JP7209225B2 - 藻類育成設備、ネットの取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水底又は礁材上に形成される藻類の育成環境を保護する藻類育成用ネットと、該藻類育成用ネットを取り付ける枠材とを備える藻類育成設備に関する。
水中で藻類を育成する方法として、種々の方法が知られている。例えば、藻類の胞子や藻類自体を礁材に付着させて該礁材上に藻類を育成する領域(以下、藻類育成領域とも記す)を形成し、斯かる礁材を水中に設置することで、藻類の育成環境を水中に形成する方法が知られている。しかしながら、藻類をエサとする生物(捕食生物)が生息している水中では、礁材上で藻類を効率的に育成し難い場合がある。
そこで、礁材上の藻類を捕食生物から保護して、藻類の育成し易い環境を形成するべく、藻類育成領域をネットで覆う方法が提案されている(特許文献1参照)。斯かる方法では、ネットで囲まれた環境への捕食生物の侵入がネットによって防止されるため、礁材上の藻類が捕食生物のエサとなるのを防止することができる。これにより、礁材上に藻類の育成し易い環境が形成される。
特開2007-6796号公報
上記のようにして使用されるネット(以下、藻類育成用ネットとも記す)を藻類育成領域の周囲に固定する方法としては、藻類育成領域の周囲に枠材を設置し、該枠材に藻類育成用ネットを固定する方法が採用されている。具体的には、藻類育成用ネットの端部に位置する綱状部を枠材が備える棒状の取付部に密着させた状態で、綱状部と取付部とを結束部材(例えば、結束バンド等)で結束する方法が採用されている。
しかしながら、取付部の形状によっては、綱状部と取付部とを結束する際や、綱状部と取付部とが結束された状態で、取付部の周方向に綱状部が移動してしまう虞がある。このように、取付部の周方向に綱状部が移動してしまうと、綱状部と取付部とを結束する作業が煩雑になったり、取付部の所定の位置から綱状部がズレてしまったりする虞がある。
そこで、本発明は、枠材が備える取付部に対する綱状部の移動を抑制することができる藻類育成設備を提供することを課題とする。
本発明に係る藻類育成設備は、水底又は礁材上に形成される藻類の育成環境を保護する藻類育成用ネットと、該藻類育成用ネットが取り付けられる取付部を少なくとも一つ有する枠材と、該取付部と藻類育成用ネットとを結束する結束部材とを備える藻類育成設備であって、取付部は、棒状の取付本体部と、該取付本体部の長手方向に対して交差する方向へ取付本体部の周方向の一部から突出する取付突出部とを備えており、藻類育成用ネットは、綱状の部材で形成された綱状部を備えており、該綱状部は、取付本体部及び取付突出部と当接するように取付本体部の長手方向に沿って配置されており、綱状部と取付本体部と取付突出部とが当接する位置を囲むように環状に形成された結束部材で綱状部と取付部とが結束される。
斯かる構成によれば、綱状部は、取付本体部及び取付突出部と当接するように取付本体部の長手方向に沿って配置される。そして、結束部材は、綱状部と取付本体部と取付突出部とが当接した位置を囲むように環状に形成された結束部材で綱状部と取付部とが結束される。これにより、取付本体部の周方向へ綱状部が移動するのを取付突出部によって制限することができる。このため、綱状部と取付部とを結束する際や、綱状部と取付部とが結束された状態で、綱状部が意図せずに取付本体部の周方向へ移動してしまうのを抑制することができる。
取付突出部は、取付本体部の長手方向に沿って連続的又は断続的に形成されており、
綱状部は、取付本体部及び取付突出部と、長手方向に沿って当接するように配置されることが好ましい。
斯かる構成によれば、取付突出部は、取付本体部の長手方向に沿って連続的又は断続的に形成される。そして、綱状部は、取付本体部及び取付突出部と、長手方向に沿って当接するように配置される。これにより、取付本体部の周方向へ綱状部が移動するのが取付突出部によってより効果的に制限されるため、綱状部が意図せずに取付本体部の周方向へ移動してしまうのを抑制することができる。
取付本体部及び取付突出部のそれぞれは、結束部材と当接する部分が円弧状に形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、取付本体部及び取付突出部のそれぞれは、結束部材と当接する部分が円弧状に形成されることで、取付本体部と取付突出部とを結束部材で結束する際に、取付本体部及び取付突出部と結束部材との摩擦を軽減することができる。このため、結束作業を容易に行うことができると共に、結束部材の破損を抑制することができる。
取付本体部の長手方向に交差する方向における取付突出部の断面は、その方向における取付本体部の断面よりも小さく、その方向における綱状部の断面よりも大きいことが好ましい。
斯かる構成によれば、取付本体部の長手方向に交差する方向における取付突出部の断面は、その方向における取付本体部の断面よりも小さく、その方向における綱状部の断面よりも大きい。これにより、綱状部が取付本体部及び取付突出部と当接した状態が安定するため、綱状部が意図せずに取付本体部の周方向へ移動してしまうのをより効果的に抑制することができる。
本発明に係るネットの取付方法は、水底又は礁材上に形成される藻類の育成環境を保護する藻類育成用ネットを、該藻類育成用ネットが取り付けられる取付部を少なくとも一つ有する枠材に取り付けるためのネットの取付方法であって、取付部は、棒状の取付本体部と、該取付本体部の長手方向に対して交差する方向へ取付本体部の周方向の一部から突出する取付突出部とを備えており、藻類育成用ネットは、綱状の部材で形成された綱状部を備えており、綱状部が取付本体部及び取付突出部と当接するように取付本体部の長手方向に沿って綱状部を配置し、綱状部と取付本体部と取付突出部とが当接する位置を囲むように環状に形成された結束部材で綱状部と取付部とを結束する。
斯かる構成によれば、綱状部が取付本体部及び取付突出部と当接するように取付本体部の長手方向に沿って綱状部が配置される。そして、綱状部と取付本体部と取付突出部とが当接した位置を囲むように環状に形成された結束部材で綱状部と取付部とを結束する。これにより、取付本体部の周方向へ綱状部が移動するのを取付突出部によって制限することができる。このため、綱状部と取付部とを結束する際や、綱状部と取付部とが結束された状態で、綱状部が意図せずに取付本体部の周方向へ移動してしまうのを抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、枠材が備える取付部に対する綱状部の移動を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る藻類育成設備を示した斜視図。 同実施形態に係る藻類育成設備で使用する藻類育成用ネットを示した概略図。 (a)は、同実施形態に係る藻類育成設備が備える柱状部に設けられた取付部の近傍を示した概略図、(b)は、同実施形態に係る藻類育成設備が備える2つの柱状部間に梁渡されるように形成された取付部の近傍を示した概略図。 (a)は、同実施形態に係る藻類育成設備における取付本体部と取付突出部と綱状部との当接状態を示した概略図、(b)は、同実施形態に係る藻類育成設備における取付本体部と取付突出部と綱状部とが結束部材で結束された状態を示した概略図。 (a)は、他の実施形態に係る藻類育成設備が備える柱状部に設けられた取付部の近傍を示した概略図、(b)は、他の実施形態に係る藻類育成設備における取付本体部と取付突出部と綱状部とが結束部材で結束された状態を示した概略図。 (a)は、他の実施形態に係る藻類育成設備が備える藻類育成用ネットを示した概略図、(b)は、同実施形態に係る藻類育成設備が備える藻類育成用ネットを図3(b)に示す取付部に取り付けた状態を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について図1~3を参照しながら説明する。なお、以下の図面において同一又は相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
本発明に係る藻類育成設備10は、図1に示すように、藻類の育成環境を保護する藻類育成用ネット1と、該藻類育成用ネット1が取り付けられる枠材2と、結束部材3(後述)とを備える。本実施形態では、藻類の育成環境は、礁材X上に形成される。具体的には、礁材Xは、藻類を生息させる育成用礁材X1と、該育成用礁材X1が複数載置される礁材土台X2とから構成される。そして、育成用礁材X1上に藻類を育成する領域が形成され、礁材土台X2上に枠材2が設置される。そして、藻類育成設備10は、水中に配置されることで、藻類育成用ネット1で覆われた藻類育成領域への捕食生物の侵入が防止される。これにより、藻類育成領域での藻類の育成が効率的に行われる。
藻類育成用ネット1は、図2に示すように、綱状の部材で形成された綱状部1aを備える。具体的には、藻類育成用ネット1は、綱状部1aが網状に形成された網状部1bと、該網状部1bを構成する綱状部1a(以下では、子綱部1b1とも記す)よりも太い(例えば、子綱部1b1の1.5倍以上15倍以下、又は、2倍以上13.5倍以下の太さが挙げられる)綱状部1a(以下では、親綱部1cとも記す)とを備える。そして、藻類育成用ネット1の端部に綱状部1a(具体的には、親綱部1c)が位置することで、綱状端部1dが形成される。また、複数の子綱部1b1が格子状に配置されて網状部1bが形成される。
本実施形態では、藻類育成用ネット1は、藻類を育成する領域を囲むように藻類を育成する領域の側方に複数(具体的には、四つ)配置されると共に、藻類を育成する領域の上方に一つ配置される。
なお、親綱部1cは、藻類育成用ネット1における子綱部1b1よりも太く形成された部位をいう。例えば、子綱部1b1よりも太く形成された一本の綱材のみで親綱部1cが形成されてもよく、又は、一の綱材の周囲に他の綱材が巻き付けられることで子綱部1b1よりも太くなるように形成されたものであってもよい。
図1に戻り、枠材2は、藻類育成用ネット1を取り付ける取付部2bを少なくとも一つ(本実施形態では、複数)備える。具体的には、枠材2は、藻類育成領域の周囲に上下方向に沿って配置される複数の柱状部2aを備えており、各柱状部2aに取付部2bが設けられる(具体的には、各柱材に二つ設けられる)。また、枠材2は、隣り合う柱状部2aの間に梁渡されるように設けられた取付部2bを備える。
取付部2bは、図3(a)(b)に示すように、棒状に形成された取付本体部2b1と、該取付本体部2b1の長手方向に対して交差する方向へ取付本体部2b1の周方向の一部から突出する取付突出部2b2とを備える。
取付本体部2b1は、長手方向に交差する断面の形状が長手方向の略全域に亘って略円形状に形成される。取付本体部2b1の円形状の断面の直径は、好ましくは12mm以上38mm以下であり、より好ましくは16mm以上29mm以下である。また、取付本体部2b1の長さは、好ましくは10cm以上50cm以下であり、より好ましくは20cm以上30cm以下である。
取付突出部2b2は、取付本体部2b1の長手方向に沿って連続的に形成される。また、取付突出部2b2は、長手方向に交差する断面の形状が長手方向の略全域に亘って略円形状に形成される。取付突出部2b2の円形状の断面の直径は、好ましくは9mm以上32mm以下であり、より好ましくは13mm以上22mm以下である。なお、取付突出部2b2は、棒状部材を取付本体部2b1に取り付けることで(例えば、溶接等を行うことで)形成されてもよく、取付本体部2b1と一体的に形成されてもよい。
取付突出部2b2の断面(取付本体部2b1の長手方向に交差する方向(以下、交差方向とも記す)における断面)は、該交差方向における取付本体部2b1の断面よりも小さいことが好ましい。また、取付突出部2b2の断面(前記交差方向における断面)は、綱状部1a(具体的には、綱状端部1d)を取付本体部2b1に沿って配置した状態における前記交差方向の綱状部1a(具体的には、綱状端部1d)の断面よりも大きいことが好ましい。また、取付突出部2b2の長さは、好ましくは取付本体部2b1の長さよりも短く、具体的には、10cm以上50cm以下であることが好ましく、15cm以上25cm以下であることがより好ましい。
上記のように構成される取付部2bは、図3(a)に示すように、柱状部2aに設けられてもよく、図3(b)に示すように、隣り合う柱状部2a間に梁渡されるように設けられてもよい。
図3(a)に示すように、柱状部2aに設けられる取付部2bでは、取付本体部2b1は、上下方向に延びるように設置される。また、柱状部2aに設けられる取付部2bは、取付本体部2b1の長手方向の両端部を柱状部2aに連結する連結部2b3を備える。また、柱状部2aに設けられる取付部2bでは、取付本体部2b1は、柱状部2aから水平方向に離間した位置で連結部2b3を介して柱状部2aに連結される。なお、連結部2b3は、取付本体部2b1と一体的に形成されてもよく、別体として形成されてもよい。
一方、図3(b)に示すように、隣り合う柱状部2a間に梁渡されるように設けられる取付部2bでは、取付本体部2b1は、上下方向に交差する横方向に延びるように設けられ、長手方向の両端部のそれぞれが柱状部2aに連結される。
上記のように構成される取付部2bに藻類育成用ネット1を取り付ける際には、図4(a)に示すように、綱状部1a(本実施形態では、綱状端部1d)は、取付本体部2b1及び取付突出部2b2と当接するように取付本体部2b1(本実施形態では、取付本体部2b1及び取付突出部2b2)の長手方向に沿って配置される。本実施形態では、綱状部1a(本実施形態では、綱状端部1d)は、取付本体部2b1及び取付突出部2b2と、長手方向に沿って当接するように配置される。
そして、図4(b)に示すように、綱状部1a(本実施形態では、綱状端部1d)と取付本体部2b1と取付突出部2b2とが当接する位置を囲むように環状に形成された結束部材3で綱状部1a(本実施形態では、綱状端部1d)と取付部2bとが結束される。結束部材3は、樹脂製の帯状又は紐状に形成されたものを用いることができ、例えば、結束バンド等を用いることができる。これにより、取付部2bに藻類育成用ネット1の綱状部1a(本実施形態では、綱状端部1d)が取り付ける。
以上のように、本発明に係る藻類育成設備によれば、枠材が備える取付部に対する綱状部の移動を抑制することができる。
即ち、綱状部1aは、取付本体部2b1及び取付突出部2b2と当接するように取付本体部2b1の長手方向に沿って配置される。そして、結束部材3は、綱状部1aと取付本体部2b1と取付突出部2b2とが当接した位置を囲むように環状に形成された結束部材3で綱状部1aと取付部2bとが結束される。これにより、取付本体部2b1の周方向へ綱状部1aが移動するのを取付突出部2b2によって制限することができる。このため、綱状部1aと取付部2bとを結束する際や、綱状部1aと取付部2bとが結束された状態で、綱状部1aが意図せずに取付本体部2b1の周方向へ移動してしまうのを抑制することができる。
また、取付突出部2b2は、取付本体部2b1の長手方向に沿って連続的又は断続的に形成される。そして、綱状部1aは、取付本体部2b1及び取付突出部2b2と、長手方向に沿って当接するように配置される。これにより、取付本体部2b1の周方向へ綱状部1aが移動するのが取付突出部2b2によってより効果的に制限されるため、綱状部1aが意図せずに取付本体部2b1の周方向へ移動してしまうのを抑制することができる。
また、取付本体部2b1及び取付突出部2b2のそれぞれは、結束部材3と当接する部分が円弧状に形成されることで、取付本体部2b1と取付突出部2b2とを結束部材3で結束する際に、取付本体部2b1及び取付突出部2b2と結束部材3との摩擦を軽減することができる。このため、結束作業を容易に行うことができると共に、結束部材3の破損を抑制することができる。
また、取付本体部2b1の長手方向に交差する方向における取付突出部2b2の断面は、その方向における取付本体部2b1の断面よりも小さく、その方向における綱状部1aの断面よりも大きい。これにより、綱状部1aが取付本体部2b1及び取付突出部2b2と当接した状態が安定するため、綱状部1aが意図せずに取付本体部2b1の周方向へ移動してしまうのをより効果的に抑制することができる。
なお、本発明に係る藻類育成設備は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態では、取付突出部2b2は、取付本体部2b1の長手方向に延びる棒状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図5(a)に示すように、取付本体部2b1の長手方向に沿って断続的に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、枠材2は、上下方向に延びる取付本体部2b1と、横方向に延びる取付本体部2b1とを備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、何れか一方のみを備えるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、取付本体部2b1および取付突出部2b2は、断面が略円形状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図5(b)に示すように、結束部材3と接する部分が円弧状に形成されていれば、他の何れの形状であってもよい。
また、上記実施形態では、複数の藻類育成用ネット1が枠材2に取り付けられるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図6(a)に示すように、一つの藻類育成用ネット1が枠材2に取り付けられるように構成されてもよい。
具体的には、藻類を育成する領域を囲むように上下方向に沿って配置される複数(具体的には、四つ)の側面領域A1と、藻類を育成する領域の上側に配置される一つの上面領域A2とが連結されてなる一つの藻類育成用ネット1が枠材2に取り付けられてもよい。斯かる場合には、綱状端部1dは、図3(a)に示す柱状部2aに設けられた取付部2bに取り付ける。また、図6(b)に示すように、側面領域A1と上面領域A2との境に位置する(即ち、藻類育成用ネット1の端部に位置しない)少なくとも一つの綱状部1a(具体的には、親綱部1c)は、図3(b)に示す柱状部2a間に梁渡される取付部2bに取り付ける。
また、上記実施形態において、藻類を育成する領域を囲むように藻類を育成する領域の側方に配置される藻類育成用ネット1と、藻類を育成する領域の上方に配置される藻類育成用ネット1とが連結手段(綱状の部材など)を用いて連結されてもよい。
また、上記実施形態では、綱状端部1dが枠材2の取付部2bに取り付けられるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、藻類育成用ネット1の端部に位置しない綱状部1aが取付部2bに取り付けられてもよい。
また、上記実施形態では、親綱部1cが枠材2の取付部2bに取り付けられるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、子綱部1b1が取付部2bに取り付けられるように構成されてもよい。
1…藻類育成用ネット、1a…綱状部、1b…網状部、1b1…子綱部、1c…親綱部、1d…綱状端部、2…枠材、2a…柱状部、2b…取付部、2b1…取付本体部、2b2…取付突出部、2b3…連結部、3…結束部材、10…藻類育成設備、X…礁材、X1…育成用礁材、X2…礁材土台

Claims (5)

  1. 水底又は礁材上に形成される藻類の育成環境を保護する藻類育成用ネットと、該藻類育成用ネットが取り付けられる取付部を少なくとも一つ有する枠材と、該取付部と藻類育成用ネットとを結束する結束部材とを備える藻類育成設備であって、
    取付部は、棒状の取付本体部と、該取付本体部の長手方向に対して交差する方向へ取付本体部の周方向の一部から突出する取付突出部とを備えており、
    藻類育成用ネットは、綱状の部材で形成された綱状部を備えており、
    該綱状部は、取付本体部及び取付突出部と当接するように取付本体部の長手方向に沿って配置されており、
    綱状部と取付本体部と取付突出部とが当接する位置を囲むように環状に形成された結束部材で綱状部と取付部とが結束される藻類育成設備。
  2. 取付突出部は、取付本体部の長手方向に沿って連続的又は断続的に形成されており、
    綱状部は、取付本体部及び取付突出部と、長手方向に沿って当接するように配置される請求項1に記載の藻類育成設備。
  3. 取付本体部及び取付突出部のそれぞれは、結束部材と当接する部分が円弧状に形成される請求項1又は2に記載の藻類育成設備。
  4. 取付本体部の長手方向に交差する方向における取付突出部の断面は、その方向における取付本体部の断面よりも小さく、その方向における綱状部の断面よりも大きい請求項1乃至3の何れか一項に記載の藻類育成設備。
  5. 水底又は礁材上に形成される藻類の育成環境を保護する藻類育成用ネットを、該藻類育成用ネットが取り付けられる取付部を少なくとも一つ有する枠材に取り付けるためのネットの取付方法であって、
    取付部は、棒状の取付本体部と、該取付本体部の長手方向に対して交差する方向へ取付本体部の周方向の一部から突出する取付突出部とを備えており、
    藻類育成用ネットは、綱状の部材で形成された綱状部を備えており、
    該綱状部が取付本体部及び取付突出部と当接するように取付本体部の長手方向に沿って綱状部を配置し、
    綱状部と取付本体部と取付突出部とが当接する位置を囲むように環状に形成された結束部材で綱状部と取付部とを結束するネットの取付方法。
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