JP7215844B2 - 誤嵌合防止コネクタ - Google Patents
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Description
(1) 複数の端子収容室がコネクタ部に設けられたハウジングと、前記コネクタ部に被着され、前記端子収容室に連通する複数の開口部が前面板部に設けられたフロントホルダと、前記フロントホルダの外周に嵌合する筒状のフード部を有し、このフード部の内壁には嵌合方向に延在する少なくとも一つの凸条が形成される相手側ハウジングと、前記フロントホルダの外周から凹んで嵌合方向に延在して形成され嵌合時に前記凸条が進入するフロントホルダ側進入溝と、前記コネクタ部の外周に形成されて前記フロントホルダ側進入溝に進入した前記凸条の突出先端を受け入れるハウジング側離間壁と、を備え、前記フロントホルダ側進入溝の溝幅が、前記ハウジング側離間壁の離間幅よりも狭いことを特徴とする誤嵌合防止コネクタ。
図1は本発明の一実施形態に係る誤嵌合防止コネクタ11の分解斜視図である。
実施形態に係る誤嵌合防止コネクタ11は、コネクタと、コネクタに嵌合する相手側コネクタと、からなる。本実施形態において、コネクタは、メス端子を収容するメスコネクタ13である。相手コネクタは、オス端子を収容するオスコネクタ15である。なお、コネクタの雌雄は、これに限定されない。
フード部27は、嵌合方向から見た正面視で長円形の外形状となる。フード部27は、内部底面から、ピン状或いはタブ状に形成された複数のオス端子が縦横に並んで突出する。
メスハウジング17には、コネクタ部51の上下にフード部35,36が設けられており、フード部27の外周に嵌合する。下方のフード部36には、窓部64が形成されている。コネクタ部51の長軸に沿う方向の両側には、レバー33の一対の側板部37が回転自在に支持される。レバー33は、一対の側板部37が、連結部39により連結される。それぞれの側板部37には、オスハウジング19の両側に突設されたボス31をカム溝41に挿入する挿入口41aが設けられている。
メスハウジング17の両側には、支軸45が突設される。支軸45は、レバー33のそれぞれの側板部37に形成された軸受穴47に回転自在に係合する。側板部37には、メスハウジング17に対向する面に、一端が軸受穴47に接続し、他端が側板部37の縁部に開口するガイド溝49が形成される。ガイド溝49は、レバー33をメスハウジング17に取り付ける際に、軸受穴47へ係合する支軸45の移動をガイドする。
誤嵌合防止コネクタ11は、フロントホルダ21に、フロントホルダ側進入溝23が形成される。フロントホルダ側進入溝23は、オスコネクタ15のフード部27に設けられた凸条29に応じて設けられる。フロントホルダ側進入溝23は、フロントホルダ21の外周から凹んで嵌合方向に延在して形成される。フロントホルダ側進入溝23には、オスコネクタ15の嵌合時に、オスコネクタ15の凸条29が進入する。
フロントホルダ21は、開口部61を縦横に形成した前面板部59の外周に、長円筒状のカバー部75を有する。フロントホルダ21は、このカバー部75が、コネクタ部51の外周を覆う。カバー部75の下部には、フロントホルダ側進入溝23を形成する切り込み77が形成される。この切り込み77は、図5に示したように、一部分が、フロントホルダ21の前面板部59にも及んで形成される。切り込み77には、切り込み77により分断された左右のカバー部75と、前面板部59とを接続する門形の補強部79が形成される。
フロントホルダ21が被着されるコネクタ部51は、端子収容室53の穿孔領域が外壁部81に囲まれる。この外壁部81には、切り込み77の数に応じハウジング側離間壁25が形成される。ハウジング側離間壁25は、分断部83により外壁部81が離間して形成される。このハウジング側離間壁25には、上記した門形の補強部79が嵌合する。
メスコネクタ13は、オスコネクタ15との嵌合に備え、レバー33の連結部39がメスハウジング17の直上に配置される。この状態で、レバー33は、図3に示したように、挿入口41aがボス31に対面して配置される。
フロントホルダ21を被着したメスコネクタ13は、フロントホルダ21の前面板部59よりも若干、コネクタ部側の同一断面(図8のI-I断面)において、フロントホルダ側進入溝23と、ハウジング側離間壁25とが重なって位置する。
誤嵌合防止コネクタ11は、凸条29に対応する溝89がフロントホルダ21とメスハウジング17とに設けられる。この溝89は、フロントホルダ21ではフロントホルダ側進入溝23として設けられ、メスハウジング17ではハウジング側離間壁25として設けられる。溝89は、フロントホルダ側進入溝23におけるカバー部75の厚みAと、ハウジング側離間壁25の厚みBと、これらカバー部75の厚みA及びハウジング側離間壁25の厚みBの間のクリアランスCを合わせた高さLに設定される。
また、誤嵌合防止コネクタ11は、ハウジング側離間壁25の離間幅W3が、複数のフロントホルダ側進入溝23と重なる距離(W2<W3)で形成されていてもよい。
図12の(a)は誤嵌合検知時の動作説明図、(b)は正規嵌合時の動作説明図である。
本実施形態に係る誤嵌合防止コネクタ11では、メスハウジング17のコネクタ部51に、フロントホルダ21が被着される。有底筒状のフロントホルダ21は、コネクタ部51に被せられることにより、コネクタ部51の先端面及び外周を覆う。フロントホルダ21が被着されたメスハウジング17に、オスハウジング19が嵌合開始されると、コネクタ部51に被着されたフロントホルダ21の外周に、オスハウジング19のフード部27が嵌合し始める。嵌合が進むと、フード部27の内壁に突設された凸条29が、図12の(b)に示すように、フロントホルダ21の外周に設けられたフロントホルダ側進入溝23と、コネクタ部51に設けられたハウジング側離間壁25とに進入する。
[1] 複数の端子収容室(53)がコネクタ部(51)に設けられたハウジング(メスハウジング17)と、
前記コネクタ部に被着され前記端子収容室に連通する複数の開口部(61)が前面板部に設けられたフロントホルダ(21)と、
前記フロントホルダの外周に嵌合する筒状のフード部(27)を有しこのフード部の内壁には嵌合方向に延在する少なくとも一つの凸条(29)が形成される相手側ハウジング(オスハウジング19)と、
前記フロントホルダの外周から凹んで嵌合方向に延在して形成され嵌合時に前記凸条が進入するフロントホルダ側進入溝(23)と、
前記コネクタ部の外周に形成されて前記フロントホルダ側進入溝に進入した前記凸条の突出先端を受け入れるハウジング側離間壁(25)と、
を備えることを特徴とする誤嵌合防止コネクタ(11)。
[2] 上記[1]に記載の誤嵌合防止コネクタであって、
前記フロントホルダ側進入溝(23)の溝幅が、前記ハウジング側離間壁(25)の離間幅よりも狭いことを特徴とする誤嵌合防止コネクタ(11)。
[3] 上記[2]に記載の誤嵌合防止コネクタであって、
前記ハウジング側離間壁(25)の離間幅が、複数の前記フロントホルダ側進入溝(23)と重なる距離で形成されていることを特徴とする誤嵌合防止コネクタ(11)。
17…メスハウジング(ハウジング)
19…オスハウジング(相手側ハウジング)
21…フロントホルダ
23…フロントホルダ側進入溝
25…ハウジング側離間壁
27…フード部
29…凸条
51…コネクタ部
53…端子収容室
59…前面板部
61…開口部
W1…溝幅
W2…離間幅
Claims (2)
- 複数の端子収容室がコネクタ部に設けられたハウジングと、
前記コネクタ部に被着され、前記端子収容室に連通する複数の開口部が前面板部に設けられたフロントホルダと、
前記フロントホルダの外周に嵌合する筒状のフード部を有し、このフード部の内壁には嵌合方向に延在する少なくとも一つの凸条が形成される相手側ハウジングと、
前記フロントホルダの外周から凹んで嵌合方向に延在して形成され嵌合時に前記凸条が進入するフロントホルダ側進入溝と、
前記コネクタ部の外周に形成されて前記フロントホルダ側進入溝に進入した前記凸条の突出先端を受け入れるハウジング側離間壁と、
を備え、
前記フロントホルダ側進入溝の溝幅が、前記ハウジング側離間壁の離間幅よりも狭いことを特徴とする誤嵌合防止コネクタ。 - 請求項1に記載の誤嵌合防止コネクタであって、
前記ハウジング側離間壁の離間幅が、複数の前記フロントホルダ側進入溝と重なる距離で形成されていることを特徴とする誤嵌合防止コネクタ。
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Family Applications (1)
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JP2008130466A (ja) | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Yazaki Corp | 回転嵌合式コネクタにおける回動部材側コネクタ |
JP2014053149A (ja) | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
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