JP7211034B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents
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Description
次に、実施例1のロータリ圧縮機1の特徴的な構成について説明する。上述のように実施例1では、平板状の下端板カバー170Sを用いて、下端板カバー室180Sの容積を小さくすることにより、上シリンダ121Tで圧縮されて上吐出孔190Tから吐出された冷媒が、冷媒通路孔136を逆流して下端板カバー室180Sに流れ込む流量を小さくすることができ、ロータリ圧縮機1の効率低下を抑えることができる。しかし、下端板カバー室180Sの容積が小さくなることにより、下吐出孔190Sから冷媒が下端板カバー室180S内へ吐出される際に生じる騒音が、下端板カバー室180S内で適正に抑制されないおそれがある。そこで、本実施例1では、上述のように下端板カバー室180Sの容積を小さくした場合であっても、下端板カバー室180S内での騒音を抑制するために、下端板カバー170Sから、圧縮機筐体10の内部へ冷媒及び潤滑油18を排出するための後述の排出部172Sを有している。一方、このような排出部172Sは、冷媒及び潤滑油18を、排出部172Sを通して、圧縮機筐体10の内部へ排出するときに騒音が発生し、この騒音を更に抑制することが本実施例の新たな課題となる。特に圧縮部12の高回転時に排出部172Sを流れる冷媒及び潤滑油18の流量が多くなったときに、排出部172からの排出量が不足することに起因して、排出部172Dで騒音が断続的に発生するおそれがある。したがって、本実施例の特徴には、下端板カバー室180Sに連通する排出部172Sが含まれる。
0.10≦(S2/V)≦0.50 ・・・(式1)
1.0≦(S2/S1)≦7.0 ・・・(式2)
De=S1/L ・・・(式3)
(De/V)≦0.2 ・・・(式4)
をそれぞれ満たす。
0.10>(S2/V)または(S2/V)>0.50 ・・・(式11)
1.0>(S2/S1)または(S2/S1)>7.0 ・・・(式12)
式1、2の範囲外となる、(S2/V)が0.10[mm2/cc]未満の場合、及び(S2/S1)が1.0未満の場合には、連通溝165A、165B及び排出部172S(補助ボルト逃げ孔171S及び貫通穴173S)を介して、下端板カバー室180S内に溜まった潤滑油18を圧縮機筐体10の内部へ十分に排出することができず、下端板カバー室180S内に潤滑油18が溜ることで、400[Hz]~800[Hz]帯域の騒音が大きくなるので好ましくない。一方、(S2/V)が0.50[mm2/cc]を超えた場合、及び(S2/S1)が7.0を超えた場合には、連通溝165A、165B及び排出部172S(貫通孔)を介して、下端板カバー室180Sからの冷媒が圧縮機筐体10の内部へ排出される排出量が多くなることで、630[Hz]~1250[Hz]帯域の騒音が大きくなるので好ましくない。
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
18 潤滑油
19 液冷媒
105 上吸入管
104 下吸入管
107 吐出管
121T 上シリンダ
121S 下シリンダ
125T 上ピストン
125S 下ピストン
127T 上ベーン
127S 下ベーン
128T 上ベーン溝
128S 下ベーン溝
130T 上シリンダ室
130S 下シリンダ室
131T 上吸入室
131S 下吸入室
133T 上圧縮室
133S 下圧縮室
135T 上吸入孔
135S 下吸入孔
136 冷媒通路孔
140 中間仕切板
140b インジェクション孔
152T 上偏心部
152S 下偏心部
160T 上端板
160S、160S2 下端板
163T 上吐出室凹部
163S 下吐出室凹部
164T 上吐出弁収容凹部
164S 下吐出弁収容凹部
165A、165B、165C 連通溝
166 連結溝
170T 上端板カバー
170S、170S2、170S3 下端板カバー
171S、171S2 補助ボルト逃げ孔(貫通孔)
172S、172S2、172S3 排出部
172T 上端板カバー吐出孔
173S、173S2、173S3 貫通孔
174、175 通しボルト
176 補助ボルト
180T 上端板カバー室
180S 下端板カバー室
190T 上吐出孔
190S 下吐出孔
A 合わせ面
Claims (7)
- 上部に冷媒の吐出部が設けられ下部に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の下部に配置され前記吸入部から吸入された冷媒を圧縮し前記吐出部から吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体の上部に配置され前記圧縮部を駆動するモータと、を有し、
前記圧縮部は、環状の上シリンダ及び下シリンダと、前記上シリンダの上側を閉塞する上端板と、前記下シリンダの下側を閉塞する下端板と、前記上シリンダと前記下シリンダとの間に配置され前記上シリンダの下側及び前記下シリンダの上側を閉塞する中間仕切板と、前記モータにより回転される回転軸と、前記回転軸に互いに位相差をつけて設けられた上偏心部及び下偏心部と、前記上偏心部に設けられ前記上シリンダの内周面に沿って公転し前記上シリンダ内に上シリンダ室を形成する上ピストンと、前記下偏心部に設けられ前記下シリンダの内周面に沿って公転し前記下シリンダ内に下シリンダ室を形成する下ピストンと、前記上ピストンと当接することで前記上シリンダ室を上吸入室と上圧縮室に区画する上ベーンと、前記下ピストンと当接することで前記下シリンダ室を下吸入室と下圧縮室に区画する下ベーンと、前記上端板を覆って前記上端板との間に上端板カバー室を形成し前記上端板カバー室と前記圧縮機筐体の内部とを連通する上端板カバー吐出孔を有する上端板カバーと、前記下端板を覆って前記下端板との間に下端板カバー室を形成する下端板カバーと、前記上端板に設けられ前記上圧縮室と前記上端板カバー室とを連通する上吐出孔と、前記下端板に設けられ前記下圧縮室と前記下端板カバー室とを連通する下吐出孔と、前記下端板カバー室と前記上端板カバー室とを連通する冷媒通路孔と、
を備えるロータリ圧縮機において、
前記下端板と前記下端板カバーとの合わせ面には、前記下端板カバー室と連通する複数の連通溝が前記回転軸の径方向に間隔をあけて設けられ、
前記下端板カバーは、平板状に形成され前記下端板カバーの厚み方向に貫通して設けられて前記複数の連通溝と連通する少なくとも1つの貫通孔を有し、
前記回転軸の中心線を通りかつ前記回転軸の軸方向に沿う断面における前記複数の連通溝の断面積の合計をS1[mm2]、前記回転軸に直交する平面上において前記少なくとも1つの貫通孔と前記複数の連通溝の各々とがそれぞれ重なる面積の合計をS2[mm2]、前記複数の連通溝における前記回転軸の径方向に対する前記連通溝の幅の中心線に沿う長さの合計をL[mm]、前記下シリンダ室の排除容積をV[cc]としたとき、
0.10≦(S2/V)≦0.50 ・・・(式1)
1.0≦(S2/S1)≦7.0 ・・・(式2)
De=S1/L ・・・(式3)
(De/V)≦0.2 ・・・(式4)
をそれぞれ満たすことを特徴とするロータリ圧縮機。 - 前記少なくとも1つの貫通孔は、前記複数の連通溝に跨って配置されて前記複数の連通溝の各々と連通する共通貫通孔を含む、
請求項1に記載のロータリ圧縮機。 - 前記少なくとも1つの貫通孔は、1つの前記連通溝のみに連通する独立貫通孔を含む、
請求項1または2に記載のロータリ圧縮機。 - 前記1つの連通溝には、複数の前記独立貫通孔が連通されている、
請求項3に記載のロータリ圧縮機。 - 前記独立貫通孔には、前記下端板と前記下シリンダとを締結するボルトが挿入されている、
請求項3または4に記載のロータリ圧縮機。 - 前記下端板と前記下端板カバーとの合わせ面には、前記複数の連通溝を互いに連結する連結溝が設けられている、
請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロータリ圧縮機。 - 前記複数の連通溝は、前記下端板カバーに設けられている、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018221321A JP7211034B2 (ja) | 2018-11-27 | 2018-11-27 | ロータリ圧縮機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018221321A JP7211034B2 (ja) | 2018-11-27 | 2018-11-27 | ロータリ圧縮機 |
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JP2020084898A JP2020084898A (ja) | 2020-06-04 |
JP7211034B2 true JP7211034B2 (ja) | 2023-01-24 |
Family
ID=70909768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018221321A Active JP7211034B2 (ja) | 2018-11-27 | 2018-11-27 | ロータリ圧縮機 |
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Citations (3)
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2018
- 2018-11-27 JP JP2018221321A patent/JP7211034B2/ja active Active
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