JP7215035B2 - 植物師部組織を増産する植物体及びその利用 - Google Patents
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Description
(2)前記植物体が変異体若しくは形質転換体又はその子孫であるとき、前記植物体の前記師部組織領域の前記一断面における総断面積に対する師部組織比率は、前記植物体の野生株において前記一断面に対応する一断面における前記比率に比べて1.5倍以上である、(1)に記載の植物体。
(3)前記師部組織比率は、、前記野生株の前記比率に比べて2倍以上である、(2)に記載の植物体。
(4)前記師部組織領域は、前記茎の切片をトルイジンブルーによって染色して師部と同定される領域である、(2)又は(3)に記載の植物体。
(5)前記転写因子は、以下のいずれかである、(1)~(4)のいずれかに記載の植物体。
(a)配列番号1で表されるアミノ酸配列を有するタンパク質
(b)配列番号1で表されるアミノ酸配列と80%以上の同一性を有し、配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質と同等の転写活性を有するタンパク質
(c)配列番号1で表されるアミノ酸配列とアライメントしたとき、配列番号1で表されるアミノ酸配列の第9位~第159位のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するドメインを有し、配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質と同等の転写活性を有するタンパク質
(d)配列番号1で表されるアミノ酸配列とアライメントしたとき、配列番号1で表されるアミノ酸配列の第9位~第159位のアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するドメインを有するとともに、配列番号1で表されるアミノ酸配列の第485位~第500位のアミノ酸配列と80%以上の同一性を有するドメインを有し、全体として配列番号1で表されるアミノ酸配列と80%以上の同一性を有し、配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質と同等の転写活性を有するタンパク質
(6)前記植物体は変異体若しくは形質転換体又はその子孫であるとき、前記植物体の前記師部組織領域の前記一断面における総断面積は、前記植物体の野生株において前記一断面に対応する一断面における師部組織領域の総断面積の2倍以上である、(5)に記載の植物体。
(7)(1)~(6)のいずれかに記載の植物体を含む靱皮材料。
(8)NTL9及びそのホモログである転写因子から選択される転写因子の機能を阻害する工程、を備える、師部組織に富む植物体の生産方法。
(9)以下の(i)~(iii);
(i)NAC転写ファミリーに属する転写因子
(ii)NACドメインとカルシウム結合ドメインを含む(b)の転写因子
(iii)NTL9及びそのホモログである転写因子
からなる群から選択される1種又は2種以上の機能を植物体において阻害する工程と、
前記機能の阻害による前記植物体の師部組織の増大を評価する工程と、
を備える、師部組織に富む植物体又はその作製のための転写因子のスクリーニング方法。
本植物体は、NTL9又はそのホモログの機能が阻害されている。NTL9(NAC Transcription facter-like 9)とは、NAC転写因子ファミリーに属する転写因子タンパク質であり、NAC ドメインをそのN末端側に、カルシウム結合タンパク質カルモジュリンに結合するCaM結合ドメインをC末端側に備えている。
本植物体は、以上説明したように、NTL9又はそのホモログの機能を阻害した植物体であるが、かかる植物体は、遺伝子導入等によって得られる形質転換体であるほか、放射線等の照射などの突然変異手法によって得られる人工突然変異体でもありうる。また、本植物体は、NTL9やそのホモログの機能の阻害された又は当該阻害に無関係な天然の突然変異体であってもよい。
本植物体は、師部組織が増大されているため、師部組織に由来する靱皮(靱皮繊維)の材料として好適である。靱皮(靱皮繊維)の材料としての植物体は、アサなどのアサ科植物、タイマ、コウゾなどのクワ科植物、ミツマタ、ガンピなどのジンジョウゲ科植物、アマなどのアマ科植物、チョマなどのイラクサ科植物、コウマなどのシナノキ科食物、ケナフなどのアオイ科植物、マニラアサなどのバショウ科植物等が挙げられる。
本明細書によれば、NTL9又はそのホモログの機能を阻害する工程を備える、本植物体の生産方法が提供される。本生産方法においては、NTL9又はそのホモログについて、上記のように機能を阻害する工程を備えることで、本植物体又は靱皮(繊維)材料を効率的に得ることができる。NTL9及びそのホモログ、植物体、機能阻害の手法等については、既に述べた各種態様を適宜適用することができる。
本明細書に開示されるスクリーニング方法は、植物体においてNAC転写因子ファミリーに属する転写因子から選択される1種又は2種以上の転写因子の機能を阻害する工程と、前記機能の阻害による前記植物体の師部組織の増大を評価する工程と、を備えることができる。本スクリーニング方法によれば、NTL9のホモログにおいてより有用な転写因子や、これら以外のNAC転写ファミリーに属する転写因子から、師部組織領域の増大した植物体又はそのために貢献できるタンパク質(遺伝子)をスクリーニングすることができる。
茎の形質に着目し選抜した系統について、花序茎の切片の表現型を観察したところ、通常は皮層の内側に幾つかの部位に分かれて存在する茎の師部組織が環状化し師部組織の細胞が増加した変異株(以下、師部環状株と表記)を見出した。
シロイヌナズナ野生株(Col-0)と師部環状株の表現型を詳細に比較した。シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)野生株(Col-0)および単離した師部環状株の種子を、3日間、吸水および低温処理した後、土壌(スーパーミックスA(サカタのタネ))を入れた直径6cmのポットに播種し、22℃、50μmol・m-2・s-1(光量子束密度)の照明下で、16時間明期/8時間暗期の長日条件で9週間栽培した。1週間に一度の頻度で約500mlのハイポネックス(1000倍希釈液)を施肥した。各系統につき、5個体ずつ準備した。
師部環状株の原因遺伝子をポジショナルクローニング法によって取得するために、変異株の遺伝子地図を作成し座乗部位を決定した。師部環状株(Col-0バックグラウンド)と野生株(Ler-0)を交配し交雑第一世代(F1)種子を得た。師部環状株と野生株Ler-0について、雌雄を入れ替えて交配し、得られたF1植物体の茎の維管束構造を観察した結果、ともに野生株と同じ表現型を示した。この結果から、師部環状株の原因遺伝子は劣性変異をもつこと、さらに、師部環状の表現型は細胞質ゲノムの遺伝型(少なくともCol-0とLer-0の場合)に影響を受けないことが明らかとなった。さらに、F1植物体の自家受粉によりF2種子を得た。また、師部が環状化した表現型が単一の遺伝子に起因する場合は、F2集団の野生型と変異型(師部環状)の表現型の分離比が3:1となる。F2集団の表現型の分離比および師部環状株と野生株Col-0の戻し交配から得られたF2集団の表現型の分離比について検定した結果、師部環状株は単一の原因遺伝子に起因していることがわかった。
植物体のゲノム抽出はDNeasy(R)Plant Mini Kit (QIAGEN) を用いて行った。次世代シーケンサー (NGS) 解析により、師部環状株の全ゲノム配列を解読し、原因遺伝子の座乗領域について変異の有無・種類を解析した。その結果、図3に示すように、原因遺伝子候補としてNTL9 (NAC transcription factor-like 9: AT4G35580) 遺伝子を選定した(変異部位は全長1536塩基中、1396位に変異(1塩基挿入))。
師部環状株の原因遺伝子を特定するためには、その遺伝子(野生型)を導入し、師部構造が正常に復帰するかどうかを確認(相補性検定)する必要がある。師部環状株に導入する野生型 NTL9 遺伝子として以下の2種類のコンストラクトを作成した。
pBI NTL9(whole-genome) を作製するために、まず、Arabidopsis thaliana (Col-0) のゲノムをテンプレートにして、プライマー (SalI-At4g35580-F1: 5′- gtcgacggtcagattatgatatatgtaaatatgtccatgatt -3′(配列番号2) とAt4g35580-EcoRI-R1 5′- gaattcagacgatttcaaaactacggaaacaaattgaatct -3′(配列番号3)) でPCR増幅し、 NTL9 のプロモーター領域と ORF を含むゲノム DNA 断片を単離した。この DNA 断片を pGEM(R)-T Easy ベクター (Promega) へクローニングし、pGEM At4g35580(genome) とした。次に、pGEM At4g35580(genome) をテンプレートにして、プライマー (SalI-At4g35580-F2: 5′- gcgccttaattaaactagtctcgaggtcgacggtcagattatgat -3′ (配列番号4)とAt4g35580-EcoRI-R2: 5′- acgacgttgtaaaacgacggccagtgaattcagacgatttcaaaa -3′(配列番号5)) でPCR増幅し、得られた NTL9 のプロモーター領域と ORF を含むゲノム DNA 断片を EcoRI と SalI で処理した pAtPP2CF1:GUS (1) へ In-Fusion(R) Dry-Down PCR Cloning Kit w/Cloning Enhancer (Clontech) を使用して(In-Fusion反応) クローニングし、pBI NTL9(whole-genome) を得た。
pBI 35S: NTL9(genome) を作製するために、まず、Arabidopsis thaliana (Col-0) のゲノムをテンプレートにして、プライマー (SalI-At4g35580-F1: 5′- gtcgacggtcagattatgatatatgtaaatatgtccatgatt -3′ (配列番号6)とAt4g35580-EcoRI-R1 5′- gaattcagacgatttcaaaactacggaaacaaattgaatct -3′(配列番号7)) でPCR増幅し、 NTL9 のプロモーター領域と ORF を含むゲノム DNA 断片を単離した。この DNA 断片を pGEM(R)-T Easy ベクター (Promega) へクローニングし、pGEM At4g35580(genome) とした。次に、pGEM At4g35580(genome) をテンプレートにして、プライマー(At4g35580-F14: 5′- ccccgggtggtcagtcccttatgggtgctgtatcgatgga -3′(配列番号8) とAt4g35580-SacI-R: 5′- ttgaacgatcggggaaattcgagctctaattaagatgttggtacat -3′(配列番号9)) でPCR増幅し、ゲノム DNA 断片を得た。さらに、この DNA 断片をテンプレートにして、プライマー (XbaI-BamHI-PP2CF1-F2: 5′- ttggagagaacacgggggactctagaggatccccgggtggtcagtc -3′(配列番号10) とAt4g35580-SacI-R: 5′- ttgaacgatcggggaaattcgagctctaattaagatgttggtacat -3′(配列番号9)) でPCR増幅し、得られた NTL9 ORF を含むゲノム DNA 断片をBamHI と SacI で処理した pBI121 (Clontech) へ In-Fusion(R) Dry-Down PCR Cloning Kit w/Cloning Enhancer (Clontech) を使用して (In-Fusion反応) クローニングし、pBI 35: NTL9(whole-genome) を得た。
シロイヌナズナ野生株(Col-0)および相補検定用上記株の種子をSucrose(終濃度1%)を含むMS培地(0.5%GellanGum)に播種し、3日間の春化処理後、栽培室(22℃、16時間明条件(~50μmol・m-2・s-1白色蛍光灯)/8時間暗条件、湿度60%)で8週間生育させた。植物体の茎を前述したトルイジンブルー溶液を用いた表現型解析方法で観察した。結果を図4に示す。
シロイヌナズナの茎はまず、同心円状に師部組織、形成層、木部組織からなる維管束が形成される。その後、茎生長後期には維管束間に新たに形成層 (維管束間形成層) が形成され、当該部分に師部・木部組織が形成される。このようにして、各維管束が連結され環状構造をとる(文献2、3)。光学顕微鏡観察では師部環状株の茎は、十分に成熟した野生株の茎で観察される環状の維管束構造を示した。しかしながら、環状につながった維管束構造を細胞の形態のみで、師部組織あるいは形成層と判断することはできない。そこで、師部環状株で観察される環状部位の組織を正確に特定するため、師部組織、あるいは形成層で特異的に発現するよう設計したマーカー遺伝子を導入し、観察を行った。マーカー遺伝子には、細胞膜結合型 GFP (GFP-RCI2a) 遺伝子を選定した (文献4)。
シロイヌナズナ (Col-0) cDNAをテンプレートにして、プライマー (RCI2a-F1: 5'- atgagtacagctactttcgt -3'(配列番号11) と RCI2a-R1: 5'- aatggttaatggtggtcct -3'(配列番号12)) でPCR増幅し RCI2a の cDNA 断片を単離した。このDNA 断片を pGEM(R)-T Easy ベクター (Promega) へクローニングし、pGEM RCI2a(cDNA) とした。pGEM RCI2a(cDNA) をテンプレートにして、プライマー ((Ala)n-RCI2a-F: 5'- cagctgcagctgcagctgcaatgagtacagctactttcgt -3'(配列番号13)と RCI2a-SacI-R1: 5'- ttgaacgatcggggaaattcgagctcaatggttaatggtggtcct -3'(配列番号14)) でPCR増幅し RCI2a の DNA 断片を単離し RCI2a PCR断片とした。pBI 35S: GFP-AtPP2CF1 (文献1) をテンプレートにして、プライマー (BamHI-GFP-F: 5'- aggatccccgggtggtcagtcccttatggtgagcaagggcgagga -3 (配列番号15)と (Ala)10-GFP-R1: 5'- tgcagctgcagctgcagctgcagctgcagccttgtacagctcgtccatg -3'(配列番号16)) でPCR増幅し GFP のDNA 断片を単離し GFP PCR 断片とした。RCI2a PCR断片とGFP PCR 断片を混合した溶液をテンプレートにして、特定のプライマーを加えずにPCR増幅した (1st PCR反応)。
pBI35S:GFP-RCI2a をテンプレートにして、プライマー (TDR-GFP-F と RCI2a-SacI-R1: 5'- ttgaacgatcggggaaattcgagctcaatggttaatggtggtcct -3')(配列番号18) でPCR増幅しGFP-RCI2a の DNA 断片を単離した。これら DNA 断片をpBI101N2 (1) の HindIII と SalI 切断サイトへ In-Fusion(R) Dry-Down PCR Cloning Kit w/Cloning Enhancer (Clontech) を使用して(In-Fusion反応) クローニングし、pBI TDRpro: GFP-RCI2a を得た。
上記で作製した pBI35S:GFP-RCI2a をテンプレートにして、プライマー (SUC2-GFP-F と RCI2a-SacI-R1: 5'- ttgaacgatcggggaaattcgagctcaatggttaatggtggtcct -3'‘(配列番号18) でPCR増幅しGFP-RCI2a の DNA 断片を単離した。これら DNA 断片をpBI101N2 (文献1) の HindIII と SalI 切断サイトへ In-Fusion(R) Dry-Down PCR Cloning Kit w/Cloning Enhancer (Clontech) を使用して (In-Fusion反応) クローニングし、pBI SUC2pro: GFP-RCI2a を得た。
文献2 Altamura, M.M., Possenti, M., Matteucci, A., Baima, S., Ruberti, I. and Morelli, G. (2001) Development of the vascular system in the inflorescence stem of Arabidopsis. New Phytol., 151, 381-389.
文献3. Sanchez P1, Nehlin L, Greb T. (2011) From thin to thick: major transitions during stem development. Trends Plant Sci. 17, 113-21.
文献4.Cutler, S.R., Ehrhardt, D.W., Griffitts, J.S. and Somerville, C.R.(2000) Random GFP::cDNA fusions enable visualization of subcellular structures in cells of Arabidopsis at a high frequency. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 97, 3718-3723.
文献5.Kurihara et al. (2015) ClearSee: a rapid optical clearing reagent for whole-plant fluorescence imaging. Development, 142, 4168-4179.
Claims (6)
- 以下のいずれかのタンパク質の発現を抑制するか又は前記タンパク質の配列番号1で表されるアミノ酸配列の少なくとも第466位又は第466位に相当する位置以降に変異又は欠損を導入することで前記タンパク質を不活性化することにより、植物体の師部組織の比率を増大させる方法。
(a)配列番号1で表されるアミノ酸配列を有するタンパク質
(b)配列番号1で表されるアミノ酸配列と90%以上の同一性のアミノ酸配列を有し、配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質が有する、師部組織の成長を促進する維管束形成層の分化の抑制活性を有するタンパク質
(c)配列番号1で表されるアミノ酸配列とアライメントしたとき、配列番号1で表されるアミノ酸配列の第9位~第159位のアミノ酸配列を有するとともに、配列番号1で表されるアミノ酸配列の第485位~第500位のアミノ酸配列を有し、全体として配列番号1で表されるアミノ酸配列と90%以上の同一性のアミノ酸配列を有し、配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるタンパク質の師部組織の成長を促進する維管束形成層の分化の抑制活性を有するタンパク質 - 前記アミノ酸配列における第466位又は第466位に相当する位置のアミノ酸に対応する塩基配列において、一塩基挿入変異を導入することにより、前記タンパク質を不活性化する、請求項1に記載の方法。
- 前記植物体の前記師部組織の一断面における総断面積は、前記植物体の野生株において前記一断面に対応する一断面における師部組織の総断面積の1.5倍以上である、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記植物体の前記師部組織の一断面における総断面積に対する師部組織比率が、前記植物体の野生株において対応する師部組織比率の1.5倍以上である、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記植物体の前記師部組織の一断面における総断面積に対する師部組織比率が、前記植物体の野生株において対応する師部組織比率の2倍以上である、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記師部組織は、前記茎の切片をトルイジンブルーによって染色して師部と同定される領域である、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
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