JP7216591B2 - 管理制御システム及び管理制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、設定された作業情報に応じた作業を実行して各種プラントや工場などの施設内に設置される制御対象機器に対する作業指示を行う管理制御システム及び管理制御方法に関するものである。
従来から、作業員が作業を行うプラントや工場などの施設には、各種センサ機器、バルブ機器、アクチュエータ機器などの施設を運転するにあたり、所定の指示操作を行う制御対象機器が設置されている。
下記に示す特許文献1には、制御対象機器に対して実行すべき作業(保全項目)を視認し易くするため、制御対象機器に設定されているパラメータの確認、制御対象機器に対するパラメータの設定、所定の試験、所定の調整などの保全項目を記憶しておき、作業員によって実行ボタンが操作されると、直ちに実行する又は一旦実行を保留して保全項目を表示させ保全項目の詳細を確認した後に実行する機器保全装置について開示されている。
特開2017-199060号公報
特許文献1の装置は、実行ボタンによる保全項目の保全処理が直ちに実行されず、実行ボタン操作後に保全処理の実行を一旦保留して、再度保全項目を確認した後に実行させる機能を備えている。つまり、特許文献1の装置は、制御対象機器に対する作業に関する処理を設定後直ちに実行せず、作業の全項目を確認した後に実行させる。
しかしながら、特許文献1の装置では、単に実行する作業項目の内容が確認可能となっているに過ぎず、作業員は作業の内容を目視で確認する必要があり、手間を要すると共に、確認ミスが生じる可能性がある。
また、特許文献1の装置では、作業を実行する前に作業指示を確認することはできるが、作業員の経験不足や勘違いにより、作業情報の設定にミスがあったとしても気付かない場合がある。
そのため、作業員がミスに気付かないまま作業が実行されてしまうと、運転中の施設内で重大な事故を招く虞があり、特に、ライフライン(ガス、電気、水道など)を管理する施設では、各種の作業を実行する前にその作業に関する作業情報の正当性を判断することが求められる。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、作業情報に応じた作業を制御対象機器に実行させるにあたり、その実行させる作業情報に基づく作業が正当性を有するものであるかを判断可能な管理制御システム及び管理制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る管理制御システムは、施設内に設置されている制御対象機器が行う作業に関する作業情報の設定が行われることにより、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に対して指示する制御部を備える管理制御システムにおいて、前記制御部は、前記作業情報が設定されることにより、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業が行われたことで前記施設内において生じ得る事象を推定した事象推定情報を取得し、前記事象推定情報に基づいて発生し得る事象が、前記作業情報が設定されたことにより行われる作業に関するものとして正当であるときに、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する。
好適には、前記制御部は、前記作業情報を設定する作業情報設定部と、前記作業情報をもとに前記制御対象機器に対する作業の作業指示を示す作業指示情報と、前記施設の稼働状態を示す稼働状態情報と、に基づいて、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業が行われたことで前記施設内において生じ得る事象を推定した事象推定情報を取得する事象推定部と、前記事象推定情報に基づいて発生し得る事象が、前記作業情報が設定されたことにより行われる作業に関するものとして正当であることを示す正当性情報が入力されたときに、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する作業情報処理部と、を備える。
好適には、前記制御部は、前記作業指示情報と、過去に設定された作業情報の作業指示と前記作業情報に応じた作業を実行したときの前記施設の稼働状態とを対応付けた作業履歴を示す履歴情報とに基づいて、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業情報が正当であるか否かを示す正当性情報を出力する正当性判定部を備え、前記作業情報処理部は、前記正当性情報が、前記作業情報が正当であることを示す情報のときに、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する。
好適には、前記制御部は、前記作業指示情報と、作業員の属性を示す属性情報と、前記属性情報に応じて許可される許可作業及び許可されない不許可作業とが前記作業員毎に対応付けられた作業員属性データベースと、に基づいて、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業情報が正当であるか否かを示す正当性情報を出力する正当性判定部を備え、前記作業情報処理部は、前記正当性情報が、前記作業情報が正当であることを示すときに、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する。
好適には、前記制御部は、前記事象推定情報に基づいて発生し得る事象が、前記作業情報が設定されたことにより行われる作業に関するものとして正当でないときに、前記作業情報に基づく作業を中止する。
本発明に係る管理制御方法は、施設内に設置されている制御対象機器が行う作業に関する作業情報の設定が行われることにより、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に対して指示する管理制御方法において、前記作業情報が設定されることにより、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業が行われたことで前記施設内において生じ得る事象を推定した事象推定情報を取得する処理と、前記事象推定情報に基づいて発生し得る事象が、前記作業情報が設定されたことにより行われる作業に関するものとして正当であるときに、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する処理と、を含む。
本発明によれば、作業情報に応じた作業を制御対象機器に実行させるにあたり、その実行させる作業情報に基づく作業が正当性を有するものであるかを判断することが可能となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る管理制御システムが採用される施設の一例としてLNG受入基地に設けられた配管設備を示す配管系統図である。 同システムの機能的構成例を示すブロック図である。 同システムにおける作業情報の正当性を判断する処理動作(第1の処理動作)を示すフローチャートである。 同システムにおける作業情報の正当性を判断する処理動作(第2の処理動作)を示すフローチャートである。 同システムにおける作業情報の正当性を判断する処理動作(第3の処理動作)を示すフローチャートである。
以下、本発明を実行するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。この実行の形態によって本発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などにより考え得る実行可能な他の形態、実行例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれるものとする。
本発明の実施の形態に係る管理制御システムは、作業員が作業を行う各種施設に導入され、施設の運転及び保全管理を行うシステムであって、施設内に設置されている制御対象機器に対する作業が設定されたときに、現在の稼働状態を踏まえた上で設定された作業情報に応じた作業を実行したときに施設が正常に稼働する作業指示となっているかを作業実行前に判断し、設定された作業情報の正当であると判断された後に作業を実行することを目的としている。
作業員が作業を行う施設としては、例えば都市ガス製造に関わるガス製造施設(LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)受入基地、LNGサテライト基地、ガス製造工場など)、化学製品や食品などの製造プラント、ガス田・油田などの井戸元及びその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力などの発電を管理制御するプラント、自然エネルギー(太陽光・風力・波力など)を用いた環境発電を管理制御するプラントなどが挙げられる。
本実施形態では、施設として、ガス供給施設の一例であるLNG受入基地100を例に説明する。
また、LNG受入基地100内の所定箇所に設置される制御対象機器200としては、例えば、施設内に設置される流量計、圧力計、温度センサなどのセンサ機器、圧力調整弁、流量調整弁などのバルブ機器、ポンプ、ブロアなどアクチュエータ機器などが挙げられる。
これらの制御対象機器200は、管理制御システム1で設定される作業情報に基づく作業が実行されたとき、後述する監視制御装置190を介して入力される作業指示に従って所定の処理を実行する機器である。
[LNG受入基地の概要]
図1は、本実施形態に係る管理制御システム1の制御対象となる施設100であるLNG受入基地100に設けられた配管設備を示す配管系統図である。なお、施設100は、上述するように、LNG受入基地100に限定されない。
図1に示すように、LNG受入基地100は、LNGを貯蔵するLNGタンク110と、LNG船Sで運搬されたLNGを桟橋からLNGタンク110に導入させるためのLNG受入ライン120と、LNGタンク110からLNGを払い出すためのLNG払出ライン130と、LNG払出ライン130から払い出されたLNGを気化する気化器140と、LNGタンク110のBOG(Boil Off Gas:ボイルオフガス)をLNGタンク110外に排出するためのBOG排出ライン150と、気化器140で気化されたNG(気化ガス)を付臭した都市ガスを輸送先に供給するパイプライン(ガス本管)Pまで導くNG供給ライン160と、NG供給ライン160内を流通する気化ガスに付臭処理を行う付臭装置170と、LPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)を添加して都市ガスの熱量を調整するため熱調設備180と、LNG受入基地100内に設置される制御対象機器200の制御及び稼働状態を監視する監視制御装置190と、を主として備えている。
また、図1に示すように、LNG受入基地100は、災害時やメンテナンス時のシステム全停止を防ぐため、複数の系統(第1系統100A、第2系統100B)を備えている。なお、本実施形態のLNG受入基地100では、2系統を備えた例としているが、当然、系統数はこれに限定されない。
―LNGタンク―
LNGタンク110は、例えばLNGを貯蔵する内槽と、その周囲に設けられている外槽と、内槽と外槽との間に設けられ、保冷材(例えば、パーライト)が充填される保冷層とを備えた地下式の二重殻タンクである。本実施形態において、第1系統100Aは、第1LNGタンク111を備え、第2系統100Bは、第2LNGタンク112及び第3LNGタンク113を備えている。なお、第1系統100A及び第2系統100BにおけるLNGタンク110の設置数はこれに限定されない。
第1LNGタンク111の内部には、後述する第1LNG払出ライン131と接続され、タンク内のLNGを圧送する第1LNG払出ポンプ110Aが設けられている。第2LNGタンク112の内部には、後述する第2LNG払出ライン132と接続され、タンク内のLNGを圧送する第2LNG払出ポンプ110Bが設けられている。第3LNGタンク113の内部には、後述する第3LNG払出ライン133と接続され、タンク内のLNGを圧送する第3LNG払出ポンプ110Cが設けられている。
第1LNG払出ポンプ110A、第2LNG払出ポンプ110B及び第3LNG払出ポンプ110Cは、共に制御対象機器200である。
―LNG受入ライン―
LNG受入ライン120は、アンローディングアーム101を介してLNG船Sから荷揚げされたLNGをLNGタンク110に導入させるための管路である。LNG受入ライン120は、第1LNG受入ライン121と、第2LNG受入ライン122と、第3LNG受入ライン123とを含む。第1LNG受入ライン121は、LNG船Sに貯留されるLNGを第1LNGタンク111に導く。第2LNG受入ライン122は、LNG船Sに貯留されるLNGを第2LNGタンク112に導く。第3LNG受入ライン123は、LNG船Sに貯留されるLNGを第3LNGタンク113に導く。
―LNG払出ライン―
LNG払出ライン130は、LNGタンク110に貯留されるLNGを気化器140に払い出すための管路である。LNG払出ライン130は、第1LNG払出ライン131と、第2LNG払出ライン132と、第3LNG払出ライン133とを含む。
第1LNG払出ライン131は、第1LNG払出ポンプ110Aと後述する第1気化器141との間に接続され、第1LNGタンク111内のLNGを第1気化器141に払い出す。第2LNG払出ライン132は、第2LNG払出ポンプ110Bと後述する第2気化器142との間に接続され、第2LNGタンク112内のLNGを第2気化器142に払い出す。第3LNG払出ライン133は、第3LNG払出ポンプ110Cと後述する第3気化器143との間に接続され、第3LNGタンク113内のLNGを第3気化器143に払い出す。
また、第1LNG払出ライン131の管路中には、第1気化器141に払い出すLNGの流量を調整する第1流量調整弁130Aが設けられている。第2LNG払出ライン132の管路中には、第2気化器142に払い出すLNGの流量を調整する第2流量調整弁130Bが設けられている。第3LNG払出ライン133の管路中には、第3気化器143に払い出すLNGの流量を調整する第3流量調整弁130Cが設けられている。
各流量調整弁130A~130Cは、例えば電動弁で構成される。第1流量調整弁130A、第2流量調整弁130B及び第3流量調整弁130Cは、共に制御対象機器200である。
―気化器―
気化器140は、公知の気化器と同様に、LNG払出ライン130を介して供給されたLNGを海水などで気化させて気化ガスを生成するための装置である。気化器140は、第1気化器141と、第2気化器142と、第3気化器143とを含む。
第1気化器141は、第1LNG払出ライン131と接続されると共に、後述する第1NG供給ライン161と接続される。第2気化器142は、第2LNG払出ライン132と接続されると共に、後述する第2NG供給ライン162と接続される。第3気化器143は、第3LNG払出ライン133と接続されると共に、後述する第3NG供給ライン163と接続される。
―BOG排出ライン―
BOG排出ライン150は、LNGタンク110内で自然気化したBOGをタンク外に排出するための管路であって、その管路中には、BOG圧縮機151が設けられている。BOG圧縮機151により昇圧されたBOGは、BOG排出ライン150を介して図示しない再液化装置に導入されるように構成されている。
再液化装置は、公知の再液化装置と同様に、BOG排出ライン150を介して導入されたBOGを再液化するための装置である。BOG圧縮機151と再液化装置との間には、BOGを圧送するBOGポンプ152が設けられている。
BOG圧縮機151及びBOGポンプ152は、共に制御対象機器200である。
―NG供給ライン―
NG供給ライン160は、気化器140で気化した気化ガスを流通させると共に、付臭装置170による付臭処理後の気化ガス(つまり、都市ガス)をパイプラインPに供給するための管路である。NG供給ライン160は、第1NG供給ライン161と、第2NG供給ライン162と、第3NG供給ライン163とを含む。
第1NG供給ライン161は、第1気化器141とパイプラインPとの間に接続される。第2NG供給ライン162は、第2気化器142とパイプラインPとの間に接続される。第3NG供給ライン163は、第3気化器143とパイプラインPとの間に接続される。
また、第1NG供給ライン161の管路中には、パイプラインPに導入する都市ガスの流量を調整する第1流量調整弁160Aが設けられている。第2NG供給ライン162の管路中には、パイプラインPに導入する都市ガスの流量を調整する第2流量調整弁160Bが設けられている。第3NG供給ライン163の管路中には、パイプラインPに導入する都市ガスの流量を調整する第3流量調整弁160Cが設けられている。各流量調整弁160A~160Cは、例えば電動弁で構成される。
第1流量調整弁160A、第2流量調整弁160B及び第3流量調整弁160Cは、共に制御対象機器200である。
さらに、第1NG供給ライン161の管路中には、後述する第1付臭装置171により付臭された都市ガスの付臭濃度を検出する第1付臭濃度計160Dが設けられている。第2NG供給ライン162の管路中には、後述する第2付臭装置172により付臭された都市ガスの付臭濃度を検出する第2付臭濃度計160Eが設けられている。第3NG供給ライン163の管路中には、後述する第3付臭装置173により付臭された都市ガスの付臭濃度を検出する第3付臭濃度計160Fが設けられている。
第1付臭濃度計160D、第2付臭濃度計160E及び第3付臭濃度計160Fは、共に制御対象機器200である。
―付臭装置―
付臭装置170は、汎用の付臭剤により気化ガスに対して付臭処理を行う。付臭装置170は、第1付臭装置171と、第2付臭装置172と、第3付臭装置173とを含む。
第1付臭装置171は、第1付臭剤供給ライン174を介して第1NG供給ライン161と接続される。第2付臭装置172は、第2付臭剤供給ライン175を介して第2NG供給ライン162と接続される。第3付臭装置173は、第3付臭剤供給ライン176を介して第3NG供給ライン163と接続される。
また、第1付臭剤供給ライン174には、不図示の付臭剤タンクから付臭剤を圧送するための第1付臭剤ポンプ170Aと、付臭剤の供給量を調整するための第1流量調整弁170Dが設けられている。第2付臭剤供給ライン175には、不図示の付臭剤タンクから付臭剤を圧送するための第2付臭剤ポンプ170Bと、付臭剤の供給量を調整するための第2流量調整弁170Eが設けられている。第3付臭剤供給ライン176には、不図示の付臭剤タンクから付臭剤を圧送するための第3付臭剤ポンプ170Cと、付臭剤の供給量を調整するための第3流量調整弁170Fが設けられている。各流量調整弁170D~170Fは、例えば電動弁で構成される。
第1付臭剤ポンプ170A、第2付臭剤ポンプ170B及び第3付臭剤ポンプ170Cと、第1流量調整弁170D、第2流量調整弁170E及び第3流量制御部170Fは、共に制御対象機器200である。
―熱調設備―
熱調設備180は、LNG払出ライン130を流れるLNGの発熱量が「都市ガス」の規定発熱量(発熱量:「45.0MJ/m3」)となるように増熱用燃料であるLPGを混合して熱量調節を行う。熱調設備180は、LPGを貯蔵するLPGタンク181と、LPGタンク181から払い出されるLPGを第1LNG払出ライン131に供給する第1LPG払出ライン182を備えている。
熱調設備180は、第1LPG払出ライン182から分岐して延び、第2LNG払出ライン132に接続される第2LPG払出ライン183と、第1LPG払出ライン182から分岐して延び、第3LNG払出ライン133に接続される第3LPG払出ライン184とを備えている。
第1LPG払出ライン182の管路中には、第1LNG払出ライン131へのLPGの払出量を調整する第1流量調整弁180Aが設けられている。第2LPG払出ライン183の管路中には、第2LNG払出ライン132へのLPGの払出量を調整する第2流量調整弁180Bが設けられている。第3LPG払出ライン184の管路中には、第3LNG払出ライン133へのLPGの払出量を調整する第3流量調整弁180Cが設けられている。各流量調整弁180A~180Cは、例えば電動弁で構成される。
第1流量調整弁180A、第2流量調整弁180B及び第3流量調整弁180Cは、共に制御対象機器200である。
なお、本実施形態では、LNGを増熱する方式として、いわゆる「液-液熱調方式」を採用したが、これに代えて(または、これに加えて)、例えば、ガス-ガス熱調方式、液-ガス熱調方式を採用することも可能である。
―監視制御装置―
監視制御装置190は、FCS(Field Control Station)などで構成され、LNG受入基地100に設置される制御対象機器200のそれぞれを監視制御する装置である。監視制御装置190は、本発明に係る管理制御システム1と通信ネットワークNWを介して有線又は無線通信可能に接続され、制御対象機器200に対し、設定された作業情報に応じた制御を行う。図1において、監視制御装置190は、第1系統100A、第2系統100Bにそれぞれ設置され、各系統内に設置される複数の制御対象機器200を統括して監視制御する。
[管理制御システム]
次に、本実施形態に係る管理制御システム1について説明する。
図2は、本実施形態に係る管理制御システム1の機能的構成例を示すブロック図である。
管理制御システム1は、LNG受入基地100(以下、単に「施設100」ともいう)の運転及び保全管理を行うシステムであり、ハードウェア構成として、プログラムを実行することで所定の機能を実現するCPU(Central Processing Unit)などで構成されるプロセッサと、バスを介してプロセッサと接続される複数の周辺機器とを備えるPC(Personal Computer)などのコンピュータによって各部の機能が実現される。このコンピュータは、例えば施設100を統括管理する管理センターなどに設置される。
図2に示すように、管理制御システム1は、施設100内の監視制御装置190と、通信ネットワークNWを介して接続されている。なお、管理制御システム1は、施設100の内部又は外部の何れかに設置される。
管理制御システム1は、制御部10と、記憶部20と、操作部30と、表示部40と、通信部50とを備えている。管理制御システム1は、設定された作業情報に基づく作業指示を出力して制御対象機器200に所定の作業を実行させる。
―制御部―
制御部10は、作業情報設定部11と、作業情報処理部12と、モード切替部13と、判断処理部14と、を備え、設定された作業情報に応じた作業を制御対象機器200に対して指示する。制御部10は、管理制御システム1を構成するPCに搭載されるプロセッサにより各部の機能を実現する他、記憶部20、操作部30、表示部40及び通信部50と接続可能な独立した制御装置とすることも可能である。
作業情報設定部11は、施設100の運転及び保全管理を行う際の所定の作業を実行するための作業情報を設定する。作業情報には、制御対象とする制御対象機器200毎の作業項目、作業手順などの作業指示に関する情報が含まれる。作業指示としては、例えば、弁の開閉駆動制御(開閉手順、開閉度の調整などを含む)、LNGの流入元となるLNGタンク110の選択、LNG又は気化ガスの流量制御、都市ガスの熱量調整、制御対象機器200で検出された各種測定結果の送信指示など、施設100を運転するために必要な制御処理である。作業情報は、作業員が表示部40に表示される作業項目を視認しながら操作部30を所定操作し、対象となる制御対象機器200の作業指示を適宜設定する。作業情報設定部11は、設定された作業情報を作業情報処理部12と、判断処理部14に出力する。
作業情報処理部12は、作業情報設定部11から作業情報を受け付けた時点で一旦作業の実行を一時中止させた状態である保留状態とし、作業情報の実行が許可されたときに保留状態(以下、「保留中」とも称する)を解除してその作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力する。つまり、作業情報処理部12は、作業情報が入力された時点では作業指示を出力せずに作業の実行を一旦中止し、作業情報が正当であると確認されたときに、一時中止された作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力する。
作業情報処理部12は、作業員により設定された作業情報に正当があるか否かの判断結果に基づき、作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力するか否かを判断して所定の処理を行う。
作業情報処理部12は、作業情報設定部11から作業情報が入力されると、後述する事象推定部16から入力される事象推定情報を表示部40に表示制御する。これにより、表示部40には、設定された作業情報に応じた作業が行われたことで施設100内において発生し得る事象が表示画面上に表示される。このとき、作業員は、表示部40に表示された事象の内容を視認して作業実行の可否が判断可能となる。
作業員は、表示部40に表示される事象推定情報の内容を確認し、設定された作業情報に応じた作業を実行したときに施設100が正常に稼働することを確認すると、操作部30を所定操作して、設定された作業情報が正当であることを示す正当性情報を作業情報処理部12に出力する。作業情報処理部12は、操作部30から設定された作業情報が正当であることを示す正当性情報を受け付けると、保留中となっている作業情報に応じた作業の作業指示を制御対象機器200に出力する。
一方、作業員は、設定された作業情報に応じた作業を実行したときに発生し得る事象中に、事故の危険性や想定外の事象が発生し得ることを確認した場合、設定した作業情報による作業が実行されないように、操作部30を所定操作して作業情報に応じた作業を取り消す。これにより、作業情報処理部12による保留中の作業は、完全に中止される。
作業情報処理部12による他の処理としては、後述する正当性判定部17から入力される正当性情報により、作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力するか否かの処理を行う。
作業情報処理部12は、正当性判定部17から設定された作業情報が正当であることを示す正当性情報が入力されると、保留中となっている作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力する。作業情報処理部12は、正当性判定部17から設定された作業情報が正当であることを示す正当性情報が入力されると、設定された作業情報に応じた作業を実行したときに施設100が正常に稼働すること、若しくは対象となる作業員による作業の実行が許可されることが確認できる。
一方、作業情報処理部12は、正当性判定部17から設定された作業情報が正当でないことを示す正当性情報が入力されると、設定された作業情報に応じた作業を実行したときに施設100内で事故の危険性や想定外の事象が発生し得ること、若しくは対象となる作業員の属性では作業の実行が許可されないことが確認されるため、設定された作業情報に応じた作業が実行されないように作業の取り消しを行う。これにより、保留中の作業は、完全に中止される。
なお、作業情報処理部12は、上記2つ処理のうち少なくとも何れか一方の処理が実行可能であればよい。
モード切替部13は、運転モードとして、通常時に選択される「通常稼働モード」と、緊急時にのみ通常稼働モードから切り替え可能な「緊急モード」とを切り替える。モード切替部13は、操作部30からの所定操作されたときの切替信号の入力、若しくは例えば操作ボタンや操作レバーなどの運転モード切替専用の入力機器が所定操作されたときの切替信号の入力により、運転モードを切り替えるようにすることも可能である。
通常稼働モードは、施設100を正常に運転又は保全管理されているときに選択される。つまり、通常稼働モードは、施設100を稼働中に特に異常が発生していない通常の稼働状態のときに選択される運転モードである。
緊急モードは、例えば自然災害(暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象により生ずる被害)、施設100内の設備故障など、緊急性を有する事象が発生したときに選択される運転モードである。緊急モードが選択された場合、緊急性を要することから、施設内全ての運転を停止する処理や、緊急性の度合いに応じて設定される運転停止処理など、緊急時専用の制御処理が実行される。これら処理は、モード切替時に即座に実行されてもよいし、他の操作により実行されてもよい。
判断処理部14は、作業指示取得部15と、事象推定部16と、正当性判定部17と、を備えている。判断処理部14は、設定された作業情報の正当性、すなわち作業情報に応じた作業を実行した際に施設100が正常に稼働するか否かを判断する。
作業指示取得部15は、作業情報設定部11で設定された作業情報の作業指示の内容を取得する。作業指示取得部15は、作業情報に含まれる作業指示に関する内容(作業項目、作業手順など)を取得し、この取得された作業指示に関する情報を作業指示情報として事象推定部16及び正当性判定部17に出力する。
事象推定部16は、設定された作業指示に応じた作業が開始される前に、設定された作業情報に応じた作業が実行されたことで施設100内において発生し得る事象を推定し、その推定結果として施設100内で発生し得る事象の内容を示す事象推定情報を取得する。
事象推定部16による事象推定処理の一例としては、作業指示取得部15から入力される作業指示情報と、施設100全体の稼働状態及び施設100内に設置される各制御対象機器200の現在の稼働状態を含む稼働状態情報とを用いて、所定の演算処理(論理演算など)により算定することで発生し得る事象を推定することが可能である。事象推定処理で得られた事象推定結果は、設定された作業情報に不備がないかを作業実行前に確認する際に利用することができる。稼働状態情報とは、施設100の現在の稼働状態が把握可能なデータ群であり、主に制御対象機器200の動作状態、各種センサによる測定結果に基づく情報などを含む。稼働状態情報の一例としては、例えば施設100がLNG受入基地100であれば、LNGタンク110のLNG貯蔵量、LNGの払出量、LPGタンク181のLPG貯蔵量、LPGの導入量、各系統における都市ガスの発熱量、パイプラインPへの都市ガス供給量、付臭装置170による付臭剤の添加量などが挙げられる。
事象推定部16は、所定の事象推定処理を行い、設定された作業情報に応じた作業が行われたことで施設100内において発生し得る事象を推定し、その推定結果から作業情報に応じた事象の内容を示す事象推定情報を取得して作業情報処理部12に出力する。
正当性判定部17は、作業情報設定部11で設定された作業情報の正当性の有無を判定する。つまり、正当性判定部17は、設定された作業情報に応じた作業が実行されたことで施設100が正常に稼働するか否かを判断し、設定された作業が正当であるか否かを示す正当性情報を作業情報処理部12に出力する。
正当性判定部17による判定処理として、「履歴情報による判定処理」と、「属性情報による判定処理」の2つの処理が行われる。
<履歴情報による判定処理>
履歴情報による判定処理は、設定された作業情報と、過去の作業情報に応じた作業指示とその作業を実行したときの施設100の稼働状態とが対応付けされた作業履歴を示す履歴情報とに基づいて、設定された作業情報の正当性が判定される。
正当性判定部17は、作業指示取得部15から入力された作業指示情報と、予め設定された履歴情報とに基づき、設定された作業情報に応じた作業を実行したときに施設100が正常に稼働するか否かの判定し、その判定結果に基づく正当性情報を作業情報処理部12に出力する。履歴情報は、過去に設定された作業情報と、この作業情報が実行されたときの施設100の稼働状態(システム全体の稼働状態、施設100内の制御対象機器200個々の稼働状態を含む)とを対応付けた情報である。履歴情報は、例えば記憶部20に記憶されている情報を読み込んでもよいし、通信部50を介して不図示の外部サーバから読み込んでもよい。
作業情報の正当性は、設定された作業情報と履歴情報とを照合した際に、設定された作業情報が、施設100が正常に稼働する情報であれば正当であると判定され、何らかのインシデントが発生した情報であれば正当でないと判定される。よって、正当性判定部17は、設定された作業情報が正当な場合は、正当であることを示す正当性情報を出力し、設定された作業情報が正当でない場合は、正当でないことを示す正当性情報を出力する。
なお、履歴情報による判定処理は、上記のように作業指示情報と履歴情報とを照合して判定する処理の他、機械学習(ディープラーニングなど)の技術を用いて履歴情報を統計的に解析して作業情報の正当性を類推することも可能であり、AI(Artificial Intelligence)を用いて履歴情報から作業情報の正当性を類推することも可能である。
<属性情報による判定処理>
属性情報による判定処理は、設定された作業情報の実行の可否を、作業員各自に設定された属性情報に応じて判定する。
正当性判定部17は、作業指示取得部15から入力された作業指示情報と、作業員の属性情報と、予め設定された作業員属性データベースとに基づき、設定された作業情報が対象となる作業員の属性で実行されてよいか否かを判定し、その判定結果に基づく正当性情報を作業情報処理部12に出力する。作業員属性データベースは、作業員の属性情報と、この属性情報に応じて許可された作業(許可作業)及び許可されない作業(不許可作業)とが作業員毎に対応付けされた情報である。作業員の属性情報は、経験年数及び役職により設定される作業熟練度、作業の重要度(難易度)などを踏まえ、実行可能な作業を設定するために各作業員をランク付けした情報である。作業員属性データベースは、例えば記憶部20に記憶されているデータを読み込んでもよいし、通信部50を介して不図示の外部サーバから読み込んでもよい。
作業情報の正当性は、設定された作業情報が、作業員の属性で実行可能な情報であれば正当であると判定され、作業員の属性では実行不可な情報であれば正当でないと判定される。よって、正当性判定部17は、設定された作業情報が正当な場合は、正当であることを示す正当性情報を出力し、設定された作業情報が正当でない場合は、正当でないことを示す正当性情報を出力する。
このように、正当性判定部17は、設定された作業情報の正当性を、過去の作業履歴を示す履歴情報、若しくは作業員の属性情報に応じて判定する。そのため、管理制御システム1では、作業情報に応じた作業を実行したときに目的とする作業効果が得られ、且つ施設100が正常に稼働する作業のみを実行することが可能となる。
―記憶部―
記憶部20は、例えばフラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置で構成される。記憶部20は、例えば作業員属性データベース、履歴情報のほか、施設100を運転及び保全管理するために必要な各種情報を記憶する。また、管理制御システム1で行われる処理で取得された各種情報も記憶される。
―操作部―
操作部30は、マウス、キーボードなどの入力デバイスであり、作業員が施設100を運転及び保全管理する際に所定操作されるインターフェースである。
―表示部―
表示部40は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの表示デバイスで構成され、表示内容を作業員に視認可能な形式で出力するインターフェースである。
―通信部―
通信部50は、所定のプロトコルに従って、通信ネットワークNWを介して接続される他の装置(例えば監視制御装置190、不図示の外部サーバ)との間の有線又は無線通信を制御するネットワークインターフェースである。
次に、図3~図5を参照しながら上述した管理制御システム1の処理動作について説明する。
ここでは、作業員による作業情報の正当性の判断に関する処理(第1の処理動作:図3)と、履歴情報による作業情報の正当性の判断に関する処理(第2の処理動作:図4)と、属性情報による作業情報の正当性の判断に関する処理(第3の処理動作:図5)について説明する。
なお、以下に説明する動作については、例示的な順序でステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。よって、図3~図5に示す各フローチャートについて、処理結果に矛盾が生じない限り、順序を入れ替えることも可能である。
また、図3~図5に示す各処理動作では、制御対象となる制御対象機器200として、第2系統100Bにおける第2LNG払出ライン132のLNGの払出量を調整する第2流量調整弁130Bと、第2LNG払出ライン132へのLPGの導入量を調整する第2流量調整弁180Bとし、上記調整弁130B、180Bを開閉制御して第2LNG払出ライン132に導入されるLPGの導入量を調整し、生成された都市ガスの発熱量が、都市ガスの規定発熱量(「45.0MJ/m」)となるように熱量調整を行う際の動作例である。
<第1の処理動作>
図3に示すように、第1の処理動作は、まず作業員が、施設100を運転するにあたり、表示部40の画面を視認しながら操作部30を操作し、作業目的に応じた作業指示の内容を決めて作業情報を設定する(ST1)。ST1において設定された作業情報は、作業情報処理部12と判断処理部14に出力される。
ST1では、生成される都市ガスが規定発熱量となるように、作業指示として第2流量調整弁130B及び180Bの開閉タイミング、開閉度などを決定して作業情報が設定される。
作業情報処理部12は、作業情報設定部11からの作業情報が入力されると、作業情報に応じた作業を実行せずに一旦保留する(ST2)。作業情報に応じた作業が保留状態となると、次に、作業指示取得部15において、作業情報の作業指示の内容を示す作業指示情報を取得し(ST3)、取得した作業指示情報を事象推定部16に出力する(ST4)。
ST3において取得される作業指示情報は、例えば第2流量調整弁130B及び180Bの開閉タイミング、開閉順序、開閉度などの制御指示に関する情報である。
事象推定部16は、ST4において出力された作業指示情報を入力すると、この作業指示情報と、施設100の稼働状態情報とを用いて、設定された作業情報に応じた作業が行われたことで発生し得る事象を推定し(ST5)、この推定された事象を示す事象推定情報を作業情報処理部12に出力する(ST6)。
ST5において、設定された作業情報が正当である場合、推定される事象は、生成された都市ガスの発熱量が規定発熱量に制御され、且つ施設100が稼働する際に支障をきたさない事象となる。
一方、設定された作業情報が正当でない場合、推定される事象には、生成される都市ガスの発熱量が規定発熱量に制御されなかったり、都市ガスの発熱量が限界値を超えてしまったりするなど、推定される事象の中に何らかのインシデントが含まれることになる。
作業情報処理部12は、ST6で出力された事象推定情報を表示部40に表示制御する(ST7)。作業員は、表示部40に表示された推定事象の内容を視認して、設定された作業情報が正当であるか否かを判断する(ST8)。
ST8において、作業員は、事象推定情報の内容を確認し、設定された作業情報に応じた作業を実行したときに施設100が正常に稼働することを確認した場合(ST8-Yes)、設定された作業情報が正当であると判断し、操作部30を所定操作して作業情報が正当であることを示す正当性情報を出力する(ST9)。作業情報処理部12は、操作部30から設定された作業情報が正当であることを示す正当性情報が入力されると、保留中の作業が実行されるように、設定された作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力し(ST10)、処理を終了する。
一方、ST8において、作業員は、事象推定情報の内容を確認し、推定される事象の中に、事故の危険性や想定外の事象が発生し得ることを確認した場合(ST8-No)、設定された作業情報は正当でないと判断し、保留中の作業が実行されないように、操作部30を所定操作して保留中の作業を取り消し(ST11)、処理を終了する。
第1の処理動作では、設定された作業情報に応じた作業を実行したときに発生し得る事象を作業員が確認し、その発生し得る事象の内容に応じて、設定された作業情報の実行の可否を判断する。
管理制御システム1では、作業員が事象推定情報を確認した際に、生成される都市ガスの発熱量が規定発熱量に制御でき、且つ施設100が正常に稼働する事象のみの場合、設定された作業情報が正当であると判断され、保留中の作業が実行されるように、設定された作業情報に応じた作業指示が制御対象機器200に出力される。
また、作業員が事象推定情報を確認した際に、設定された作業情報では、生成される都市ガスの発熱量が規定発熱量に制御できない、又は施設100が正常に稼働できず何らかのインシデントが発生し得ることが確認された場合、設定された作業情報が正当でないと判断され、保留中の作業が取り消されて完全に中止される。
<第2の処理動作>
図4に示すように、第2の処理動作は、まず作業員が、施設100を運転するにあたり、表示部40の画面を視認しながら操作部30を操作し、作業目的に応じた作業指示の内容を決めて作業情報を設定する(ST21)。ST21において設定された作業情報は、作業情報処理部12と判断処理部14に出力される。
ST21では、生成される都市ガスが規定発熱量となるように、作業指示として第2流量調整弁130B及び180Bの開閉タイミング、開閉度などを決定して作業情報が設定される。
作業情報処理部12は、作業情報設定部11からの作業情報が入力されると、作業情報に応じた作業を実行せずに一旦保留する(ST22)。作業情報に応じた作業が保留状態となると、次に、作業指示取得部15において、作業情報の作業指示の内容を示す作業指示情報を取得し(ST23)、取得した作業指示情報を正当性判定部17に出力する(ST24)。
ST23において取得される作業指示情報は、例えば第2流量調整弁130B及び180Bの開閉タイミング、開閉順序、開閉度などの制御指示に関する情報である。
正当性判定部17は、作業指示取得部15から入力された作業指示情報と、予め設定された履歴情報とに基づき、設定された作業情報に応じた作業を実行して施設100が正常に稼働するか否か、すなわち作業情報の正当であるか否かの判定を行う(ST25)。正当性判定部17は、判定結果に基づく正当性情報を作業情報処理部12に出力する(ST26)。
ST25、ST26において、正当性判定部17は、設定された作業情報と過去の履歴情報とを照合した際、設定された作業情報が、例えば生成された都市ガスの発熱量が規定発熱量に制御可能であり、且つ施設100が正常に稼働すると判断した場合、設定された作業情報は正当であると判定し、正当であることを示す正当性情報を作業情報処理部12に出力する。
一方、正当性判定部17は、設定された作業情報と過去の履歴情報とを照合した際、設定された作業情報が、例えば生成された都市ガスの発熱量が規定発熱量に制御できず、重大なインシデントが発生すると判断した場合、設定された作業情報は正当でないと判定し、正当でないことを示す正当性情報を作業情報処理部12に出力する。
作業情報処理部12は、ST26において正当性判定部17から入力される正当性情報により、設定された作業情報が正当であるか否かの判断を行う(ST27)。
ST27において、作業情報処理部12は、正当性判定部17から設定された作業情報が正当であることを示す正当性情報が入力され、設定された作業情報は正当であり、作業を実行しても施設100が正常に稼働すると判断した場合(ST27-Yes)、保留中の作業が実行されるように、設定された作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力し(ST28)、処理を終了する。
一方、作業情報処理部12は、正当性判定部17から設定された作業情報が正当でないことを示す正当性情報が入力され、設定された作業情報は正当でなく、作業を実行すると事故の危険性や想定外の事象が発生し得ると判断した場合(ST27-No)、設定した作業情報が実行されないように、保留中の作業を取り消し(ST29)、処理を終了する。
第2の処理動作では、設定された作業情報と、過去の履歴情報とを用いて、設定された作業情報の作業実行の可否を判断する。
管理制御システム1では、設定された作業情報と、過去の履歴情報とを照合したときに、設定された作業情報が、生成された都市ガスの発熱量を規定発熱量に制御可能であり、且つ施設100が正常に稼働すると判断した場合は、保留中の作業が実行されるように、設定された作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力する。
また、管理制御システム1は、設定された作業情報と、過去の履歴情報とを照合したときに、設定された作業情報が、生成された都市ガスの発熱量を規定発熱量に制御できない過去の作業情報又は施設100を稼働したときに重大なインシデントが発生すると判断した場合は、保留中の作業を取り消して完全に中止させる。
<第3の処理動作>
図5に示すように、第3の処理動作は、まず作業員が、施設100を運転するにあたり、表示部40の画面を視認しながら操作部30を操作し、作業目的に応じた作業指示の内容を決めて作業情報を設定する(ST31)。ST31において設定された作業情報は、作業情報処理部12と判断処理部14に出力される。
ST31では、生成される都市ガスが規定発熱量となるように、作業指示として第2流量調整弁130B及び180Bの開閉タイミング、開閉度などを決定して作業情報が設定される。
作業情報処理部12は、作業情報設定部11からの作業情報が入力されると、作業情報に応じた作業を実行せずに一旦保留する(ST32)。作業情報に応じた作業が保留状態となると、次に、作業指示取得部15において、作業情報の作業指示の内容を示す作業指示情報を取得し(ST33)、取得した作業指示情報を正当性判定部17に出力する(ST34)。
ST33において取得される作業指示情報は、例えば第2流量調整弁130B及び180Bの開閉タイミング、開閉順序、開閉度などの制御指示に関する情報である。
正当性判定部17は、作業指示取得部15から入力された作業指示情報と、作業員の属性情報と、予め設定された作業員属性データベースとに基づき、設定された作業情報が作業員によって実行されてよい情報であるか否かを判定する(ST35)。正当性判定部17は、判定結果に基づく正当性情報を作業情報処理部12に出力する(ST36)。
ST35、ST36において、正当性判定部17は、作業指示情報と、属性情報と、作業員属性データベースとを照合した際に、設定された作業情報が、作業員の属性で許可される作業であると確認された場合、設定された作業情報は正当であると判定し、正当であることを示す正当性情報を作業情報処理部12に出力する。
一方、正当性判定部17は、作業指示情報と、属性情報と、作業員属性データベースとを照合した際に、設定された作業情報が、作業員の属性では許可できない作業であると確認された場合、設定された作業情報は正当でないと判定し、正当でないことを示す正当性情報を作業情報処理部12に出力する。
作業情報処理部12は、ST35において正当性判定部17から入力される正当性情報により、設定された作業情報が正当であるか否かの判断を行う(ST37)。
ST37において、作業情報処理部12は、正当性判定部17から設定された作業情報が正当であることを示す正当性情報が入力され、設定された作業情報は正当である、すなわち設定された作業情報は対象となる作業員の属性で実行してもよいことを確認した場合(ST37-Yes)、保留中の作業が実行されるように、設定された作業情報に応じた作業指示を制御対象機器200に出力し(ST38)、処理を終了する。
一方、作業情報処理部12は、正当性判定部17から設定された作業情報が正当でないことを示す正当性情報が入力され、設定された作業情報は正当でない、すなわち設定された作業情報は対象となる作業員の属性では実行できないことを確認した場合(ST37-No)、設定された作業情報が実行されないように、設定した作業情報が実行されないように、保留中の作業を取り消し(ST39)、処理を終了する。
第3の処理動作では、設定された作業情報と、作業員の属性情報と、作業員属性データベースとを用いて、対象となる作業員の属性に基づいて作業実行の可否を判断する。
管理制御システム1は、設定された作業情報が、作業員の属性で実行できることが確認された場合は、作業の実行を許可し、保留中の作業が実行されるように、設定された作業情報に応じた作業指示が制御対象機器200に出力する。管理制御システム1は、設定された作業情報が、作業員の属性では実行できないことが確認された場合は、作業が実行されないように保留中の作業を取り消して完全に中止させる。
以上のように、本発明に係る管理制御システム1では、制御対象となる制御対象機器200に対する処理を行うにあたり、作業情報が設定されると、設定された作業情報に基づく作業の開始前に、設定された作業情報の作業指示情報と、施設100の現在の稼働状態を示す稼働状態情報とに基づいて、設定された作業情報の作業が行われたことで施設100内において発生し得る事象を推定し、推定された事象内容を示す事象推定情報を作業員が確認して作業情報に応じた作業の実行可否を判断可能とするように構成されている。
そのため、設定された作業情報が正当であるか否かが作業実行前に判断可能となるため、作業情報の設定ミスや操作ミスによる事故を未然に防止することができる。また、作業を実行する前段階で作業を実行したときに発生し得る事象を確認することができるため、施設100が正常に稼働される作業情報のみを実行することができる。
また、管理制御システム1は、設定された作業情報に基づく作業の開始前に、作業情報の正当性を判定する際に、設定された作業情報の作業指示情報と、履歴情報に基づいて、設定された作業情報と過去の作業履歴とを照らし合わせる。そして、管理制御システム1は、設定された作業情報に応じた作業を実行した際、施設100が正常に稼働するか否かの判定を行い、設定された作業情報が、施設100が正常に稼働する作業情報であれば正当であると判定して、設定された作業に応じた作業指示を制御対象機器200に出力し、設定された作業情報が、何らかのインシデントが発生し得る作業情報であれば正当でないと判定して、設定された作業情報の作業を取り消すように構成されている。
そのため、作業を実行する前段階で、設定された作業情報に応じた作業を実行したときにインシデントが発生せず正常に稼働する作業情報に応じた作業のみを実行することができるため、作業情報の設定ミスや操作ミスによる事故を未然に防止することができる。
また、管理制御システム1は、設定された作業情報に基づく作業の開始前に、作業情報の正当性を判定する際に、設定された作業情報の作業指示情報と、作業員の属性情報と、作業員属性データベースとに基づいて、作業員の属性で実行可能な作業情報であれば正当であると判定して、設定された作業に応じた作業指示を制御対象機器200に出力し、作業員の属性で実行不可な作業情報であれば正当でないと判定して、設定された作業情報の作業を取り消すように構成されている。
そのため、作業を実行する前段階で、設定された作業が対象となる作業員によって実行可能な作業か否かを判定することができるため、作業員の作業許可レベルに応じた適切な作業のみが実行され、作業員による作業情報の設定ミスや操作ミスを起因とする事故を未然に防止することができる。
[その他]
上述の実施形態において、管理制御システム1は、特許請求の範囲に記載された「管理制御システム」の一例に該当する。制御部10は、特許請求の範囲に記載された「制御部」の一例に該当する。作業情報設定部11は、特許請求の範囲に記載された「作業情報設定部」の一例に該当する。作業情報処理部12は、特許請求の範囲に記載された「作業情報処理部」の一例に該当する。作業指示取得部15は、特許請求の範囲に記載された「作業指示取得部」の一例に該当する。事象推定部16は、特許請求の範囲に記載された「事象推定部」の一例に該当する。正当性判定部17は、特許請求の範囲に記載された「正当性判定部」の一例に該当する。施設100は、特許請求の範囲に記載された「施設」の一例に該当する。制御対象機器200は、特許請求の範囲に記載された「制御対象機器」の一例に該当する。
1 管理制御システム
10 制御部
11 作業情報設定部
12 作業情報処理部
13 モード切替部
14 判断処理部
15 作業指示取得部
16 事象推定部
17 正当性判定部
20 記憶部
30 操作部
40 表示部
50 通信部
100 施設、LNG受入基地(100A 第1系統、100B 第2系統、101 アンローディングアーム)
110 LNGタンク(110A 第1LNG払出ポンプ、110B 第2LNG払出ポンプ、110C 第3LNG払出ポンプ、111 第1LNGタンク、112 第2LNGタンク、113 第3LNGタンク)
120 LNG受入ライン(121 第1LNG受入ライン、122 第2LNG受入ライン、123 第3LNG受入ライン)
130 LNG払出ライン(130A 第1流量調整弁、130B 第2流量調整弁、130C 第3流量調整弁、131 第1LNG払出ライン、132 第2LNG払出ライン、133 第3LNG払出ライン)
140 気化器(141 第1気化器、142 第2気化器、143 第3気化器)
150 BOG排出ライン(151 BOG圧縮機、152 BOGポンプ)
160 NG供給ライン(160A 第1流量調整弁、160B 第2流量調整弁、160C 第3流量調整弁、160D 第1付臭濃度計、160E 第2付臭濃度計、160F 第3付臭濃度計、161 第1NG供給ライン、162 第2NG供給ライン、163 第3NG供給ライン)
170 付臭装置(170A 第1付臭剤ポンプ、170B 第2付臭剤ポンプ、170C 第3付臭剤ポンプ、170D 第1流量調整弁、170E 第2流量調整弁、170F 第3流量調整弁、171 第1付臭装置、172 第2付臭装置、173 第3付臭装置、174 第1付臭剤供給ライン、175 第2付臭剤供給ライン、176 第3付臭剤供給ライン)
180 熱調設備(180A 第1流量調整弁、180B 第2流量調整弁、180C 第3流量調整弁、181 LPGタンク、182 第1LPG払出ライン、183 第2LPG払出ライン、184 第3LPG払出ライン)
190 監視制御装置
200 制御対象機器
P パイプライン
S LNG船

Claims (5)

  1. 施設内に設置されている制御対象機器が行う作業に関する作業情報の設定が行われることにより、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に対して指示する制御部を備える管理制御システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記作業情報を設定する作業情報設定部と、
    前記作業情報をもとに前記制御対象機器に対する作業の作業指示を示す作業指示情報と、前記施設の稼働状態を示す稼働状態情報と、に基づいて、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業が行われたことで前記施設内において生じ得る事象を推定した事象推定情報を取得する事象推定部と、
    前記作業情報が正当であるか否かを示す正当性情報を出力する正当性判定部と、
    前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する作業情報処理部と、
    を備え、
    前記作業情報が設定されると保留状態とし、前記作業情報に基づく作業が行われたことで前記施設内において生じ得る事象を推定した事象推定情報を表示部に表示し、
    作業員の操作により前記作業情報が正当であることを示す正当性情報が入力され、かつ、前記正当性判定部による正当性情報が入力されたときに、前記作業情報処理部が前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する、
    管理制御システム。
  2. 前記正当性判定部は、
    前記作業指示情報と、過去に設定された作業情報に基づく作業の作業指示と前記作業情報に応じた作業を実行したときの前記施設の稼働状態とを対応付けた作業履歴を示す履歴情報と、に基づいて、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業情報が正当であるか否かを示す正当性情報を出力する
    請求項に記載の管理制御システム。
  3. 前記正当性判定部は、
    前記作業指示情報と、作業員の属性を示す属性情報と、前記属性情報に応じて許可される許可作業及び許可されない不許可作業とが前記作業員毎に対応付けられた作業員属性データベースと、に基づいて、前記作業情報に基づく作業の開始前に、前記作業情報が正当であるか否かを示す正当性情報を出力する
    請求項又はに記載の管理制御システム。
  4. 前記制御部は、
    作業員の操作により前記作業が取り消されたときに、前記作業情報に基づく作業を中止する、
    請求項1~の何れか1項に記載の管理制御システム。
  5. 施設内に設置されている制御対象機器が行う作業に関する作業情報の設定が行われることにより、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に対して指示する管理制御方法において、
    前記作業情報が設定されると保留状態とし、前記作業情報に基づく作業行われたことで前記施設内において生じ得る事象を推定した事象推定情報を表示する処理と、
    作業員の操作により前記作業情報が正当であることを示す正当情報が入力され、かつ、前記作業情報が正当であることを示す正当性情報が得られたときに、前記作業情報に基づく作業を前記制御対象機器に指示する処理と、
    を含む、
    管理制御方法。
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