JP7212547B2 - ラミネート外装電池 - Google Patents

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Description

本発明は、ラミネート外装電池に関する。
近年、ラミネート外装電池、例えば、ラミネート外装体を備える積層型リチウムイオン二次電池は、携帯機器、電気自動車、住宅又は事業施設用の蓄電池等の幅広い用途に用いられている。ラミネート外装電池は、円筒缶や角型缶を外装体として使用した電池と比較して、軽量であり、放熱性が高く、体積エネルギー密度を高くできる利点がある。
ラミネート外装体を備えた積層型リチウムイオン二次電池は、2枚のラミネートフィルム部材からなるラミネート外装体を備えている。2枚のラミネートフィルム部材は、金属層と熱融着樹脂層とを備える複合フィルムであり、少なくとも一方のラミネートフィルム部材は、電極群を収納するための収容凹部を有している。一方のラミネートフィルム部材の収容凹部内に電極群を収納し、他方のラミネートフィルム部材の熱融着樹脂層を一方のラミネートフィルム部材の熱融着樹脂層に重ね、それら熱融着樹脂層の周縁部で互いに熱融着することによって封止部を有する外装体を作製できる。電極群は、セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を複数組積層した構造を有している。正極板及び負極板は、それぞれ外部に延出した正極集電リード及び負極集電リードが電気的に接続されている。正極集電リード及び負極集電リードは、ラミネート外装体内において束ねられ、それぞれ正極端子及び負極端子に電気的に接続されている。正極端子及び負極端子は、それぞれラミネート外装体の封止部を通過して外部に延出されている。
このようなラミネート外装体の上記熱融着は、ラミネート外装体内に空気や水分等が混入しないように、減圧環境下で行われる。そのため、当該熱融着によって作製されたラミネート外装体を備えた積層型リチウムイオン二次電池を大気圧下に置くと、大気圧と内圧との差によって、ラミネート外装体の表面のうち強度が弱い部分に歪み、皺、凹み等の欠陥を生じる問題があった。このような欠陥は、ラミネート外装体の外観を損なうだけでなく、ラミネート外装体の金属層への傷をもたらし、非水電解液の染み出しや内部短絡の原因となる。また、上記欠陥は、ラミネート外装体内に収納される電極群の圧迫や変形をもたらし、電極群の破損や内部短絡の原因になる。なお、ラミネート外装体の電極群の圧迫や変形は、ラミネート外装体の金属層がアルミニウムより剛性が高い金属(例えば、ステンレス鋼など)であるとき、特に顕著である。このため、ラミネート外装体の凹み等の欠陥の発生を抑制して、ラミネート外装電池の信頼性を高めることが要求されていた。
これらラミネート外装体の凹み等の欠陥の発生を抑制するためには、ラミネート外装体と電極群との間に、ラミネート外装体の内面を支持する電気絶縁性のスペーサを介挿することが行われている。特許文献1には、電極群の周囲に電極群を保護する枠状の保護部材を備えたラミネートフィルム外装電池が開示されている。
特開2005-259621号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電池では、スペーサの直角の角部がラミネート外装体の内面の熱融着樹脂層と接触している。そのため、上記熱融着時や、振動や衝撃が与えられる状況下での使用時において、当該角部がラミネート外装体の内面の熱融着樹脂層に傷を与える問題があった。このような熱融着樹脂層の傷は、ラミネート外装体の金属層と非水電解液との接触による金属層の腐食をもたらし、非水電解液の染み出しや内部短絡の原因となる。
また、特許文献1に開示された電池では、スペーサの直角の角部が正極リード及び負極リードと接触しているため、上記熱融着時や、振動や衝撃が与えられる状況下での使用時において、当該接触部分において正極リードや負極リードに傷や破断が発生する問題があった。このような各リードの傷や破断は、ラミネート外装電池の内部短絡の原因となる。
本発明は、上記課題を解決し、ラミネート外装電池におけるラミネート外装体の凹みや傷、正極集電リード及び負極集電リードの傷を抑制し、高い信頼性を有するラミネート外装電池を提供するものである。
上記の課題を解決するために、一つの実施形態に係るラミネート外装電池は、セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を有する多角形板状の電極群;正極板に電気的に接続された正極集電リード;負極板に電気的に接続された負極集電リード;電極群を包み込むラミネート外装体であって、当該ラミネート外装体は、電極群が収納される有底多角中空形状の収容凹部及び当該収容凹部の周縁に位置される枠状の鍔部を有する第1の金属ラミネートフィルム部材と、当該第1の金属ラミネートフィルム部材と等しい外径寸法を有する平板状の第2の金属ラミネートフィルム部材とを備え、第1の金属ラミネートフィルム部材の鍔部と第2の金属ラミネートフィルム部材の周縁部とを互いに封着した封止部を有し;正極集電リード及び負極集電リードにそれぞれ電気的に接続され、ラミネート外装体の封止部を横切ってそれぞれ一部が外部に延出された正極端子及び負極端子;及び電極群の外周面と第1の金属ラミネートフィルム部材の収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状のスペーサ;を備える。スペーサは、第1の金属ラミネートフィルム部材の収容凹部の角部と対向する角部にR形状を有する。正極端子及び負極端子は、第2の金属ラミネートフィルム部材及びスペーサの間を通過する。スペーサは、第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面のうち、正極端子及び負極端子が通過する部分に切欠部をそれぞれ有し、当該切欠部の正極端子及び負極端子と対向する切欠壁と、内周側面とが交差する角部にR形状をそれぞれ有する。
本発明によれば、ラミネート外装電池におけるラミネート外装体の凹みや傷、正極集電リード及び負極集電リードの傷を抑制し、高い信頼性を有するラミネート外装電池を提供できる。
第1の実施形態に係るラミネート外装電池を示す斜視図である。 図1のラミネート外装電池のII-II線に沿う断面図である。 第1の実施形態に係るラミネート外装電池に用いる電極群の分解斜視図である。 第1の実施形態に係るラミネート外装電池に用いる電極群の一部の構成を示す図であって、(a)は正極板の平面図、(b)はセパレータの斜視図、(c)は正極板が内部に配置された袋状セパレータの平面図である。 第1の実施形態に係るラミネート外装電池に用いる負極板の平面図である。 第1の実施形態に係るラミネート外装電池に用いる電極群の斜視図である。 第1の実施形態に係るラミネート外装電池に用いるスペーサを示す図であって、(a)はスペーサを第1面側からみた斜視図、(b)はスペーサを第2面側からみた斜視図、(c)は(a)のC-C線に沿う断面図である。 第1の実施形態に係るラミネート外装電池の分解斜視図である。 図2の一部を拡大して示すラミネート外装電池の断面図である。 第2の実施形態に係るラミネート外装電池に用いるスペーサを示す図であって、(a)はスペーサを第1面側からみた斜視図、(b)はスペーサを第2面側からみた斜視図、(c)は(a)のC-C線に沿う断面図である。 第2の実施形態に係るラミネート外装電池に用いるスペーサを示す断面図である。 第3実施形態に係るラミネート外装電池に用いるスペーサを示す断面図である。 第4実施形態に係るラミネート外装電池に用いるスペーサを示す断面図である。 第5実施形態に係るラミネート外装電池に用いるスペーサを示す断面図である。 第6実施形態に係るラミネート外装電池に用いるスペーサを示す断面図である。 第7実施形態に係るラミネート外装電池を示す斜視図である。 図16のラミネート外装電池のXVII-XVII線に沿う断面図である。 図17の一部を拡大して示すラミネート外装電池の断面図である。
以下、いくつかの実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有される。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。各図において、連続して配置される同一又は類似の要素については符号を省略することがある。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を省略することがある。
[第1の実施形態]
(ラミネート外装電池の構造)
第1の実施形態に係るラミネート外装電池(積層型リチウムイオン二次電池)を、図1~図9に基づいて説明する。
図1に示すように、ラミネート外装体RFは、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1と、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2とを備える。第1の金属ラミネートフィルム部材RF1は、有底矩形中空状の収容凹部21及び当該収容凹部21の周縁に位置される枠状の鍔部22を有する。第2の金属ラミネートフィルム部材RF2は、当該第1の金属ラミネートフィルム部材RF1と等しい外径寸法を有し、平板状である。これら金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2は、少なくとも金属層と、熱融着樹脂層とをそれぞれ備える複合フィルムからなる。これら金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2は、例えば、ポリプロピレンからなる熱融着樹脂層と、ステンレス箔からなる金属層と、PETからなる保護層とがこの順番で積層した構造を有する。これら金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2は、それぞれの熱融着樹脂層が互いに対向するように配置されている。ラミネート外装体RFは、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の鍔部22と、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の周縁部とを熱融着(封着)した封止部23を有する。封止部23は、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の鍔部22に位置する熱融着樹脂層と、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の周縁部に位置する熱融着樹脂層とを熱融着することで形成できる。なお、正極端子13及び負極端子14は、それぞれラミネート外装体RFの封止部を通過して外部に延出されている。
図2及び図8に示すように、第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2からなるラミネート外装体RFの収容空間内には、矩形板状の電極群10と、矩形枠状のスペーサSPが非水電解液と共に収納されている。
図3に示すように、電極群10は、セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板1及び負極板2を有する。電極群10は、例えば、袋状セパレータ3に収納された20枚の正極板1及び21枚の負極板2が、負極板2が最外層に位置するように積層した構造を有する。なお、電極群10は、単に正極板1と負極板2とをセパレータを介して交互に積層しても良い。
図4(a)に示すように、正極板1は、正極集電体と、当該正極集電体の両面に形成された正極層1aとから構成されている。正極集電体は、例えば矩形状のアルミニウム箔である。正極層は、リチウムイオンを吸蔵放出できる正極活物質を含み、例えば、正極活物質、導電剤、及び結着剤を含んでいる。
正極板1には、正極集電リード11が電気的に接続されている。正極集電リード11は、例えば、正極層1aが設けられた正極集電体の一端から延出する、正極集電体と一体化された矩形状のアルミニウム箔である。
図4(b)に示すように、袋状セパレータは、2枚のセパレータ3a,3bから構成されている。セパレータ3a,3bは、例えば矩形状の多孔質ポリプロピレンフィルムである。
図4(c)に示すように、正極板1は、袋状セパレータ3に収納されている。正極板1は、例えば、2枚のセパレータ3a,3b間に正極板1を正極集電リード11が外部に延出した状態で配置して、セパレータ3の正極集電リード11が延出する以外の辺を熱融着によって封着(符号3cの部分)することで袋状セパレータ3に収納される。
図5に示すように、負極板2は、負極集電体と、当該負極集電体の両面に形成された負極層2aとから構成されている。負極集電体は、例えば、矩形状の銅箔である。負極層2aは、リチウムイオンを吸蔵放出できる負極活物質を含み、例えば、負極活物質、導電剤、結着剤含んでいる。
負極板2には、負極集電リード12が電気的に接続されている。負極集電リード12は、例えば、負極層2aが設けられた負極集電体の一端から延出する、負極集電体と一体化された矩形状の銅箔である。
図6に示すように、電極群10は、上述するように袋状セパレータ3に収納された正極板1及び負極板2が多数積層され、多角形板状の積層体構造を有している。正極集電リード11及び負極集電リード12は、それぞれ電極群10の対向する側面から反対方向に延出されている。電極群10は、正極板1及び負極板2の積層方向において、厚さT3を有している。電極群10の厚さT3は、例えば、ラミネート外装体RF内に収納する直前において5mmである。電極群10には、例えば4枚のテープ5が電極群10の上面、側面及び下面を跨いで貼着され、正極板1及び負極板2のずれを防止している。図2及び図6に示すように、各正極板1から延出した複数の正極集電リード11は、電極群10の積層方向に沿って例えば下側に寄せて集束され、電極群10の積層方向に対して垂直方向に折り曲げられ、端面が揃うように切断し、互いに接合されている。複数の負極集電リード12も正極集電リード11と同様に、集束、折り曲げ、切断、接合されている。
図2及び図6に示すように、正極集電リード11及び負極集電リード12には、それぞれ正極端子13及び負極端子14が電気的に接続されている。例えば、正極端子13及び負極端子14の片面(例えば図2における上面)には、集束された正極集電リード11及び負極集電リード12の先端部がそれぞれ超音波溶接されている。正極端子13及び負極端子14は、図2に示すように、ラミネート外装体RFの封止部23を横切って、それぞれ一部が外部に延出されている。
図6及び図9に示すように、ラミネート外装体RFの封止部23に対応する正極端子13及び負極端子14の部分には、それぞれ熱融着樹脂部6がそれらの端子13,14の両面を覆うように設けられている。熱融着樹脂部6は、ラミネート外装体RFの封止部23を形成する際、各金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2の熱融着樹脂層と熱融着される。そのため、熱融着樹脂部6は、正極端子13及び負極端子14が通過するラミネート外装体RFの封止部23の箇所の封止性を向上することができる。
図8及び図9に示すように、スペーサSPは、電極群10の外周面と、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21の内側面との間に介在して配置されている。
図7(a)~(c)及び図9に示すように、スペーサSPは、多角形枠状、例えば矩形枠状を有し、電極群10の外周面と対向する内周側面31と、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21の内側面と対向する外周側面32と、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21の内底面と対向する第1面33と、当該第1面33と反対側の面であって第2の金属ラミネートフィルム部材RF2と対向する第2面34とを有する。図9に示すように、スペーサSPの内周側面31は、例えば、電極群10の外周面に沿った形状を有し、電極群10の外周面に当接している。スペーサSPの外周側面32及び第1面33は、例えば、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21の内側面に沿った形状を有し、当該内側面に当接している。スペーサSPの第2面34は、例えば、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の内面に、後述する切欠部36以外の部分が当接している。スペーサSPは、電気絶縁性であり、例えばポリプロピレンからなる樹脂から形成されている。
図8及び図9に示すように、スペーサSPは、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21の角部と対向する角部にR形状を有している。具体的には、図7及び図9に示すように、スペーサSPが矩形枠状であるため外周側面32が有する角部32a、及びスペーサSPの第1面33と外周側面32とが交差する角部35は、有底矩形中空状を有する第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の角部に対向し、R形状を有している。
また、図8及び図9に示すように、正極端子13及び負極端子14は、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2及びスペーサSPの間を通過する。スペーサSPは、図7~図9に示すように、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2と対向する第2面34の、正極端子13及び負極端子14が通過する部分に切欠部36をそれぞれ有している。切欠部36は、正極端子13及び負極端子14と対向する2つの切欠壁36aを有している。スペーサSPは、切欠壁36aと、内周側面31とが交差する角部36bにR形状をそれぞれ有している。具体的には、切欠壁36aと内周側面31とが交差する角部36bには、図9に示すように、正極集電リード11の上記折り曲げられた部分が当接し、当該角部36bはその折り曲げ形状に沿ってR形状をなしている。負極集電リード側の当該角部36bも同様に、負極集電リードの折り曲げ形状に沿ったR形状をなしている。この深さT4(図10(c)参照)は、例えば正極端子13及び正極集電リード11の束の厚さの合計、又は負極端子14及び負極集電リード12の束の厚さの合計、に相当している。
このような構成によれば、スペーサSPの外周側面32及び第1面33によって、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21の形状が内面から支持されるため、ラミネート外装体RFの熱融着時等における、ラミネート外装体RFの歪み、皺、凹み等の欠陥の発生を抑制することができる。その結果、ラミネート外装体RFの外観性が良好で、ラミネート外装体RFの金属層への傷の発生、非水電解液の染み出しや内部短絡を防止した高い信頼性を有するラミネート外装電池を実現できる。
また、このような構成によれば、電極群10の外周面が矩形枠状のスペーサSPの内周側面31によって支持されるため、電極群10を外部からの衝撃や圧力による変形や破損から保護でき、電極群10を構成する正極板1及び負極板2の位置ずれを抑制することができる。加えて、ラミネート外装体RFの金属層がアルミニウムより剛性が高い金属(例えば、ステンレス鋼など)であるときに顕著に現れる電極群10への圧迫や変形を抑制できる。
更に、このような構成によれば、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21の角部の内面には、スペーサSPのR形状を有する角部が対向しているため、当該角部がラミネート外装体RFの内面の熱融着樹脂層に傷を与えることを抑制できる。熱融着樹脂層への傷の発生の抑制は、ラミネート外装体RFの金属層と非水電解液との接触による金属層の腐食を防止し、非水電解液の染み出しや内部短絡を防止して高い信頼性を有するラミネート外装電池を実現できる。
更に、このような構成によれば、正極集電リード11及び負極集電リード12の上記折り曲げられた部分に当接するスペーサSPの角部36bはR形状を有するため、当該角部36bで正極集電リード11及び負極集電リード12に傷を発生させるのを抑制できる。その結果、正極集電リード11及び負極集電リード12の傷の発生に伴う内部短絡の原因となる当該リードの破断を防止し、高い信頼性を有するラミネート外装電池を実現できる。
以上より、第1の実施形態に係るラミネート外装電池によれば、ラミネート外装体RFの凹みや傷、正極集電リード11及び負極集電リード12の傷を抑制し、極めて高い信頼性を有するラミネート外装電池を提供することができる。
なお、第1の実施形態は、上述した構成の他に以下に説明する種々の形態を採用できる。
第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材は、熱融着樹脂層、金属層及び保護層の3層からなるものに限定されず、他の層を有していてもよく、他の公知の材料から構成されてもよい。例えば、これらの層の間に密着性を高めるための接着層を設けてもよい。これらの層は、それぞれ単層からなるものに限定されず、複数の層からなるものであってもよい。
第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材の金属層は、好ましくはヤング率70GPa以上の金属箔からなり、更に好ましくはヤング率100GPa以上の金属箔からなる。また、当該金属層は、例えば、アルミニウム合金、ニッケル、銅又はステンレス鋼などの箔からなり、ステンレス鋼からなることが好ましい。このような構成によれば、ラミネート外装電池を高強度化でき、電極群を外部からの衝撃や圧力による変形や破損から保護できる。そのため、ラミネート外装電池は、極端な高圧又は低圧環境下、例えば宇宙空間等の過酷な環境下における使用も可能になる。また、ラミネート外装電池を更なる外装部品内に設置せずともよくなるため、軽量化、低コスト化、体積エネルギー密度の向上が容易になる。また、ステンレス鋼は、アルミニウムと比較して融点が高く、化学的に安定な物質であるため、ラミネート外装電池のテルミット反応等による熱暴走のリスクを低下することができる。
スペーサの厚さT1は、好ましくは収容凹部の深さT2以下の厚さ(T1≦T2)であり、更に好ましくは収容凹部の深さと同一の厚さ(T1=T2)である。このような構成によれば、ラミネート外装電池の熱融着時において、スペーサがラミネート外装体の内面に突き刺さり、ラミネート外装体に変形を与えることや、ラミネート外装体の内面の熱融着樹脂層に傷を与えることを抑制できる。
スペーサの厚さT1は、好ましくは電極群の厚さT3に対して80%~100%であり、更に好ましくは電極群の厚さT3に対して95%~100%である。このような構成によれば、電極群の外周面を適切に保護しつつ、スペーサ及び電極群間の段差を少なくでき、当該段差によってラミネート外装体の内面に変形や傷を与えることを抑制できる。また、当該段差によって、ラミネート外装体に凹みの欠陥が発生することを抑制することができる。
スペーサは、多角形枠状であるが、単一の部材からなるものに限定されず、複数の部材が組み合わさって多角形枠状になるものであってもよい。スペーサが単一の部材からなる場合、スペーサが複数の部材からなる場合と比較して、ラミネート外装電池の組立時の位置決めが容易になるため好ましい。
スペーサ及び収容凹部の形状は、矩形枠状及び有底矩形中空形状であることに限定されず、他の多角形状であってもよい。なお、スペーサの外周側面の形状と、収容凹部の内側面の形状は対応する形状であることが必要となる。
第1の及び第2の金属ラミネートフィルム部材は、別箇の部材である必要はなく、1枚の金属ラミネートフィルムが折り曲げられて形成されるものであってもよい。
ラミネート外装電池として、積層型リチウムイオン二次電池を開示して説明したがこれに限定されず、ラミネート外装体を備える種々の公知の電池に適用することができる。例えば、ラミネート外装電池が巻旋型リチウムイオン二次電池であって、巻旋型の電極群が扁平な矩形板状に潰されているものであってもよい。
ラミネート外装電池の正極端子及び負極端子が、ラミネート外装体の対向する2辺からそれらの一部が外部に延出されている例を説明したがこれに限定されず、ラミネート外装体の1辺から両端子が外部に延出されているものであってもよい。
(ラミネート外装電池の作製方法)
正極活物質と、導電剤と、結着剤と、溶剤とを混合して正極スラリーを調製した。次に、この正極スラリーを、正極集電体の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで圧縮した後、正極集電リード11が延出するように切断して正極板1を作製した。正極板1は、2枚のセパレータ間に配置し、正極集電リード11が延出する辺以外の3辺を熱融着することで、袋状セパレータ3内に収納した。
負極活物質と、結着剤と、溶剤とを混合してスラリーを調製した。次に、この負極スラリーを、負極集電体の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで圧縮した後、負極集電リード12が延出するように切断して負極板2を作製した。
袋状セパレータ3内に収納した正極板1を20枚と、負極板2を21枚とを交互に積層して電極群10を作製した。なお、電極群10の積層方向における両端面には、負極板2が位置するようにする。この際、正極集電リード11及び負極集電リード12が電極群10の対向する側面から延出するように積層した。テープ5を、正極板1及び負極板2のずれを防止するため、電極群10の正極集電リード11及び負極集電リード12が延出する辺以外の2辺において上面、側面及び下面を跨いで貼着した。
次いで、電極群10から延出した20枚の正極集電リード11及び21枚の負極集電リード12は、それぞれ電極群10の積層方向に沿って、片側に寄せて集束し、電極群10の積層方向に対して垂直方向に折り曲げて、端面が揃うように先端を切断した。正極端子13の上面に、積層した20枚の正極集電リード11の端部を重ね、超音波溶接によって互いに接合した。負極端子14の上面に、積層した21枚の負極集電リード12の端部を重ね、超音波溶接によって互いに接合した。次いで、正極端子13及び負極端子14のラミネート外装体RFの封止部23に対応する部分には、その両面を覆うように熱融着樹脂部6を形成した。
その後、図8のように、スペーサSPを電極群10の外周面を囲む位置であって、切欠壁36a(図7(b)参照)が両集電リード11,12と両端子13,14とを挟む位置に配置した。その後、図8に示すように、第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2を、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21内に、スペーサSP及び電極群10が収納され、正極端子13及び負極端子14のそれぞれ一部が外部に延出するように重ね合わせた。その状態で、それら金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2の正極端子13及び負極端子14が延出する辺を含む3辺において、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の鍔部22に位置する熱融着樹脂層と、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の周縁部に位置する熱融着樹脂層とを熱融着によって封着して封止した。
次いで、ラミネート外装体RFの熱融着していない1辺から、非水電解液を注入した。次に、減圧環境下で、ラミネート外装体RFの残りの1辺を熱融着して、ラミネート外装電池を作製した。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係るラミネート外装電池は、スペーサSP及び第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の一部の構成が異なる以外、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態に係るラミネート外装電池は、図10及び図11に基づいて説明する。
図10(a)、(c)及び図11に示すように、スペーサSPは外周側面37が第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の内底面と対向する面側(すなわち、第1面33側)から第2の金属ラミネートフィルム部材RF2側(すなわち、第2面34側)に向けて、周縁側に拡口する傾斜を有している点で、第1の実施形態と異なっている。また、図10(a)に示すように、スペーサSPは第1面33から外周側面37にかけてその肉厚を減らすための複数の細長状凹部37bを有している点で、第1の実施形態と異なっている。また、図10(a)、(b)に示すように、スペーサSPは矩形枠状を構成する4辺のうち、切欠部36が形成される2辺を除く2辺において、複数の細長状凹部37b内に外周側面37から内周側面31に向けて貫通する複数の電解液供給口37cを開口している点で、第1の実施形態と異なっている。
更に、図11に示すように、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部21は、底面側から鍔部22側に向けて当該収容凹部21の側壁が拡口して傾斜している点で、第1の実施形態と異なっている。スペーサSPの外周側面37及び当該収容凹部21の傾斜は、対応する角度を有しており、互いに沿うように構成されている。一般的に、当該収容凹部21は、プレス絞り加工や打ち出し加工等の方法で成形される。特に、ラミネート外装体RFの金属層がヤング率70GPa以上の金属箔からなる場合、剛性が高いため、当該収容凹部21を深く成形すると、収容凹部21の側壁が拡口して傾斜を有する形状になる。
このような構成を有する第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、ラミネート外装体RFの金属層が高い剛性を有する場合であっても、収容凹部21を深く成形でき、電極群10の積層枚数を増加できるため、ラミネート外装電池の容量の向上が容易になる。また、スペーサSP及び当該収容凹部21が互いに沿うような傾斜を有しているため、収容凹部21の内側面が矩形枠状のスペーサSPの外周側面37によって支持され、ラミネート外装体RFの熱融着時等における、ラミネート外装体RFの歪み、皺、凹み等の欠陥の発生を抑制することができる。
また、このような構成によれば、スペーサSPが複数の細長状凹部37bを有しているため、ラミネート外装電池を軽量化することができる。このように、スペーサSPの外周側面37及び第1面33は、部分的に収容凹部21の内側面を部分的に支持する構成であってもよい。
また、このような構成によれば、スペーサSPが複数の電解液供給口37cを開口しているため、上述する非水電解液の注入工程において、スペーサSPの内周側面31内に配置される電極群10に対して、外部から非水電解液を円滑に注入することができる。特に、ラミネート外装体RFの金属層がヤング率70GPa以上の金属箔からなる場合、剛性が高く、ラミネート外装体RFとスペーサSPとが密着するため、非水電解液の注入工程において、ラミネート外装体RFと、スペーサSPとの間に非水電解液が通過するための隙間が生じにくい。そのため、ラミネート外装体RFが含む金属層が高い剛性を有する場合、電解液供給口37cを設けることがより効果的である。
更に、このような構成によれば、ラミネート外装電池におけるガス抜き工程を効率的に行うことができる。ラミネート外装電池の一例となる、ラミネート外装体を備える積層型リチウムイオン二次電池では、実際に電池として使用する前に、予備的に充放電を行い、そこで発生したガスを排出するガス抜き工程が行われる。ガス抜き工程を行うと、使用時に、電極群10からガス発生してラミネート外装体RFが膨張することを抑制することができる。電解液供給口37cは、このガス抜き工程で、電極群10から発生したガスを外部に排出する経路としても機能させることができる。
更に、電解液供給口37cを複数の細長状凹部37b内に設けているため、非水電解液がスペーサSP内を通過する流路が短くなり、より円滑に非水電解液を注入することができる。電解液供給口37cは、外周側面37から内周側面31に向けて貫通していればよく、必ずしも複数の細長状凹部37b内に設けられなくてもよい。
なお、上述する、スペーサSPの外周側面37及びラミネート外装体RFの収容凹部21の側壁が互いに沿うような傾斜を有していること、スペーサSPが電解液供給口37cを有すること、及びスペーサSPが複数の細長状凹部37bを有することは、付加的な要素であり、必ずしも組み合わされてラミネート外装電池に適用されなくてもよい。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係るラミネート外装電池は、スペーサSPの一部の構成が異なる以外、第1の実施形態と同様である。第3の実施形態に係るラミネート外装電池は、図12に基づいて説明する。図12は、第1の実施形態の図7(c)に対応する位置のスペーサSPの断面図である。
図12に示すように、スペーサSPは、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の内底面と対向する面(すなわち、第1面33)と、内周側面31とが交差する角部38にR形状を有している点で、第1の実施形態と異なっている。このR形状は、例えば、矩形枠状を有するスペーサSPの当該角部38の全周に亘って設けられている。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ラミネート外装電池の熱融着時において、スペーサSPの当該角部38がラミネート外装体RF(第1の金属ラミネートフィルム部材RF1)の内面に突き刺さるのを防止できるため、ラミネート外装体RFの内面の熱融着樹脂層に傷を与えるのを抑制できる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係るラミネート外装電池は、スペーサSPの一部の構成が異なる以外、第1の実施形態と同様である。第4の実施形態に係るラミネート外装電池は、図13に基づいて説明する。図13は、第1の実施形態の図7(c)に対応する位置のスペーサSPの断面図である。
図13に示すように、スペーサSPは、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2と対向する面(すなわち、第2面34)の切欠壁36aを除く面と、内周側面31とが交差する角部39にR形状を有している点で、第1の実施形態と異なっている。このR形状は、例えば、矩形枠状を有するスペーサSPの当該角部39の全周に亘って設けられている。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ラミネート外装電池の熱融着時において、スペーサSPの当該角部39がラミネート外装体RF(第2の金属ラミネートフィルム部材RF2)の内面に突き刺さるのを防止できるため、ラミネート外装体RFの内面の熱融着樹脂層に傷を与えるのを抑制できる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態に係るラミネート外装電池は、スペーサSPの一部の構成が異なる以外、第1の実施形態と同様である。第5の実施形態に係るラミネート外装電池は、図14に基づいて説明する。図14は、第1の実施形態の図7(c)に対応する位置のスペーサSPの断面図である。
図14に示すように、スペーサSPは、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2と対向する面(すなわち、第2面34)の切欠壁36aを除く面と、外周側面32とが交差する角部40にR形状を有している点で、第1の実施形態と異なっている。このR形状は、例えば、矩形枠状を有するスペーサSPの当該角部40の全周に亘って設けられている。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ラミネート外装電池の熱融着時において、スペーサSPの当該角部40がラミネート外装体RF(第2の金属ラミネートフィルム部材RF2)の内面に突き刺さるのを防止できるため、ラミネート外装体RFの内面の熱融着樹脂層に傷を与えるのを抑制できる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態に係るラミネート外装電池は、スペーサSPの一部の構成が異なる以外、第1の実施形態と同様である。第6の実施形態に係るラミネート外装電池は、図15に基づいて説明する。図15は、第1の実施形態の図7(c)に対応する位置のスペーサSPの断面図である。
図15に示すように、スペーサSPは、第3~5の実施形態で説明した角部38、39及び40にR形状を有している点で、第1の実施形態と異なっている。このR形状は、例えば、矩形枠状を有するスペーサSPの当該角部38,39,40の全周に亘って設けられている。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このような構成によれば、第3~5の実施形態で説明した効果を相乗的に得ることでき、ラミネート外装体RFの内面の熱融着樹脂層に傷を与えることを更に抑制できる。
[第7の実施形態]
第7の実施形態に係るラミネート外装電池は、主に、第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材がそれぞれ収容凹部を有し、2つのスペーサを有する点で第1の実施形態と異なっている。第7の実施形態に係るラミネート外装電池は、図16~18に基づいて説明する。
図16に示すように、当該ラミネート外装体RFは、それぞれ電極群10が収納される有底多角中空形状の収容凹部51,53及び当該収容凹部51,53の周縁に位置される枠状の鍔部52,54を有する第1の金属ラミネートフィルム部材RF1並びに第2の金属ラミネートフィルム部材RF2を備える。第1の金属ラミネートフィルム部材RF1及び第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の互いの鍔部52,54を封着した封止部55を有する。第1の金属ラミネートフィルム部材RF1及び第2の金属ラミネートフィルム部材RF2は、例えば、図18に示すように、それぞれ収容凹部51,53の深さT2´以外は、第1の実施形態における第1の金属ラミネートフィルム部材RF1と同様の構造を有している。
図17及び図18に示すように、正極集電リード11は、電極群10の積層方向に沿って例えば中央の位置に寄せて集束され、電極群10の積層方向に対して垂直方向に折り曲げられ、端面が揃うように切断し、互いに接合される。複数の負極集電リード12も正極集電リード11と同様に、集束、折り曲げ、切断、接合される。正極端子13及び負極端子14の両面(例えば図17及び図18における上面及び下面)には、集束された正極集電リード11及び負極集電リード12の先端部がそれぞれ超音波溶接されている。正極端子13及び負極端子14は、ラミネート外装体RFの封止部55を横切って、それぞれ一部が外部に延出されている。
また、図17及び図18に示すように、第1のスペーサSP1は、多角形枠状、例えば矩形枠状であって、電極群10の外周面と第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部51の内側面との間に介在している。第2のスペーサSP2は、多角形枠状、例えば矩形枠状であって、電極群10の外周面と第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の収容凹部53の内側面との間に介在している。正極端子13及び負極端子14は、第1及び第2のスペーサSP1,SP2の間を通過している。
第1のスペーサSP1は、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部51の角部と対向する角部(図18の符号35´等)にR形状を有している。第2のスペーサSP2は、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の収容凹部との角部と対向する角部(図18の符号35´等)にR形状を有している。
また、図18に示すように、第1のスペーサSP1及び第2のスペーサSP2は、正極端子13が通過する部分に切欠部36´を有している。当該切欠部36´は、正極端子13と対向する切欠壁36a´を有している。第1のスペーサSP1及び第2のスペーサSP2は、負極端子14が通過する部分にも同様に切欠壁を有する切欠部を有している。第1及び第2のスペーサSP1,SP2は、切欠壁36a´と、内周側面31´とが交差する角部36b´にR形状をそれぞれ有している。第1のスペーサSP1及び第2のスペーサSP2は、例えば、図18に示すように、それぞれ各スペーサSP1,SP2の厚さT1´以外は、第1の実施形態におけるスペーサSPと同様の構造を有している。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2が共に収容凹部51,53を有する構成にすると、各収容凹部51,53の深さは、同じ電極群10を収納する場合でも第1の実施形態のものと比較して半分にすることができる。そのため、各金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2は、収容凹部51,53の成形のためのプレス絞り加工や打ち出し加工時における変形量が少なくなり、各金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2への負担が軽減されるため、ラミネート外装体RFの金属層や熱融着樹脂層への傷発生を抑制できる。
なお、第1の実施形態は、上述した構成の他に以下に説明する種々の形態を採用できる。
図18に示す第1のスペーサSP1の厚さT1´及び第2のスペーサSP2の厚さT1´の和T1は、好ましくは第1のスペーサSP1の収容凹部51の深さT2´及び第2のスペーサSP2の収容凹部53の深さT2´の和T2以下の大きさ(T1≦T2)であり、更に好ましくはT2と同一(T1=T2)である。このような構成によれば、ラミネート外装電池の熱融着時において、各スペーサSP1,SP2がラミネート外装体RFの内面に突き刺さることによる、ラミネート外装体RFの変形、ラミネート外装体RFの内面の熱融着樹脂層への傷の発生を抑制できる。
図18に示す上述する各スペーサSP1,SP2の厚さの和T1は、好ましくは電極群10の厚さT3´に対して80%~100%であり、更に好ましくは電極群10の厚さT3´に対して95%~100%である。このような構成によれば、電極群10の外周面を適切に保護しつつ、各スペーサSP1,SP2及び電極群10間の段差を少なくでき、当該段差によってラミネート外装体RFの内面に変形や傷を与えることを抑制できる。また、当該段差によって、ラミネート外装体RFに凹みの欠陥が発生することを抑制することができる。
また、第7の実施形態は、第1~第6の実施形態で説明した構成を適宜組み合わせて用いることができる。
具体的には、第1の実施形態で説明した構成と組み合わせて、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1及び第2の金属ラミネートフィルム部材RF2が、それぞれ金属層と熱融着樹脂層とを備え、金属層は、ヤング率70GPa以上の金属箔からなる構成としてもよい。このような構成によれば、第1の実施形態で説明したものと同様の効果を得ることができる。
第2の実施形態で説明した構成と組み合わせて、第1のスペーサSP1及び第2のスペーサSP2が、外周側面32´から内周側面31´に向けて貫通する複数の電解液供給口をそれぞれ有する構成としてもよい。また、第2の実施形態で説明した構成と組み合わせて、第1のスペーサSP1は、外周側面32´が、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部51の底面と対向する面から、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の収容凹部53の底面と対向する面に向けて、当該第1のスペーサSP1の周縁側に拡口する傾斜を有する構成としてもよい。また、第2のスペーサSP2は、外周側面32´が、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の収容凹部53の底面と対向する面から、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の内底面と対向する面に向けて、当該第2のスペーサSP2の周縁側に拡口する傾斜を有する構成としてもよい。
このとき、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部51は、底面側から鍔部52側に向けて当該収容凹部51の側壁が拡口して傾斜しているように構成されている。スペーサSPの外周側面32´及び当該収容凹部51の傾斜は、対応する角度を有しており、互いに沿うように構成されている。また、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の収容凹部53は、底面側から鍔部54側に向けて当該収容凹部53の側壁が拡口して傾斜しているように構成されている。スペーサSPの外周側面32´及び当該収容凹部53の傾斜は、対応する角度を有しており、互いに沿うように構成されている。このような構成によれば、第2の実施形態で説明したものと同様の効果を得ることができる。
第3の実施形態で説明した構成と組み合わせて、第1のスペーサSP1が、第1の金属ラミネートフィルム部材RF1の収容凹部51の底面と対向する面と、内周側面31´とが交差する角部にR形状を有する構成としてもよい。また、第2のスペーサSP2が、第2の金属ラミネートフィルム部材RF2の収容凹部53の底面と対向する面と、内周側面31´とが交差する角部にR形状を有する構成としてもよい。このような構成によれば、第3の実施形態で説明したものと同様の効果を得ることができる。
なお、上述する組み合わせは単なる一例であり、第1~第7の実施形態で説明した構成は、適宜組み合わせてラミネート外装電池に適用することができる。
なお、第1の及び第2のスペーサSP1,SP2の構造、並びに、第1の及び第2の金属ラミネートフィルム部材RF1,RF2の構造は、互いに同じものを示して説明したが、これに限定されず、互いに異なる構成のものを適用することができる。例えば、各スペーサの高さT1´及び各収容凹部の深さT2´は、互いに異なるものであってもよい。
(実施例及び比較例)
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細に説明する。
実施例1~20、比較例1~20に係る試作電池を、以下の方法で作製した。なお、特に説明しない試作電池の作製方法については、第1の実施形態において説明したラミネート外装電池の作製方法と同様とする。
[正極板の作製]
正極活物質としてのLiCoOを90質量%と、導電剤としてのカーボンブラックを5質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを5質量%と、溶剤としてのN-メチル-2-ピロリドン(NMP)溶液とを混合して正極スラリーを調製した。次に、この正極スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔(厚み:15μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.10mmにまで圧縮した後、幅100mm及び長さ100mmの領域が正極層の形成された正極集電体である正極板であって、その一辺から幅105mm、長さ106mmの正極集電リードが延出するように切断した。正極板は、2枚の矩形状の多孔質ポリプロピレン製のセパレータ(厚み:30μm)間に配置し、正極集電リードが延出する辺以外の3辺を熱融着することで、正極板を袋状セパレータ内に収納した。
[負極板の作製]
負極活物質としての天然黒鉛粉末を95質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを5質量%と、溶剤としてのN-メチル-2-ピロリドン(NMP)溶液とを混合してスラリーを調製した。次に、この負極スラリーを、負極集電体としての銅箔(厚み:10μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.08mmにまで圧縮した後、幅100mm及び長さ100mmの領域が負極層の形成された負極集電体である負極板であって、その一辺から幅30mm及び長さ22.5mmの負極集電リードが延出するように切断した。
[電極群の作製]
第1の実施形態において説明したラミネート外装電池の作製方法と同様に、作製した20枚の正極板及び21枚の負極板を積層し、電極群を作製した。電極群の厚さT3は5mmであった。ポリイミド製のテープを、正極板及び負極板のずれを防止するため、電極群の上面、側面及び下面を跨いで貼着した。正極端子は、例えば幅30mm、厚さ0.2mmのアルミニウム板を用いた。負極端子は、例えば幅30mm、厚さ0.2mmの銅板を用いた。次いで、正極端子及び負極端子のラミネート外装体の封止部に対応する部分には、その両面を覆うようにポリプロピレンからなる熱融着樹脂部を形成した。
[スペーサの作製]
実施例1~20及び比較例1~20においては、表1に示すように、電極群の厚さT3に対するスペーサの厚さT1を70%~110%の間で変更したスペーサを作製した。スペーサSPは、外形が、幅120mm及び長さ120mmの矩形状であり、開口が、幅110mm、長さ110mmの矩形状であり、全体として矩形枠状を有している。切欠部は、例えば、それぞれ幅が0.5mm、深さが0.5mmの寸法を有している。
実施例1~20におけるスペーサは、図15に示す第6の実施形態におけるスペーサと同様に、切欠壁と内周側面とが交差する角部(角部A)(図15における符号36bに対応)にR形状を有している。また、実施形態1~20におけるスペーサは、図15に示す第6の実施形態におけるスペーサと同様に、スペーサが矩形枠状であるため外周側面が有する角部、第1面と外周側面とが交差する角部(図15の符号35に対応)、第2面の切欠壁を除く面と内周側面とが交差する角部(図15の符号39に対応)、第1面と内周側面とが交差する角部(図15の符号38に対応)、及び第2面の切欠壁を除く面と外周側面とが交差する角部((図15の符号40に対応)の全ての角部(角部B)に全周に亘ってR形状を有している。一方、比較例1~10のスペーサでは、角部AのみにR形状を有し、角部BにR形状を有しない構成とした。また、比較例10~20のスペーサでは、角部BのみにR形状を有し、角部AのR形状を有しない構成とした。
[ラミネート外装体の作製]
第1の実施形態において説明したラミネート外装電池の作製方法と同様に、第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材を作製した。第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材は、ポリプロピレンからなる熱融着樹脂層と、金属層と、PETからなる保護層とがこの順番で積層した構造を有する。第1の金属ラミネートフィルム部材の収容凹部の深さT2は、5mmとした。
実施例1~20及び比較例1~20においては、表1に示すように、ラミネート外装体の金属層のヤング率を70GPa~205GPaの間で変更した。金属層としては、それぞれ、アルミ合金(ヤング率70GPa)、銅(ヤング率100GPa)、ステンレス(ヤング率193GPa)、ニッケル(ヤング率205GPa)の箔を使用した。
[試作電池の組立て]
第1の実施形態において説明したラミネート外装電池の作製方法と同様に、作製した電極群、スペーサ、及びラミネート外装体を用いて、各試作電池を組立てた。
非水電解液としては、エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とが体積比で30:70の割合で混合された混合溶媒に、電解質としてLiPFが1mol/Lの割合で溶解されたものを用いた。
また、これらの実施例及び比較例に係るラミネート外装電池について、減圧環境下での封止部の熱融着後、ラミネート外装体の外観上の凹みの有無を確認した後、ラミネート外装体の封止を解き、ラミネート外装体の内面(熱融着樹脂層)の傷の有無、及び正極集電リード及び負極集電リードの傷の有無を確認した。ラミネート外装体の凹みの有無は、目視にて、3段階(a:凹み無し、b:僅かな凹み有り、c:大きな凹み有り)にて評価した。ラミネート外装体の内面の傷の有無は、目視にて、3段階(a:傷無し、b:傷あり、c:大きな傷あり)にて評価した。各集電リードの傷の有無は、目視にて、3段階(a:傷無し、b:傷あり、c:大きな傷あり)にて評価した。それらの評価結果を下記表1に示す。
Figure 0007212547000001
表1に示す結果より、角部A及び角部BにR形状を有する実施例1~20では、いずれの傷や凹みも発生せず、ラミネート外装体の凹みや傷、正極集電リード及び負極集電リードの傷の発生を抑制できていることがわかる。
一方、角部AにR形状を有し、角部BにR形状を有しない比較例1~10では、いずれの結果でもラミネート外装体の凹み又はラミネート外装体の内面の傷が発生した。これらの凹みや傷は、ラミネート外装体の金属層のヤング率が100GPaである比較例6~10において、ラミネート外装体の金属層のヤング率が70GPaである比較例1~5よりも程度が大きく、金属層のヤング率が大きいほど凹みや傷が発生しやすいとわかる。また、比較例2~4と、比較例1及び5とを比較するとわかるように、電極群の厚さT3に対するスペーサの厚さT1が80%~100%の範囲にあると、ラミネート外装体の凹みが発生しにくいことがわかる。また、角部BにR形状を有し、角部AにR形状を有しない比較例11~20では、いずれの結果でも、各集電リードのスペーサの角部に当接する部分で傷が発生した。
実施例及び比較例の結果によって、実施形態に係るラミネート外装電池では、ラミネート外装体の凹みや傷、正極集電リード及び負極集電リードの傷を抑制でき、高い信頼性を有することが示された。
なお、いくつかの実施形態について、具体的に説明したが、これらは単なる例示であり、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく種々の変更が可能である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を有する多角形板状の電極群;
前記正極板に電気的に接続された正極集電リード;
前記負極板に電気的に接続された負極集電リード;
前記電極群を包み込むラミネート外装体であって、当該ラミネート外装体は、前記電極群が収納される有底多角中空形状の収容凹部及び当該収容凹部の周縁に位置される枠状の鍔部を有する第1の金属ラミネートフィルム部材と、当該第1の金属ラミネートフィルム部材と等しい外径寸法を有する平板状の第2の金属ラミネートフィルム部材とを備え、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記鍔部と前記第2の金属ラミネートフィルム部材の周縁部とを互いに封着した封止部を有し;
前記正極集電リード及び前記負極集電リードにそれぞれ電気的に接続され、前記ラミネート外装体の前記封止部を横切ってそれぞれ一部が外部に延出された正極端子及び負極端子;及び
前記電極群の外周面と前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状のスペーサ;
を備え、
前記スペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の角部と対向する角部にR形状を有し、
前記正極端子及び前記負極端子は、前記第2の金属ラミネートフィルム部材及び前記スペーサの間を通過し、かつ
前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面のうち、前記正極端子及び前記負極端子が通過する部分に切欠部をそれぞれ有し、当該切欠部の前記正極端子及び前記負極端子と対向する切欠壁と、内周側面とが交差する角部にR形状をそれぞれ有することを特徴とするラミネート外装電池。
[2]
前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面の前記切欠壁を除く面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とする[1]に記載のラミネート外装電池。
[3]
前記スペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とする[1]又は[2]に記載のラミネート外装電池。
[4]
前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面の前記切欠壁を除く面と、外周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とする[1]~[3]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[5]
前記スペーサは、外周側面から前記内周側面に向けて貫通する複数の電解液供給口を有していることを特徴とする[1]~[4]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[6]
前記第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材は、それぞれ金属層と熱融着樹脂層とを備え、前記金属層は、ヤング率70GPa以上の金属箔からなることを特徴とする[1]~[5]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[7]
前記スペーサの外周側面は、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面側から、前記第2の金属ラミネートフィルム部材側に向けて当該スペーサの周縁側に拡口する傾斜を有することを特徴とする[6]に記載のラミネート外装電池。
[8]
前記スペーサの厚さT1と、前記収容凹部の深さT2とが、T1≦T2である[1]~[7]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[9]
前記スペーサの厚さT1が、前記電極群の厚さT3に対して、80%~100%であることを特徴とする[1]~[8]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[10]
セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を有する多角形板状の電極群;
前記正極板に電気的に接続された正極集電リード;
前記負極板に電気的に接続された負極集電リード;
前記電極群を包み込むラミネート外装体であって、当該ラミネート外装体は、それぞれ前記電極群が収納される有底多角中空形状の収容凹部及び当該収容凹部の周縁に位置される枠状の鍔部を有する第1の金属ラミネートフィルム部材並びに第2の金属ラミネートフィルム部材を備え、前記第1の金属ラミネートフィルム部材及び前記第2の金属ラミネートフィルム部材の互いの前記鍔部を封着した封止部を有し;
前記正極集電リード及び前記負極集電リードにそれぞれ電気的に接続され、前記ラミネート外装体の封止部を横切ってそれぞれ一部が外部に延出された正極端子及び負極端子;
前記電極群の外周面と前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状の第1のスペーサ;及び
前記電極群の外周面と前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状の第2のスペーサ;
を備え、
前記正極端子及び前記負極端子は、前記第1及び第2のスペーサの間を通過し、
前記第1のスペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の角部と対向する角部にR形状を有し、前記第2のスペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部との角部と対向する角部にR形状を有し、かつ
前記第1のスペーサ及び前記第2のスペーサは、前記正極端子及び前記負極端子が通過する部分に切欠部をそれぞれ有し、当該切欠部の前記正極端子及び前記負極端子と対向する切欠壁と、内周側面とが交差する角部にR形状をそれぞれ有することを特徴とするラミネート外装電池。
[11]
前記第1のスペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有し、前記第2のスペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とする[10]に記載のラミネート外装電池。
[12]
前記第1のスペーサ及び第2のスペーサは、外周側面から前記内周側面に向けて貫通する複数の電解液供給口をそれぞれ有することを特徴とする[10]又は[11]に記載のラミネート外装電池。
[13]
前記第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材は、それぞれ金属層と熱融着樹脂層とを備え、前記金属層は、ヤング率70GPa以上の金属箔からなることを特徴とする[10]~[12]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[14]
前記第1のスペーサは、外周側面が、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面から、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面に向けて、当該第1のスペーサの周縁側に拡口する傾斜を有し、
前記第2のスペーサは、外周側面が、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面から、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面に向けて、当該第2のスペーサの周縁側に拡口する傾斜を有することを特徴とする[13]に記載のラミネート外装電池。
[15]
前記第1のスペーサ及び前記第2のスペーサの厚さの和T1と、前記第1のスペーサの前記収容凹部及び前記第2のスペーサの収容凹部の深さの和T2とが、T1≦T2であることを特徴とする[10]~[14]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[16]
前記第1のスペーサ及び前記第2のスペーサの厚さの和T1が、前記電極群の厚さT3´に対して、80%~100%であることを特徴とする[10]~[15]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
[17]
前記正極板に用いられる正極活物質と、前記負極板に用いられる負極活物質とが、リチウムイオンを吸蔵放出できる材料から構成されている、[1]~[16]のいずれか1つに記載のラミネート外装電池。
1…正極板、2…負極板、3…セパレータ、5…テープ、6…熱融着樹脂部、10…電極群、11…正極集電リード、12…負極集電リード、13…正極端子、14…負極端子、RF…ラミネート外装体、RF1…第1の金属ラミネートフィルム部材、RF2…第2の金属ラミネートフィルム部材、21…収容凹部、22…鍔部、23…封止部、SP…スペーサ、31…内周側面、32,37…外周側面、33…第1面、34…第2面、35…角部、36…切欠部、36a…切欠壁、36b…角部、37b…細長状凹部、37c…電解液供給口、38,39,40…角部、51,53…収容凹部、52,54…鍔部、55…封止部、SP1…第1のスペーサ、SP2…第2のスペーサ

Claims (17)

  1. セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を有する多角形板状の電極群;
    前記正極板に電気的に接続された正極集電リード;
    前記負極板に電気的に接続された負極集電リード;
    前記電極群を包み込むラミネート外装体であって、当該ラミネート外装体は、前記電極群が収納される有底多角中空形状の収容凹部及び当該収容凹部の周縁に位置される枠状の鍔部を有する第1の金属ラミネートフィルム部材と、当該第1の金属ラミネートフィルム部材と等しい外径寸法を有する平板状の第2の金属ラミネートフィルム部材とを備え、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記鍔部と前記第2の金属ラミネートフィルム部材の周縁部とを互いに封着した封止部を有し;
    前記正極集電リード及び前記負極集電リードにそれぞれ電気的に接続され、前記ラミネート外装体の前記封止部を横切ってそれぞれ一部が外部に延出された正極端子及び負極端子;及び
    前記電極群の外周面と前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状のスペーサ;
    を備え、
    前記スペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の角部と対向する角部にR形状を有し、
    前記正極端子及び前記負極端子は、前記第2の金属ラミネートフィルム部材及び前記スペーサの間を通過し
    前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面のうち、前記正極端子及び前記負極端子が通過する部分に切欠部をそれぞれ有し、当該切欠部の前記正極端子及び前記負極端子と対向する切欠壁と、内周側面とが交差する角部にR形状をそれぞれ有し、かつ
    前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面の前記切欠壁を除く面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とするラミネート外装電池。
  2. セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を有する多角形板状の電極群;
    前記正極板に電気的に接続された正極集電リード;
    前記負極板に電気的に接続された負極集電リード;
    前記電極群を包み込むラミネート外装体であって、当該ラミネート外装体は、前記電極群が収納される有底多角中空形状の収容凹部及び当該収容凹部の周縁に位置される枠状の鍔部を有する第1の金属ラミネートフィルム部材と、当該第1の金属ラミネートフィルム部材と等しい外径寸法を有する平板状の第2の金属ラミネートフィルム部材とを備え、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記鍔部と前記第2の金属ラミネートフィルム部材の周縁部とを互いに封着した封止部を有し;
    前記正極集電リード及び前記負極集電リードにそれぞれ電気的に接続され、前記ラミネート外装体の前記封止部を横切ってそれぞれ一部が外部に延出された正極端子及び負極端子;及び
    前記電極群の外周面と前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状のスペーサ;
    を備え、
    前記スペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の角部と対向する角部にR形状を有し、
    前記正極端子及び前記負極端子は、前記第2の金属ラミネートフィルム部材及び前記スペーサの間を通過し、
    前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面のうち、前記正極端子及び前記負極端子が通過する部分に切欠部をそれぞれ有し、当該切欠部の前記正極端子及び前記負極端子と対向する切欠壁と、内周側面とが交差する角部にR形状をそれぞれ有し、かつ
    前記スペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とするラミネート外装電池。
  3. セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を有する多角形板状の電極群;
    前記正極板に電気的に接続された正極集電リード;
    前記負極板に電気的に接続された負極集電リード;
    前記電極群を包み込むラミネート外装体であって、当該ラミネート外装体は、前記電極群が収納される有底多角中空形状の収容凹部及び当該収容凹部の周縁に位置される枠状の鍔部を有する第1の金属ラミネートフィルム部材と、当該第1の金属ラミネートフィルム部材と等しい外径寸法を有する平板状の第2の金属ラミネートフィルム部材とを備え、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記鍔部と前記第2の金属ラミネートフィルム部材の周縁部とを互いに封着した封止部を有し;
    前記正極集電リード及び前記負極集電リードにそれぞれ電気的に接続され、前記ラミネート外装体の前記封止部を横切ってそれぞれ一部が外部に延出された正極端子及び負極端子;及び
    前記電極群の外周面と前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状のスペーサ;
    を備え、
    前記スペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の角部と対向する角部にR形状を有し、
    前記正極端子及び前記負極端子は、前記第2の金属ラミネートフィルム部材及び前記スペーサの間を通過し、
    前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面のうち、前記正極端子及び前記負極端子が通過する部分に切欠部をそれぞれ有し、当該切欠部の前記正極端子及び前記負極端子と対向する切欠壁と、内周側面とが交差する角部にR形状をそれぞれ有し、かつ
    前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面の前記切欠壁を除く面と、外周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とするラミネート外装電池。
  4. 前記スペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とする請求項1に記載のラミネート外装電池。
  5. 前記スペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材と対向する面の前記切欠壁を除く面と、外周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のラミネート外装電池。
  6. 前記スペーサは、外周側面から前記内周側面に向けて貫通する複数の電解液供給口を有していることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のラミネート外装電池。
  7. 前記第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材は、それぞれ金属層と熱融着樹脂層とを備え、前記金属層は、ヤング率70GPa以上の金属箔からなることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のラミネート外装電池。
  8. 前記スペーサの外周側面は、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面側から、前記第2の金属ラミネートフィルム部材側に向けて当該スペーサの周縁側に拡口する傾斜を有することを特徴とする請求項項に記載のラミネート外装電池。
  9. 前記スペーサの厚さT1と、前記収容凹部の深さT2とが、T1≦T2である請求項1~のいずれか1項に記載のラミネート外装電池。
  10. 前記スペーサの厚さT1が、前記電極群の厚さT3に対して、80%~100%であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のラミネート外装電池。
  11. セパレータを挟んで互いに対向配置された正極板及び負極板を有する多角形板状の電極群;
    前記正極板に電気的に接続された正極集電リード;
    前記負極板に電気的に接続された負極集電リード;
    前記電極群を包み込むラミネート外装体であって、当該ラミネート外装体は、それぞれ前記電極群が収納される有底多角中空形状の収容凹部及び当該収容凹部の周縁に位置される枠状の鍔部を有する第1の金属ラミネートフィルム部材並びに第2の金属ラミネートフィルム部材を備え、前記第1の金属ラミネートフィルム部材及び前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記鍔部を互いに封着した封止部を有し;
    前記正極集電リード及び前記負極集電リードにそれぞれ電気的に接続され、前記ラミネート外装体の封止部を横切ってそれぞれ一部が外部に延出された正極端子及び負極端子;
    前記電極群の外周面と前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状の第1のスペーサ;及び
    前記電極群の外周面と前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の内側面との間に介在する多角形枠状の第2のスペーサ;
    を備え、
    前記正極端子及び前記負極端子は、前記第1及び第2のスペーサの間を通過し、
    前記第1のスペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の角部と対向する角部にR形状を有し、前記第2のスペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部との角部と対向する角部にR形状を有し
    前記第1のスペーサ及び前記第2のスペーサは、前記正極端子及び前記負極端子が通過する部分に切欠部をそれぞれ有し、当該切欠部の前記正極端子及び前記負極端子と対向する切欠壁と、内周側面とが交差する角部にR形状をそれぞれ有し、かつ
    前記第1のスペーサは、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有し、前記第2のスペーサは、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面と、前記内周側面とが交差する角部にR形状を有することを特徴とするラミネート外装電池。
  12. 前記第1のスペーサ及び第2のスペーサは、外周側面から前記内周側面に向けて貫通する複数の電解液供給口をそれぞれ有することを特徴とする請求項11に記載のラミネート外装電池。
  13. 前記第1及び第2の金属ラミネートフィルム部材は、それぞれ金属層と熱融着樹脂層とを備え、前記金属層は、ヤング率70GPa以上の金属箔からなることを特徴とする請求項11又は12に記載のラミネート外装電池。
  14. 前記第1のスペーサは、外周側面が、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面から、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面に向けて、当該第1のスペーサの周縁側に拡口する傾斜を有し、
    前記第2のスペーサは、外周側面が、前記第2の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面から、前記第1の金属ラミネートフィルム部材の前記収容凹部の底面と対向する面に向けて、当該第2のスペーサの周縁側に拡口する傾斜を有することを特徴とする請求項13に記載のラミネート外装電池。
  15. 前記第1のスペーサ及び前記第2のスペーサの厚さの和T1と、前記第1のスペーサの前記収容凹部及び前記第2のスペーサの収容凹部の深さの和T2とが、T1≦T2であることを特徴とする請求項11~14のいずれか1項に記載のラミネート外装電池。
  16. 前記第1のスペーサ及び前記第2のスペーサの厚さの和T1が、前記電極群の厚さT3´に対して、80%~100%であることを特徴とする請求項11~15のいずれか1項に記載のラミネート外装電池。
  17. 前記正極板に用いられる正極活物質と、前記負極板に用いられる負極活物質とが、リチウムイオンを吸蔵放出できる材料から構成されている、請求項1~16のいずれか1項に記載のラミネート外装電池。
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