JP7211594B2 - 付箋紙束の保持カバー - Google Patents
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Description
付箋紙束を保持するとともに、付箋紙束を外覆い状に保護する付箋紙用保持カバーであって、
この付箋紙用保持カバーは、付箋紙束を固定保持する保持基板と、この保持基板に基部折線を介して連接され、付箋紙束を上方から覆う覆板とを具え、
付箋紙束の保持状態では、基部折線のみを介して連接された保持基板と覆板とを重ね合わせるようにして付箋紙束を挟持状態で保持するものであり、
また前記覆板は、調整折線を介して基部折線との間に設けられる調整覆板と、調整折線より自由端側に設けられる主覆板とを具え、
且つ、この主覆板は、付箋紙束を覆った状態から調整折線において、調整覆板に向けて折り返し可能とし、ここに付箋紙束の最上部に位置する付箋紙単葉をめくり返し状に重ねて、主覆板を付箋紙単葉の裏面へのメモ記入にあたり台紙として利用できる構成であり、
更に前記覆板は、主覆板の自由端側を保持基板側に対し、係脱自在に係止させる構造であり、
この構造は、保持基板における自由端側の端部に、蓋止め折線を介して蓋止めフラップを連接し、この蓋止めフラップと前記覆板における主覆板の自由端とが重なり合うように構成し、蓋止めフラップと主覆板の自由端とが係止舌片とそれに差し込まれる係止スリットとにより係止状態を維持できるように構成され、
なお且つ係止舌片は、係止スリットに対し先窄まり状に突出するように形成されるとともに、係止スリットは、蓋止めフラップの自由端側に向かって先窄まり状に形成されることを特徴として成るものである。
前記覆板における調整覆板には、保持基板に保持されている付箋紙束が目視できる透視孔を設けたことを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、保持基板と覆板とによって収納部を構成し、ここに付箋紙束を効果的に保護するように保持し、また覆板は調整折線を介して主覆板と調整覆板とにより構成され、このため使用を経るに従い厚みを減じて行く付箋紙束を追うように収納部のスペースの高さを減じ、常に付箋紙束を緩保持状態に収納できる。加えて主覆板を調整折線によって上方にめくり上げるように調整折線側に上重ね状に倒せば、裏返し状の主覆板の上に、付箋紙束の最上面の付箋紙単葉を折り重ねることができ、結果的にメモ記入にあたっての下敷き状の台紙として利用することができ、付箋紙単葉の接着剤が塗布されている裏面への書き込みが容易に行える。
また本発明によれば、主覆板の自由端側を、保持基板側に係止させる構造であるため、付箋紙束の保護が確実に図れる。
また本発明によれば、主覆板の自由端を保持基板側に係止させる構造は、保持基板側に蓋止めフラップを延長形成し、この蓋止めフラップを上方に折り返して付箋紙束の自由端を覆うようにした上で、蓋止めフラップと主覆板とを係止させる構造であり、保持される付箋紙束の特に自由端側を充分に且つ強固に保護することができる。
また本発明によれば、付箋紙束が充分厚いときは、係止舌片は係止スリットに浅く差し込まれる傾向となるが、係止スリットの形状に因み、両者は確実な係合状態を維持することができる。
まず、保持カバー1を概説すると、一例として図1・図2に示すように、帯状のブランクシートBを、適宜折線を介して上下に折り重ね状態に形成し、その間の扁平な空間を付箋紙束Pの収納部Sとしている。以下、保持カバー1を詳細に説明するものであり、ブランクシートBの形態及び、その組み立て態様を説明する。
一方、付箋紙単葉P0の裏面、すなわち接着剤gが塗布されている側にメモを記入する場合には、例えば図1(b)に示すように、調整覆板31は付箋紙束Pを覆う位置に留めながら、調整折線33で主覆板32のみを上方にめくり上げるように開放させ、主覆板32を裏返すように折り曲げる。この状態で、主覆板32の裏面が、付箋紙束Pの前方(保持カバー1の上方)に展開するようになり、次いで付箋紙束Pの最上面に位置する付箋紙単葉P0を、被接着部は維持したまま自由端側をめくり上げて(めくり返して)、裏面を上に向けた主覆板32の上に重ね置くようにし、主覆板32を下敷き状の台紙として付箋紙単葉P0の裏面に適宜の記入を行う。
本発明は以上述べた実施例を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、上述した基本の実施例では、覆板3はその自由端側を保持基板2側へ蓋止めフラップ4を利用して係止させていたが、例えば図5に示すように、蓋止めフラップ4を形成せずに保持基板2を延長形成し、ここに係止スリット42を設け直接係止させることも考えられるが、これは本発明に関連する参考例である。
2 保持基板
3 覆板
4 蓋止めフラップ
21 基部折線
31 調整覆板
32 主覆板
33 調整折線
34 係止舌片
35 透視孔
36 吊り下げ孔
41 蓋止め折線
42 係止スリット
43 保持舌片
B ブランクシート
S 収納部
P 付箋紙束
P0 付箋紙単葉
g 接着剤
Claims (2)
- 付箋紙束を保持するとともに、付箋紙束を外覆い状に保護する付箋紙用保持カバーであって、
この付箋紙用保持カバーは、付箋紙束を固定保持する保持基板と、この保持基板に基部折線を介して連接され、付箋紙束を上方から覆う覆板とを具え、
付箋紙束の保持状態では、基部折線のみを介して連接された保持基板と覆板とを重ね合わせるようにして付箋紙束を挟持状態で保持するものであり、
また前記覆板は、調整折線を介して基部折線との間に設けられる調整覆板と、調整折線より自由端側に設けられる主覆板とを具え、
且つ、この主覆板は、付箋紙束を覆った状態から調整折線において、調整覆板に向けて折り返し可能とし、ここに付箋紙束の最上部に位置する付箋紙単葉をめくり返し状に重ねて、主覆板を付箋紙単葉の裏面へのメモ記入にあたり台紙として利用できる構成であり、
更に前記覆板は、主覆板の自由端側を保持基板側に対し、係脱自在に係止させる構造であり、
この構造は、保持基板における自由端側の端部に、蓋止め折線を介して蓋止めフラップを連接し、この蓋止めフラップと前記覆板における主覆板の自由端とが重なり合うように構成し、蓋止めフラップと主覆板の自由端とが係止舌片とそれに差し込まれる係止スリットとにより係止状態を維持できるように構成され、
なお且つ係止舌片は、係止スリットに対し先窄まり状に突出するように形成されるとともに、係止スリットは、蓋止めフラップの自由端側に向かって先窄まり状に形成されることを特徴とする、付箋紙束の保持カバー。
- 前記覆板における調整覆板には、保持基板に保持されている付箋紙束が目視できる透視孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の、付箋紙束の保持カバー。
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JP2020024100A JP7211594B2 (ja) | 2020-02-17 | 2020-02-17 | 付箋紙束の保持カバー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020024100A JP7211594B2 (ja) | 2020-02-17 | 2020-02-17 | 付箋紙束の保持カバー |
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US20060175343A1 (en) | 2005-02-07 | 2006-08-10 | Nick Hsu | Label tag dispenser |
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JP3835560B2 (ja) * | 1994-12-30 | 2006-10-18 | トッパン・フォームズ株式会社 | 粘着メモ用紙および粘着メモ用紙束 |
JP2687913B2 (ja) * | 1995-01-12 | 1997-12-08 | コクヨ株式会社 | 付箋紙収納容器 |
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2020
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Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20060175343A1 (en) | 2005-02-07 | 2006-08-10 | Nick Hsu | Label tag dispenser |
JP2019014142A (ja) | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 雄太郎 篠原 | 付箋及び付箋ケース |
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JP2021127163A (ja) | 2021-09-02 |
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