JP2020117888A - 建具 - Google Patents

建具 Download PDF

Info

Publication number
JP2020117888A
JP2020117888A JP2019008063A JP2019008063A JP2020117888A JP 2020117888 A JP2020117888 A JP 2020117888A JP 2019008063 A JP2019008063 A JP 2019008063A JP 2019008063 A JP2019008063 A JP 2019008063A JP 2020117888 A JP2020117888 A JP 2020117888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
frame
reinforcing member
shoji
thermal expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019008063A
Other languages
English (en)
Inventor
晃尚 澤田
Akihisa Sawada
晃尚 澤田
勇 丸池
Isamu Maruike
勇 丸池
貴広 米道
Takahiro Yonemichi
貴広 米道
荒井 直樹
Naoki Arai
直樹 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Tateyama Inc
Original Assignee
Sankyo Tateyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Tateyama Inc filed Critical Sankyo Tateyama Inc
Priority to JP2019008063A priority Critical patent/JP2020117888A/ja
Publication of JP2020117888A publication Critical patent/JP2020117888A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Special Wing (AREA)

Abstract

【課題】樹脂材料からなる部材を有するサッシに対して、断熱性能を維持しながら、防火性能を付与する。【解決手段】外障子の樹脂製の召合框の中空部内及び内障子の樹脂製の召合框の中空部内にそれぞれ補強部材が配置されており、内障子の召合框の補強部材は、内周側見込壁と外周側見込壁と室外側見付壁を有する断面略U字状をなしており、外障子の召合框の補強部材は、内周側見込壁と外周側見込壁と室内側見付壁を有する断面略U字状をなしており、両補強部材は、見付壁同士が対向するように配置されているとともに、見付壁の反対向側にある領域にそれぞれ熱膨張耐火材を有しており、外障子の召合框と内障子の召合框の対向部間に熱膨張耐火材が配置されている。【選択図】図6

Description

建築物等の開口部に配置されるサッシに関する。
従来、建築物の開口部に配置されるサッシとして、高い断熱性を有する樹脂枠及び樹脂框を備えるサッシが知られている。
特開2016−108909号公報
特許文献1に示す樹脂サッシは、樹脂材料の特徴を生かして高い断熱性を有することができ、また、ある程度の防火性能を備えている。
しかし、近年、樹脂材料からなる部位を備える断熱サッシにおいて、さらに高い防火性能が求められるようになっている。
本発明は、上記の事情を鑑みたものであり、断熱性能とともに高い防火性能を備えるサッシを提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態は、外障子の樹脂製の召合框の中空部内及び内障子の樹脂製の召合框の中空部内にそれぞれ補強部材が配置されており、内障子の召合框の補強部材は、内周側見込壁と外周側見込壁と室外側見付壁を有する断面略U字状をなしており、外障子の召合框の補強部材は、内周側見込壁と外周側見込壁と室内側見付壁を有する断面略U字状をなしており、両補強部材は、見付壁同士が対向するように配置されているとともに、見付壁の反対向側にある領域にそれぞれ熱膨張耐火材を有しており、外障子の召合框と内障子の召合框の対向部間に熱膨張耐火材が配置されているサッシである。
本実施形態によれば、樹脂材料からなる部材を有するサッシに対して、断熱性能を維持しながら、防火性能を付与することができる。
一実施形態に係るサッシの外観図である。 一実施形態に係るサッシの取付状態における竪断面図である。 一実施形態に係るサッシの取付状態における横断面図である。 一実施形態に係るサッシの竪断面図である。 一実施形態に係るサッシの横断面図である。 一実施形態に係るサッシの内外障子の召合せ部の横断面図である。 一実施形態に係るサッシの内外障子の召合せ部の火災時の横断面図である。
本発明の一実施形態に係るサッシについて、図面を参考にして説明する。
本実施形態のサッシは、建物開口部に配置されている窓装置の室内側に配置される内窓Aとして構成されており、図1に示すように、枠体10と、枠体10に対して摺動自在に配置される内障子20及び外障子30を備えている。
枠体10は、上枠11,下枠12及び左、右竪枠13,14を有しており、各枠材は枠組されることなく、上枠11,下枠12及び左、右竪枠13,14がそれぞれ建物開口部の内周面にビス等の固定手段によって固定されることで建物開口部の四周に亘る枠体10が形成されている。
内障子20は、上框21、下框22、左竪框(召合框)23及び右竪框(戸先框)24を四周に組んで、その内周にパネル体25を取り付けて形成されており、外障子30は、上框31、下框32、左竪框(戸先框)33及び右竪框(召合框)34を四周に組んで、その内周にパネル体35を取り付けて形成されている。
そして、本実施形態の内窓Aは、図2,3に示すように、予め建物開口部に配置されている建具Bの室内側に配置されること、例えば額部Cの内周に固定されることによって、二重サッシを構成し、建物開口部における断熱性能を高めることができる。なお、建物開口部に配置されている建具Bは、どのような建具であっても良く、ここではその説明を省略する。
(枠体の構成)
枠体10の上枠11は、図4に示すように、樹脂材料からなる略平板状の上枠本体111と、アルミ合金等の金属材料からなる上レール部材112を有している。そして、上レール部材112が上枠本体111の内周面(下面)に配置された状態で、上枠本体111と上レール部材112はビス等の固定手段bにより、建物開口部の額部Cの内周面(下面)に固定されている。
上枠本体111は、額部Cに固定される上枠本体部111aと、上枠本体部111aの室内側端から垂下する室内側壁部111bを有している。
上レール部材112は、上枠本体111と共に額部Cに固定される上レール固定部112aと、上レール固定部112aの室内側より下方に垂設される上内レール112bと、上レール固定部112aの室外側より下方に垂設される上外レール112cを有している。
上枠11の上内レール112bと上外レール112cとの間であって、内障子20及び外障子30の召合框23,34の上方位置にはヒレ状の風止め部を有する風止め部材71が配置されている。
枠体10の下枠12は、図4に示すように、樹脂材料からなる略平板状の下枠本体121と、アルミ合金等の金属材料からなる下レール部材122を有している。そして、下レール部材122が下枠本体121の内周面(上面)に配置された状態で、下枠本体121と下レール部材122はビス等の固定手段bにより、建物開口部の額部Cの内周面(上面)に固定されている。
下枠本体121は、建物開口部に固定される下枠本体部121aと、下枠本体部121aの室内側端から上方に立設する室内側壁部121bを有している。
下レール部材122は、下枠本体121と共に額部Cに固定される下レール固定部122aと、下レール固定部122aの室内側より上方に立設する下内レール122bと、下レール固定部122aの室外側より上方に立設する下外レール122cを有している。
下枠12の下内レール122bと下外レール122cとの間であって、内障子20及び外障子30の召合框23,34の下方位置にはヒレ状の風止め部を有する風止め部材72が配置されている。
枠体10の左、右竪枠13,14は、樹脂材料からなり、図5に示すように、略平板状に形成されており、ビス等の固定手段b,bにより、建物開口部の額部Cの内周面に固定されている。
本実施形態の左、右竪枠13,14は、上、下枠11,12と同様に樹脂材料によって形成してもよいが、アルミ合金等の押出形材の表面を合成樹脂等の断熱材料によってコーティングして形成してもよい。
左、右竪枠13,14は、建物開口部に固定される左、右竪枠本体部131a,141aと、左、右竪枠本体部131a,141aの見込み方向略中央位置から内周方向に突設される中央壁部131b,141bと、左、右竪枠本体部131a,141aの室内側端から内周方向に突設される室内側壁部131c,141cと、左、右竪枠本体部131a,141aの室外側端から内周方向に突設される室外側壁部131d,141dとを有している。
中央壁部131b,141bは、内周端に、室内外両側に延びるヒレ状の気密片を有している。ヒレ状の気密片は、内障子20もしくは外障子30の閉鎖時において、内、外障子20,30の戸先框24,33に当接して、内、外障子20,30の閉鎖時における内障子20と右竪枠14との気密、外障子30と左竪枠13との気密を行っている。
左竪枠13は、左竪枠本体部131aの内周側であって中央壁部131bの室外側に金属材料からなる補強部材132を有しており、右竪枠14は、右竪枠本体部141aの内周面であって中央壁部141bの室内側に金属材料からなる補強部材142を有している。
左竪枠13の補強部材132は、アルミ合金やスチール等の金属材料からなり、中央壁部131bの室外側面に沿う見付壁と左竪枠本体部131aの内周面に沿う見込壁を有する断面略L字状の長尺部材であり、左竪枠13の全長に亘って配置されている。
右竪枠14の補強部材142は、アルミ合金やスチール等の金属材料からなり、中央壁部141bの室内側面に沿う見付壁と右竪枠本体部141aの内周面に沿う見込壁を有する断面略L字状の長尺部材であり、右竪枠14の全長に亘って配置されている。
そして、左竪枠13の補強部材132の見付壁の室外側面に、外障子30の戸先框33の戸先端部の室内側面に対向するように熱膨張耐火材fが配置されており、右竪枠14の補強部材142の見付壁の室内側面に、内障子20の戸先框24の戸先端部の室外側面に対向するように熱膨張耐火材fが配置されている。
左、右竪枠13,14に配置された補強部材132,142は、それぞれ左、右竪枠13,14を固定する固定手段b,bによって、左、右竪枠本体部131a,141aとともに建物開口部に固定されている。
本実施形態のサッシの枠体10を建物開口部に固定するに際しては、例えば、左竪枠13→下枠12→右竪枠14→上枠11の順番で建物開口部の四周に配置、固定することで、枠体10を建物開口部の四周に対して配置することができる。
このとき、建物開口部の四隅において、横枠(上枠11,下枠12)の少なくとも上内レール112b、上外レール112c及び下内レール122b、下外レール122cの一部、もしくは、竪枠(左竪枠13,右竪枠14)の中央壁部131b,141bの一部を切欠くこと等によって、上枠11,下枠12及び左、右竪枠13,14同士が取付けに際して干渉することを防止することができる。
(内障子の構成)
内障子20の上框21は、図4に示すように、樹脂材料からなる上框本体211と、アルミ合金等の金属材料からなる補強芯材212を有している。
上框本体211は、パネル体25を保持するためのガラス間口211aと、ガラス間口211aの外周側に形成され上内レール112bに案内される開口部211bを有し、開口部211bを構成する室内、外側壁の上端には上内レール112bに当接もしくは近接する気密片が設けられている。
内障子20の上框21は、ガラス間口211a内にスチール等の金属材料からなる補強部材213が配置されており、パネル体25が、補強部材213及び難燃性のグレイジングチャンネル219を介してガラス間口211aに保持されている。また、開口部211b内に補強芯材212が配置されている。
開口部211bに配置された補強芯材212とガラス間口211aに配置された補強部材213とは、開口部211bの底壁を間に挟んで連結手段により連結されている。
ガラス間口211a内に配置される補強部材213は、パネル体25の端面に対向する底壁と、パネル体25の縁部の室内外側面に対向する室内外壁を有する断面略U字状をしており、室内外壁の内側面には、熱膨張耐火材が取り付けられている。
開口部211b内に配置される補強芯材212は、開口部211bの底部に沿って配置される底壁部212aと、底壁部212aの室内側端部に連続して開口部211bの室内壁に沿って延びる室内壁部212bと、底壁部212aの室外側端部に連続して開口部211bの室外壁に沿って延びる室外壁部212cを有している。
補強芯材212の底壁部212aの上面及び下面にそれぞれ熱膨張耐火材が配置されており、室内壁部212b及び室外壁部212cの上端近傍の内側面に熱膨張耐火材f,fが配置されている。
内障子20の下框22は、図4に示すように、樹脂材料からなる下框本体221と、アルミ合金等の金属材料からなり下框本体221に内装される第1補強芯材222及び第2補強芯材223を有している。
下框本体221は、内周側のガラス間口221aと、ガラス間口221aの外周に配置される中空部221bと、外周側の開口部221cとを有している。
第1補強芯材222は、断面略矩形の中空形状をなしており、下框本体221の中空部221b内に配置されている。第2補強芯材223は、矩形中空部と下方に開口する開口部を備える断面形状をなしており、下框本体221の開口部221cの開口内に配置されている。
第1補強芯材222の中空部内には、スチール等からなる断面略U字状の第1補強部材224が外周方向に開口するように配置され、第2補強芯材223の中空部内及び開口部内には、断面略U字状の第2補強部材225及び第3補強部材226がそれぞれ室内方向に開口するように配置されている。
ガラス間口221a内には、スチール等の金属材料からなり、パネル体25の端面に対向する底壁と、パネル体25の縁部の室内外側面に対向する室内外壁を有する断面略U字状の第4補強部材227が配置されており、パネル体25が、第4補強部材227及び難燃性のグレイジングチャンネル229を介してガラス間口221aに保持されている。
第4補強部材227と第1補強芯材222及び第1補強部材224は、ガラス間口221aの底壁を挟んで連結手段を介して連結されている。
また、第1補強芯材222と第2補強芯材223及び第2補強部材225は、下框本体221の中空部221bの底壁を挟んで連結手段により連結されており、第2補強部材225と第3補強部材226は、第2補強芯材223の中間壁を間に挟んで連結手段により連結されている。
下框本体221の開口部221cの所定位置、具体的には見付方向の両端近傍位置には、下内レール122b上を走行する戸車92が配置され、内障子20は、下内レール122b上を走行自在に配置されている。
内障子20の右竪框(戸先框)24は、図5に示すように、樹脂材料からなり、断面略矩形の中空部を有する右竪框本体部241bと、右竪框本体部241bの内周側に形成されパネル体25を保持するためのガラス間口241aを有している。
なお、本実施形態の右竪框24は、アルミ合金等の押出形材の表面を合成樹脂等の断熱材料によってコーティングして形成してもよい。
右竪框本体部241bの中空部内には、スチール等の金属材料からなり、見込壁と室内側見付壁と室外側見付壁を有する断面略U字状の第1補強部材242が外周側に向けて開口するように配置されている。
第1補強部材242の見込壁の外周側面(内側面)と室内側見付壁の室外側面(内側面)と室外側見付壁の室内側面(内側面)には、それぞれ熱膨張耐火材fが配置されている。
また、第1補強部材242の見込壁の内周面(外側面)と右縦框本体241との間に、熱膨張耐火材fが配置されている。
ガラス間口241a内には、スチール等の金属材料からなりパネル体25の端面に対向する底壁と、パネル体25の縁部の室内外側面に対向する室内外壁を有する断面略U字状の第2補強部材243が配置されており、パネル体25が、第2補強部材243及び難燃性のグレイジングチャンネル249を介してガラス間口241aに保持されている。
第1補強部材242と第2補強部材243とは、右竪框本体部241bの内周側の壁部を挟んで連結手段により連結されている。
なお、右竪框本体部241bの中空部内に配置される第1補強部材242は、略U字状の断面形状に限らず、例えば、断面略矩形のホロー構造等でもよい。
内障子20の左竪框(召合框)23は、樹脂材料からなり、図5に示すように、中空部を有する左竪框本体部231bと左竪框本体部231bの室外側内周に形成されるガラス間口231aを有しており、外周側面が室外側に延びて外障子30の召合框34に当接もしくは近接する気密片231cが形成されている。
また、左竪框23の外周面には防火クレセント錠61が取り付けられている。
左竪框本体部231bの中空部内には、スチール等の金属材料からなりガラス間口231aの底壁に沿う内周側の見込面部と左竪框本体部231bの室外側面に沿う見付面部と外周側の見込面部と内周側の見込み面の室内側が外周側に屈曲して形成される固定壁を有する第1補強部材232と、第1補強部材232の固定壁に固定される第2補強部材233及び断面略L字形の第4補強部材235が配置されている。
一方、ガラス間口231a内には、パネル体25の端面に対向する底壁と、パネル体25の縁部の室内外側面に対向する室内外壁を有する断面略U字状の第3補強部材234が内周側に向けて開口するように配置されており、第3補強部材234の室内外壁には熱膨張耐火材fが配置されている。そして、パネル体25が、第3補強部材234及び難燃性のグレイジングチャンネル239を介してガラス間口231aに保持されている。
第1補強部材232と第3補強部材234は、左竪框本体部231bの内周側の壁及び熱膨張耐火材fを間に挟んで連結手段により連結されている。また、第1補強部材232、第2補強部材233及び第4補強部材235の適宜部位に熱膨張耐火材fが配置されている。
なお、内障子20に使用されるパネル体25は、耐火性、耐熱性を有するガラス、例えば、結晶化ガラスにより形成されている。
(外障子の構成)
以下に、外障子30について説明するが、外障子30と内障子20とは、上下枠および戸先框について基本的にその構成を同じくするものであるから、ここでは、特に外障子30の召合框34について説明し、内障子20の構成と同様の構成については、その説明を省略する。
外障子30の右竪框(召合框)34は、樹脂材料からなり、図5に示すように、中空部を有する右竪框本体部341bと右竪框本体部341bの内周側に形成されるガラス間口341aを有しており、外周側面が室内側に延びて内障子20の召合框23に当接もしくは近接する気密片341cが形成されている。
また、右竪框(召合框)34の室内側面に防火クレセント受け62が設けられている。
右竪框(召合框)34の右竪框本体部341bの中空部内には、スチール等の金属材料からなりガラス間口341aの底壁に沿う見込面部と右竪框本体部341bの室内側面に沿う見付面部と外周側の見込面部を有する第1補強部材342が配置されている。
ガラス間口341a内には、パネル体25の端面に対向する底壁と、パネル体25の縁部の室内外側面に対向する室内外壁を有する断面略U字状の第2補強部材343が内周側に向けて開口するように配置されており、第2補強部材343の室内外壁には熱膨張耐火材が配置されている。そして、パネル体35が、第2補強部材343及び難燃性のグレイジングチャンネル349を介してガラス間口341aに保持されている。
第1補強部材342と第2補強部材343は、右竪框本体部341bの内周側の壁及び熱膨張耐火材を間に挟んで連結手段により連結されている。また、第1補強部材342の見付面部の室外側面(内側面)には、火災時の加熱により膨張する熱膨張耐火材fが配置されている。
本実施形態の建具の召合せ部の防火構造について、さらに詳細に説明する。
内障子20の召合框(左竪框)23は、図6(a)に示すように、樹脂材料からなる左竪框本体部231bの室外側内周にガラス間口231aが形成されて構成されている。左竪框本体部231bは、室外側の見付幅寸法が小さく室内側の見付幅寸法が大きい全体として断面略L字状の中空部を有している。
中空部内の室外側に配置される第1補強部材232は、スチール等の金属材料からなり、ガラス間口231aの底壁に対向する内周側見込壁232aと、左竪框本体部231bの外周面に対向する外周側見込壁232bと、内周側見込壁232aと外周側見込壁232bを連絡する室外側見付壁232cを有し、内周側見込壁232aの室内側が外周側に屈曲して延設される固定壁232dを有している。
第1補強部材232は、防火クレセント錠61が取り付けられた位置の上下位置付近に、断面略L字形の第4補強部材235が取り付けられており、左竪框(召合框)23のネジレ強度を向上させている。
また、第1補強部材232は、上下2箇所において、固定壁232dに召合せ框23の上下に取り付ける上下キャップ8,8(図6(b)参照)を受けるための第2補強部材233が配置されている。
第1補強部材232の室外側見付壁232cの室内側面及び外周側見込壁232bの外周側面に熱膨張耐火材f1,f2が配置されており、第2補強部材233の室内側見付壁の室外側面及び外周側見込壁の内周側面に、熱膨張耐火材f,fが設けられている。
また、ガラス間口231a内に配置された第3補強部材234の室内外壁の外側面及び内側面に、熱膨張耐火材f3,f4が配置されており、第3補強部材234の底壁と第1補強部材232の内周側見込面232aとの間には、熱膨張耐火材f5が配置されている。
一方、外障子30の召合框(右竪框)34は、樹脂材料からなる右竪框本体部341bの内周にガラス間口341aが形成されて構成されており、右竪框本体部341bは、全体として断面略矩形の中空部を有している。
右竪框34は、右竪框本体部341bの中空部内に第1補強部材342が配置されている。
中空部内に配置される第1補強部材342は、スチール等の金属材料からなり、ガラス間口341aの底壁に対向する内周側見込壁342aと、右竪框本体部341bの外周面に対向する外周側見込壁342bと、内周側見込壁342aと外周側見込壁342bを連絡する室内側見付壁342cを有している。
なお、内障子20の召合框23の中空部内に配置される第1補強部材232と外障子30の召合框34の中空部内に配置される第1補強部材342を同一の補強部材によって形成することで、部品管理を容易にし、製造コストを下げることができる。
第1補強部材342の室内側見付壁242cの室外側面に熱膨張耐火材f6が配置されている。
また、ガラス間口241a内に配置された第2補強部材343の室内外壁の外側面及び内側面に、熱膨張耐火材f7,f8が配置されており、第2補強部材343の底壁と第1補強部材342の内周側見込面342aとの間には、熱膨張耐火材f9が配置されている。
そして、内障子20と外障子30の召合せ部には、内障子20の左竪框23の外周室外側に形成された気密片231cと、外障子30の右竪框34の外周室内側に形成された気密片341cによって、煙返し等を設けない比較的単純な形状の召合領域S1が形成されており、内障子20の左竪框23の室外側面及び外障子30の右竪框34の室内側面に召合領域S1に向かって熱膨張耐火材f10,f11が配置されている。
以上の召合せ部においては、火災時には、図7に示すように、召合領域S1に配置された熱膨張耐火材f10,f11が膨張することによって、内障子20と外障子30の召合せ部を閉塞する。そして、内、外障子20,30の樹脂製の召合框23,34が溶融した場合には、外障子30の召合框34の第1補強部材342の室内側見付壁342cと内障子20の召合框23の第1補強部材232の室外側見付壁232cが対向しているので、召合領域S1で膨張した熱膨張耐火材fは、両見付壁の間で膨張して召合せ部分を閉塞する。
また、内障子20の中空部内に配置された第1補強部材232に取り付けられた熱膨張耐火材f1が膨張することで、第1補強部材232の室内側が熱膨張耐火材f1によって覆われ、外障子30の中空部内に配置された第1補強部材342に取り付けられた熱膨張耐火材f6が膨張することで、第1補強部材342の室外側が熱膨張耐火材f6に覆われる。
さらに、内障子20の召合框23のガラス間口231aに配置された第3補強部材234の室内壁の外側面に設けられた熱膨張耐火材f3及び第3補強部材234の底壁と第1補強部材232の内周側見込面232aとの間に設けられた熱膨張耐火材f5が膨張することで、召合せ部の室内側を覆う。
また、外障子30の召合框34のガラス間口341aに配置された第2補強部材343の室外壁の外側面に設けられた熱膨張耐火材f7及び第2補強部材343の底壁と第1補強部材342の内周側見込面342aとの間に設けられた熱膨張耐火材f9が膨張することで、召合せ部の室外側を覆う。
したがって、召合せ部は、室内側面から室外側面に亘って、熱膨張耐火材と補強部材による連続した閉塞部が形成される。
以上のように、本実施形態の内窓は、内障子及び外障子の召合せ部に煙返し等が存在しない比較的単純な形状の召合領域S1を形成し、該領域S1内に熱膨張耐火材を配置しているので、火災時には、熱膨張耐火材が召合領域内でスムーズに膨張して、召合せ部を確実に閉塞することができる。
また、内、外障子の召合框内には、見付壁同士が近接対向するように補強部材が配置されているので、樹脂製の召合框が溶融した場合にも、召合せ部分が補強部材の見付壁で囲まれた状態となり、熱膨張耐火材による召合わせ部の閉塞状態をより保つことができる。
さらに、内、外障子の召合框内の補強部材の見付壁の反対向側の領域に熱膨張耐火材を配置しているので、室内側及び室外側のいずれからの火炎に対しても、すばやく補強部材の対火炎側において熱膨張耐火材が膨張して補強部材を火炎や熱等から保護し、補強部材の変形等を抑制することができる。
特に、内障子の召合せ框においては、補強部材の見付壁の室内側面に熱膨張耐火材が配置され、外障子の召合せ框においては、補強部材の見付壁の室外側面に熱膨張耐火材が配置されることで、召合せ框の中空部内の召合せ部に近い側を熱膨張耐火材が密な発泡状態で保護することができ、また、召合せ框の広い見付け面に熱膨張耐火材を配置することができるので、十分な量の耐火材を配置することができる。
さらに、熱膨張耐火材は、膨張時に内外周側の見込壁で膨張が案内されるので、補強部材の内周面で安定した膨張をすることができる。
また、補強部材の見付壁は、ネジ等の固定手段によって固定されることが少なく、比較的平坦な面に熱膨張耐火材を配置すればよいので、施工性がよく、取付状態が安定する。
また、ガラス間口231a,341a内に配置された断面略U字状の補強部材234,343の内外壁面の外側に熱膨張耐火材が配置されており、ガラス間口231a,341a内の補強部材234,343と中空部内の補強部材232,342との間に熱膨張耐火材が配置されているので、火災時には、ガラス間口231a,341a内の補強部材234,343から中空部内の補強部材232,342に亘って膨張した熱膨張耐火材fで保護することができ、補強部材の温度上昇を抑えられて形状を維持することができ、召合せ部における耐火性能をさらに向上させることができる。
なお、内、外障子の召合框内の補強部材232,342の見付壁同士の反対向側の領域に配置される熱膨張耐火材は、補強部材のU字状の内部に充満すればよく、補強部材232,342の見付壁ではなく見込壁に設けてもよい。
また、本実施形態は、室外側に既設のサッシが配置された建物開口部の室内側に配置される内窓として説明されているが、単独で建物開口部に配置されるサッシに対して採用することもできる。
さらに、本発明において、内障子及び外障子の構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、如何なる障子も用いることができる。
また、障子の框材を補強する補強部材や補強芯材の断面形状は、実施形態に示す断面形状に限定されるものではなく、補強部材や補強芯材に配置される熱膨張耐火材の位置も限定されるものではない。
なお、以上の実施形態は,請求項に記載された発明を限定するものではなく,例示として取り扱われることは言うまでもない。
20 :内障子
23 :召合框
232 :第1補強部材(補強部材)
232a :内周側見込壁
232b :外周側見込壁
232c :室外側見付壁(見付壁)
30 :外障子
34 :召合框
342 :第1補強部材(補強部材)
342a :内周側見込壁
342b :外周側見込壁
342c :室内側見付壁(見付壁)
f :熱膨張耐火材

Claims (1)

  1. 外障子の樹脂製の召合框の中空部内及び内障子の樹脂製の召合框の中空部内にそれぞれ補強部材が配置されており、
    内障子の召合框の補強部材は、内周側見込壁と外周側見込壁と室外側見付壁を有する断面略U字状をなしており、外障子の召合框の補強部材は、内周側見込壁と外周側見込壁と室内側見付壁を有する断面略U字状をなしており、
    両補強部材は、見付壁同士が対向するように配置されているとともに、見付壁の反対向側にある領域にそれぞれ熱膨張耐火材を有しており、
    外障子の召合框と内障子の召合框の対向部間に熱膨張耐火材が配置されている建具。


JP2019008063A 2019-01-21 2019-01-21 建具 Pending JP2020117888A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019008063A JP2020117888A (ja) 2019-01-21 2019-01-21 建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019008063A JP2020117888A (ja) 2019-01-21 2019-01-21 建具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020117888A true JP2020117888A (ja) 2020-08-06

Family

ID=71891855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019008063A Pending JP2020117888A (ja) 2019-01-21 2019-01-21 建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020117888A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7486405B2 (ja) 2020-11-19 2024-05-17 三協立山株式会社 建具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351008A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Tokuyama Corp 合成樹脂製引違い窓
JP2016204937A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 三協立山株式会社 建具
JP2018066243A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 三協立山株式会社 防火サッシ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351008A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Tokuyama Corp 合成樹脂製引違い窓
JP2016204937A (ja) * 2015-04-20 2016-12-08 三協立山株式会社 建具
JP2018066243A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 三協立山株式会社 防火サッシ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7486405B2 (ja) 2020-11-19 2024-05-17 三協立山株式会社 建具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101370463B1 (ko) 커튼월
JP7015372B2 (ja) 二重建具及び室内側建具
JP6857106B2 (ja) サッシ
JP7008742B2 (ja) シャッター建具
JP6941015B2 (ja) サッシ
JP2020117888A (ja) 建具
KR102126906B1 (ko) 단열성과 시공성이 개선된 창호구조
JP7183101B2 (ja) 樹脂サッシ
JP7208084B2 (ja) サッシ
JP7061858B2 (ja) サッシ
KR101281356B1 (ko) 커튼 월
JP2020117911A (ja) 建具
JP7122282B2 (ja) サッシ
JP7228734B2 (ja) 建具
JP6960894B2 (ja) サッシ
JP7326219B2 (ja) 樹脂サッシ
JP7178281B2 (ja) 建具
KR20130027276A (ko) 방화문 구조
JP7326220B2 (ja) 樹脂サッシ
JP6673792B2 (ja) 建具
JP7201518B2 (ja) 防火サッシ
JP6907068B2 (ja) 断熱サッシ
JP7257860B2 (ja) 建具
KR102073239B1 (ko) 누수 방지 구조를 가지는 커튼월
JP7089907B2 (ja) 防火建具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230420