JP7214214B2 - 汚泥吸引車 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 販売日 2019年1月24日 販売場所 トープラハンタ株式会社事業所内(高知県香南市吉川町吉原2281-1) 販売者 トープラハンタ株式会社
本発明は、汚泥吸引車に関し、より特定的には、車両後方での安全性を高めることができる汚泥吸引車に関する。
特許文献1には、タンクやハッチの操作中でも事故が発生しないように、操作部を、ハッチが開閉する付近の車両後方に設置し、車両後方に人がいないことを確認して操作されるように、操作部を有線又は無線のリモコンとした汚泥吸引車が開示されている。
特許文献2ないし4では、後方にカメラを備えて、安全確認ができる塵芥収集車が開示されている。
特許第5613821号公報 特開2018-193230号公報 特開2016-183025号公報 特許6320733号公報
特許文献1に記載のように、操作部を有線又は無線のリモコンとすることで、車両後方の安全を確認した上で、タンクやハッチを操作することは、事故防止の観点においては、極めて有効である。
さらに、安全性を高めるのであれば、バックアイカメラを用いて、汚泥吸引車の車両後方の様子を離れた箇所(たとえば、運転席や車両側方)からも確認できるようにしておくことが考えられる。
そのため、タンクやハッチを備える汚泥吸引車においても、特許文献2ないし4に記載の塵芥収集車におけるバックアイカメラのように、車両後方の上部から斜め下方を撮影することが考えられる。
従来、本願出願人は、汚泥吸引車にバックアイカメラを取り付け、車両後方の様子を運転席で確認することができるようにしていた。図11Aは、従来の汚泥吸引車において、バックアイカメラを用いたときの画像の一例であり、ハッチ90が閉じているときの画像の一例である。図11Bは、従来の汚泥吸引車において、ハッチ90が開いているときの様子を示す写真である。汚泥吸引車においては、ハッチ90が開閉し、タンク92が上下する。そのため、図11Bに示されているように、バックアイカメラ91は、ハッチ90の上方に取り付ける他ない。そして、バックアイカメラ91は、斜め下方を向いており、車両後方の状態を撮影している。ハッチ90が閉じられているとき、図11Aのような撮影画像となり、後方の様子が確認できる。
図11Cは、ハッチ90が開いたときの画像の一例である。図11Cに示すように、ハッチ90が開くことで、バックアイカメラは、ハッチ90が閉じているときよりも、上方を映し出すこととなる。したがって、図11Bに示すように、人が後方にいたとしても、図11Cに示す画像には、その人は映し出されないこととなる(遠くの家が映っている)。また、タンク92の位置によっても、後方の人を的確に撮影することができない。
このように、バックアイカメラ91を用いただけでは、ハッチ90やタンク92の位置によっては、後方の人を的確に撮影することができない。したがって、後方の人の確認という点において、バックアイカメラ91だけでは、不十分である。
それゆえ、本発明は、ハッチ90やタンク92の位置に変わらず、後方の人を的確に確認することが可能な汚泥吸引車を提供することで、安全性を高めることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、少なくとも開閉するハッチを有する汚泥吸引車であって、ハッチの周辺を撮影することが可能な位置で、ハッチの開閉動作からは独立して、取り付けられた後方確認カメラと、後方確認カメラからの画像を表示するモニタとを備える。
モニタは、車両の側方に設けられている。
汚泥吸引車は、さらに、ハッチの周辺での人の有無を検知する検知部を備える。汚泥吸引車は、検知部によって、人が検知された場合、少なくともハッチの操作をできなくする。
後方確認カメラは、ハッチの下方の左右に設けられた一対のカメラであり、一対のカメラがそれぞれ、向かい合うように、内側を撮影している。
また、本発明は、少なくとも開閉するハッチを有する汚泥吸引車であって、ハッチの周辺での人の有無を検知する検知部を備える。汚泥吸引車は、検知部によって、人が検知された場合、少なくともハッチの操作をできなくする。
検知部は、ハッチの下方の左右に一対設けられている。
本発明によれば、後方確認カメラはハッチの開閉動作からは独立しているので、モニタに表示される画像は、ハッチがいかなる開閉状態であったとしても、ハッチの周辺を撮影することができる。したがって、操作者は、モニタに表示された画像を確認して、ハッチの周辺に人等がいないことを確認した上で、ハッチを操作することができる。これにより、後方の人を的確に確認することが可能な汚泥吸引車を提供することができ、安全性を高めることが可能となる。
モニタを車両の側方に設けることで、車両の外部で油圧操作レバーを操作する操作者は、モニタを確認しながら、油圧操作レバーを操作することができるので、安全性がさらに高まる。
検知部を設けて、ハッチの周辺での人の有無を検知し、人が検知された場合には、強制的に、ハッチを操作できなくすることで、さらに、安全性が高まることとなる。
後方確認カメラを、ハッチの下方の左右に一対、向かい合うように設けることで、ハッチ周辺を確実に撮影することができる。さらに、対向する後方確認カメラの奥側を、一対の後方確認モニタで、お互い撮影することができるので、車両の周辺に存在する人や、ハッチに近づいている人などを、撮影することができ、危険を予測することが可能となる。
また、後方確認カメラを設けなくても、検知部で、ハッチの周辺での人の有無を検知し、人が検知された場合には、強制的に、ハッチを操作できなくすることでも、安全性を高めることが可能である。
検知部を、ハッチ下方の左右に一対設けることで、人検知がより確実なものとなる。
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の一実施形態における汚泥吸引車1の正面図である。 図2は、汚泥吸引車1の平面図である。 図3は、汚泥吸引車1の拡大右側面図である。 図4は、操作盤4及び外部モニタ11bの平面図である。 図5は、操作盤4及び外部モニタ11bの正面図である。 図6、後方確認カメラ10並びに人感センサ及び照明灯14の左側面図(図1との関係では右側面図に対応)である。 図7は、後方確認カメラ10並びに人感センサ及び照明灯14の正面図(図1との関係では背面図に対応)である。 図8は、汚泥吸引車1の制御系統図である。 図9は、制御部18の動作を示すフローチャートである。 図10Aは、図3上の右側の後方確認カメラ10による画像の一例である。 図10Bは、図3上の右側の後方確認カメラ10による画像の一例である。 図10Cは、図3上の右側の後方確認カメラ10による画像の一例である。 図10Dは、図3上の左側の後方確認カメラ10による画像の一例である。 図10Eは、図3上の左側の後方確認カメラ10による画像の一例である。 図10Fは、図3上の左側の後方確認カメラ10による画像の一例である。 図11Aは、従来の汚泥吸引車において、バックアイカメラを用いたときの画像の一例であり、ハッチ90が閉じているときの画像の一例である。 図11Bは、従来の汚泥吸引車において、ハッチ90が開いているときの様子を示す写真である。 図11Cは、従来の汚泥吸引車において、ハッチ90が開いたときの画像の一例である。
図1は、本発明の一実施形態における汚泥吸引車1の正面図である。図2は、汚泥吸引車1の平面図である。図3は、汚泥吸引車1の拡大右側面図である。図1ないし図3に示すように、汚泥吸引車1は、吸引装置1aと、レシーバータンク2(以下、「タンク2」という。)と、レシーバーハッチ3(以下、「ハッチ3」という)と、操作盤4と、油圧操作レバー5と、タンク上下用油圧シリンダ6と、ハッチ開閉用油圧シリンダ7と、タンク上下支点8と、ハッチ開閉支点9と、左右一対の後方確認カメラ10と、運転席モニタ11aと、外部モニタ11bと、左右一対の人感センサ及び照明灯14と、バックアイカメラ17とを備える。
汚泥吸引車1は、ブロアやキャッチャ等からなる吸引装置1aで負圧を発生させて、ハッチ3の吸引口3aから、汚泥や瓦礫等を吸引して、タンク2に吸引する装置である。
図4は、操作盤4及び外部モニタ11bの平面図である。図5は、操作盤4及び外部モニタ11bの正面図である。図5に示すように、操作盤4には、各種メーターと、油圧操作レバー5とが、取り付けられている。油圧操作レバー5を操作することで、タンク上下用油圧シリンダ6及びハッチ開閉用油圧シリンダ7を操作することができる。
外部モニタ11bは、車両の側方に取り付けられた表示装置である。図5に示すように、外部モニタ11bは、操作盤4の近くに設けられており、モニタ収納箱15の内部に収納されている。モニタ収納箱15は、透明樹脂板16で蓋がされている。外部モニタ11bには、バックアイカメラ17及び/又は一対の後方確認カメラ10からの画像が映し出される。外部モニタ11bは、主に、操作者が確認するモニタである。
運転席モニタ11aは、運転席内に取り付けられた表示装置である。運転席モニタ11aには、バックアイカメラ17及び/又は一対の後方確認カメラ10からの画像が映し出される。運転席モニタ11aは、主に、車両の運転者が確認するモニタである。
なお、外部モニタ11b及び運転席モニタ11aは、ぞれぞれ、複数のモニタで構成されていてもよく、各カメラからの画像をそれぞれ別々のモニタに表示するようにしてもよい。また、外部モニタ11b及び運転席モニタ11aは、ぞれぞれ、1つのモニタであってもよく、各カメラからの画像が分割して表示されてもよいし、画像が切り替えられるようにしてもよい。また、外部モニタ11bには、後方確認カメラ10からの画像のみが表示され、運転席モニタ11aには、バックアイカメラ17からの画像のみが表示されてもよい。典型的には、外部モニタ11bは、油圧操作レバー5の近くに設けられているので、外部モニタ11bには、後方確認カメラ10からの画像が表示されとよいが、外部モニタ11b及び運転席モニタ11aに表示さえる画像の組み合わせは、本発明を限定するものではなく、あらゆる組み合わせ考え得る。
タンク上下用油圧シリンダ6が駆動することで、タンク2を、タンク上下支点8を支点に、図1の矢印Y方向に、上下に傾斜させることができる。ハッチ開閉用油圧シリンダ7が駆動することで、ハッチ3を、ハッチ開閉支点9を支点に、図1の矢印X方向に、開閉することができる。たとえば、操作者は、ハッチ3を開けて、タンク2を上昇させることで、タンク2に貯められた汚泥等を排出等することができる。
図6、後方確認カメラ10並びに人感センサ及び照明灯14の左側面図(図1との関係では右側面図に対応)である。図7は、後方確認カメラ10並びに人感センサ及び照明灯14の正面図(図1との関係では背面図に対応)である。図6及び図7において、点線で示した箇所は、後方確認カメラ10が取り付けられている車両の一部である。また、図6では、カメラ収納箱12での後方確認カメラ10の取付位置が確認できるように図示している。なお、図面上、人感センサ及び照明灯14では、照明灯のみを図示しているが、人感センサが照明灯の内部、外部、周囲、又は近傍などに取り付けられている。また、人感センサは、赤外線センサや超音波センサなど、その種類を問わない。
後方確認カメラ10は、車体に取り付けられたカメラ収納箱12の内部に収納されている。後方確認カメラ10は、ヒンジ部10aによって、上下の向きが調整可能となっている。カメラ収納箱12は、透明樹脂板13で蓋がされている。カメラ収納箱12が車体に取り付けられることで、一対の後方確認カメラ10は、ハッチ3の下部を左右から内側に向けて撮影することができる位置に取り付けられている。
したがって、一対の後方確認カメラ10は、ハッチ3の開閉からは独立するように、汚泥吸引車1に取り付けられていることとなる。よって、後方確認カメラ10は、ハッチ3が開いた状態であっても、ハッチ3の周辺を撮影できる。また、後方確認カメラ10は、タンク2が上昇したときであっても、ハッチ3の周辺を撮影することができる。
なお、後方確認カメラ10は、ハッチ3の開閉動作からは独立していればよいので、ハッチの周辺を撮影することが可能な位置であれば、ハッチ3の下部周辺に限らず、汚泥吸引車1のどこに取り付けられていてもよい。なお、独立しているとは、後方確認カメラ10は、ハッチ3の開閉動作に連動せずに、取り付けられた位置に固定されていることである。
なお、本実施形態では、一対の後方確認カメラ10を用いることとしているが、少なくとも1つの後方確認カメラ10を用いればよい。
ただし、左右一対の後方確認カメラ10を用いることで、対向する後方確認カメラ10の後方を撮影することが可能であるため、人等が汚泥吸引車1の周辺に近づいてきていることも撮影できる。たとえば、後述の実施例の図10A及び図10Bのように、ハッチ3から離れているが、二人の人間が映し出されている。したがって、左右一対の後方確認カメラ10を用いれば、危険の予測性が高まるので、安全性は向上する。
図6及び図7に示すように、人感センサ及び照明灯14は、後方確認カメラ10の下部にそれぞれ取り付けられている。人感センサ及び照明灯14は、ハッチ3の周辺に人が存在するか否かを感知することができる赤外線センサや超音波センサであると共に、ハッチ3の周辺を照らすLED等の照明装置である。人感センサ及び照明灯14の向きは、適宜、調整可能となっている。
バックアイカメラ17は、ハッチ3の上部に取り付けられている。バックアイカメラ17は、車両の斜め下方を撮影することができる方向を向いている。
図8は、汚泥吸引車1の制御系統図である。図8において、汚泥吸引車1は、さらに、制御部18と、警報出力部19と、車両バッテリー20と、車両P.T.O21と、油圧ポンプ22と、作動油タンク23と、電磁弁24,25とを備える。
制御部18は、車両バッテリー20から給電される電力で動作するコントローラであり、汚泥吸引車1の各種装置を制御する。警報出力部19は、制御部18からの指示に応じて、警報音などを出力する。たとえば、ハッチ3の開閉やタンク2の上下の際に、制御部18は、警報出力部19に警報音を出力させる。車両P.T.O(Power Take Off)21は、制御部18からの指示に応じて、駆動する。車両P.T.O21から得られる動力で、油圧ポンプ22は回転する。タンク上下用油圧シリンダ6及びハッチ開閉用シリンダ7は、油圧ポンプ22及び作動油タンク23の油圧によって、駆動する。タンク上下用油圧シリンダ6及びハッチ開閉用シリンダ7の駆動は、電磁弁24及び25によって、制御される。電磁弁24及び25は、制御部18によって制御される。したがって、制御部18は、油圧操作レバー5で行われた操作に基づいて、電磁弁24及び25を制御することで、タンク上下用油圧シリンダ6及びハッチ開閉用シリンダ7の動作を制御することができる。
制御部18は、後方確認カメラ10及びバックアイカメラ17が撮像した画像を、運転席モニタ11a及び外部モニタ11bに表示させる。制御部18は、図示しない検出部か検出値信号を操作盤4に送り、各種メーターに表示させる。
制御部18は、センサ14からの信号に基づいて、油圧操作レバー5による操作を受け付けるか否かを決定する。図9は、制御部18の動作を示すフローチャートである。
図9において、車両キーがオンになった場合、制御部18は、後方確認カメラ10及びバックアイカメラ17並びに運転席モニタ11a及び外部モニタ11bをオンにし、撮影画像を送って、各モニタに表示させると共に、図示しない記録装置に画像を録画させる(S1)。
次に、制御部18は、人感センサ14が検知したか否かを判断する(S2)。検知した場合、制御部18は、油圧操作レバー5による操作ができないように、ロックする(S3)。これによって、タンク2の上下やハッチ3の開閉ができなくなる。また、制御部19は、警報出力部19に、警報音を出力させたり、警報ランプを各モニタや操作盤4などに表示させたりする。
一方、人感センサ14が検知していない場合、制御部18は、油圧操作レバー5による操作を受け付けるものとし、タンク2の上下やハッチ3の開閉を可能とする(S4)。
これらの動作は、車両キーがオフになるまで、継続される。
なお、本発明における汚泥吸引車としては、開閉するハッチだけを有するものが含まれている。開閉するハッチだけを有する汚泥吸引車の場合、人感センサ14による油圧操作レバー5のロックは、少なくとも、ハッチの操作に及べばよい。
なお、上記人感センサ14による人検知に変えて、後方確認モニタ10による画像認識(サーモグラフィーを用いたものを含む)によって、ハッチ3周辺での人の有無を検知して、検知された場合に、制御部18が、油圧操作レバー5をロックする構成としてもよい。したがって、汚泥吸引車1は、ハッチの周辺で、人の有無を検知する検知部を備えるものであれば、人感知センサ14に限定されるものではない。
なお、人感センサ14が検知した場合に、油圧操作レバー5がロックされる構成とすれば、後方確認カメラ10によるモニタへの画像表示は必須ではなくなる。
逆に、操作者がモニタの画像を確認して、油圧操作レバー5を操作する場合、モニタで、ハッチ3の周辺に人がいることが確認できた場合に、油圧操作レバー5を操作しないと徹底するのであれば、人感センサ14による検知は必須ではなくなる。
以上より、本発明の実施形態によれば、後方確認カメラ10によって、ハッチ3の周辺が撮像されて、各モニタに表示されることとなる。したがって、操作者は、後方確認カメラ10の画像を確認して、ハッチ3の周辺に人がいないことを確認して、ハッチ3及びタンク2の操作を行うことができる。よって、後方の人を的確に確認することが可能な汚泥吸引車1を提供することができ、安全性が高まる。
また、本発明の実施形態によれば、人感センサ14によって、ハッチ3の周辺に人がいた場合、油圧操作レバー5が操作できなくなるので、ハッチ3やタンク2の上下に伴う事故を防止することができる。
以下、本発明の実施例による後方確認カメラ10の画像を示し、本発明の有用性について説明する。
図10Aないし図10Cは、図3上の右側の後方確認カメラ10による画像の一例である。図10Dないし図10Fは、図3上の左側の後方確認カメラ10による画像の一例である。図10A及び図10Dは、ハッチ3が閉じているときの画像であり、図10B及び図10Eは、ハッチ3が開いているときの画像であり、図10C及び図10Fは、開いたハッチ3の真後ろに人がいるときの画像である。なお、バックアイカメラ17からの画像については、図11A及び図11Bを援用する。
これらの図から分かるように、後方確認カメラ10は、ハッチ3の開閉からは独立して、車両に固定されているため、図10C及び図10Fに示されているように、モニタに映し出された画像によって、操作者は、ハッチ3の周辺に人がいることを確実に確認することができる。ハッチ3の周辺に人がいれば、操作者は、人感センサ14の検知の有無に関わらず、主体的判断で、ハッチ3やタンク2の操作を止めることが可能となる。
さらに、本実施形態では、人感センサ14もハッチ3の開閉からは独立して、車両に固定されており、人感センサ14が検知した場合は、自動的に、油圧操作レバー5がロックされるのであるから、ハッチ3やタンク2の駆動による事故は、激減することが期待できる。
なお、後方確認カメラ10及び/又は人感センサ14は、ハッチ3の開閉動作だけでなく、タンク2の上下動作からも独立するように配置されていてもよい。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。本明細書に開示されている発明の構成要件は、それぞれ独立に単独した発明として成立するものとする。各構成要件をあらゆる組み合わせ方法で組み合わせた発明も、本発明に含まれることとする。
本発明は、汚泥吸引車に関し、産業上利用可能である。
1 汚泥吸引車
1a 吸引装置
2 レシーバータンク
3 レシーバーハッチ
3a 吸引口
4 操作盤
5 油圧操作レバー
6 タンク上下用油圧シリンダ
7 ハッチ開閉用油圧シリンダ
8 タンク上下支点
9 ハッチ開閉支点
10 後方確認カメラ
10a ヒンジ部
11a 運転席モニタ
11b 外部モニタ
12 カメラ収納箱
13 透明樹脂板
14 人感センサ及び照明灯
15 モニタ収納箱
16 透明樹脂板
17 バックアイカメラ
18 制御部
19 警報出力部
20 車両バッテリー
21 車両P.T.O
22 油圧ポンプ
23 作動油タンク
24,25 電磁弁

Claims (3)

  1. 少なくとも開閉するハッチを有する汚泥吸引車であって、
    前記ハッチの周辺を撮影することが可能な位置で、前記ハッチの開閉動作からは独立して、取り付けられた後方確認カメラと、
    前記後方確認カメラからの画像を表示するモニタとを備え
    前記後方確認カメラは、前記ハッチの下方の左右に設けられた一対のカメラであり、
    前記一対のカメラがそれぞれ、向かい合うように、内側を撮影していることを特徴とする、汚泥吸引車。
  2. 前記モニタは、車両の側方に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の汚泥吸引車。
  3. さらに、前記ハッチの周辺での人の有無を検知する検知部を備え、
    前記検知部によって、人が検知された場合、少なくとも前記ハッチの操作をできなくすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の汚泥吸引車。
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