JPH0617570Y2 - はがき収納具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、例えば、受信した年賀はがき又は通常の受信
したはがきを整理して収納保存するはがき収納具に関す
る。

（従来の技術） 既に提案されているこの種のはがき収納具は、例えば、
ファイル（書類ばさみ）の内側に透明な複数のフイルム
収納袋を綴込んで設け、この各フイルム収納袋内に受信
したはがきを整理して収納保存している。

（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上述したはがき収納具は、ファイル（書
類ばさみ）の内側に透明な複数のフイルム収納袋を綴込
んで設け、この各フイルム収納袋内に受信したはがきを
整理して収納している関係上、取扱い整理が面倒である
ばかりでなく、金具を使用した書類ばさみ部を主要部と
しているので、構成も複雑となり、安価に提供すること
が困難である。

本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、受信したはがきを整理して紛失しないようにすると
共に、一枚の厚紙による基紙を折込むことにより構成
し、安価にできるようにしたはがき収納具を提供するこ
とを目的とする。

〔考案の構成〕

（課題を解決するための手段とその作用） 本考案は、基紙にはがきの大きさの表紙と裏紙との間に
背とじ部を形成し、この背とじ部の内側に両面接着テー
プを貼着し、上記表紙若しくは裏紙のいずれか一方の端
部に複数のしおり部をミシン目を付して切り離しできる
ように形成し、受信した年賀はがき又は通常の受信した
はがき（使用済はがき）を整理して、これを上記両面接
着テープに貼着し、上記各しおり部をミシン目から切り
離して、例えば、友人や取引関係ごとに区分して、この
各しおり部を挿入して紛失しないようにすると共に、一
枚の厚紙による基紙を折畳むことにより安価に提供でき
るようにしたものである。

（実施例） 以下、本考案を図示の一実施例について説明する。

第１図及び第２図において、符号１は、厚紙による基紙
であって、この基紙１には、はがきの大きさの表紙２と
裏紙３とが折曲げ得るようにして形成されており、この
表紙２と裏紙３との間には、背とじ部４がを形成されて
いる。又、この背とじ部４の内側には、両面接着テープ
５が貼着されており、この両面接着テープ５は、例え
ば、１００枚程度に束ねた複数の年賀はがきの一端部を
貼着するようになっている。さらに、上記表紙２の一端
部には、複数の耳片７ａを有するしおり部７が各ミシン
目８ａ、８ｂ、８ｃを付して切り離しできるように形成
されており、上記裏紙３の一端部には、接着テープ９が
付設されている。さらに又、この裏紙３の中程には、複
数の折曲げ部１０が一定のピッチ間隔を存して形成され
ており、この各折曲げ部１０は束ねた複数の年賀はがき
６の綴込み量に応じて裏紙３の大きさを加減できるよう
になっている。又、上記背とじ部４の外側には、綴じ紐
１１がシール片１２で貼着されており、この綴じ紐１１
は、第２図で示されるように、束ねた複数の年賀はがき
６を綴込んだ後、上記表紙２と裏紙３とを外側から結束
するようになっている。

従って、今、受信した年賀はがき又は通常の受信したは
がきを整理して収納保存する場合、予め、受信した年賀
はがき又は通常の受信したはがき６を整理して束ね，こ
の受信したはがき６の一端部を上記両面接着テープ５に
貼着し、上記各しおり部７をミシン目８ａ、８ｂ、８ｃ
から切り離して、例えば、友人や取引関係ごとに区分し
て、この各しおり部７を挿入すると共に、上記裏紙３の
各折曲げ部１０を利用して束ねた複数（例えば、１００
枚程度）の年賀はがき６の綴じ込み量に応じて裏紙３の
大きさを調整して、上記接着テープ９を裏紙３の内側に
貼着する。しかる後、上記綴じ紐１１が、第２図に示さ
れるように、束ねた複数の年賀はがき６を綴込んだ後、
上記表紙２と裏紙３とを外側から結束する。

次に、第３図及び第４図に示される本考案の他の実施例
は、上記裏紙３の一部に切り起し舌片１３をミシン目１
４で切り起し得るようにして形成し、この切り起し舌片
１３の傍らの上記裏紙３の一部に複数の調整切込み部１
５を形成し、これにより、束ねた複数の年賀はがき６の
綴込み量に応じて、上記切り起し舌片１３を所望の調整
切込み部１５に差込み、この切り起し舌片１３に弾力を
付加し、この切り起し舌片１３の一部で束ねた複数の年
賀はがき６を位置ずれしないようにしたものである。

なお、上記綴じ紐１１は第２図の鎖線で示されるよう
に、輪ゴム１６に設計変更することは自由である。

〔考案の効果〕

以上述べたように本考案によれば、基紙にはがきの大き
さの表紙と裏紙との間に背とじ部を形成し、この背とじ
部の内側に両面接着テープを貼着し、上記表紙若しくは
裏紙のいずれか一方の端部に複数のしおり部をミシン目
を付して切り離しできるように形成してあるので、束ね
た複数の年賀はがきを紛失しないようにして保存できる
と共に、取扱い操作も簡単であり、安価に提供できる等
の実用的な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案のはがき収納具の展開図、第２図は、
本考案のはがき収納具の使用状態を示す斜面図、第３図
及び第４図は、本考案の他の実施例を示す各図である。 １……基紙、２……表紙、３……裏紙、４……背とじ
部、５……両面接着テープ、６……はがき、７……しお
り部、８ａ、８ｂ、８ｃ……ミシン目、９……接着テー
プ、１０……折曲げ部、１１……綴じ紐。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】基紙にはがきの大きさの表紙と裏紙との間
   に背とじ部を形成し、この背とじ部の内側に両面接着テ
   ープを貼着し、上記表紙若しくは裏紙のいずれか一方の
   端部に複数のしおり部をミシン目を付して切り離しでき
   るように形成したことを特徴とするはがき収納具。