JP7209585B2 - 冷暖房装置および冷暖房装置の制御方法 - Google Patents

冷暖房装置および冷暖房装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、加熱された水熱媒からの放熱による暖房と冷却された水熱媒への吸熱による冷房とを行う冷暖房装置および冷暖房装置の制御方法に関する。
冷暖房装置は、冷温水熱源機において加熱された水熱媒を循環させ、暖房用熱交換器での放熱によって暖房を行う。また、冷暖房装置は、冷温水熱源機において冷却された水熱媒を循環させ、冷房用熱交換器での吸熱によって冷房を行う。
水熱媒を循環させる循環経路の内部における圧力条件によって、循環経路の外部の空気が循環経路の内部へ浸透することがある。循環経路において水熱媒が循環している状態では、循環経路の内部へ浸透した空気は、水熱媒とともに流動することによって、水熱媒が貯められるシスターンタンクへ送られる。空気は、シスターンタンクにおいて水熱媒から分離されることによって、循環経路の外へ排出される。一方、循環経路における水熱媒の循環が停止している状態では、循環経路の内部へ浸透した空気は、循環経路の外へ排出されず、循環経路の内部に留まる。循環経路の内部に留まる空気の量が一定の量を超えると、シスターンタンクにおいて水熱媒のオーバーフローが発生する。オーバーフローの発生によって、冷暖房装置の運転に必要な水熱媒の量よりも水熱媒が減少した場合には、水熱媒の補充が必要となる。
特許文献1には、熱源機から暖房用熱交換器へ水熱媒が流動する往き経路の配管に逆止弁が設けられており、かつ暖房用熱交換器から熱源機へ水熱媒が流動する戻り経路の配管に圧力応動弁が設けられている暖房装置が開示されている。特許文献1にかかる暖房装置は、水熱媒の循環を停止させる場合には、逆止弁と圧力応動弁の作動によってシスターンタンクへの水熱媒の流動を抑制させる。
特許第3691375号公報
上記特許文献1の技術によると、1つの循環経路に逆止弁と圧力応動弁とが必要となる。循環経路に設けられる弁の数が多くなるほど、循環経路の構成が複雑になる。また、冷暖房装置では、暖房のための循環経路と冷房のための循環経路との双方に逆止弁と圧力応動弁とを設ける必要があるため、循環経路の構成がさらに複雑になる。このように、上記特許文献1にかかる従来の技術によると、循環経路の構成が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、循環経路を簡易な構成にでき、かつ水熱媒のオーバーフローを抑制可能とする冷暖房装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる冷暖房装置は、室内の暖房のための熱交換を行う暖房用熱交換器と、室内の冷房のための熱交換を行う冷房用熱交換器と、暖房用熱交換器を通る第1の循環経路と冷房用熱交換器を通る第2の循環経路とにおいて水熱媒を循環させ、かつ第1の循環経路へ循環させる水熱媒の加熱と第2の循環経路へ循環させる水熱媒の冷却とを行う冷温水熱源機と、第1の循環経路と第2の循環経路とにおいて循環させる水熱媒が貯められるシスターンタンクと、第1の循環経路における水熱媒の流量を調節する第1の弁と、第2の循環経路における水熱媒の流量を調節する第2の弁と、第1の弁および第2の弁のうち閉状態である弁について、閉状態である時間があらかじめ設定された時間を超えており、かつ、室内の露点温度よりも水熱媒の温度が高い場合に、第1の循環経路および第2の循環経路のうち水熱媒の循環が停止している状態である一方について水熱媒の循環を開始させる制御を行う制御部と、を備える。
本発明によれば、冷暖房装置は、循環経路を簡易な構成にでき、かつ水熱媒のオーバーフローを抑制できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる冷暖房装置の構成を示す図 実施の形態1にかかる冷暖房装置が有する制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる冷暖房装置の動作手順を示すフローチャート 実施の形態1にかかる冷暖房装置における弁の閉状態時間と空気侵入率との関係の例を示す図 実施の形態1にかかる冷暖房装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第1の図 実施の形態1にかかる冷暖房装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第2の図
以下に、本発明の実施の形態にかかる冷暖房装置および冷暖房装置の制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる冷暖房装置の構成を示す図である。冷暖房装置1は、暖房のための熱交換を行う暖房用熱交換器21と、冷房のための熱交換を行う冷房用熱交換器22とを有する。暖房用熱交換器21と冷房用熱交換器22とは、冷暖房端末機に設けられている。冷暖房端末機は、冷暖房が行われる室内20に設置されている。図1では、冷暖房端末機の図示を省略する。
冷暖房装置1は、暖房運転における水熱媒の加熱と冷房運転における水熱媒の冷却とを行って、第1の循環経路17と第2の循環経路18とにおいて水熱媒を循環させる冷温水熱源機10を有する。第1の循環経路17は、暖房用熱交換器21を通る循環経路である。第2の循環経路18は、冷房用熱交換器22を通る循環経路である。循環経路を構成する配管には、金属製の配管あるいは樹脂製の配管が使用される。
冷温水熱源機10は、水熱媒が貯められるシスターンタンク11と、暖房運転のための水熱媒の加熱と冷房運転のための水熱媒の冷却とを行う加熱冷却装置13と、循環経路において水熱媒を循環させるポンプである循環装置14とを有する。循環装置14は、暖房運転時において、第1の循環経路17において一方向へ水熱媒を流す。循環装置14は、冷房運転時において、第2の循環経路18において一方向へ水熱媒を流す。
第1の循環経路17を循環した水熱媒と第2の循環経路18を循環した水熱媒とは、シスターンタンク11に貯められる。水熱媒に空気が含まれている場合、空気は、シスターンタンク11において水熱媒から分離される。シスターンタンク11には、オーバーフローホース12が設けられている。シスターンタンク11に貯められている水熱媒の水位が一定の水位を超えると、一定の水位を超えた分の水熱媒は、オーバーフローホース12を通ってシスターンタンク11の外部へ排出される。
弁ユニット30は、2つの弁31,32からなる。第1の弁である弁31は、第1の循環経路17に設けられている。第2の弁である弁32は、第2の循環経路18に設けられている。弁31は、第1の循環経路17のうち、冷温水熱源機10から暖房用熱交換器21へ向けて水熱媒が流動する配管に設けられている。弁31は、第1の循環経路17における水熱媒の流量を調節する。弁32は、第2の循環経路18のうち、冷温水熱源機10から冷房用熱交換器22へ向けて水熱媒が流動する配管に設けられている。弁32は、第2の循環経路18における水熱媒の流量を調節する。
温度センサ15は、循環装置14から送り出される水熱媒の温度を検出する。温湿度センサ23は、室内20の温度および湿度を検出する。制御部である制御装置16は、冷暖房装置1のうち冷暖房端末機以外の構成全体を制御する。温度センサ15は、温度の検出結果を制御装置16へ出力する。温湿度センサ23は、温度および湿度の検出結果を制御装置16へ出力する。図1において、制御装置16は、冷温水熱源機10の内部に設けられている。なお、制御装置16は、冷温水熱源機10の外に設けられていても良い。
制御装置16は、水熱媒の加熱および冷却を制御するための制御信号を加熱冷却装置13へ出力する。また、制御装置16は、水熱媒の循環を制御するための制御信号を循環装置14と弁ユニット30とへ出力する。制御装置16は、循環装置14へ制御信号を出力することによって、循環経路における水熱媒の循環および循環停止と、循環経路へ送り出される水熱媒の流量とを制御する。制御装置16は、弁ユニット30へ制御信号を出力することによって、弁31の開閉動作と弁32の開閉動作とを制御する。
図2は、実施の形態1にかかる冷暖房装置が有する制御装置の機能構成を示すブロック図である。制御装置16は、制御装置16の外部からの情報が入力される入力部41と、時間をカウントするカウンタ42と、各種処理を実行する演算部43と、水熱媒の循環を制御するための制御信号を出力する循環制御部44とを有する。
温度センサ15による温度の検出結果と温湿度センサ23による温度および湿度の検出結果とは、入力部41へ入力される。入力部41は、入力された情報を演算部43へ出力する。カウンタ42は、演算部43からの指示にしたがって時間をカウントし、カウント結果を示す数値を演算部43へ出力する。演算部43は、入力部41へ入力された情報とカウント結果の数値とに基づく処理を行う。循環制御部44は、演算部43での処理結果に従って制御信号を出力する。
次に、冷暖房装置1の動作について説明する。図3は、実施の形態1にかかる冷暖房装置の動作手順を示すフローチャートである。ステップS1において冷暖房装置1に電源が投入されると、演算部43は、2つの弁31,32の各々について開状態と閉状態とのいずれであるかを確認する。ステップS2において、カウンタ42は、2つの弁31,32のうち閉状態である弁について、弁が閉状態である時間tcをカウントする。
ステップS3において、演算部43は、時間tcが第1の設定時間t1を超えたか否かを判断する。第1の設定時間t1は、あらかじめ設定された時間であって、例えば6日とする。第1の設定時間t1には、任意の時間が設定可能であるものとする。例えば、第1の設定時間t1は、水熱媒の空気侵入率に基づいて設定される。空気侵入率については後述する。時間tcが第1の設定時間t1を超えていない場合(ステップS3,No)、制御装置16は、ステップS3の手順を繰り返す。
時間tcが第1の設定時間t1を超えた場合(ステップS3,Yes)、ステップS4において、演算部43は、室内20の露点温度Tdを算出する。演算部43は、温湿度センサ23による温度および湿度の検出結果を入力部41から取得し、温度および湿度の検出結果に基づいて露点温度Tdを算出する。
ステップS5において、演算部43は、温度センサ15によって検出された水熱媒温度Toutが露点温度Tdよりも高いか否かを判断する。演算部43は、水熱媒温度Toutのデータを入力部41から取得する。水熱媒温度Toutが露点温度Td以下である場合(ステップS5,No)、制御装置16は、ステップS5の手順を繰り返す。すなわち、検出された水熱媒温度Toutが露点温度Td以下である場合には、閉状態である弁を閉状態のまま維持する。
検出された水熱媒温度Toutが露点温度Tdよりも高い場合(ステップS5,Yes)、循環制御部44は、閉状態である弁を開くための制御信号を弁ユニット30へ出力する。ステップS6において、弁ユニット30は、かかる制御信号に従って、閉状態である弁を開く。ステップS7において、カウンタ42は、ステップS6において開かれた弁について、弁が開状態である時間toをカウントする。
ステップS8において、演算部43は、循環装置14が動作しているか否かを確認する。循環装置14が動作している場合(ステップS8,Yes)、制御装置16は、手順をステップS10へ進める。一方、循環装置14が動作していない場合(ステップS8,No)、循環制御部44は、ステップS9において、循環装置14へ制御信号を出力することによって、循環装置14の動作を開始させる。ステップS9において循環装置14の動作を開始させると、制御装置16は、手順をステップS10へ進める。
このように、制御装置16は、弁31および弁32のうち閉状態である一方について閉状態である時間tcをカウントした結果と、水熱媒温度Toutおよび露点温度Tdの比較結果とに基づいて、閉状態である弁をステップS6において開く。当該弁を開くとともに循環装置14を動作させることによって、制御装置16は、第1の循環経路17と第2の循環経路18のうち当該弁を含む循環経路における水熱媒の循環を開始させる。すなわち、制御装置16は、弁31および弁32の状態に基づいて、第1の循環経路17および第2の循環経路18のうち水熱媒の循環が停止している状態である一方について水熱媒の循環を開始させる制御を行う。
かかる制御によって、冷暖房装置1は、水熱媒の循環が停止している状態のまま第1の設定時間t1が経過した循環経路について、循環経路の内部の水熱媒をシスターンタンク11へ送る。これにより、冷暖房装置1は、水熱媒に含まれている空気を、シスターンタンク11において水熱媒から分離させる。
ステップS10において、演算部43は、時間toが第2の設定時間t2を超えたか否かを判断する。第2の設定時間t2は、あらかじめ設定された時間であって、例えば15分とする。第2の設定時間t2には、任意の時間が設定可能であるものとする。例えば、第2の設定時間t2には、循環経路の内部に蓄積された空気をシスターンタンク11へ送り出すことが可能な時間が設定される。時間toが第2の設定時間t2を超えていない場合(ステップS10,No)、制御装置16は、ステップS10の手順を繰り返す。
時間toが第2の設定時間t2を超えた場合(ステップS10,Yes)、ステップS11において、演算部43は、循環装置14の動作要求があるか否かを判断する。循環装置14の動作要求がある場合(ステップS11,Yes)、制御装置16は、手順をステップS13へ進める。一方、循環装置14の動作要求が無い場合(ステップS11,No)、循環制御部44は、ステップS12において、循環装置14の動作を停止させる。ステップS12において循環装置14の動作を停止させると、制御装置16は、手順をステップS13へ進める。
ステップS13において、循環制御部44は、ステップS6において開いた弁を閉じるための制御信号を弁ユニット30へ出力する。ステップS13において、弁ユニット30は、かかる制御信号に従って、開状態である弁を閉じる。ステップS14において、カウンタ42は、時間tcのカウントと時間toのカウントとをリセットする。以上により、冷暖房装置1は、図3に示す手順による動作を終了する。その後、冷暖房装置1は、電源投入が継続されている場合において、ステップS2からの手順を繰り返す。
次に、冷暖房装置1の具体的な動作例を説明する。ここでは、冷暖房装置1が冷房運転を行う場合における動作を例とする。冷暖房装置1への電源投入の際に冷房運転が指示されると、冷暖房装置1は、弁31を閉状態、かつ弁32を開状態として、循環装置14を動作させる。循環装置14を動作させることによって、加熱冷却装置13によって冷却された水熱媒が第2の循環経路18を循環する。また、第1の循環経路17では、水熱媒の循環は停止される。上記のステップS2において、カウンタ42は、弁31が閉状態である時間tcをカウントする。カウンタ42は、冷房運転のオンオフに関わらず、時間tcのカウントを継続する。
上記のステップS3からステップS5を経て、冷暖房装置1は、時間tcが第1の設定時間t1を超えると、上記のステップS6において弁31を開く。冷暖房装置1は、循環装置14を動作させるとともに弁31を開くことによって、第1の循環経路17において水熱媒を循環させる。上記のステップS7において、カウンタ42は、弁31が開状態である時間toをカウントする。
上記のステップS10において時間toが第2の設定時間t2を超えてから、冷暖房装置1は、上記のステップS13において弁31を閉じる。第1の循環経路17において水熱媒を循環させることによって、冷暖房装置1は、第1の循環経路17の内部に滞留していた水熱媒に含まれる空気をシスターンタンク11において除去する。ステップS14の後、冷暖房装置1は、手順をステップS2に戻して、時間tcのカウントを再開する。
図4は、実施の形態1にかかる冷暖房装置における弁の閉状態時間と空気侵入率との関係の例を示す図である。図4に示すグラフにおいて、横軸は閉状態時間である時間tc、縦軸は空気侵入率を表す。空気侵入率とは、水熱媒で満たされた循環経路内に侵入した空気量の比率とする。循環経路内の水熱媒へ空気が浸透していない状態を空気侵入率0%とする。また、オーバーフローホース12への水熱媒の排出が開始されるまで循環経路内に空気が蓄積している状態を空気侵入率100%とする。
図4に示すように、閉状態時間が長くなるに従って空気侵入率は高くなる。空気侵入率が100%を超えると、水熱媒のオーバーフローが発生する。なお、閉状態時間と空気侵入率との関係は、循環経路の配管長さと、配管の酸素透過率とに応じて変化する。図4に示す例では、閉状態時間が10日であるときに空気侵入率は100%になる。この場合、冷暖房装置1は、閉状態時間が10日未満であるときに循環経路内の空気が排出されることによって、水熱媒のオーバーフローを防ぐことができる。したがって、冷暖房装置1は、第1の設定時間t1を10日よりも短い6日とすることによって、水熱媒のオーバーフローを抑制することができる。冷暖房装置1は、水熱媒のオーバーフローを防ぐことによって、水熱媒の補充のための作業負担を低減でき、かつ水熱媒の補充によるコストを低減できる。
冷暖房装置1には、水熱媒のオーバーフローの回避のために動作させる弁として、第1の循環経路17に1つの弁31と第2の循環経路18に1つの弁32とが設けられている。冷暖房装置1は、オーバーフローの回避のために第1の循環経路17と第2の循環経路18との各々に複数の弁が設けられる場合に比べて、循環経路を簡易な構成にすることができる。
次に、制御装置16が有するハードウェア構成について説明する。制御装置16の機能は、処理回路を使用して実現される。処理回路は、冷暖房装置1に搭載される専用のハードウェア、または、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサである。
図5は、実施の形態1にかかる冷暖房装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第1の図である。図5には、制御装置16の機能が専用のハードウェアを使用して実現される場合におけるハードウェア構成を示している。制御装置16は、各種処理を実行する処理回路51と、制御装置16の外部の機器との接続インタフェースであるインタフェース52とを備える。
専用のハードウェアである処理回路51は、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらの組み合わせである。カウンタ42と演算部43と循環制御部44との各機能は、処理回路51を用いて実現される。入力部41の機能は、インタフェース52を用いて実現される。インタフェース52には、温度センサ15からの信号と温湿度センサ23からの信号とが入力される。また、インタフェース52は、加熱冷却装置13と循環装置14と弁ユニット30とへ制御信号を出力する。
図6は、実施の形態1にかかる冷暖房装置が有する制御装置のハードウェア構成の例を示す第2の図である。図6には、プログラムを実行するハードウェアを用いて制御装置16の機能が実現される場合におけるハードウェア構成を示している。制御装置16は、プロセッサ53と、メモリ54と、インタフェース52とを有する。
プロセッサ53は、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ53は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)であっても良い。カウンタ42と演算部43と循環制御部44との各機能は、プロセッサ53と、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、内蔵メモリであるメモリ54に格納される。メモリ54は、不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであって、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。
実施の形態1によると、冷暖房装置1は、弁31,32の状態に基づいて、第1の循環経路17および第2の循環経路18のうち水熱媒の循環が停止している状態である一方について水熱媒の循環を開始させる。これにより、冷暖房装置1は、循環経路を簡易な構成にでき、かつ水熱媒のオーバーフローを抑制できるという効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 冷暖房装置、10 冷温水熱源機、11 シスターンタンク、12 オーバーフローホース、13 加熱冷却装置、14 循環装置、15 温度センサ、16 制御装置、17 第1の循環経路、18 第2の循環経路、20 室内、21 暖房用熱交換器、22 冷房用熱交換器、23 温湿度センサ、30 弁ユニット、31,32 弁、41 入力部、42 カウンタ、43 演算部、44 循環制御部、51 処理回路、52 インタフェース、53 プロセッサ、54 メモリ。

Claims (2)

  1. 室内の暖房のための熱交換を行う暖房用熱交換器と、
    前記室内の冷房のための熱交換を行う冷房用熱交換器と、
    前記暖房用熱交換器を通る第1の循環経路と前記冷房用熱交換器を通る第2の循環経路とにおいて水熱媒を循環させ、かつ前記第1の循環経路へ循環させる前記水熱媒の加熱と前記第2の循環経路へ循環させる前記水熱媒の冷却とを行う冷温水熱源機と、
    前記第1の循環経路と前記第2の循環経路とにおいて循環させる前記水熱媒が貯められるシスターンタンクと、
    前記第1の循環経路における前記水熱媒の流量を調節する第1の弁と、
    前記第2の循環経路における前記水熱媒の流量を調節する第2の弁と、
    前記第1の弁および前記第2の弁のうち閉状態である弁について、前記閉状態である時間があらかじめ設定された時間を超えており、かつ、前記室内の露点温度よりも前記水熱媒の温度が高い場合に、前記第1の循環経路および前記第2の循環経路のうち前記水熱媒の循環が停止している状態である一方について前記水熱媒の循環を開始させる制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする冷暖房装置。
  2. シスターンタンクから送り出される水熱媒を加熱し、暖房用熱交換器を通る第1の循環経路において前記水熱媒を循環させることによる室内の暖房と、前記シスターンタンクから送り出される前記水熱媒を冷却し、冷房用熱交換器を通る第2の循環経路において前記水熱媒を循環させることによる前記室内の冷房とを行う冷暖房装置を制御装置によって制御する冷暖房装置の制御方法であって、
    前記第1の循環経路における前記水熱媒の流量を調節する第1の弁と、前記第2の循環経路における前記水熱媒の流量を調節する第2の弁とのうち閉状態である弁について、前記閉状態である時間があらかじめ設定された時間を超えており、かつ、前記室内の露点温度よりも前記水熱媒の温度が高い場合に、前記第1の循環経路および前記第2の循環経路のうち前記水熱媒の循環が停止している状態である一方について前記水熱媒の循環を開始させることを特徴とする冷暖房装置の制御方法。
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