JP7212592B2 - 調整方法及び電子線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子線の経路を調整する調整方法及び電子線装置に関する。
<電子線を用いた光学系の構成部品とその配置に関する許容値>
電子線を対象物に照射する電子線装置(例えば、電子顕微鏡、電子線を用いた対象物の検査装置など)では、磁場レンズ・静電レンズ・ウィーンフィルター・スキャン電極等の光学系の構成部品が配置されて使用されている。電子線に対して上記構成部品(例えば、磁場レンズまたは静電レンズ)の位置ずれが大きいと、収差等の成分が大きくなり、像の歪、ボケにつながる。電子線に対する上記レンズの許容軸芯精度は数μmである。
<電子線を用いた光学系の機械的構造>
電子線を発生させ使用するためには、電子線の経路は真空である必要がある。そのため、電子線の経路は大気圧から仕切られた空間でなければならないので、通常電子線の経路は、金属チャンバの内部に用意されている。これは、真空排気装置によるチャンバ内部の真空排気によって実現される。
特開2016-35800号公報
裏克己著 「電子・イオンビーム光学」、共立出版株式会社、1994年
仮に電子源と電子線を運用するために使用する構成機器の形状が金属チャンバの内側の形状と同じとし、それぞれの形状のサイズが同じとする。ここで、仮に各構成機器の外周の中心と内周の中心が同一であれば、上記構成の場合すべて軸ずれが0mmとなる。
ここで、各種構成機器は様々な材料を加工することにより作られている。各構成機器が様々な材料の加工により作られているので、加工精度が軸芯精度に影響する。通常での機械加工における公差寸法は数十μmから数百μmの公差にて製作されている。従って各構成機器の加工精度の分だけ軸ずれが発生し、これを数μmに収めることはできない。
この問題に対して、軸ずれの修正をするためにアライナ電極を配置することが考えられる。その際に、構成部品の前にアライナ電極を、複数配置することで構成部品に対する入射角を調整する事も可能である。
電子線の軸ずれの修正として、例えば特許文献1には、機械的軸調整の後に電気的軸調整を行い、それを繰り返すことが開示されている。
<電子線を用いた光学系の組立構造>
一方、多数の光学系の要素をくみ上げる場合は軸芯精度がある程度保たれるように、冷やしハメ、焼きハメやすきまバメが用いられている。これを実施する理由としては、アライナ電極による位置修正の度合いは、電極の大きさや電極に印加する電圧・電流の量により制限され、製造誤差すべてをアライナにて吸収する場合、装置が巨大になる可能性があるためである。
(1)ユニット組立構造に用いる手法その1(冷やしハメや焼きハメを利用する方法)
内部構造物を冷やすことで縮小させる、または、外部構造物を焼くことで膨張させて、はめ込むものである。
(2)ユニット組立構造に用いる手法その2(すきまバメを利用する方法)
連結する先のユニットの隙間にはめ込むものである。
(3)ユニット組立構造に使用する手法その3(すきまバメを用いた位置決めピンの使用)
連結する先のユニットの隙間にはめ込む際に、位置決めピンを連結する先のユニットの溝にはめ込むものである。
上述のように、機械工作時に発生した部品の公差によるずれを、組立時の冷やしハメ・焼きハメ・隙間公差によるはめ込み・位置決めピン等を用いて極力少なくし、それでも吸収できないものについては、アライナ電極を使用して光軸調整を実施することが考えられる。
ここで、アライナ電極を使用して電子線の光軸のずれを修正する際には、レンズの条件を変更しても電子線の検出器への入射位置もしくは検出器で撮像された電子線の像(スポットともいう)の位置が変化しないように、アライナ電極それぞれの電圧を調整する必要がある。しかしながら、この調整は難しく時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、電子線装置における電子線の光軸のずれの調整を容易化することを可能とする調整方法及び電子線装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る調整方法は、少なくとも一つのレンズと少なくとも一つのアライナ電極とを有するユニットを少なくとも一つと、電子線を検出する検出器を備える電子線装置を通る電子線の経路を調整する調整方法であって、三次元測定機を用いて、電子線装置を構成するユニット毎の組立公差を測定するステップと、ユニット毎の組立公差を考慮して、少なくとも一つの前記レンズの中心を通るように、当該レンズの位置における電子線のシフト量を決定するステップと、前記電子線のシフト量が前記決定されたシフト量になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極それぞれの電極条件を決定するステップと、前記アライナ電極それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にするステップと、を有する。
この構成によれば、電子線の経路が前記シミュレーションされた経路になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極それぞれの電極条件を決定することによって、アライナ電極の電極条件がほぼ調整されるので、人手による調整は微調整で済ますことができる。このため、電子線装置における電子線の光軸のずれの調整を容易化することができる。
ここで、前記アライナ電極それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にした後に、前記レンズそれぞれの条件を変更しても電子線の前記検出器で得られる像が変化しないように、アライナ電極それぞれの電極条件を調整するステップを更に有してもよい。
ここで、前記アライナ電極が電界アライナの場合、前記レンズの位置における電子線のシフト量とアライナ電極の電極間の電圧との対応関係が予め定められており、前記電極条件を決定するステップにおいて、前記レンズの位置における電子線のシフト量を当該対応関係に適用することにより、アライナ電極の電極間の電圧を前記電極条件として決定してもよい。
あるいは、前記アライナ電極が磁界アライナの場合、前記レンズの位置における電子線のシフト量とアライナ電極に印加する電流との対応関係が予め定められており、前記電極条件を決定するステップにおいて、前記レンズの位置における電子線のシフト量を当該対応関係に適用することにより、アライナ電極に印加する電流を前記電極条件として決定してもよい。
本発明の一態様に係る電子線装置は、少なくとも一つのレンズと少なくとも一つのアライナ電極とを有するユニットを少なくとも一つと、電子線を検出する検出器と、三次元測定機を用いて測定された電子線装置を構成するユニット毎の組立公差を考慮して、少なくとも一つの前記レンズの中心を通るように、当該レンズの位置における電子線のシフト量を決定し、前記電子線のシフト量が前記決定されたシフト量になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極それぞれの電極条件を決定し、前記アライナ電極それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にするよう制御する制御器と、を備えてもよい。
本発明の一態様によれば、電子線の経路がシミュレーションされた経路になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極それぞれの電極条件を決定することによって、アライナ電極の電極条件がほぼ調整されるので、人手による調整は微調整で済ますことができる。このため、電子線装置における電子線の光軸のずれの調整を容易化することができる。
電子線装置の2次光学系の概略構成を示す図である。 電子線装置の第1のユニットの概略構成図である。 筒部材11とレンズの内縁15の位置関係の例を模式的に示した図である。 電子線装置の第2のユニットの概略構成図である。 筒部材21とレンズ25の内縁の位置関係を模式的に示した図である。 第1のユニットと第2のユニットが組み立てられた図である。 本実施形態に係る電子線の経路の調整方法の流れの一例を示すフローチャートである。 比較例に係る電子線装置の一部の構成を示す概略図である。 比較例において、電流測定用アパーチャに流れる電流値と第2アライナ電極の電圧との関係を示すグラフである。 軸ずれしている場合の電子線のスポット位置と、軸ずれを調整した後の電子線のスポット位置とを比較する図である。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
本実施形態について説明する前に、本実施形態に係る課題を明確にするために、比較例に係る電子線の光軸の調整方法について説明する。
<比較例>
図6は、比較例に係る電子線装置の一部の構成を示す概略図である。図6に示すように、比較例に係る電子線装置は、中空の円柱状の筒部材101と、筒部材101の内側に嵌め込まれた中空の円柱状の筒部材102と、筒部材102の内周に固定された第1アライナ電極103と、筒部材102の内周に固定された第2アライナ電極104と、レンズ105と、電流測定用アパーチャ106と、電流測定用アパーチャ106に接続された電流計107とを備える。
第1アライナ電極103または第2アライナ電極104に電圧をかけることによって、電子線の軌道を変えることができる。レンズ105は、静電レンズまたは磁場レンズである。電流計107は、電流測定用アパーチャ106に流れる電流を測定する。破線の矢印A4は、電子線の経路を表す。
図7は、比較例において、電流測定用アパーチャ106に流れる電流値と第2アライナ電極の電圧との関係を示すグラフである。図7のグラフは、縦軸が電流計107で計測された電流測定用アパーチャ106に流れる電流値で、横軸が第2アライナ電極の電圧値である。図7には、第1アライナ電極及び第2アライナ電極を用いた場合の関係を示す曲線W1と、第2アライナ電極のみを用いた場合の関係を示す曲線W2が示されている。
比較例に係る電子線の光軸調整は実際に電子線を出して、それにより得られる情報で軸調整を実施する。
具体的には、まず電流計が電流測定用アパーチャ106に流れる電流を計測し、計測された電流プロファイルから電子線の中心を割り出す。その際、例えば、電流計にて測定される電流値を図7に示すようにグラフ化する。
次に、検出器(例えばCCD(Charge Coupled Device)などのカメラ)によって撮像されて得られた電子線の画像を使用して、レンズ105の変化による電子線の像(スポット)の位置変化を確認しながら、電子線のスポットの中心位置が変化しないように、第1アライナ電極103及び第2アライナ電極104の電圧を調整する。
図8は、軸ずれしている場合の電子線のスポット位置と、軸ずれを調整した後の電子線のスポット位置とを比較する図である。図8の上側のグラフは、軸ずれしている場合の電子線のスポット位置を示している。図8の上側のグラフに示すように、レンズ105の条件を変更させると、軸ずれしている場合は電子線の軌道が変わるので、電子線のスポットP11~P13の中心位置が変わる。
一方、図8の下側のグラフは、軸ずれを調整した後の電子線のスポット位置を示している。図8の下側のグラフに示すように、レンズ105の条件を変更させても、電子線のスポットP21~P23の中心位置が変化しないように、第1アライナ電極103及び第2アライナ電極104の電圧を調整する。しかしながら、この調整は難しく時間がかかるという問題がある。これに対し、本実施形態は、電子線装置における電子線の光軸のずれの調整を容易化する。
<本実施形態>
図1は、電子線装置の2次光学系の概略構成を示す図である。図1に示すように、電子線装置1は、アライナ電極13、アライナ電極14、レンズ15、アライナ電極16、アライナ電極17、レンズ25、アライナ電極26、アライナ電極27、電流測定用アパーチャ28、検出器61、及び制御器71を備える。電流計31が電流測定用アパーチャ28に接続されており、電流測定用アパーチャ28に流れる電流を測定する。
アライナ電極13、14、16、17、26、27に電圧をかけることによって、電子線の軌道を変えることができる。レンズ15、25は例えば磁場レンズである。電子線の光軸を調整する場合には、図1に示すように、支持部材52に光電部材51を配置する。そして、レーザ41を矢印A1に示すように、光電部材51の裏面から照射すると、矢印A2に示すように光電部材51の表面から電子線が出射される。
検出器61は、2次光学系74により導かれた電子を検出する手段である。検出器61は、その表面に複数のピクセルを有する。検出器61には、種々の二次元型センサを適用することができる。例えば、検出器61には、CCD(Charge Coupled Device)及びTDI(Time Delay Integration)-CCDが適用されてよい。これらは、電子を光に変換してから信号検出を行うセンサである。そのため、光電変換等の手段が必要である。よって、光電変換やシンチレータを用いて、電子が光に変換される。光の像情報は、光を検知するTDIに伝達される。こうして電子が検出される。本実施形態では検出器61は一例としてCCDカメラであるものとして説明する。制御器71は例えば、アライナ電極13、14、16、17、26、27に印可する電圧または電流を制御する。制御器71は例えば、検出器61に接続されており、検出器61によって検出された検出信号を取得可能である。
図2Aは、電子線装置の第1のユニットの概略構成図である。第1のユニットは、中空の円柱状の筒部材11と、筒部材11の内側に嵌め込まれた中空の円柱状の筒部材12と、筒部材12の内周に固定されたアライナ電極13、14、16、17と、筒部材12の内周に固定されたレンズ105とを備える。
筒部材11に筒部材12を嵌め込む際に、組立公差が生じる。この組立公差を、三次元測定機を用いて測定すると、筒部材11の中心P0から、レンズ15の中心がX方向とY方向にどれだけずれているかを示すずれ量が測定される。図2Bは、図2Aに示すように、レンズ15の中心が筒部材11の中心P0からX方向に-0.001mm、Y方向に0.001mmずれている場合において、筒部材11とレンズ15の内縁の位置関係を模式的に示した図である。この例の場合図2Bに示すように、筒部材11の中心P0に対して、レンズ15の中心は、左下にずれている。このため、電子線の軌道をレンズ15の中心を通るように調整する必要がある。
図3Aは、電子線装置の第2のユニットの概略構成図である。第2のユニットは、中空の円柱状の筒部材21と、筒部材21の内側に嵌め込まれた中空の円柱状の筒部材22と、筒部材22の内周に固定された位置決め部材23と、位置決め部材23に連結された支持部材24と、支持部材24の内周に固定されたレンズ25と、支持部材24の内周に固定されたアライナ電極26、27と、支持部材24の内周に固定された電流測定用アパーチャ28とを備える。
筒部材21に筒部材22を嵌め込む際、位置決め部材23を筒部材22に固定する際、位置決め部材23に支持部材24を連結する際に組立公差が生じる。この組立公差を、三次元測定機を用いて測定すると、筒部材21の中心P1から、レンズ25の中心がX方向とY方向にどれだけずれているかを示すずれ量が測定される。図3Bは、図3Aに示すように、レンズ25の中心が筒部材21の中心P1からX方向に0.001mm、Y方向に0.001mmずれている場合において、筒部材21とレンズ25の内縁の位置関係を模式的に示した図である。この例の場合図3Bに示すように、筒部材21の中心P1に対して、レンズ25の中心は、右上にずれている。このため、電子線の軌道をレンズ25の中心を通るように調整する必要がある。
図4は、第1のユニットと第2のユニットが組み立てられた図である。図4の矢印A3は、筒部材11の中心及び筒部材21の中心を通すようにした場合の電子線の経路を表す。このように、筒部材11の中心及び筒部材21の中心を通す電子線の経路をシミュレーションする。そして、この電子線の経路を実現するように、アライナ電極13、14、16、17、26、27の電圧値を決定する。その後、比較例と同様に、検出器61によって撮像されて得られた電子線の画像を使用して、レンズ15、25の変化による電子線の像(スポット)の位置変化を確認しながら、電子線のスポットの中心位置が変化しないように、アライナ電極13、14、16、17、26、27の電圧値を調整する。
図5は、本実施形態に係る電子線の経路の調整方法の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップS1)まず、三次元測定機を用いて、ユニットごとの組立公差を測定する。
(ステップS2)次に、電子線がレンズ15の中心及びレンズ25の中心を通るように電子線の経路をシミュレーションする。換言すれば、電子線がレンズ15の中心及びレンズ25の中心を通るように、レンズ15の位置及びレンズ25の位置における電子線のシフト量を決定する。ここで、基準位置に対するシフト量が、三次元測定機で測定した結果である組立公差に出ているので、この組立公差の値を利用してレンズ15の位置及びレンズ25の位置における電子線のシフト量を決定する。例えば図2Aの場合、レンズ15の中心がX方向に-0.001mmずれているので、レンズ15の中心を電子線が通過できるように、レンズ15の位置における電子線のX方向のシフト量で組立公差を相殺するよう、レンズ15の位置における電子線のシフト量を決定する。図2Aの場合、レンズ15の位置における電子線のX方向のシフト量は+0.001mmである。同様に、図2Aの場合、レンズ15の位置における電子線のY方向のシフト量は+0.001mmである。
そしてこの電子線のシフト量を実現するように、アライナ電極13、14、16、17、26、27の電極条件を決定する。ここで電極条件は、例えばアライナ電極が電界アライナの場合はアライナ電極に印加する電圧値であり、例えば磁界アライナの場合は磁界アライナに含まれるコイルに流す電流量である。
例えば、レンズ15までのアライナ電極が1段の場合(例えば、図2Aにおいてアライナ電極14がなくアライナ電極13のみの場合)について、決定されたシフト量の分、レンズの位置において電子線がシフトするためのアライナ電極の電極条件を決定する。
アライナ電極には電界を使用したものと、磁界を使用したものがあるが、アライナ電極13、14、16、17、26、27は、いずれであってもよい。電界アライナの場合、非特許文献1の6頁に記載のように、対象のアライナ電極とレンズ15との間の距離がLとすると、レンズ15の位置(すなわちアライナ電極から距離Lだけ離れた位置)における電子線のY方向のシフト量ysは、次の式(1)で算出される。
Figure 0007212592000001
ここで、lはアライナ電極のZ方向の長さ(電子線軌道方向の長さ)、dはアライナ電極の径(アライナ電極間の長さ)、V1はアライナ電極の電極間の電圧、V0は電子の入射電圧(加速電圧)である。ここで、式(1)の右辺のうち、l、d、L、V0の値は、設計値で予め定められているから、式(2)の右辺のうち未知の値は、アライナ電極の電極間の電圧V1だけである。よって、レンズ15の位置における電子線のY方向のシフト量ysが決まれば、式(1)からアライナ電極の電極間の電圧V1を決定することができる。
このように、レンズ15の位置における電子線のY方向のシフト量ysとアライナ電極の電極間の電圧V1との対応関係が定められている。そして、レンズ15の位置における電子線のシフト量を、上記の対応関係に適用することにより、アライナ電極の電極間の電圧を上記電極条件として決定する。
なお、設計時に、対象のアライナ電極とレンズ15との間の距離(あるいは二つのアライナ電極間の距離)、アライナ電極の長さ、アライナ電極の径が決められていて変更することができないものとして説明したが、これに限ったものではない。これらのパラメータを調整可能にすることによって、これらも含めて、希望とするシフト量を満足する条件を求めてもよい。
磁界アライナの場合は、例えば巻いているコイルであり、仮に電子線がこのコイルを用いて作り出した磁界を通過するものとする。この場合、非特許文献1の9頁に記載のように、対象のアライナ電極とレンズ15との間の距離がLとすると、レンズ15の位置(すなわちアライナ電極から距離Lだけ離れた位置)における電子線のY方向のシフト量ysは、次の式(2)で算出される。
Figure 0007212592000002
ここで、eは電気素量、mは電子の重さ、BはX軸負方向(図4において紙面の裏側から表側に向かう方向)の磁束密度、V0は電子の入射電圧(加速電圧)、2×lは、コイルの電子線通過方向の長さ(Z方向の長さ)である。ここで、式(2)の右辺のうち、e、m、V0、l、Lの値は、設計値で予め定められており、式(2)の右辺のうち未知の値はBである。
コイルが、単位長あたりの巻数をnとする円形の有限長のコイルである場合、コイルに印加する電流がIとすると、コイルの中心の磁界の強さBは、次の式で表される。
B=μ×n×I (3)
ここでコイルの中心に設けられた材料(例えば、鉄心)の透磁率μ及び単位長あたりの巻数nは予め決まっているので、レンズ15の位置における電子線のY方向のシフト量ysが決まれば、式(2)及び式(3)からコイルに流す電流Iを決定することができる。
このように、レンズ15の位置における電子線のY方向のシフト量ysとアライナ電極に印加する電流との対応関係が定められている。そして、レンズ15の位置における電子線のシフト量を、当該対応関係に適用することにより、アライナ電極に印加する電流を上記電極条件として決定する。
なお、設計時に、対象のアライナ電極とレンズ15との間の距離(あるいは二つのアライナ電極間の距離)、コイルの電子線通過方向の長さ、単位長あたりの巻数n(あるいは総巻数)が決められていて変更することができないものとして説明したが、これに限ったものではない。これらのパラメータを調整可能にすることによって、これらも含めて、希望とするシフト量を満足する条件を求めてもよい。
(ステップS3)次に、アライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にした後に、検出器61によって撮像することにより電子線の像を得る。
(ステップS4)レンズ15、25それぞれの条件を変更しても電子線のスポット位置が変化しないように、アライナ電極13、14、16、17、26、27の電圧値を微調整する。
なお、本実施形態では、ユニットは二つとして説明したが、一つでもよいし、三つ以上であってもよい。
また、ユニットは、少なくとも一つのレンズと少なくとも一つのアライナ電極を有するものであればよく、このようなユニットが少なくとも一つ以上あればよい。
また、本実施形態では、レンズ15の中心及びレンズ25の中心を通るように電子線の経路をシミュレーションしたが、これに限らず、いずれか一方の中心だけを通るように電子線の経路をシミュレーションしてもよく、少なくとも一つのレンズの中心を通るように、電子線の経路をシミュレーションすればよい。
以上、本実施形態に係る調整方法は、少なくとも一つのレンズと少なくとも一つのアライナ電極とを有するユニットを少なくとも一つと、電子線を検出する検出器61を備える電子線装置を通る電子線の経路を調整する調整方法であって、三次元測定機を用いて、電子線装置を構成するユニット毎の組立公差を測定するステップと、ユニット毎の組立公差を考慮して、少なくとも一つのレンズ15、25の中心を通るように、当該レンズ15、25の位置における電子線のシフト量を決定するステップと、前記電子線のシフト量が前記決定されたシフト量になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれの電極条件を決定するステップと、前記アライナ電極それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にするステップと、を有する。
この構成により、電子線の経路が前記シミュレーションされた経路になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極それぞれの電極条件(例えば、電圧値)を決定することによって、アライナ電極の電極条件(例えば、電圧値)がほぼ調整されるので、人手による調整は微調整で済ますことができる。このため、電子線装置における電子線の光軸のずれの調整を容易化することができる。
本実施形態に係る調整方法は、更に、アライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にした後に、レンズ15、25それぞれの条件を変更しても電子線の検出器61で得られる像が変化しないように、アライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれの電圧を調整するステップを有する。これにより、電子線装置における電子線の光軸のずれの調整が完了する。なお、この調整するステップは、電子線装置によっては不要な場合もあり、省略可能である。
なお、本実施形態では、電子線のシフト量を決定するステップ、電極条件を決定するステップ、電極条件にするステップ、アライナ電極それぞれの電圧を調整するステップを人手を介して実行したが、電子線装置が備える制御器71が実行してもよい。
すなわち、制御器71は、三次元測定機を用いて測定された電子線装置を構成するユニット毎の組立公差を考慮して、少なくとも一つのレンズ15、25の中心を通るように、当該レンズ15、25の位置における電子線のシフト量を決定し、前記電子線のシフト量が前記決定されたシフト量になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれの電極条件を決定し、アライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にするよう制御してもよい。
更に、制御器71は、アライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にした後に、レンズ15、25それぞれの条件を変更しても電子線の検出器61で得られる像が変化しないように、アライナ電極13、14、16、17、26、27それぞれの電圧を調整してもよい。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 電子線装置
101 筒部材
102 筒部材
103 第1アライナ電極
104 第2アライナ電極
105 レンズ
106 電流測定用アパーチャ
107 電流計
11 筒部材
12 筒部材
13、14、16、17 アライナ電極
15 レンズ
21 筒部材
22 筒部材
23 位置決め部材
24 支持部材
25 レンズ
26、27 アライナ電極
28 電流測定用アパーチャ
31 電流計
41 レーザ
51 光電部材
52 支持部材
61 検出器
71 制御器

Claims (5)

  1. 少なくとも一つのレンズと少なくとも一つのアライナ電極とを有するユニットを少なくとも一つと、電子線を検出する検出器を備える電子線装置を通る電子線の経路を調整する調整方法であって、
    三次元測定機を用いて、電子線装置を構成するユニット毎の組立公差を測定するステップと、
    ユニット毎の組立公差を考慮して、少なくとも一つの前記レンズの中心を通るように、当該レンズの位置における電子線のシフト量を決定するステップと、
    前記電子線のシフト量が前記決定されたシフト量になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極それぞれの電極条件を決定するステップと、
    前記アライナ電極それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にするステップと、
    を有する調整方法。
  2. 前記アライナ電極それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にした後に、前記レンズそれぞれの条件を変更しても電子線の前記検出器で得られる像が変化しないように、アライナ電極それぞれの電極条件を調整するステップ
    を更に有する請求項1に記載の調整方法。
  3. 前記アライナ電極が電界アライナの場合、前記レンズの位置における電子線のシフト量とアライナ電極の電極間の電圧との対応関係が予め定められており、
    前記電極条件を決定するステップにおいて、前記レンズの位置における電子線のシフト量を当該対応関係に適用することにより、アライナ電極の電極間の電圧を前記電極条件として決定する
    請求項1または2に記載の調整方法。
  4. 前記アライナ電極が磁界アライナの場合、前記レンズの位置における電子線のシフト量とアライナ電極に印加する電流との対応関係が予め定められており、
    前記電極条件を決定するステップにおいて、前記レンズの位置における電子線のシフト量を当該対応関係に適用することにより、アライナ電極に印加する電流を前記電極条件として決定する
    請求項1または2に記載の調整方法。
  5. 少なくとも一つのレンズと少なくとも一つのアライナ電極とを有するユニットを少なくとも一つと、
    電子線を検出する検出器と、
    三次元測定機を用いて測定された電子線装置を構成するユニット毎の組立公差を考慮して、少なくとも一つの前記レンズの中心を通るように、当該レンズの位置における電子線のシフト量を決定し、前記電子線のシフト量が前記決定されたシフト量になるよう、各ユニットが備えるアライナ電極それぞれの電極条件を決定し、前記アライナ電極それぞれを前記決定されたそれぞれの電極条件にするよう制御する制御器と、
    を備える電子線装置。
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