JP7208835B2 - 搭乗橋 - Google Patents

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Description

本発明は、港の旅客ターミナルと船舶との間、及び、空港の旅客ターミナルと航空機との間を連絡する搭乗橋に関する。
従来、港の旅客ターミナルのゲートと船舶の乗降口との間は、可動式の搭乗橋によって連絡される。同様に、空港や港の旅客ターミナルのゲートと船舶の乗降口との間は、可動式の搭乗橋によって連絡される。特許文献1では、このような搭乗橋の一例が開示されている。
特許文献1の搭乗橋は、旅客ターミナルのゲートと接続されるロタンダと、船舶又は航空機の乗降口と伸縮式の渡り板を介して接続されるキャブ(ヘッド)と、ロタンダとキャブとの間を繋ぐトンネルと、トンネルを支持するリフトコラムとを備える。トンネルがリフトコラムによって昇降されることによって、キャブの床面と乗降口との高さの位置合わせがなされる。渡り板の周囲はキャブに接続された蛇腹状のキャノピーによって覆われており、このキャノピーによって渡り板の屋根及び壁が形成される。
特許文献1では、渡り板の伸張に追従してキャノピーが伸張することにより、渡り板及びキャノピーの先端部が船舶の船体に接近する。ところが、キャノピーの船体(又は、機体)への接近を阻害する障害物が存在することがある。障害物は、船舶においては、例えば、乗降口の上方に吊り下げられた救命ボートである。また、障害物は、航空機においては、例えば、乗降口の周囲に設けられた扉兼用階段や手摺、乗降口の上方や機体の天井に設けられたアンテナや衝突防止灯である。このように障害物が存在する場合には、渡り板の伸張とキャノピーの伸張とが連動していると、渡り板が乗降口に届かないという事態が生じるおそれがある。
そこで、特許文献2では、キャノピーと航空機の機体の天井に設けられた障害物との干渉を回避する技術が提案されている。特許文献2の搭乗橋は、キャブの天井及び壁が、固定カバー部と固定カバー部から進出・後退する移動カバー部とで構成され、移動カバー部を駆動する空圧機構、油圧機構、又は電動モータから成る駆動部を備える。移動カバー部の先端には、駆動部によって伸縮駆動されるキャノピーが設けられている。キャブの床と航空機の乗降口の床とは渡り板(旋回床又は伸縮床)によって接続されている。この搭乗橋では、機体の天井に設けられた障害物との干渉を回避するように、移動カバー部が斜め下前方へ向けて固定カバー部から進出して、キャノピーが航空機へ更に接近するように伸張する。
特開2012-153337号公報 特開2019-14402号公報
特許文献2の搭乗橋では、移動カバー部及びキャノピーは駆動部から伝達される動力によって動作する。そのため、移動カバー部及びキャノピーは、駆動部が停止すると、長さが固定される。特許文献2の搭乗橋は空港に設置されるものであり、搭乗橋と航空機とが接続されたあと、搭乗橋と航空機の機体との距離は変化しない。ところが、港に設置された搭乗橋では、搭乗橋と船舶の船体との距離が船体の動揺によって変化する。特許文献2の搭乗橋において、搭乗橋と乗降口との距離が変化すると、移動カバー部及びキャノピーに負荷が掛かって破損するおそれがある。また、特許文献2の搭乗橋において、移動カバー部及びキャノピーが誤操作等により障害物と衝突すると、移動カバー部及びキャノピーに負荷が掛かって破損するおそれがある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、港の旅客ターミナルと船舶との間、及び、空港の旅客ターミナルと航空機との間を連絡する搭乗橋であって、乗降口の周囲の障害物との接触を回避可能であり、仮に接触しても破損を回避できるものを提案することにある。
本発明の一態様に係る搭乗橋は、通路体と、前記通路体の出入口の床と航空機又は船舶の乗降口の床との間に渡される渡り板と、前記渡り板の上方を覆う可動屋根とを備える。前記可動屋根が、格納状態において前記通路体の上方で上下方向に重なる第1屋根及び第2屋根と、前記第1屋根を前記通路体に支持させるとともに、前記第1屋根が前記通路体に対して第1方向へ前進及び後退するように当該第1屋根の移動を案内する第1直動ガイドと、前記第2屋根を前記第1屋根に支持させるとともに、前記第2屋根が前記第1屋根に対して前記第2方向へ前進及び後退するように当該第2屋根の移動を案内する第2直動ガイドと、前記第1屋根へ動力を伝達して当該第1屋根を前進及び後退させる駆動装置と、前記第2屋根と結合され、当該第2屋根を前記第2方向へ上向きに引っ張るロープとを、有する。ここで、第2方向は、平面視において前記第1方向と平行であり且つ前進するほど低くなるように水平から傾いた方向と規定される。
上記構成の搭乗橋では、渡り板から独立して、可動屋根が格納状態から前進・後退することができる。よって、乗降口の周囲の障害物の有無にかかわらず、通路体の出入口と乗降口とを渡り板で接続することができる。そして、上記構成の搭乗橋では、駆動装置の駆動による第1屋根の前進量や、ロープの長さによる第2屋根の第1屋根に対する前進量を調整することによって、通路体の出入口からの可動屋根の進出量を調整することができる。よって、乗降口の周囲に障害物が存在する場合には、通路体の出入口からの可動屋根の進出量を調整することによって、障害物と衝突しないように渡り板の上方を可動屋根で覆うことができる。
また、上記構成の搭乗橋では、第2屋根の前進はロープによって規制されるが、第2屋根の後退はロープの撓みによって許容される。よって、仮に可動屋根の先端が障害物に衝突しても、第2屋根が後退することによって、障害物及び可動屋根の破損が免れる。
更に、上記構成の搭乗橋で旅客ターミナルと船舶とを連絡する際には、可動屋根が船舶の船体に当接した状態でロープを緩めておくことによって、船体の動揺中も可動屋根と船体との接触を維持することができる。
本発明によれば、港の旅客ターミナルと船舶との間、及び、空港の旅客ターミナルと航空機との間を連絡する搭乗橋であって、乗降口の周囲の障害物との接触を回避可能であり、仮に接触しても破損を回避できるものを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る搭乗橋の正面図である。 図2は、外屋根及び内屋根の支持構成を示す外屋根及び内屋根の側面断面図である。 図3は、連動機構の構成を示す格納状態の可動屋根の正面断面図である。 図4は、連動機構の構成を示す展開状態の可動屋根の正面断面図である。 図5は、船舶の乗降口に渡された搭乗橋の前端部分の様子を示す図である。 図6は、上方に障害物がある船舶の乗降口に渡された搭乗橋の前端部分の様子を示す図である。 図7は、変形例に係る連動機構の構成を示す格納状態の可動屋根の正面断面図である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔搭乗橋1の全体構成〕
図1は本発明の一実施形態に係る搭乗橋1の正面図である。図1に示す搭乗橋1は、通路体10と、通路体10の出入口11の床と船舶7(又は、航空機)の乗降口70の床との間に渡される渡り板41と、渡り板41の上方を覆う可動屋根8とを備える。
本実施形態に係る通路体10は、旅客ターミナル9の搭乗ゲート90と接続されたロタンダ20と、船舶7の乗降口70と接続されたキャブ40と、ロタンダ20とキャブ40とを接続するトンネル30とを含む。トンネル30は、リフトコラム50によって昇降可能に支持されている。ロタンダ20、トンネル30、キャブ40、及び渡り板41に連続して形成された通路によって、旅客ターミナル9の搭乗ゲート90と船舶7の乗降口70とが連絡される。
トンネル30は、テレスコピックに接続された複数の筒体から成る。但し、トンネル30は、一本の筒体から構成されていてもよい。また、トンネル30内の通路は直線状に限定されず、接続された複数の筒体によってつづら折りの通路が形成されていてもよい。トンネル30の一方の端部はロタンダ20と接続されており、トンネル30の他方の端部はキャブ40と接続されている。
ロタンダ20は、地上に固定された支柱21に鉛直軸回りに正逆回転自在に支持されている。ロタンダ20には、トンネル30の下部が枢結されている。トンネル30は、ロタンダ20と結合された端部を中心として上下方向に揺動して、床面の傾斜を変化させることができる。
キャブ40には、通路体10の先端にあたる出入口11が設けられている。本実施形態に係るキャブ40内には、搭乗橋1を操作するための操作パネルや制御盤など(いずれも図示略)が設けられている。
リフトコラム50は、支持梁51と、支持梁51に揺動可能に立設された一対の支柱53,53と、一対の支柱53,53に架け渡された昇降フレーム54と、昇降フレーム54を支持梁51に対して昇降移動させる昇降駆動装置55とを備える。昇降フレーム54に、トンネル30の先端部側が載置されている。支持梁51は、走行輪58を有する走行台車57に、トンネル30の前後方向と平行に揺動可能に支持されている。
〔渡り板41の構成〕
通路体10の出入口11の床と乗降口70の床との間に渡り板41が架け渡される。渡り板41は、キャブ40の出入口11に俯仰可能に結合されている。渡り板41は、通常、上方へ立ち上げられた状態に保持されており、それを下方へ回動させることにより出入口11の床と乗降口70の床とに架け渡された状態となる。
渡り板41は、出入口11と乗降口70との距離に応じて伸縮させることができる。より詳細には、渡り板41は、出入口11に枢結された基板部42と、基板部42に収容された延長部43と、延長部43に枢結された先端部44とを備える。基板部42と延長部43との間には、基板部42に対して延長部43を進退移動させる駆動装置45が設けられている。駆動装置45から伝達された動力によって延長部43が進退移動して、これにより渡り板41が伸縮する。
〔可動屋根8の構成〕
可動屋根8は、外屋根81と、内屋根82との内外二重の屋根を備える。通路体10の出入口11から見て船舶7の乗降口70が在る方向を「前」とし、前と反対の方向を「後」とする。
図2は、外屋根81及び内屋根82の支持構成を示す側面断面図である。図2に示すように、外屋根81は、第1直動ガイド83を介してキャブ40に支持されている。第1直動ガイド83は、外屋根81がキャブ40に対して第1方向L1へ前進及び後退するように、外屋根81の移動を案内する。
第1方向L1は、前進するほど低くなるように、水平から傾いている。これにより、外屋根81の前進の軌跡は、水平から前下方へ傾いている。また、外屋根81の後退の軌跡は、水平から後上方へ傾いている。第1直動ガイド83は、例えば、外屋根81に設けられたレール831と、このレール831上を走行するキャブ40に設けられたローラ832とから構成されていてよい。レール831は、前が低く且つ後が高くなるように、水平から傾いている。但し、第1直動ガイド83はこれに限定されず、例えば、伸縮式スライドレールなどの公知の直動ガイドが用いられてよい。
可動屋根8は、外屋根81をキャブ40に対し前進・後退させる駆動装置84を備える。駆動装置84は、少なくとも1つのアクチュエータ841と、その動力を外屋根81に伝達する動力伝達機構とを含む。アクチュエータ841は、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、及び電動モータのいずれかであってよい。例えば、駆動装置84は、外屋根81に設けられたラック842と、キャブ40に設けられたラック842と噛合するピニオン843、及び、ピニオン843を回転駆動するアクチュエータ841としての電動モータとから構成される。駆動装置84の操作具は、キャブ40内に設けられた操作パネルや制御盤に設けられていてよい。
内屋根82は、外屋根81の内側に設けられており、外屋根81に第2直動ガイド86を介して支持されている。第2直動ガイド86は、内屋根82が外屋根81に対して第2方向L2へ前進及び後退するように、内屋根82の移動を案内する。第2直動ガイド86は、例えば、外屋根81に設けられたレール861と、このレール861上を走行する内屋根82に設けられたローラ862とから構成されていてよい。但し、第2直動ガイド86はこれに限定されず、例えば、伸縮式スライドレールなどの公知の直動ガイドが用いられてよい。
第2方向L2は、前進するほど低くなるように水平から傾いている。内屋根82の前進の軌跡は、水平から前下方へ傾いている。また、内屋根82の後退の軌跡は、水平から後上方へ傾いている。二次元において(即ち、平面視において)、第1方向L1と第2方向L2は平行である。第1方向L1と第2方向L2の水平からの傾きの異同は問わない。三次元において、第1方向L1と第2方向L2とが平行であってもよい。なお、トンネル30が傾くと、第1方向L1及び第2方向L2の水平からの傾きも変化する。トンネル30の水平からの最大の傾きは、バリアフリーの観点から定まる(約5°)。トンネル30が水平から最大に傾いた状態においても、前進するほど低くなるように水平から傾くか、水平となるように、第1方向L1の水平からの傾きが決定されている。また、トンネル30が水平から最大に傾いた状態においても、前進するほど低くなるように水平から傾くように、第2方向L2の水平からの傾きが決定されている。
内屋根82の前端には、緩衝材88が設けられている。緩衝材88は、内屋根82と船舶7の船体との衝突の衝撃を吸収する。緩衝材88は、例えば、スポンジ状の弾性部材、蛇腹状の幌などが採用され得る。
外屋根81が前進すると、内屋根82が外屋根81に対して前進するように、外屋根81と内屋根82とが連動する。また、外屋根81が後退すると、内屋根82が外屋根81に対して後退するように、外屋根81と内屋根82とが連動する。但し、内屋根82の前進及び後退には、必ずしも外屋根81は連動しない。このような外屋根81と内屋根82との連動機構6について、以下に説明する。
図3は、連動機構6の構成を示す格納状態の可動屋根8の正面断面図である。図3に示すように、連動機構6は、第1ロープ結合具61aと、第1~5シーブ62a~62eと、ロープ係留具63と、ロープ64とで構成される。ロープ64は、特に限定されないが、適切な強度を有するワイヤロープが好適である。
第1ロープ結合具61aは、内屋根82に設けられている。第1ロープ結合具61aは、ロープ64を掛止する態様、結びつける態様、或いは、固定する態様のものであってよい。第1ロープ結合具61aによって、ロープ64の先端が結合される第1結合部P0が形成される。ロープ係留具63は、キャブ40内に設けられている。ロープ係留具63には、ロープ64が巻かれており、ロープ64の基端が繋ぎ留められている。ロープ64は、ロープ結合具61aからロープ係留具63までの間において、第1~5シーブ62a~62eをこの順に通る。
第1シーブ62aは、第1ロープ結合具61aから第2方向L2に後方へ移動したところにおいて、外屋根81に設けられている。第2シーブ62bは、第1シーブ62aの直ぐ下方において、外屋根81に設けられている。第1シーブ62aと第2シーブ62bとにより、第1経由部P1が形成される。第2シーブ62bは、折り返すロープ64の干渉を避けるために設けられており、省略されてもよい。
第3シーブ62cは、第2シーブ62bから第2方向L2に後方へ移動したところにおいて、キャブ40に設けられている。本実施形態では、第3シーブ62cはキャブ40の前端部且つ上部に設けられている。第3シーブ62cによって、第2経由部P2が形成される。第4シーブ62dは、第3シーブ62cの下方であって、キャブ40の前端部に設けられている。第5シーブ62eは、キャブ40内においてロープ係留具63の上方に設けられている。第4シーブ62d及び第5シーブ62eは、ロープ64の基端をキャブ40内に設けられたロープ係留具63へ案内するためのものである。
上記構成の連動機構6の動作について説明する。図3に示す格納状態の可動屋根8では、外屋根81及び内屋根82はキャブ40の上方に位置し、外屋根81の内側に内屋根82が収まっている。外屋根81は、自重によって、第1直動ガイド83に案内されながら前進しようとするが、駆動装置84によって前進及び後退が阻止されている。内屋根82は、自重によって、第2直動ガイド86に案内されながら前進しようとするが、ロープ64によって前進が阻止されている。
上記の可動屋根8を格納状態から展開状態へ変態させる場合には、駆動装置84の動作によって外屋根81を前進させる。外屋根81が前進すると、第1経由部P1と第2経由部P2との間隔が狭くなる(図4、参照)。ロープ64の巻き掛け長(即ち、第1ロープ結合具61aからロープ係留具63までのロープ長)は変化しないので、第1経由部P1から第2経由部P2までのロープ長が短くなった分だけ、第1結合部P0から第1経由部P1までのロープ長が長くなり得る。これにより、内屋根82は、自重によって、外屋根81に対し前進する。
上記のように、外屋根81の前進に伴って、内屋根82が外屋根81に対して前進するように、外屋根81と内屋根82とが連動する。これにより、図4に示すように、展開状態の可動屋根8は、外屋根81の前端はキャブ40の前端より前方にあり、内屋根82の前端は外屋根81の前端より前方にある。内屋根82のそれ以上の前進はロープ64によって阻止されているが、ロープ64が撓むことによって内屋根82の後退は許容される。
一方、可動屋根8を展開状態から格納状態へ変態させる場合には、駆動装置84(図2参照)の動作によって外屋根81を後退させる。外屋根81が後退すると、第1経由部P1と第2経由部P2との間隔が広くなり、その分だけ、第1結合部P0と第1経由部P1との間隔が狭くなる。これにより、内屋根82は外屋根81に対して後退し、外屋根81の内側に格納される。このように、外屋根81の後退に伴って、内屋根82が外屋根81に対して後退するように、外屋根81と内屋根82とが連動する。
〔搭乗橋1の設置例1〕
図5は、船舶7の乗降口70に渡された搭乗橋1の前端部分の様子を示す図である。船舶7の乗降口70に搭乗橋1を接続する際には、先ず、渡り板41が展開及び伸張されて、キャブ40の床と乗降口70の床とが渡り板41によって接続される。次いで、可動屋根8が展開される。ここで、可動屋根8の前端(即ち、緩衝材88)が船体71の表面に当接するまで、駆動装置84によって外屋根81を前進させる。或いは、可動屋根8の前端が船舶7の船体71の表面に接近するまで駆動装置84によって外屋根81を前進させてから、ロープ64の巻き掛け長を長くして、可動屋根8の前端が船体71の表面に当接するまで外屋根81に対し内屋根82のみを前進させてもよい。なお、ロープ64の巻き掛け長は、ロープ係留具63に巻かれているロープ64の量を調整することによって、長く/短くすることができる。
上記のように可動屋根8の前端が船体71の表面に当接した状態で、ロープ64の巻き掛け長を更に長くして、ロープ64を緩めておく。これにより、自重により内屋根82が外屋根81に対して前進したり、内屋根82が船体71から押圧されることによって内屋根82が外屋根81に対して後退したりすることによって、船舶7の動揺による船体71の表面位置の変化に可動屋根8の前端の位置を追従させることができる。
〔搭乗橋1の設置例2〕
図6は、上方に障害物99がある船舶7の乗降口70に渡された搭乗橋1の前端部分の様子を示す図である。図示された障害物99は、救命艇であるが、障害物99はこれに限定されない。このような船舶7の乗降口70に搭乗橋1を接続する際には、先ず、渡り板41が展開及び伸張されて、キャブ40の床と乗降口70の床とが渡り板41によって接続される。次いで、可動屋根8が展開される。ここで、可動屋根8の前端が障害物99に接近するまで駆動装置84によって外屋根81を前進させる。或いは、駆動装置84によって外屋根81を適当な位置まで前進させてから、ロープ64の巻き掛け長を長くして、可動屋根8の前端が障害物99に接近するまで外屋根81に対し内屋根82のみを前進させてもよい。
上記の可動屋根8の展開・格納動作は、渡り板41の展開・伸縮動作から独立している。更に、可動屋根8の伸縮量は、渡り板41の伸縮量から独立している。これにより、可動屋根8と障害物99との干渉を回避しつつ、渡り板41を通路体10の出入口11と船舶7の乗降口70との間に架け渡すことができる。
以上に説明したように、本実施形態の搭乗橋1は、通路体10と、通路体10の出入口11の床と船舶7(又は、航空機)の乗降口70の床との間に渡される渡り板41と、渡り板41の上方を覆う可動屋根8とを備える。そして、可動屋根8が、格納状態において通路体10の上方で上下方向に重なる外屋根81(請求の範囲の「第1屋根」)及び内屋根82(請求の範囲の「第2屋根」)と、外屋根81を通路体10に支持させるとともに、外屋根81が通路体10に対して第1方向L1へ前進及び後退するように当該外屋根81の移動を案内する第1直動ガイド83と、内屋根82を外屋根81に支持させるとともに、内屋根82が外屋根81に対して第2方向L2へ前進及び後退するように当該内屋根82の移動を案内する第2直動ガイド86と、外屋根81へ動力を伝達して当該外屋根81を前進及び後退させる駆動装置84と、内屋根82と結合され当該内屋根82を第2方向L2へ上向きに引っ張るロープ64とを、有する。ここで、第2方向L2は、平面視において第1方向L1と平行であり且つ前進するほど低くなるように水平から傾くように規定される。
上記構成の搭乗橋1では、渡り板41から独立して、可動屋根8が格納状態から前進・後退することができる。よって、乗降口70の周囲の障害物99の有無にかかわらず、通路体10の出入口11と乗降口70とを渡り板41で接続することができる。
上記構成の搭乗橋1では、駆動装置84の駆動による外屋根81の前進量や、ロープ64の長さによる内屋根82の外屋根81に対する前進量を調整することによって、通路体10の出入口11からの可動屋根8の進出量を調整することができる。よって、図6に示すように、乗降口70の周囲に障害物99が存在する場合には、通路体10の出入口11からの可動屋根8の進出量を調整することによって、障害物99と衝突しないように渡り板41の上方を可動屋根8で覆うことができる。
上記構成の搭乗橋1では、内屋根82の前進はロープ64によって規制されているが、内屋根82の後退はロープ64が撓むことによって許容される。よって、仮に、可動屋根8(内屋根82)が障害物99に衝突したとしても、内屋根82が後退することによって、障害物99及び可動屋根8の破損が免れる。
上記構成の搭乗橋1で旅客ターミナル9と船舶7とを連絡する際には、図5に示すように、可動屋根8が船舶7の船体71に当接した状態でロープ64を緩めておくとよい。これにより、船体71の動揺に追従して内屋根82が前進・後退するので、可動屋根8の先端が船体71に接触した状態を維持させることができる。
また、本実施形態に係る搭乗橋1では、内屋根82(第2屋根)にロープ64の先端が結合される第1結合部P0が設けられ、外屋根81(第1屋根)において結合部P0よりも第2方向L2へ後退したところに第1経由部P1が設けられ、通路体10において第1経由部P1よりも第2方向L2へ前進したところ第2経由部P2が設けられ、ロープ64が第1結合部P0から第1経由部P1及び第2経由部P2を順に通る。
上記構成の搭乗橋1では、外屋根81が前進すると、第1経由部P1と第2経由部P2との距離が短くなった分だけ、第1経由部P1から第1結合部P0までのロープ64のロープ長が長くなり得る。これにより、内屋根82は、自重によって、外屋根81に対し前進する。このように、外屋根81の前進に、内屋根82の外屋根81に対する前進を連動させることができる。また、外屋根81が後退すると、第1経由部P1と第2経由部P2との距離が長くなった分だけ、第1経由部P1から第1結合部P0までのロープ64のロープ長が短くなる。これにより、内屋根82は、ロープ64によって上向きに引っ張られて、外屋根81に対し後退する。このように、外屋根81の後退に、内屋根82の外屋根81に対する後退を連動させることができる。外屋根81の前進・後退に内屋根82が追従するので、可動屋根8の展開及び格納の操作を単純化及び短縮化することができる。
更に、本実施形態に係る搭乗橋1では、ロープ64の基端を係留するロープ係留具63が通路体10の内部に設けられている。
上記構成の搭乗橋1では、ロープ係留具63が通路体10の内部に設けられているので、通路体10の内部に居る作業者がその背の届く範囲内でロープ64を操作することができる。通路体10の内部に居る作業者は、ロープ係留具63に繋ぎとめられているロープ64の基端を操作して、ロープ64の巻き掛け長を長く又は短くすることによって、内屋根82の出入口11からの進出位置を調整したり、ロープ64を緩めたりすることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明の精神を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。上記の構成は、例えば、以下のように変更することができる。
例えば、上記実施形態において搭乗橋1は港において旅客ターミナル9と船舶7とを連絡しているが、搭乗橋1は空港において旅客ターミナルと航空機とを連絡するものであってもよい。
また、例えば、上記実施形態において、可動屋根8は外屋根81と内屋根82との二層から成るが、可動屋根8は三層以上の複層から構成されていてもよい。この場合、外屋根81と同様に伝達される動力によって前進及び更新する屋根が追加されてよい。
また、例えば、外屋根81と内屋根82との連動機構6は、上記実施形態に限定されない。図7は、変形例に係る連動機構6Aの構成を示す格納状態の可動屋根8の正面断面図である。図7に示す連動機構6Aは、上記実施形態に係る連動機構6に加えて、第2ロープ結合具61bと、第6シーブ62fとを備える。
第6シーブ62fは、内屋根82に設けられている。第6シーブ62fは、第3経由部P3を形成する。第2ロープ結合具61bは、キャブ40において、第6シーブ62fよりも第1方向L1(又は、第2方向L2)に後退したところに設けられている。第2ロープ結合具61bは、第2結合部P0’を形成する。第1ロープ結合具61a、第1~5シーブ62a~62e、及び、ロープ係留具63の配置は、上記実施形態と同じであるから、説明を省略する。
上記構成の連動機構6Aの動作について説明する。連動機構6Aでは、ロープ64の先端を、第1ロープ結合具61aと結合する状態と、第2ロープ結合具61bに結合する状態とに切り替えることができる。ロープ64の先端が第1ロープ結合具61aに結合された状態では、前述の実施形態に係る連動機構6と同様に連動機構6Aが動作する。
ロープ64の先端が第2ロープ結合具61bに結合された状態では、ロープ64は、第2ロープ結合具61bからロープ係留具63までの間において、第6シーブ62f、第1~5シーブ62a~62eをこの順に通る。つまり、本変形例に係る連動機構6Aでは、内屋根82(第2屋根)にロープ64が経由する第3経由部P3が設けられ、通路体10において第3経由部P3から第1方向L1又は第2方向L2に後退したところに第2結合部P0’が設けられている。そして、ロープ64の先端は第1結合部P0と第2結合部P0’とに選択的に結合され、先端が第2結合部P0’に結合されたロープ64は、第2結合部P0’から、第3経由部P3、第1経由部P1、及び第2経由部P2を順に通る。
このようにロープ64の先端が第2ロープ結合具61bと結合された状態において、格納状態の可動屋根8から外屋根81が前進すると、第2シーブ62bと第3シーブ62cとの間は短くなり、第2ロープ結合具61bと第6シーブ62fとの間は長くなるが、第6シーブ62fと第1シーブ62aとの間の長さは変化しない。つまり、内屋根82は外屋根81に対して前進せず、外屋根81と内屋根82とが一体となって移動する。このようにして、内屋根82を外屋根81の前端から突出させずに、外屋根81が前進するように、連動機構6Aの状態を切り替えることができる。
1 :搭乗橋
6 :連動機構
7 :船舶
8 :可動屋根
9 :旅客ターミナル
10 :通路体
11 :出入口
20 :ロタンダ
21 :支柱
30 :トンネル
40 :キャブ
41 :渡り板
42 :基板部
43 :延長部
44 :先端部
45 :駆動装置
50 :リフトコラム
51 :支持梁
53 :支柱
54 :昇降フレーム
55 :昇降駆動装置
57 :走行台車
58 :走行輪
61a,61b :ロープ結合部
62a~f :シーブ
63 :ロープ係留具
64 :ロープ
70 :乗降口
71 :船体
81 :外屋根(第1屋根)
82 :内屋根(第2屋根)
83 :第1直動ガイド
84 :駆動装置
86 :第2直動ガイド
88 :緩衝材
90 :搭乗ゲート
99 :障害物
L1 :第1方向
L2 :第2方向
P0,P0’ :結合部
P1 :第1経由部
P2 :第2経由部

Claims (4)

  1. 通路体と、前記通路体の出入口の床と航空機又は船舶の乗降口の床との間に渡される渡り板と、前記渡り板の上方を覆う可動屋根とを備え、
    前記可動屋根が、
    格納状態において前記通路体の上方で上下方向に重なる第1屋根及び第2屋根と、
    前記第1屋根を前記通路体に支持させるとともに、前記第1屋根が前記通路体に対して第1方向へ前進及び後退するように当該第1屋根の移動を案内する第1直動ガイドと、
    平面視において前記第1方向と平行であり且つ前進するほど低くなるように水平から傾いた第2方向が規定され、前記第2屋根を前記第1屋根に支持させるとともに、前記第2屋根が前記第1屋根に対して前記第2方向へ前進及び後退するように当該第2屋根の移動を案内する第2直動ガイドと、
    前記第1屋根へ動力を伝達して当該第1屋根を前進及び後退させる駆動装置と、
    前記第2屋根と結合され、当該第2屋根を前記第2方向へ上向きに引っ張るロープとを、有する、
    搭乗橋。
  2. 前記第2屋根に前記ロープの先端が結合される第1結合部が設けられ、前記第1屋根において前記第1結合部よりも前記第2方向へ後退したところに第1経由部が設けられ、前記通路体において前記第1経由部よりも前記第2方向へ前進したところ第2経由部が設けられ、
    前記ロープが前記第1結合部から前記第1経由部及び前記第2経由部を順に通る、
    請求項1に記載の搭乗橋。
  3. 前記第2屋根に前記ロープが経由する第3経由部が設けられ、前記通路体において前記第3経由部から前記第1方向又は前記第2方向に後退したところに第2結合部が設けられ、
    前記ロープの先端は前記第1結合部と前記第2結合部とに選択的に結合され、
    先端が前記第2結合部に結合された前記ロープは、前記第2結合部から、第3経由部、前記第1経由部、及び前記第2経由部を順に通る、
    請求項2に記載の搭乗橋。
  4. 前記ロープの基端を係留するロープ係留具が前記通路体の内部に設けられている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の搭乗橋。
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