JP7220014B2 - クレーン運転操作記録装置 - Google Patents
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Description
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1は、クレーンを模式的に例示する側面図である。
図1に示すように、クレーン1は、たとえば、電気室2と、運転室3と、一対の脚部4と、ガーダー5と、横行トロリー6と、スプレッダ8と、を有する。この例では、クレーン1は、コンテナクレーンである。コンテナクレーンは、接岸した輸送船からコンテナヤードへ荷揚げし、あるいは、コンテナヤードに積まれたコンテナを接岸した輸送船に荷積みするのに用いられる。以下の説明では、このようなコンテナクレーンを例として、クレーン運転操作記録装置の構成、動作等を説明するが、実施形態のクレーン運転操作記録装置は、コンテナクレーンへの適用に限らず、他のクレーン、たとえば建設クレーンや、ケーブルクレーン、天井クレーン、ゴライアスクレーン等にも適用することができる。
図2に示すように、本実施形態のクレーン運転操作記録装置24は、上述したように電気室2内に設けられる。クレーン運転操作記録装置24は、電気室2内に設けられる場合に限らず、運転室3内に設けられてもよい。
図3(a)および図3(b)は、クレーンの操作状況を例示する模式図である。
図3(a)は、運転室3内および運転室3内に着席した作業者OPが側面から模式的に示されている。図3(a)に示すように、カメラ32は、作業者OPの後部上方に設置されている。
図3(b)は、運転室3内に着席した作業者OPの背後からの様子を示す図である。この図には、運転室3の内部のほか、運転室3の窓を介して、運転室3の外部の様子が示されている。運転室3の外部には、作業者OPがクレーンによって操作しているコンテナCも確認される。
クレーン運転操作記録装置24は、条件設定部24aと、データ抽出出力部24bと、を備える。条件設定部24aは、信号および映像データを抽出すべき時刻を設定するための信号を設定する。この信号を、トリガ信号と呼ぶこととする。たとえば、トリガ信号は、モーターのオーバーロードを表す信号や、ブレーキ異常を表す信号、スプレッダの降下スピードのオーバースピードを表す信号等とすることができる。トリガ信号は、インターロック信号とすることができる。トリガ信号は、単一の信号に限らず、複数の信号を設定してもよい。
図4は、クレーン運転操作記録装置が収集するデータを格納するデータベースを例示する模式図である。
図4に示すように、データベース26aは、信号ごとに時系列データが紐づけされて格納されている。データベース26aのトリガ信号の欄には、信号ごとに、その信号がトリガ信号に設定されているか否かを示すフラグデータが格納されている。フラグデータが“1”の場合には、その信号はトリガ信号に設定されていることを表している。トリガ信号のフラグが“0”の場合には、その信号はトリガ信号に設定されていないことを表している。フラグのデータは、あらかじめデータベース26a上に設定されている。
図5の最上段の図は、トリガ信号の時間変化を示している。トリガ信号は、この例では信号B3である。
図5の2段目および3段目の図は、信号B1および信号B2の時間変化を示している。
図5の最下段の図は、映像データを時系列で表した図である。
図5に示すように、トリガ信号は、トリガ時刻t1でアクティブになっている。巻上げ・巻下げの駆動系のモーターのオーバーロードが故障に関連すると考えて、信号B1,B2が選択されている。出力する信号B1,B2の選択は、クレーン運転操作記録装置の操作者が行う。出力されるデータは、信号B1,B2,B3および映像データであり、トリガ時刻t1の前後Δtの期間が抽出されて出力される。
本実施形態のクレーン運転操作記録装置24は、通信ネットワーク50,60を介して、PLC20,30に接続されている。そのため、PLC20,30によって取得され、処理等された操作データを含むすべての時系列データを取得することができる。クレーン運転操作記録装置24は、条件設定部24aを備えているので、取得した膨大な種類の時系列データから所望のデータを選択することができる。所望のデータを選択する場合に、条件設定部24aによって抽出されるデータベース26aがグループ化されているので、グループごとに選択データを設定することができ、故障原因等の把握を容易にすることができる。
図6は、本実施形態に係るクレーン運転操作記録装置を模式的に例示するブロック図である。
図6に示すように、本実施形態のクレーン運転操作記録装置224は、画像出力部224aをさらに備える。
本実施形態では、作業者が特定の操作をする場合において、作業者の相違によって、操作の状況や操作の結果にどのような差が生じるかを評価するための映像データを提供する。本実施形態では、複数の作業者の操作行動を、同時に映像出力して、比較できるようにする。
本実施形態のクレーン運転操作記録装置224では、データベース26aに格納されたデータには、作業者のIDが紐づけられている。同一のクレーンでは、異なる期間に異なる作業者がそのクレーンを操作する。したがって、データベース26aでは、作業者ごとに、その作業者のIDは、その作業者が操作をした期間に紐づけられる。クレーン運転操作記録装置224の操作者は、上述した他の実施形態の場合の条件設定部24aによって、評価したい操作に関連する信号を選択する。たとえば、横行操作に関する信号群を含むグループを選択し、そこから、所望の信号をいくつか選択する。
本実施形態のクレーン運転操作記録装置224では、操作データ等に作業者IDを紐づけてデータベース26aに格納するので、複数の作業者のデータを識別することができる。そして、クレーン運転操作記録装置224は、異なる作業者が同一の操作を行っているときの操作データをそれぞれ抽出することができる。クレーン運転操作記録装置224は、画像出力部224aを備えているので、異なる作業者が同じ操作をしているときの操作データとともに、操作映像を比較対照できるように出力する。
図7は、本実施形態に係るクレーン運転操作記録装置を模式的に例示するブロック図である。
本実施形態では、クレーン運転操作記録装置324は、電気室2や運転室3の外部に設けられる。具体的には、たとえば、クレーン運転操作記録装置324は、データセンター等に設置されている。データセンターは、クレーンの設置場所とは、離れて設置されている。データセンターには、クレーンの故障等に対応するためにサポート要員が常駐している。
上述した他の実施形態の場合の効果のほか、以下の効果を有する。
本実施形態のクレーン運転操作記録装置324は、電気室2内のデータ収集装置24xが無線インタフェースを介して接続することができるので、クレーンから離れた場所に設置できる。クレーンシステムの技術的なサポート要員は、クレーンの設置場所に近接した場所に常駐できるとは限らない。本実施形態のクレーン運転操作記録装置324では、無線インタフェースで離れた場所に設けられたクレーンのデータ収集装置24xに接続することができるので、データ収集装置24xが収集したクレーンの操作データ等の情報を含むデータベース26aを取得することができる。
Claims (4)
- クレーンの運転室から前記クレーンを操作する作業者の前記クレーンの操作状況および前記作業者が視認する前記クレーンの操作による作業状況を撮像するカメラと、
前記クレーンを駆動する駆動系と、
前記作業者の操作にもとづいて前記駆動系を制御する制御装置と、
を有するクレーンの制御システムにおいて、前記制御装置によって扱われる時系列の操作データを含む時系列の信号および前記カメラによって撮像された時系列の映像データを収集するクレーン運転操作記録装置であって、
前記時系列の映像データから所望の映像データを抽出すべき時刻を設定するトリガ信号を設定し、前記時系列の信号から選択された出力信号を設定する条件設定部と、
前記トリガ信号がアクティブとなったトリガ時刻を含む期間において、前記トリガ信号、前記出力信号および前記映像データの時系列データを時間同期し、前記設定された期間において、前記出力信号および前記所望の映像データを出力するデータ抽出出力部と、
を備え、
前記トリガ信号は、複数の前記時系列の信号のうち、あらかじめ選択された2以上の前記時系列の信号が同時刻において所定の条件を満たしたときにアクティブに遷移されるクレーン運転操作記録装置。 - 前記時系列の信号は、データベースに格納され、前記データベース中で、複数のグループのいずれかに紐づけられた請求項1記載のクレーン運転操作記録装置。
- 前記データベースでは、前記時系列の信号および前記時系列の映像データは、第1期間に前記クレーンを操作した第1作業者を識別する第1識別番号および前記第1期間とは異なる第2期間に前記クレーンを操作した第2作業者を識別する第2識別番号にそれぞれ紐づけられており、
前記データ抽出出力部は、前記トリガ信号で、前記第1識別番号に関する前記時系列の信号から対応する前記出力信号である第1出力信号および前記時系列の映像データから対応する前記所望の映像データである第1の所望の映像データを抽出し、前記第2識別番号に関する前記時系列の信号に対応する出力信号である第2出力信号および前記時系列の映像データに対応する前記所望の映像データである第2の所望の映像データを抽出し、
前記第1出力信号および前記第1の所望の映像データならびに、前記第2出力信号および前記第2の所望の映像データを前記トリガ信号で時間同期して出力する画像表示部
をさらに備えた請求項2記載のクレーン運転操作記録装置。 - クレーンの運転室から前記クレーンを操作する作業者の前記クレーンの操作状況および前記作業者が視認する前記クレーンの操作による作業状況を撮像するカメラと、
前記クレーンを駆動する駆動系と、
前記作業者の操作にもとづいて前記駆動系を制御する制御装置と、
を有するクレーンの制御システムにおいて、前記制御装置の制御に供する操作データを含む時系列の信号および前記カメラによって撮像された時系列の映像データを収集するデータ収集装置に無線インタフェースを介して接続されることできるクレーン運転操作記録装置であって、
前記時系列の映像データから所望の映像データを抽出すべき時刻を設定するトリガ信号を設定し、前記時系列の信号から選択された出力信号を設定する条件設定部と、
前記トリガ信号がアクティブとなったトリガ時刻を含む期間において、前記トリガ信号、前記出力信号および前記映像データの時系列データを時間同期し、前記設定された期間において、前記出力信号および前記所望の映像データを出力するデータ抽出出力部と、
を備え、
前記トリガ信号は、複数の前記時系列の信号のうち、あらかじめ選択された2以上の前記時系列の信号が同時刻において所定の条件を満たしたときにアクティブに遷移されるクレーン運転操作記録装置。
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