JP7218712B2 - 産業車両用ホーンブラケットおよび産業車両用ホーン取付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、産業車両用ホーンブラケットおよび産業車両用ホーン取付構造に関する。
産業車両であるフォークリフトでは、ホーン(警音器)を車体に取り付けるため、予めホーンブラケットに組み付けておき、ホーンが組み付けられたホーンブラケットを車体に組み付けることがある。産業車両用ホーンブラケットとして、例えば、図8に示すように、ホーンブラケット80が用いられる。
ホーンブラケット80は、金属板の加工により形成されており、ブラケット本体81を備えている。ブラケット本体81は、ブラケット本体81の一方の面側への折り曲げにより形成されたリブ82を有している。リブ82は、ブラケット本体81の長手方向に沿って延在する。ブラケット本体81の長手方向の端部には、リブ82から離れる方向に延在するホーン支持部83を備えている。ホーン(図示せず)は、ボルト(図示せず)およびナット(図示せず)によってホーン支持部83に支持される。ブラケット本体81のホーン支持部83と反対側の端部には通孔84が形成されている。通孔84は、車体が有するフロントプロテクタ(図示せず)にホーンブラケット80を取り付けるためのボルト(図示せず)を挿通する。ブラケット本体81の他方の面(後面)は、フロントプロテクタの前面と当接する取付面である。また、ホーンが組み付けられたホーンブラケット80はボルト(図示せず)およびナット(図示せず)によってフロントプロテクタに取り付けられる。ホーンブラケット80は、ボルトの軸心を中心にしてホーンブラケットがフロントプロテクタに対して回転しないようにフロントプロテクタに係止される係止部85を備えている。
ホーンを組み付けたホーンブラケット80がフロントプロテクタに組み付けられた状態では、ホーンが車体の前方を向き、ホーンブラケット80の取付面は、フロントプロテクタの前面に当接する。
別の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された車両用ホーンのステーおよび車両用ホーンが知られている。特許文献1に開示された車両用ホーンは、電磁コイルと断続器を収納する容器と、容器の開口部を覆って閉空間を構成すると共に電磁コイルの励磁により振動する振動板と、容器の底部外面に取り付けられたステーとを具備する。
特許文献1のステーは、金属板を用いて外形が長尺に形成され、一方の端部には車両用ホーンに固定するための第1ネジ孔が長手方向に沿った中心軸上に形成され、他方の端部は車両の特定部位に設けられたガイドに嵌まり合う幅に形成されると共に、車両に固定するための第2ネジ孔が前記中心軸上に形成されている。ステーは、他方の端部を除く長手方向に沿った領域内の特定領域の外形が中心軸を中心に対称にかつ他方の端部の幅よりも幅狭に形成されている。さらに、ステーは、第1ネジ孔と第2ネジ孔との間の中心軸上には他方の端部から特定領域の他方の端部との境界領域にかけてスリットが中心軸を中心に対称形状に開口されている。
特許文献1に係る車両用ホーンによれば、ステーの長手方向に沿った特定領域の幅が他方の端部の幅より幅狭に形成されて車両内の他の部品との干渉が回避される。しかもこの特定領域は中心軸を中心に対称に幅狭に形成されており、左右のバランスが確保されて警笛音にノイズが入り込まない。
特開平11-78691号公報
図8に示すホーンブラケット80では、ホーンブラケット80の組み付け状態やホーンブラケット80の製造ばらつき等によって、ホーンブラケット80の取付面におけるフロントプロテクタの前面との当接面積がホーンブラケット80の個体差によって異なることがある。このホーンブラケット80の取付面における当接面積がホーンブラケット80の個体差によって異なると、ホーンブラケット80の固有周波数がホーンブラケット80毎に変わるという問題がある。特に、ホーンブラケット80の固有周波数がホーンと共振する周波数の範囲に含まれると、共振によって警報音が車両毎に異なってしまい、共振によりホーンのエネルギーが失われ、本来求められている音圧が得られなかったり、音色が変調したりする。
なお、特許文献1に開示された車両用ホーンは、ステーの長手方向に沿った特定領域の幅が他方の端部の幅より幅狭に形成されることにより、左右のバランスが確保されて警笛音にノイズが入り込まないようにするが、上記の課題を解決することはできない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、ブラケットの固有周波数がホーンの周波数の共振範囲に含まれないように、ブラケットの取付面における当接面積の変動を抑制できる産業車両用ホーンブラケットおよび産業車両用ホーン取付構造の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、産業車両の車体に固定されるブラケット本体と、前記ブラケット本体に設けられ、産業車両用ホーンを支持するホーン支持部と、前記ブラケット本体に設けられ、前記ブラケット本体を前記車体に固定するボルトを挿通可能な通孔と、を有する産業車両用ホーンブラケットにおいて、前記ホーン支持部は、前記ブラケット本体の長手方向の一方の端部に設けられ、前記通孔は、前記ブラケット本体の長手方向の他方の端部に設けられ、前記ブラケット本体は、前記車体と当接する取付面と、前記ブラケット本体の長手方向に沿うように形成された長辺部と、前記ブラケット本体の長手方向における前記ホーン支持部と前記通孔との間に形成され、前記長辺部を切り欠いた切り欠きを備えていることを特徴とする。
本発明では、産業車両用ホーンブラケットの長手方向において、切り欠きよりも産業車両用ホーン側の部位の反対側である締結側の部位は車体と当接する。産業車両用ホーンブラケットの長手方向において、切り欠きよりも産業車両用ホーン側となる部位は、ブラケット本体の長辺部に切り欠きが備えられていることにより、車体とは非当接の部位となる。産業車両用ホーンブラケットの長手方向において、切り欠きよりも締結側の部位は、車体と当接するため、切り欠きを設けない場合と比較すると、ブラケット本体の当接面積は小さくなる。その結果、産業車両用ホーンブラケット毎に当接面積の変動が発生するとしても当接面積の変動による影響を小さくできるほか、産業車両用ホーンブラケットの固有周波数を産業車両用ホーンと共振する周波数の範囲に含まないように小さくすることができる。
また、上記の産業車両用ホーンブラケットにおいて、前記ホーン支持部は、前記長辺部から離間する方向へ延在する構成としてもよい。
この場合、産業車両用ホーンが支持されるホーン支持部が長辺部から離間する方向へ延在しており、切り欠きが産業車両用ホーンの支持側となる長辺部に設けられていることで、産業車両用ホーンブラケットの固有周波数を確実に小さくすることができる。
また、上記の産業車両用ホーンブラケットにおいて、前記ブラケット本体は、前記長辺部に沿う折り曲げにより形成されたリブを有し、前記切り欠きは、前記リブを切り欠いている構成としてもよい。
この場合、リブを有するブラケット本体であっても、切り欠きがリブを切り欠くことにより車体とは非当接の部位をブラケット本体に設定できる。
また、上記の産業車両用ホーンブラケットにおいて、前記切り欠きの深さは、前記切り欠きの幅よりも大きい構成としてもよい。
この場合、切り欠きの深さを切り欠きの幅よりも大きくすることにより、産業車両用ホーンブラケットの剛性を調整することができる。
また、本発明は、産業車両用ホーンブラケットと、前記産業車両用ホーンブラケットに設けたホーン支持部に支持される産業車両用ホーンと、を備え、前記産業車両用ホーンブラケットは、ボルト締結により産業車両の車体に固定されることを特徴とする。
本発明によれば、産業車両用ホーンブラケットの固有周波数を産業車両用ホーンと共振する周波数の範囲に含まないように小さくすることができる。
本発明によれば、ブラケットの固有周波数がホーンの周波数の共振範囲に含まれないように、ブラケットの取付面における当接面積の変動を抑制できる産業車両用ホーンブラケットおよび産業車両用ホーン取付構造を提供できる。
第1の実施形態に係るフォークリフトの側面図である。 第1の実施形態に係る産業車両用ホーン取付構造を示す正面図である。 第1の実施形態に係る産業車両用ホーン取付構造を示す側面図である。 第1の実施形態に係る産業車両用ホーンブラケットの斜視図である。 (a)は実施形態に係るホーンブラケットの部位X、Yを示す斜視図であり、(b)は比較例に係るホーンブラケットの部位Zを示す図である。 実施形態および比較例に係るホーンブラケットにおける周波数と振動加速度との関係を模式的に示すグラフ図である。 (a)は第2の実施形態に係る産業車両用ホーン取付構造を示す正面図であり(b)は第2の実施形態に係る産業車両用ホーンブラケットの斜視図である。 従来のホーンブラケットの斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る産業車両用ホーンブラケットおよび産業車両用ホーン取付構造について図面を参照して説明する。本実施形態では、産業車両としてのフォークリフトに適用したフォークリフト用ホーンブラケット(以下、単に「ホーンブラケット」と表記する)およびフォークリフト用ホーン取付構造(以下、単に「ホーン取付構造」と表記する)を例示して説明する。
図1に示すように、フォークリフト10は、車体11の前部に荷役装置12を備えている。車体11の中央付近には運転席13が設けられている。車体11の前部には前輪としての駆動輪14が設けられ、車体11の後部には後輪としての操舵輪15が設けられている。車体11の後部にはカウンタウエイト16が備えられており、カウンタウエイト16は車両重量の調整と車体11における重量バランスを図るためのものである。本実施形態のフォークリフト10はエンジンフォークリフトである。車体11には、運転席13の上部を覆うヘッドガード17が設けられている。
ヘッドガード17は、車体11の前部に立設されている左右一対のフロントピラー18と車体11の後部に立設されている左右一対のリヤピラー19により支持されている。左右一対のフロントピラー18の間には、幅方向に延在する板状のフロントプロテクタ20が備えられている。フロントプロテクタ20は車体11の一部であり運転席13の前方に位置する。
図2、図3に示すように、本実施形態のホーン取付構造30は、フォークリフト10の車体11が備えるフロントプロテクタ20と、ホーンブラケット21と、を備えている。図2に示すように、ホーンブラケット21は、ボルト22およびナット(図示せず)によるボルト締結によりフロントプロテクタ20に固定されている。本実施形態のホーン取付構造30は、公道走行のための保安基準を満たすためのホーン取付構造である。具体的には、オプション品としてのフォークリフト用ホーン(以下、単に「ホーン」と表記する)24を追加して設けるようにしたホーン取付構造である。ホーン24は、産業車両用ホーンに相当する。
ホーン24は公知のダイヤフラムホーンであり、ホーン本体25には、電磁石(図示せず)、振動板26および共振板27が備えられている。電磁石に電流が供給されると励磁され、振動板26を弾性変形させ、振動板26が弾性変形することにより電磁石への電流の供給が遮断される。電磁石への電流の供給と遮断が繰り返されることにより、振動板26が連続して振動し、警笛音が発生する。共振板27は、振動板26に取り付けられており、振動板26が発生する警笛音の音量を増幅し、警笛音の音質を整える。なお、ホーンは、ダイヤフラムホーンとしたが電子音を発する電子ホーンであってもよい。
ホーン24は、通電のためのケーブルハーネス28のコネクタ29と接続する端子(図示せず)を備えている。図3に示すように、ホーン24にはステー31が取り付けられており、ホーン24はステー31を介してボルト32およびナット33によりホーンブラケット21に取り付けられている。なお、図3では、ケーブルハーネス28の一部とコネクタ29のみを図示している。
次に、ホーンブラケット21について説明する。図4に示すように、ホーンブラケット21は、板状のブラケット本体34と、リブ35と、ホーン支持部36と、ハーネス支持部37と、係止部38と、を有する。
ブラケット本体34は、ホーンブラケット21における平板状の部位である。ブラケット本体34は、リブ35と接続される上縁部39と、上縁部39の一端から下方へ向かう第1側縁部40と、上縁部39の他端から下方へ向かう第2側縁部41と、を有する。さらに、ブラケット本体34は、第1側縁部40の下端から他方の斜め下方へ傾斜する第1斜縁部42と、第2側縁部41の下端から一方の斜め下方へ傾斜する第2斜縁部43と、第2斜縁部43の一端から下方へ向かう第3縁部44と、第3縁部44の下端から他方の斜め下方へ傾斜する第3斜縁部45と、第1斜縁部42の他端と第3斜縁部45の他端とを接続する縁部46と、を有する。各縁部39~46に囲まれる部位がブラケット本体34である。ブラケット本体34の後面は、フロントプロテクタ20の前面と対向する面であり、フロントプロテクタ20の前面と当接する取付面を含む。上縁部39は、ブラケット本体34の長手方向に沿うように形成された長辺部に相当する。
図4に示すように、ブラケット本体34における第2側縁部41側には、通孔47が設けられている。通孔47はホーンブラケット21をフロントプロテクタ20に取り付けるためのボルト22を挿通する通孔である。ホーンブラケット21は、ボルト22およびナット(図示せず)の締結によりフロントプロテクタ20の前面に固定される。
リブ35は、ホーンブラケット21の上部を前面側へ折り曲げることにより形成されている部位である。リブ35は上縁部39に沿うように長手方向にわたって延在する。リブ35の前方への長さは、幅方向の一方から他方へ向かうほど小さくなる。リブ35は、ホーンブラケット21の剛性を向上させるために設けられている。
図3に示すように、ホーン支持部36は、ブラケット本体34の長手方向の一方の端部においてリブ35の前端からさらに前方へ延在し、上方へ折り曲げられた部位である。つまり、ホーン支持部36は、ブラケット本体34の長手方向の一方の端部に設けられている。図4に示すように、ホーン支持部36には、ステー31をボルト32およびナット33によりボルト締結するための通孔50が設けられている。ホーン24がステー31を介してホーン支持部36に固定されることにより、ホーン24はホーンブラケット21の前方に位置する。
ハーネス支持部37は、ホーン24に接続されたケーブルハーネス28が角となって折れ曲がらず湾曲するように、ケーブルハーネス28を支持する部位である。図4に示すように、ハーネス支持部37は、縁部46から前方へ向けて延在する位置に設けられた部位であり、ハーネス支持部37には通孔51が設けられている。通孔51は、ケーブルハーネス28を支持するクランプ部材52をハーネス支持部37に取り付けるための通孔である。
次に、係止部38について説明すると、係止部38は、第2側縁部41から他方へ向けて突出するとともに先端部がブラケット本体34の後面側に折り曲げられて形成されている。図3に示すように、係止部38は、フロントプロテクタ20に設けられた孔53に挿入され、フロントプロテクタ20に対するホーンブラケット21の回り止めの機能を果たす。因みに、ホーンブラケット21が係止部38を備えないと、ホーンブラケット21がボルト22の軸心を中心にフロントプロテクタ20に対して回転するおそれがある。
ところで、本実施形態のホーンブラケット21は、リブ35からブラケット本体34へ至る切り欠き54を備えている。図4に示すように、切り欠き54は、ブラケット本体34の長手方向におけるホーン支持部36と通孔47との間に形成され、リブ35と長辺部である上縁部39を切り欠いている。本実施形態では、切り欠き54の深さDは、切り欠き54の幅Wよりも大きい。ホーンブラケット21が切り欠き54を備えることにより、フロントプロテクタ20と対向するブラケット本体34の部位は、ブラケット本体34の長手方向における切り欠き54からホーン支持部36側の部位Xと、切り欠き54から通孔47側の部位Yに二分できる。
図5(a)は、本実施形態に係るホーンブラケット21の後面図であり、図5(b)は比較例に係るホーンブラケット60の後面図である。図5(a)においてハッチングにより示すブラケット本体34の部位Xは、フロントプロテクタ20と当接しない非固定部位である。非固定部位である部位Xは固有周波数の解析の際にフロントプロテクタ20と当接しないと看做す部位である。図5(a)において別のハッチングにより示す切り欠き54から通孔47側の部位Yは、フロントプロテクタ20と当接する固定部位であり、取付面に相当する。固定部位である部位Yは固有周波数の解析の際にフロントプロテクタ20と当接すると看做す部位である。切り欠き54を設けることにより、切り欠き54は部位Xと部位Yの境界を設定する。固定部位である部位Yがフロントプロテクタ20と当接すると看做してホーンブラケット21の周波数を解析することによりホーンブラケット21の固有周波数が判明する。
図5(b)に示す比較例に係るホーンブラケット60は、切り欠きを備えない点を除き実施形態のホーンブラケット21と同一形状である。ホーンブラケット60のハッチングで示される部位Zがフロントプロテクタ20と当接する固定部位である。固定部位である部位Zは固有周波数の解析の際にフロントプロテクタ20と当接すると看做す部位であり、本実施形態の部位Xと比較すると面積は十分に大きい。部位Zは、ホーンブラケット21のフロントプロテクタ20への取り付け状態によっては、部位Zにおいて当接しない箇所が生じる。特に、ブラケット本体34の部位Zにおける通孔47から離れたホーン24側で当接しない箇所が発生し易い。例えば、部位Zにおいてボルト締結される通孔47付近の部位のみがフロントプロテクタ20と当接する場合では、部位Z全体がフロントプロテクタ20と当接する場合と比べると、ブラケット本体34のフロントプロテクタ20との当接面積が大きく異なる。因みに、ホーンブラケット60の固有周波数は当接面積が大きくなるにつれて大きくなる。そして、例えば、図6の破線のグラフG2により示すように、部位Zのホーンブラケット21の固有周波数がホーン24と共振する周波数の範囲Rに含まれると、共振によりホーン24のエネルギーが失われ、ホーン24に本来求められている音圧が得られなかったり、音色が変調したりする。
本実施形態のホーンブラケット21では、図6の実線のグラフG1により示すように、切り欠き54を設けることで、部位Yのホーンブラケット21の固有周波数がホーン24と共振する周波数の範囲Rに含まれず、共振は生じない。ホーンブラケット21では、フロントプロテクタ20と固定すると看做す部位Yの面積が、比較例における部位Zの面積と比べて小さくなっている。これは、切り欠き54を設けることによりリブ35が分断され、ホーン本体25の振動方向に対するホーンブラケット21の曲げ強度が著しく変化するためである。そのため、ホーンブラケット21における切り欠き54よりもホーン本体25側の部分は、ホーン本体25の振動に伴い積極的に振動され易くなる。すると、実際の部位Yの当接具合にかかわらず、部位Y全体が当接している理想的な状態と同等の挙動となる。したがって、部位Yは、ホーンブラケット21のフロントプロテクタ20への取り付け状態や製造のばらつきに関わらず、フロントプロテクタ20と当接する可能性が高い。仮に、部位Yにおいて当接しない箇所が生じたとしても、部位Yにおける当接面積の変動は比較例の部位Zと比べると十分に小さいので固有周波数への影響は小さい。
次に、本実施形態に係るホーンブラケット21およびホーン取付構造30の作用について説明する。ホーンブラケット21にはホーン24がステー31を介して取り付けられるほか、ケーブルハーネス28のコネクタ29はホーン24の端子と接続され、ケーブルハーネス28はハーネス支持部37に備えられたクランプ部材52によって挟持される。このため、ケーブルハーネス28は、角となって折れ曲がらず湾曲し、ホーンブラケット21に支持される。
ホーン24が取り付けられたホーンブラケット21は、ボルト22およびナット(図示せず)の締結により、フロントプロテクタ20の前面に固定される。係止部38がフロントプロテクタ20の孔53に挿入されることで、係止部38は、ボルト22の軸心を回転軸心とするホーンブラケット21のフロントプロテクタ20に対する回転を規制する。
ホーンブラケット21がフロントプロテクタ20の前面に固定された状態では、ブラケット本体34の後面における部位Yがフロントプロテクタ20の前面と当接し、ブラケット本体34の後面における部位Xは、フロントプロテクタ20の前面と当接しない。ホーン24が作動されるとホーン24は警告音を発生し、警告音の発生とともにホーンブラケット21に振動が生じる。ホーン24がステー31を介してホーン支持部36に固定されているので、部位Xにおける振動の方向は主に前後方向となる。そして、ホーンブラケット21における固有周波数は小さいため、ホーン24と共振する周波数の範囲Rに含まれない。その結果、ホーン24を作動させても、共振によりホーン24のエネルギーが失われることはなく、ホーン24に本来求められている音圧が得られるほか、音色の変調も生じない。なお、ケーブルハーネス28が角となって折れ曲がらず湾曲することにより、ケーブルハーネス28がホーンブラケット21を引っ張る方向に引っ張られても、ケーブルハーネス28がホーンブラケット21を引っ張ることはない。
本実施形態に係るホーンブラケット21およびホーン取付構造30は以下の作用効果を奏する。
(1)ホーンブラケット21の長手方向において、切り欠き54よりもホーン24側の部位Xの反対側であるボルト締結側の部位Yはフロントプロテクタ20と当接する。ホーンブラケット21の長手方向において、切り欠き54よりもホーン24側となる部位Xは、ブラケット本体34の長辺部に切り欠き54が備えられていることにより、フロントプロテクタ20とは非当接の部位となる。ホーンブラケット21の長手方向において、切り欠き54よりもボルト締結側の部位Yは、フロントプロテクタ20と当接する。このため、切り欠き54を設けない場合と比較すると、ブラケット本体34の当接面積は小さくなり、ホーンブラケット21の個体差が生じてもホーンブラケット21毎の当接面積の変動は小さくなる。その結果、当接面積の変動が発生するとしても当接面積の変動による影響を小さくできるほか、ホーンブラケット21の固有周波数をホーン24と共振する周波数の範囲Rに含まないように小さくすることができる。
(2)ホーン24が支持されるホーン支持部36が長辺部である上縁部39から離間する方向へ延在しており、切り欠き54が上縁部39に設けられていることで、ホーンブラケット21の固有周波数を確実に小さくすることができる。
(3)ホーンブラケット21は、上縁部39に沿う折り曲げにより形成されたリブ35を有するので、ホーンブラケット21の強度は向上するが、リブ35から上縁部39を超える切り欠き54が設けられる。このように、リブ35を有するブラケット本体34であっても、切り欠き54がリブ35を切り欠くことにより、フロントプロテクタ20とは非当接の部位Xをブラケット本体34に設定できる。また、切り欠き54を設けることによりリブ35が分断され、ホーン本体25の振動方向に対するホーンブラケット21の曲げ強度が著しく変化する。そのため、ホーンブラケット21における切り欠き54よりもホーン本体25側の部分は、ホーン本体25の振動に伴い積極的に振動され易くなる。すると、実際の部位Yの当接具合にかかわらず、部位Y全体が当接している理想的な状態と同等の挙動となる。その結果、当接面積の変動が発生するとしても当接面積の変動による影響をより小さくできるほか、ホーンブラケット21の固有周波数をホーン24と共振する周波数の範囲Rに含まないようにより小さくすることができる。
(4)切り欠き54の深さDを切り欠き54の幅Wよりも大きくすることにより、ホーンブラケット21の剛性を調整することができる。切り欠き54を深くするほど、ホーンブラケット21の剛性が低下して、部位Xがフロントプロテクタ20とより当接しないようになる。なお、剛性は低下してもホーンブラケット21に必要な剛性は保たれる。
(5)ホーン取付構造30は、車体11が備えるフロントプロテクタ20と、ホーンブラケット21と、を備え、ホーンブラケット21は、ボルト締結によりフロントプロテクタ20に固定される。このため、ホーンブラケット21の固有周波数をホーン24と共振する周波数の範囲Rに含まないように小さくすることができる。
(6)ホーンブラケットの剛性を高めて固有周波数を増大させるのでなく、切り欠き54を設けてホーンブラケット21に必要な剛性を保つ範囲でホーンブラケット21の剛性を低下させ、ホーンブラケット21の固有周波数を小さくする。このため、ホーンブラケット21の重量増大や大型化を回避することができる。その結果、製作コストの抑制できる。また、切り欠きを設けるだけであることから、ホーンブラケット21の取付スペースが制約を受けることがあってもホーンブラケット21の共振を防止することができる。
(7)切り欠き54を設けることにより、ホーンブラケット21のフロントプロテクタ20との当接面積が小さくなってホーンブラケット21の固有周波数を管理し易くなる。このため、例えば、フォークリフトの機種毎にホーンブラケットを用意する必要がなく、単一のホーンブラケット21を多機種に適用することが可能となる。その結果、ホーンブラケット21やホーン取付構造30の製作コストを低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るホーンブラケットおよびホーン取付構造について説明する。本実施形態では、ホーンブラケットがリブを備えない点で、第1の実施形態と相違する。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成については、第1の実施形態の説明を援用し、共通の符号を用いる。
図7(a)に示すように、ホーン取付構造77では、ホーンブラケット70はボルト締結によりフロントプロテクタ20に固定されている。ホーン取付構造77は、車体11が備えるフロントプロテクタ20と、ホーンブラケット70と、を備えている。図7(b)に示すように、ホーンブラケット70は、板状のブラケット本体71と、ホーン支持部72と、ハーネス支持部37と、係止部38と、を有する。
ブラケット本体71は、上縁部73と、上縁部73の一端から下方へ向かう第1側縁部40と、上縁部73の他端から下方へ向かう第2側縁部41と、を有する。さらに、ブラケット本体71は、第1斜縁部42と、第2斜縁部43と、第3縁部44と、第3斜縁部45と、縁部46と、を有する。各縁部42~46、73に囲まれる部位がブラケット本体71である。ブラケット本体71の後面は、フロントプロテクタ20の前面と対向する面である。上縁部73は、ブラケット本体34の長手方向に沿うように形成された長辺部に相当する。ブラケット本体71における第2側縁部41側には、通孔74が設けられている。通孔74はホーンブラケット70をフロントプロテクタ20に取り付けるためのボルト22を挿通する通孔である。
図7(b)に示すように、ホーン支持部72は、ブラケット本体71の長手方向の一方の端部において上縁部73からさらに前方へ延在する部位である。つまり、ホーン支持部72は、ブラケット本体71の長手方向の一方の端部に設けられている。ホーン支持部72には、ステー31をボルト32およびナット33によりボルト締結するための通孔75が設けられている。ホーン24がステー31を介してホーン支持部72に固定されることにより、ホーン24はホーンブラケット70の前方に位置する。
本実施形態のホーンブラケット70は、上縁部73からブラケット本体71へ至る切り欠き76を備えている。図7(b)に示すように、切り欠き76は、ブラケット本体71の長手方向におけるホーン支持部72と通孔74との間に形成され、長辺部である上縁部73を切り欠いている。本実施形態では、切り欠き76の深さD(図示せず)は、切り欠きの幅W(図示せず)よりも大きい。ホーンブラケット70が切り欠き76を備えることにより、フロントプロテクタ20と対向するブラケット本体71の部位は、ブラケット本体34の長手方向における切り欠き76からホーン支持部72側の部位Xと、切り欠き76から通孔47側の部位Yに二分できる。
本実施形態では、図示はされないがブラケット本体71の後面において第1の実施形態と同様に部位Xと、部位Yに二分できる。部位Xは、ホーンブラケット70の周波数の解析時においてフロントプロテクタ20と接触しない部位と看做す部位であり、部位Yは、ホーンブラケット70の周波数の解析時においてフロントプロテクタ20と接触する部位と看做す部位である。
本実施形態によれば、第1の実施形態の作用効果(1)、(2)、(4)~(7)と同等の作用効果を奏する。また、長辺部に沿うように形成されたリブを備えないホーンブラケット70であってもホーン24を作動させても、共振によりホーン24のエネルギーが失われることはなく、ホーン24に本来求められている音圧が得られるほか、音色の変調も生じない。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、ホーン支持部が長辺部から離間する方向へ延在する例について説明したが、これに限らない。ホーン支持部は、例えば、長辺部と重なる位置に備えられてもよい。
○ 上記の実施形態では、切り欠きの深さは、切り欠きの幅よりも大きいとしたが、これに限定されない。例えば、切り欠きの深さは、切り欠きの幅よりも小さくしてもよく、ホーンブラケットの固有周波数が小さくなってホーンの周波数の範囲に含まれないような切り欠きであれば、深さおよび幅の条件は特に限定されない。
○ 上記の実施形態では、ブラケット本体の形状が多数の縁部によって形成されたが、ブラケット本体は、少なくとも長手方向を有する形状であって、長辺部を有していれば、特に形状は問われない。また、複数の長辺部を有するブラケット本体であってもよい。切り欠きを設ける位置もブラケット本体の長手方向におけるホーン支持部と通孔との間であればよく、ホーンブラケットの固有周波数が小さくなってホーンの周波数の範囲に含まれなくなる位置であれば自由である。
○ 上記の実施形態では、産業車両としてのフォークリフトに適用した例を説明したが、産業車両はフォークリフトに限定されない。例えば、牽引車等の搬送車両のほか建設車両であってもよい。
10 フォークリフト
11 車体
13 運転席
20 フロントプロテクタ
21、60、70、80 ホーンブラケット
24 フォークリフト用ホーン
25 ホーン本体
30、76 ホーン取付構造
31 ステー
34、71、81 ブラケット本体
35、82 リブ
36、72、83 ホーン支持部
39、73 上縁部(長辺部)
47、74、84 通孔
54、75 切り欠き
G1 グラフ(本実施形態)
G2 グラフ(比較例)
R ホーンと共振する周波数の範囲
X 部位(本実施形態・非固定部位)
Y 部位(本実施形態・固定部位)
Z 部位(比較例・固定部位)

Claims (5)

  1. 産業車両の車体に固定されるブラケット本体と、
    前記ブラケット本体に設けられ、産業車両用ホーンを支持するホーン支持部と、
    前記ブラケット本体に設けられ、前記ブラケット本体を前記車体に固定するボルトを挿通可能な通孔と、を有する産業車両用ホーンブラケットにおいて、
    前記ホーン支持部は、前記ブラケット本体の長手方向の一方の端部に設けられ、
    前記通孔は、前記ブラケット本体の長手方向の他方の端部に設けられ、
    前記ブラケット本体は、
    前記車体と当接する取付面と、
    前記ブラケット本体の長手方向に沿うように形成された長辺部と、
    前記ブラケット本体の長手方向における前記ホーン支持部と前記通孔との間に形成され、前記長辺部を切り欠いた切り欠きを備えていることを特徴とする産業車両用ホーンブラケット。
  2. 前記ホーン支持部は、前記長辺部から離間する方向へ延在することを特徴とする請求項1記載の産業車両用ホーンブラケット。
  3. 前記ブラケット本体には、前記長辺部に沿う折り曲げにより形成されたリブを有し、
    前記切り欠きは、前記リブを切り欠いていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両用ホーンブラケット。
  4. 前記切り欠きの深さは、前記切り欠きの幅よりも大きいことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の産業車両用ホーンブラケット。
  5. 請求項1~4のいずれか一項記載の産業車両用ホーンブラケットと、
    前記産業車両用ホーンブラケットに設けたホーン支持部に支持される産業車両用ホーンと、を備え、
    前記産業車両用ホーンブラケットは、ボルト締結により産業車両の車体に固定されることを特徴とする産業車両用ホーン取付構造。
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