JP7210400B2 - 防火建具 - Google Patents
防火建具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7210400B2 JP7210400B2 JP2019140995A JP2019140995A JP7210400B2 JP 7210400 B2 JP7210400 B2 JP 7210400B2 JP 2019140995 A JP2019140995 A JP 2019140995A JP 2019140995 A JP2019140995 A JP 2019140995A JP 7210400 B2 JP7210400 B2 JP 7210400B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- piece member
- frame
- middle rail
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Special Wing (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
しかし、火災時には、建具の高さ方向中程に設けた中桟が熱によって伸張することで、左右の竪框が押し広げられて召合せ部に隙間が生じたり、障子が破損してガラスが外れたりして室内外が連通する危険性があった。
また、本発明の他の実施形態は、框材間もしくは枠材間に配置される中桟を備え、中桟は、中空部を有する中桟本体の一方側端部に配置されるピース部材を備え、ピース部材は、火災時の熱により溶融する材料からなり、中桟本体の中空部に挿入される挿入部と、中桟本体の中空部の端部と框材もしくは枠材との間に配置される突出部を備えており、ピース部材の突出部は、反挿入部側に上下方向に通る排水溝もしくは排水路が形成されており、框材もしくは枠材は、中桟の下面を支持する支持片を備えた支持部材が固定されており、中桟本体のピース部材側は、火災時にピース部材が溶融することで中桟の長手方向に移動可能となるように、框材もしくは枠材に対して支持部材の支持片を介して支持されている防火建具である。
本実施形態の引違い窓の枠体1は、上枠11、下枠12及び左、右竪枠13,14を四周組して形成されている。
内、外障子2、3は、それぞれ上框21,31、下框22,32及び左、右竪框23,24,33,34を四周に配置し、左、右竪框23,24,33,34の高さ方向ほぼ中央位置に中桟25,35を配置して框組みされており、中桟25,35の上下にパネル体26,36を保持して内、外障子2,3が形成されている。
枠体1を構成する上枠11は、躯体開口部の内周に配置される上枠本体部111aと、上枠本体部111aの室内側から内周方向に延びる室内側壁部111bと、上枠本体部111aの室外側から内周方向に延びる室外側壁部111cと、上枠本体部111aの見込み方向略中央位置において内周面から下方に延びる中央見付壁部111dと、上枠本体部111aの内周面で中央見付壁部111dよりも室外側から内周方向に延びる上外レール111eを有している。
上枠11は、室内側壁部111bと中央見付壁部111dによって、内障子2の上部を案内する案内溝を形成している。
外障子3の上框本体部311aの外周側には、上外レール111eを案内する案内溝311cが設けられている。
枠体1を構成する下枠12は、躯体開口部の内周面に沿う下枠本体部121aと、下枠本体部121aの室内側に連続する中空形状の立上り部121bと、立上り部121bの室内側から内周方向に延びる室内側壁部121cと、立上り部121bの室外側端から内周方向に延びる下内レール121dと、立上り部121bの室外側端から室外側に延びる気密材取付片121eと、下枠本体部121aの室外側内周面から内周方向に延びる下外レール121fを有している。
下框22,32のガラス間口部221b,321bには、セッティングブロックが配置されており、グレイジングチャンネルを介して複層ガラスからなるパネル体26,36が保持されている。
枠体1を構成する左竪枠13は、躯体開口部の内周に配置される竪枠本体部131aと、竪枠本体部131aの室内側から内周方向に延びる室内側壁部131bと、竪枠本体部131aの室外側から内周方向に延びる室外側壁部131cと、竪枠本体部131aの見込み方向略中央位置において内周面から内周方向に延びる中央見付壁部131dを有している。
左竪枠13の中央見付壁部131dの室外側面に気密材が配置されており、収容部における竪枠本体部131aの内周には、閉鎖時に外障子3の戸先框33の室内側面を気密材に押し付ける引寄せ片131eが形成されている。
右竪枠14の室内側壁部141bの室外側に気密材が配置されており、収容部における竪枠本体部141aの内周には、閉鎖時に内障子2の戸先框24の室内側面を気密材に押し付ける引寄せ片141eが形成されている。
左竪框23の外周面には、クレセント錠61が設けられ、左竪框23の室外側面には、煙返しを構成する煙返し片が形成されていると共に、気密材が配置されている。
戸先部241cは、溝内に引き寄せブロックを有しており、内障子2の閉鎖時に引き寄せブロックが右竪枠14の引寄せ片141eに当接して右竪框24を右竪枠14の室内側壁部141bに設けた気密材に押し付ける。
戸先部331cは、溝内に引き寄せブロックが配置されており、外障子3の閉鎖時に引き寄せブロックが左竪枠13の引寄せ片131eに当接して左竪框33を左竪枠13の中央見付壁部131dに設けた気密材に押し付ける。
中桟の構成及び中桟の固定構造の一実施形態について、図4ないし図7を参考にしてさらに説明する。なお、内障子2の中桟25と、外障子3の中桟35は同様の構成を備えているので、以下の説明においては、主に外障子3の中桟35を用いて説明する。
ピース部材352は、挿入部352aの一部が省かれて欠落部352cが形成されている。
欠落部352cの高さ寸法は、タッピングホール351dの高さ寸法と同程度の寸法が好ましく、欠落部352cが形成された挿入部352aの上面は、タッピングホール351dに比べて比較的広い平坦面で形成されている。
ピース部材352の突出部352bの反挿入部側には、上下方向に通る排水溝352dが形成されている。
すなわち、中桟本体351の幅寸法は、外障子3の左,右竪框33,34のガラス間口部331b,341bの底壁間の寸法w1よりも小さく形成されている。なお、中桟本体351の幅寸法は、加熱によって伸びた際に左,右竪框33,34を破壊しない程度の寸法であれば特に限定されない。
第2の実施形態の防火建具の中桟は、ピース部材352の構成が第1の実施形態と異なっている。
以下、図8を参考に説明する。なお、ピース部材352以外の構成については、第1の実施形態と概ね同様であり、第1の実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
挿入部352aの上面は、タッピングホール351dに比べて比較的広い平坦面で形成されている。
突出部352bの反挿入部側には、上下方向に通る排水溝352dが形成されている。
第3の実施形態の防火建具の中桟は、右竪框34に対する中桟35の固定構造が第1,2の実施形態と異なっている。以下、図9,10を参考に説明する。なお、第3の実施形態の中桟のピース部材352は、第2の実施形態のピース部材と同様であり、第1,2の実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
左,右竪框33,34のガラス間口部331b,341bの底壁間に配置された中桟35は、左竪框33側において、左竪框33の外周からタッピングビスb1によってネジ止め固定されるとともに、右竪框34側においては、支持部材4の支持片41bに形成された長孔41cを介してビスb4等の固定手段により止められることで、左,右竪框33,34間に取り付けられる。
また、中桟本体と框材との間に排水路は、ピース部材の反挿入部側に形成される排水溝と框材とによって形成される構成のものに限定されず、ピース部材を上下に貫く排水孔によって形成される排水路であってもよい。
34 :左竪框(框材)
341b :ガラス間口
35 :中桟
351 :中桟本体
351a :中桟本体部
351d :タッピングホール
351e :空間
352 :ピース部材
352a :挿入部
352b :突出部
352c :欠落部
352d :排水溝
353 :排水路
4 :支持部材
41a :固定片
41b :支持片
41c :長孔
42 :ワッシャ部材
b2 :タッピングビス
Claims (2)
- 框材間もしくは枠材間に配置される中桟を備え、
中桟は、中空部を有する中桟本体と、中桟本体の一方側端部に配置されるピース部材を備え、中桟本体は、中空部にタッピングホールを有し、タッピングホールにねじ込んだタッピングビスにより框材もしくは枠材に取付けてあり、
ピース部材は、火災時の熱により溶融する材料からなり、中桟本体の中空部に挿入される挿入部と、中桟本体の中空部の端部と框材もしくは枠材との間に配置される突出部を備えているとともに、
ピース部材の挿入部は、中桟本体の中空部に挿入された際にタッピングホールを避ける形状であり、ピース部材の突出部は、反挿入部側に上下方向に通る排水溝もしくは排水路が形成されており、
中桟本体のピース部材側は、火災時にピース部材が溶融することで中桟の長手方向に移動可能となるように、框材もしくは枠材に対してタッピングビスを介して支持されている
防火建具。 - 框材間もしくは枠材間に配置される中桟を備え、
中桟は、中空部を有する中桟本体の一方側端部に配置されるピース部材を備え、
ピース部材は、火災時の熱により溶融する材料からなり、中桟本体の中空部に挿入される挿入部と、中桟本体の中空部の端部と框材もしくは枠材との間に配置される突出部を備えており、ピース部材の突出部は、反挿入部側に上下方向に通る排水溝もしくは排水路が形成されており、
框材もしくは枠材は、中桟の下面を支持する支持片を備えた支持部材が固定されており、
中桟本体のピース部材側は、火災時にピース部材が溶融することで中桟の長手方向に移動可能となるように、框材もしくは枠材に対して支持部材の支持片を介して支持されている
防火建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019140995A JP7210400B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 防火建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019140995A JP7210400B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 防火建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021025213A JP2021025213A (ja) | 2021-02-22 |
JP7210400B2 true JP7210400B2 (ja) | 2023-01-23 |
Family
ID=74662246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019140995A Active JP7210400B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 防火建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7210400B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012136928A (ja) | 2010-12-10 | 2012-07-19 | Sankyotateyama Inc | サッシ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS528637A (en) * | 1975-07-10 | 1977-01-22 | Fujisash Co | Fabricating structure of partition menbers in window frames |
JPS54159729U (ja) * | 1978-04-28 | 1979-11-08 | ||
JPS62146889U (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-17 | ||
JP3520480B2 (ja) * | 1995-06-07 | 2004-04-19 | 株式会社フジタ | 防火ユニットの補強芯材連結構造 |
-
2019
- 2019-07-31 JP JP2019140995A patent/JP7210400B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012136928A (ja) | 2010-12-10 | 2012-07-19 | Sankyotateyama Inc | サッシ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021025213A (ja) | 2021-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101370463B1 (ko) | 커튼월 | |
DE102012106200B4 (de) | Kühlschrank | |
JP6857106B2 (ja) | サッシ | |
JP7210400B2 (ja) | 防火建具 | |
JP6941015B2 (ja) | サッシ | |
JP6258634B2 (ja) | 窓の防火構造 | |
KR101763154B1 (ko) | 커튼월 어셈블리 | |
US11591843B2 (en) | Connective installation structure for modularized windows and doors | |
KR101750695B1 (ko) | 커튼월 어셈블리 | |
JP6017339B2 (ja) | 窓ユニット | |
JP6769800B2 (ja) | 建具 | |
KR101790729B1 (ko) | 자동문용 단열프레임 | |
KR102094368B1 (ko) | 멀티 테크 단열복합창 | |
KR20040104095A (ko) | 끼움 방식으로 결합되는 내측패널과 외측패널로 구성된복합창호 | |
JP2020193446A (ja) | ドア | |
KR101571541B1 (ko) | 창틀프레임의 설치구조 | |
JP7061858B2 (ja) | サッシ | |
JP7168327B2 (ja) | 風止板及び該風止板を備えるサッシ | |
JP7161372B2 (ja) | 建具 | |
KR101368355B1 (ko) | 고효율 에너지 절약형 커튼 월 | |
JP6664295B2 (ja) | 防火サッシ | |
JP2020117888A (ja) | 建具 | |
JP6669924B1 (ja) | 防火建具 | |
JP7201518B2 (ja) | 防火サッシ | |
JP7009557B2 (ja) | 建具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7210400 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |