭素数は1~10である。また一つの実施形態によれば、前記アルキル基の炭素数は1~6である。アルキル基の具体的な例としては、メチル、エチル、プロピル、n-プロピル、イソプロピル、ブチル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、sec-ブチル、1-メチル-ブチル、1-エチル-ブチル、ペンチル、n-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert-ペンチル、ヘキシル、n-ヘキシル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、4-メチル-2-ペンチル、3,3-ジメチルブチル、2-エチルブチル、ヘプチル、n-ヘプチル、1-メチルヘキシル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オクチル、n-オクチル、tert-オクチル、1-メチルヘプチル、2-エチルヘキシル、2-プロピルペンチル、n-ノニル、2,2-ジメチルヘプチル、1-エチル-プロピル、1,1-ジメチル-プロピル、イソヘキシル、2-メチルペンチル、4-メチルヘキシル、5-メチルヘキシルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、前記アルケニル基は、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、炭素数は特に限定されないが、2~40であることが好ましい。一実施形態によれば、前記アルケニル基の炭素数は2~20である。また一つの実施形態によれば、前記アルケニル基の炭素数は2~10である。また一つの実施形態によれば、前記アルケニル基の炭素数は2~6である。具体的な例としては、ビニル、1-プロペニル、イソプロペニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、3-メチル-1-ブテニル、1,3-ブタジエニル、アリル、1-フェニルビニル-1-イル、2-フェニルビニル-1-イル、2,2-ジフェニルビニル-1-イル、2-フェニル-2-(ナフチル-1-イル)ビニル-1-イル、2,2-ビス(ジフェニル-1-イル)ビニル-1-イル、スチルベニル基、スチレニル基などがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、シクロアルキル基は特に限定されないが、炭素数3~60であることが好ましく、一実施形態によれば、前記シクロアルキル基の炭素数は3~30である。また一つの実施形態によれば、前記シクロアルキル基の炭素数は3~20である。また一つの実施形態によれば、前記シクロアルキル基の炭素数は3~6である。具体的には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、3-メチルシクロペンチル、2,3-ジメチルシクロペンチル、シクロヘキシル、3-メチルシクロヘキシル、4-メチルシクロヘキシル、2,3-ジメチルシクロヘキシル、3,4,5-トリメチルシクロヘキシル、4-tert-ブチルシクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、アリール基は特に限定されないが、炭素数6~60であることが好ましく、単環式アリール基または多環式アリール基であってもよい。一実施形態によれば、前記アリール基の炭素数は6~30である。一実施形態によれば、前記アリール基の炭素数は6~20である。前記単環式アリール基としては、フェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基などであってもよいが、これらに限定されるものではない。前記多環式アリール基としては、ナフチル基、アントラセニル基、フェナントレニル基、ピレニル基、ペリレニル基、クリセニル基、フルオレニル基などであってもよいが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、フルオレニル基は置換されていてもよく、置換基2個が互いに結合してスピロ構造を形成してもよい。前記フルオレニル基が置換される場合、
などであってもよい。但し、これらに限定されるものではない。
本明細書において、ヘテロアリールは、異種元素としてO、N、SiおよびSのうちの1個以上を含むヘテロアリールであって、炭素数は特に限定されないが、炭素数2~60であることが好ましい。ヘテロアリールの例としては、チオフェン基、フラニル基、ピロール基、イミダゾール基、チアゾール基、オキサゾール基、オキサジアゾール基、トリアゾール基、ピリジル基、ビピリジル基、ピリミジル基、トリアジニル基、アクリジニル基、ピリダジニル基、ピラジニル基、キノリニル基、キナゾリニル基、キノキサリニル基、フタラジニル基、ピリドピリミジニル基、ピリドピラジニル基、ピラジノピラジニル基、イソキノリル基、インドール基、カルバゾール基、ベンズオキサゾール基、ベンゾイミダゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾカルバゾール基、ベンゾチオフェン基、ジベンゾチオフェン基、ベンゾフラニル基、フェナントロリン(phenanthroline)基、イソオキサゾリル基、チアジアゾリル基、フェノチアジニル基、およびジベンゾフラニル基などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
本明細書で使用される用語「芳香族環」は、環形成原子として炭素のみを含み、分子全体が芳香族性(aromaticity)を有する縮合単環または縮合多環のみならず、フルオレン環などの複数の芳香族性を有する縮合単環が隣接する置換基同士が結合して形成された縮合多環も含むものと理解される。この時、前記芳香族環の炭素数は6~60、または6~30、または6~20であるが、これらに限定されるものではない。また、前記芳香族環としてはベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピレン環、フルオレン環などであり得るが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される用語「ヘテロ芳香族環」は、環形成原子として炭素以外にO、N、およびSのうちの1個以上のヘテロ原子を含み、分子全体が芳香族性を有するヘテロ縮合単環またはヘテロ縮合多環を意味する。前記ヘテロ芳香族環の炭素数は2~60、または2~30、または2~20であるが、これらに限定されるものではない。また、前記ヘテロ芳香族環としてはベンゾフラン環、ベンゾチオフェン環、ジベンゾフラン環、ジベンゾチオフェン環などであり得るが、これらに限定されるものではない。
本明細書において、アラルキル基、アラルケニル基、アルキルアリール基、アリールアミン基中のアリール基は、上述したアリール基に関する説明が適用可能である。本明細書において、アラルキル基、アルキルアリール基、アルキルアミン基中のアルキル基は、上述したアルキル基に関する説明が適用可能である。本明細書において、ヘテロアリールアミン中のヘテロアリールは、上述したヘテロアリールに関する説明が適用可能である。本明細書において、アラルケニル基中のアルケニル基は、上述したアルケニル基に関する説明が適用可能である。本明細書において、アリーレンは、2価の基であることを除けば、上述したアリール基に関する説明が適用可能である。本明細書において、ヘテロアリーレンは、2価の基であることを除けば、上述したヘテロアリールに関する説明が適用可能である。本明細書において、炭化水素環は1価の基ではなく、2個の置換基が結合して形成したことを除けば、上述したアリール基またはシクロアルキル基に関する説明が適用可能である。本明細書において、ヘテロ環は1価の基ではなく、2個の置換基が結合して形成したことを除けば、上述したヘテロアリールに関する説明が適用可能である。
以下、各構成別に本発明を詳しく説明する。
第1電極および第2電極
本発明の一実施形態による有機発光素子は、基板上に、第1電極および前記第1電極に対向して備えられた第2電極を含み、この時、前記第1電極が正極の場合前記第2電極は負極であり、前記第1電極が負極の場合前記第2電極は正極である。
具体的には、前記有機発光素子は、基板上に、正極、発光層および負極が順次積層された正方向構造(normal type)の有機発光素子であり得る。逆に、前記有機発光素子は、基板上に、負極、発光層および正極が順次積層された逆方向構造(inverted type)の有機発光素子であり得る。
前記正極物質としては、通常有機物層への正孔注入が円滑となるように仕事関数の大きい物質が好ましい。前記正極物質の具体的な例としては、バナジウム、クロム、銅、亜鉛、金などの金属またはこれらの合金;亜鉛酸化物、インジウム酸化物、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)などの金属酸化物;ZnO:AlまたはSNO2:Sbなどの金属と酸化物との組み合わせ;ポリ(3-メチルチオフェン)、ポリ[3,4-(エチレン-1,2-ジオキシ)チオフェン](PEDOT)、ポリピロールおよびポリアニリンなどの導電性高分子などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
前記負極物質としては、通常有機物層への電子注入が容易となるように仕事関数の小さい物質であることが好ましい。前記負極物質の具体的な例としては、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、チタニウム、インジウム、イットリウム、リチウム、ガドリニウム、アルミニウム、銀、スズおよび鉛などの金属、またはこれらの合金;LiF/AlまたはLiO2/Alなどの多層構造物質などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。
発光層
本発明の一実施形態による有機発光素子は、前記第1電極と第2電極との間に備えられた、正孔輸送層と電子輸送層から輸送された正孔と電子が結合して可視光線領域の光を出す層である発光層を含み、前記発光層は、前記化学式1で表される第1化合物と前記化学式2で表される第2化合物を含む。
この時、前記発光層内において前記第1化合物と前記第2化合物は全てホスト材料に使用される。具体的には、前記第1化合物はN型ホスト物質であり、前記第2化合物はP型ホスト物質であって、有機発光素子の発光層がこのようなN型ホスト物質とP型ホスト物質を同時に含む場合、単一物質のホストを使用する場合に比べて、効率および寿命の側面から改善された効果を奏することができる。
特に、前記第1化合物は、ジベンゾフラン系コアの1つのベンゼン環にN含有6員-ヘテロ環基とA置換基(ベンゾカルバゾリル系置換基)が全て結合した構造を有する。このような構造を有する第1化合物は、N含有6員-ヘテロ環基とA置換基(ベンゾカルバゾリル系置換基)がジベンゾフラン系コアの他のベンゼン環にそれぞれ結合している構造を有する化合物および前記A置換基(ベンゾカルバゾリル系置換基)の代わりに置換/非置換のカルバゾリル置換基が結合した化合物に比べて、電子と正孔に対する安定度が高く、電子と正孔の均衡を安定的に維持できる。したがって、前記第1化合物を採用した有機発光素子は、(i)N含有6員-ヘテロ環基とA置換基(ベンゾカルバゾリル系置換基)がジベンゾフラン系コアの他のベンゼン環にそれぞれ結合している構造を有する化合物、および(ii)前記A置換基(ベンゾカルバゾリル系置換基)の代わりに置換/非置換のカルバゾリル置換基が結合した化合物を採用した有機発光素子に比べて、低駆動電圧、高効率および長寿命の特性を示す。
好ましくは、前記第1化合物は、ジベンゾフラン系コアでのN含有6員-ヘテロ環基の結合位置によって下記化学式1A~化学式1Dのうちのいずれか1つで表される:
[化学式1A] [化学式1B]
[化学式1C] [化学式1D]
上記化学式1A~化学式1D中、
各置換基に対する説明は前記化学式1で定義した通りである。
好ましくは、X1~X3は全てNである。
好ましくは、Zはそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZのうちの隣接する2つは互い結合して非置換、または重水素で置換された炭素数6~20の芳香族環、例えばベンゼン環を形成することができる。
この時、Zの個数を意味するnは0、1、2、3、4、5または6である。
より具体的には、前記第1化合物は、下記化学式1A-1~化学式1D-1のうちのいずれか1つで表される:
上記化学式1A-1~1D-1中、
Z1~Z3のうちの1つは前記化学式1-1で表される置換基Aであり、残りはそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ1~Z3のうちの隣接する2つは互い結合して非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成することができ、
Z4~Z7はそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ4~Z7のうちの隣接する2つは互い結合して非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成することができ、
Ar1およびAr2は前記化学式1で定義した通りである。
具体的には、前記化学式1A-1中、
Z1がAであり、Z2およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ2およびZ3の2つが互いに結合して、非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成するか;
Z2がAであり、Z1およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか;または
Z3がAであり、Z1およびZ2がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ1およびZ2が互いに結合して、非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成することができる。
また、前記化学式1B-1中、
Z1がAであり、Z2およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ2およびZ3が互いに結合して、非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成するか;
Z2がAであり、Z1およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか;または
Z3がAであり、Z1およびZ2がそれぞれ独立して、水素または重水素であり得る。
また、前記化学式1C-1中、
Z1がAであり、Z2およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか;
Z2がAであり、Z1およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか;または
Z3がAであり、Z1およびZ2がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ1およびZ2が互いに結合して、非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成することができる。
具体的には、前記化学式1D-1中、
Z1がAであり、Z2およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ2およびZ3が互いに結合して、非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成するか;
Z2がAであり、Z1およびZ3がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか;または
Z3がAであり、Z1およびZ2がそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはZ1およびZ2が互いに結合して、非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成することができる。
または、前記第1化合物は、下記化学式3-1~化学式3-7のうちのいずれか1つで表される:
上記化学式3-1~化学式3-7中、
Rはそれぞれ独立して、水素、または重水素であり、
A、Ar1およびAr2は前記化学式1で定義した通りである。
好ましくは、Ar1およびAr2はそれぞれ独立して、非置換、または重水素または炭素数6~20のアリールで置換された炭素数6~20のアリールである。
より好ましくは、Ar1およびAr2はそれぞれ独立して、フェニル、ビフェニリル、ターフェニリル、ナフチル、フェナントレニル、ジベンゾチオフェニル、ジベンゾフラニル、またはカルバゾリルであり、
ここで、Ar1およびAr2は非置換、または重水素および炭素数6~20のアリールで構成される群からそれぞれ独立して選択される1個~5個の置換基で置換され得る。
最も好ましくは、Ar1およびAr2はそれぞれ独立して、下記で構成される群から選択されるいずれか1つである:
この時、Ar1およびAr2は互いに同一でもまたは異なってもよい。
また、前記化学式1-1で表される置換基であるA中、R1~R4はそれぞれ独立して、水素または重水素であるか、またはR1~R4のうちの隣接する2つは互い結合して非置換、または重水素で置換されたベンゼン環を形成することができる。
この時、重水素(D)の個数を意味するmは0、1、2、3、4、5または6である。
例えば、Aは、下記化学式a1~化学式a4で表される置換基のうちのいずれか1つである:
前記第1化合物の具体的な例は以下の通りである:
一方、前記化学式1で表される化合物は、一例として、下記反応式1のような製造方法で製造することができる。
[反応式1]
上記反応式1中、Xはそれぞれ独立して、ハロゲンであり、好ましくは臭素、または塩素であり、他の置換基に対する定義は先に説明した通りである。
具体的には、前記化学式1で表される化合物は、アミン置換反応により出発物質SM1およびSM2が結合して製造される。このようなアミン置換反応は、パラジウム触媒と塩基の存在下で行うことが好ましい。また、前記アミン置換反応のための反応基は適切に変更可能であり、化学式1で表される化合物の製造方法は、後述する製造例でさらに具体化される。
一方、前記第2化合物はビスカルバゾール系化合物であり、好ましくは、T1~T4がそれぞれ独立して炭素数6~20の芳香族環の構造を有する。より好ましくは、T1~T4は非置換、または重水素で置換されたベンゼン環、または非置換、または重水素で置換されたナフタレン環である。
最も好ましくは、T1~T4は全てベンゼン環であり、この時、前記第2化合物は下記化学式2-1で表される:
[化学式2-1]
上記化学式2-1中、
Dは重水素を意味し、
rおよびsはそれぞれ独立して、0~7の整数であり、
各置換基に対する説明は前記化学式2で定義した通りである。
好ましくは、L1およびL2はそれぞれ独立して、単結合、または非置換された炭素数6~20のアリーレンである。
より好ましくは、L1およびL2はそれぞれ独立して、単結合、フェニレン、またはナフチレンである。
好ましくは、Ar3およびAr4はそれぞれ独立して、非置換、または炭素数1~10のアルキルまたは炭素数6~20のアリールで置換された炭素数6~20のアリール;またはOまたはSを含む炭素数2~20のヘテロアリールである。
より好ましくは、Ar3およびAr4はそれぞれ独立して、フェニル、ビフェニリル、ターフェニリル、ナフチル、フェナントレニル、トリフェニレニル、フルオレニル、スピロビフルオレニル、フルオランテニル、ジベンゾチオフェニル、ジベンゾフラニルであり、
ここで、Ar3およびAr4は非置換、または炭素数1~10のアルキルおよび炭素数6~20のアリールで構成される群からそれぞれ独立して選択される1個~4個の置換基で置換され得る。
最も好ましくは、Ar3およびAr4はそれぞれ独立して、下記で構成される群から選択されるいずれか1つである:
この時、Ar3およびAr4は互いに同一でもまたは異なってもよい。
好ましくは、前記第2化合物は下記化学式2-2で表される:
[化学式2-2]
上記化学式2-2中、
L1およびL2はそれぞれ独立して、単結合、フェニレン、またはナフチレンであり、
Ar3およびAr4は前記化学式2で定義した通りである。
前記第2化合物の具体的な例は以下の通りである:
一方、前記化学式2で表される化合物は、一例として、下記反応式2のような製造方法で製造することができる。
[反応式2]
上記反応式2中、Xはそれぞれ独立して、ハロゲンであり、好ましくは臭素、または塩素であり、他の置換基に対する定義は先に説明した通りである。
具体的には、前記化学式2で表される化合物は鈴木カップリング(Suzuki-coupling)反応により出発物質SM3およびSM4が結合して製造される。このような鈴木カップリング反応はパラジウム触媒と塩基の存在下で行うことが好ましい。また、前記鈴木カップリング反応のための反応基は適切に変更可能であり、化学式2で表される化合物の製造方法は後述する製造例でさらに具体化される。
このような第1化合物および前記第2化合物は、前記発光層内に99:1~1:99の重量比、より好ましくは50:50の重量比で含まれることが高効率および長寿命の素子の実現に好ましい。
一方、前記発光層は、前記ホスト材料以外にドーパント材料をさらに含む。このようなドーパント材料としては、芳香族アミン誘導体、スチリルアミン化合物、ホウ素錯体、フルオランテン化合物、金属錯体などがある。具体的には、芳香族アミン誘導体としては、置換または非置換のアリールアミノ基を有する縮合芳香族環誘導体であって、アリールアミノ基を有するピレン、アントラセン、クリセン、ペリフランテンなどがあり、スチリルアミン化合物としては、置換または非置換のアリールアミンに少なくとも1個のアリールビニル基が置換されている化合物で、アリール基、シリル基、アルキル基、シクロアルキル基、およびアリールアミノ基からなる群より1または2以上選択される置換基が置換または非置換される。具体的には、スチリルアミン、スチリルジアミン、スチリルトリアミン、スチリルテトラアミンなどがあるが、これらに限定されない。また、金属錯体としては、イリジウム錯体、白金錯体などがあるが、これらに限定されない。
好ましくは、前記発光層は、下記のようなイリジウム錯体化合物をドーパント材料に含み得るが、これに限定されるものではない。
正孔注入層
本発明の一実施形態による有機発光素子は、前記正極上に正孔注入層をさらに含む。前記正孔注入層は正孔注入物質からなり、正孔注入物質としては、正孔を輸送する能力を有し、正極からの正孔注入効果、発光層または発光材料に対して優れた正孔注入効果を有し、発光層で生成された励起子の電子注入層または電子注入材料への移動を防止し、また、薄膜形成能力の優れた化合物が好ましい。
前記正孔注入物質の具体的な例としては、金属ポルフィリン(porphyrin)、オリゴチオフェン、アリールアミン系の有機物、ヘキサニトリルヘキサアザトリフェニレン系の有機物、キナクリドン(quinacridone)系の有機物、ペリレン(perylene)系の有機物、アントラキノンおよびポリアニリンとポリチオフェン系の導電性高分子などがあるが、これらに限定されるものではない。
正孔輸送層
本発明の一実施形態による有機発光素子は、前記正極上に、または前記正極上に形成された正孔注入層上に正孔輸送層をさらに含む。前記正孔輸送層は、正極または正極上に形成された正孔注入層から正孔を受け取って発光層まで正孔を輸送する層で、前記正孔輸送層に含まれる正孔輸送物質としては、正極や正孔注入層から正孔輸送を受けて発光層に移し得る物質で、正孔に対する移動性の大きい物質が好適である。
前記正孔輸送物質の具体的な例としては、アリールアミン系の有機物、導電性高分子、および共役部分と非共役部分が共に存在するブロック共重合体などがあるが、これらに限定されるものではない。
電子抑制層
本発明の一実施形態による有機発光素子は、前記正孔輸送層上に電子抑制層をさらに含む。前記電子抑制層は前記正孔輸送層上に形成され、好ましくは発光層に接して設けられ、正孔移動度を調節し、電子の過剰な移動を防止して正孔-電子間の結合確率を高めることによって有機発光素子の効率を改善する役割を果たす層を意味する。前記電子抑制層は電子阻止物質を含み、このような電子阻止物質の例として、前記化学式1で表される化合物を使用するか、またはアリールアミン系の有機物などを使用することができるが、これらに限定されるものではない。
正孔阻止層
本発明の一実施形態による有機発光素子は、前記発光層上に正孔阻止層をさらに含む。前記正孔阻止層は発光層上に形成され、好ましくは発光層に接して設けられ、電子移動度を調節して正孔の過剰な移動を防止して正孔-電子間の結合確率を高めることによって有機発光素子の効率を改善する役割を果たす層を意味する。前記正孔阻止層は正孔阻止物質を含み、このような正孔阻止物質の例として、トリアジンを含むアジン類誘導体;トリアゾール誘導体;オキサジアゾール誘導体;フェナントロリン誘導体;ホスフィンオキシド誘導体などの電子求引基が導入された化合物を使用することができるが、これらに限定されるものではない。
電子輸送層
本発明の一実施形態による有機発光素子は、前記発光層上に、または前記正孔阻止層上に電子輸送層を含む。前記電子輸送層は、負極または後述する電子注入層から電子を受け取って発光層まで電子を輸送する層で、前記電子輸送層に含まれる電子輸送物質としては、負極から電子注入をよく受けて発光層に移し得る電子に対する移動性の大きい物質が好適である。
前記電子輸送物質の具体的な例としては、ピリジン誘導体;ピリミジン誘導体;トリアゾール誘導体;8-ヒドロキシキノリンのAl錯体;Alq3を含む錯体;有機ラジカル化合物;ヒドロキシフラボン-金属錯体などがあるが、これらにのみ限定されるものではない。電子輸送層は、従来技術により使用されているような、任意の所望するカソード物質と共に使用可能である。特に、適切なカソード物質の例は、低い仕事関数を有し、アルミニウム層またはシルバー層が後に続く通常の物質である。具体的には、セシウム、バリウム、カルシウム、イッテルビウム、およびサマリウムであり、各場合、アルミニウム層またはシルバー層が後に続く。
電子注入層
本発明の一実施形態による有機発光素子は、前記電子輸送層と負極との間に電子注入層をさらに含む。前記電子注入層は負極から電子を注入する層で、前記電子注入層に含まれる電子注入物質としては、電子を輸送する能力を有し、負極からの電子注入効果、発光層または発光材料に対して優れた電子注入効果を有し、発光層で生成された励起子の正孔注入層への移動を防止し、また、薄膜形成能力の優れた化合物が好ましい。
前記電子注入層に使用可能な物質の具体的な例としては、LiF、NaCl、CsF、Li2O、BaO、フルオレノン、アントラキノジメタン、ジフェノキノン、チオピランジオキシド、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、ペリレンテトラカルボン酸、フルオレニリデンメタン、アントロンなどとそれらの誘導体、金属錯体化合物、および含窒素5員環誘導体などがあるが、これらに限定されない。
前記金属錯体化合物としては、8-ヒドロキシキノリナトリチウム、ビス(8-ヒドロキシキノリナト)亜鉛、ビス(8-ヒドロキシキノリナト)銅、ビス(8-ヒドロキシキノリナト)マンガン、トリス(8-ヒドロキシキノリナト)アルミニウム、トリス(2-メチル-8-ヒドロキシキノリナト)アルミニウム、トリス(8-ヒドロキシキノリナト)ガリウム、ビス(10-ヒドロキシベンゾ[h]キノリナト)ベリリウム、ビス(10-ヒドロキシベンゾ[h]キノリナト)亜鉛、ビス(2-メチル-8-キノリナト)クロロガリウム、ビス(2-メチル-8-キノリナト)(o-クレゾラート)ガリウム、ビス(2-メチル-8-キノリナト)(1-ナフトラート)アルミニウム、ビス(2-メチル-8-キノリナト)(2-ナフトラート)ガリウムなどがあるが、これらに限定されない。
一方、前記電子輸送層および電子注入層は、受け取った電子を発光層まで輸送する電子輸送層および電子注入層の役割を同時に果たす電子注入および輸送層の形態でも備えることができる。
有機発光素子
本発明の一実施形態により前記第1電極が正極であり、前記第2電極が負極である有機発光素子の構造を図1に示す。図1は、基板1、正極2、発光層3、および負極4からなる有機発光素子の例を示す図である。この構造において、前記第1化合物および前記第2化合物は前記発光層に含まれ得る。
本発明の他の実施形態により前記第1電極が正極であり、前記第2電極が負極である有機発光素子の構造を図2に示す。図2は、基板1、正極2、正孔注入層5、正孔輸送層6、発光層3、電子抑制層7、正孔阻止層8、電子注入および輸送層8、および負極4からなる有機発光素子の例を示す図である。この構造において、前記第1化合物および前記第2化合物は前記発光層に含まれ得る。
本発明に係る有機発光素子は、上述した構成を順次積層させて製造することができる。この時、スパッタリング法(sputtering)や電子ビーム蒸発法(e-beam evaporation)などのPVD(physical Vapor Deposition)方法を用いて、基板上に金属または導電性を有する金属酸化物またはこれらの合金を蒸着させて正極を形成し、その上に上述した各層を形成した後、その上に負極として用いられる物質を蒸着させて製造することができる。この方法以外にも、基板上に、負極物質から有機物層、正極物質を順に蒸着させて有機発光素子を作ることができる。また、発光層は、ホストおよびドーパントを真空蒸着法のみならず、溶液塗布法によって形成することができる。ここで、溶液塗布法とは、スピンコーティング、ディップコーティング、ドクターブレーディング、インクジェットプリンティング、スクリーンプリンティング、スプレー法、ロールコーティングなどを意味するが、これらにのみ限定されるものではない。
この方法以外にも、基板上に、負極物質から有機物層、正極物質を順に蒸着させて有機発光素子を製造することができる(WO2003/012890)。但し、製造方法はこれに限定されるものではない。
一方、本発明に係る有機発光素子は、使用される材料によって、前面発光型、後面発光型、または両面発光型であり得る。
以下、前記有機発光素子の製造について実施例により具体的に説明する。但し、下記の実施例は本発明を例示したものに過ぎず、本発明の範囲がこれらによって限定されるものではない。
合成例1-1:化合物1-1の製造
窒素雰囲気下で中間体1-1-1(10g、20.7mmol)、化合物a(4.9g、22.7mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、4g、41.3mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-1を8g製造した(収率:58%、MS:[M+H]+=665)。
合成例1-2:化合物1-2の製造
窒素雰囲気下で中間体1-2-1(10g、19.1mmol)、化合物a(4.6g、21mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.7g、38.2mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-2を8.5g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=705)。
合成例1-3:化合物1-3の製造
窒素雰囲気下で中間体1-3-1(10g、16.7mmol)、化合物a(4g、18.4mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.2g、33.4mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-3を9g製造した(収率:69%、MS:[M+H]+=780)。
合成例1-4:化合物1-4の製造
窒素雰囲気下で中間体1-4-1(10g、17.9mmol)、化合物a(4.3g、19.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.4g、35.7mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-4を7.7g製造した(収率:58%、MS:[M+H]+=741)。
合成例1-5:化合物1-5の製造
窒素雰囲気下で中間体1-5-1(10g、15.1mmol)、化合物a(3.6g、16.7mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、2.9g、30.3mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-5を8.7g製造した(収率:68%、MS:[M+H]+=841)。
合成例1-6:化合物1-6の製造
窒素雰囲気下で中間体1-6-1(10g、15.7mmol)、化合物a(3.8g、17.3mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3g、31.4mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-6を8.7g製造した(収率:68%、MS:[M+H]+=817)。
合成例1-7:化合物1-7の製造
窒素雰囲気下で中間体1-7-1(10g、20.7mmol)、化合物a(4.9g、22.7mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、4g、41.3mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-7を8.6g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=665)。
合成例1-8:化合物1-8の製造
窒素雰囲気下で中間体1-8-1(10g、16.4mmol)、化合物c(4.8g、18mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.2g、32.8mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-8を6.9g製造した(収率:50%、MS:[M+H]+=841)。
合成例1-9:化合物1-9の製造
窒素雰囲気下で中間体1-9-1(10g、15.9mmol)、化合物a(3.8g、17.5mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.1g、31.8mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-9を18.1g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=810)。
合成例1-10:化合物1-10の製造
窒素雰囲気下で中間体1-10-1(10g、18.7mmol)、化合物a(4.5g、20.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.6g、37.5mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-10を9.1g製造した(収率:68%、MS:[M+H]+=715)。
合成例1-11:化合物1-11の製造
窒素雰囲気下で中間体1-11-1(10g、19.6mmol)、化合物a(4.7g、21.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.8g、39.2mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-11を9.5g製造した(収率:70%、MS:[M+H]+=691)。
合成例1-12:化合物1-12の製造
窒素雰囲気下で中間体1-12-1(10g、18.7mmol)、化合物a(4.5g、20.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.6g、37.5mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-12を7.5g製造した(収率:56%、MS:[M+H]+=715)。
合成例1-13:化合物1-13の製造
窒素雰囲気下で中間体1-13-1(10g、15.1mmol)、化合物a(3.6g、16.7mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、2.9g、30.3mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-13を6.7g製造した(収率:53%、MS:[M+H]+=841)。
合成例1-14:化合物1-14の製造
窒素雰囲気下で中間体1-14-1(10g、15.4mmol)、化合物b(4.5g、16.9mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3g、30.8mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-14を8g製造した(収率:59%、MS:[M+H]+=880)。
合成例1-15:化合物1-15の製造
窒素雰囲気下で中間体1-15-1(10g、16.4mmol)、化合物b(4.8g、18mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.2g、32.8mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-15を9.5g製造した(収率:69%、MS:[M+H]+=841)。
合成例1-16:化合物1-16の製造
窒素雰囲気下で中間体1-16-1(10g、16.9mmol)、化合物a(4.1g、18.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.3g、33.9mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-16を7.2g製造した(収率:55%、MS:[M+H]+=771)。
合成例1-17:化合物1-17の製造
窒素雰囲気下で中間体1-17-1(10g、16mmol)、化合物c(4.7g、17.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.1g、32mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-17を7.8g製造した(収率:57%、MS:[M+H]+=855)。
合成例1-18:化合物1-18の製造
窒素雰囲気下で中間体1-18-1(10g、16.4mmol)、化合物d(4.8g、18mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.2g、32.8mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-18を6.9g製造した(収率:50%、MS:[M+H]+=841)。
合成例1-19:化合物1-19の製造
窒素雰囲気下で中間体1-19-1(10g、20.7mmol)、化合物a(4.9g、22.7mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、4g、41.3mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-19を9.2g製造した(収率:67%、MS:[M+H]+=665)。
合成例1-20:化合物1-20の製造
窒素雰囲気下で中間体1-20-1(10g、16.7mmol)、化合物a(4g、18.4mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.2g、33.4mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-20を7.9g製造した(収率:61%、MS:[M+H]+=780)。
合成例1-21:化合物1-21の製造
窒素雰囲気下で中間体1-21-1(10g、15.8mmol)、化合物a(3.8g、17.3mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3g、31.5mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-21を6.5g製造した(収率:51%、MS:[M+H]+=815)。
合成例1-22:化合物1-22の製造
窒素雰囲気下で中間体1-22-1(10g、20.7mmol)、化合物a(4.9g、22.7mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、4g、41.3mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-22を8.6g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=665)。
合成例1-23:化合物1-23の製造
窒素雰囲気下で中間体1-23-1(10g、16.3mmol)、化合物a(3.9g、17.9mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.1g、32.6mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-23を8.5g製造した(収率:66%、MS:[M+H]+=795)。
合成例1-24:化合物1-24の製造
窒素雰囲気下で中間体1-24-1(10g、18.7mmol)、化合物a(4.5g、20.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.6g、37.5mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-24を6.8g製造した(収率:51%、MS:[M+H]+=715)。
合成例1-25:化合物1-25の製造
窒素雰囲気下で中間体1-25-1(10g、15.7mmol)、化合物a(3.8g、17.3mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3g、31.4mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-25を8.7g製造した(収率:68%、MS:[M+H]+=817)。
合成例1-26:化合物1-26の製造
窒素雰囲気下で中間体1-26-1(10g、15.4mmol)、化合物d(4.5g、16.9mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3g、30.8mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-26を8.1g製造した(収率:60%、MS:[M+H]+=881)。
合成例1-27:化合物1-27の製造
窒素雰囲気下で中間体1-27-1(10g、17.9mmol)、化合物a(4.3g、19.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.4g、35.7mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-27を8.3g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=741)。
合成例1-28:化合物1-28の製造
窒素雰囲気下で中間体1-28-1(10g、18.7mmol)、化合物a(4.5g、20.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.6g、37.5mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-28を9g製造した(収率:67%、MS:[M+H]+=715)。
合成例1-29:化合物1-29の製造
窒素雰囲気下で中間体1-29-1(10g、15.1mmol)、化合物b(4.5g、16.7mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、2.9g、30.3mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-2を9.3g製造した(収率:69%、MS:[M+H]+=891)。
合成例1-30:化合物1-30の製造
窒素雰囲気下で中間体1-30-1(10g、15.4mmol)、化合物a(3.7g、16.9mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3g、30.8mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-30を6.4g製造した(収率:50%、MS:[M+H]+=831)。
合成例1-31:化合物1-31の製造
窒素雰囲気下で中間体1-31-1(10g、16.9mmol)、化合物a(4.1g、18.6mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3.3g、33.9mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-31を8.2g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=771)。
合成例1-32:化合物1-32の製造
窒素雰囲気下で中間体1-32-1(10g、15.6mmol)、化合物c(4.6g、17.2mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、3g、31.2mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-32を9.1g製造した(収率:67%、MS:[M+H]+=871)。
合成例1-33:化合物1-33の製造
窒素雰囲気下で中間体1-33-1(10g、15mmol)、化合物d(4.4g、16.5mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(sodium tert-butoxide、2.9g、30mmol)をキシレン(Xylene)200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間後、反応が終了すると常温に冷却し減圧して溶媒を除去した。その後、化合物を再びクロロホルムに完全に溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムで処理した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1-33を9g製造した(収率:67%、MS:[M+H]+=897)。
合成例1-34:化合物1-34の製造
窒素雰囲気下で中間体1-34-1(10g、23mmol)と化学式a(5g、23mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6.6g、69.1mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.5mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(425mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-34を9.9g製造した(収率:70%、MS:[M+H]+=615.2)。
合成例1-35:化合物1-35の製造
窒素雰囲気下で中間体1-35-1(10g、23mmol)と化学式a(5g、23mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6.6g、69.1mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.5mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(425mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-35を8.5g製造した(収率:60%、MS:[M+H]+=615.2)。
合成例1-36:化合物1-36の製造
窒素雰囲気下で中間体1-36-1(10g、23mmol)と化学式a(5g、23mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6.6g、69.1mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.5mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(425mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-36を9.1g製造した(収率:64%、MS:[M+H]+=615.2)。
合成例1-37:化合物1-37の製造
窒素雰囲気下で中間体1-37-1(10g、16.7mmol)と化学式a(3.6g、16.7mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(4.8g、50.1mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(390mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-37を8.6g製造した(収率:66%、MS:[M+H]+=780.3)。
合成例1-38:化合物1-38の製造
窒素雰囲気下で中間体1-38-1(10g、20.7mmol)と化学式a(4.5g、20.7mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6g、62mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(412mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-38を9.1g製造した(収率:66%、MS:[M+H]+=665.2)。
合成例1-39:化合物1-39の製造
窒素雰囲気下で中間体1-39-1(10g、18.7mmol)と化学式a(4.1g、18.7mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(5.4g、56.2mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.4mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(401mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-39を7.8g製造した(収率:58%、MS:[M+H]+=715.2)。
合成例1-40:化合物1-40の製造
窒素雰囲気下で中間体1-40-1(10g、20.7mmol)と化学式a(4.5g、20.7mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6g、62mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(412mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-40を7.8g製造した(収率:57%、MS:[M+H]+=665.2)。
合成例1-41:化合物1-41の製造
窒素雰囲気下で中間体1-41-1(10g、18.7mmol)と化学式a(4.1g、18.7mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(5.4g、56.2mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(401mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-41を8.7g製造した(収率:65%、MS:[M+H]+=715.2)。
合成例1-42:化合物1-42の製造
窒素雰囲気下で中間体1-42-1(10g、15.6mmol)と化学式a(3.4g、15.6mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(4.5g、46.9mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.3mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(384mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-42を8.2g製造した(収率:64%、MS:[M+H]+=821.2)。
合成例1-43:化合物1-43の製造
窒素雰囲気下で中間体1-43-1(10g、17.1mmol)と化学式b(4.6g、17.1mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(4.9g、51.4mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(418mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-43を8.8g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=815.3)。
合成例1-44:化合物1-44の製造
窒素雰囲気下で中間体1-44-1(10g、14.3mmol)と化学式b(3.8g、14.3mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(4.1g、42.9mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.1g、0.3mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(399mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-44を7.3g製造した(収率:55%、MS:[M+H]+=930.3)。
合成例1-45:化合物1-45の製造
窒素雰囲気下で中間体1-45-1(10g、23mmol)と化合物c(6.2g、23mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6.6g、69.1mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.5mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(459mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-45を9g製造した(収率:59%、MS:[M+H]+=665.2)。
合成例1-46:化合物1-46の製造
窒素雰囲気下で中間体1-46-1(10g、20.7mmol)と化合物c(5.5g、20.7mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6g、62mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.4mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(443mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-46を10.2g製造した(収率:69%、MS:[M+H]+=715.2)。
合成例1-47:化合物1-47の製造
窒素雰囲気下で中間体1-47-1(10g、17.4mmol)と化合物c(4.7g、17.4mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(5g、52.3mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(420mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-47を8g製造した(収率:57%、MS:[M+H]+=805.2)。
合成例1-48:化合物1-48の製造
窒素雰囲気下で中間体1-48-1(10g、23mmol)と化合物c(6.2g、23mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(6.6g、69.1mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.5mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(459mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-48を0.4g製造した(収率:68%、MS:[M+H]+=665.2)。
合成例1-49:化合物1-49の製造
窒素雰囲気下で中間体1-49-1(10g、16.7mmol)と化学式d(4.5g、16.7mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(4.8g、50.2mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(416mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-49を8g製造した(収率:58%、MS:[M+H]+=830.3)。
合成例1-50:化合物1-50の製造
窒素雰囲気下で中間体1-50-1(10g、17.4mmol)と化学式a(3.8g、17.4mmol)をキシレン200mlに入れて、攪拌および還流した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(5g、52.3mmol)を投入して十分に攪拌した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0.2g、0.3mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却した後、有機層をろ過処理して塩を除去した後、ろ過された有機層を蒸留した。これを再びクロロホルム30倍(394mL)に投入して溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をクロロホルムと酢酸エチルを用いてシリカカラムにより精製して、黄色の固体化合物である化合物1-50を8.3g製造した(収率:63%、MS:[M+H]+=755.2)。
合成例2-1:化合物2-1の製造
窒素雰囲気下で中間体2-1-1(10g、25.2mmol)と中間体2-1-2(8g、27.7mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.9g、100.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-1を9g製造した(収率:64%、MS:[M+H]+=561)。
合成例2-2:化合物2-2の製造
窒素雰囲気下で中間体2-2-1(10g、25.2mmol)と中間体2-2-2(8g、27.7mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.9g、100.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。4時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-2を10.6g製造した(収率:66%、MS:[M+H]+=637)。
合成例2-3:化合物2-3の製造
窒素雰囲気下で中間体2-3-1(10g、25.2mmol)と中間体2-3-2(10.1g、27.7mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.9g、100.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。4時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-3を9g製造した(収率:56%、MS:[M+H]+=637)。
合成例2-4:化合物2-4の製造
窒素雰囲気下で中間体2-4-1(10g、25.2mmol)と中間体2-4-2(9.3g、27.7mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.9g、100.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-4を7.8g製造した(収率:51%、MS:[M+H]+=611)。
合成例2-5:化合物2-5の製造
窒素雰囲気下で中間体2-5-1(10g、25.2mmol)と中間体2-5-2(10.1g、27.7mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.9g、100.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。4時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-5を10.4g製造した(収率:65%、MS:[M+H]+=637)。
合成例2-6:化合物2-6の製造
窒素雰囲気下で中間体2-6-1(10g、25.2mmol)と中間体2-6-2(11.4g、27.7mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.9g、100.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-6を10.5g製造した(収率:61%、MS:[M+H]+=687)。
合成例2-7:化合物2-7の製造
窒素雰囲気下で中間体2-7-1(10g、22.4mmol)と中間体2-7-2(10.2g、24.6mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、12.4g、89.5mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-7を11g製造した(収率:67%、MS:[M+H]+=737)。
合成例2-8:化合物2-8の製造
窒素雰囲気下で中間体2-8-1(10g、17.9mmol)と中間体2-8-2(5.6g、19.7mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、9.9g、71.5mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-8を7.8g製造した(収率:60%、MS:[M+H]+=723)。
合成例2-9:化合物2-9の製造
窒素雰囲気下で中間体2-9-1(10g、21.1mmol)と中間体2-9-2(6.7g、23.3mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、11.7g、84.6mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-9を7.4g製造した(収率:55%、MS:[M+H]+=637)。
合成例2-10:化合物2-10の製造
窒素雰囲気下で中間体2-10-1(10g、27mmol)と中間体2-10-2(10g、29.6mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、14.9g、107.8mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-10を11g製造した(収率:70%、MS:[M+H]+=585)。
合成例2-11:化合物2-11の製造
窒素雰囲気下で中間体2-11-1(10g、27mmol)と中間体2-11-2(11.5g、29.6mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、14.9g、107.8mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.3mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-11を11.5g製造した(収率:67%、MS:[M+H]+=635)。
合成例2-12:化合物2-12の製造
窒素雰囲気下で中間体2-12-1(10g、23.8mmol)と中間体2-12-2(8.8g、26.1mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.1g、95mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-12を10.4g製造した(収率:69%、MS:[M+H]+=635)。
合成例2-13:化合物2-13の製造
窒素雰囲気下で中間体2-13-1(10g、24.3mmol)と中間体2-13-2(11.1g、26.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.5g、97.3mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-13を9g製造した(収率:53%、MS:[M+H]+=701)。
合成例2-14:化合物2-14の製造
窒素雰囲気下で中間体2-14-1(10g、24.3mmol)と中間体2-14-2(7.7g、26.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.5g、97.3mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-14を8.9g製造した(収率:64%、MS:[M+H]+=575)。
合成例2-15:化合物2-15の製造
窒素雰囲気下で中間体2-15-1(10g、24.3mmol)と中間体2-15-2(9g、26.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.5g、97.3mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。4時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-15を8.4g製造した(収率:55%、MS:[M+H]+=625)。
合成例2-16:化合物2-16の製造
窒素雰囲気下で中間体2-16-1(10g、24.3mmol)と中間体2-16-2(11.1g、26.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.5g、97.3mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-16を11.2g製造した(収率:66%、MS:[M+H]+=701)。
合成例2-17:化合物2-17の製造
窒素雰囲気下で中間体2-17-1(10g、24.3mmol)と中間体2-17-2(10.1g、26.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.5g、97.3mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-17を10g製造した(収率:62%、MS:[M+H]+=665)。
合成例2-18:化合物2-18の製造
窒素雰囲気下で中間体2-18-1(10g、24.3mmol)と中間体2-18-2(10.5g、26.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.5g、97.3mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-18を9.8g製造した(収率:59%、MS:[M+H]+=681)。
合成例2-19:化合物2-19の製造
窒素雰囲気下で中間体2-19-1(10g、24.3mmol)と中間体2-19-2(10.5g、26.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、13.5g、97.3mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-19を11.4g製造した(収率:69%、MS:[M+H]+=681)。
合成例2-20:化合物2-20の製造
窒素雰囲気下で中間体2-20-1(10g、23.4mmol)と中間体2-20-2(9.4g、25.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、12.9g、93.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。2時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-20を9g製造した(収率:58%、MS:[M+H]+=667)。
合成例2-21:化合物2-21の製造
窒素雰囲気下で中間体2-21-1(10g、23.4mmol)と中間体2-21-2(10.6g、25.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、12.9g、93.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。4時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-21を10.7g製造した(収率:64%、MS:[M+H]+=717)。
合成例2-22:化合物2-22の製造
窒素雰囲気下で中間体2-22-1(10g、23.4mmol)と中間体2-22-2(11.3g、25.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、12.9g、93.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。3時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-22を9g製造した(収率:52%、MS:[M+H]+=743)。
合成例2-23:化合物2-23の製造
窒素雰囲気下で中間体2-23-1(10g、23.4mmol)と中間体2-23-2(10.1g、25.8mmol)をTHF200mlに入れて攪拌し、炭酸カリウム(potassium carbonate、12.9g、93.7mmol)を水に溶かして投入し、十分に攪拌し還流した後、ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(bis(tri-tert-butylphosphine)palladium(0))(0.1g、0.2mmol)を投入した。4時間反応後、常温に冷却し、有機層と水層を分離した後、有機層を蒸留した。これを再びクロロホルムに溶かし、水で2回洗浄した後、有機層を分離して無水硫酸マグネシウムを入れて攪拌した後、ろ過して濾液を減圧蒸留した。濃縮した化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物2-23を9.1g製造した(収率:56%、MS:[M+H]+=697)。
比較例1:有機発光素子の製造
ITO(indium tin oxide)が1,000Åの厚さに薄膜コーティングされたガラス基板を洗剤を溶かした蒸留水に入れて超音波洗浄した。この時、洗剤としてはフィッシャー社(Fischer Co.)製品を使用し、蒸留水としてはミリポア社(Millipore Co.)製品のフィルタ(Filter)で2次ろ過した蒸留水を使用した。ITOを30分間洗浄した後、蒸留水で2回繰り返し超音波洗浄を10分間進行した。蒸留水洗浄が終わった後、イソプロピルアルコール、アセトン、メタノールの溶剤で超音波洗浄をし乾燥させた後、プラズマ洗浄機に輸送させた。また、酸素プラズマを用いて前記基板を5分間洗浄した後、真空蒸着機に基板を輸送させた。
こうして準備されたITO透明電極上に、正孔注入層として下記HI-1化合物を1150Åの厚さに形成し、下記A-1化合物を1.5%の濃度でpドーピングした。前記正孔注入層上に、下記HT-1化合物を真空蒸着して膜厚800Åの正孔輸送層を形成した。次いで、前記正孔輸送層上に、膜厚150Åで下記EB-1化合物を真空蒸着して電子抑制層を形成した。
次いで、前記EB-1蒸着膜上に、前記製造例1-1で製造した化合物1-1と下記Dp-7化合物を98:2の重量比で真空蒸着して400Å厚さの赤色発光層を形成した。
前記発光層上に、膜厚30Åで下記HB-1化合物を真空蒸着して正孔阻止層を形成した。次いで、前記正孔阻止層上に、下記ET-1化合物と下記LiQ化合物を2:1の重量比で真空蒸着して300Åの厚さに電子注入および輸送層を形成した。前記電子注入および輸送層上に順次に12Åの厚さにフッ化リチウム(LiF)と1,000Åの厚さにアルミニウムを蒸着して負極を形成した。
上記の過程において、有機物の蒸着速度は0.4~0.7Å/secを維持し、負極のフッ化リチウムは0.3Å/sec、アルミニウムは2Å/secの蒸着速度を維持し、蒸着時の真空度は2×10-7~5×10-6torrを維持して、有機発光素子を製作した。
比較例2~比較例15
比較例1の有機発光素子で化合物1-1の代わりに下記表1に記載された化合物を使用したことを除いては、前記比較例1と同様の方法で有機発光素子を製造した。
実施例1~実施例132
比較例1の有機発光素子で化合物1-1の代わりに表2~表5に記載された第1ホストに化学式1の化合物と第2ホストに化学式2の化合物を1:1の重量比で共蒸着して使用したことを除いては、前記比較例1と同様の方法で有機発光素子を製造した。
比較例16~比較例63
比較例1の有機発光素子で化合物1-1の代わりに下記表6および表7に記載された第1ホストに比較化合物C-1~C-12化合物と第2ホストに化学式2の化合物を1:1で共蒸着して使用したことを除いては、前記比較例1と同様の方法で有機発光素子を製造した。
実験例1:素子の特性評価
前記実施例1~実施例132および比較例1~比較例63で製作された有機発光素子に電流を印加した時、電圧、効率、寿命を測定(15mA/cm2基準)し、その結果を下記表1~表7に示す。寿命T95は、初期輝度(10,000nit)に対して95%の輝度になるのにかかる時間を意味する。
上記表に示すように、発光層のホスト物質に前記化学式1で表される第1化合物および前記化学式2で表される第2化合物を同時に使用した実施例の有機発光素子は、前記化学式1および化学式2で表される化合物のうちの1つのみを採用するか、または両方とも採用しない比較例の有機発光素子に比べて、同等または優れた発光効率、低い駆動電圧および顕著に向上した寿命特性を示した。
具体的には、実施例による素子は、前記化学式1で表される化合物を単一ホストに採用した比較例の素子に比べて、高い効率および長寿命を示した。また、実施例による素子は、比較例の化合物C-1~C-12を第1ホストに、前記化学式2で表される化合物を第2ホストに採用した比較例の素子に比べても効率および寿命特性が改善された。これにより、前記化学式1で表される第1化合物および前記化学式2で表される第2化合物の組み合わせをコホストに使用する場合に、赤色発光層内で赤色ドーパントへのエネルギー伝達が効果的に行われたことが確認された。これは第1化合物が電子と正孔に対する安定度が高いからであると判断でき、また、第2化合物を同時に使用することで、正孔の量が多くなり、赤色発光層内に電子と正孔がさらに安定した均衡を維持したからであると判断された。
したがって、有機発光素子のホスト物質に前記第1化合物と前記第2化合物を同時に採用する場合、有機発光素子の駆動電圧、発光効率および/または寿命特性が向上することを確認できた。これは一般に有機発光素子の発光効率および寿命特性は互いにトレードオフ(Trade-off)の関係を有することを考慮すると、本発明の化合物間の組み合わせを採用した有機発光素子は、比較例の素子に比べて顕著に向上した素子特性を示すとみなされる。