JP7219955B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体と蓋体とを備えた包装用容器に関する。
例えば、下記の特許文献1(特開2011-031913号公報)には、弁当用容器等の包装用容器に用いられる樹脂成型品〔10〕が開示されている。特許文献1の図8に示すように、樹脂成型品〔10〕には、外側に向けて突出する摘み部(つまみ〔17〕)が形成されている。このような摘み部は、容器本体から蓋体を取り外す開蓋の際に摘ままれて利用されることで、円滑な開蓋作業の助けとなる。
しかし、容器本体に蓋体が取り付けられた閉蓋状態では、摘み部が樹脂成型品〔10〕から外側に突出している分、樹脂成型品〔10〕の大型化につながっていた。そのため、樹脂成型品〔10〕の保管時や運搬時において、樹脂成型品〔10〕の本体部分の体積に加えて摘み部の突出量も考慮された収容スペースが必要となっていた。
特に、複数の樹脂成型品〔10〕を段積みする場合において、例えば各樹脂成型品〔10〕において摘み部の突出方向を揃えずに段積みすると、段積みされた複数の樹脂成型品〔10〕を収容するスペースを確保するためには、各樹脂成型品〔10〕が有する摘み部のそれぞれについての突出量を考慮しなければならず、更に大きな収容スペースが必要となっていた。一方、段積みされた各樹脂成型品〔10〕において摘み部の突出方向を一律に揃えることで、収容スペースの拡大をできるだけ抑えることが可能である。しかし、この場合には、作業の手間が増えることになり、さらには、一律に揃えられた突出方向においては、摘み部の突出量を考慮しなければならないことに変わりない。
特開2011-031913号公報
上記実状に鑑みて、開蓋の際に摘ままれて利用される摘み部を有する包装用容器において、閉蓋状態でのコンパクト化を図ることが望まれている。
本開示に係る包装用容器は、
容器本体と蓋体とを備え、シート成形によって形成される包装用容器であって、
前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びる蓋体フランジ部と、前記蓋体フランジ部よりも外側に設けられて下方に延びる蓋体スカート部と、を有し、
前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、前記本体フランジ部よりも外側に設けられて下方に延びる本体スカート部と、前記本体スカート部の周方向の一部において外側に突出する突出片からなる本体摘み部と、を有し、
前記容器本体は、前記本体摘み部に対して周方向に隣接する位置に、内周側に向けて切り欠かれた本体切欠部を更に有し、
前記本体摘み部が、前記容器本体に前記蓋体が取り付けられた閉蓋状態で、前記蓋体スカート部で押圧されて、前記本体切欠部に隣接する位置を基点として下方に傾斜している。
本構成によれば、本体摘み部の周方向に隣接して本体切欠部が配置されているため、本体摘み部の基端部(内側の端部)において外力に対する抵抗力を小さくすることができ、本体摘み部を変形し易い構成とすることができる。そして、実際に本体摘み部を下方に押圧して変形させることで、当該本体摘み部を下方に傾斜した状態にすることができる。これにより、押圧されていない状態で外側に突出する本体摘み部が、閉蓋時における押圧された状態で下方に傾斜した状態となり、外側への突出量が小さく抑えられる。従って、包装用容器全体としてコンパクト化を図ることができる。
1つの態様として、
前記本体切欠部は、前記本体摘み部に対して周方向両側に隣接して一対設けられていると好適である。
本構成によれば、本体摘み部を更に変形し易い構成とすることができる。
1つの態様として、
前記本体切欠部は、平面視において湾曲状に形成されていると好適である。
本構成によれば、本体摘み部の変形の際に、本体切欠部に応力集中を生じにくくすることができる。従って、本体切欠部の破損を抑制することができる。
1つの態様として、
前記本体摘み部と、当該本体摘み部に隣接する前記本体切欠部とが、平面視において一体的に連続する湾曲状に形成されていると好適である。
本構成によれば、本体摘み部の変形の際に生じる応力を、本体摘み部及びこれに隣接する本体切欠部の全体に適切に分散させることができる。従って、本体摘み部及びこれに隣接する本体切欠部に応力集中を生じにくくすることができ、これらの破損を抑制することができる。
1つの態様として、
前記閉蓋状態において、前記本体摘み部の外周側の端部である摘み先端部と前記蓋体スカート部の外周側の端部である蓋体外縁部とが、離間して配置されていると好適である。
本構成によれば、摘み先端部と押圧先端部との間に空間を形成し、閉蓋状態から開蓋する際に、本体摘み部を摘まみ易くすることができる。
1つの態様として、前記閉蓋状態で、前記摘み先端部と前記蓋体外縁部とが離間して配置されている構成において、
前記摘み先端部が、平面視において前記蓋体外縁部よりも外側に配置されていると好適である。
本構成によれば、閉蓋状態から開蓋する際に、本体摘み部をより一層摘まみ易くすることができる。
1つの態様として、
前記本体摘み部は、上方に向かって突出し、前記閉蓋状態において前記蓋体スカート部に当接する本体当接部を更に有すると好適である。
本構成によれば、本体摘み部における本体当接部を除く部分と蓋体押圧部との間に空間を形成し、閉蓋状態から開蓋する際に、本体摘み部を摘まみ易くすることができる。
1つの態様として、
前記蓋体は、外側に突出する突出片を有しておらず、
前記蓋体スカート部の外周側の端部である蓋体外縁部が、一律の弧状又は直線状に形成されていると好適である。
本構成によれば、蓋体外縁部が一律の形状(弧状又は直線状)に形成されると共に、蓋体が、外側に突出する突出片を有さない構成であるため、包装用容器全体としてコンパクト化を図ることができる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
蓋体の平面図及び側面図 容器本体の平面図及び側面図 開蓋状態における蓋体及び容器本体の一部を示す平面図 図3におけるIV―IV端面図 図3におけるV-V端面図 閉蓋状態における蓋体及び容器本体の一部を示す平面図 図6におけるVII-VII端面図 図6におけるVIII-VIII端面図 閉蓋状態における蓋体及び容器本体の一部を示す斜視図 開蓋時における操作の一部を示す説明図 その他の実施形態に係る本体摘み部の例を示す図 その他の実施形態に係る本体摘み部の例を示す図
〔包装用容器の概略構成〕
本実施形態に係る包装用容器1について図面を参照して説明する。包装用容器1は、シート成形によって形成されており、図1及び図2に示すように、容器本体3と蓋体2とを備えている。なお、図3、図6、及び図9では、蓋体2を仮想線で示している。
包装用容器1は、その内部に食品等(例えば、料理など)の被収容物を収容する。以下では、包装用容器1の内部側、すなわち、外縁側から中央側に向かう方向を「内方」又は「内側」とする。また、包装用容器1の外部側、すなわち、中央側から外縁側に向かう方向を「外方」又は「外側」とする。そして、内方および外方の双方に沿う方向を「内外方向」とする。
包装用容器1は、容器本体3から蓋体2が取り外されることで開蓋され(開けられ)、容器本体3に蓋体2が取り付けられることで閉蓋される(閉じられる。)。以下では、容器本体3から蓋体2が取り外された状態を「開蓋状態」とし、容器本体3に蓋体2が取り付けられた状態を「閉蓋状態」とする。なお、図3~図5は、開蓋状態における蓋体2及び容器本体3の一部を示しており、より詳しくは、蓋体2が、容器本体3に取り付けられるための適正位置において、容器本体3に対して上方に離間して配置されている状態を示している。すなわち、蓋体2は、図3~図5に示される状態から、容器本体3に対して下方に真っ直ぐ降ろされることで、当該容器本体3に取り付けられる。そして、図6~図9は、閉蓋状態における蓋体2及び容器本体3の一部を示している。すなわち、図6~図9は、蓋体2が、図3~図5に示される状態から容器本体3に対して下方に真っ直ぐ降ろされることにより当該容器本体3に取り付けられた状態を示している。
〔蓋体〕
蓋体2の構成について説明する。図1に示すように、蓋体2は、天面部21と、天面部21から下方に延びる蓋体周壁部22と、蓋体周壁部22から外側に延びる蓋体フランジ部23と、蓋体フランジ部23よりも外側に設けられて下方に延びる蓋体スカート部24と、を有している。
本実施形態では、蓋体スカート部24の外周側の端部である蓋体外縁部24fが、一律の弧状に形成されており、蓋体2は、平面視で円形状に形成されている。すなわち本例では、蓋体2は、後述する容器本体3が有するような外側に突出する突出片(本体摘み部35)を有していない。但し、上記のような構成に限定されることなく、蓋体外縁部24fは、一律の直線状に形成されていてもよく、この場合には、蓋体2は、平面視で矩形状に形成される。なお、これらの構成の他にも、蓋体外縁部24fは、弧状に形成された部分および直線状に形成された部分を部分的に含んで構成されていてもよい。
図4及び図5に示すように、本実施形態では、蓋体スカート部24は、外方に膨出する第1膨出部24aと、第1膨出部24aの下端に連続して設けられ、当該第1膨出部24aよりも外方に膨出する第2膨出部24bと、第2膨出部24bの下端に連続して設けられ、下方に向かうに従って内方に向けて傾斜する蓋体内傾斜部24cと、蓋体内傾斜部24cの下端に連続して設けられ、下方に向かうに従って外方に向けて傾斜する蓋体外傾斜部24dと、蓋体外傾斜部24dの外側に連続して設けられ、水平方向に沿って外側に延在する蓋体平坦部24eと、を有している。なお、図示の例では、上述の蓋体外縁部24f、すなわち、蓋体スカート部24の外周側の端部である蓋体外縁部24fは、蓋体平坦部24eにおける外側の端部となっている。
後述するように、閉蓋の際には、蓋体スカート部24の下端によって容器本体3の本体摘み部35が押圧される(図8参照)。上記のように、蓋体外傾斜部24dが外方に向けて傾斜すると共に蓋体平坦部24eが外側に延在していることにより、これら蓋体外傾斜部24d及び蓋体平坦部24eを含んで構成される蓋体スカート部24において、本体摘み部35を押圧する面積を広く確保することができ、押圧し易くなる。そして、蓋体外傾斜部24dの内側に連続して設けられた蓋体内傾斜部24cが、蓋体外傾斜部24dとは反対方向に(内方に)傾斜しているため、換言すれば、本体摘み部35が揺動する方向に沿っているため、閉蓋時における押圧の際の蓋体スカート部24の強度を高めることができ、蓋体スカート部24が変形したり破損したりすることを抑制可能となっている。
〔容器本体〕
次に、容器本体3の構成について説明する。図2に示すように、容器本体3は、底面部31と、底面部31から上方に延びる本体周壁部32と、本体周壁部32から外側に延びる本体フランジ部33と、本体フランジ部33よりも外側に設けられて下方に延びる本体スカート部34と、本体スカート部34の周方向の一部において外側に突出する突出片からなる本体摘み部35と、を有している。本実施形態では、容器本体3は、複数の本体摘み部35を有しており、より詳しくは図2に示すように、本体スカート部34における周方向の異なる位置に設けられて、互いに反対方向に突出する一対の本体摘み部35を有している。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、本体スカート部34は、下方に向かうに従って外方に向けて傾斜する本体外傾斜部34aと、本体外傾斜部34aの外側に連続して設けられ、水平方向に沿って外側に延在する本体平坦部34bと、を有している。なお、図示の例では、本体スカート部34の外周側の端部である本体外縁部34cは、本体平坦部34bにおける外側の端部となっている。
図3~図5に示すように、本実施形態では、本体フランジ部33は、周方向における大部分の領域に形成された幅広本体フランジ部33Aと、周方向における一部(各部)の領域に形成された幅狭本体フランジ部33Bと、を有している。幅広本体フランジ部33Aの内外方向の幅は、幅狭本体フランジ部33Bの内外方向の幅よりも広く形成されている。換言すれば、幅狭本体フランジ部33Bの内外方向の幅は、幅広本体フランジ部33Aの内外方向の幅よりも狭く形成されている。
本体摘み部35は、外力が加えられることにより上下方向に揺動するように構成されている。本実施形態では、本体摘み部35は、外力が加えられていない開蓋状態において略水平方向に沿う姿勢となり(図5参照)、閉蓋状態において蓋体スカート部24に押圧されて(外力が加えられて)下方に傾斜した姿勢となる(図8参照)。
図2及び図3に示すように、本実施形態では、容器本体3は、本体摘み部35に対して周方向に隣接する位置に、内周側に向けて切り欠かれた本体切欠部36を更に有している。本体切欠部36は、本体外縁部34cが内方に凹むことにより形成されている。本実施形態では、本体切欠部36は、本体摘み部35に対して周方向両側に隣接して一対設けられている。但し、このような構成に限定されることなく、本体切欠部36は、本体摘み部35に対して周方向の片側のみに隣接して設けられていてもよい。
本実施形態では、本体切欠部36は、平面視において湾曲状に形成されており、より詳細には、内側に凹む湾曲状に形成されている。そして、本体摘み部35と、当該本体摘み部35に隣接する本体切欠部36とが、平面視において一体的に連続する湾曲状に形成されている。本例では、上述のように一対の本体切欠部36が平面視において内側に凹む湾曲状に形成されると共に、当該一対の本体切欠部36の間に挟まれた本体摘み部35が平面視において外側に凸となる湾曲状に形成され、これら一対の本体切欠部36と本体摘み部35とが一体的に連続している。そして、図3に示すように、本体摘み部35と一対の本体切欠部36とは、幅狭本体フランジ部33Bが形成されている周方向の領域に配置されている。
本実施形態では、本体摘み部35は、上方に向かって突出し、閉蓋状態において(図8参照)蓋体スカート部24に当接する本体当接部35aを更に有する。図示の例では、本体当接部35aは、本体摘み部35の一部から上方に突出する半球状に形成されている。但し、このような構成に限定されることなく、本体当接部35aは、例えば矩形状など、多角形状、格子状、ローレット状、ダイヤカット等に形成されていても良い。また、本体当接部35aは、本体摘み部35の全体領域に形成されていても良い。
図3及び図5に示すように、本体摘み部35は、本体スカート部34を介して幅狭本体フランジ部33Bに隣接して設けられている。これにより、本体摘み部35は、例えば幅広本体フランジ部33A(図4参照)に隣接して設けられる場合に比べて、容器本体3の内側に配置される。すなわち、本体摘み部35の内側の端部を、本体摘み部35とは周方向の異なる位置に設けられた本体平坦部34bの内側の端部(図4参照)よりも、容器本体3の内側に配置することができる。これにより、本体摘み部35を、その突出方向に長く形成して閉蓋の押圧時に揺動し易い構成としつつも、図3に示すように包装用容器1全体として本体摘み部35のみが突出する(はみ出る)量を小さく抑えることができる。
〔包装用容器の閉蓋状態〕
次に、包装用容器1の閉蓋状態について説明する。図6~図9に示すように、閉蓋状態では、蓋体2が、容器本体3に対して外側から覆っている。より詳細には、蓋体スカート部24が本体スカート部34を外側から覆っている。そして、図7に示すように、幅広本体フランジ部33Aが形成されている周方向の領域において、当該幅広本体フランジ部33Aと蓋体フランジ部23とが上下方向で当接すると共に、蓋体スカート部24が本体スカート部34よりも下方に突出している。このとき、蓋体スカート部24の蓋体内傾斜部24cは、本体スカート部34の本体外縁部34cよりも内側に配置されており、蓋体2が容器本体3から不用意に外れるのを抑制する抜け止めとして機能する。
図8に示すように、閉蓋状態では、幅狭本体フランジ部33Bが形成されている周方向の領域において、当該幅狭本体フランジ部33Bと蓋体フランジ部23とが上下方向で当接している。そして、図6及び図8に示すように、本体摘み部35が、閉蓋状態で、蓋体スカート部24で押圧されて、本体切欠部36に隣接する位置を基点35X(以下、屈曲基点35Xと称する。)として下方に傾斜している。換言すれば、本体摘み部35は、閉蓋状態において当該本体摘み部35が傾斜する際の基点となる屈曲基点35X(屈曲基点部)を有している。図6に示すように、屈曲基点35Xは、本体外縁部34cよりも内側に配置されている。本実施形態では、本体摘み部35の本体当接部35aが、蓋体スカート部24の蓋体外傾斜部24dに押圧されることで、本体摘み部35が下方に傾斜している。このように、本体摘み部35が下方に傾斜する構成であることに加えて、その傾斜の基点となる屈曲基点35Xが本体外縁部34cよりも内側に配置されていることで、図6に示すように、平面視において本体摘み部35が包装用容器1から突出する(はみ出る)突出量を小さく抑えることができ、包装用容器1全体としてコンパクト化を図ることが可能となっている。平面視での本体摘み部35の突出量はごく僅かであり、本体摘み部35を設けながらも、閉蓋状態での包装用容器1の全体を、蓋体2が占める範囲に実質的に収めることができている。
また、上述のように、本体当接部35aを押圧する蓋体外傾斜部24dは、当該蓋体外傾斜部24dとは反対方向(内側)に傾斜する蓋体内傾斜部24c、換言すれば、本体摘み部35が揺動する方向に沿って延びる蓋体内傾斜部24cに隣接しているため、押圧時における蓋体スカート部24の強度を高めることが可能となっている。
本実施形態では、本体摘み部35における屈曲基点35Xから本体当接部35aまでの距離が、本体当接部35aから摘み先端部35bまでの距離よりも長くなっている。これにより、屈曲基点35Xから押圧点である本体当接部35aまでの距離を比較的長くできるため、本体摘み部35を押圧によって変形し易い構成とすることができる。これに加えて、本体当接部35aから摘み先端部35bまでの距離を比較的短くできるため、平面視において本体摘み部35が包装用容器1から突出する(はみ出る)突出量を小さく抑えることができる。
図6及び図8に示すように、本実施形態では、閉蓋状態において、摘み先端部35bが、平面視において蓋体外縁部24fよりも外側に配置されている。これにより、閉蓋状態から開蓋する際に、本体摘み部35を摘まみ易くすることができる。但し、このような構成に限定されることなく、摘み先端部35bと蓋体外縁部24fとは、平面視において重複するように配置されていてもよく、或いは、摘み先端部35bが蓋体外縁部24fよりも内側に配置されていてもよい。
さらに本実施形態では、閉蓋状態において、摘み先端部35bと蓋体外縁部24fとが、上下方向に離間して配置されている。これにより、図8に示すように、摘み先端部35bと蓋体外縁部24fとの間に空間を形成することができ、本体摘み部35を更に摘み易くすることができる。
〔包装用容器の開蓋〕
包装用容器1を開蓋する場合には、図10に示すように、使用者の手指によって本体摘み部35を内側に押圧する。これにより、本体摘み部35が屈曲基点35Xを基点として内側に揺動し(変形し)、本体摘み部35と蓋体スカート部24との間に空間を形成する。この空間により、蓋体スカート部24を内側から持ち易くなる。そして、使用者は、上記のように形成された空間を利用して蓋体スカート部24を持ち、容器本体3から蓋体2を取り外す開蓋作業を行うことができる。その際、蓋体2には外側に突出する突出片(蓋体2側の摘み部)がないにも関わらず、蓋体2における幅狭本体フランジ部33Bに対応する部位を疑似的な摘み部として利用することができる。よって、使用者は、容器本体3の本体摘み部35と蓋体2における疑似的な摘み部とをそれぞれ持った状態で、開蓋作業を容易に行うことができる。
以上説明した包装用容器1によれば、本体摘み部35の周方向に隣接して本体切欠部36が配置されているため、本体摘み部35の基端部(内側の端部)において外力に対する抵抗力を小さくすることができ、本体摘み部35を変形し易い構成とすることができる。そして、実際に本体摘み部35を下方に押圧して変形させることで、当該本体摘み部35を下方に傾斜した状態にすることができる。これにより、押圧されていない状態で外側に突出する本体摘み部35が、閉蓋時における押圧された状態で下方に傾斜した状態となり、包装用容器1全体としてコンパクト化を図ることができる。
〔その他の実施形態〕
次に、包装用容器1のその他の実施形態について説明する。
(1)本体摘み部35は、例えば図11に示すように構成されていてもよい。すなわち、図11に示すように、本体摘み部35の内側の端部に、平面視で突出方向に直交する方向に狭まる絞り部35cが形成されていてもよい。絞り部35cは、本体摘み部35に対して隣接する一対の本体切欠部36の周方向の間隔が狭く配置されることで形成される。この構成により、本体摘み部35の基端部(内側の端部)において外力に対する抵抗力をより一層小さくすることができ、本体摘み部35をさらに変形し易い構成とすることができる。
(2)また、本体摘み部35は、図12に示すように、突出方向に伸縮自在に構成された絞り部35cを有していてもよい。この場合、絞り部35cは、例えば伸縮自在な蛇腹状に構成されているとよい。この構成によれば、絞り部35cが突出方向に縮んだ状態において包装用容器1全体としてコンパクト化を図ることができ、絞り部35cが突出方向に延びた状態において、本体摘み部35が押圧によりさらに変形し易くなる。
(3)上記の実施形態では、本体切欠部36が、平面視において湾曲状に形成されている例について説明した。しかし、本発明はこのような例に限定されない。本体切欠部36は、直線状部分を有するように形成されていてもよく、例えば、平面視で三角形状や矩形状等に形成されていてもよい。
(4)上記の実施形態では、本体摘み部35と、当該本体摘み部35に隣接する本体切欠部36とが、平面視において一体的に連続する湾曲状に形成されている例について説明した。しかし、本発明はこのような例に限定されない。本体摘み部35と本体切欠部36とは一体的に連続していなくてもよい。また、本体摘み部35は、直線状部分を有するように形成されていてもよく、例えば、平面視で矩形状や台形状等に形成されていてもよい。
(5)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
本開示に係る技術は、容器本体と蓋体とを備えた包装用容器に利用することができる。
1 :包装用容器
2 :蓋体
21 :天面部
22 :蓋体周壁部
23 :蓋体フランジ部
24 :蓋体スカート部
24f :蓋体外縁部
3 :容器本体
31 :底面部
32 :本体周壁部
33 :本体フランジ部
34 :本体スカート部
35 :本体摘み部
35X :屈曲基点(基点)
35a :本体当接部
35b :摘み先端部
36 :本体切欠部

Claims (8)

  1. 容器本体と蓋体とを備え、シート成形によって形成される包装用容器であって、
    前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びる蓋体フランジ部と、前記蓋体フランジ部よりも外側に設けられて下方に延びる蓋体スカート部と、を有し、
    前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、前記本体フランジ部よりも外側に設けられて下方に延びる本体スカート部と、前記本体スカート部の周方向の一部において外側に突出する突出片からなる本体摘み部と、を有し、
    前記容器本体は、前記本体摘み部に対して周方向に隣接する位置に、内周側に向けて切り欠かれた本体切欠部を更に有し、
    前記本体フランジ部は、幅広本体フランジ部と、外縁が平面視で内側に凹むことで前記幅広本体フランジ部よりも内外方向の幅が狭く形成された幅狭本体フランジ部と、を有し、
    前記本体摘み部及び前記本体切欠部が、周方向における前記幅狭本体フランジ部に対応する位置に設けられ、
    前記本体摘み部が、前記容器本体に前記蓋体が取り付けられた閉蓋状態で、前記蓋体スカート部で押圧されて、前記本体切欠部に隣接する位置を基点として下方に傾斜している、包装用容器。
  2. 前記本体切欠部は、前記本体摘み部に対して周方向両側に隣接して一対設けられている、請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記本体切欠部は、平面視において湾曲状に形成されている、請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 前記本体摘み部と、当該本体摘み部に隣接する前記本体切欠部とが、平面視において一体的に連続する湾曲状に形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装用容器。
  5. 前記閉蓋状態において、前記本体摘み部の外周側の端部である摘み先端部と前記蓋体スカート部の外周側の端部である蓋体外縁部とが、離間して配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の包装用容器。
  6. 前記摘み先端部が、平面視において前記蓋体外縁部よりも外側に配置されている、請求項5に記載の包装用容器。
  7. 前記本体摘み部は、上方に向かって突出し、前記閉蓋状態において前記蓋体スカート部に当接する本体当接部を更に有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の包装用容器。
  8. 前記蓋体は、外側に突出する突出片を有さない平面視円形に形成され
    前記蓋体スカート部の外周側の端部である蓋体外縁部が、一律の弧状に形成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の包装用容器。
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