JP7214028B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode

Abstract

Figure 0007214028000001
【課題】パワーモジュールとコンデンサとを接続する直流接続部材の発熱を抑制し、大出力化した電力変換装置を得ること。
【解決手段】直流接続部材と、交流接続部材と、パワーモジュールと、直流接続部材に接続されたコンデンサと、冷却面にパワーモジュールが熱的に接続された筐体と、制御基板とを備え、パワーモジュールは、モジュール本体部、直流接続部材に接続された直流接続端子、及び交流接続部材に接続された交流接続端子を有し、冷却面に平行な一つの方向を第一方向とし、冷却面に平行で第一方向に垂直な方向を第二方向とし、交流接続部材及び交流接続端子はモジュール本体部の第一方向の一方側に配置され、コンデンサはモジュール本体部の第一方向の他方側に配置され、直流接続端子はモジュール本体部の第二方向の一方側または他方側に配置され、直流接続部材は冷却面に対向した対向部を有し、対向部の少なくとも一部が冷却面に熱的に接続されている。
【選択図】図2

Description

本願は、電力変換装置に関するものである。
電気自動車またはハイブリッド自動車のように、駆動源にモータが用いられている電動車両には、電動パワートレイン用の電力変換装置が搭載されている。電力変換装置としては、商用の交流電源から直流電源に変換して高圧バッテリに充電する充電器、高圧バッテリの直流電源から補助機器用のバッテリの電圧(例えば12V)に変換するDC/DCコンバータ、バッテリからの直流電力をモータへの交流電力に変換するインバータ等が挙げられる。電力変換装置は、入力電流を直流から交流、または交流から直流、または入力電圧を異なる電圧に変換する装置である。
電動車両に用いられる電力変換装置においては、投影面積を減らすために、パワーモジュール及びコンデンサといった主回路部品の小型化がなされてきた。一方、パワーモジュール及びコンデンサを小型化することによって、電力を供給する主回路の配線部品が引き出される方向の自由度が小さくなるため、配線部品同士と主回路との接続が複雑になる。
低インダクタンス化及び小型化を課題とし、パワーモジュール構造による対策が記載された車載用の電力変換装置の構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示された構成では、小型化したパワーモジュールのDC入力部とAC出力部がL字状に配置されている。また、パワーモジュールとコンデンサとを接続するために、パワーモジュールの上部に大面積のPN積層バスバーが配置されている。
特開2011-015460号公報
上記特許文献1においては、パワーモジュールのDC入力部とAC出力部がL字状に配置されているため、パワーモジュールを小型化することができる。また、パワーモジュールの上部に大面積のPN積層バスバーが配置されているため、電力変換装置を低インダクタンス化することができる。しかしながら、この構造では、パワーモジュール内のPN端子に加え、大面積のPN積層バスバーがパワーモジュールの上部に配置されているため、大型化したPN積層バスバーの発熱が周囲に配置された部材に影響を与えるという課題があった。また、PN積層バスバーの発熱の抑制を考慮すると、電力変換装置を大出力化できないという課題があった。
そこで、本願は、パワーモジュールとコンデンサとを接続する直流接続部材の発熱を抑制し、大出力化した電力変換装置を得ることを目的としている。
本願に開示される電力変換装置は、直流電力が流れる直流接続部材と、交流電力が流れる交流接続部材と、直流接続部材及び交流接続部材に電気的に接続され、直流接続部材の直流電力と交流接続部材の交流電力とを電力変換する、パワー半導体素子を有したパワーモジュールと、直流接続部材に電気的に接続されたコンデンサと、冷却器、及び冷却器により冷却される冷却面を有し、冷却面にパワーモジュールが熱的に接続された筐体と、パワー半導体素子のスイッチング動作を制御する制御基板と、を備え、パワーモジュールは、モジュール本体部、モジュール本体部から突出し、直流接続部材に電気的に接続された直流接続端子、及びモジュール本体部から突出し、交流接続部材に電気的に接続された交流接続端子を有し、冷却面に平行な一つの方向を第一方向とし、冷却面に平行で第一方向に垂直な方向を第二方向とし、交流接続部材及び交流接続端子は、モジュール本体部の第一方向の一方側に配置され、コンデンサは、モジュール本体部の第一方向の他方側に配置され、直流接続端子は、モジュール本体部の第二方向の一方側または他方側に配置され、直流接続部材は、冷却面に対向した対向部を有し、対向部の少なくとも一部が冷却面に熱的に接続されているものである。
本願に開示される電力変換装置によれば、直流接続部材に電気的に接続されたパワーモジュールと、直流接続部材に電気的に接続されたコンデンサとを備え、パワーモジュールが、モジュール本体部、モジュール本体部から突出し、直流接続部材に電気的に接続された直流接続端子、及びモジュール本体部から突出し、交流接続部材に電気的に接続された交流接続端子を有し、交流接続部材及び交流接続端子が、モジュール本体部の第一方向の一方側に配置され、コンデンサが、モジュール本体部の第一方向の他方側に配置され、直流接続端子が、モジュール本体部の第二方向の一方側または他方側に配置され、直流接続部材は、冷却面に対向した対向部を有し、対向部の少なくとも一部が冷却面に熱的に接続されているため、直流接続部材に生じた熱、パワーモジュールの側から直流接続部材に伝達された熱、及びコンデンサの側から直流接続部材に伝達された熱を、冷却面に熱的に接続された対向部から筐体に放熱することができるので、直流接続部材の発熱を抑制し、大出力化した電力変換装置を得ることができる。
実施の形態1に係る電力変換装置の回路の概略を示す図である。 実施の形態1に係る電力変換装置の概略を示す平面図である。 図2のA-A断面位置で切断した電力変換装置の断面図である。 図2のB-B断面位置で切断した電力変換装置の断面図である。 図2のC-C断面位置で切断した電力変換装置の断面図である。 実施の形態1に係る別の電力変換装置の要部を示す断面図である。 実施の形態2に係る電力変換装置の概略を示す平面図である。 実施の形態3に係る電力変換装置の概略を示す平面図である。 図8のD-D断面位置で切断した電力変換装置の断面図である。 実施の形態4に係る電力変換装置の概略を示す平面図である。 実施の形態4に係る電力変換装置の概略を示す別の平面図である。
以下、本願の実施の形態による電力変換装置を図に基づいて説明する。なお、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る電力変換装置1の回路の概略を示す図、図2は電力変換装置1の概略を示す平面図、図3は図2のA-A断面位置で切断した電力変換装置1の断面図、図4は図2のB-B断面位置で切断した電力変換装置1の断面図、図5は図2のC-C断面位置で切断した電力変換装置1の断面図である。電力変換装置1は、入力電流を直流から交流、交流から直流、または入力電圧を異なる電圧に変換する装置である。本願では、直流電力を交流電力に変換する三相インバータとして電力変換装置1を説明するが、本願で開示する電力変換装置は三相インバータに限るものではない。
<電力変換装置1の回路構成>
電力変換装置1の回路構成の概略を、図1により説明する。電力変換装置1は、パワーモジュール30、及びコンデンサ40を備える。電力変換装置1は、外部にあるバッテリ100に接続される。電力変換装置1は、直流電力が流れる直流接続部材9と、交流電力が流れる交流接続部材13とを備える。コンデンサ40は、直流接続部材9に電気的に接続される。パワーモジュール30は、直流接続部材9及び交流接続部材13に電気的に接続される。パワーモジュール30は、直流接続部材9の直流電力と交流接続部材13の交流電力とを電力変換するパワー半導体素子300を複数有する。交流電力は、交流接続部材13から3相モータ101に出力され、3相モータ101を駆動する。
パワー半導体素子300は、MOSFET(金属酸化膜型電界効果トランジスタ、Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ、Insulated Gate Bipolar Transistor)などの電力制御用半導体素子、もしくは還流ダイオードなどが用いられる。半導体素子はこれらに限るものではなく、バイポーラトランジスタなどのその他の半導体素子でも構わない。本実施の形態では、MOSFETを用いてMOSFETの寄生ダイオードを還流ダイオードとして使用した構成とするが、IGBT等の寄生ダイオードを有さないスイッチング素子を用いる場合などにおいて還流ダイオードを並列で付与する構成としても構わない。また、スイッチング素子と還流ダイオードとが一体化されたRC-IGBT(逆導通IGBT、Reverse Conducting IGBT)でも構わない。
パワー半導体素子300にMOSFETまたはRC-IGBTを用いた場合、還流ダイオードが不要になるため、パワーモジュール30に設ける素子数が少なくなるので、パワーモジュール30を小型化することができる。パワーモジュール30が小型になるため、コンデンサ40を搭載するスペースが容易に確保できるので、直流接続部材9を冷却するスペースを容易に確保することができる。
パワー半導体素子300は、ケイ素、炭化ケイ素、もしくは窒化ガリウムなどの材料からなる半導体基板に形成され、パワー半導体素子300にはバンドギャップがケイ素よりも広いワイドバンドギャップ半導体素子を用いることができる。ワイドバンドギャップ半導体素子である炭化ケイ素により形成されたMOSFETなどを用いた場合、スイッチングする際に生じる電流の時間変化量di/dtをケイ素により形成されたMOSFETより大きくすることができる。また、ワイドバンドギャップ半導体素子はオン抵抗が小さく、損失が少なく、発熱が小さいので、チップ面積を低減することができる。チップ面積が低減されるので、パワーモジュール30を小型化することができる。パワーモジュール30が小型になるため、コンデンサ40を搭載するスペースが容易に確保できるので、直流接続部材9を冷却するスペースを容易に確保することができる。
<電力変換装置1の構成>
電力変換装置1の構成を、図2から図5を用いて説明する。電力変換装置1は、パワーモジュール30、コンデンサ40、直流接続部材9、交流接続部材13、筐体2、及び制御基板70を備える。電力変換装置1は、直流接続部材9がバッテリ100に接続される部分であるDC入力部60、交流接続部材13が3相モータ101に接続される部分であるAC出力部50、及び磁性部材20をさらに備える。筐体2は、冷却器4、及び冷却器4により冷却される冷却面2aを有する。冷却面2aにパワーモジュール30が熱的に接続される。制御基板70は、パワー半導体素子300のスイッチング動作を制御する。図において、冷却面2aに平行な一つの方向を第一方向(矢印Y)とし、冷却面2aに平行で第一方向に垂直な方向を第二方向(矢印X)とし、第一方向及び第二方向に垂直な方向を第三方向(矢印Z)とする。
筐体2は、アルミニウムなどの金属材料、または樹脂部材から作製される。冷却器4は、例えば、冷媒が流れる流路である。冷媒には、例えば、水またはエチレングリコール液が使用される。図3では冷却器4が筐体2に内蔵された構成を示したがこれに限るものではなく、筐体2の冷却面2aとは反対側の面に冷却器4を設けた構成でも構わない。また、冷却器4をコンデンサ40の側にさらに設けても構わない。本実施の形態では、パワーモジュール30に加えて、コンデンサ40が冷却面2aに熱的に接続されている。このように構成することで、コンデンサ40に生じた熱は筐体2に伝達されるため、コンデンサ40の温度上昇を抑制することができる。コンデンサ40の温度上昇が抑制されるので、コンデンサ40を長寿命化することができる。
本実施の形態では、コンデンサ40の正極側端子41と負極側端子42は、金属からなる端子部分を樹脂部材で覆って形成されている。正極側端子41と負極側端子42は、図2において破線で示した部分である。正極側端子41と負極側端子42とは、樹脂部材の部分で、筐体2に熱的に接続されている。そのため、コンデンサ40に生じた熱を正極側端子41と負極側端子42を経由して筐体2に放熱することができる。コンデンサ40に生じた熱が正極側端子41と負極側端子42を経由して筐体2に放熱されるので、コンデンサ40の温度上昇をさらに抑制することができ、コンデンサ40をさらに長寿命化することができる。本実施の形態では、コンデンサ40、正極側端子41、及び負極側端子42は、冷却面2aに直接設置しているが、冷却面2aとの間に放熱部材を設けても構わない。
パワーモジュール30は、図3に示すように、モジュール本体部35、モジュール本体部35から突出し、直流接続部材9に電気的に接続された直流接続端子である正極側直流接続端子31と負極側直流接続端子32、モジュール本体部35から突出し、交流接続部材13に電気的に接続された交流接続端子33、及びモジュール本体部35から突出し、制御基板70に電気的に接続された信号端子34を有する。直流接続部材9は、コンデンサ40の正極側端子41及び正極側直流接続端子31に電気的に接続された正極側接続部材10と、コンデンサ40の負極側端子42及び負極側直流接続端子32に電気的に接続された負極側接続部材11とを有する。
<各部の配置構成及び構成の詳細>
電力変換装置1を構成する各部の配置構成及び構成の詳細について説明する。図2に示すように、交流接続部材13及び交流接続端子33は、モジュール本体部35の第一方向の一方側に配置され、コンデンサ40は、モジュール本体部35の第一方向の他方側に配置される。正極側直流接続端子31及び負極側直流接続端子32は、モジュール本体部35の第二方向の一方側または他方側に配置される。本実施の形態では、正極側直流接続端子31及び負極側直流接続端子32はモジュール本体部35の第二方向の一方側に配置されている。このように構成することで、直流接続端子と交流接続端子33を異なる方向に分けて設けているため、パワーモジュール30を小型化することができる。
直流接続部材9は、冷却面2aに対向した対向部を有し、対向部の少なくとも一部が冷却面2aに熱的に接続されている。このように構成することで、直流接続部材9に生じた熱、パワーモジュール30の側から直流接続部材9に伝達された熱、及びコンデンサ40の側から直流接続部材9に伝達された熱を、冷却面2aに熱的に接続された対向部から筐体2に放熱することができるので、直流接続部材9発熱を抑制し、大出力化した電力変換装置1を得ることができる。本実施の形態では、図3に示すように、冷却面2aは直流接続部材9の側に突出した突出部3を有し、対向部の少なくとも一部は、突出部3に熱的に接続されている。このように構成することで、直流接続部材9に生じた熱、正極側直流接続端子31と負極側直流接続端子32から直流接続部材9に伝達された熱、及び正極側端子41と負極側端子42から直流接続部材9に伝達された熱を、突出部3を経由して筐体2に放熱することができる。直流接続部材9の熱が突出部3を経由して筐体2に放熱されるので、大電流が通電された場合でもコンデンサ40の温度上昇を抑制することができ、コンデンサ40を長寿命化することができる。
直流接続部材9と突出部3との間には絶縁部材12または追加の絶縁部材12aが設けられ、直流接続部材9と突出部3との間は絶縁されている。図3ではシート状に形成された絶縁部材12及び追加の絶縁部材12aを設けた例を示したが、絶縁部材12及び追加の絶縁部材12aの構成はこれに限るものではなく、絶縁部材12は空気でもよく、液体または固体の絶縁部材でも構わない。
本実施の形態では、対向部が突出部3に熱的に接続された構成を示したが、対向部が冷却面2aに熱的に接続される構成はこれに限るものではない。直流接続部材9を冷却面2aの側に折り曲げて、対向部を冷却面2aに熱的に接続させても構わない。突出部3を設けて、対向部を突出部3に熱的に接続した場合、直流接続部材9の長さを短くできるので、直流接続部材9のインダクタンスを低減することができる。直流接続部材9のインダクタンスが低減されるので、直流接続部材9の発熱を抑制することができる。
正極側接続部材10及び負極側接続部材11は、モジュール本体部35の第二方向の一方側または他方側に配置されている。本実施の形態では、正極側接続部材10及び負極側接続部材11は、モジュール本体部35の第二方向の一方側に配置されている。このように構成することで、正極側接続部材10及び負極側接続部材11が、モジュール本体部35の制御基板70の側を経由しないため、直流接続部材9の熱を効率よく筐体2に放熱することができる。また、直流接続部材9の長さを短くできるので、直流接続部材9のインダクタンスを低減することができる。また、正極側接続部材10及び負極側接続部材11が、モジュール本体部35の制御基板70の側を経由しないため、電力変換装置1を低背化することができる。
本実施の形態では、制御基板70は、図2に示すように、冷却面2aに垂直な方向に見て、正極側接続部材10及び負極側接続部材11と重複せずに、パワーモジュール30と重複するように配置されている。このように構成することで、正極側接続部材10と負極側接続部材11とが制御基板70の第三方向の一方側または他方側に配置されないため、正極側接続部材10と負極側接続部材11とが制御基板70の近辺にないので、正極側接続部材10と負極側接続部材11から制御基板70への熱の伝達及びノイズの影響を軽減することができる。
本実施の形態では、正極側接続部材10及び負極側接続部材11のそれぞれは、板状に形成される。正極側接続部材10及び負極側接続部材11は、例えば、銅などの金属材料から作製される。正極側接続部材10及び負極側接続部材11は、図3に示すように、絶縁部材12を介して、積層して配置された部分を有している。このように構成することで、正極側接続部材10と負極側接続部材11とが平行平板を形成するように配置されるため、直流接続部材9の低インダクタンス化を図ることができる。直流接続部材9の低インダクタンス化を図られるので、パワー半導体素子300のスイッチングによるサージ電圧を低減することができる。
本実施の形態では、図2に示すように、直流接続部材9は、コンデンサ40と直流接続端子との間の部分で分岐される。分岐した直流接続部材9の部分である分岐接続部材は、分岐した部分とは反対側の端部が、直流電源に接続される電源接続端子部9aである。電源接続端子部9aは、DC入力部60において直流電源であるバッテリ100(図2では図示せず)に接続される。このように構成することで、DC入力部60から他のパワーモジュールまたは負荷に電力供給されるなど、DC側に大電流の授受があっても、直流接続部材9の対向部の少なくとも一部が冷却面2aに熱的に接続されているので、コンデンサ40の温度上昇を抑制することができ、コンデンサ40の長寿命を確保することができる。
また、DC入力部60とAC出力部50は異なる位置に配置されている。AC出力部50は、交流接続部材13及び交流接続端子33と同様に、モジュール本体部35の第一方向の一方側に配置される。DC入力部60は、正極側直流接続端子31及び負極側直流接続端子32と同様に、モジュール本体部35の第二方向の一方側に配置される。このDC入力部60とAC出力部50の配置により、3相モータ101と電力変換装置1とが一体化された場合、AC出力部50の位置を3相モータ101と接続容易なモータ軸方向端部とすると、バッテリ100はモータの軸方向とは異なる方向(DC入力部60の方向)に配置されるため、バッテリ100とDC入力部60との接続を容易に行うことができる。
本実施の形態では、図4に示すように、直流接続部材9の対向部の少なくとも一部は、突出部3の頂上面に対向した頂上面対向部分9bと、突出部3の側面に対向した側面対向部分9cとを有し、突出部3を囲むように折れ曲がっている。このように構成することで、突出部3と熱的に接続された直流接続部材9の対向部の面積を増やすことができるので、直流接続部材9から筐体2への放熱効果を高めることができる。また、直流接続部材9である正極側接続部材10及び負極側接続部材11のそれぞれの断面積が増え、抵抗値が下がるので、正極側接続部材10及び負極側接続部材11のそれぞれは大電流に対応することができる。また、正極側接続部材10及び負極側接続部材11の厚みを薄くして、低コスト化及び軽量化を図ることができる。
図4では、正極側接続部材10と負極側接続部材11を積層して配置していない箇所において頂上面対向部分9b及び側面対向部分9cを設けた例を示したが、これに限るものではない。正極側接続部材10と負極側接続部材11を積層して配置した箇所に頂上面対向部分9b及び側面対向部分9cを設けても構わない。正極側接続部材10と負極側接続部材11を積層して配置した場合、一方の接続部材をねじ止めするために、他方の接続部材の頂上面対向部分9bに切欠きを設ける場合がある。正極側接続部材10と負極側接続部材11を積層して配置した箇所に頂上面対向部分9b及び側面対向部分9cを設けた場合、一方の接続部材をねじ止めするために、他方の接続部材の頂上面対向部分9bに切欠きを設けても、切り欠いた平行平板でない頂上面対向部分9bに流れる電流は抑制されるが、平行平板である側面対向部分9cに電流が流れるようになるため、正極側接続部材10と負極側接続部材11の低インダクタンス化を維持することができ、通電に必要な断面積を確保することができる。
本実施の形態では、図5に示すように、追加の絶縁部材12aが、突出部3に熱的に接続された直流接続部材9と突出部3との間に設けられ、追加の絶縁部材12aは、突出部3に熱的に接続された直流接続部材9の一方の側面の側で絶縁部材12と一体化されている。図5では、突出部3に熱的に接続された直流接続部材9は、負極側接続部材11である。一つの絶縁部材を負極側接続部材11の側面の部分で折り曲げることで、絶縁部材12と追加の絶縁部材12aが形成される。このように構成することで、正極側接続部材10と負極側接続部材11との間、及び負極側接続部材11と突出部3との間の双方の絶縁箇所を1つの絶縁部材で兼ねることができるので、絶縁部材の部品費及び加工費を低減することができる。また、正極側接続部材10と接触している絶縁部材12が筐体2に接触していることで、正極側接続部材10から筐体2への放熱効果が高めることができる。
本実施の形態では、電力変換装置1は、直流接続部材9を取り囲み、冷却面2aに設けられた磁性部材20を備える。磁性部材20は、ノイズを抑制する部材である。直流接続部材9は、磁性部材20を介して、冷却面2aに熱的に接続されている。このように構成することで、突出部3が設けられていない箇所であっても、直流接続部材9の長さを変えることなく、直流接続部材9を冷却面2aに容易に熱的に接続することができる。図5では負極側接続部材11を図示しているが、正極側接続部材10も同様に磁性部材20により取り囲まれているため、正極側接続部材10も冷却面2aに熱的に接続されている。また、直流接続部材9と磁性部材20との間に、絶縁部材12を設けても構わない。
図5では、正極側接続部材10と負極側接続部材11を積層して配置していない箇所において磁性部材20を配置した例を示したが、これに限るものではない。図6に示すように、正極側接続部材10と負極側接続部材11を積層して配置した箇所に磁性部材20を設けても構わない。図6は実施の形態1に係る別の電力変換装置1の要部を示す断面図で、磁性部材20の部分を切断した図である。図6において、追加の絶縁部材12aが、磁性部材20に熱的に接続された直流接続部材9と磁性部材20との間に設けられ、追加の絶縁部材12aは、磁性部材20に熱的に接続された直流接続部材9の一方の側面の側で絶縁部材12と一体化されている。図6では、磁性部材20に熱的に接続された直流接続部材9は、負極側接続部材11である。一つの絶縁部材を負極側接続部材11の側面の部分で折り曲げることで、絶縁部材12と追加の絶縁部材12aが形成される。このように構成することで、正極側接続部材10と負極側接続部材11との間、及び負極側接続部材11と磁性部材20との間の双方の絶縁箇所を1つの絶縁部材で兼ねることができるので、絶縁部材の部品費及び加工費を低減することができる。また、正極側接続部材10と接触している絶縁部材12が磁性部材20に接触していることで、正極側接続部材10から磁性部材20への放熱効果が高めることができる。
以上のように、実施の形態1による電力変換装置1において、直流接続部材9に電気的に接続されたパワーモジュール30と、直流接続部材9に電気的に接続されたコンデンサ40とを備え、パワーモジュール30が、モジュール本体部35、モジュール本体部35から突出し、直流接続部材9に電気的に接続された直流接続端子、及びモジュール本体部35から突出し、交流接続部材13に電気的に接続された交流接続端子33を有し、交流接続部材13及び交流接続端子33が、モジュール本体部35の第一方向の一方側に配置され、コンデンサ40が、モジュール本体部35の第一方向の他方側に配置され、直流接続端子が、モジュール本体部35の第二方向の一方側または他方側に配置され、直流接続部材9が、冷却面2aに対向した対向部を有し、対向部の少なくとも一部が冷却面2aに熱的に接続されているため、直流接続部材9に生じた熱、パワーモジュール30の側から直流接続部材9に伝達された熱、及びコンデンサ40の側から直流接続部材9に伝達された熱を、冷却面2aに熱的に接続された対向部から筐体2に放熱することができるので、直流接続部材9の発熱を抑制し、大出力化した電力変換装置1を得ることができる。
直流接続端子が、正極側直流接続端子31及び負極側直流接続端子32を有し、直流接続部材9が、コンデンサ40の正極側端子41及び正極側直流接続端子31に電気的に接続された正極側接続部材10と、コンデンサ40の負極側端子42及び負極側直流接続端子32に電気的に接続された負極側接続部材11とを有し、正極側接続部材10及び負極側接続部材11が、モジュール本体部35の第二方向の一方側または他方側に配置されている場合、正極側接続部材10及び負極側接続部材11が、モジュール本体部35の制御基板70の側を経由しないため、直流接続部材9の熱を効率よく筐体2に放熱することができる。また、直流接続部材9の長さを短くできるので、直流接続部材9のインダクタンスを低減することができる。
制御基板70が、冷却面2aに垂直な方向に見て、正極側接続部材10及び負極側接続部材11と重複せずに、パワーモジュールと重複するように配置されている場合、正極側接続部材10と負極側接続部材11とが制御基板70の第三方向の一方側または他方側に配置されないため、正極側接続部材10と負極側接続部材11から制御基板70への熱の伝達及びノイズの影響を軽減することができる。また、正極側接続部材10及び負極側接続部材11のそれぞれが、板状に形成され、正極側接続部材10及び負極側接続部材11が、絶縁部材12を介して、積層して配置された部分を有している場合、正極側接続部材10と負極側接続部材11とが平行平板を形成するように配置されるため、直流接続部材9の低インダクタンス化を図ることができる。
冷却面2aが、直流接続部材9の側に突出した突出部3を有し、対向部の少なくとも一部が、突出部3に熱的に接続されている場合、直流接続部材9に生じた熱、正極側直流接続端子31と負極側直流接続端子32から直流接続部材9に伝達された熱、及び正極側端子41と負極側端子42から直流接続部材9に伝達された熱を、突出部3を経由して筐体2に容易に放熱することができる。また、突出部3を設け、対向部を突出部3に熱的に接続した場合、直流接続部材9の長さを短くできるので、直流接続部材9のインダクタンスを低減することができる。
対向部の少なくとも一部が、突出部3の頂上面に対向した頂上面対向部分9bと、突出部3の側面に対向した側面対向部分9cとを有し、突出部3を囲むように折れ曲がっている場合、突出部3と熱的に接続された直流接続部材9の対向部の面積を増やすことができるので、直流接続部材9から筐体2への放熱効果を高めることができる。また、追加の絶縁部材12aが、突出部3に熱的に接続された直流接続部材9と突出部3との間に設けられ、追加の絶縁部材12aが、突出部3に熱的に接続された直流接続部材9の一方の側面の側で絶縁部材12と一体化されている場合、正極側接続部材10と負極側接続部材11との間、及び負極側接続部材11と突出部3との間の双方の絶縁箇所を1つの絶縁部材で兼ねることができるので、絶縁部材の部品費及び加工費を低減することができる。
直流接続部材9を取り囲み、冷却面2aに設けられた磁性部材20を備え、直流接続部材9が、磁性部材20を介して、冷却面2aに熱的に接続されている場合、突出部3が設けられていない箇所であっても、直流接続部材9の長さを変えることなく、直流接続部材9を冷却面2aに容易に熱的に接続することができる。また、追加の絶縁部材12aが、磁性部材20に熱的に接続された直流接続部材9と磁性部材20との間に設けられ、追加の絶縁部材12aが、磁性部材20に熱的に接続された直流接続部材9の一方の側面の側で絶縁部材12と一体化されている場合、正極側接続部材10と負極側接続部材11との間、及び負極側接続部材11と磁性部材20との間の双方の絶縁箇所を1つの絶縁部材で兼ねることができるので、絶縁部材の部品費及び加工費を低減することができる。
コンデンサ40が、冷却面2aに熱的に接続されている場合、コンデンサ40に生じた熱は筐体2に伝達されるため、コンデンサ40の温度上昇を抑制することができる。また、直流接続部材9が、コンデンサ40と直流接続端子との間の部分で分岐され、分岐した直流接続部材の部分である分岐接続部材は、分岐した部分とは反対側の端部が、直流電源に接続される電源接続端子部9aである場合、電源接続端子部9aがDC入力部60において直流電源であるバッテリ100に接続され、DC入力部60から他のパワーモジュールまたは負荷に電力供給されるなど、DC側に大電流の授受があっても、直流接続部材9の対向部の少なくとも一部が冷却面2aに熱的に接続されているので、コンデンサ40の温度上昇を抑制することができ、コンデンサ40の長寿命を確保することができる。
パワーモジュール30が有したパワー半導体素子300が、ワイドバンドギャップ半導体素子である場合、ワイドバンドギャップ半導体素子はオン抵抗が小さく、損失少なく、発熱が小さいため、チップ面積を低減することができるので、パワーモジュール30を小型化することができる。また、パワーモジュール30が有したパワー半導体素子300が、スイッチング素子と還流ダイオードとが一体化されたRC-IGBTである場合、還流ダイオードが不要になるため、パワーモジュール30に設ける素子数が少なくなるので、パワーモジュール30を小型化することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る電力変換装置1について説明する。図7は、実施の形態2に係る電力変換装置1の概略を示す平面図である。実施の形態2に係る電力変換装置1は、直流接続部材9の形状及びDC入力部60の配置が、実施の形態1とは異なる構成になっている。
直流接続部材9は、直流接続端子である正極側直流接続端子31と負極側直流接続端子32から、モジュール本体部35の第一方向の一方側及びモジュール本体部35の第一方向の他方側に延出する。直流接続部材9は、モジュール本体部35の第一方向の他方側に延出した部分において、コンデンサ40に接続される。直流接続部材9の第一方向の一方側の端部が、直流電源に接続される電源接続端子部9aである。電源接続端子部9aは、DC入力部60において直流電源であるバッテリ100に接続される。DC入力部60は、AC出力部50と同様に、モジュール本体部35の第一方向の一方側に、AC出力部50に隣接して配置される。負極側接続部材11は、正極側直流接続端子31に接触しないように、例えば一部を湾曲させて配置されている。
電源接続端子部9aが直流接続部材9の第一方向の一方側に配置され、DC入力部60がモジュール本体部35の第一方向の一方側に設けられるため、DC入力部60とAC出力部50がモジュール本体部35の第一方向の一方側に配置されるので、電力変換装置1の車両搭載時に、バッテリ100及び3相モータ101と電力変換装置1との接続が同じ方向から可能となり、電力変換装置1の組立性を向上させることができる。また、車載された高電圧製品で特に重要となる耐衝突性の確保が、モジュール本体部35の第一方向の一方側の1箇所における対策のみで可能となる。また、直流接続部材9の第一方向の長さが長くなって対向部が増加し、直流接続部材9から筐体2へさらに熱が伝達されるため、直流接続部材9からコンデンサ40への熱の伝達を低減することができる。直流接続部材9からコンデンサ40への熱の伝達が低減され、コンデンサ40の温度上昇が抑制されるので、コンデンサ40を長寿命化することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る電力変換装置1について説明する。図8は実施の形態3に係る電力変換装置1の概略を示す平面図、図9は図8のD-D断面位置で切断した電力変換装置1の断面図である。実施の形態3に係る電力変換装置1は、突出部3の形状が、実施の形態1とは異なる構成になっている。
冷却面2aは、互いに間隔を空けて直流接続部材9の側に突出した第一の突出部3a及び第二の突出部3bを有する。直流接続部材9の対向部の少なくとも一部は、第一の突出部3aの側面及び第二の突出部3bの側面に挟まれて配置され、第一の突出部3aの側面及び第二の突出部3bの側面に熱的に接続されている。本実施の形態では、直流接続部材9は、絶縁部材12を介して第一の突出部3aの側面及び第二の突出部3bの側面に熱的に接続されている。また本実施の形態では、直流接続部材9は第二方向に積層されているがこれに限るものではなく、実施の形態1と同様に第三方向に積層されても構わない。
このように構成することで、直流接続部材9が第一の突出部3aの側面及び第二の突出部3bの側面に挟まれているため、直流接続部材9から筐体2への放熱性能を高めることができる。直流接続部材9から筐体2への熱の伝達が促進されるため、直流接続部材9からコンデンサ40への熱の伝達を低減することができる。直流接続部材9からコンデンサ40への熱の伝達が低減され、コンデンサ40の温度上昇が抑制されるので、コンデンサ40を長寿命化することができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る電力変換装置1について説明する。図10は実施の形態4に係る電力変換装置1の概略を示す平面図、図11は電力変換装置1の概略を示す別の平面図で、制御基板70を取り除いて示した図である。実施の形態4に係る電力変換装置1は、2つのパワーモジュールを備えた構成になっている。
電力変換装置1は、複数のパワーモジュールを備え、複数のパワーモジュールのそれぞれは、第二方向に並べて配置されている。本実施の形態では、電力変換装置1は、第一のパワーモジュール30aと第二のパワーモジュール30bとを備え、第一のパワーモジュール30aと第二のパワーモジュール30bとは、第二方向に並べて配置されている。
図11に示すように、第一のパワーモジュール30aは、第一のモジュール本体部35a、第一のモジュール本体部35aから突出し、直流接続部材9に電気的に接続された直流接続端子である第一の正極側直流接続端子31aと第一の負極側直流接続端子32a、及び第一のモジュール本体部35aから突出し、第一の交流接続部材13aに電気的に接続された第一の交流接続端子33aを有する。第二のパワーモジュール30bは、第二のモジュール本体部35b、第二のモジュール本体部35bから突出し、直流接続部材9に電気的に接続された直流接続端子である第二の正極側直流接続端子31bと第二の負極側直流接続端子32b、及び第二のモジュール本体部35bから突出し、第二の交流接続部材13bに電気的に接続された第二の交流接続端子33bを有する。これらの端子の配置は、実施の形態1に示したパワーモジュール30の端子の配置と同様である。
直流接続部材9は、コンデンサ40の正極側端子41、第一の正極側直流接続端子31a、及び第二の正極側直流接続端子31bに電気的に接続された正極側接続部材10と、コンデンサ40の負極側端子42、第一の負極側直流接続端子32a、及び第二の負極側直流接続端子32bに電気的に接続された負極側接続部材11とを有する。第一のAC出力部50aは、第一のモジュール本体部35aの第一方向の一方側に配置される。第二のAC出力部50bは、第二のモジュール本体部35bの第一方向の一方側に配置される。DC入力部60は、コンデンサ40の第一方向の他方側に配置される。直流接続部材9は、DC入力部60においてバッテリ100(図示せず)に接続される。
このように構成することで、直流接続端子と交流接続端子を異なる方向に分けて設けているため、パワーモジュールを2つ以上設ける場合でも各パワーモジュールを横一列に配置できるので、電力変換装置1を小型化することができる。また、コンデンサ40と各パワーモジュールとは実施の形態1と同じように接続できるため、複数のパワーモジュールを設けた場合でも、コンデンサ40またはパワーモジュールを立体的に配置させるなどの複雑な組立工程は不要なため、実施の形態1と同様の生産工程を用いることができる。実施の形態1と同様の生産工程を用いることができるので、実施の形態1の電力変換装置1との混流生産が可能である。また、第一の交流接続端子33aから第一のAC出力部50a、及び第二の交流接続端子33bから第二のAC出力部50bまでが最短で接続できるため、部品費が低減され、部品の軽量化、及び放射ノイズ低減が可能となる。
本実施の形態では、複数のパワーモジュールのそれぞれの直流接続端子と直流接続部材9の部分である直流電源に接続される電源接続端子部9aとの間の直流接続部材9の長さが、互いに同等である。図11において、第一の正極側直流接続端子31aと電源接続端子部9aとの間の直流接続部材9の長さが、第二の正極側直流接続端子31bと電源接続端子部9aとの間の直流接続部材9の長さと同等である。同等とは、比較する長さの差が10%以内であることとする。本実施の形態では、DC入力部60は、第一の正極側直流接続端子31aと第二の正極側直流接続端子31bとの間の第一方向の他方側に配置される。このように構成することで、第一のパワーモジュール30aと第二のパワーモジュール30bに遅延なく電力を供給できるので、2つのパワーモジュールを並列的に活用することができる。2つのパワーモジュールを並列的に活用できるので、パワーモジュール2つ分の大出力化に対応することができ、6相モータにも対応することができる。
本実施の形態では、図10に示すように、制御基板70は、複数のパワーモジュールのそれぞれが有したパワー半導体素子のスイッチング動作を制御する制御演算器70aを1つ有している。図10では、制御演算器70aが第一のパワーモジュール30aと第二のパワーモジュール30bを制御している。このように構成することで、1つの制御演算器70aで複数のパワーモジュールが制御されるので、複数のパワーモジュールの同期制御または位相差制御を容易に行うことができる。
本実施の形態で開示した電力変換装置1を車両に搭載した場合において、エンジンで発電し、その電力により車両を走行したり、バッテリを充電したりする際のシリーズハイブリッドでの適用例について説明する。
バッテリ残量が十分に多い場合、DC入力部60を経由して、バッテリ100の電力が走行用である第一のパワーモジュール30aまたは第二のパワーモジュール30bに供給され、車両は走行する。この時、DC電流は、直流接続部材9のDC入力部60への分岐部分からDC入力部60の間で最大になる。図10に示した配置では、コンデンサ40の正極側端子41及び負極側端子42からDC電流が最大になる箇所が離れているため、コンデンサ40への熱影響は極めて小さい。
バッテリ残量が少ない場合、発電用のパワーモジュール(走行用のパワーモジュールと異なる他方)から、直流接続部材9を経由して、走行用のパワーモジュールに電力が供給され、車両は走行する。また、直流接続部材9を経由して、バッテリ100を充電する。この時、DC電流は、直流接続部材9のDC入力部60への分岐部分から発電用のパワーモジュールの間で最大になる。図11に示した配置では、直流接続部材9のコンデンサ40との接続部の近傍、またはコンデンサ40の正極側端子41及び負極側端子42に突出部3を配置すれば、コンデンサ40への熱影響を小さくすることができる。
図11では、直流接続部材9を第一のパワーモジュール30a及び第二のパワーモジュール30bとコンデンサ40との間に配置しているが、直流接続部材9の配置はこれに限るものではない。例えば、DC入力部60を第一のAC出力部50aに隣接して配置することで、直流接続部材9を第一のAC出力部50a及び第二のAC出力部50bの側に配置することができる。直流接続部材9を第一のAC出力部50a及び第二のAC出力部50bの側に配置した場合、コンデンサ40への熱影響をさらに小さくすることができる。
コンデンサ40と冷却面2aとの間に隙間を設けて、直流接続部材9を配置しても構わない。コンデンサ40と冷却面2aとの間の隙間に直流接続部材9を配置した場合、効率よく直流接続部材9を冷却することができる。また、コンデンサ40が第一のパワーモジュール30a及び第二のパワーモジュール30bに近接して配置できるので、直流接続部材9の低インダクタンス化によりパワー半導体素子300の発熱が低減され、電力変換装置1の高効率化を図ることができる。
図10では、2つのパワーモジュールを設けた例を示したが、パワーモジュールの個数は2つに限るものではない。例えば、電力変換装置1にパワーモジュールを3つ搭載すれば、前輪と後輪を別々に制御することができるなど、電力変換装置1に機能追加した場合にも本願に開示した電力変換装置1は有効である。
大出力モータを有する電気自動車に、本実施の形態で開示した電力変換装置1を適用した例について説明する。一般的に、パワーモジュールに通電できる電流には上限があり、大出力モータの駆動には複数のパワーモジュールが必要である。大出力モータとしては、3相ではなく6相のモータとする場合、3相であるが巻線が2群ある場合がある。
図11に示した電力変換装置1では、第一の正極側直流接続端子31aと電源接続端子部9aとの間の直流接続部材9の長さが、第二の正極側直流接続端子31bと電源接続端子部9aとの間の直流接続部材9の長さと同等である。そのため、第一のパワーモジュール30aと第二のパワーモジュール30bに遅延なく電力を供給できるので、2つのパワーモジュールを並列的に活用することができる。2つのパワーモジュールを並列的に活用できるので、パワーモジュール2つ分の大出力化に対応することができ、6相モータ及び3相2群インバータにも対応することができる。
本願に開示した電力変換装置1の構成を用いれば、小出力の1モータ、小出力の2モータ、または大出力の1モータに対応した電力変換装置1が、類似の部品構成、及び部品配置で作製することができる。また、同一組立ラインで混流生産することが可能なため、電力変換装置1の生産効率を向上させることができる。
また本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
直流電力が流れる直流接続部材と、
交流電力が流れる交流接続部材と、
前記直流接続部材及び前記交流接続部材に電気的に接続され、前記直流接続部材の直流電力と前記交流接続部材の交流電力とを電力変換する、パワー半導体素子を有したパワーモジュールと、
前記直流接続部材に電気的に接続されたコンデンサと、
冷却器、及び前記冷却器により冷却される冷却面を有し、前記冷却面に前記パワーモジュールが熱的に接続された筐体と、
前記パワー半導体素子のスイッチング動作を制御する制御基板と、を備え、
前記パワーモジュールは、モジュール本体部、前記モジュール本体部から突出し、前記直流接続部材に電気的に接続された直流接続端子、及び前記モジュール本体部から突出し、前記交流接続部材に電気的に接続された交流接続端子を有し、
前記冷却面に平行な一つの方向を第一方向とし、前記冷却面に平行で前記第一方向に垂直な方向を第二方向とし、
前記交流接続部材及び前記交流接続端子は、前記モジュール本体部の前記第一方向の一方側に配置され、前記コンデンサは、前記モジュール本体部の前記第一方向の他方側に配置され、
前記直流接続端子は、前記モジュール本体部の前記第二方向の一方側または他方側に配置され、
前記直流接続部材は、前記冷却面に対向した対向部を有し、前記対向部の少なくとも一部が前記冷却面に熱的に接続されている電力変換装置。
(付記2)
前記直流接続端子は、正極側直流接続端子、及び負極側直流接続端子を有し、
前記直流接続部材は、前記コンデンサの正極側端子及び前記正極側直流接続端子に電気的に接続された正極側接続部材と、前記コンデンサの負極側端子及び前記負極側直流接続端子に電気的に接続された負極側接続部材と、を有し、
前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材は、前記モジュール本体部の前記第二方向の一方側または他方側に配置されている付記1に記載の電力変換装置。
(付記3)
前記制御基板は、前記冷却面に垂直な方向に見て、前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材と重複せずに、前記パワーモジュールと重複するように配置されている付記2に記載の電力変換装置。
(付記4)
前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材のそれぞれは、板状に形成され、
前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材は、絶縁部材を介して、積層して配置された部分を有している付記2または3に記載の電力変換装置。
(付記5)
前記冷却面は、前記直流接続部材の側に突出した突出部を有し、
前記対向部の少なくとも一部は、前記突出部に熱的に接続されている付記1から4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記6)
前記対向部の少なくとも一部は、前記突出部の頂上面に対向した頂上面対向部分と、前記突出部の側面に対向した側面対向部分とを有し、前記突出部を囲むように折れ曲がっている付記5に記載の電力変換装置。
(付記7)
前記冷却面は、互いに間隔を空けて前記直流接続部材の側に突出した第一の突出部及び第二の突出部を有し、
前記対向部の少なくとも一部は、前記第一の突出部の側面及び前記第二の突出部の側面に挟まれて配置され、前記第一の突出部の側面及び前記第二の突出部の側面に熱的に接続されている付記1から4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記8)
追加の絶縁部材が、前記突出部に熱的に接続された前記直流接続部材と前記突出部との間に設けられ、
前記追加の絶縁部材は、前記突出部に熱的に接続された前記直流接続部材の一方の側面の側で前記絶縁部材と一体化されている付記5に記載の電力変換装置。
(付記9)
前記直流接続部材を取り囲み、前記冷却面に設けられた磁性部材を備え、
前記直流接続部材は、前記磁性部材を介して、前記冷却面に熱的に接続されている付記1から4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記10)
追加の絶縁部材が、前記磁性部材に熱的に接続された前記直流接続部材と前記磁性部材との間に設けられ、
前記追加の絶縁部材は、前記磁性部材に熱的に接続された前記直流接続部材の一方の側面の側で前記絶縁部材と一体化されている付記9に記載の電力変換装置。
(付記11)
前記コンデンサは、前記冷却面に熱的に接続されている付記1から10のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記12)
前記直流接続部材は、前記コンデンサと前記直流接続端子との間の部分で分岐され、
分岐した前記直流接続部材の部分である分岐接続部材は、分岐した部分とは反対側の端部が、直流電源に接続される電源接続端子部である付記1から11のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記13)
前記直流接続部材は、前記直流接続端子から、前記モジュール本体部の前記第一方向の一方側及び前記モジュール本体部の前記第一方向の他方側に延出し、
前記直流接続部材の前記第一方向の一方側の端部が、直流電源に接続される電源接続端子部である付記1から11のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記14)
複数の前記パワーモジュールを備え、
複数の前記パワーモジュールのそれぞれは、前記第二方向に並べて配置されている付記1から13のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記15)
複数の前記パワーモジュールのそれぞれの前記直流接続端子と前記直流接続部材の部分である直流電源に接続される電源接続端子部との間の前記直流接続部材の長さが、互いに同等である付記14に記載の電力変換装置。
(付記16)
前記制御基板は、複数の前記パワーモジュールのそれぞれが有した前記パワー半導体素子のスイッチング動作を制御する制御演算器を1つ有している付記14または15に記載の電力変換装置。
(付記17)
前記パワーモジュールが有した前記パワー半導体素子は、ワイドバンドギャップ半導体素子である付記1から16のいずれか1項に記載の電力変換装置。
(付記18)
前記パワーモジュールが有した前記パワー半導体素子は、スイッチング素子と還流ダイオードとが一体化されたRC-IGBTである付記1から16のいずれか1項に記載の電力変換装置。
1 電力変換装置、2 筐体、2a 冷却面、3 突出部、3a 第一の突出部、3b 第二の突出部、4 冷却器、9 直流接続部材、9a 電源接続端子部、9b 頂上面対向部分、9c 側面対向部分、10 正極側接続部材、11 負極側接続部材、12 絶縁部材、12a 追加の絶縁部材、13 交流接続部材、13a 第一の交流接続部材、13b 第二の交流接続部材、20 磁性部材、30 パワーモジュール、30a 第一のパワーモジュール、30b 第二のパワーモジュール、300 パワー半導体素子、31 正極側直流接続端子、31a 第一の正極側直流接続端子、31b 第二の正極側直流接続端子、32 負極側直流接続端子、32a 第一の負極側直流接続端子、32b 第二の負極側直流接続端子、33 交流接続端子、33a 第一の交流接続端子、33b 第二の交流接続端子、34 信号端子、35 モジュール本体部、35a 第一のモジュール本体部、35b 第二のモジュール本体部、40 コンデンサ、41 正極側端子、42 負極側端子、50 AC出力部、50a 第一のAC出力部、50b 第二のAC出力部、60 DC入力部、70 制御基板、70a 制御演算器、100 バッテリ、101 3相モータ

Claims (18)

  1. 直流電力が流れる直流接続部材と、
    交流電力が流れる交流接続部材と、
    前記直流接続部材及び前記交流接続部材に電気的に接続され、前記直流接続部材の直流電力と前記交流接続部材の交流電力とを電力変換する、パワー半導体素子を有したパワーモジュールと、
    前記直流接続部材に電気的に接続されたコンデンサと、
    冷却器、及び前記冷却器により冷却される冷却面を有し、前記冷却面に前記パワーモジュールが熱的に接続された筐体と、
    前記パワー半導体素子のスイッチング動作を制御する制御基板と、を備え、
    前記パワーモジュールは、モジュール本体部、前記モジュール本体部から突出し、前記直流接続部材に電気的に接続された直流接続端子、及び前記モジュール本体部から突出し、前記交流接続部材に電気的に接続された交流接続端子を有し、
    前記冷却面に平行な一つの方向を第一方向とし、前記冷却面に平行で前記第一方向に垂直な方向を第二方向とし、
    前記交流接続部材及び前記交流接続端子は、前記モジュール本体部の前記第一方向の一方側に配置され、前記コンデンサは、前記モジュール本体部の前記第一方向の他方側に配置され、
    前記直流接続端子は、前記モジュール本体部の前記第二方向の一方側または他方側に配置され、
    前記直流接続部材は、前記冷却面に対向した対向部を有し、前記対向部の少なくとも一部が前記冷却面に熱的に接続されている電力変換装置。
  2. 前記直流接続端子は、正極側直流接続端子、及び負極側直流接続端子を有し、
    前記直流接続部材は、前記コンデンサの正極側端子及び前記正極側直流接続端子に電気的に接続された正極側接続部材と、前記コンデンサの負極側端子及び前記負極側直流接続端子に電気的に接続された負極側接続部材と、を有し、
    前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材は、前記モジュール本体部の前記第二方向の一方側または他方側に配置されている請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御基板は、前記冷却面に垂直な方向に見て、前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材と重複せずに、前記パワーモジュールと重複するように配置されている請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材のそれぞれは、板状に形成され、
    前記正極側接続部材及び前記負極側接続部材は、絶縁部材を介して、積層して配置された部分を有している請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 前記冷却面は、前記直流接続部材の側に突出した突出部を有し、
    前記対向部の少なくとも一部は、前記突出部に熱的に接続されている請求項1または4に記載の電力変換装置。
  6. 前記対向部の少なくとも一部は、前記突出部の頂上面に対向した頂上面対向部分と、前記突出部の側面に対向した側面対向部分とを有し、前記突出部を囲むように折れ曲がっている請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記冷却面は、互いに間隔を空けて前記直流接続部材の側に突出した第一の突出部及び第二の突出部を有し、
    前記対向部の少なくとも一部は、前記第一の突出部の側面及び前記第二の突出部の側面に挟まれて配置され、前記第一の突出部の側面及び前記第二の突出部の側面に熱的に接続されている請求項4に記載の電力変換装置。
  8. 追加の絶縁部材が、前記突出部に熱的に接続された前記直流接続部材と前記突出部との間に設けられ、
    前記追加の絶縁部材は、前記突出部に熱的に接続された前記直流接続部材の一方の側面の側で前記絶縁部材と一体化されている請求項5に記載の電力変換装置。
  9. 前記直流接続部材を取り囲み、前記冷却面に設けられた磁性部材を備え、
    前記直流接続部材は、前記磁性部材を介して、前記冷却面に熱的に接続されている請求項1または4に記載の電力変換装置。
  10. 追加の絶縁部材が、前記磁性部材に熱的に接続された前記直流接続部材と前記磁性部材との間に設けられ、
    前記追加の絶縁部材は、前記磁性部材に熱的に接続された前記直流接続部材の一方の側面の側で前記絶縁部材と一体化されている請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 前記コンデンサは、前記冷却面に熱的に接続されている請求項1または4に記載の電力変換装置。
  12. 前記直流接続部材は、前記コンデンサと前記直流接続端子との間の部分で分岐され、
    分岐した前記直流接続部材の部分である分岐接続部材は、分岐した部分とは反対側の端部が、直流電源に接続される電源接続端子部である請求項1または4に記載の電力変換装置。
  13. 前記直流接続部材は、前記直流接続端子から、前記モジュール本体部の前記第一方向の一方側及び前記モジュール本体部の前記第一方向の他方側に延出し、
    前記直流接続部材の前記第一方向の一方側の端部が、直流電源に接続される電源接続端子部である請求項1または4に記載の電力変換装置。
  14. 複数の前記パワーモジュールを備え、
    複数の前記パワーモジュールのそれぞれは、前記第二方向に並べて配置されている請求項1に記載の電力変換装置。
  15. 複数の前記パワーモジュールのそれぞれの前記直流接続端子と前記直流接続部材の部分である直流電源に接続される電源接続端子部との間の前記直流接続部材の長さが、互いに同等である請求項14に記載の電力変換装置。
  16. 前記制御基板は、複数の前記パワーモジュールのそれぞれが有した前記パワー半導体素子のスイッチング動作を制御する制御演算器を1つ有している請求項14または15に記載の電力変換装置。
  17. 前記パワーモジュールが有した前記パワー半導体素子は、ワイドバンドギャップ半導体素子である請求項1または4に記載の電力変換装置。
  18. 前記パワーモジュールが有した前記パワー半導体素子は、スイッチング素子と還流ダイオードとが一体化されたRC-IGBTである請求項1または4に記載の電力変換装置。
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