JP7216597B2 - 開閉装置及びその状態監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は開閉装置及びその状態監視方法に係り、特に、永久磁石の漏れ磁束を測定して永久磁石による投入保持力を監視するものに好適な開閉装置及びその状態監視方法に関するものである。
従来の開閉装置、例えば、真空遮断器の投入保持力を監視する方法としては、真空遮断器の投入保持力によって発生する部材のひずみをひずみゲージで測定する方法や、投入指令電流波形の基準値からのずれを測定する方法があり、いずれも複雑なデータ処理が必要であった。
これを改善するための真空遮断器の状態監視方法として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された真空遮断器の状態監視方法では、投入ラッチ用の永久磁石の主たる磁路とは別の磁路に分流する磁束の変化を、磁束変化測定手段(サーチコイル)で測定することにより、永久磁石による投入保持力の変化を検出して真空遮断器の状態を監視している。
特許第6400229号公報
上述した特許文献1に記載の真空遮断器の状態監視方法では、永久磁石から可動鉄心と固定鉄心を経由して構成される磁路の外側で、可動鉄心の変動による漏れ磁束の変化を測定することが可能な位置に磁束変化測定手段(サーチコイル)を設け、この磁束変化測定手段で測定された磁束の変化から永久磁石による投入保持力を計算している。
しかしながら、上記の特許文献1に記載の真空遮断器の状態監視方法では、磁束変化測定手段は後付できない(サーチコイルが組立後に設置できない)し、また、永久磁石による投入保持力を評価するためには、複雑な計算が必要である。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、漏れ磁束の測定手段を後付できることは勿論、複雑な計算をしなくても永久磁石による投入保持力を測定できる開閉装置及びその状態監視方法を提供することにある。
本発明の開閉装置は、上記目的を達成するために、主回路開閉部と、該主回路開閉部を開閉操作する電磁操作装置と、前記主回路開閉部と前記電磁操作装置を連結するリンク機構とを備え、前記電磁操作装置は、相対向して配置された可動鉄心及び固定鉄心と、前記可動鉄心及び固定鉄心の周囲に配置されたコイルと、前記可動鉄心の周囲に配置された永久磁石と、これらを収納するケースとから成る電磁石を少なくとも有している開閉装置であって、前記ケースの外側に、前記永久磁石の漏れ磁束により開閉動作するリードスイッチが設置され、前記リードスイッチは、ボビンの周囲にコイル巻線を巻き付けて構成されるリードスイッチ用投入コイルの内部に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の開閉装置の状態監視方法は、上記目的を達成するために、相対向して配置された可動鉄心及び固定鉄心の前記可動鉄心の周囲に配置された永久磁石で投入保持される電磁石により主回路開閉部を開閉する電磁操作装置を備えた開閉装置における前記永久磁石の投入保持力を監視する状態監視方法であって、前記可動鉄心と前記固定鉄心及び前記永久磁石を少なくとも収納するケースの外側に設置されたリードスイッチが、前記永久磁石の漏れ磁束により開閉する動作に基づいて前記永久磁石の投入保持力を測定することで状態を監視することを特徴とする。
本発明によれば、漏れ磁束の測定手段を後付できることは勿論、複雑な計算をしなくても永久磁石による投入保持力を測定できることが可能になる。
本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器を備えたスイッチギヤを示す縦断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器を示す縦断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器の内部を示す斜視図である。 本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器におけるリードスイッチアセンブリの取り付け構造の詳細を示す断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器に採用されるリードスイッチアセンブリの構造を示す分解斜視図である。 図5に示したリードスイッチアセンブリのスナップフィット部の断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器における電磁石の遮断状態を示す縦断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器における電磁石の投入状態を示す縦断面図である。 本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器の動作シーケンスを示す図である。 本発明の開閉装置の実施例2である真空遮断器における電磁石の正面図である。 本発明の開閉装置の実施例3である真空遮断器に採用されるリードスイッチアセンブリを示す分解斜視図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の開閉装置及びその状態監視方法を説明する。なお、各図において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1に、本発明の開閉装置の実施例1である真空遮断器を備えたスイッチギヤを示す。
該図に示すように、スイッチギヤ150は、遮断器室154と、遮断器室154の上方に配置された計測器室152と、遮断器室154及び計測器室152の背面側に配置された母線室153及びケーブル室155に区画され、遮断器室154内には真空遮断器156、計測器室152内には真空遮断器156の主接点の開閉を制御する制御部220、真空遮断器156の状態における異常の有無や異常の種類を判定する蓄積・比較部221、蓄積・比較部221によって真空遮断器156の状態が異常であると判定されると、真空遮断器156が異常状態であることを、ランプ点灯(若しくは消灯)、画像、音声などによって表示する異常状態表示部222、母線室153には真空遮断器156における真空バルブ9の固定接点7に電気的に接続された母線162、真空遮断器156における真空バルブ9の可動接点8に電気的に接続された配電用ケーブル161がそれぞれ設置されて構成されている。
そして、スイッチギヤ150の筐体前面(図1中、右側)には扉が設けられ、扉を開けると、真空遮断器156の前面に設けられて、スイッチ類などを備える操作パネルが露出し、保守点検時には、扉を開けて、真空遮断器156を引き出すことができるようになっている。
図2は、上述したスイッチギヤを構成する真空遮断器156の詳細構成を示す。
該図に示すように、本実施例の真空遮断器156は、内部に主回路開閉部(固定接点7及び可動接点8)を有する真空バルブ9と、この真空バルブ9の主回路開閉部(固定接点7及び可動接点8)を開閉操作する電磁操作装置1と、電磁操作装置1と真空バルブ9を連結するリンク機構2とから概略構成されている。
電磁操作装置1は、可動鉄心302と固定鉄心306が相対向して配置され、鉛直方向に昇降する可動鉄心302に連結された電磁操作装置側ロッド3及び可動平板317、電磁石コイル17、永久磁石304がケース305に収納されて成る電磁石14から主に構成され、ピン19、連結部品21、リンク機構2を介して第1のレバー22に接続されている。これらは、筐体10内に配置されている。
また、電磁石コイル17に励磁電流が供給されると可動鉄心302が下降し、可動鉄心302に連結された電磁操作装置側ロッド3が下降するとき、第2のレバー23が回転することで連結部品24及び真空バルブ側ロッド114が上昇し、真空バルブ9内に設けられた固定接点7と可動接点8が接触する。
真空遮断器156の投入動作では、ワイプばね59及び遮断ばね60が圧縮され、弾性エネルギーが蓄積され、この弾性エネルギーにより遮断動作が行われる。真空バルブ9の開閉部が投入状態にあるとき、永久磁石304の吸引力により可動鉄心302及び可動平板317が保持される。
電磁操作式の真空遮断器156の遮断動作では、電磁石コイル17に投入動作とは逆向きの電流を流すことで、永久磁石304の吸引力を打ち消す方向に磁束が発生し、ワイプばね59及び遮断ばね60に蓄勢された弾性エネルギーが解放されることで、電磁操作装置側ロッド3が上昇し、真空バルブ9内に設けられた固定接点7と可動接点8が開離する。
電磁操作装置側ロッド3が上昇するとシャフト25が上方に移動し、シャフト25の移動に合わせて第3のレバー(図示せず)が回転する。第3のレバーと補助スイッチ20は連動しており、補助スイッチ20は、真空バルブ9の開閉部の状態検出と電磁石コイル17に流れる電流の制御を兼ねている。入り動作においては、第4のレバー(図示せず)がピンを中心に反時計周りに回転し、表示板(図示せず)の「入」の文字が正面側から見える位置に移動する。
また、上述した補助スイッチ20は、補助スイッチ20における信号接点である常時開接点及び常時閉接点の動作タイミングと、制御部220(図1参照)が作成する投入指令及び遮断指令(開極指令)のタイミングとの時間差に基づいて、真空遮断器156の投入動作時間及び遮断動作時間が計測される。計測される投入動作時間及び遮断動作時間の時間的変化に基づいて、真空バルブ9内の固定接点7と可動接点8の消耗、真空バルブ9の真空漏れ、可動接点8の駆動機構部における摩擦増など、真空遮断器156の状態が判定される。
このように構成される本実施例の真空遮断器156では、電磁石14の近傍、具体的には、ケース305の外側(外周側)に、永久磁石304と電磁石コイル17の軸方向に跨ってリードスイッチアセンブリ301を配置し、後で詳述するが、このリードスイッチアセンブリ301を構成するリードスイッチ310で、電磁石14に内蔵される永久磁石304の漏れ磁束を測定すること、即ち、永久磁石304の漏れ磁束によりリードスイッチ310が開閉(オン、オフ)動作することにより、永久磁石304の減磁、つまり、投入保持力の低下を判定するようにしている。
次に、図3、図4、図5及び図6を用いて、上述したリードスイッチアセンブリ301の配置及び構造と取り付け構造について説明する。
図3は、リードスイッチアセンブリ301が配置された状態の真空遮断器156の内部を、図4は、リードスイッチアセンブリ301の取り付け構造の詳細を、図5はリードスイッチアセンブリ301の詳細構造を、図6はリードスイッチアセンブリ301のスナップフィット部315の断面をそれぞれ示す。
まず、図5及び図6を用いてリードスイッチアセンブリ301の構造について説明する。
図5に示すように、リードスイッチアセンブリ301は、上述したリードスイッチ310が、ボビン312の周囲にコイル巻線311を巻き付けて構成されるリードスイッチ用投入コイル313の内部に配置され、このリードスイッチ用投入コイル313の内部に配置されているリードスイッチ310が、非磁性部材から成るハウジング314に篏合装着されて構成されている。
上記のハウジング314には、リードスイッチ用投入コイル313の内部に配置されているリードスイッチ310を篏合装着する篏合部314aと、リードスイッチアセンブリ301、即ち、ハウジング314を円柱状部材であるボルト300(図2及び図4参照)に着脱自在に固定するスナップフィット部315が形成されている。
図5及び図6に示すように、上記のスナップフィット部315には、ボルト300が嵌合する凹部315aと、この凹部315aの入り口付近に形成されて弾性変形し、ボルト300を着脱自在に固定する突起部315bとが形成されており、ボルト300を凹部315aに篏合させることにより、ハウジング314、即ち、リードスイッチアセンブリ301(リードスイッチ310)が、スナップフィット部315の突起部315bを介してフランジに着脱自在に固定されるので、後付け作業が容易に行える。
なお、本実施例のハウジング314は、コイル巻線311を内部に包含させながら注型や3次元プリンタなどで造形することができる。これにより、部品点数が減少するという効果がある。
次に、図3を用いてリードスイッチアセンブリ301の配置について説明する。
図3に示すように、リードスイッチアセンブリ301は、ケース305(電磁石14)を支持している3枚の四角形のフランジの四角を筐体10に固定する4本のボルト300(図3では2本のボルト300を図示)の1本に固定され、その3枚の四角形のフランジは、ケース305(電磁石14)の上側、下側及び中間をそれぞれ支持する上側フランジ308a、下側フランジ308c及び中間フランジ308bから構成され、図5に示したリードスイッチアセンブリ301は、中間フランジ308bと下側フランジ308cとの間のボルト300に固定されている。
このように構成される本実施例の真空遮断器156における電磁石14の遮断及び投入動作について、図7及び図8を用いて説明する。
図7は、真空遮断器156における電磁石14の遮断状態を示し、図8は、真空遮断器156における電磁石14の投入状態を示す。
図7に示すように、主接点(固定接点7及び可動接点8)が遮断状態では、永久磁石304、可動平板317、可動鉄心302、固定鉄心306、下部フランジ308c、ケース305の経路で磁路303が形成されないため、ケース305の外側の空間G(ケース305とリードスイッチアセンブリ301の間の空間G:図2参照)における永久磁石304からの漏れ磁束は小さい。
一方、図8に示すように、主接点(固定接点7及び可動接点8)が投入状態では、永久磁石304、可動平板317、可動鉄心302、固定鉄心306、下側フランジ308c、ケース305の経路で永久磁石304からの漏れ磁束の磁路が形成されるため、ケース305の外側の空間Gにおける漏れ磁束が大きい。
本実施例では、この永久磁石304からの漏れ磁束の変化を、リードスイッチ310で検出するようにしている。
図9に、本実施例の真空遮断器156における状態監視方法を説明するための動作シーケンスを示し、縦軸に漏れ磁束レベル、横軸に時間を表している。なお、図中420はリードスイッチ310の入り状態、421はリードスイッチ310の切状態を示す。
まず、電磁石切状態401では、図7に示すように、永久磁石304を囲む磁路が形成されていないため、漏れ磁束はレベルAにあり、リードスイッチ310は切り状態にある。
この状態で、電磁石入り動作402が発生すると、図8に示すように、永久磁石304を囲む磁路が形成されるため、漏れ磁束はレベルBに上昇する。しかし、漏れ磁束レベルBは、リードスイッチ310が切り状態から入り状態に遷移する磁束レベルC’を下回っているため、リードスイッチ310は切り状態のままである。この状態で、補助スイッチ20のA接点は閉じている。
次に、リードスイッチ用投入コイル313を励磁(符号403)すると、漏れ磁束はレベルCに上昇し、リードスイッチ310が切り状態から入り状態に遷移する磁束レベルC’を上回るため、リードスイッチ310は切り状態から入り状態に遷移する。
次に、リードスイッチ用投入コイル313の励磁を切る(符号404)と、漏れ磁束はレベルBに低下するが、リードスイッチ310のヒステリシスにより、リードスイッチ310は入り状態を保つ。この状態ではリードスイッチ用投入コイル313の励磁は切れているため、センサー用の電源は不要であるという効果がある。
この状態で、電磁石14を構成する永久磁石304の磁力が何らかの原因で減少(符号405)すると、漏れ磁束はレベルBから低下して行き、レベルB’に達するとリードスイッチ310が入り状態から切状態に遷移する。
このとき、リードスイッチ310の接点は、閉状態から開状態に変化(或いは、常時開のリードスイッチ310では開状態から閉状態に変化)するため、その情報を図1の蓄積・比較部221に伝送し、別途伝送する補助スイッチ20のA接点が閉じている状態とANDが取れれば、異常状態表示部222で、永久磁石304の保持力が低下した異常状態が発生したことを表示する。
その状態から、更に永久磁石304の磁力が減少(符号405)し続けると、永久磁石304による投入保持力が遮断ばね60の開離力を下回り、電磁石14は切動作(符号406)を行い、真空遮断器156が予定外に遮断されてしまう(遮断指令が出ていないのに真空遮断器156が遮断すること)。遮断された後の漏れ磁束は、永久磁石304の減磁分だけ減少してレベルA’に下がる。
しかし、上述のように、リードスイッチ310により漏れ磁束がレベルB’を下回ったことを検出し、異常状態表示部222で異常状態を表示すれば、真空遮断器156を交換するなどして、予定外の遮断動作を回避することができる。従って、簡単な構成で、永久磁石304による保持力の低下を検出することができる。
なお、永久磁石304の磁力が減少(符号405)しない状態で、電磁石14が切動作すると、漏れ磁束はレベルAに減少するが、この時に、リードスイッチ310が入り状態から切状態に遷移する磁束レベルB’を下回るため、リードスイッチ310は入り状態から切状態に遷移する。これを持って、リードスイッチ310の動作健全性を確認できる。
また、リードスイッチ310は、入り状態と切り状態の2値の状態を出力するため、デジタル信号処理が可能になり、情報処理部の構造が簡単になるという効果もある。
更に、リードスイッチ310で投入保持力を監視している状態で、リードスイッチ用投入コイル313を、漏れ磁束を打ち消す方向に励磁することによって、リードスイッチ310が入り状態から切状態になるかどうかを確認することができる。
これによれば、投入状態を保ちながらリードスイッチ310の動作健全性を確認することが可能になるという効果がある。
また、リードスイッチ310の動作健全性を確認したあとは、リードスイッチ用投入コイル313を、漏れ磁束を強める方向に励磁することによって、リードスイッチ310を切り状態から入り状態に遷移させ、更に、リードスイッチ用投入コイル313の励磁を停止することにより、引き続き、投入保持力の監視を継続できるという効果がある。
以上説明した本実施例によれば、漏れ磁束の測定手段であるリードスイッチアセンブリ301を後付できることは勿論、複雑な計算をしなくても永久磁石304による投入保持力を測定することが可能になる。
図10に、本発明の開閉装置である真空遮断器156の実施例2における電磁石14を示す。
該図に示す本実施例では、図5に示したリードスイッチ310が篏合装着されているハウジング314を、非磁性ベルト316でケース305に巻きつけることによって固定している。
なお、本実施例では、ハウジング314を、非磁性ベルト316及びスナップフィット部315の凹部315aにボルト300を篏合することにより固定しているが、ハウジング314を非磁性ベルト316だけで固定しても構わない。
このような本実施例によれば、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、ハウジング314の固定の信頼性が向上するという効果がある。
図11に、本発明の開閉装置の実施例3である真空遮断器156に採用されるリードスイッチアセンブリ301を示す。
該図に示す本実施例のリードスイッチアセンブリ301は、図5に示したリードスイッチアセンブリ301を改良したものであり、図5に示した構造に加え、ハウジング314のリードスイッチ310を篏合装着する篏合部314aの下方にねじ部314bを設け、このねじ部314bに磁性部材(例えば、鉄製ボルト等)430を嵌合せしめ、磁性部材430を回転させてねじ部314bを介して上下方向に移動させることで、磁性部材430とリードスイッチ310との間の距離を調整可能にしたものである。
このような本実施例によれば、実施例1と同様な効果が得られることは勿論、磁性部材430とリードスイッチ310との間の距離を調整することにより、リードスイッチ310近傍の漏れ磁束を変化させることができるので、種々な構造の電磁石14に対して同じ構造のリードスイッチアッセンブリ301を適用することが可能になるという効果がある。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換える事が可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加える事も可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をする事が可能である。
1…電磁操作装置、2…リンク機構、3…電磁操作装置側ロッド、7…固定接点、8…可動接点、9…真空バルブ、10…筐体、14…電磁石、17…電磁石コイル、19…ピン、20…補助スイッチ、21、24…連結部品、22…第1のレバー、23…第2のレバー、25…シャフト、59…ワイプばね、60…遮断ばね、114…真空バルブ側ロッド、150…スイッチギヤ、152…計測器室、153…母線室、154…遮断器室、155…ケーブル室、156…真空遮断器、161…配電用ケーブル、162…母線、220…制御部、221…蓄積・比較部、222…異常状態表示部、300…ボルト、301…リードスイッチアセンブリ、302…可動鉄心、303…磁路、304…永久磁石、305…ケース、306…固定鉄心、308a…上側フランジ、308b…中間フランジ、308c…下側フランジ、310…リードスイッチ、311…コイル巻線、312…ボビン、313…リードスイッチ用投入コイル、314…ハウジング、314a…ハウジングの篏合部、314b…ハウジングのねじ部、315…スナップフィット部、315a…スナップフィット部の凹部、315b…スナップフィット部の突起部、316…非磁性ベルト、317…可動平板、401…電磁石切状態、402…電磁石入り動作、403…リードスイッチ投入コイルの励磁入、404…リードスイッチ投入コイルの励磁切、405…永久磁石の減磁、406…電磁石の切動作、420…リードスイッチの入り状態、421…リードスイッチの切状態、430…磁性部材。

Claims (14)

  1. 主回路開閉部と、該主回路開閉部を開閉操作する電磁操作装置と、前記主回路開閉部と前記電磁操作装置を連結するリンク機構とを備え、
    前記電磁操作装置は、相対向して配置された可動鉄心及び固定鉄心と、前記可動鉄心及び固定鉄心の周囲に配置されたコイルと、前記可動鉄心の周囲に配置された永久磁石と、これらを収納するケースとから成る電磁石を少なくとも有している開閉装置であって、
    前記ケースの外側に、前記永久磁石の漏れ磁束により開閉動作するリードスイッチが設置され
    前記リードスイッチは、ボビンの周囲にコイル巻線を巻き付けて構成されるリードスイッチ用投入コイルの内部に配置されていることを特徴とする開閉装置。
  2. 請求項1に記載の開閉装置であって、
    前記リードスイッチは、前記ケースに着脱自在に設置されていることを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項に記載の開閉装置であって、
    前記リードスイッチ用投入コイルの内部に配置されている前記リードスイッチは、非磁性部材から成るハウジングに篏合装着されてリードスイッチアセンブリを構成していることを特徴とする開閉装置。
  4. 請求項に記載の開閉装置であって、
    前記リードスイッチアセンブリは、前記電磁石を支持しているフランジを筐体に固定する円柱状部材に固定されていることを特徴とする開閉装置。
  5. 請求項に記載の開閉装置であって、
    前記フランジは、前記電磁石の上側、下側及び中間をそれぞれ支持する上側フランジ、下側フランジ及び中間フランジから成り、
    前記リードスイッチアセンブリは、前記中間フランジと前記下側フランジとの間の前記円柱状部材に固定されていることを特徴とする開閉装置。
  6. 請求項又はに記載の開閉装置であって、
    前記ハウジングには、前記リードスイッチ用投入コイルの内部に配置されている前記リードスイッチを篏合装着する篏合部、及び前記リードスイッチアセンブリを前記円柱状部材に着脱自在に固定するスナップフィット部が形成されていることを特徴とする開閉装置。
  7. 請求項に記載の開閉装置であって、
    前記スナップフィット部は、前記円柱状部材が嵌合する凹部と、該凹部の入り口付近に形成された弾性変形する突起部とから成ることを特徴とする開閉装置。
  8. 請求項又はに記載の開閉装置であって、
    前記ハウジングの前記リードスイッチを篏合装着する前記篏合部の下方にねじ部を設け、前記ねじ部に磁性部材を嵌合せしめ、前記磁性部材を回転させて前記ねじ部を介して上下方向に移動させることで、前記磁性部材と前記リードスイッチとの間の距離を調整可能にしたことを特徴とする開閉装置。
  9. 請求項に記載の開閉装置であって、
    前記リードスイッチアセンブリは、前記ケースの外周に非磁性ベルトで縛着固定されていることを特徴とする開閉装置。
  10. 請求項に記載の開閉装置であって、
    前記リードスイッチアセンブリは、前記電磁石を支持しているフランジを筐体に固定する円柱状部材に固定されていることを特徴とする開閉装置。
  11. 相対向して配置された可動鉄心及び固定鉄心の前記可動鉄心の周囲に配置された永久磁石で投入保持される電磁石により、主回路開閉部を開閉する電磁操作装置を備えた開閉装置における前記永久磁石の投入保持力を監視する状態監視方法であって、
    前記可動鉄心と前記固定鉄心及び前記永久磁石を少なくとも収納するケースの外側に設置されたリードスイッチが、前記永久磁石の漏れ磁束により開閉する動作に基づいて前記永久磁石の投入保持力を測定することで状態を監視することを特徴とする開閉装置の状態監視方法。
  12. 請求項11に記載の開閉装置の状態監視方法であって、
    前記永久磁石の漏れ磁束により開閉する動作に基づいて前記永久磁石の減磁(投入保持力の低下)を測定することを特徴とする開閉装置の状態監視方法。
  13. 請求項12に記載の開閉装置の状態監視方法であって、
    前記電磁操作装置が切状態の時に、前記リードスイッチを切り状態にし、前記電磁操作装置が入り動作後にも、前記リードスイッチは切り状態を維持し、ボビンの周囲にコイル巻線を巻き付けて構成され、その内部に前記リードスイッチが配置されているリードスイッチ用投入コイルを励磁することにより、前記リードスイッチを入り状態に遷移させて前記リードスイッチ用投入コイルの励磁を停止し、その後、前記電磁操作装置が入り状態のまま、前記永久磁石の漏れ磁束が低減したことを前記リードスイッチで検出することを特徴とする開閉装置の状態監視方法。
  14. 請求項13に記載の開閉装置の状態監視方法であって、
    前記リードスイッチで投入保持力を監視している状態で、前記リードスイッチ用投入コイルを、前記永久磁石の漏れ磁束を打ち消す方向に励磁することによって、前記リードスイッチが入り状態から切状態になるかどうかを確認することを特徴とする開閉装置の状態監視方法。
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